みんなの議会

広尾町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月5日

(1)野生動物とのあつれきを防ぐ緩衝地帯を設けることについて/(2)交流人口を増やすための新しい取組について/(3)公共施設の管理の現在と今後について

2024年9月5日、広尾町議会の一般質問で、志村國昭議員が「野生動物とのあつれきを防ぐ緩衝地帯を設けることについて」「交流人口を増やすための新しい取組について」「公共施設の管理の現在と今後について」について質問し、町長 田中、教育長 山岸が答弁しました。

質問者
志村國昭 議員
答弁者
町長 田中、教育長 山岸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

この議員がこの登壇で質問した件は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。

質問 7番 志村國昭

私は、3点について質問します。1点目ですが、野生動物とのあつれきを防ぐ緩衝地帯を設けることについて町長に伺います。本町には自然を身近に感じられる環境が残されていますが、市街地には放置された林帯や草が繁茂した土地も多く見られ、「鬱蒼」と感じられる箇所も少なくありません。このような土地は、民有地、町有地に限らず見られます。近年、野生動物が市街地へ出没し、生息域を広げていることが全国的に問題となっていますが、人間の生活圏と野生動物の生息域に緩衝地帯を設けることが有効な手段の一つとされ、同時に環境整備と景観維持の向上にもつながると言われています。本町においても、市街地に野生動物が頻繁に出没する事態が生じ、家庭菜園への食害、輪禍など切迫した状況にあります。これら野生動物とのあつれきを緩和するため、道内においても緩衝地帯の造成に取り組む自治体が増え、北海道も推奨しています。特に本町は、鳥獣保護区である大丸山森林公園や身障の森、また、都市公園の丸山、新丸山公園が市街地と隣接していることから、野生動物の出没が絶えないものと思われます。現在の状況を放置すると、その学習能力から人間を恐れない個体が増加し、重大事故を引き起こす事態も懸念されます。このような事態の発生を未然に防ぐ手段の一つとして、緩衝地帯を設けることを早期に調査、検討すべきと思いますが、町長の考えをお聞かせください。2点目です。交流人口を増やすための新しい取組について町長に伺います。本年6月に日高山脈襟裳十勝国立公園が誕生しました。関係市町村では、観光コンテンツの開発、地域プロモーションへの取組、また、受入れ環境の整備と保護など、地域振興の起爆剤としての活用へ期待を持って新しい取組を開始しています。本町も交流人口を増やすための新しい取組を行うべきと思いますが、次の2点について町長の考えをお聞かせください。1つ目ですが、観光誘致の推進として、サンタランドと展望台が一体化した周年観光への取組などについて。2つ目は、観光資源の開発として、例えば楽古岳登山の拠点整備やフットパスコースの新設、また、本町が有する海・山などを生かしたアウトドア体験観光やファミリーキャンプ場の開設などについて、町長の構想があればお聞かせください。次に、3点目です。公共施設の管理、現在と今後について、町長、教育長に伺います。本町は多くの公共施設を有していますが、現在、使用の有無にかかわらず、その管理状況に疑問を感じる施設が見受けられます。町にとってマイナスイメージにならないよう、管理の徹底と今後の取扱いをどのようにするのか、特に町民の方から指摘をいただいた次の4施設について、町長、教育長の考えを伺います。1つ目の施設ですが、旧広尾小学校周辺の草木の繁茂について。2つ目ですが、入居のない教員住宅周辺の環境整備と普通財産への所管換え等で賃貸制限の解除や売却などの考えについて伺います。3つ目ですが、グリーンスポーツ管理棟の管理の状況について伺います。4つ目ですが、広尾小学校グラウンドの維持管理について。これらそれぞれが所管する施設についてお答えください。以上3点について質問します。

答弁 町長 田中

おはようございます。志村議員の一般質問にお答えをさせていただきます。1点目の野生動物とのあつれきを防ぐ緩衝地帯を設けることについてであります。本町におきましては、町道・町有地に係る草刈りや立木の伐採と剪定、公園緑地等の景観維持を目的とした草刈り清掃業務を4月から秋までの一定期間行っております。また、空き家・空き地の管理を防災無線で呼びかけ、近隣の方から連絡があった場合は、所有者へ具体的な内容を記載した書面を送り、管理をお願いしているところであります。町内においても、草木が生い茂り「鬱蒼」とした場所が見受けられます。見通しも悪く、鹿などがいても気づかないような状況となっており、車やウオーキングなどで通る方の安心・安全といった観点や、観光で訪れた方への印象も決してよいものではないと思われます。今後は、町内パトロールの回数を増やすなど、景観維持や危険箇所の修復・改善に努めてまいりたいと考えています。また、「緩衝地帯の整備」につきましては、各省庁が野生動物の市街地への侵入を防ぐ有効な対策の一つとして取り上げておりまして、全国各地の自治体でその成果が報告されているところであります。関係課をはじめ、関係機関の意見を伺いながら、場所や範囲などの検討を進めてまいりたいと考えております。2点目の交流人口を増やすための新しい取組についてであります。交流人口を増やすための新しい取組についてお答えいたします。広尾町の観光振興の基本的な方針としましては、町政執行方針でも申し上げたとおり、観光協会などの関係団体と連携し、交流人口の増加を図っていくことを考えております。観光誘致の推進につきましては、広尾町の新たな取組として、大丸山頂上付近の日高山脈側に新たに展望台を設置する予定であります。夏場の集客増を目的に日高山脈が間近に見られる場所として整備し、大丸山森林公園をサンタランドのシンボル地としながら、大丸山全体の魅力向上を図り、交流人口の増を目指してまいります。観光資源の開発につきまして、数点のアイデアをご提案いただきました。広尾町の新たな取組としては、まちづくり町民みらい会議からの提案を実現する形として、認定から40周年を迎えた広尾サンタランドのツリー点灯式において、サンタに扮した人を乗せて競技を行う「ひろおサンタソリ-1グランプリ」を実行委員会が主管となって開催いたします。町内外に参加を呼びかけ、盛り上がり次第では来年以降の開催も検討しているところであります。今後も、交流人口を増やす取組を進めていくとともに、町民などからいただいたご意見などに関しましても、実現に向けて内容の検討を行ってまいります。3点目の公共施設の管理、現在と今後についてであります。未利用の町有施設の管理でありますが、再利用が可能なものを除き、老朽化が進んでいるものについては、財政状況を見ながら解体・除却を進めてまいりたいと考えているところであります。そのため、建物内部への侵入防止などを含め、必要最低限の維持に努めているところであります。ご質問にありました旧広尾小学校については、現在、役場の書類及び物品等の保管庫として使用しておりまして、使用に支障がない程度の保守を行っているところであります。周辺の草木についてでありますが、他の遊休地と同様、近隣住民の日常生活に影響がない範囲で定期的な草刈り等は行っており、陣屋跡の石碑周辺につきましては、別途、年数回の草刈りを実施しておりますが、樹木等の剪定までは行っておりません。現在、未利用施設を含めた公共施設につきましては、年に2回、定期的に点検を行い、安全確認に努めているところであり、今後につきましても、周辺の環境に配慮しながら適切に管理をしてまいりたいと考えております。ご質問の後段部分につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。以上、答弁といたします。

答弁 教育長 山岸

3点目の公共施設の管理、現在と今後の管理についてお答えします。初めに、入居者のいない教員住宅の環境整備についてでありますが、巡回公務補による草刈りを定期的に実施しており、用途廃止され普通財産へ移行した住宅で未利用箇所についても併せて実施しております。また、賃貸や売却の考えにつきましては、既に用途廃止し普通財産へ移行した住宅については、民間事業者への貸出しや売却を行っております。今後も用途廃止予定の教員住宅については、同様に行ってまいりたいと考えております。次に、キャンプ場の管理棟につきましては、令和5年6月定例会にてシーサイドキャンプ場の再開断念を報告、12月定例会にて関係条例を廃止し、教育財産から普通財産へ移行しております。現時点では教育委員会が引き続き管理を委任されておりますが、キャンプ場の運営休止以降、利用はしておらず、付近を訪れた際に外観の確認、降雪時前に屋上の排水状況の点検を実施しております。また、こちらも周辺の草刈りは、年1回、教育委員会で実施しております。今後も点検等を実施し、安全な管理に努めてまいります。次に、広尾小学校グラウンドの維持管理につきましては、長期休業期間のグラウンド利用状況が少なかったことや、天候・気温の影響もあり、グラウンド状況が悪化しておりますが、グラウンドが乾燥した状態での作業となるため、状況を見ながら良好な環境を維持できるよう努めてまいります。以上、答弁とさせていただきます。

質問 7番 志村國昭

1点目の野生動物とのあつれきを防ぐ緩衝地帯を設けることについて再質問いたします。通告の際、野生動物の出没経路となる林帯ややぶ、また、現地で実際遭遇した野生動物の写真を添付いたしましたので、状況についてはご理解いただけるものと思います。広尾町では、エゾシカ、キタキツネ、最近ではタヌキやアライグマなどの野生動物が市街地でもちょくちょく目撃されることが多くなりました。具体的に、大丸山森林公園と接する丸山通北地区から茂寄地区、広尾小学校プールからグラウンド、それから森林公園の入り口、身障の森入り口付近からオピツマナイ川の林帯にかけては足跡や、やぶに残った通り抜けの痕跡あるいは道路を横断する目撃などから、これらの動物の移動経路になっているのは確かであると思います。また、送電線に覆いかぶさるような大木が茂ってササや雑草が繁茂しているため、道路脇に潜んでいる動物の姿を確認することができず、急な飛び出しによる輪禍などが懸念されますし、また、一部からは家庭菜園での食害も報告されています。錦通、錦町、並木、駅前町内会などからは出没状況が頻繁に寄せられていますし、丸山公園、新丸山公園と隣接する陣屋、栄町、北樺町内会でも同様の事態が発生しているようです。質問の緩衝地帯の造成にいち早く取り組んだのがヒグマの出没で人身事故が発生した札幌市で、離農で放置された果樹園の樹木の伐採、出没経路となる空き地の草刈りなど、官民一体、地域を挙げて取り組んでいると報道されております。また、羅臼町や斜里町などでも、樹木の伐採や草刈りなどで緩衝地帯を設ける事業を行っているようです。北海道は、野生動物の出没に起因する事故などをどのように防ぐか、特にヒグマについては区域別の出没対応を導入する計画と報道されています。これらのゾーニング管理の中で、排除、防除、そして緩衝地帯を設けることが主な方針として示されているようです。環境省においても、指定管理動物の市街地出没対策などに次年度30億円の予算要求をし、野生動物とのすみ分け対策を行う予定とのことです。大丸山森林公園には、希少種であるエゾユキウサギも生息し、また、身障の森にはミズバショウの群生も見られ、生物の多様化という観点から、町の財産として守り育てる公園の維持は必要と思いますが、答弁にありました景観維持や危険箇所の修復改善に努めるとのことですが、住民生活を脅かす重大事故の発生を防止する意味からも、緩衝地帯を設けるための調査と対応策は喫緊の課題と思いますが、町長、お考えがありましたら、もう一度答弁願います。

答弁 町長 田中

今、志村議員からるる説明をいただきました。本当に実感として野生動物が市街地を、うろうろしていると言ったらあれですけれども、そういう状況を常に見かけるわけでありまして、重大な問題だなというふうには思っております。それによる町民生活への影響というのも今お話があったとおりでありまして、様々なところで、交通事故の問題もそうですし、一方ではやはり住宅地であれば、ふんをしたり、汚れるという部分もありますし、家庭菜園の中では荒らされるということで、大変町民生活にも大きな影響を与えているというところでございます。そういった中で、どうすればそれを防ぐ、完全に防ぐことはできなくても、被害を最小限に防ぐことができるのかというところ、これを考えていかなければならないということなわけでありますけれども、一番にはやはりこの危険性の部分でお話もありました急な飛び出し等による交通事故の部分で、野生動物の偶発的な接触事故、交通事故を減らすという部分については、動物に言ってもどうもなりませんので、人間がそこに動物がいるということを目視できる、そういう状況をつくることが重要なのだろうなというふうに思っております。そういった意味で、緩衝地帯といいますか、見通しを確保するという部分については大変重要なことでありまして、市街地を流れるオピツマナイ川につきましては、これは民間の事業者によって夏の運動会前に地域貢献として一帯を草刈りしていただいています。それについては、川沿いに熊が歩くという習性から、そういった草が繁茂しない状況を子どもたちの安全も含めてやっていただいているという状況もあります。大変ありがたいことでして、毎年のようにやっていただいております。また、町として、ではどういうことをやるかというところでありますけれども、昨日の補正予算の中でも、身障の森の入り口付近あるいはその近辺において、立木の伐採等も含めて、全体ではありませんけれども、見通しの確保も含めてそういった対策を取りたいというふうに考えております。また、町有地につきましても、先ほども申し上げたとおり、定期的な草刈り等を行いながら、所管もそれぞれ総務ですとか建設ですとか水道ですとかいろんな部分にまたがるものですから、そういった部分も横の連携を取りながら、お互いに注意しながら町内パトロール、建設水道課のほうでも道路維持関係をやっておりますので、そういったところでも気をつけながら危険箇所の改善、そして景観の保持を進めていきたいなというふうに考えております。

質問 7番 志村國昭

森林公園、それから身障の森の生物の多様性を守り育てることが必要と申し上げました。大変余計なことなのですが、公園内部や周辺には帰化植物、本来あってはならない植物が、申し上げますけれども、ハンゴンソウあるいはオオハンゴンソウ、セイタカアワダチソウ、これが刈らずに残されています。見た感じ、黄色い花をつけるものですから、多分それで刈らないのだと思いますけれども、この植物は放置すると大群落を形成するということで、道内各地で問題となっています。逆に、広尾町では、公園内に自生していた希少植物のガマが、分からなかったら後で図鑑で調べてください。ガマが刈られて姿を消したということが、非常に残念なことです。一帯を管理する上で、残すべきものはどれなのか、排除しなければならないのはどれなのかという知識も必要になると思います。私が申し上げた緩衝地帯を設けるためには、町長も答弁でおっしゃっていましたけれども、周辺には民有地もあります。地権者への要請なども課題になってくると思います。これ、質問者が申し上げることではございませんけれども、町長の答弁にありましたように、課題解決については縦割り行政ではなく横断的な連携が必要だということでありますので、町有地で早期に実施することができることから始めることを望みまして、この件に関しては終わります。次に、2点目の交流人口を増やすための新しい取組について再質問をさせていただきます。この件については、私、令和3年に、国立公園指定を見据えて日高山脈の眺望を提供できる大丸山展望台を整備あるいはフットパスコースの設置などサンタランドと一体化した観光振興を図るべきと質問いたしました。前町長から先頭になり積極的に取り組む旨の答弁をいただき期待しておりましたが、令和5年に取組の進捗状況を確認した際、残念なことに具体的な検討には至っていない旨の答弁があり、非常に落胆したことを覚えております。1点目の観光誘致の推進については、今定例会、昨日の補正予算の中で展望台整備の予算が提案されておりました。今後の利用推進と知名度向上に積極的に取り組んでいただくことを期待するとともに、この展望台からは日高山脈と南十勝の四季折々の風景と太平洋の雄大な眺望が楽しめます。林道の事情が許す範囲で麓のサンタランドと一体化した周年観光に結びつくような利用計画にしていただくことを期待しまして、この件については承知いたしました。2点目の観光資源の開発についてですけれども、令和5年の一般質問の中で、本町に開拓農家として入植されまして、農業を営む傍ら広尾町の自然を題材にした絵を描いた農民画家であります坂本直行先生の足跡をたどる「山と原野とスケッチと」が昨年NHKで放映されました。日高山脈や広尾町の知名度を上げる好機になったと申し上げ、十勝側から楽古岳へ直登するルートは広尾町にしかなく、楽古岳登山の拠点となるよう登山口に通じる林道の修復を積極的に要請すべきと申し上げました。アウトドア志向の高まりに乗じて、国立公園化による自然との触れ合いを誘発するためにも、林道の修復は欠かせない要素だと思います。今後、要請活動をどのように行っていくのか、また、以前の質問で、えりも町の昆布船クルーズや鹿の角拾いツアーなどを例に挙げ、本町の海、山を生かした体験観光への取組についても申し上げたところです。サンタランド認定40周年の記念イベントも行う旨の答弁がございました。これら体験観光への取組や気軽に利用できるファミリーキャンプ場の設置などについて、現時点でお考えがあれば伺いたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 田中

交流人口を増やすための取組ということでございまして、前段のほうで展望台の関係がありましたけれども、今回の補正予算で展望台を整備するということで、それに合わせて検討をしていかなければならないなというところでありまして、例えば展望台からの夜景の観覧ツアー、また、ジャンボツリーまでの送迎など、これに関係しましても検討を今後も続けてまいります。ただ、今、熊の状況もいろいろあるものですから、そういった状況、安全確保の部分も含めまして、引き続き議論をしていきたいなというふうに考えております。2点目のご質問の中の林道の修復の関係でありますけれども、私も町民の方2、3人からそういったお話をいただいておりまして、実際に現地も確認しに行ってまいりました。旧というか、もともとの林道の部分については、川が迂回して、非常に通れるような状況には今ないわけでありまして、惨たんたる状況を目の当たりにして、ちょっとひどいなというところを確認してきたわけであります。今後の要請活動という部分でありますけれども、先日、日高山脈襟裳十勝国定公園の協議会が設立をされ行われたわけでありますけれども、その中においても十勝側の代表の方から、そういった台風あるいは豪雨によって楽古岳に限らず様々な登山ルート、登山道が被害を受けて、いまだに修復されていない箇所があるということでございまして、それらと併せて関係市町村からの意見として、環境整備に向けて環境省ですとか林野庁に省庁の垣根を越えた支援をお願いするという形で要請活動を行っていきたいということでございます。また、国立公園のそういった設立準備の中でも、これからビジョンを作成していくわけでありますけれども、そういった中での利用という部分に関連して登山道の整備という部分も取り上げていく、計画の中に盛り込んでいくということが必要だということで意見も出ていたところでありまして、広尾町としても個別の対応もしてまいりますけれども、関係町村と一体となって、十勝圏の期成会とも連携をしながら、そういった登山道の修復に向けて取組を進めていきたいなというふうに考えております。また、体験観光のことについてもお話がありました。志村議員が思い描いているような体験観光の部分についてはなかなか進んでいないという状況でありますけれども、町として、町の考え方として、今、進めている部分については、フットパスについては、観光協会の枠組みという中で北海道の観光機構の助成をいただきながら、昨年は2つのフットパス、これは地域おこし協力隊がフットパスのコースを新設したということで、いろんなデジタルスタンプなども取り入れながら、観光客や町民など、より多くの人に散策できるような充実を図っているところであります。また、アウトドアにちなんだ体験観光という部分につきましても、これも広尾町の民間団体と協力しながら、連携しながら、ツアーの造成に協力をしているということで、いましばらく時間をいただければというふうに考えております。また、キャンプ場につきましても、6月の定例会の一般質問の中でもお答えしましたけれども、商工会などと意見を交えながら、関係団体の意見も加えながら、キャンプ場の検討委員会を中心に町民の意見を参考にしながら、時間をかけて検討していきたいなというふうに考えているところであります。

質問 7番 志村國昭

以前、坂本先生が開いた楽古岳の登山道を巡って登頂した小説家の立松和平さんも、民放で放映されたことがあります。そんなこともありまして、愛好家の関心も高まって、広尾町と様似町の両方から登山者が多く見られるという、そういう時期もあったようです。町長も現場を見てきたということですけれども、先日、地元の方が楽古岳登山に挑戦した際のお話を伺いました。登山口までの林道は決壊がひどくて、川沿いを歩く厳しい行程が続いたそうです。以前、教育委員会が主催した山開きなどの際は、登山口近くまで車の乗り入れができたのですね。現在、車両通行が可能な地点から、町長も見てきたと言っていましたけれども、何かこの間行った方の話を聞くと、車両通行可能なところに車を置いて、それから登山口まで徒歩で大体2時間ぐらい歩いたというようなことも伺っております。林道の修復については、今、町長から広域的な取組ということでるる説明がありましたので、引き続き継続的な活動に期待しています。それから、海、山、広尾町の自然を生かした体験観光などについては、これは多くの方のアイデアですとか協力体制が必要となりますので、時間も要するのではないかというふうに思いますけれども、これらについても積極的な行動を起こしていただければなというふうに思っております。あわせて、後段のほうでキャンプ場についてもいろいろお話がございましたけれども、郊外に大規模な計画をするのか、あるいは根室市のように利用者が市街地での利便性を生かせるような車社会に対応したオートキャンプ場の要素を兼ねた町なかファミリーキャンプ場から始めるのかなどなど、検討課題は多くあると思います。町長の答弁にもございましたけれども、これ、6月の定例会で同僚議員の質問に対して商工会などの関係団体を加えた検討会議を発足させたいと答弁されていましたね。以前、商工会会員の方々が検討された事項もあるようですので、ぜひこの辺とタイアップした形で前に進めていただければなと思いますけれども、これについて何かお考えがあればお聞かせいただければと思います。

答弁 町長 田中

体験観光の関係につきましては、先ほども答弁したとおりでありまして、いろんな角度で広尾の自然、海、山、自然環境を生かした、そういった体験観光をこれからも積極的に考えて行動していきたいなというふうに考えております。また、キャンプ場につきましても、先ほど答弁したとおりでありますけれども、商工会、関係団体、ほかにもありますので、観光協会などの意見も踏まえて、今おっしゃった町の中にするのか、場所の問題も含めて、どういったキャンプ場が広尾町にふさわしいのか、その辺も十分な検討を加えながら、検討会議、早急に立ち上げて進めたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 7番 志村國昭

それでは、3点目の公共施設の管理、現在と今後についてでございますけれども、まず、町のほうの所管になるのでしょうけれども、そうですね、所管は教育委員会と町ですね。この件なのですけれども、町民の方から管理が行き届いていない公共施設として、改善の声があった施設について、私は通告の際、実態の写真を添付してありますので、状況は理解していただいているかなというふうに思います。まず、町のほうの所管であります広尾小学校の周辺環境の関係ですけれども、草木が繁茂して非常に醜いですとか、廃墟のようであるとの指摘がございます。このままの状態を続ければ景観を損ねますし、何とかしてほしいという声があります。先般、広報でも同様の意見が町民の方から寄せられておりました。また、この学校で学んだ卒業生も多いと思います。歴史のある学校ですから、多いと思います。その方たちが母校の荒れ果てた姿に多分落胆するのではないかと思います。もし、今後こういうところから始めていきたいという何かあれば、まずこの1点目の広尾小学校の件についてちょっとお聞かせいただければなと思いますが。

答弁 町長 田中

旧広尾小学校周辺の草の繁茂というところでありまして、私もその小学校の卒業生でありますから、非常に醜い状況になっているということについては把握をしているところでありまして、毎日通っている場所ではありますので、状況も確認をさせていただいております。旧広尾小学校の周辺の環境整備については、先ほども申し上げましたとおり、定期的な草刈りを実施しているというところなのですけれども、やはり中の旧児童生徒玄関ですとか、グラウンド側の旧生徒玄関ですか、そちら側のほうまで実際に手が行き届いていないというのが今の現状というところであります。当面、やはり地域に暮らしている住民の方からすれば、草が繁茂しているという大変醜い状況でありまして、不快な思いをさせている部分も当然あるのだというふうに考えております。今後、適正な管理に努めてまいりますけれども、今できる範囲の中で、予算の状況も把握しながら、できる部分については早急にそういった処理をしていきたいなというふうに考えているところであります。

質問 7番 志村國昭

この件については分かりました。よろしくお願いします。それと、2番目の、これは教育委員会の所管になるのだと思いますけれども、入居のない教員住宅周辺の環境整備が行き届いていないのではないかという声があります。空き家であることが一目瞭然で、物騒だという近所の人たちの批判もあるようです。長い間空き家となっているこれらの住宅をそのまま放置するのか、また、希望者が入居できるように用途廃止や売却などを行ったらどうでしょうかという話をしたのですけれども、今後そのように取り進めていきたいという答弁でございましたので、この件については承知いたしました。次に、シーサイドパークにありますグリーンスポーツ管理棟のことなのですけれども、これについても通告書に写真を添付しましたけれども、教育長、写真を見られましたか。(「現場に行ってまいりました」の声あり)ああ、そうですか。現場に行ってきたということなので、答弁に付近を訪れた際に外観の確認、点検を行っているとのことで、年に1度草刈りを実施しているとの答弁ですけれども、教育長、教育長の実にてきぱきした答弁なのですけれども、これは雄弁とは言えません。説得力がありません。あの状態が1年に1回草刈りをした状態という、よくこのようなことが言えたものだなと思います。自分の家の周りがあのような状態だったら、そのままにしておきますか、教育長。説得力がなさ過ぎですよ。話になりません。できることなら、私が通告書で添付した写真を議員の皆さんに見てもらって、私の判断が間違っているかご意見を伺いたいものです。それはともかく、施設の入り口の植栽ますが放置されて、木の枝が入り口ドアを覆うように伸びたままになっている。そんな状況を見かねた住民の方が枝払いをして、処分したという話を聞きました。つる植物の枝が管理棟のドアの内部から入って、中のドアのノブまで巻き付いたような状態なのですよ。これを見たら、数年間放置されていたのではないかと、その住民の方は思ったそうです。それで、パークゴルフですとかウオーキングで訪れる方も多いものですから、また、最近では、ランバイクの大会やその練習で町内外からの来場者も多いので、その見かねた町民の方は醜い状況を回避したかったということです。これまでの管理を反省して、今後の管理を徹底していただきたいと思いますが、それについて何かありましたら、教育長、答弁願います。

答弁 教育長 山岸

今、志村議員からお話をいただいたところ、私も職員のほうから、そのような状況で木の枝が絡まっていてツタが絡まった状況、それを住民の方が撤去をしていただいたということでお聞きしておりますので、その部分については大変反省しております。私が、この一般質問を受けて、現地を確認しに行ったときに、年に1回の草刈り、たまたま草刈りはしていたものですから、このような答弁をさせていただいたのですけれども、その前にツタが絡まって、まさしくひどい状況にあったということを確認しております。今後このようなことがないよう、職員共々施設の管理に努めてまいりたいと思います。

質問 7番 志村國昭

最後の広尾小学校のグラウンドの整備状況についてです。整備後、多分30年以上は経過しているのかなと思いますけれども、当時、ひどいグラウンドだったのですよ、砂利交じりで水はけも悪くて。それが土を全部入れ替えて、水はけのいい、石ころ1つない、すばらしいグラウンドに整備していただきました。児童の体育、放課後の遊び場、運動会、また、少年野球、陸上競技の大会などに使われてきまして、他の町村のグラウンドに引けを取らない施設だったのですね。先般8月に、たまたま少年野球の大会の会場となっていたものですから、久しぶりにグラウンドを訪れる機会がありました。数年前の状態に比べると、土が見えていたのは野球のダイヤモンド部分だけ、外野部分には草やコケが生えて、グラウンドのへりの草も10センチぐらい伸びていました。管理が行き届いていないなというような、そういうような感想を持ちました。児童の数は減ったとはいえ、学校の思い出は一生残るものなのです。子どもたちが恵まれた環境の中で元気に育ってもらうためにも、今後しっかりとした管理をすべきと思いますが、何かございましたらお聞かせください。

答弁 教育長 山岸

広尾小学校のグラウンドのほうも、現地を確認させていただきました。管理職に現状を伝えて、どのような管理をしているのかというところを、公務補もいるものですから、その部分、学校に行って直接お話をしてまいりました。私も現場を見ております。今、志村議員から言われたように、緑の藻が繁茂しているような状況のグラウンドで、言い訳になるかもしれませんけれども、学校側とお話ししたところ、長雨が続いてグラウンドには入れなかったという状況で、公務補も機会を見ながら整備をしてまいりたいということで説明がございました。今後、現地のほうを確認しながら、公務補もいるものですから、しっかりとその部分、学校の施設の管理、対応してまいりたいと思います。以上であります。

質問 7番 志村國昭

今回、この施設の関係について質問させていただいたのは、町民の方から管理に対する印象や要望を基に私個人として現地調査を行った結果です。また、先般の町広報にも、町民の方から遊休施設の活用と環境整備についてのご意見もあったようです。私が見たのは、これ4つしか挙げていませんので、多分一部の施設だと思うのですけれども、このほかにもたくさん施設がございますので、ぜひそれについては、現況調査を行っていただきたいなということを要望したいと思います。最後に一言申し上げますが、先日、十勝管内を営業で訪問されている方で、広尾町にも20年以上にわたって営業で来られている方から、広尾町の印象についてお話を伺いました。大変残念なことに、どんどん廃れていく町との印象を持たれていました。サンタランドのまちづくりというふうには言っているのですけれども、サンタランドへのアプローチ道路、多分これは曙通と思います。街路樹、ノルウェーカエデですか、クリムゾンキングという木が植栽されていますけれども、数年前から歩道の横は、やぶでイメージダウンだという評価です。また、町全体の活気が失われてしまったという印象とのことでした。基幹産業の衰退ですとか人口減少なども大きな要因だというふうに思うのですけれども、交流人口の誘致、町並み景観の整備、町を訪れる方に好感を持っていただくようなまちづくりに共に取り組んでいかなければならないとの思いで、本日関連する3点について一般質問させていただきました。以上申し上げて、質問を終わります。

出典:広尾町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月5日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる