みんなの議会

広尾町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日

(1)大丸山展望台を含めた観光振興について/(2)「学校指定かばん」の採用による通学負担・経済的負担の軽減について

2021年9月8日、広尾町議会の一般質問で、志村國昭議員が「大丸山展望台を含めた観光振興について」「「学校指定かばん」の採用による通学負担・経済的負担の軽減について」について質問し、町長 村瀨、教育長 菅原が答弁しました。

質問者
志村國昭 議員
答弁者
町長 村瀨、教育長 菅原

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

この議員がこの登壇で質問した件は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。

質問 6番 志村國昭

私は、町長と教育長に質問します。初めに、大丸山展望台を含めた観光振興について町長に伺います。大丸山森林公園をまちづくりの核とするサンタランドのシンボルゾーンと位置づけ、施設整備されていますが、展望台に至る道路は、頂上付近でのり面の一部が崩落し、ここ数年通行止めとなり、一体的な付加を高めるゾーンとしてはマイナスの要素となっています。今年度から2か年で約1億5,000万円の大きな予算を投じ改修される予定のようですが、工事が完了した時点で麓の施設への集客に結びつかなければ、投資の意味がありません。展望台への通行を可能とし、大丸山全体を観光資源として位置づけるため準備を進める必要があると思い、次の2点について町長の考えをお聞かせください。1点目ですけれども、日高山脈襟裳国定公園は国立公園化への機運が高まっていますが、これまで長い間、日高管内3町と連携し、四町広域宣伝協議会が取り組んできた活動にとっては期待が大きいと思います。十勝管内においては、帯広市をはじめ近隣町村がその効果を見据え、既に活動が始まっていると聞いていますが、本町はどのように捉え、サンタランドとの関連戦略にどう取り組んでいくのか、お聞かせください。2点目ですが、大丸山の頂上からは太平洋・十勝平野、また、日高山脈など四季折々の眺望がすばらしく、南十勝では唯一の展望台です。麓のサンタの家、庭園などと一体化することで周年の集客に期待できると考えます。頂上に至る沿線の道路補修、草木の繁茂対策などの環境整備を行い、安全確保の上、展望台を含めた観光振興に取り組むべきと思いますが、町長の考えをお聞かせください。次に、「学校指定かばん」の採用で児童生徒の通学負担、保護者の経済的負担軽減を検討することについて教育長に質問します。以前、「重い通学かばんの対策を」と新聞報道がありました。小中学生の「通学かばん」が健康に影響を与える重さに達していることに、文科省が全国の教育委員会に工夫を求める方針を示したとの記事でした。これを受けまして、道内人口上位10市のうち、札幌市などの6市の教育委員会が小中学校に「負担軽減に配慮するよう要請した」と報じられました。市教委からは教材を学校に置いて帰る、いわゆる「置き勉」などの対策を例示。学校側から家庭学習への影響など慎重論があったものの、児童生徒、保護者からの強い要望で対策に踏み切った学校もあったようです。この「重すぎるかばん」については、テレビ報道でも取り上げられ、特に小学生への身体的負担が大きく、その原因は「ランドセル自体の重さに加え、4キロにもなる教科書、教材を背負わせることが児童への負担と発育に影響がある」と専門家の意見を交えた報道でした。高価なランドセルを6年間使用する児童はほとんどなく、また、家庭の事情で数万円もするランドセルを買ってもらえない子どもはどう感じているのか、考えさせられる報道でした。この通学負担軽減、保護者の経済的負担軽減に早くから取り組んでいる学校があります。道内では、小樽市が昭和45年頃から、旭川の大有小学校では40年以上前から軽量の「学校指定かばん」を採用しています。全国的に見ると、京都府南部や滋賀県、大阪府、奈良県の一部の公立小学校120校以上の小学生が、ランドセルではなく軽い「学校指定かばん」を背負って通学しているそうです。自体の重さが1.3キロ、価格が数万円のランドセルに比べ、防水性生地を使った「かばん」は「僅か660グラムと軽く、雨、雪などに耐え、また、収納などの機能性も高く、通学軽減につながっている」ということや、6,000円程度の価格は保護者の経済的負担の軽減にもつながると高く評価されているそうです。みんなが同じ「かばん」で通学することで格差の解消につながることも大事な要素ではないかと思い、広尾町においても「学校指定かばん」の採用を検討することについて、教育長の考えを伺います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

志村議員の質問にお答えいたします。まず、「大丸山展望台」を含めた観光振興についてであります。本年4月から始まりました第6次広尾町まちづくり推進総合計画の中で重点プロジェクトとして位置づけ、ここにしかないサンタランドの魅力にあふれる町を目指すため、サンタランドの魅力向上プロジェクトを進めるべく、プロジェクトチームを組織する準備をしております。今後において、民間主導で再度サンタランドを町民から盛り上げる機運を高めていく構想段階で、大丸山全体を含めた観光資源としての位置づけを議論していけばと考えているところであります。また、広尾町活き生きプロジェクトの実施体制を生かしながら、事業推進ワーキングチームでは、各産業団体の実務担当レベルで作業の横断的な議論を随時行いながら、交流・関係人口の増加を図るための取組を中心に事業を進めていきます。大丸山森林公園は、サンタランドの「愛と平和、感謝と奉仕」の基本理念に広尾らしいまちづくりを展開していくため、サンタランドのシンボルゾーンとして位置づけ、各種の施設を整備し、利用者の安全・安心を第一優先に魅力向上を図ってきました。今年度からは観光案内所サンタの家に指定管理者制度を導入させ、民間の力を活用し、施設の有効利用を図るため、人が集まる場所として滞在時間の向上や情報発信基地としての役割を担わせるなど利用者ニーズを反映した取組を進めております。日高山脈襟裳国定公園の国立化と関連に関しましては、他町村と連携を図りながら魅力あふれる情報の発信を重点的に行っていきます。そのためにも、広尾町単独で取り組むのではなく、日高3町及び十勝5市町村と連携を強化しながら地域一体となって住民意識の醸成を図ってまいります。また、広尾町の特色であるサンタランドと黄金道路を観光資源として、それぞれで振興を図るのではなく、周遊コースとして動線を生かす施策を他町村と情報連携や課題共有しながら進めていきます。令和2年度からは、十勝5市町村にて国立公園化指定に向け、啓発活動を通じ地域の機運醸成を図ることを目的に、日高山脈国立公園化推進事業実行委員会を組織し、写真コンテスト、巡回作品展、オリジナル切手作成、撮影場所マップやPRパンフレット作成などの事業を進めてまいりました。現在は、インスタグラムを活用しフォトラリーを開催しており、新たな国立公園誕生を応援していただけるよう活動しているところであります。大丸山を観光資源とした一体的なゾーンとしての位置づけでありますが、森林公園においては、本年度、サンタの家の改修、公園内散策路の補修、藤棚などの草木の繁茂対策、つり橋の撤去を実施するなど景観整備を行い、さらなる魅力向上を進めております。展望台へつながる大丸山線林道については、経年劣化によりのり面の一部が風化し、落石及び崩落のおそれがあるため通行止めをしている状況にありますが、森林火災対応、テレビ受信施設等の維持整備などの本来の林道としての機能維持を図りつつ、展望台への観光を目的とした利用者の安全を十分に確保しながら展望台を生かした取組を進めてまいります。構想段階ではありますけれども、展望台から夜間の観月ツアーや蛍の観賞会などミニツアーを計画、検討しております。また、各種構想が実現できるよう、関係団体と協議を進めてまいります。以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)

志村議員の質問にお答えをいたします。小中学生の通学かばんについて、重さ対策、経済的軽減のため「学校指定かばん」の採用を検討する考えはないかとのご質問を頂きました。平成30年に文部科学省より「児童生徒の携行品に係る配慮について」と文書が発出されております。広尾町の各学校におきましても、令和元年度から教材を学校に置いて帰る、いわゆる置き勉を実施し、児童生徒の負荷が軽減されるよう取組を進めているところであります。小学生のほぼ全員が、現在もランドセルを背負って通学をしております。ランドセル自体の重さは、1.1キロから1.3キロぐらいあり、議員からお話のありました他地域の学校指定かばんに比べると、倍近くの重さでございます。安価な指定かばんの導入により、保護者の経済負担軽減にもつながるのではないかと考えております。今後も教育委員会といたしましては、実態について再度検証した上で各学校などと協議を行い、検討してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 6番 志村國昭

初めに、町長のほうから2点について詳細な答弁を頂きました。以前に同僚議員からサンタの街並み、例えばオスロ通りの整備についての質問などがあったわけですけれども、どうもスピード感に欠ける対応ではなかったかなと感じています。最近、やっと植栽ますがきれいに整備され、時計も正確に時を刻んでいるようです。これまでシーサイドパーク広尾をはじめとする様々な施設、それらについては、どうも造りっ放しで営修繕がついていかない、見栄えが悪くなってからやっと手をかけるか、修繕が不可能なくらい朽ち果ててから解体撤去せざるを得ない、そんなことが多いと感じています。言うまでもありませんけれども、悪評が立てば広尾町を訪れる交流人口にも影響が出てきますので、しっかりチェックしていただくことを前段申し上げまして再質問に入りたいと思います。まず、1点目の国立公園化とサンタランドの関連戦略について、次の2つにお答えください。初めに、答弁の中でサンタランドの魅力向上プロジェクトを組織したい、また、活き生きプロジェクトの体制を生かしたいとのことですから、幅広い議論に期待したいと思いますし、観光は関連する産業の裾野が広いと言われていますから、取組は早いほうがいいのではないかと思いますが、今後のスケジュールでお答えいただくことがありましたらお聞かせいただきたいと思います。次に、これまで長い間、日高3町と連携して、広域宣伝ですとか、連携統一事業に取り組んできました。国立公園になると、いいことばかりでなく、国定公園のときより様々な点で規制が厳しくなると思いますが、今度は国の公園になるわけですからメリットのほうも大きいのではないかと期待しています。答弁にもありましたが、単独町村でというより他町村と連携しながら観光振興を図りたいとのことですから、広域連携という意味ではベターだと思います。ただ、日本で唯一のサンタランドですから、そういった周遊コースにとどまらず、単独事業の継続ですとか、あるいは新規事業の立ち上げも必要と思います。ちょっとここで思いつきで申し訳ないのですけれども、例えば「サンタの山から国立公園を見よう」みたいなキャッチフレーズも必要かもしれません。四町広域宣伝協議会の中でほかの町の単独事業をちょっと紹介しますけれども、隣のえりも町では、昆布船クルーズを行っていると聞きました。えりも町は、以前より身近にあるものを上手に活用しています。風の館に行けばインストラクターが岩礁地帯に生息するゼニガタアザラシに望遠鏡の焦点を合わせてくれたり、春には牧場に落ちている鹿の角拾いツアーを実施したり、実にユニークな取組で集客を図っています。感じるところ、見習うところが多いなというふうに思っております。広尾町もプロジェクトの中で幅広い議論がなされると思いますが、あまり硬い議論に固執するのではなくて、ちょっとしたアイデアで人を呼べるということもありますから、その辺は頭に置いておかなければならないかなと思います。答弁の中で、民間主導でということですから、発想の転換に期待したいなと思いますが、何らかの形で行政も関わっていく必要もあるのではないかと思いますけれども、その関わり方について何か考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

まず、1点目のサンタランド魅力向上のプロジェクト、今後のスケジュールについて言われたところであります。その前段で、広尾町全体の維持管理の必要性についてご指摘を受けたところであります。しっかりと受け止めて、施設の維持管理については、しっかりと進めさせていただきたいというふうに思っております。魅力向上プロジェクトのスケジュールにつきましては、冒頭答弁させていただきましたけれども、第6次のまちづくりの中の重点プロジェクト、8つのプロジェクトがあります。その中の一つとしてサンタランドの魅力向上プロジェクトがあるわけであります。観光資源としては最大の資源でありますから、このプロジェクトをしっかり立ち上げて、この第6次のまちづくりを推進していく重要なプロジェクトの一つであります。構成メンバーが、これから立ち上げるわけでありますけれども、例えばやっぱり各産業団体、それから商工、観光、あらゆる多岐にわたってそれぞれプロジェクトを立ち上げていきたいなというふうに思っているところであります。そして、議員もおっしゃった民間の視点で幅広い議論をしていくことが大切かなというふうに思っております。スケジュールにつきましては、今年度中と考えておりますが、そんなことを言っていないで早く、プロジェクトでありますから、立ち上げないと始動しないわけでありますから、できるだけ早くプロジェクトを立ち上げて、それぞれ各団体と連携しながら進めてまいりたいというふうに思っているところであります。また、国立公園化の関係についてご質問を頂いたところでありまして、国定公園から国立公園へ移ることによってのいろんな規制、我々も最初心配したのですが、国定公園と国立公園の違いは、関係省庁が違うだけで、規制の網は一切変わらないのだそうであります。そういった意味では、規制の網の関係については安心をしているところであります。何といっても日高山脈襟裳国定公園、これが国立公園化に向けて環境省のお墨つきを頂いたのは、やっぱり生物の多様性の保全、これを重点的に見た結果、今の日高山脈襟裳国定公園が国立公園化になるという、そんなことだというふうに言われているところであります。そういったことも生かしながら政策を進めるところでありますけれども、具体的に、では広尾では何があるのだというところでありますけれども、今、例に出されましたえりもですとか、いろんなことがなされているわけでありまして、広尾も、やはり広尾から見る日高山脈の稜線も、すばらしい稜線があるわけでありまして、そういったことも訴えながら、やっぱりこのサンタと国立公園を結びつけた活動もしていくべきだというふうに思っているところであります。よろしくお願いいたします。

質問 6番 志村國昭

本題の2点目の展望台を含めた観光振興について伺います。展望台からの眺望なのですけれども、私は非常にすばらしいなというふうに感じています。10数年前に遡りますけれども、フジサンケイグループの方を頂上までご案内したことがありました。頂上から秋の日高山脈や太平洋、南十勝平野、この眺めに感動していただいたことを鮮明に覚えています。ただ、その頃からトイレは使用禁止で、現在に至っています。木製のデッキは傷みがあって危険な状態でしたが、これは数年前に更新されたようです。これまで一般車両の進入が可能かどうかということについては、森林公園の管理人の方が毎朝、道路状況を確認してゲートの開閉を行っていましたし、林道を所管する農林課も道路状況の安全点検を行ってきました。現在は、質問で申し上げたとおり通行止めが続いています。2か年で多額の予算を投じるわけですから、答弁にもありましたように、観光資源として一体的に取り組むのは当然ではないかなというふうに思います。南十勝ではこれほどの展望台はほかにありませんから、ほかの町村とは違った観光資源になると思いますし、麓のサンタの家周辺への相乗効果が期待できるというふうに思います。町長はその辺をどのように考えていらっしゃるか、お聞かせください。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

大丸山全体の観光資源、サンタランドも当然ありますけれども、今ご指摘を頂いた大丸山展望台、これは私も何回かというよりも結構行っているわけでありますけれども、第1展望台、第2展望台がありますけれども、本当に景観がすばらしいところであります。今、平成28年の台風でしょうか、その後の大風も含めて倒木などがあって林道が通行できないということもあって、また、今回ののり面崩壊もあって通行止めにしているわけでありますが、これを整備することによって、今、議員がおっしゃった観光資源として本当に有効な資源でありますから、しっかり整備をして通行できるように観光資源としてやっていきたいなというふうに思っております。先ほど答弁の中でも言いましたけれども、夜景を見るツアー、観覧ツアーなどもしっかりとできるのではないかというふうに思っております。ただ、林道として1車線しかないところ、やっぱり安全対策もしっかりしながらやる必要があるのだというふうに思っているところであります。やはりサンタと、それからこの大丸山を一体的に整備を進めること、観光振興を進めることが大事だというふうに思っております。

質問 6番 志村國昭

最後に少し申し上げまして、再度町長の考えを聞かせてください。実は、私は5年ほど前まで、現在、修復工事が行われている西側道路に通じる大丸山の南の尾根から頂上へ何度も登りました。もちろん道路はないのですけれどもね。そこで発見したのが、途中の町有林に高さが15、6メートル、直径4、50センチに成長した杉の林があるのですよ。相当前に我々の先輩が試験的に植樹されたようですが、非常に貴重ではないかなというふうに思います。例えば、この杉の林に残っている古い作業道に手を加えれば、四町広域宣伝協議会が早くから取り組んできたフットパスのコースにもなるのではないかなというふうに思いました。プロジェクトの活動の中で様々な情報を収集して、隠れた観光資源を発掘していただけることに期待したいと思います。それから、この展望台に通じる道路の関係ですけれども、随分前になりますが、大丸山の展望台をPRできないかということで、商工会員の方が現地視察をしたことがありました。その際、木の繁茂でマイクロバスの屋根が木の枝と接触したり、せっかくの景色を木の枝が視界を遮ったり、展望台として活用するためには、これらの支障となる原因を取り除かなくては駄目だというような提言があったようです。しかし、町有林を管理する部署からの意見がネックになりまして、構想が断ち切れたそうです。あのとき課題を共有して前に進んでいれば、現在の状況は大きく変わっていたかもしれない、そんな気がします。今後、展望台を含めた本町の観光振興を進めようとする中で様々な課題が出てくるのではないかなというふうに思います。町有林や林道を管理する課あるいは道路の維持管理を担当する課、また、観光振興を担う課や財源措置をする課など複数の課が関わってきますから、それぞれの課題に直面すると思います。申し上げた事例の反省に立って、縦割りの議論をしていたのでは前に進まないわけですから、横の連携をしっかりと取っていただいて、広尾町のための観光振興を図るのだという強い意気込みで課題を乗り越えていただく必要があると思います。答弁の最後に、町長の答弁ですね、町長がその先頭に立ってやるということを示されました。遺憾のないよう十分議論していただくことに期待して、再度その決意をお聞かせいただければと思いますが、いかがですか、町長。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

観光振興の在り方、また、行政の役場内部での仕事の進め方など質問を頂いたところであります。まずは、特に最近、最近というか事業を進めるに当たって、やはり財源が大きな問題になるわけであります。これまでも行政改革など住民の協力を頂きながら財源確保に努めてきたところであります。そして、これからの第6次のまちづくり計画を推進するための行政改革の交付金の部分についても議員の皆様方と協議をさせていただいたところであります。加えて、財源確保の面で言えば、特に大丸山中心に森林譲与税が新たに創設されたことに伴い、財源の確保も一定程度のめどが立ったところでありまして、そういったことを活用しながら、今、整備に手をかけたところであります。事業を進めるに当たって役場内の横の連携が重要だというふうにご指摘を頂きました。まさしく担当課、担当課では行政は進まないわけでありまして、特に横の連携が必要な事業についてはそのとおりであります。この大丸山をどうするかというところは、観光ですとか、それから商工ですとか、それから農林課、林業、それから建設課含めて現場をみんなで歩いて展望台まで行って、全体的にどうするのかというところも進めております。そういったことも、これからしっかりと連携を図りながら観光振興を進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

質問 6番 志村國昭

それでは、次に、学校指定かばんの採用の検討について教育長に伺います。実態について再度検証した上で学校と協議を行い検討したいとの答弁でした。私、質問で長々申し上げましたけれども、ランドセルは本当に高価ですよね。それから重い。6年間使用する児童は、ほとんどいない。また、小学校入学のときはどうしてもランドセルでなければいけないのかなということで、随分考えさせられることが多いです。ランドセルの有名メーカーのセイバンという会社がございますが、そのセイバンが小学生と親、2,000人を対象に調査した結果によりますと、1週間のうちランドセルが最も重い日の重量は平均で6キロだそうです。これを背負うことで首や背中に痛みを覚えた子どももいたようです。文科省は、このような状況から、子どもの健康管理、発育への影響軽減を図る上から、宿題や予習、復習で使わない教科書や教材は学校に置いて帰る置き勉などの工夫を例示したということです。ランドセルなのですが、例えば色ですとか、デザインによっては入学の1年も前に予約しなければならないものもあるようです。恐らくそうなると価格は5万円くらいするのではないかなというふうに思います。極端な例ですけれども、中には10万円以上もするものもあるというふうに聞きました。ランクによって収納に差があるようで、そうなってくると安いものでは収納できない教材も出てくるのではないかなというふうに思います。北海道での事例ですとか関西方面での取組も紹介しましたが、通学負担を少しでも軽減して、かつ保護者の経済的負担も減らす、また、格差の解消を考えると、学校指定かばんは様々な意味で理にかなっていると思いますが、教育長、この点についてはどう考えますか。

答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)

学校でランドセルを指定しているわけではなくて、社会通念的に1年生に上がるときに、保護者あるいは祖父母がランドセルをプレゼントするというか、そういうような、今、状況になっております。そこで、広尾小学校なのですけれども、令和元年に登校時、複数のはかりを玄関に用意して、学年ごとに10名程度抽出しまして、ランドセルの重さ、これは教科書が入った状態の重さを計測させていただきました。結果に基づいて各学年ごとに置き勉対応というものも取らせていただきました。ランドセル自体は、志村議員がおっしゃっています指定かばんの倍ぐらいの重さがあります。空にする状態であれば、そんなに重さは感じないのかなというふうに思いますけれども、今、教科書がB判からA判に変わっているのですね。そういうこともあって、かなり重たいというようなこともあって置き勉を実施しているというようなことでございまして、今後、今年からタブレットの配付もしておりますし、教科書に加えてそういうタブレットも持ち帰る、そういう機会が多くなるわけでありますから、そこの対応も考えながら今後どうすべきか、対応していきたいというふうに考えております。

質問 6番 志村國昭

私の極端な発想ですけれども、この学校指定かばんであれば、新入学児童に行政がプレゼントすることもできるのではないかなというふうに思いました。学校、保護者などとの協議も必要になってきますし、先ほど申し上げたとおり、物によっては1年も前から予約しなければならないということを考え合わせると、たとえ実施するにしても、十分な準備期間も必要になると思います。そのようなことから、これらについては早い機会に協議を開始していただくことを望みますけれども、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)

今、私にとっては面白いご提案を頂いたなというふうに思っています。今、入学する児童、年間1クラス40名弱程度になっています。ご提案いただいたというか、質問のあった学校指定かばんについては6,000円程度というふうにお聞きをしておりますので、40名としても24万円ですか。そんなことからいきますと、今後、入学時にプレゼントをするというようなことも考えたいなというふうには思います。教育の基本理念として「広尾の子どもは広尾で育てる」、その一環としてそういうことも検討すべきだというふうに考えております。以上です。

出典:広尾町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる