みんなの議会

広尾町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月8日

(1)「新型コロナウイルス」への対応について/(2)「新型コロナウイルス」ワクチンの接種について

2021年6月8日、広尾町議会の一般質問で、松田健司議員が「「新型コロナウイルス」への対応について」「「新型コロナウイルス」ワクチンの接種について」について質問し、町長 村瀨が答弁しました。

質問者
松田健司 議員
答弁者
町長 村瀨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 1番 松田健司

私は、次の2点について質問をさせていただきます。1点目は、「新型コロナウイルス」への対応についてであります。昨年度に新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が出されてから1年以上がたった現在、感染の拡大と鎮静を繰り返しながらも、再び5月16日より緊急事態宣言が発令され、今日現在においても、いまだ宣言が継続されている状況にあります。その最大の要因の一つとして、5月13日に厚労省の専門家会議から発信された内容では、北海道の新規感染者のほぼ100%が変異型のウイルスに置き換わっているとの報告がされています。その感染率は、従来株と比較して50%から70%高いとされています。十勝管内はもとより、町内においても複数の罹患者が出ている事態となっており、感染の脅威が実感として迫っている状況にあると認識しております。そこで、いま一度、身を引き締め、感染症対策への意識を高める意味合いにおいても、町長よりこれまでに答弁いただいた内容のその後の取組と進捗状況を次の2項目に絞ってお聞きします。1項目めは、昨年6月に答弁いただいた災害時における避難所の新型コロナウイルスへの対応と、この1年の取組、そして今後の課題について。2項目めとしまして、昨年9月に答弁いただいた新型コロナウイルス罹患者への誹謗中傷に対する啓発活動の継続的な取組と現状についてになります。次に、一般質問の2点目は、「新型コロナウイルス」ワクチンの接種についてであります。町内でも5月17日よりワクチンの接種が開始されました。接種の予約や会場の運営には、初めての取組ということもあり、関係職員の皆様においては大変ご苦労されていると察しております。しかしながら、その中で出てきた課題や現状をオープンにしていただき、次の取組へとつなげていくことが重要と思われます。そこで、次の4項目についてお聞かせください。1つ目は、医療従事者と高齢者施設職員のワクチンの接種状況について。2つ目は、ワクチン接種時の交通弱者に対するサポート体制の現状について。3つ目は、パートタイムや非正規雇用職員も含めた全職員に対しての副反応が出た際に柔軟な休暇の取得を可能にする広報への取組の現状について。4つ目は、現在までのワクチン接種当日に出たキャンセルの状況と接種を終えた方の副反応の有無、そして接種当日にキャンセルが出たときの対応についてお聞きします。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

松田議員の質問にお答えをいたします。新型コロナウイルスへの対応についてであります。最初に、避難所における感染症対策についてであります。昨年の6月定例会でご質問いただきましたが、この1年間の取組についてご説明させていただきます。まず、1点目でありますが、避難所開設運営マニュアルを昨年の9月に策定いたしました。このマニュアルは、感染症対策を図りながら避難所における個々の役割分担を明確にし、自助、共助、公助による円滑な避難所の開設と運営を図ることを目的といたしております。内容といたしましては、避難所における活動期に応じた具体的な行動パターンや感染症対策の考え方、避難所のレイアウト例などを掲載しております。行政、地域、住民のそれぞれが活用できる内容としております。今後は、本マニュアルを基本とした住民参加による各種訓練を実施し、訓練で洗い出された課題などを反映した見直しを行うなど、より実効性の高いマニュアルとしていく考えであります。2点目は、防災資機材の購入であります。昨年度は新型コロナウイルス臨時交付金を活用し、段ボールベッド、パーティション、ワンタッチファミリールーム、災害用トイレなど、感染症対策を想定した資機材や消耗品を多数購入しております。今後も備蓄計画に基づき計画的に資機材の購入を進めていきたいと考えておりますが、今年度はこれらの資機材の取扱いを習得するための訓練の実施も予定しております。訓練には、役場職員だけではなく、自主防災組織を運営する町民や広尾高校の生徒にも参加していただく予定であります。3点目は、災害協定の締結であります。感染症対策を講じると各避難所の収容人数が大幅に減ることが想定されます。災害の規模によっては、公共施設の避難所だけでは円滑な避難所対応ができない場合も危惧されるため、昨年度、民間事業者3者と災害協定を締結し、主に避難生活に配慮が必要な方の避難所として葬斎場やホテルなどを活用させていただくよう、協力体制が整ったところであります。今後も、民間事業者の協力を頂きながら、地域の防災力を高めていきたいと考えております。今後の課題であります。各避難所において、3密の回避、パーティションの設置、通路幅の確保など、感染症対策に配慮した避難所のレイアウトを行うとともに、先ほど申し上げましたとおり、各避難所の収容可能人数が減ってしまいます。公共施設の避難所の在り方について再構築が迫られている状況にありますので、地域住民や関係機関の意見も伺いながら、早急に避難所の見直しに向けた検討を進めていきたいと考えているところであります。次に、新型コロナウイルス罹患者への誹謗中傷に対する継続的な取組であります。緊急事態宣言が延長された現下にあって、道内における新規感染者数は全国の中でも高い水準で推移し、十勝管内におきましても新たなクラスターが複数確認されるなど、依然として新型コロナウイルス感染症の収束が見通せず、誰がいつどこで感染しても不思議ではない状況となっております。こうした中で、感染された方やその家族などに対するいわれのない偏見や差別、誹謗中傷やいじめが深刻な問題となっており、このような心ない行為は決してあってはならず、許されるものではありません。町民の皆様には、防災行政無線による町内放送、ウェブサイト、広報誌で、不確かな情報に惑わされ差別やいじめなどの人権侵害につながるような行動を取ることがないよう呼びかけ、正しい情報の下、理解を深め、冷静に思いやりのある行動をしていただくよう理解と協力をお願いしており、コロナウイルスへの対応の長期化が見込まれる中、今後におきましても、この大切な取組を続けてまいります。次に、新型コロナウイルスワクチンの接種についてであります。医療従事者への接種につきましては4月28日から始めておりまして、7日現在、希望者164人中137人が2回目の接種を終え、接種率は83.5%であります。高齢者施設等の従事者は5月10日から接種を開始し、希望者146人中143人が2回目の接種を終えており、接種率は97.9%であります。ワクチン接種における交通弱者へのサポート体制につきましては、移動手段を持たないことがワクチン接種の阻害要因とならないよう、特に高齢者の方をサポートする取組を進めています。集団接種を行うに当たっては、会場までの移動を心配される方がいることが想定されているため、予約の段階で移動手段について相談を受け、移動手段を持たない方につきましては、担当職員が公用車で送迎する体制を取っているところであります。次に、接種後の副反応についてであります。医療従事者と高齢者施設等の従事者の状況を見ますと、1回目の接種後はほぼ全ての方に接種部位の痛みが見られましたけれども、発熱など、それ以外の副反応はあまり確認されず、痛みは接種した日の翌日まで続き、3日目には解消される例が大半でありました。2回目の接種後は、1回目と同様に、接種部位の痛みが見られたほか、約4割の方に発熱の症状が確認されました。発熱後、接種した日から翌日までがピークとなり、3日目には回復される例が多く見られ、このほか全身反応として頭痛や倦怠感を訴える方も確認されましたが、アナフィラキシーなどの重いアレルギー症状が出た例はありませんでした。ワクチン接種後に副反応が出た場合の職員の勤務の取扱いにつきまして、発熱や倦怠感などの症状が出た場合は、勤務しないことがやむを得ないと認められるため、特別休暇を付与することとしております。このことは庁内メールで職員に通知をしているところであります。ワクチン接種の予約のキャンセルの状況とキャンセルがあった場合の対応につきましては、現在、高齢者の方の接種を進めている中で、体調不良などの都合で接種当日にキャンセルをされるケースがあります。キャンセルが出た場合は、同じ接種区分の対象となる町民の方に接種していただくことを基本としております。国保病院ではキャンセルによるワクチンの廃棄を防止するため、キャンセル待ちの登録を呼びかけているところであります。以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

質問 1番 松田健司

今、頂きました答弁で、感染症対策を踏まえた避難所の準備が物資を含めて着実に進んでいることが分かりました。今後も避難物資や資材の備蓄に継続して取り組まれるとのことですが、感染症対策において一番重要な室内の換気に対する対策が事前に頂いた資料の中にも見受けられませんでした。そこで、考えをもう一段深めてもらい、例えば、体育館やホールなどの大型避難所ではどうしても空気の対流が起こり、エアロゾル化したウイルスへの感染リスクが高まるとのシミュレーションも厚労省関連の論文にて出ております。その対策としては、窓や出入口を最大限利用して空気の流れを確保し、換気をすることが最も重要とあります。そういった空気の流れを確保する際に、自然換気だけでは賄えない規模の避難所に有効なものが大型の送風機、いわゆる業務用の大型扇風機などを導入して、しっかりとした空気の流れをつくり、活用することが経済的な側面からも最も有効なことと思いますが、そのことについてのお考えをお聞かせください。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、避難所に対するいろいろな改善を今しているところであります。何といっても避難をされた方の密を避けるためのいろいろな対策を考えているところであります。その一つに、やはりいろんな間隔を取るとか、パーティションを置くとか、より具体的にはしているところでありますけれども、換気の問題、これもやっぱり重要だと言われているところであります。今ご提案を頂きました大型の送風機、これも一つの対策だというふうに思っているところであります。夏と冬といろんなケースがあって、どのような対策が一番効果的なのか、それぞれ避難所ごとに検証をして、対策を進めてまいりたいというふうに思っております。

質問 1番 松田健司

2点目の2次質問に入ります。ワクチン接種後に副反応が出た場合の休暇をメールにて職員に通知しているとの答弁を頂きました。しかしながら、出先機関の職員や非正規職員へは、まだ詳しい情報が届いていないとの声もあります。隅々まで同じ情報が行き渡るように改善をされる考えがあるのか、お聞きします。また、限られたぎりぎりの人数で回している職場などでは、複数の従事者が同時に休暇を取りにくい現状もあると思います。そのような懸念を取り除く一つの方法として、職場をまたいだ形での計画的な分散接種も考えられると思いますが、その考えについてお聞かせください。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

副反応が出た場合についての勤務の取扱いにつきましては、庁内メールで特別休暇の付与について流しているところであります。今、ご質問にありました、パート職員を含めて職員は通知をしているのですけれども、隅々まで行き渡っていないのではないかというご指摘であります。改めてそれぞれの職場に、この特別休暇の付与につきまして徹底をさせていただければというふうに思っております。また、職場で一度に接種をすると、副反応などが出た場合の対策として、やはり計画的に日にちを分けて接種することが必要だというふうに思っておりまして、計画的な接種に心がけていきたいというふうに思っております。

質問 1番 松田健司

次に、ワクチン接種時にキャンセルが出た場合の対応ですが、ワクチンを生理食塩水で希釈してからの使用期限が6時間と短いこともあり、広尾町特有の地理的条件を考えると、キャンセル待ちを手配しても時間的に間に合わない場合も想定されると思います。その場合、町職員の希望者にキャンセル分のワクチンを接種していただくことが、ワクチンの廃棄を回避することにおいても現実的な考えと思われますが、その考えについて再度伺います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

ワクチン接種のキャンセルのご質問であります。やはり1回とも無駄にすることなく接種をするようにという通知もあるところであります。このキャンセルの取扱いにつきましては、同じ接種区分の対象となる町民の方、これを基本としているところであります。ただ、どうしても町民の方だけではキャンセルの枠を補充できないケースがあります。そういったときには、廃棄を回避するために町職員が接種に応じる体制を取っているところであります。その体制につきましては、高齢者や子どもたちと接する機会が多い部署、その職員を優先するなど、職場で優先順位のルールを定めまして、キャンセルの出たときのワクチンの無駄のないようにその体制を取っているところであります。

質問 1番 松田健司

町職員がキャンセル分のワクチンを接種することにおいて、優先順位をルール化するとの答弁を頂きました。その優先順位が決まれば、広報誌やホームページなどを通じて速やかに町民に向けて開示していただくことが、平等性を担保する意味合いにおいても大事だと思いますが、その考えをお聞かせください。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

職場内でキャンセル分についてはどうするかというところ、既にルール化されておりますので、それに基づきまして、広報誌だとか、その情報をホームページなどについて掲載をさせていただければと思っております。

質問 1番 松田健司

それと、6月3日の新聞に、音更町長と広尾町長が既にワクチンの接種を終えたとの記事が出ていました。村瀨町長は広尾町の新型コロナ対策本部長でもあり、町政の危機管理の観点に立つとキャンセル分でのワクチン接種を速やかに済まされたのは大事なことと思いますが、そういった危機管理の観点に立つと、新型コロナウイルス対策本部の副本部長も兼任されている副町長や教育長にも、優先順位の先頭のほうで、あくまでもご本人の希望があればワクチンを接種していただくことも想定されると思いますが、そのような考えがあるのか、併せてお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

今、松田議員のほうから言われました私の接種につきましては、対策本部の本部長であることを含めて、危機管理上、優先接種の職員のキャンセル分について、その中で接種を終えております。ご質問にありました副町長、それから教育長の理事者につきましても、今言った危機管理の観点から高齢者の接種の見通しが立った段階で優先的に接種を行いたいというふうに思っているところであります。

質問 1番 松田健司

最後になりますが、理事者の方も優先順位の先頭のほうで場合によっては打たれるということで答弁いただきました。それらを併せてルール化した部分を速やかに町民のほうにお伝えいただける、それが公平性を担保することだと思いますので、これからも以上のような取組、よろしくお願いします。以上で、終わらせていただきます。

出典:広尾町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月8日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる