広尾町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日
JRバスの路線維持について
2020年12月9日、広尾町議会の一般質問で、山谷照夫議員が「JRバスの路線維持について」質問し、町長 村瀨が答弁しました。
- 質問者
- 山谷照夫 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 山谷照夫
JRバスの路線維持について町長に質問いたします。町長は、令和2年度「町政執行方針」のバス路線の維持について、来年度以降の運行の方向性を本年度中に判断したいと述べています。生活路線、広尾-庶野間JRバスは、平成15年3月から北海道JRバス株式会社と3年ごとの委託業務契約、えりも町と同額負担として運行に至った経緯や、そして平成30年からは単年度の委託業務契約により運行となった理由、要因を抱えての維持状況にあります。また、十勝最南端の広尾町と日高東部のえりも町庶野間32キロメートルの海岸線、通称「黄金道路」国道336号を結ぶ公共交通として、1日平日3往復、土日・祝日は2往復を運行している現状にあります。そして、沿線のフンベ、美幌、音調津地区住民の中に、車がない人や高齢者、運転免許証を返納した人が、市街地の商店、病院、役場などへの移動手段の足として、住民の公共交通機関の役割を果たしてきています。さらに、えりも町からの通学生や、同時に十勝バスでの通学生と同様に、広尾高校存続にとっても不可欠であります。このようなことから、「生活路線」バスであり、「通学路線」バスと呼ばれる公共交通であると認識しています。また、日高東部と十勝南部広域連携で、自治体、商工会などで構成された9市町村による日勝半島ブランド名で広域観光を進めていることや、そして日高山脈襟裳「国定公園」の「国立公園」化の動きもあり、観光面が期待されると報じられていることから、「観光路線」としての役割を担っています。町長は、単年度の委託業務契約により運行している広尾-庶野間については、地域住民の利用状況から判断したいとしているが、次の点についてお聞きします。第6次広尾町まちづくり推進総合計画の実施計画で、事業費が計画されている「令和3年度から令和7年度」5年間の広尾-庶野間JRバスの維持運行をどのように考えているのか。2つ目に、事業費が計画されていない「令和8年度以降」については、どのようなお考えなのか。そして3つ目に、沿線の「フンベ、美幌、音調津」地区住民の意見集約がなされているのか、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
山谷議員の質問にお答えをいたします。JRバスの路線維持についてであります。JR北海道バスは、平成15年2月末日で広尾からえりも町庶野間の32キロメートルを廃止する通告を受け、えりも町と協議を重ね、廃止の翌日から同社にバス運行を委託することにより、運行の継続と沿線住民の交通手段の確保を図ってきたところであります。広尾-庶野間の利用者数は、令和元年10月から令和2年9月の平日平均では2.98人であります。新型コロナの影響を受けていない前年では3.02人であります。平均乗車密度については0.4人となっております。運行委託料は、えりも町と2分の1ずつの折半でありまして、利用者数の減少から平成15年度の委託料は450万円でしたが、本年度は734万円となっているところであります。第6次まちづくり推進総合計画の実施計画における前期5年間は、事業費を示していますのは、この区間の交通手段を確保する視点からであります。令和8年度以降は、前期5年間で取り組む買物の足の確保を支援することと、公共交通を抜本的に改革することの進捗状況で交通手段が変更になることも想定されることから、事業費の計上を見合わせているところであります。沿線の住民の状況でありますけれども、本年3月に音調津の方々にJRバスの利用状況をお聞きしたところでありまして、「運行時間が利用しづらくほとんど利用していないので利用しやすい手段を考えてほしい」との意見が出されているところであります。令和3年度につきましては、現行の運行委託で同区間の運行を継続していきたいと考えているところであります。
質問 8番 山谷照夫
今の町長の答弁の中で、令和8年度以降は、前期5年間で取り組む計画の進捗状況において交通手段が変更になることも想定されるということですが、どのようなことが想定されるのかをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
今、事業費につきましては、本年度で734万円でありますから、そこのところを十分考えなければならないというふうに思っております。議員からもご意見がありました、広尾高校をどうやって守っていくのかという点で、庶野の子どもたち、広尾高校に来ていただいておりますから、その関係もございます。さらには、今走っているJRバスの大型バスではなくて違う手段もあるのではないかと、内部で今、検討しているところであります。令和3年度、来年度は引き続きJRバスでお願いをするのですけれども、違う手段についてぜひ来年度中にも検討を加えて、どんな方法ができるのか、より経済的な方法、そして住民の足を守る点、併せて検討を加えていきたいと思っております。
質問 8番 山谷照夫
今お聞きした中で、とても重要な件でありますけれども、やはり今の答弁ですと来年度は現行のまま、それから4年から7年度までは事業に、ここに計上したということは、交通手段を確保するという視点からというふうに判断するわけであります。そして、今言った8年度以降の問題ですけれども、結局子どもたちの高校の問題もあります。それから、住民の問題もあります。そういう中で、やはりバスをなくするということにはならないのかなというふうには、住民もみんな考えていることであります。ゼロにはならないということである。そういう中で、財政の問題だとかいろいろあります。それから、通学している子どもたちのことも考えて、やはりもし仮に例えば今の状況が大型な車両で経費が増大しているとすれば、利用状況の減少からも見て、それを小型にしていくとか、あるいは小型化することによって経費が縮減されますよね。その縮減された経費で違う新しい地域の、新しい交通体系を構築していくとか、そういうことも考えなければいけないと思います。そういう中で、やはり一番大事なことは、あの沿線だけとえりもだけのことでなくて、新しい交通体制を考えるときには、そういう町民の多くの声を広く農村部まで反映させていく必要があるのではないのかなと私は考えます。その辺について、町長のお考えはどうかということをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
やっぱり地域における住民の足を守る政策というのは、重要であるというふうに思っております。音調津から広尾まで路線バスが1日3便あるのです。3便あるのですけれども、平均では2.98人でありますから、1便当たり1人乗るか乗らないかというところなのです。だから要らないのかといえば、そうではなくて、やっぱり足がある、手段があるというところは大変重要なところでございます。ぜひ利用していただきたいのですが、路線バスの時間帯等々不便なところもあるというところで、なかなか乗っていただけない状況にあるのですが、ただ、手段だけは残しておかないと、やっぱり住民生活、不安でありますから、しっかり足を守る政策を続けていきたいと思っているところであります。役場の中で、今ご指摘をいただいたJRバスの路線だけではなくて地域の交通手段をどうするのかというところ、改めて役場の内部で地域交通検討委員会、これを立ち上げました。そこで今、地域の公共交通を含めて、福祉の観点からも含めてどうあるべきかというところを内部で検討しておりまして、何らかの方向で、いきなり政策は打ち出せませんけれども、いろんな試行的なことも繰り返しながら、地域の足がどうあるべきか検討させていただきたいと思っております。
質問 8番 山谷照夫
今、町長のほうから、町民を交えた検討組織を立ち上げて、さらに検討して持続可能な地域交通体制の確立を目指すということであるし、第6次まちづくりの中でもそういうことを目指していますが、知ってのとおり、本町以外もそうですけれども、本町としても高齢化が進んでいるので、スピード感を持って取り組むべきと私は思っています。その関係で、タイムスケジュール的なことはどうなっているのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
まず、交通手段のことを先に申し上げれば、やはり町のことで言えば、1時間に1本、町の中を路線バスが走っているのですね。なかなかそういうことも周知はしているのですけれども、1時間に1本走っているわけでありますから、なかなかでも車社会で育ってきた方々というのは、お年寄り、まずはバスの乗り方が分からないのだと思うのです。どこから乗っていいのか、券を取るのか、どうやって払うのかというところもあって、そういったことも含めて、まずは利用してもらうというところも大切かなというふうに思っています。そういった意味では、地域交通検討委員会を内部で立ち上げていますけれども、それを一定の方向が出れば地域の方々に入ってもらって、地域全体の中でまた検討委員会を立ち上げていきたいなというふうに思っているところであります。スケジュールの関係でありますけれども、まずは内部でしっかり政策を立案しながら、そして地域の中の方も入っていただいて、どうあるべきかの施策を組み立てていきたいなというふうに思っているところであります。来年については、何とか試行的な、実験的な運行までいければいいかなというふうに考えいるところでありまして、令和4年度に向けて何とか形をつくっていきたいと思っているところであります。
質問 8番 山谷照夫
地域の中で、それから内部で、そして今、試行的に令和4年度からという答弁であります。それでも、これはこれ、広尾町側の話でありまして、日高との関連があるわけですよね。えりも町という相手があるというふうに、あるいはJR側もあるわけでありますけれども、その中で令和3年度は現行のままで運行委託するということですからいいのですけれども、令和4年度以降に向けて、広尾町としてえりも町との話合い、あるいは意見交換、あるいは協議の場が必要不可欠だと私は考えます。その用意はあるのか、町長の決意のほどをお願いしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
えりも町とは広域連携含めて、また、このバスの路線を含めて、非常に協議を重ねている関係もあるところでございます。JRの路線バスに限定せずに、両方の町にとってどれが一番いい形なのか、どれが効率的な運行になるのかというところを詰めさせていただければと思っております。