広尾町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日
(1)高齢者ドライバーに「サポカー補助制度」の導入について/(2)シーサイドパークキャンプ場の整備について
2020年9月10日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「高齢者ドライバーに「サポカー補助制度」の導入について」「シーサイドパークキャンプ場の整備について」について質問し、町長 村瀨、教育長 菅原が答弁しました。
- 質問者
- 前崎茂 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨、教育長 菅原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 前崎茂
おはようございます。2点について質問をいたします。まず、1点目でありますけれども、高齢者ドライバーに「サポカー補助制度」の導入について質問いたします。政府は、高齢者ドライバーのペダル踏み間違いなどによる交通事故の頻発を受け、昨年 12 月に高齢運転者の安全対策を行うことを目的に、安全運転(セーフティ)・サポートカー補助制度、いわゆる「サポカー補助制度」を導入したところであります。警察庁は、2018 年に発生した交通死亡事故の中で、75 歳以上のドライバーが過失の最も重い第1当事者となった事故は、前年より 42 件増え 460 件で、全体の 15%を占め、過去最高の割合となったと公表しました。さらに、免許人口 10 万人当たりの死亡事故件数を見ると、75 歳未満の 3.7 件に対し、75 歳以上は 8.2 件、80 歳以上は 11.1 件となり、年齢が上がるほど事故を起こしやすいことが如実に表れているところであります。また、交通事故による死亡事故は年々減少傾向にありますが、高齢者の交通事故死亡者数は、2019年の交通事故死者数の 3,215 人のうち高齢者は 1,782 人と、全体の 55%に達しております。高齢化が進む中で、高齢運転者の事故対策強化が一段と求められるということが背景にあったところであります。サポカー補助は、65 歳以上の高齢運転者が対歩行者被害軽減ブレーキなどを登載した安全運転サポート車の購入、もしくはペダル踏み間違い急発進抑制装置を後づけとする際の費用に対し、補助金を支給するものであります。補助制度の内容は、1つとして、衝突被害軽減ブレーキ、2つ目として、ペダル踏み間違い急発進等抑制装置を装備している自動車の購入に際し、新車の普通自動車で 10 万円、軽自動車で7万円、中古車だと4万円を助成するとしております。一方で、国に先んじてサポートカー購入に対し、補助制度を構築した自治体も多数あります。例えば東京都では、2019 年7月から 70 歳以上の高齢者を対象に、安全運転支援装置補助制度をはじめ、上限を 10 万円として9割を補助しております。大分県の日出町は、70 歳以上で急発進防止装置取付け補助として2万円、宮崎県新富町では、65 歳以上の高齢者がサポートカーを購入した際に5万円、装置取付けでも3万円などの補助制度を設けております。管内でも、中札内村では、今年度から高齢者を対象に安全運転支援装置が搭載された自動車の購入や、所有する自動車への同装置を後づけする際の費用に対し補助制度を始めたところであります。同村では、高齢者の交通事故防止を啓発し、高齢者の皆さんが安心して中札内に住み続けられる安全なまちづくりを村ぐるみで推進するとしております。本町でも、公共交通機関が一部市街地にとどまり、車による移動は、高齢者の通院や買物、コミュニティを図る上でも、一定の必要性があると考えます。高齢者の皆さんが安心して広尾町に住み続けられるためにも、安心・安全のまちづくりのためにも、「サポカー補助制度」の導入を図ることを検討すべきと思うが、町長の見解を求めます。次、2点目は、教育長に質問いたします。シーサイドパークキャンプ場の整備についてであります。シーサイドパークの野外キャンプ場は、今年度、新型コロナウイルス感染拡大防止のためとの理由で中止をしたところでありますが、管内市町村が運営管理するキャンプ場で、同理由で中止したところはないとのことであります。アウトドア用品販売の株式会社スノーピークの山井太会長は、新型コロナウイルスの影響に伴う「生活スタイル」の変化や自然回帰の動向など、アウトドアは必然的なカテゴリーとなり、今後も活況を呈するとしております。また、道内でも近年のアウトドアブームを背景にキャンプ場が新設され、8か所で新たにオープンをしております。これらのブームを受け、中札内村の札内川キャンプ場では、今期から新たな宿泊施設として、移動式のモバイルハウスを3棟設置しております。住む箱と書いて「住箱(じゅうばこ)」と命名し、スノーピークが建築家・隈研吾氏と共同開発した木造の宿泊施設で、利用料は4人用で1泊1万円で利用されているとのことであります。芽室町の新嵐山では、昼食つきの日帰りキャンプ、ワンデーキャンプが親子3人で 9,800 円と1泊2食つきのグランピングが親子3人で1万 9,000 円で利用されているとのことであります。また、更別村のキャンプ場では、昨年度は池と水路を改修し、一昨年はトレーラーハウスのリニューアルをし、整備したところであります。本町は、平成6年度に1億 5,000 万円超の事業費でトイレと炊事場を整備した後、改修等をほとんど実施されないまま今日に至っております。第6次まちづくり推進総合計画策定に当たり、各団体との懇談会でも、シーサイドキャンプ場は海や川が近く虫も少ないので人気がある、施設が老朽しているが、教育委員会と町はしっかり整備するための予算をつけるべきではないかと指摘をしております。今年度は老朽化したキャンバステント 15 棟とファミリーキャビン5棟が撤去され、更地になっております。現在は、オープン当時の老朽化した炊事場とテーブル並びに平成6年度に新設整備したトイレと炊事場がありますが、今後のキャンプ場の整備計画はどのように考えているのか、お尋ねをいたします。昨年、総務常任委員会所管事務調査で、収入に対し費用がかかり、加えて改修費用も多額を要するので閉鎖も視野に検討しているとの説明であったところでありますが、ほかの町村の例によるまでもなく、計画的に整備すべきだったと思料されます。管内の各市町村の 2019 年の人口動態は、帯広市を含む全ての市町村で前年比マイナスとなっております。管内平均では 0.9%の減少となっており、とりわけ本町は、自然減で 84 人、社会減で 140人、合わせて 224 人の減少で、前年比 3.28%の減少で管内でも一番のマイナスとなっており、今後の課題であります。人口減少は避けられない一面もありますが、各自治体では、町外からの移住を推進するほか、交流人口や関係人口の拡大に創意工夫をしております。スノーピークの山井会長も、新型コロナで企業がリモートワークについて考え、これからは地方へ移住する人が増えるのではないかと言及しております。その意味でも本町の自然を生かしたキャンプ場の整備が喫緊の課題と考えておりますが、教育長の見解を求めます。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
前崎議員の質問にお答えをいたします。「高齢者ドライバーに「サポカー補助制度」の導入を」についてであります。国が高齢ドライバーの運転ミスによる事故を防ぐ装置を搭載した車を対象として、65 歳以上の方々に、いわゆるサポカー補助金を創設したところであります。国の制度は、安全対策装備をしたサポカーについて、65 歳以上の方が購入、後づけをする際、新車購入で最大 10 万円の補助などを行うもので、サポカーの普及に一定の効果があると見ております。中札内でサポカーの補助制度が今年度から開始したことは承知しておりますけれども、国のサポカー補助金と同じ枠組みで同額の補助金を上乗せ給付するものと聞いております。ただ、市町村でのサポカー補助制度は、管内や道内をはじめ全国的に見ても、それほど多くは例がないようであります。本町では、高齢者の運転事故減少に向けた取組として、60 歳以上の方を対象に平成 30 年度から運転免許証の自主返納、自主返納いたしますと運転経歴証明書が発行されまして、それが身分証明書の代わりになるものであります。この手数料を全額、1,100 円でありますが、助成をしているところであります。本町としては、現在はサポカー補助制度の導入までは行わず、今後の自動車性能向上など、関係動向も注目しつつ対応したいと考えているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
ご質問のシーサイドパークキャンプ場の整備計画でありますけれども、今年度に関しましては、コロナを持ち込ませないことを重視し、また、有効な感染防止対策が分からないことから運営を取りやめたところでございます。ご質問にあるとおり、今、第2次のキャンプブームが到来していると言われております。キャンプ場においてもクラスターの発生が見られたこと、全国で唯一感染者が出なかった岩手県においても、関東圏のキャンプ場を訪れた方が岩手県にウイルスを持ち帰り、感染者第1号となったことは、周知の事実であります。今年度に関しましては、やれる対策は全てやるということを徹底したいと思っております。さて、キャンプ場の整備についてでありますけれども、今年度はテントサイトについては直営で、ファミリーキャビンについては、町内事業者に解体工事を発注し、老朽化した危険な設備を撤去いたしました。今後の整備計画でございますけれども、今議会に提案をいたしました第6次まちづくり推進総合計画の中でも、計画期間中の再整備について方向性を定めるとしております。収入がない中で多額の整備費用をかけ、毎年多額の維持費をかけて運営を継続してよいのかということも考えなければなりません。民間企業による運営も視野に現地を視察していただいたところでありますけれども、運営の丸投げは受けないということでございました。今後におきましても、運営を続けるか、やめるかの二者択一しかないというふうに認識をしておりますけれども、現在、町部局を含め内部での検討を続けているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 4番 前崎茂
まず、1点目の高齢者に対するサポカー補助制度について再質問をいたします。中札内村で今年度からサポカー補助制度を導入いたしましたけれども、村としては、この補助制度を導入した動機といいますか、そういった意味では、これらのいわゆる施設(装置)を装備することによって大きな事故に至らなくするという観点で、こういった補助制度を設けたというような話をしております。確かに都市部と違って市街地はもとより農村部もありますので、高齢者の方からもそういった要望があったというふうに聞いていますけれども、とりわけサポカーの新車購入をした人には国がこの3月から 10 万円の助成をするということで、村独自にさらに 10 万円を上乗せ補助するという仕組みでありますけれども、実は村でも当初5件ほどしか予算を見ていなかったらしいのですね。ところが、もう現時点で 16 件の申請があるということで、もう、すぐ補正予算を計上したというふうに聞いていますけれども、後づけあるいは中古車、そういったものは全体の2割で、新車購入が大体8割前後に上っているということであります。とりわけ中札内村は、例えば今年の3月末の高齢者、いわゆる65 歳以上の高齢化率、これが29.6%、30%弱なのですね。本町の場合どうかというと、3月末の 65 歳以上は 2,653 人で 40.4%になっておりまして、中札内村とは高齢化率でいけば 10%ちょっとの開きがあるのですけれども、そういった、どちらかというと広尾から比べると高齢化率が低い中札内村でも、これだけの高齢者のニーズがあったということで、担当のほうもびっくりしておりましたけれども、そういった時代背景ということについて、道内では、さほどこのサポカー補助制度の導入については少ないですけれども、全国的に見れば、先ほど一部紹介したところが先行してやっていると。昨今のやっぱり高齢者の交通事故多発における安全対策ということが言えるかと思うのですけれども、その点でどういう認識でおられるか、お答えいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
高齢者のドライバーが事故を起こす事案というのは、特に昨年非常に多く発生をしておりまして、人身事故を含め、お店に突っ込むとか、そういう本当に痛ましい事故が後を絶たない、そんな状況にあります。それを受けて国は、やはり大変な状況なのでサポカー制度を、いち早く素早く国の制度化をしたところであります。その必要と併せて、やっぱり高齢の人方、なかなか判断がつかないところに至っては、免許を更新するときにはいろんな試験みたいなものをやるのですけれども、やはりなかなか自分では判断できないような状況に至ったときには自主返納を促す、そういうことが必要かなというふうに思っているところであります。
再質問 4番 前崎茂
中札内村も、いわゆる高齢者対策ということでは、もう 10 年ほど前から村内にコミバスを運行しておりますし、今年度からは、70 歳以上の高齢者ですけれども、中札内村から帯広駅までバスを利用する場合は無料券を交付するとか、そういったしっかりとした高齢者対策を行っております。一方、広尾町は、市街地は十勝バス路線しかなく、コミバスも検討しているのでしょうけれども、現時点ではない。そういった意味では、市街地の方も農村部の方も車は不可欠な要素となっているというふうに考えております。実は広尾でも、ある整備会社に聞きましたら、やっぱり本町でも数件のこういったサポカーについての相談があるということで、これは本人はもとより家族からもそういった懸念の部分で相談があったということでありますけれども、実際大きな事故には至っていませんけれども、例えば自宅付近で、自宅の物置だとか、そういったところで小規模な事故を起こした、そういったことで大事に至らないような形で、そういった相談があるというふうに聞いておりますので、そういった意味では先ほどの中札内村の事例でもそうなのですけれども、たまたま新聞報道では、87 歳の方が「車なしの生活は難しい」と、「村が補助してくれるのはありがたい。装置があるからといって過信せず安全運転を心がける」というようなコメントを載せておりますけれども、そういった意味では、やっぱり特に広尾の場合、高齢化率が高くなっておりますので、そういった意味では喫緊の課題だと思いますけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
特に地域にあっては、今、議員がおっしゃったとおり、車なくしてやはり日常生活が難しいというのは現実であります。ですから、そういった車社会の中でどうやって事故を防ぐかというところは、やはり国がいち早くこの制度を導入したところだというふうに思っております。ですから、今後におきましても、やはり我々も対象年齢に至っていますから、こういったブレーキや急発進抑制装置ですとか、そういうところのついた車を購入していきたいというふうに思っていますし、また、後づけでもつけられますから、ぜひつけていきたいなというふうに思っています。そこで、国のほうではいろんな補助制度があるわけでありますが、この国の補助制度の金額からいって、ディーラーにちょっと聞き込みをしたところ、そんなに国の補助制度を大きく上回って経費がかからないということを受けているものですから、中札内は上乗せして実施をしたようでありますけれども、国の補助金の中でそんなに多く負担しなくてもつけられる制度になっているようですから、その辺についても、住民にこのことも周知をしながら高齢者の安全対策を図ってまいりたいと思います。
再質問 4番 前崎茂
冒頭も申し上げましたけれども、高齢者の交通事故というのが、特にとりわけ近年年齢が上がるごとに事故率が高くなって、当然、死亡事故も含めて、これは歩行者も含めてのことでありましょうけれども、高くなっていると。そういった意味では、今後さらに高齢化率の向上とともに、こういった高齢者の交通事故が増加傾向になるというふうに思います。そういった意味では、とりわけ本町のような高齢化率の高いところでは、そういった高齢者の安全・安心を確保するためにも、必要不可欠なことであろうというふうに思っております。先ほども言いましたように、中札内村はやっぱり新車の割合が非常に高いのですけれども、実際、今もう自動ブレーキ装置ですとか、今言った急発進抑制装置ですとか、そういった抑制装置についてはセットで考えていかなければならないということで、整備会社のほうも多分6万円から7万円で後づけができるだろうと。ですから、多分、自己負担は2万円から3万円程度というふうに言われておりますけれども、要するに中札内はそこの部分を助成して、より多くの方に装置をつけてもらう、それが結果として想定外のニーズがあったということですから、それだけ高齢者も交通安全に係る認識というのは十分抱えていると思うのですけれども、これらについて本町としても高齢者の交通事故防止に係る部分では喫緊の課題だと思うのですけれども、再度お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
高齢者の方々のやっぱり交通事故対策、これは本当に重要な問題だというふうに思っているところであります。国のこのサポカー補助金制度について、しっかり広報などを通じながら住民に周知をしながら、対策を講じていきたいというふうに思っているところであります。
再質問 4番 前崎茂
次に、キャンプ場の関係で再質問いたします。先ほど教育長の答弁の中で岩手県の一例を出しましたけれども、私もこれはちょっとニュースで見ましたけれども、たまたま1グループの方が何か所から集まってキャンプ場で懇談をしたということで、その中での感染はありましたけれども、それがいわゆる広尾町がキャンプ場を閉鎖した理由にはならないと思いますし、さっき言ったように多分、今回の一連の新聞報道を見ても、今年ほどコロナウイルスの部分でキャンプ場の話題が新聞に載ったことはないと思うのです。実際、私もあちこちたまたま見てきましたけれども、例年の2倍数、多いところは2倍とか、そういったところもありますし、そういった面では広尾は全く反対方向の中でやられてきて、今はもうすっかり更地になっておりますけれども、例えば北海道新聞あるいは十勝毎日新聞でも、もう双方でキャンプ場については7月、8月、報道されておりますけれども、十勝管内だけで見ても、例えば帯広市にあるスノーピーク十勝ポロシリキャンプ場は、8月の上旬から 20 日頃まで 66 区画の全てがもう埋まっているという状況で、非常に例年以上にキャンプの利用者が多いということが言われております。それから、芽室町の新嵐山なのですけれども、実際ここは正式なキャンプ場ではないのでしょうけれども、フリーサイト 20 区画、ここも8月の頭からお盆が終わるまでは9割程度の予約で埋まったと。あと、夕食と朝食がつくグランピング、これも 20 日まで全て埋まっていますという状況が出ていましたし、そういった意味では例年になく利用者が多い、これは今回新型コロナの影響もありますけれども、やっぱりキャンプのブームが数年前から上がってきていますけれども、そういったものが要因として挙げられております。例えば、更別のカントリーパークキャンプ場では、今年の7月は 2,103 人利用されていると。昨年の7月は 1,405 人、49.7%増、1.5 倍の増なのですね。8月も、上旬から 20 日まではトレーラーハウス 15 棟も予約で埋まっているという状況です。先ほど言ったように、石狩市厚田区の厚田キャンプ場は、これはNHKで報道されましたけれども、昨年の2倍の利用だということであります。したがって、広尾町が非常に、コロナの理由で中止しましたけれども、ほかのそういったところから見れば全く逆な方向に行ったということなのですけれども、その点についてはどのように考えているのか、お答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
キャンプ場ですけれども、私、就任して間もなく各施設を視察させていただいてキャンプ場を見たときに、これ何だと。とにかく非常にひどい状態だなというふうに感じました。そして、今回コロナの影響もありまして、持ち込ませたくないなという部分もありまして、今年の営業は取りやめたところであります。幾ばくかの使用料は頂いております。そういう中で広尾に来ていただいて、あの施設でどうぞということが町のイメージダウンにつながらないかなというふうに、ちょっとそこが一番私が感じているところであります。すぐには新しくなりません。仮に来年度営業を再開したとしても、あの施設の状態のままで使っていただくということになるわけでありますけれども、そういう中で本当に広尾に来てもらっていいのかなというのが、今、一番危惧しているところでありまして、その部分も含めて今後どういう、改修するということが一番簡単なことではあるのだけれども、どうやったら残せるのか、そこも含めて、今後、内部で詰めていきたいなというふうに考えております。
再質問 4番 前崎茂
冒頭でもお話ししましたけれども、中札内村の札内川キャンプ場では、いわゆるスノーピークと隈研吾氏による住箱、住む箱と書いた 15 平米当たりの建物なのですけれども、これは先ほども若干触れましたけれども、8月上旬から8月 20 日頃までもう全て埋まっているということで聞いております。9月も、ほとんどの土曜日、それからこの後の4連休、これについても既に埋まっている、申請についてはお断りしている状況であるということで、3棟しかないですけれども、非常に利用されているということが出ております。これは村で3棟を購入して、それでこういった形で貸出しをしているということであります。新聞報道では中札内村の札内川キャンプ場しか出されておりませんけれども、実は帯広市のポロシリキャンプ場も既に5棟入っていて、帯広市も非常にテントサイトも含めて連日予約でお断りしている状況であるということでありますし、この住箱については、道南のキャンプ場でも一部導入されているということであります。通常はファミリーキャビンとか一般でないものをイメージしますけれども、勝毎さん、道新さんの新聞を見ますと、なかなか斬新的な建物で、加えて移動式ということで非常に利便性が高まるものだなと考えておりますし、やっぱり今のキャンプを利用される方のニーズに合った方向性、そういったものがあるかと思うのですけれども、これらについて今まで、例えば広尾も2年ほど前から一部ファミリーキャビンも老朽化して使えないという状況だったのですが、この点、今までどういったような検討を加えてきたのか、それについてお答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
キャビンに関しましては、もう既に業者等にも見ていただいたところ、補修はもう無理だろうと、建て替えたほうが早いのではないかというような状況でございましたので、危険な状態でもあるということで取壊しをさせていただきました。いろんな町の一例を挙げていただきましたけれども、ほかの町のキャンプ場、施設については、それなりに毎年、管理も十分にしながら、お金もかけながら整備をしているところでございます。特に近間で言いますと、更別のキャンプ場は本当にすばらしいなというふうに思っています。本当に金をかけていいのなら、ああいうキャンプ場も私、造りたいなというふうに思いますけれども、広尾町の財政状況から見ると、それは無理なのかなというふうに思います。それから、現状の今の施設、フェンスですとかトイレですとか炊事場、これを改修するのに約6,000 万円ぐらいかかります。そのほかに、例えば今言われたような、訪れるお客さんのニーズに応えるとすれば億単位の金が必要になるのかなというふうに思っておりますので、6次計画でも計画を立てておりますけれども、期間中の再整備について方向性をしっかりと定めていきたいというふうに考えております。
再質問 4番 前崎茂
実は、昨年の総務常任委員会の所管事務調査で、このキャンプ場施設について説明を受けて現地も見てきましたけれども、この中でキャンバステントの、要するに台座だけ残っていて使えない状態だというから、こういうものはもう速やかに撤去すべきだと。それから、ファミリーキャビンについても、階段の板が落ちていたり、手すりも腐っていて一部なかったり、非常に危険な状態なので、これらも早急に撤去すべきではないかというふうに私は質疑の中で述べたのですけれども、例えば今回のファミリーキャビン、これは6月の補正で出ましたよね。私は、てっきり秋にやる、オフにやるのかなと思ったら、もう既に7月、8月に撤去しましたけれども、やっぱりそういった部分では、もっと先々のことを見通して、ファミリーキャビンもああいう状態ではもう使用不能の状態ですから、そうなる前に私は撤去すべきではなかったのかなと。それから、キャンバステントも同じなのです。以前から床に穴が空いているということで、それは補修してきましたけれども、それも耐えられなくなったということで放置されていたのですけれども、やっぱりそういった部分については、今、下の段の炊事場とかテーブルありますよね。あれも春に見てきましたら、もうほとんど半分腐っていて、そういったテーブル、椅子の役割を果たしていない、それがまだ炊事場に置かれていましたけれども、そういった、さっき言った、見苦しいといいますか、やっぱりそういうものはもう速やかに撤去あるいは解体する、そういった中で今後の構築をどうするかということを考えるべきだと思うのですね。実際、平成6年に1億 5,300 万円かけてトイレと、それから炊事場を新設しましたけれども、その後の平成 30 年度までですか、改修費用が 597 万 4,000 円なのです。ですから、24、5年で 600 万円程度ですから、年間にしたら 24、5万円程度、そういう状況なのです。そういった意味で、先ほども冒頭申し上げましたけれども、私も3年ほど前に更別のキャンプ場を利用させてもらいましたけれども、あそこにトレーラーハウスがありましたけれども、私はそこは利用していませんけれども、まだまだ使える状態だなと思ったのが、一昨年もう改修したということでありますし、あそこは水路もあるのですけれども、そこも今年見たらきれいに整備されていました。逆に言えば、もったいないというぐらいな形の整備をされておりますけれども、そこまでいかないにしても、やっぱり計画的な部分で改修する、とりわけ危険の除去という意味では、もっと早く手だてを講ずるべきと。そういった中で今後の計画をきちんと立てるべきではないかと思いますけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
おっしゃるとおり危険なものを施設も含めて撤去すべきだというふうに思いますし、今現在、仮に今後営業するに当たっても、下の段については立入禁止にしなければいけないなというふうに思っております。それから、更別の話も今出ましたけれども、非常に私も昨年キャンプ場を見させていただきましたけれども、また様変わりしておりました。すごい管理の行き届いている施設だなというふうに思っております。当然あそこまでの施設にはならないわけでありますし、今後、広尾町のキャンプ場の在り方について、やっぱり真剣に考えていかなければいけないなというふうに思っております。そういう面で、繰り返しになりますけれども、今後のまちづくり計画の中で期間中の再整備の方向性を定めるということをうたっておりますので、それに基づいてスピード感を持ってやっていきたいなというふうに思っております。
再質問 4番 前崎茂
6月定例会の補正予算で、広尾町のいわゆるキャンプ場が、一般的な公の施設も含めて、スクラップ・アンド・ビルドなのですけれども、広尾町はスクラップにスクラップが続いているのではないかというように指摘しましたけれども、今はもうある意味、真っさらな更地になりましたけれども、例えばそういった中でも、スノーピークが設置しているモバイルハウス、これは定価自体は 400 万円だそうなのです、実際の入札価格は聞いていませんけれども。そういった意味で、やっぱり今のキャンプを利用する方のニーズですとか方向性ですとか、そういったものですとか、あるいは今回特に私も驚いたのですけれども、嵐山のキャンプ場では、これも食事つきのワンデーキャンプから食事付きのグランピングまでという形で幅広くやられておりますけれども、利用者の多様性といいますか、そういったこともきちっとやっぱり理解しながら今後の整備計画というのを進めていかなければなりませんし、あるいはまた類似の施設では、三石のキャンプ場なんかも非常に、浜辺にキャンバス(バンガロー)が建っていたりテントサイトがあったりして、今年の夏休みも相当満員の状態で利用されておりましたけれども、やっぱり今のそういった新しい生活様式といいますか、そういった意味では、冒頭言いましたけれども、広尾町が人口減少で非常に厳しい中、やっぱり関係人口ですとか交流人口、そういったものを増やす一つの手段として、加えて社会教育施設を単なる費用対効果だけに結びつけるのではなくて、もう少し幅広い視点で考えていく必要があると思いますし、私、このキャンプ場の整備計画については、机上で議論するのではなくて、できれば、そういった多くの方の意見だとか、実際に体験をしながら議論していく必要があるかと思うのです。私も、ここ最近そう利用していませんけれども、例えば陸別の私営のキャンプ場も利用させてもらいましたけれども、それぞれ特色があって、例えば都市部から来るお子さんたちが喜んで利用されるとか、そういった多様性も含めて、ニーズも含めて、きちっと整備計画について議論していく必要があるのではないかと思いますけれども、その点についてもう一度お答えをお願いいたします。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
今、前崎議員がおっしゃったことを今後の整備計画に盛り込んだときに、どれだけの費用がかかるのかなと思って、今、想像していたところですけれども、前回もお話しさせていただきましたけれども、9月 23 日に、これは生涯学習のセミナーということで、スノーピークの地方創生を担当しておりますコンサルティングの代表取締役会長の後藤健市さんに来ていただいて、講演をいただくことになっております。後藤さんには一度当町のキャンプ場も見ていただいておりますので、そういう中でどういう話をしてくれるのかなというふうに思っています。こういう話も聞きながら、今後、うちのキャンプ場の在り方について検討していきたいと、整備計画について検討していきたいというふうに思っておりますし、どういうコンセプトを立てるのか、しっかりとした整備計画が立てられればいいのかなというふうに思っております。以上です。
再質問 4番 前崎茂
最後ですけれども、先ほども教育長、やめるのは簡単だということでありますし、今年はテントサイトからキャビンから撤去しましたので今すぐにでもやめられるかもしれませんが、来年から第6次まちづくり推進総合計画が始まります。ほかの分野を見たら日本一の道の駅ですとか、いろんなことが出ています。ぜひ日本一のキャンプ場を目指して、ご議論を深めていただきたいと思います。最後に教育長の気概をお聞きして終わりたいと思います。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
日本一ということで、目指したいのはやまやまですけれども、まあ、ご想像はつくのだろうというふうに思います。ただ、町民が広尾町にはこういうキャンプ場が必要なのだと多くの方のそういう声があるのであれば、これは町として考えていかなければいけないというふうに思っていますし、そういう面でも高みは目指したいなというふうに思いますけれども、いろんな部分で弊害も出てくるのかなというふうに思いますけれども、できる限りのことはしていきたいというふうに考えております。