広尾町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月11日
(1)農村高齢者に係る交通手段の支援について/(2)「光地園」断層の町民周知について
2020年6月11日、広尾町議会の一般質問で、旗手恵子議員が「農村高齢者に係る交通手段の支援について」「「光地園」断層の町民周知について」について質問し、町長 村瀨が答弁しました。
- 質問者
- 旗手恵子 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 11番 旗手恵子
初めに、農村高齢者に係る交通手段の支援について町長に質問します。野塚・豊似地区に住む高齢者から、国民健康保険病院の送迎バスを市街地と同様に各戸へ送迎してもらいたいとの要望が寄せられています。「車を運転していたが免許の更新を諦めた」という高齢の方、「同居している子供に送迎してもらうこともあるが仕事の都合でかなわないこともある」「タクシーを使ってみたが高くて使えない」など様々な声が寄せられています。農村地域でも市街地と同様に各戸へ送迎することは可能ではないでしょうか。町長の答弁を求めます。さらに、国保病院以外の個人病院へ通っている人、買物や役場への用事など市街地へ出かけるのが大変との声もあります。他町村の取組を調べてみますと、コミバス、ふれあいバスの運行が行われ、利便性向上を図っています。大樹町では、週2回、尾田地区をふれあいバスが9時 30 分に始発、森クリニック、大庭医院、町立病院、大樹歯科、上岡歯科、コスモールまで回ります。帰りは午後1時、道の駅で待っていると、ふれあいバスが来て帰れるという方法を取っています。芽室町では、農村部に住む高齢者にタクシー運賃の助成をしています。月に4枚、片道運賃の半額相当のチケットを配付、買物や通院の足としてタクシーを使う高齢者の生活を支えているといいます。本町でも、先進例を参考にしながら、町民の利便性を高めるために何が必要か検討すべきではないでしょうか。町長の答弁を求めます。次に、「光地園」断層の町民周知について町長に質問します。5月の臨時会後における議員協議会で広尾町強靱化計画改定の説明を受けましたが、光地園断層については特に強調されませんでした。最近のマスコミ報道を見ていると、日本各地で震度4の地震が度々発生しています。自然災害の恐ろしさは、2018 年の北海道胆振東部地震、最大震度7、北海道全域のブラックアウト 46 時間という、これまで想定しなかった災害も起きています。マスコミ報道を見ると、2018 年度に道立総合研究機構地質研究所と国立研究開発法人産業技術総合研究所が広尾沖で海域活断層調査を実施し、十勝港沖の海底で地層のずれが複数回にわたって累積的に確認されたことから、活断層と判定されたといいます。十勝沖で活断層の存在が判明したのは初めてで、海域の活断層は沖合 33 キロまで確認されたといいます。直下型地震を起こす可能性がある活断層で、大樹-広尾間の陸域 26 キロで確認されている光地園断層が、広尾沖の海底に約 33キロ延伸していると推定された。陸域と海底を合わせると全長は約 58 キロ、想定される地震の規模も約8倍大きくなるといいます。これは貴重な調査であり、町民に周知する機会を設けるべきではないでしょうか。町長の答弁を求めます。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
旗手恵子議員の質問にお答えをさせていただきます。1点目の農村高齢者に係る交通手段の支援をというところであります。最初に、国保病院が運行している送迎バスにつきましては、野塚地区と豊似地区の方々には、受診後の自宅までの送りは行っているところでありますが、各戸への迎えの実施はしていない、できない状況にあるところであります。市街地や音調津地区の方々と同じように迎えと送りの双方を行い、通院される方々の利便性を確保したいところではありますけれども、農村部への迎えはどうしても距離が長くなり、それに要する時間が診療時間に影響することが想定されております。特に病院の送迎というのは、午前中については音調津市街地、そして午後から農村部への迎えになることから、どうしても個々に回ると午後の診療時間、終了時間に影響することが想定されるために実施には至っていない状況にあります。今日の人口減少、そして少子高齢化が進み、運転免許を返納される高齢者も増えてくることが見込まれる中、いかに町民の方々の足を守っていくのか、持続可能な地域社会を実現する上で解決しなければならない地域課題であると私も認識をしているところであります。第2期の広尾町総合戦略に地方創生に向けた取組の一つとして地域公共交通の抜本的改革を盛り込んだところであります。既存の路線バスの在り方、また、新たに交通機能としていろいろな町村で行っているコミュニティバスとかデマンドバスの導入、いろんな形式がありますので、本町の公共交通ネットワークの確立に向けた取組、これを進めていきたいと考えているところであります。次に、2点目の「光地園」断層の町民周知についてであります。強靱化計画は、今後想定される大規模自然災害から起きてはならない最悪の事態の回避に向けた施策に取り組むことによって、町民の命、財産を守り、本町の持続的な成長を実現させるものであります。強靱化計画で町内における地震・津波の自然災害リスクとして示している陸域の光地園断層が広尾沖の海域に約 33 キロ延伸していると推定されていることが、昨年の 11 月に北海道立総合研究機構地質研究所などの調査で明らかになったところであります。その調査結果によりますと、陸域と海域を合わせると従来の倍以上の全長になりまして、想定される地震の最大規模も約8倍になり、より大きな被害の可能性も出てくると言われております。調査結果は、調査に協力された広尾漁協、また、町に説明される予定になっておりまして、詳細な説明を受けた後に町民の皆様方に周知する手段、方法を検討してまいりたいと思っております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 11番 旗手恵子
1点目の農村高齢者に係る交通手段の関係ですけれども、診療が終わった後に自宅まで送ってもらえているというのは大変助かると、実際利用されている方もそう言っています。ただ、朝出かけるときに子供が手が空いていると送ってもらえるけれども、そうでなければ出ていくのが大変だと、そういうことを聞かされています。今どういうふうにして農村部の方たちの足を、交通手段を守るかというのは課題と認識しているということで町長は言われましたけれども、方法はいろいろあると思うのです。1次質問で言いましたように、大樹のような、そういうオンデマンドですとか乗り合いのバスで賄うという方法もありますし、芽室のようにタクシー代の助成をするということもありますので、ぜひそこのところは一歩踏み出してやっていただきたいと思うのです。以前このことについて、音調津までの送迎の関係で月に 13 回も 14 回も迎えの車が走っていながら、一番少ないときは2人しか乗っていないということもあったと。そういう無駄も一方であって、議会で指摘されてからそこの部分は改善したと思うのですけれども、やはりそういう無駄を省いて本当に必要としているところに手厚い助成をするということが今求められていると思うのですが、町民の皆さんは何とかしてもらいたいということで待っていますので、やはり期限を決めて、いつまでにどういう体制を取りたいというようなことを今お示しはいただけないでしょうか。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
議員のほうから以前にもお話がございましたし、今回も質問をいただきました。本当に高齢者の方々がこれから広尾町で生き生きと生活していくためには、何といっても交通手段、足の確保、これが本当に本町ならず各町村の大きな課題になっているところであります。今、病院の問題で具体的にお示しをしていただきましたけれども、午前中に診療を受けたいとなれば家族の方に送っていただく、そして町のバスを利用するとなれば午後からになってしまうという、そんな不便さもあるわけでありまして、いろんな先進事例をいろんなところで拝見いたしますと、コミュニティバスというのはルートが決まっていて、時間が決まっていてというところ、利便性もあるのでしょうけれども、今はやっぱりデマンド、直接個人のところに迎えに行って送っていくという、そして乗合タクシー的なことも各町村でやられているようであります。いろんなケースがあるわけでありまして、ぜひやはり高齢者の方の買物支援ですとか、お出かけ支援ですとか、私の4期目の政策にも挙げている項目でありますから、いつまでかと言われると期限は言えませんけれども、早急に、しっかりといろんな事例も参考にしながら、本町にとってどれが一番適しているのか、ふんだんにバスを何台も配置してやればすぐできるのですけれども、なかなかどれが効率的に、一番有効なのか検討させていただければと思っております。
質問 11番 旗手恵子
農村高齢者の交通手段というのは本当に切実なものですので、町長も早急に対応したいということでしたので、ぜひよろしくそのように進めていただきたいと思います。それと、2点目の光地園断層のことなのですけれども、この道立総合研究機構地質研究所などの調査の結果というのは、町としては、まだ詳しいデータといいますか、そういうものはまだもらっていないということなのでしょうか。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
調査結果、私どもの手元にまだ届いていないところでありまして、届き次第、答弁申し上げたとおり住民の皆様に周知させていただきたいと思っております。
質問 11番 旗手恵子
マスコミ報道で私も、こういう調査が行われて、そしてこれまでにないいろんな、これから災害いつ起こるか分からないという、こういう時期ですから、やはり対応も即しなければならないなというふうに思ったのです。ですから、町のほうにも当然そういうデータは結果として届いているのかなと思いました。まだでしたら、やはりマスコミ報道もされていることですから、どうなっているのかきちんとそれを把握して、そして町民に対しても、やはり自然災害ですからいつ起きるか分からないけれども、こういう危険性が指摘されていると、こういう地震だとか津波だとか、そういうことに関わることなので、日頃からやっぱり何に気をつけたらいいのかということまで含めて町民にも協力いただかなければならないことはたくさんありますので、町がやっぱりリーダーシップを取ってそういうことを示していくべきではないかなというふうに思います。その点でもう一度お願いします。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
光地園断層については、以前から陸側については報道発表もされておりますし、私も実際現地に行って、研究所が掘削をして断層を調べているところを見てきたところであります。でも、今回は海まで倍に伸びているというところ、報道を受けて私もびっくりして、しかもそこのところの断層がずれると大きな被害、胆振東部が断層のずれでしたから、あんな状況になるのかなというふうに思っておりまして、調査結果が来次第しっかりと住民周知させていただきたいと思います。