広尾町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日
(1)町営合葬墓の建設について/(2)十勝バス(株)「広尾線」利用促進支援について/(3)季節労働者の冬期雇用対策について
2016年9月12日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「町営合葬墓の建設について」「十勝バス(株)「広尾線」利用促進支援について」「季節労働者の冬期雇用対策について」について質問し、町長 村瀨が答弁しました。
- 質問者
- 前崎茂 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 前崎茂
私は、3点について質問をいたします。1つ目は、町営合葬墓の建設についてであります。近年、核家族化や少子化の進行とともに高齢者の単身世帯が増えている中で、年金等の削減などによる貯蓄の余裕のない世帯の傾向が見られます。さらにまた、価値観の多様化などにより、全国的にお墓に対する考え方や祭祀のあり方、時代の変遷とともに変化してきております。お墓参りや先祖に対する崇拝は長年にわたり受け継がれてきた大切な文化であり、風習でもあります。加えて、何よりも故人が生きていた尊厳が守られるものでなければなりません。このような状況下で、本町においても「子どもがいない」「お墓を継いでくれる人がいない」「お墓を建設するには100万円から200万円ほどかかり、納骨堂を購入するにも数十万円かかるので困難である」などの声が寄せられております。さらにまた、近隣に身寄りがいないなど、将来のお墓の維持管理に不安を抱く方など、無縁化に不安を感じ、公設の合葬墓を要望されているところであります。帯広市は、昨年度、中島霊園に合同納骨塚を設置し、当該施設の使用料及び管理料を合わせて1万円以下とし、本年度から供用開始しております。4月から申し込みの受け付けをし、既に3か月間で169件の申し込みがありました。平成40年度で2,000件を予定しているとのことであります。網走市でも、潮見墓園合葬墓を平成26年度から供用開始しておりますが、使用料及び管理料を含め、1件2万円となっております。また、使用料等については永代供養の料金も含んでおり、申請者の要件も網走市民はもとより市に本籍を有する方、市内にあるお墓を改葬する方、市内に親族のいる方など、帯広市と同様な要件としております。本町の高齢化率も年々増加しており、とりわけ独居高齢者の割合が高まる中、公営の合葬墓の建設は喫緊の課題であり、町民ニーズの把握とともに先進自治体を参考にして検討すべきと思いますが、町長の見解を求めます。次、2点目であります。十勝バス(株)「広尾線」利用促進支援についてであります。高齢化社会を迎え、高齢者ドライバーの運転免許証の返納など、地方での生活交通路線バスは通院などで欠かせないものとなっております。沿線自治体の少子化や転出等、人口減少などで、その要因として乗客数が減少し、年々経常損失が増加しております。このような状況のもとで、国庫補助路線として十勝バス株式会社が運行している広尾―帯広間に係る市町村負担も年々増加しており、市町村財政を圧迫しております。平均乗車密度が5.0以下になった平成22年度から、帯広市を含む広尾線の沿線6市町村の負担額が発生し、平成22年度においては、その額が90万2,000円であったものが平成24年度1,846万1,000円、平成26年度は4,284万7,000円と大幅に負担額が増額されております。これに合わせて本町の負担額も、平成22年度の23万4,000円が平成25年度には1,037万2,000円、平成26、27年度は1,500万円を超える負担額となっており、今後においても増加傾向にあります。十勝バスの広尾線の運行は、唯一の公共交通であり、路線を守るために本町も最大限の支援をしていかなければならないと考えます。経常費用の削減ももはや限界であり、乗客を増やすことが急務であります。利用促進策としての具体的な方策はどのように検討されているのか、お答えをいただきたいと思います。また、国、道の補助金が、平成24年度は9,492万1,000円、約9,500万円あったものが平成26、27年度は8,500万円と経常損失が増加しているにもかかわらず減額されております。地方創生と言いながら、それとは全く逆の方向性となっております。国に対して補助金の増額を求めるべきと思います。平成24年3月の定例会において、私は一般質問で、特に高齢者の方から要望のあった広尾線のバスに都市間バスが設置しているようなトイレについて、バス会社と沿線自治体で協議し、朝夕の1往復でも高齢者のニーズに応えるよう、トイレの設置について取り上げたところであります。広尾の始発から帯広駅前バスターミナルまで2時間40分以上の時間を要するため、トイレが心配で十勝バスを利用したくてもできないとの高齢者からの要望も聞いております。現在、十勝バス本社が沿線自治体の住民の皆さんにアンケート調査をしておりますが、本町の支援体制はどのように考えているのか、町長の見解を求めます。次、3点目であります。季節労働者の冬期雇用対策について質問いたします。平成26年4月から消費税が8%に増税され、加えて実質賃金の低下している中で、これからの冬の生活が不安だと口にする季節労働者の方もおります。季節労働者の冬期間の雇用と生活を支える冬期援護制度が廃止され、新たに通年雇用促進事業が実施されたものの、極めて不十分な内容となっております。管内においても、季節労働者の冬の雇用と生活を支えるために町村独自で冬期雇用対策事業を実施しております。本町では、平成20年度に季節労働者冬期雇用対策事業費として307万円、延べ120人分の季節労働者の方々に、さらに平成23年度の当初予算にも計上され、430万円、延べ152人の方々に支払われております。この雇用対策事業に従事した方々から、「冬の仕事のないときに大変助かります」との声も寄せられているところであります。昨年度も、季節労働者に対する雇用対策事業費が9月の定例会で補正予算化されたものの、その内容は、落札した請負業者が冬期間の事業として行ったもので、本来の季節労働者の冬期雇用対策とはなっていないものであります。管内の昨年度の季節労働者の冬期間の生活を支援する事業として、隣の大樹町では、町単独事業として季節労働者対策事業、支障木伐採処理工事を延べ220人分680万4,000円が支払われております。上士幌町では、緊急雇用対策事業として明渠排水路内の雑木処理で延べ244人分332万円の事業を行っております。幕別町では、街路・公共施設等清掃業務308人分230万2,000円、町道環境整備業務、支障木伐採業務として298人分165万7,000円、職員住宅解体業務として120人分793万8,000円、合わせて延べ726人分1,189万7,000円、約1,200万円の事業を取り組んでおります。士幌町は、緊急雇用対策事業として、12月から3月の冬期間に失業対策として町有地雑木伐採事業、延べ302人分425万円、町有建物解体工事、延べ92人分844万7,000円、合わせて1,269万7,000円の事業を実施しております。また、本別町では、町道の側溝支障木撤去作業で延べ129人分410万円の事業を行っております。そのほか、帯広市や中札内村などでも、それぞれ12月から翌年の3月にかけて、冬期間就労がなくなる時期にこれらの業務を町単独で実施しております。冬期雇用対策事業を毎年度実施している先進自治体は、季節労働者の冬期間の就労の場を提供し、生活安定を図ったとしております。本町の季節労働者の職種別労働者数の実態と先進市町村の事業実施状況を参考にして、冬期の季節労働者雇用対策を講ずるべきと思いますが、町長の見解を求めます。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
前崎議員の質問にお答えをいたします。まず、1点目の町営合葬墓の設置についてであります。近年の少子化や核家族化の進展に伴い、近親者が近くにいない、子どもがいない、維持費が大変など、お墓を個々に維持管理することに不安を持たれている方が増えていると言われております。現在、茂寄墓地におきまして使用可能区画数は、2,008区画中、貸し付け中が1,918、昨年度、7区画が返還されております。広尾町から町外にお骨を持っていかれた方が1件、町内でお寺の納骨堂に改葬された方が2件、申請しておりましたけれども、必要としなくなった方が4件となっております。将来的にも安定した管理を委ねる方策の一つとして合葬墓が注目されている状況にあると思います。しかし、通常、自治体が設置する合葬墓は、一般的に利用にかかる費用は安価でありますけれども、複数の遺骨をまとめて埋葬するほか、納骨した遺骨については返還しないという、そんな内容になっているところであります。近年、お墓に対する考え方もさまざまに変化している状況にありますが、これまでは菩提寺を代々引き継いできたという、そんな傾向にあるのですけれども、それが引き継ぐ方がいなくなったときに寺院の墓地、永代供養などの方法があり、お墓に対する考え方が多様化になっているところであります。本町といたしましても、現在のところ、合葬墓の設置は難しいと考えておりますけれども、今後、墓地に対する町民の方のいろいろなニーズを見きわめながら判断してまいりたいと思っております。2点目の十勝バス(株)「広尾線」利用促進支援についてであります。この広尾線につきましては、小学校の統合に対応する経路変更など、利便性の向上を図ってまいりましたが、利用者の減少や燃油価格高騰など、経常費用の増加により、平成22年度から沿線市町村の負担額が発生している状況にあります。その負担額も、平成25年度は1,000万円を超え、平成26年度からは1,500万円を超えております。地域間幹線系統確保維持費補助金、この実態に応じた適正な算定方法への見直しを国及び北海道等に引き続き要請を行っているところであります。次に、路線を守るための方策であります。一昨年、十勝バス社員と町職員で、町内の家庭の戸別訪問を実施いたしました。「乗車場所がわからない」「金額がわからない」「発車時刻がわからない」「トイレが心配」など、バス利用に対する不安が利用を妨げている意見が寄せられたところであります。これらを解消するため、昨年は、町内路線のマップ、時刻表、運賃などを掲載いたしました目的地別時刻表広尾町編、今年は、これに加えて帯広市内の病院、ショッピングモール等を掲載した目的地別時刻表広尾町編を町の広報誌に折り込み、全戸配布をしたところであります。今後におきましても、利用者の意見を取り入れながらバス利用の促進を図ってまいります。次に、トイレつきバスの運行としての町の支援体制であります。十勝バスは、車内にトイレを設置したバスの運行を検討しておりまして、バスに関するアンケート調査を、本年、実施をいたしました。アンケート内容は、今までどおり「段差がない乗りおりしやすいバス」か「段差はあるがトイレを設置しているバス」の選択制のアンケートでありました。結果は、トイレを設置しているバスが約1.6倍の支持があったところであります。この結果を受けて十勝バスでは、車両の設置、試験運行等について検討をしているところであります。トイレつきバスの試験運行が決定次第、広く町民に周知し、利用促進に努めるものであります。続きまして、3点目の季節労働者の雇用対策についてであります。季節労働者の方の雇用環境は年々厳しさを増し、雇用と生活は苦しいものがあると思っているところであります。平成19年度から通年雇用化に向けて、帯広・南十勝通年雇用促進協議会が通年雇用促進支援事業を推進しているところであります。北海道特有の積雪寒冷の中で、建設業関係では期待するほどの通年雇用化の実績がなく、他の産業への転職もさらに厳しいものがあるところであります。本町といたしましても、この協議会への負担金の支出をはじめ、平成20年度、平成23年度に短期雇用就労対策として明渠排水の雑木処理工事を実施いたしました。昨年度は、旧職業訓練センター解体撤去工事、旧陶芸棟解体撤去工事を実施したところであります。今年度は、今回の補正予算第6号で議決をいただきました旧かもめ児童会施設の解体撤去工事を、冬期における季節労働者の生活の安定と雇用を確保する事業と位置づけているところであります。2点目の本町における季節労働者の職種別の実態についてでありますが、主に建設業に限って言えば、ハローワークの届け出によりますと98名となっているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 4番 前崎茂
それでは、1点目の町営合葬墓の建設について再質問いたします。先ほどの答弁の中で、例えば複数の遺骨をまとめる等々ご説明がありましたけれども、合葬墓ですからそのとおりだと思いますけれども、今、全国で自治体への合葬墓の建設というのは、特に2000年から急激に増えていると。これは厚生労働省の資料等にも出ております。その中で、特に都市部が多いのですけれども、例えば東京都の都立小平霊園、これは2000年に設置されたものですけれども、今現在、約1万9,000人分のそういった納骨がされている、あるいは京都市の伏見区の霊園、これはもう1万7,000人とかいう形で非常に多くの方が利用されております。さらに、千葉市の桜木霊園合葬墓でありますけれども、この中で合葬墓についての規定がありまして、「使用者が定められた区画内を使用する従来の墓地とは異なり、墓地の承継の心配がなく、一つのお墓に多くのご遺骨を一緒に埋蔵する新しい形の墓地です。ご遺骨は、建物内に設置した納骨棚に30年間安置後、ほかのご遺骨と一緒に合祀し、永年に埋蔵されます」、このような形でうたわれております。ここはやっぱり都市部ですから、この使用料等については、1回のみですけれども、7万円かかるということになっております。先ほどの網走市は2万円で、帯広市の中島合同塚は、市民ですと7,200円、市民外ですと8,800円、1万円以下に抑えて利用されているということであります。いずれにいたしましても、お墓については民法897条にも規定されておりまして、お墓等の所有権は慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者がこれを承継する、ただし被相続人の指定する場合はその者が承継するという形でありますけれども、ただ、今言ったように遠隔地においてなかなかお墓参りができない、そういった不安を抱える方が増加傾向にあるということであります。そういった意味で、これらの自治体への合葬墓については、いわゆる少子化、核家族化による継承者不在の不安を払拭しているというところであります。まさに時代の変遷とともに、社会の考え方も変化してきているというふうに認識しているわけでありますけれども、この点について町長はどのように考えられているかお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
議員のほうから一般質問でこの合葬墓の提言を受けましたけれども、時代が変わったなというふうに率直に感じているところであります。今までは先祖代々のお墓をしっかり守りながらそれぞれつないできたという、そんなことが自然だというふうに感じているところでありますけれども、少子化といいますか、人口減だとか、そういったこともやっぱり背景にあって、地元になかなか継承する人がいなくなってきたことを受けて、こんなこともそれぞれ各地でやられているのかなという率直な感想なのですけれども、何といってもなかなか、今、広尾町の中ではそういった声も聞かれないのが実態でありますけれども、でも時代背景としてはこういうことがあるのだなというふうに改めて認識をさせられたところであります。お骨をみんなと一緒に埋葬するわけでありまして、当然、供養とか、そういったことは行政としてしないわけでありますが、都会ではそんな方向にあるということでありますから、本町においてもそういった住民ニーズがもし高まってくればやっぱり考えざるを得ないのかなというふうに思っているところであります。
再質問 4番 前崎茂
私も、このいわゆる自治体の合葬墓については、最近、新聞等で出ておりまして認識をしたわけでありますけれども、今、実際、広尾町のご高齢の方から、よく年金削減だとか、そういった形で貯蓄ゼロ世帯が増加傾向にあるという形で、先ほど言ったように高額なお墓ですとか納骨堂の購入についてはなかなか不可能であると。そういった中で、たまたまこういった町営の合葬墓、そういったお話を二、三の方から賜って、それで私も全体的な調査をしたり、こういった今の時代ですから、「これからの『お墓』選び」という本も出ておりまして、これも読ませてもらいましたけれども、ここ本当に2000年に入ってから急激にこの合葬墓にかかわる社会の認識が変わってきたというふうに思っております。そういった中で、帯広市も実際、今年度から供用開始しておりますけれども、音更町も2年ほど前から、いわゆる町営の合葬墓について、町が情報発信をして、その中で町民からアンケートをいただいているというような形で、まだアンケート自体は実験程度なのですけれども、そういった中で議会等のやりとりも含めて、今、1年程度で方向性を出したいということで、さきの定例会でもそういうご答弁がありましたけれども、やはり住民アンケートをとる前に、それと合葬墓について一定程度のやっぱり認識といいますか、そういった情報発信をしなければ、なかなかこのアンケートをとるといっても困難性があるのかなと思っておりますけれども、その点、先ほど住民ニーズを把握しながらということでありますけれども、今現在、どのような形でそういった住民ニーズの把握をされるのかお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
民法の話も出ましたけれども、基本的には個人の方がしっかり管理をするものでありますから、特に宗教的な行為でありますから、行政がかかわるものではないという、そんな認識を今というか、持っております。そこで、ただ社会が変遷していく中で考え方も変わってきている、ですからほかの町村もそういうこともなされているのだなというふうに思っているところであります。ただ、積極的にというか、行政としてそういった住民ニーズを把握するような今のところの考え方はございません。ただ、住民のほうからいろんな声が上がってくれば、そこでやっぱり合葬墓ということも今の時代背景であるのかなというふうに思っておりますけれども、そういったところで住民の声をアンケートだとか、そんなところで把握するという今は考え方ございませんので、住民の方から声が上がってくれば、その時点で判断をしていきたいなというふうに思っているところであります。
再質問 4番 前崎茂
今、住民の方からのそういった声といいますか、要望が上がっていないということでありますけれども、たまたまこの7月前後にかけてそういった要望が、高齢者の2、3人の方からご相談といいますか、あったものですから、町長のところにも相当数が行っているのかなというふうに推察をして今回取り上げておりますけれども、ぜひいろいろなチャンネルでそういった、今、本当に高齢化社会、そういったことも含めて、ぜひ把握をしていただきたいと思っております。次に、十勝バスの利用促進支援についてであります。この十勝バスについて、いろんなマスコミ等でも取り上げられておりましたし、一昨年、野村社長、十勝バスの社長が見えられて広尾で講演された際にも、地域で住民の声を聞くということで、何軒か訪問されてアンケート調査を行っていたというところであります。実は、そのときにも、新聞報道でありますけれども、一部の町民の方から、ぜひトイレの設置をしてほしいという意見もありましたというようなことが出されておりましたけれども、実は私、先ほども言いましたように、24年3月の定例会の一般質問で、このときも高齢者の方から、帯広まで3時間近く、これ家から出て待ち時間を含めると3時間近くかかるので、トイレも心配でなかなか利用できないという方から相談を受けて、トイレの設置を、事業者と沿線自治体で協議会ありますので、そういった中で検討してはということで取り上げた経緯がございます。それから4年半たちまして、今、十勝バス、事業者が今、実際、沿線町村のアンケート調査をやっております。そういった意味では、沿線自治体としても、特に広尾の場合は一番遠いところに位置して、さっきも言ったように3時間近くかかるわけですから、沿線自治体として、とりわけ広尾町としてそういったトイレの設置に係る支援策、これスピード感を持って取り組む必要があるかと思うのですね。その点について、お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
この広尾線利用促進でありますけれども、何といってもそれぞれの自治体の負担が増えております。乗車密度が減っている、とりわけ乗っている人が年々減っているということであります。そんなことを受けて、広尾町も1,500万円を超える負担を、もう本当に大きなお金を負担しているということであります。議員も企画課長のときに、この問題を担当された方なので十分わかっているかと思いますが、普通は補助金というのは乗車数が減ると、やはり地域住民の足を守るという観点から補助金が増えるのが当たり前ですけれども、減ったから補助金出しなさい、あなたの町で責任を持ってしなさいという、そんな構図になっているわけでありまして、こんな理不尽な地方の足を守る政策はないのだというふうに思っていまして、これまでも期成会ですとかそれぞれ政権与党に向けて、おかしいと、何とかしてくれという要望はもう毎年のようにしているところでありまして、このことはさらに強く国に向けて要望していきたいなというふうに思っております。やはり地域の足を守る、やはりバス大切だねと私たち方針を出して補助金を出しているのですけれども、なかなか乗ってもらえないという、そんな現実もあるわけでありまして、そこをどうやって乗ってもらうか、この1つとしてやっぱりアンケートではトイレが不安だというところもありますから、十勝バスは十分このことも認識をしていただいておりますので、しっかりとバスの導入に向けて、そして広くPRをして、まずは乗ってもらう、このことが必要かというふうに思っております。以上であります。
再質問 4番 前崎茂
十勝管内における補助路線バスは、全部で14路線ありますけれども、この中でとりわけ広尾線と帯広陸別線は運行距離も長いですし、いわゆる経常損失、赤字も1億2,000万円から1億3,000万円という大きな額となっております。そういった中で、先ほど言いましたけれども、平均乗車密度、広尾線は、平成22年度に5.0となって、その後、23年度は4.7、24年度は4.4と、この乗車密度が下がってきておりますけれども、事業者等の努力によって、26年度は4.5、昨年度は4.6と乗車密度も回復をして、一定程度のいわゆる事業者努力をされております。ただ、国は、この平均乗車密度5.0を下回ると、いわゆる地域公共交通確保維持改善事業の補助金の交付要綱において、経常費用の20分の9、0.45を限度とするという規定がございます。この20分の9の根拠というのは、多分、具体的に示されてはいないと思うのですけれども、少なくともこの経常費用については、燃油等の高騰などで毎年増加をしているというのが実態かと思います。そういった中で、年々経常損失が増加する、だけれども国の負担は限度額を設けるために増えない、逆に市町村の負担は増加する一方となっております。まさに、先ほど言ったように、今の交付要綱のシステムでは国の負担額は増えていかないという形の中で、そういった意味でまさに地方創生に逆行する内容となっていると思っております。十勝管内でも共通するこの路線バスを維持するためにも、管内挙げてこの交付要綱の見直しを国に対してきつく求めるべきだと思いますし、私ども議会、住民も、そういった意味では協力をしていきたいと思っておりますけれども、その点についてもう一度お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
やっぱり地域の足を守る、これはもう中心部から離れる町村にとっては死活問題でありますから、しっかり取り組みを進めてまいります。議員おっしゃったように、年々必要経費がバス会社は膨らんでおります。そして、補助金は限度額があるわけでありますから、その差額は市町村が負担をする、そんな仕掛けになっておりまして、それぞれの市町村の負担割合は町村の通る沿線の距離数によって決まっているわけでありまして、広尾町は実に4分の1広尾線で占めているわけでありまして、当然、負担額も大きくなってきているところであります。まずは乗ってもらうことが大事でありますから、そして地域の足を守る、そういったことも大事でありますから、乗ってもらうべく施策をしっかりバス会社と連携しながら進めるのと同時に、やはり何といってもこの理不尽な補助金の制度でありますから、ここをしっかり国に向けて要望してまいりたいというふうに思っております。
再質問 4番 前崎茂
次に、3点目の季節労働者の冬期雇用対策についてであります。先ほどのご答弁の中で、今年度においては旧かもめ児童会館の解体工事、これらを冬期における季節労働者の雇用に位置づけたいということでありますけれども、実は昨年度もこの9月の定例会で取り上げさせていただいておりますけれども、このときはいわゆる旧職訓校とか、そういった解体工事が12月から1月にかけて発注をされたわけでありますけれども、その内容としては、落札したいわゆる請け業者の、その事業所の就労している方、この方については仕事はできたわけでありますけれども、いわゆる一般的な季節労働者にまでは適用されていない、就労できていないというところであります。実は、私どもも、昨年9月の季節労働者対策、これについては議会報告会等を行って住民にも周知をさせていただきましたけれども、そういった中で結果として、いわゆる期待をしていた季節労働者の方からそういった問い合わせもあったところであります。そういった意味では、今回については広く、先ほどのご答弁でも季節労働者が約250名おられるというわけで、そういった方々に広く周知をして冬期間の就労ができるような、そういった確保をしていただくことが肝要だと思いますけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
この季節労働者対策についてでありますが、もう何年も前からいろんなご意見のあるところでありまして、その都度、私も、国が制度をやめたというところの受け皿として町村がかわってやる、これは無理がありますというところをずっと答弁をさせていただいているところであります。しかし、季節労働者、現実的にいるわけでありますから、どうやって生活を守るのかというところも町の仕事としてあるというふうに答弁させていただいて、非常に国の制度をやめたことが町がかわってやるというのは、もう財源的にも、制度上でもやっぱりできないことであります。しかし、生活を守るという観点から、可能なときにはそういう手だてもやってまいりました。明渠排水の雑木処理、これもやはり必要な仕事でありましたからお願いをしたところでありますが、限られた仕事の量でありますから、1回やれば、あと数年間はやらないで済むというところもあるわけでありまして、仕事があるときにはそういった手だてもできるのですが、その生活を守るためにあえて非効率な仕事をつくってまで発注するというところは、これは控えさせていただければというふうに思っているところであります。なかなか実効性が上がらない去年の分も、できるだけ冬期間に工事を、冬期間にできる工事は冬期間に発注をして、そこで季節労働者の方が対応していただければというところで、特に解体という仕事は冬にできるわけでありますから、冬に発注をさせていただきました。今年もこういう形で、冬に発注をさせていただきます。しかし、限られた人というところの議員のほうからお話があって、そのとおりなのです。そこのところは、そういった人方の部分があるかもしれませんけれども、仕事の発注形態からいってそうせざるを得ないというところで、ぜひご理解をいただければというふうに思っております。また、広く、建設業に限って言えば、やっぱり100人弱の方々が建設業に携わっているわけでありまして、そういった方々、今は冬も公共事業が多くなってきているところでありまして、昔ですと12月中ごろから3月いっぱい、4月いっぱい仕事がないという状況が続いていたわけでありますが、冬も建設工事をやる時代になってきておりまして、実際に何人の方が求められているのかというところの把握も必要かなというふうに思っているところであります。以上であります。
再質問 4番 前崎茂
確かに冬期間のそういった業務については、日照時間も短いですし、非常に低温で作業には厳しいという条件があることは十分私どもも承知しておりますけれども、ただ、先ほど冒頭で1次質問しました管内の状況ですけれども、全町村に私が確認して聞いたのではなくて、たまたま聞いたところがやっていますよという実態ですから、実際はもっと管内ではやっている町村が多いと思うのですね。そういった意味で、例えば士幌町も、昨年度に関して言えば町有建物解体工事844万6,000円が発注されておりますけれども、これはその年の時限的なものでありますけれども、そのほかに毎年、町有地雑木伐採事業、これを大体延べ労働者数で300名近く、金額も400万円を超える額を毎年度やっております。士幌町の方に聞きましたけれども、これらの事業については過去20年近く毎年やっているということで、その季節労働者の冬期の生活安定確保、これを目的としてやられているということであります。確かに効率だけで言えば当然5月から11月とか、そういった時期が一番いいのでしょうけれども、いかんせん北海道で、積雪寒冷地という状況の中で季節労働者の冬期の生活を守るという意味では、他の町村は創意工夫をしてやられているということであります。したがって、士幌町の方の言葉をかりれば、いわゆる理事者も職員も議会も、こういった季節労働者の冬期の雇用対策の事業をやるということは半ば当たり前だと、それは季節労働者生活安定のための目的を持ってやっているのだというようなお話がございました。そういった意味では、効率、非効率の部分は確かにありますけれども、そういったそもそもの季節労働者の冬期の生活安定向上を図るという目的のための事業としての取り組み、これについてもう一度お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
本町においても、そういった趣旨、十分理解をしているところでありまして、明渠排水などの雑木処理等々を含めて、そういった業務があるときにはそういった体制で取り組んでまいりたいというふうに思っております。もう一つ、除雪の関係でこの取り組みをした経緯があります。屋根から落ちてくる雪を、公共施設ですけれども、なかなか大変、重労働でありまして、なかなか希望者がおりませんでした。確かにそのとおりですよね。年配の方が多いのですから、我々でも大変なやつが年配の方が大変だというところがあるのですが、ただ一般の、例えば高齢者、昔、シルバーセンターとよく言っていましたけれども、そこのところは結構需要があるのですね、冬の除雪。そういったところも視野に入れながら、工夫しながら対応してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。