みんなの議会

羽幌町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月11日

これからの建設業と公共工事について

2015年3月11日、羽幌町議会の一般質問で、阿部和也議員が「これからの建設業と公共工事について」質問し、町長 駒井久晃、建設水道課長 安宅正夫、建設水道課主幹 吉田吉信が答弁しました。

質問者
阿部和也 議員
答弁者
町長 駒井久晃、建設水道課長 安宅正夫、建設水道課主幹 吉田吉信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 阿部和也

これからの建設業と公共工事について質問します。地域の建設業は、この町をつくる大きな役割を果たしています。しかし、厳しい状況が続く中、疲弊、衰退に追い込まれ、羽幌町にとって大きな損失となっています。これからの公共工事の発注は、地域経済の活性化と、地元企業の育成の観点が必要と考えられます。近年、自然災害が頻発しており、大手だけでなく、地元の建設業の役割が必要不可欠です。地元企業にマンパワーや一定水準の品質、資機材がなければ地域は守れません。また、公共施設の老朽化が進んでいくことが予想され、これらの施設建て替え工事等は地域の生活に密着したものであり、住民、業者、行政が一つになった地域に役立つ公共工事を考えていかなければなりません。地域、生活密着型、福祉型の公共工事は、地元建設業の仕事と雇用の創出につながり、地元建設業の再生と振興につながると考えられます。これらのことを踏まえまして、これからの建設業と公共工事の関係について、以下の点について質問します。1、少額で内容が軽易な小規模工事の発注先の選定方法について。2、今後行われる大規模な改築、補修工事における地元建設業の参入について。以上です。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

阿部議員のご質問にお答えいたします。1点目の軽易な小規模工事の発注先の選定方法についてでありますが、各担当課では年度当初に予算計上されたさまざまな建設工事を発注する場合、法律に基づき競争入札や見積もり合わせによる随意契約により執行しております。その際、随意契約による業者の選定については、工事内容により建設業種の実績等を考慮し、できる範囲において町内事業者を選定しております。今後も町内事業者にできる建設工事については、町内事業者を選定し、執行してまいります。なお、随意契約によらない競争入札の場合には、競争入札制度の資格基準により建設業法の許可を受け、知事の経営事項審査を受けた建設業者を資格要件者として審査登録した事業者から選定をしております。また、競争入札時には地域要件として地理的に有利と認める一定地域で営業している事業者を選定しております。2点目の大規模な改築、補修工事に係る地元建設業の参入についてでありますが、1点目と同様に発注する建設工事の内容によって、町内事業者で施工できるものは町内事業者を選定しており、建設工事の規模や工事内容によっては町外事業者を含めて公募も行っております。また、対象工事が1事業者で、適正かつ円滑な施工が困難な建設工事規模については、町内事業者を含め共同施工の体制による共同企業体を活用するなど、今後も町内事業者が参入できるよう考慮してまいります。以上、阿部議員への答弁とさせていただきます。

再質問 8番 阿部和也

それでは、何点か再度質問させていただきます。私も業界の人間ですので、答弁いただきました内容については理解していますが、確認も含めて何点か質問させていただきます。まずは、1点目の小規模工事の発注先の選定方法についてですが、競争入札については参加条件ありますし、その点に関しては私も理解しています。もう一つの見積もり合わせによる随意契約についてですが、まずは改めて確認したいのですが、現在随意契約の際は工事内容に近い業者を選定されていると思いますが、選定の際の建設業種の実績等を考慮しとありますが、実績の基準についての確認をさせていただきます。建設業許可取得し、町に指名願出している業者から選定しているのか、それとも過去に発注とかしていた建設業者許可取得していない、入札参加資格もない業者も含めての選定となっているのか、まずお聞きします。

答弁 建設水道課長 安宅正夫(建設水道課長は2015年3月まで)

お答えいたします。建設業者の指定になっていない事業者も選定しております。

再質問 8番 阿部和也

ということは、過去の実績、過去工事していた業者も含めてということだと思います。過去の実績等も含めてということなので、広く受注の機会与えていただけているのかなと思います。しかし、過去の実績だけといいますと、当然以前指名願出して、入札等も参加していた業者に絞られるのかなとも思います。そうしますと、やっぱり建設業許可取得しなければならないのですけれども、この建設業許可取得に際してはさまざまな条件クリアしなければなりません。そうした条件もありまして、会社から独立しても公共工事受注までにはどうしても時間もかかります。農業、漁業は後継者、担い手不足が問題となっていますが、建設業界も後継者、担い手不足は深刻です。昨年、建設課の方ならご存じかと思われますが、建設業界では大きな法改正ありまして、品確法、建設業法、入契法が法改正になりました。これら3つは担い手3法と言われています。担い手の育成、確保の点から考えても、もちろん建設業許可取得していなければできない工事、浄化槽改築、電気工事などありますけれども、建設業許可なくても施工できる、入札にならない極めて少額な工事について、新たに創業された方にも見積もり合わせ等に参加できるよう、もう少し制度を新たにつくるとか選定方法を見直すとかすべきと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 建設水道課主幹 吉田吉信(建設水道課主幹は2015年3月まで)

お答えします。過去に建設業の許可を持っていない業者さんも指名というか、簡易な工事、例えば水道工事でいうと水抜き栓交換工事だとか、そういうのは個人の業者さんもとりあえず順番に仕事を与えたり、あと見積もり合わせに参加してもらったりしているのが現状です。

再質問 8番 阿部和也

もちろんそれはわかっていますけれども、新たに独立して会社を起こしたというか、仕事始めたときになかなか受注の機会が与えられないという話もありますし、そういった部分どうなのかということをちょっと聞きたいのですけれども。

答弁 建設水道課長 安宅正夫(建設水道課長は2015年3月まで)

受注というか、金額的な問題もあると思うのですが、うちのほうは金額的な部分で全部入札ですとか随契に持っていくので、それに持っていくとうちのほうでどうこうということはちょっと難しいのではないかなと思うのですが。

再質問 8番 阿部和也

その辺は私も理解しています。10万超えたら見積もり合わせ、130万円以上になったら入札。ただ、本当の二、三十万の工事とか、そういったときに会社を独立して若い方とか、なかなか仕事を始めたというのが知られていない方も参加したいのだけれども、参加できないという問題あるので、そういった部分、今後広く受注してもらうように過去の実績だけではなく新たにやった部分、始めた方にも与えてもらえるような何か考えてもらえませんかということです。

答弁 建設水道課長 安宅正夫(建設水道課長は2015年3月まで)

新たに事業を起こした方、若い方もおられます。そういう方にも金額的に問題なければご案内もしています。ただ、それに参加してこないということもございます。

再質問 8番 阿部和也

わかりました。若くして会社から独立している業者さん等頑張っていますので、ひとしく発注していただければなと思っています。それでは、続きまして2点目の大規模な改築、補修工事についてお聞きします。今後大規模な改築工事についてはRC造、S造多くなると思われますが、そうした場合やはり羽幌町ですとJV組んで工事を行うでしょうけれども、この辺元請に関しては比較的地元業者参入できていますけれども、下請まで回ってこない問題があります。こうした問題に対して町民の間でも話題になっていますし、今後このような問題解決についてどのようにお考えなのかお聞きします。

答弁 建設水道課長 安宅正夫(建設水道課長は2015年3月まで)

共同企業体に活用する場合につきましては、うちの発注者として対象工事が共同施工の体制を経済的に維持できる工事規模を受注者に対して、例えば適正な技術の配置ですとか合理的な基準の下、運営できるような流れで発注をするということで、要するに元請みたいな部分については十分お願いはしているところではあります。

再質問 8番 阿部和也

もちろん工法によっては技術的にも地元業者で施工できない場合もありますけれども、しかし地元業者でも施工可能でありながら町外の業者が行った工事も今まであったとも思います。元請が下請を選定する場合は元請の判断のもとでやるところですが、元請との入札契約の際に地元業者が工事にかかわれるようなしっかりとした条件等をつけるべきと思いますが、その辺町長、いかが思われますか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

ご指名をいただきましたので、答えさせていただきます。そういったことにつきましては、今後入札等の機会に私も経験がないので勉強させていただいて、議員おっしゃるような方向にならないか検討させて考えていきたいと思います。

再質問 8番 阿部和也

ぜひ地元業者もそういうの参入したいですし、こうした問題は以前からも議会の場でも議論されてきたと思います。地元業者で施工できる施設建てたにもかかわらず、結局は地元業者が参入できなかった、そういった問題は建設業のみならず地元の金物屋さんなり建材店なりに関係してくると思います。そうした面からして、こうした工事と地域経済の活性化の関係性をどのように行政側は思っているのかお聞きしたいと思います。

答弁 建設水道課長 安宅正夫(建設水道課長は2015年3月まで)

地元の業者さん方にそういういろんな資材も含めてですけれども、お願いはうちからはできるような部分ではないです。設計上お願いするだけであって、こうしてくださいということまでは言えない部分です。

再質問 8番 阿部和也

そういったのではなくて、地元がかかわることの大切さというのを地域経済の活性化とどうつながっているのか、どのように思っているのかお聞きしたいという部分です。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

それは当然大きくかかわってくると思いますので、できる限りのことは勉強してやりたいと思いますので、よろしくお願いします。

再質問 8番 阿部和也

わかりました。先ほど担い手3法と言いました。入契法について私話をしましたけれども、今まで羽幌町では一括発注方式が多かったのかなと思います。ですが、発注プロセスの透明化、工事コストの縮減を図るため、分離分割発注の導入をしている自治体もふえてきています。そこで、質問ですが、これまでの一括発注方式多かった背景と今後地元業者もかかわりやすくなる分離分割発注を導入するなどというお考えあるかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 建設水道課長 安宅正夫(建設水道課長は2015年3月まで)

一括発注もしておりますし、分割もしております。

再質問 8番 阿部和也

済みませんでした。私の勉強不足でした。今回こうした質問させていただきましたが、これ最後の質問にします。町が繁栄し、そこについてくるのが建設業と考えています。地方創生、産業振興、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。もちろん今後行われる公共工事に地元業者が100%参入できるのが理想ですが、地域の住民生活に密着した公共施設建てることが大切だと思います。今年から羽幌小学校の改築工事が始まります。RC構造ですので、対応年数は50年になります。その間、多くの子供たちが校舎で学んでいきます。その校舎の建て替え工事に子供たちのお父さんであったりお兄ちゃんであったり、またおじいちゃんなどが工事にかかわる、住民に愛着を持ってもらえる工事を発注していただけるよう期待しまして、私からの質問を終わらせていただきます。

再質問 8番 阿部和也

あればいただきます。なければいいです。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

十分に私も検討を重ねて、議員せっかくいただいたご指摘に対処してまいりたいと思います。また、小学校もたくさん子供が入るように、たくさん結婚されて、たくさん子供をつくっていただきたいと思っております。以上です。

出典:羽幌町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月11日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる