みんなの議会

羽幌町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月12日

(1)羽幌町の財政状況と課題について/(2)妊産婦への支援について

2014年6月12日、羽幌町議会の一般質問で、金木直文議員が「羽幌町の財政状況と課題について」「妊産婦への支援について」について質問し、町長 舟橋泰博、財務課長 三浦義之、総務課長 井上顕、福祉課長 熊木良美が答弁しました。

質問者
金木直文 議員
答弁者
町長 舟橋泰博、財務課長 三浦義之、総務課長 井上顕、福祉課長 熊木良美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 2番 金木直文

それでは、私は大きく2点についてお伺いいたします。まず、大きな1つ目のテーマは、羽幌町の財政状況と課題についてであります。昨年12月発行の広報はぼろに新公会計制度から見る羽幌町の財政状況が掲載されました。バランスシート(貸借対照表)や行政コスト計算書、純資産変動計画書及び資金収支計算書の財務書類4表を明らかにしています。これの最後に羽幌町の財政的課題として、経年劣化による資産価値の低下や公共施設などの老朽化が進んでおり、今後改修や解体、建て替えなど、多額の更新費用の発生が見込まれることが当面の大きな課題となっていると結んでいます。今後多額の予算が必要とされる事業としては、羽幌小学校の建て替え、産業廃棄物処分場の建設、汚水処理施設のミックス事業などが予定され、近い将来には長寿命化計画に沿ってスポーツ公園の改修や役場庁舎の建て替えや改修、公民館や武道館など古くなった施設についても方針を決めなければならない時期が来ます。こうした状況を踏まえ、現在の財政状況、今後の予算確保への考え方について質問をいたします。1、羽幌町の財政における収支、町債費、基金等についてこの5年程度の推移や傾向はどのようなものであったでしょうか。2、第6次羽幌町総合振興計画に基づく27年度からの実施計画についての検討状況、また大きな事業として予定されているものは何でしょうか。3、実施計画実現に向けた予算確保への見通しや考え方を示していただきたいと思います。次に、大きな2つ目のテーマでお聞きをします。妊産婦への支援についてです。現在2次医療圏の留萌管内において産婦人科があり、出産対応している医療機関は留萌市立病院だけという状況です。道立羽幌病院でも産科対応できなくなっている今、羽幌町や近隣町村では妊娠、出産への不安が続いています。こうしたことから、若い夫婦が安心して妊娠、出産ができる環境を整えていくための支援を求めて、以下質問をいたします。まず、1つ目、町内の妊産婦が出産している医療機関は広域にまたがると思われますが、その地域分布はどうなっているのでしょうか。2つ目、道立羽幌病院における産婦人科の開設と分娩対応への見通しはどうでしょうか。3、遠隔地の産科医療機関で出産を希望する妊産婦に対して出産前の通院や出産に係る支援は考えられないでしょうか。以上、質問をいたします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

金木議員のご質問1件目、羽幌町の財政状況と課題についてお答えをいたします。1点目の町の財政における収支、町債費、基金等についての5年程度の推移や傾向についてでありますが、平成20年度からの推移と傾向につきまして説明をいたします。歳入につきましては、その半分以上を占める地方交付税が増加傾向にあり、25年度では20年度比7%増の約32億8〃000万円となっております。また、町税につきましては、その収入の約4割を占める町民税が就労人口の減少や個人及び法人所得の減少に伴い7%減の7億1〃600万円となっております。その他事業に応じた国や道支出金等の収入により60億円前後の収入を確保しております。歳出につきましては、資料作成の関連から24年度までの説明とさせていただきますが、割合が高い順に説明いたします。20年度で人件費が約11億円でありましたが、毎年減少し、24年度で約10億4〃000万円となっております。また、地方債元利償還金の公債費は、20年度で約10億8〃000万円が毎年1%程度減少し、24年度で約8億2〃000万円となっております。補助事業や単独事業等の投資的経費は、その年の事業量により増減しており、約4億円から9億円の間で推移しているほか、その他扶助費や維持補修費等が増加傾向にあるものの、全体では歳入を下回り、毎年1億円以上の剰余金を生じております。地方債につきましては、一般会計で20年度残高約77億円が25年度で約61億円と年5%程度減少しており、特別会計を含めた全会計では20年度115億円が25年度で99億円と同様に減少しております。基金につきましては、それぞれ目的を持った中で運用しており、年度間の財源調整機能を持った財政調整基金は20年度で約6億1〃000万円でありましたが、毎年積み立てを行い、25年度では約13億2〃000万円を保有しております。地方債の償還を目的とした減債基金は5億7〃000万円前後で推移しており、その他の基金等は20年度で約21億円でありましたが、使用目的に応じて積み立て、または取り崩し、25年度では約19億円となっております。基金全体では、20年度で約33億円、25年度で約38億円となっております。町財政全体の推移を見ますと、歳入におきましては国の地域活性化対策としての臨時交付金による収入の増加により歳入の確保が図られ、歳出におきましては人件費を初めとする歳出抑制や計画的な事業実施により公債費等が減少し、基金の確保が図られている状況にあります。2点目の総合振興計画に基づく27年度からの実施計画についての検討状況、また大きな事業の予定についてでありますが、実施計画は毎年度行っております事務事業評価に係る調書の作成にあわせて各課から後年度における予定事業費の提出を受け、その数字を根拠に作成しておりますが、現在今年度評価に係る調書の作成を進めており、その際に28年度予定事業費の提出を受け、実施計画として整理しようと事務作業を進めているところであります。現在把握する27年度予定事業のうち事業費の大きなものといたしましては、既に議会各常任委員会でご説明申し上げております羽幌小学校改築事業、ミックス事業第2年次、産業廃棄物処理場整備に係る補助金のほか、継続した下水道や公営住宅の整備、公園や橋梁の長寿命化計画に基づく各種施設の整備に着手する予定としております。そのほか町民の皆様の健康で文化的な住生活の維持に努めるための事業や交流人口の拡大を目的とした活性化事業なども継続して行っていくものとしておりますが、今後緊急的及び政策的に実施が必要となる事業におきましても27年度予算に組み込まれていくものと想定しております。3点目の実施計画実現に向けた予算確保への見通しや考え方についてでありますが、事業に伴う予算確保につきましては、まず国や道等の補助金を活用すること、次に有利な地方債の確保を図りながら、基金や一般財源を投入していくことを基本的な考えとしております。しかしながら、今後の見通しといたしまして、広報はぼろに記載したとおり、町の財政的課題として公共施設の老朽化による改修や解体、建て替えなどに多額の更新費用が見込まれますことから、この課題克服に向けた計画が必要となっております。このような状況から全ての公共施設における台帳整備と除却施設の絞り込み、公営住宅や橋梁等の長寿命化計画の策定及び実施をする中で公共施設マネジメントの導入について検討しておりましたが、このたび公共施設等の老朽化対策が全国的に大きな課題となる中、本年4月22日付総務大臣通知による公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進についてや指針も示され、公共施設等総合管理計画の策定について取り組み依頼がされております。これを受け、町では6月3日にまちづくり政策会議を設け、羽幌町公共施設マネジメント計画策定につきまして協議をし、策定体制やスケジュールを決め、28年までに計画策定、29年度から10年計画とするものとしております。詳細につきましては、今後常任委員会や広報等により周知及び理解を求め、本町の実情に合った行政運営を計画的に進めてまいりたいと考えております。次に、ご質問2件目の妊産婦への支援についてお答えをいたします。1点目の町内の妊産婦が出産している医療機関の地域分布についてでありますが、当町における出生数は過去5年間の平均では51人となっております。そのような中、平成25年度に出産の際に利用された医療機関の実態でありますが、39件のうち留萌市立病院では22件、56%、旭川地区では10件、26%、札幌地区が3件、8%、帯広、名寄の地区が3件、8%、道外では青森県が1件、2%となっております。また、24年度の状況につきましては、53件のうち留萌市立病院が36件、68%、旭川地区が7件、13%、札幌地区4件を含め砂川、北見などの道内地区が9件、17%、道外は神奈川県が1件、2%となっております。2点目の道立羽幌病院における産婦人科の開設と分娩対応の見通しについてでありますが、17年当初までは産婦人科医の常駐により分娩が行われ、18年4月からは非常勤医師が勤務する週の計画分娩として対応がとられていたところであります。しかしながら、18年10月の医師の派遣中止を機に、残念ではありますが、以後分娩は困難となっております。19年4月には産婦人科医が常駐になりましたが、分娩及び妊婦健診は取り扱いされておりません。現在は21年4月から週1回の出張医師による婦人科のみの診療体制の状態にあり、産婦人科の開設は厳しいと伺っております。また、分娩対応につきましては、設備的には支障がないもののスタッフといたしまして産婦人科医、麻酔科医、小児科医、助産師、看護師が必要とされ、診療体制の確立に係る人材の確保は困難をきわめ、産婦人科の開設同様に再開は非常に難しい状況とのことであります。3点目の遠隔地の産科医療機関で出産を希望される妊産婦に対する支援についてでありますが、現在町では妊産婦の妊娠から出産までの期間における支援といたしまして、周期ごとに受診される14回の一般健診費用への助成、さらに精密検査が必要となった場合の制度活用、離島地区の方へは健診及び出産の移動に要するフェリー運賃に加え宿泊費の支援を行っております。また、出産に際しましては、出産育児一時金制度により健康保険法等に基づく保険給付として経済的な負担軽減を目的に一定の金額が支給されることとなっております。妊娠期間の健診を含め出産に際しての医療機関の選択につきましては、地域性はもちろんのこと妊婦の実家の所在地、家族構成、家庭環境、初産婦か経産婦か、医療機関の設備、体制などの要件を捉え、妊婦を中心とした関係者において十分に勘案され、選定されていると思われます。このようなことから、個々の意向が大きく反映されるものであり、子育て支援と一体となった施策の展開を見据え、課題とさせていただきたいと考えております。以上、金木議員への答弁とさせていただきます。

質問 2番 金木直文

それでは、午前に引き続きまして一問一答による質疑をさせていただきます。まず最初に、羽幌町の財政状況についてを伺いますが、町場の人と会いますとやはり羽幌町の財政は厳しいのでしょうというのが挨拶がわりにも使われることがよくあるわけですけれども、その実態は果たしてどうなのかということを一度検討してみる必要があるのではないかと思っています。今後取り組んでいかなければならない施設整備を中心にした大型の事業などを思い浮かべた上で、一度町財政の状況を精査しておく、そういう思いで質問をさせていただきます。今回ここ5年程度の状況、推移をお聞きをしました。まず、歳入の半分以上を占める地方交付税については、実に増加傾向であったという回答です。国のほうは、いろいろ国の財政事情も厳しいですから、地方交付税も減らされてきたのかなと思いきやそうでもなかったと。それは、どういう状況、なぜなのかなというふうに考えますが、交付税算定基準の引き上げなどがあったのか、あるいは財源の切り替えなどで交付税のほうに回される部分がふえたということもあるのか、あるいは町の自主財源、町税等の財源がだんだん減ってきた分を補う形で交付税が増額されてきているのかなというようなことも考えるのですが、その辺の状況、これですという1つの答えにはならないのかもしれないのですが、この間5年間程度の間で交付税が増加傾向にあったというその状況、理由などを簡単に説明していただきたいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

地方交付税の推移ということで、ふえてきているという中身でのその理由を聞きたいということでございます。地方交付税自体は、平成20年で普通交付税と特別交付税を合わせた中では約30億、その段階で今は32億8〃000万円と。交付基準につきましては、それほど大きく変わってはきていません。ただ、特別交付税と地方交付税で割合が若干これから推移しつつあります。ただ、その中で羽幌町の財政規模がそれほど変わらない中で自主財源が若干減少傾向にあると。それから、その比率に対しては依存財源が約8割、それから自主財源が2割というような負担割合の中でこの比率が毎年若干自主財源の割合が少なくなってきていると。交付税の考えとしては、通常基準財政の中で当然必要と思われる額があります。その中で収入が減るのであれば若干その分がふえていくという中で、交付税の基準が大きく変わらない中で自主財源が若干減少する中で、わずかではありますけれども、ふえてきているというような財源の中身の問題であると考えています。

質問 2番 金木直文

ありがとうございます。大体予想していたところではあるのですが、よく理解をいたしました。それで、地方債の残高についてもこの5年間で約5%、16億円減少させてきていると。地方債ですから、これまでの借入金の残高ということになりますが、この5年間をちょっと思い起こしてみますと、特別養護老人ホームしあわせ荘を改築しました。これが21年から22年だったでしょうか。その後もフェリーターミナルの改築があったり、新高速船の造船があったり、そのほか幾つかの大きな施設、産業団体の施設への補助金やこども園への補助金といったところもありましたけれども、それなりに大きな事業を組んできた中でも地方債の残高を順調にと言っていいのか、減少、減らしてきているということについては、町の理事者の皆さん方のご奮闘だと思います。敬意を表したいと思います。こういった残高の状況、徐々に減らしてきているということについて大体これまで計画的に考えていた規模で減少させたのかどうか、この辺についてはどのように評価されているのかお聞きしたいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

予想されている大規模事業というのは、当然計画的に見据えた中でやってきたということと、それから答弁もしたとおり、財源の確保をいろんな形で図りながら、それから有利な地方債を図りつつやってきたという中では公債費がどんどん落ちてきたという中では計画的な中での数字の右肩下がりでの数字となっているということであります。

質問 2番 金木直文

それで、続けて次々とお聞きするわけですけれども、基金についてもこの5年間で見れば一般会計、特別会計も入れた全体の会計においても5億円程度ですが、ふやしてきていると。以前、かなり古い話になりますけれども、合併協議をされていたとき、またあるいは去年かおととしだったか、今後の基金の状況などについての見通しの話もたしか常任委員会だったと思いますけれども、そういった厳しい状況が予想されると言われていた中でも思った以上に確保している状況なのかなと、そういった印象でほっとした感もあるわけですけれども、それはこれからどうなるのか、どういった事業をこれから展開するかということによっては安心していられるものではないというのは私も思っております。それで、実施計画について28年度までとお答えになっていたでしょうか。次の実施計画は何年間の計画、28年、24、5、6ですから、28年なら2年間なのか、29年までならば3年間ですが、何年間の計画をこれから検討されるのでしょうか。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。今年度につきましては、26、27、28年の3年間の計画と考えております。

質問 2番 金木直文

私は、たしか第6次総合計画のときには24、5、6の3年間の計画だったなと思ったのですが、それは1年ぐらいはダブった計画でまた新たに3年間という、そういう考えになるのでしょうか。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。先般の総合振興計画の作成のときにご説明しました当初の24年3月に策定しました計画につきましては、実施計画については24、25、26の3年間ということでお示ししていると思います。それで、その際にその後の計画についてどうなるかというご質問もあったと思いますが、その際に毎年度ローリングという形で、3年間ずつつくるのではなくて、毎年見直してその年から3年間という形で考えておりましたので、当初24、25、26、昨年は25、26、27、そして今年度先ほど私が申し上げましたとおり現年含めまして26、27、28と、こういう3年間という考えで今進んでおります。

質問 2番 金木直文

それで、最後の質問で今後の見通しはどうなのですかということに関して、公共施設等総合管理計画の策定に向けた取り組みを始めるというふうに回答にありました。ちょっと聞きなれない計画の名称であります。これについて説明してくださいといってもこれでまた長々と詳細に述べられると困りますので、私なりにちょっと調べたところもあります。それで、主に今後10年程度の計画として、計画立案予算に対しては2分の1の特別交付税措置になると。10年間の中に組んだ事業を行う場合には75%充当の地方債が適用となるといった中身のようでありますが、一部には確かに例えば古くなった施設であって、危険だから急いで解体しなければならないというようなものを抱えている自治体にとっては、非常にありがたい有効な計画事業になるのかなというふうに思いますが、その中身をいろいろ精査してみますとちょっと危惧すべき、危ないのではないかというような見方をする意見もあるようです。その一つには、市町村を超えた広域的な検討もしてくださいと。ですから、羽幌町だけが何か1つの施設をつくったり、計画を持つのではなくて、近隣の町村とも話し合いながら、この地域にはこういった事業、こういうものをつくろうかという話し合いも進めていってくださいというようなことになりますと、あすの意見書でも準備していますが、広域連携を求めた道州制への地ならしになってしまうのではないかというふうな見方もされている部分もあるとちょっと聞いています。そういったことも含めて、公共施設の総合管理計画に向けた連携のあたりまでまだ具体的にはこれからなのかなと思いますが、その辺の心づもりというのか、大まかな判断、考えなどがありましたらお聞きしたいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

今総合管理計画の関連で議員述べましたとおり、調べたとおりの内容でございます。これから3年間かけて、町職員だけでは相当なボリュームになりますので、コンサルを依頼しながら、2分の1補助をもらいつつ除却ですとか、それから更新、それから統廃合を含めた中でやっていこうということで考えております。危惧されている広域関連、これにつきましては従来から広域関連につきましてはごみ等につきまして取り組んできておりますし、今後これが示されたからといってすぐそういう新しいものに飛びつくということではなくて、十分慎重な協議を踏まえながら、当然進めていくべきだと思っております。

質問 2番 金木直文

1つ目のこのテーマについては最後の質問にしたいと思います。最後町長にちょっとお聞きしたいと思いますが、答弁の中では予想される事業の中でもはっきりと出されておりませんでしたこの役場庁舎の改築あるいは改装になるのか、その点についてもいつだったかちょっと新聞報道もされていて、もしどちらを選択するにしても相当の予算がかかる、たしか40億だったかなというふうに記憶していますが、そういったこの役場庁舎の改築についてもしこういう時期に判断したいとか、現在もう既にある程度検討を進めているのであれば教えていただきたいし、これだけの金額のかかる事業は恐らくこの10年間ではないだろうと私は思うので、そういったこと今の時点でもし言えるところ、発表できるところがあればお聞きしたいと思います。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

先般新聞でしたでしょうか、出ました。この話の進めぐあいというか、進め方というのは、やはり地方それぞれの自治体で持つさまざまな役割を持った公共的な施設の中で、耐震関係でどれだけの耐力を持っているのかということがあちこちの災害の中で注目されて、それらが各町村での自治体での調査ということになったのがきっかけであります。先般報道されました中身につきましては、そういった流れの中で羽幌町の役場の中でプロジェクトチームという形ですか、それを立ち上げました。そして、それ以前に予算づけの中で調査をしておりますので、その結果として今議員がおっしゃられたような例えば直すのであれば、全面改築するのであればというようなことが出てきているわけであります。そのことについて今プロジェクトチームつくりながら、1回目を開催したばかりだというふうに聞いておりますけれども、副町長を先頭にして、今後どう対応していくべきことなのかということで、非常に庁舎という役割を考えますとやはり災害時での対応だとか、本部をどこに設けるとか、いろんな大きな役割を果たしていますので、いろんな難しい場面が出てくるというふうに想定しております。総務課と副町長が中心になって今チームをつくり上げて、それらの話し合いに今入ったところということであります。詳しくは総務のほうから。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

私のほうから若干説明をさせてもらいます。議員ご指摘のとおり、役場庁舎につきましては昨年度耐震診断をいたしまして、報道にありましたとおり、その当時につきましては基準を満たしていたものの現在耐震診断をしますと非常に危険な状態にあるという診断いただいています。これにつきましては、まず町長も申し上げましたとおり5月の26日に役場内の検討機関ということで庁舎改築等検討会議、委員長を副町長としまして、教育長、全課長で構成しております。これを第1回目を開催しまして、さらにこの中に役場職員の各課各年齢層の職員によります庁舎改築等検討チームを設けまして、これから本年から2年間かけて、まず庁舎の今後のあり方を検討したいと思います。具体的には議員も今おっしゃられたとおり改築に要する費用が非常に莫大なものであると。それと、この庁舎ご存じのとおり相当老朽化もしております。それで、大規模改修もこれまで何回かしてきましたが、この後も大きな改修も予想されます。それで、その改築等の費用も含めた中で、耐震補強をして改築をするのか、それともこの庁舎を建て替えという改築にするのか、この辺をまず内部で検討しましてやっていきたいなというふうに今考えております。以上です。

質問 2番 金木直文

ありがとうございました。当然議会にもその都度報告、検討があると思いますので、その場でまた詳しくはしたいと思いますが、といっても任期もそんなにあるわけではありませんが。次のテーマのほうをお聞きしたいと思います。妊婦の方への支援についてです。道立羽幌病院で分娩ができなくなってかれこれもう8年が経過したということになります。その間には産科医だけではなくて内科医や外科医の確保も難しくなったり、また離島の診療所の医師確保も困難を極めたりというような状況もあって、なかなか出産の対応だけの再開をという声だけを言うというのはまた余り私の周りでは聞かれなくなっていたということもありました。しかし、今回4月から留萌市立病院が産科の対応で麻酔科医の関係で初産が対応できなくなったり、リスクのある妊婦さんは対応できなくなったりというような事態が発生したことで、これではまた余計大変な思いをしている人がいるのではないのかなということで私は今回お聞きをしました。この質問を通告をした後に幸い来月7月からまた留萌市立では対応を復活させるというニュースが出てきたので、それはそれで大変よかったニュースではあるのですけれども、それにしても今回出産を経験された方に何人かお話を伺ってみました。そうしたところやはり羽幌で産めるなら羽幌で産みたいと思ったと。妊婦健診で月に1回あるいは2回自分で車を運転して留萌市立まで通っていたのだけれども、だんだんとおなかも大きくなってくるので、車の走っている間の振動がだんだんつらくなってきたのだと。そしてまた、違うある人は運転中に何か体調に異変でも起きたら大変だなと思って、途中からバスで通うようになったと。バスになると余計また振動とかあるわけです。その方は、羽幌で乗りおりするわけですけれども、同じバスにはさらに北の方面へ乗って帰っていく妊婦さんもいたと。そういう方は、私よりももっと大変なのだろうなというふうに思ったとおっしゃっていました。医師の確保とか医療体制の充実というのは、事あるごとに求めてきていたところだと思っておりますが、事分娩の再開要望も私は決して忘れてはならない問題だなというふうに今回改めて認識をしたわけですけれども、町長あるいは副町長も加わるのでしょうか、近隣の町長さんや管内のこういった問題で協議をする場などでこういう出産の問題とか話題にされたことはなかったのか。こういう点についてまとまって道へ要望していくとかいうことがあったのか、なかったのか、その辺の状況もお聞きしたいと思います。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

産婦人科の部分についてですけれども、羽幌町で病院ができ上がって、当時最新鋭の機械設備が全てが整っているということで、まだ一度も使われずに今現在あるわけであります。当初いわゆる医者の確保ということでさまざまな動きがありました。その中で、産婦人科への対応ということでは当初出ていたような気がいたしますけれども、ただ全道各地いわゆる拠点となるようなところでも大変な状況にあるということで、何とか我が町、我が町というような形の中で道のほうでもどこかできちっとした基本となる病院を設けながら、近隣の方々がそこに行ってもらうというような医療圏という考え方もありましたし、拠点となる病院の規模ということもありますし、いろんな角度からそういうふうにして取り組むような形に変わってきております。ただ、いまだに対応する医者の部分については相当層が薄いというか、大変な状況になっているわけで、当初のときはそういう要望も出ておりましたけれども、それ以降は何とか近くのところでというような形で充実を求めるという形で、羽幌の場合は留萌でというか、そういう話の流れもずっとありましたけれども、他の診療科目についてもだったら羽幌で何々科、何々科というところを拠点とできないだろうかというような、そういうのも並行しながら要望という活動は続けてきております。

質問 2番 金木直文

それで、再開も非常に難しい、産科医だけの問題ではないというのもわかって認識はしていますが、こういった状況だからこそ、ではそれにかわる支援が別にやっぱり必要ではないのかなという思いもいたします。7月から幸い留萌市立ではまた以前の対応になったといっても、やはり担当の医師の数が少なかったり、リスクを伴う妊婦さんへの対応は本当に大丈夫なのかということでまだまだ不安はあると。留萌よりもやはり旭川だったり、札幌だったりというふうに自分で判断をして向かう方もいる中で、実際どういう支援なのか、端的に考えればまず金銭的支援ですけれども、交通費に対する支援、中には出産予定日ぎりぎりに行くのは心配なので、2週間前、3週間前から病院の近くのアパートで待機をするという方もおられるようです。そういったいろんな基準とか考え方もいろいろあるのはわかるのですが、留萌市立の隣の増毛町では4月からのそういった留萌市立の体制が弱くなったということですぐ出産準備金支給事業というのを4月から立ち上げて、1回のお産で結局10万円、妊娠がわかって母子手帳を交付されるときにまず5万円、出産を終えた後にさらにまた5万円、合計10万円の支給をする事業を4月から始めたというふうに聞いています。また、古平町、古平町ですから後志管内ですか、古平町では妊婦健診で通院をした場合1回の通院の交通費で2〃000円を支給するという妊婦健診検査通院支援助成事業というのをこれは結構前からやっています。平成21年から実施しているようです。まだまだ数は少ないとは思うのですが、留萌管内のように細長い地域であって、留萌市立でもまだまだ十分安心とは言えないということであれば、まずはそういった金銭的な支援も考えられるのではないかと。もう一つ、そのほかにもやっぱり心身的な支援もぜひ検討してもらいたいと。調べたところでは、産前産後のママさんヘルパーを派遣をするという自治体もあるようです。産前何週間前、何月か前、生まれた後でも例えば一時的に体調が悪くなって子供の面倒を見るのがつらいとか、買い物に非常に体調が悪くて行けないというときにはママさんヘルパーを要請するといった事業を自治体が行っているというところもあります。都会のほうでは、札幌とか旭川でやっていると思いますが、小さい子供さんあるいは妊婦さんへの配食サービスを民間の業者が行っているということも聞いています。そういったこと全て町でやるのはどうかという思いもあると思うのですが、そういったほかの自治体で進んで取り組んでいるような例などもきちんと検討しながら、羽幌町で可能なのかどうかということも含めて、こういった金銭的支援あるいは心身的支援を具体的に検討してもらいたいという思いがありますが、いかがでしょうか。

答弁 福祉課長 熊木良美(福祉課長は2017年3月まで)

お答えさせていただきます。支援体制はどうなのかということだと思うのですが、当町の場合町長からの答弁の中にも触れさせていただきましたように離島地区の方々につきましてはフェリー代あるいは宿泊費等の支援をしております。また、離島地区の方々、そして市街地区の妊婦の方々につきましては、定期的な健診に対してその受診に係る費用、上限はあるのですが、支援をしているような状況にあります。そこで、今議員がおっしゃったように道内他の地域におきましては子育てに係る祝金だとかそういう制度も伺っております。当課といたしましても今後子育ての支援と一体となったそういう体制が必要なのかなということで整理をしていきたいなと思っております。

質問 2番 金木直文

同じ質問になるのですが、町長からぜひこの件についてもお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

今課長の答弁にありました。また、私の最初の答弁にも最後のほうに子育て支援と一体とした施策ということでお話をさせていただきました。少子化という観点から見ても非常に妊産婦の方々への気の向けようというか、支援の方法というものはやはり事細かく、深く考えていかなければならない部分かなというふうに思っております。そういったことで、少子化対策へのつながり、そして生まれた後の子育て支援という一連の子供たちを育てる環境づくりということで施策の一元化も含めて、形をいま一度見直ししながら整理していきたいというふうに思っています。

出典:羽幌町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月12日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる