羽幌町議会 平成25年第6回定例会 2013年12月12日
(1)離島の観光振興について/(2)綿羊事業の今後について
2013年12月12日、羽幌町議会の一般質問で、磯野直議員が「離島の観光振興について」「綿羊事業の今後について」について質問し、町長 舟橋泰博、産業課観光振興係長 木村康治、産業課長 江良貢が答弁しました。
- 質問者
- 磯野直 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、産業課観光振興係長 木村康治、産業課長 江良貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 6番 磯野直
私からは2点質問いたします。1点目は、離島観光の振興についてであります。先般の総務産業常任委員会において今年度の観光客の入り込み数が報告されました。それによると、4月、5月は昨年より下回ったものの、繁忙期の6月、7月、8月は昨年を上回りトータルとして前年より若干の増となっております。特に6月が大きく伸びておりまして、それは高速船の割引運賃が大きな要因の一つとして考えられます。また、7月にはモニターツアーも実施され、8月においてはフェリー会社が独自で実施している親子割引等が徐々に観光客に浸透しているとも考えられます。以前から地元の観光関係者やツアーを実施している旅行会社等からもこの高速船の運賃についてたびたび要望も出され論議もされてきましたが、フェリー会社に対する赤字補填の問題も大きく、なかなか会社としても踏み切れなかった経緯もありました。今回町がフェリー会社と協力してこの施策を進め、予想以上の結果が得られたことについては評価をしております。そこで、次年度についてもぜひこの施策を継続していただきたいと考えているわけですが、できれば5月から8月までの期間もこの高速船の割引を実施してはどうかと考えます。また、モニターツアーについても単年度ではなく複数年実施することが本当のモニターの意義があると考えますが、町長の考えはいかがですか。2点目、綿羊事業の今後についてであります。焼尻島における綿羊事業については、今後の事業の方向性について総務産業常任委員会において幾度も論議されておりますが、指定管理者制度にのっとり、今後の新たな事業展開が期待されているところでもあります。この焼尻綿羊については、以前から東京の有名レストランにも認められ、また近年では日本を代表するフランス料理の料理人の幾人にも高い評価を受けているのは皆さんご承知のとおりであります。また、この日本海をバックにした牧場風景は多くの観光客が高く評価しているものでもあります。これは、長い間の努力が実を結んだ結果であり、我が町の貴重な財産であることは言うまでもありません。この貴重な財産を守っていくために、今後どのような施策を行っていくのか、以下の点について質問いたします。1点目、次年度からのこの事業の指定管理者の公募に当たっては、観光に関連した提案なども出されていましたが、一番の条件はこの焼尻ブランドをどう守るかということだと考えますが、これについてはどのように考えているか。2点目、焼尻めん羊牧場については、種畜場としての重要な役目もあります。近年内地などからも引き合いがあると聞いています。焼尻島は、離島というハンディもありますが、しかしこの隔離された条件での綿羊の飼育は病気の発生などを考えたときには大変大きなメリットであるとも考えます。この離島のメリットを利用し、今後は日本一の種畜場を目指すべきだと考えます。先般士別市においてサフォーク種の共進会が開催され、焼尻から出品された2頭が1位、2位に選ばれております。このような実績を生かし、今後はこの焼尻めん羊牧場を日本一の種畜場として位置づけ、日本中の綿羊がそのルーツをたどれば全て焼尻綿羊となるのも夢ではないと考えますが、町長はどのように考えるか。3点目、以前島を活性化しようとの思いから、町観光協会と当時の所管課が合同で酪農学園大学及び八紘学園に出向き、授業カリキュラムの一環として焼尻めん羊牧場で実習授業を行うことはできないかと相談した経緯があります。それが実現することにより、牧場の人手の確保や島に学生が滞在することによる地域の活性化や観光振興につながると考えたわけですが、残念ながらその話は途中で立ち消えとなっています。この計画をもう一度検討してみるべきと考えますが、町長の考えはどうか。以上です。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
磯野議員のご質問1件目、離島の観光振興についてお答えをいたします。本年4月の新フェリーターミナルの竣工並びに新高速船の就航を記念し、6月期間限定で高速船乗船料金を3割引とする企画を実施いたしました。6月から8月までの高速船並びにフェリーの利用状況を昨年度と比較した結果、6月のフェリー乗船人数は対前年比で148人、高速船は1,288人増加しており、相当な効果があったものと思われます。また、割引を実施していない7月から8月でも前年比でフェリー乗船人数は654人減少した一方、高速船乗船人数は1,332人増加しており、全体的に乗船客数が増加しております。これは、第1に施設と高速船が新しくなり、関心が高まった点、次に乗船客が伸び悩んでいた6月に割引を実施した結果、他の期間に対しても効果があらわれた点、また本年は全国的な離島ブームと言われている中、本町もさまざまなメディアに取り上げられ、PRできた点などが相乗した結果と思われます。初めに、本年度実施した高速船の割引期間を延長してできないのかとのことでありますが、来年度においても6月における高速船乗船料金については3割引を計画しておりますが、さきにご説明したとおり割引を実施していない期間でも乗船客数が大幅に増加しておりますことから、来年以降の実績を踏まえた上で判断してまいりたいと考えております。また、乗船料金の割引に関しては国土交通省との協議、認可も必要となることから、本町といたしましては乗船客数の推移を慎重に分析しつつ、最も効果的な方法を検討してまいりたいと考えております。次に、モニターツアーについてでありますが、本年度離島観光振興促進プロジェクト実行委員会を立ち上げ、6月と7月にモニターツアーを実施しております。期間合わせての参加者は179名であり、ツアー終了後離島での観光内容や食事、宿泊施設、おもてなし、受け入れ態勢などさまざまな項目のアンケートに回答していただきました。今後における離島を初め羽幌町全体の観光に役立てようとする趣旨で実施しております。さまざまなご意見を頂戴し、すぐに対応し解決すべき内容や来年度の事業として計画したい内容、さらには他の関係機関との調整を要する内容など、とても参考となるご意見をいただきました。来年1月、2月には両島の宿泊施設を初めとする観光関係者を交えた意見交換を予定しており、本年度に把握いたしました調査結果も踏まえながら、観光客の満足度引き上げ、離島交流人口の拡大に努めてまいりたいと考えております。次に、ご質問2件目、綿羊事業の今後についてお答えをいたします。1点目の焼尻ブランドをどう守るかについてでありますが、焼尻綿羊としてのブランドは指定管理者の努力により確立されつつあり、このブランド力は畜産振興にとどまらず、観光振興、地域経済の活性化など広い分野によい影響を与えております。また、羊肉販売につきましては、販売経路の調査の実施などを検討し、焼尻綿羊のブランド保持に努めてまいります。一方、焼尻めん羊牧場の景観など離島という性質上、観光振興に寄与する部分も大きく、今後も引き続き観光分野に貢献できる牧場にしていきたいとも考えております。2点目の日本一の種畜場を目指すべきについてでありますが、焼尻めん羊牧場は昭和61年に北海道綿羊協会よりサフォーク種第1号となります純血生産基地に指定され、現在におきましても国内の種畜の供給基地として重要な役割を担っていると言えます。近年種畜の供給は多い年で50頭を超えており、道内の生産基地の中でも供給量は多いほうであります。また、北海道における綿羊の生産頭数は全国の約80%を占めておりますことから、全国的な視野で見ましても焼尻めん羊牧場が供給する割合は大きいものと考えております。町では、これからのめん羊牧場の方向性といたしまして、年間約300頭の販売体制を当面の目標といたしました。このことにより、これまでは種畜の供給量にばらつきがありましたが、道内はもとより全国へ向けて種畜の供給をより安定して行えると考えており、サフォーク種の綿羊においては結果として議員のおっしゃるような日本中における綿羊のルーツが焼尻綿羊になり得るということも大いに期待してまいりたいと考えております。3点目の焼尻めん羊牧場における実習授業についてでありますが、現在実習授業の計画はありませんが、今後各畜産関係大学への提案につきまして指定管理者の受け入れ態勢や宿舎など双方の条件が整うこととなった場合には、実施に向けて検討したいと考えております。学生が焼尻島内に滞在することによる地域の活性化はもとより観光PRにつながるものと考えます。また、実習授業ばかりではなく、牧場を幅広い分野で活用することで焼尻島を初めとし、町全体にも波及効果があると考えますので、連携をとりつつ、可能な範囲で牧場の活用について考えてまいります。以上、磯野議員への答弁とさせていただきます。
再質問 6番 磯野直
では、私のほうから再質問をさせていただきます。まず、観光の件ですけれども、以前から観光協会、それから行政とともに旅行会社に企画を売り込んできた経緯があります。その時代は、主にやはりお客さんの動き方としては学校が休みになる7月、8月ということが集中してお客さんが多くて、なかなか5月、6月はなかったのですけれども、その当時の考え方として何とか6月をふやそうということで旅行社に企画書を持っていきまして、本当に島のすばらしいのは実は6月なのですと。天売の海鳥、それから焼尻の草花というのは6月なのですよということでいろいろと企画を売り込んできたのですけれども、なかなか現実にはそれが数字にあらわれなくて、ずっと右肩下がりできていました。そういう中で今回の割引があって、6月が私もびっくりする数字が出てきたので、そういうことが浸透すれば料金というのはやはり大きなウエートを占めるのかなというふうに考えます。特に道内で旅行する場合は、ツアーなんかはツアー料金の半分方ここの運賃で占めてしまうという、そういうような形態でもありますので、大変ありがたい、いい結果だと評価をしているのですけれども、そういう中で私の質問にあるできれば7月も8月もといった意味というのは、実は今年これだけの結果が出たのですけれども、ただツアーで来られる方に対してはなかなかこれが浸透しなかったという一つの問題があります。なぜかというと、どうしても4月、議会が、予算委員会が通ってからということになりますので、町の補助金ですので。旅行会社等に問い合わせてみましたら、フェリーのほうでも通達を、割り引きますよという通知を出したのが5月3日だというふうに聞いています。そうすると、ツアーではその時点でもう特に内地のツアーというのは12月、1月ぐらいで組んでしまいますから、なかなかそれが波及できなかったというのが1つあるのです。ですから、7月、8月であれば何とかツアー会社も割引をした運賃でツアーを企画できるのでないかなというふうにも思ったわけなのです。それで、何とか7月、8月もという思いが1つありました。それから、もちろん旅行社の主である家族旅行だとか最近ふえてきていますので、そういう意味で何とかという思いがあったわけなのです。このツアーに対する何らかの、例えば6月、来年6月だけという回答なのですけれども、その6月に対してもツアー会社に何とかそれをツアーの中に組み込めるような方法をとれないものかというふうに考えているのですけれども、その辺はどうでしょうか。
答弁 産業課観光振興係長 木村康治
ただいまの質問にお答えさせていただきます。本年の11月28日に札幌市で行われました旅行会社を中心とするエージェントさんが一堂に会した中で、本町としても職員を2名派遣しまして商談会に参加させていただいております。来年の6月につきましては、そのような予定で今進んでいますよということで、要は6月3割引を来年も継続しますよということで、ツアーの造成、11月、12月がリミットというご指摘もありますので、それに間に合うような形で一応PRさせていただいております。
再質問 6番 磯野直
特に内地の大手が新しい企画を組むのが11月、12月に入るものですから、そこできちっと安くしますよと言わないとなかなか反映できない。ただ、内地のツアーというのはどちらかというと今かなり6月にウエートを置いています。なぜかというと7月、8月になると飛行機の運賃が上がってしまうというのがあって、そうするとかなりまたツアー料金がオーバーするので、何とか内地のツアーに対しても早目に企画の段階で割引の運賃を適用できるようにお願いしたいと思っていますが、その辺の内地のほうのツアーに関しては何かありますか。
答弁 産業課観光振興係長 木村康治
お答えします。内地のエージェントについても数件参加されておりました。そこについては、資料を置かせていただいてきたというのが現状です。
再質問 6番 磯野直
それと、次、モニターツアーなのですけれども、私もモニターの結果をちょっと見させていただいて、大変貴重な意見というふうに捉えていました。いろんな苦情もたくさんありました、要望等もありましたし。非常に大事なことだなと思っています。私もサービス業をやっていますけれども、苦情というのは大変ありがたくて、苦情がなければこういうサービス業の発展というのはなかなかないのです。それを踏まえてどうするかということがこれからの観光振興に非常に大きなつながりになるのではないかなと思って、大変期待はしております。ただ、全部にそのモニターするというのはなかなか難しいのでしょうけれども、1つお願いというか、提案があるのですけれども、今以前から比べると年齢層が大分変化しています。以前はツアーで若い人たちが来たり、それから家族連れが来たりするのが最近はやはりいろんな目的で、例えば鳥が見たい、花が見たい、それで年齢層も私たちのようにいわゆる団塊の世代、リタイアした人、仕事をやめてあとはゆっくり旅行でもしようかという人がかなりのウエートでふえてきた。特に男の一人旅というのは非常に最近ふえてきているのです。これを何とか把握しようと思っても、実は以前はフェリーで乗船名簿を書いていたので、それすぐ把握できたのですけれども、お客さんの客層の年齢層がなかなか把握できないと。その把握がないとモニターをとっても1カ所だけのモニターだとなかなか難しいのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。何とか年齢層だとか、そういうものを把握できるような方法というのは今後とれないものかなと思うのですが、いかがですか。
答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)
今おっしゃるような例えば一人旅だとか、そういうこれからの家族志向とかという部分のそういうモニターですけれども、当面羽幌町としては現行のモニターの中で押さえている今おっしゃった苦情ですとか、あるいは改善点、課題等々を整理することである程度改善できるのではないかなというふうに判断をしております。年明け1月、2月に天売、焼尻の観光関係者の方々とそういう部分での協議も行いますので、例えば個人の旅行者への対応ですとか、家族に対する対応等々も町のほうから提案もしつつ、業者の方々からの意見もいただきながら検討していきたいというふうに考えております。
再質問 6番 磯野直
ぜひお願いしたいと思います。以前当初離島ブームが始まったころは、夏休みになると家族連れがどっと来たのがここ10年ほど前からぴたっと来なくなって、やはり例えばディズニーランド行くだとか、旭山動物園へ行くということなのでしょうけれども、それがここ数年またふえてきた。いろんな経済状況等もあるのかなというふうに思っています。それと、島のほうも例えばキャンプ場なんかそれぞれ整備されてきて、やはり家族で来てキャンプしようかなという人が非常にふえてきています。そういう中で焼尻のキャンプ場なんかはアンケートを見ると非常に評価もいいので、そういうのをできれば人数としてつかんでおきたいなと思っていますので、何か方法がありましたら検討していただきたい。よろしくお願いします。次に、焼尻綿羊について再質問をさせていただきます。先般新聞に焼尻の大井場長さんの離島振興60周年記念全国離島振興協議会長特別賞表彰を受けられたということで、大変本町にとっても名誉なことだなと思って評価しております。皆さんご存じでしょうけれども、羽幌町には実は日本一と言われるものが3つあります。1つは羽幌の甘エビ、それから1つは天売島の海鳥、そして焼尻の綿羊と。この3つ日本一を持っているわけなのですけれども、羽幌町の甘エビと天売の海鳥に関しては、これは数値としてきちっと把握はされているのですけれども、焼尻の綿羊に関しては評価ということです。日本一の評価をいただいている。この評価を守っていくということは、大変なことだと実は思っています。テレビだとか、そういうメディアでいろんなフランス料理の料理長等が焼尻の綿羊の評価というのをしていただいています。そのときに必ず言われるのが原因の一つに焼尻島の潮風を受けた牧草が非常にミネラル分が高いということだということで評価を受けているのですけれども、生草食べているというのは実は半年で、残りは牧舎の中で干し草と飼料を食べさせて育てるということになる。実は、この評価の一番大事はところは生草を食べれないときの干し草と飼料のやり方というの、これがそこそこ牧場長によっていろいろとステータスがあって、独自の方法があるというふうには聞いているのです。それがやっとこの30年、40年かけてそういう評価が上がってきたということは、焼尻の綿羊ブランドというのは焼尻ブランドというよりも、場長である大井ブランドというふうに私は捉えています。もちろん今親子でやって、その技術の後継を盛んに行っているわけなのですけれども、そういう意味で何とかそこの評価を落としてはならないというふうに考えています。昨今二、三年前からジンギスカンブームというのが東京近辺で起きまして、たくさんのジンギスカン食べるところがあったのですけれども、昨年三國さんがおっしゃっていましたけれども、今東京に一軒もないということで、結局そういうブームに乗っかったものはやはり淘汰されていって、残るのは昔からの有名レストランで、最高級の肉を使って最高の料理人が腕を込めて、そして最高のサービスでやるところはちゃんと残っていっているわけなのです。そのためには、やはり綿羊の質、ブランドは絶対落とさない。焼尻ブランドを落としてはならないという思いがあるのです。ただ、指定管理者ですから、今後将来にわたってずっと同じ管理者がやるなんていうことはまず未来永劫はあり得ないだろうと思っているのですけれども、そういう中でいわゆる焼尻ブランドをどう守っていくかというのは指定管理者の一番の大きな問題なのかなと思っています。次年度から指定管理者の公募が始まるのですけれども、私が一番気になるのは新しい指定管理者に仮にかわったとして、焼尻ブランドをどうやって継続をしていくのかというのが一番やはり気になるところなわけです。そこで今回の質問をしたのですが、例えば公募の条件にいわゆるブランドを守るためにどのようなことをしていくかということは、条件としてどのようにつけていくか、ちょっと伺いたいのですけれども。
答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)
焼尻綿羊ブランドを守るためといいますか、現在は焼尻綿羊を出荷するに当たりまして出荷証明ですとか、純血証明というような形で、焼尻ブランドの羊肉そのものがほかの羊肉とブレンドされたり、まざったりというようなことがないように、あるいはそういう意味で牛なんかでもトレーサビリティーという形で生産者の情報がきちんと伝わるというような形が制度化されております。羊についてはそういう状況にはないのですが、羽幌町としてこの純粋サフォーク種を守っていく。ブランドとして育てていくために、その辺の生産者情報もきちんと伝えつつ、間違った焼尻綿羊を例えば仕入れていないところが焼尻綿羊だとかというようなことで商売をするとかということがないように、会社も含めつつ、そういうようなブランド価値を高めていきたいと考えております。
再質問 6番 磯野直
次の2番目の答弁の中に出てきたのですけれども、質問の中にも出てきたのですけれども、今現在でも内地に出すのは出生証明とかってつけてやっているのだそうです。ただ、それが公的なものなのか、私的なものなのか、なかなかわからない部分も私たちもあるのです。質問の中で言いましたけれども、今種畜場として新得と焼尻なわけです、士別もやめて滝川もやめて。そういう中で数年前スクレイピー病とか出たときにやはり隔離された焼尻の事情というのは、非常に大きなメリットであるというふうに私も考えたのです、ほとんど病気というのが入ってこないわけですから。そういうものもやはり大きく宣伝、PRをしなければ、せっかくのそういうものがただ私たちが知っているだけでほかに知らされないと、なかなかそうもならないのかなと思っています。去年と今年と続けて内地から10頭単位、何十頭、20頭なのか、30頭ということで、秋田、青森のあのあたりの人たちが焼尻の綿羊は日本一だということで、やはり特定をして、それを指定して買いに来ているということがあります。何とかせっかくのものなので、それをやっぱり焼尻島のものですよという出生証明書なり、いろんな証明書という形で世間にきちっと公表できないものなのかなというふうに思っているのですけれども、その辺の方法としてはどのように考えていますか。
答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)
現在は、出生証明等々つけながら販売しているという状況でありますが、その辺焼尻ブランドとしての価値をきちんと定めるためにも、改めて焼尻ブランドという部分の価値そのものを高めるような、例えば製品にシールだとかというようなことも含めて検討していきたいと考えております。先ほど言われました種畜の関係ですけれども、現状は新得と、あと家畜改良センターといいまして十勝にもあるのですけれども、そこから当然焼尻だけで子羊を育てて親にするとなると近親というような状況もありますので、そういう形の中で年間20頭程度焼尻牧場に買い入れて、そこで育てつつ、種畜の環境を整えつつ、焼尻綿羊で生まれた羊も種畜として供給をしているという状況になっております。ちなみに、今年度につきましては52頭が道内、道外のそういう民間の綿羊牧場等々に供給をされているという状況になっておりますし、羽幌町としましても今後は毎年大体50頭程度は種畜として供給できるような、そういう体制を整えていきたいというふうに考えて、今計画を立てているところでございます。当然来春から指定管理者の公募という形になるわけですから、その指定管理者につきましてもそういう状況の中で経営をしていただくということを前提にこれから公募を進めていきたいというふうに考えております。
再質問 6番 磯野直
焼尻、羽幌町の貴重な財産でもあると同時に、焼尻にとっては貴重な観光資源でもありますので、ぜひブランドを守るために、今まで30年も40年もかけてやっと日本一というブランドを手に入れた。壊すのは実に簡単で、最近あちこちで偽装だとかなんとか出ていますけれども、ちょっとした、本来焼尻のものがちょっとまじったりすると大変なことになりますので、ぜひその辺は気をつけていただいて、今後の焼尻の綿羊の飼育に携わっていただきたいと思います。それから、もう一点、質問にもありましたけれども、実は以前の観光協会と役場の担当課、それからそのときのその当時の指定管理者の方とで酪農学園と八紘学園へ出向きました。そのときは、何とか島を活性化しようと思って、少しでも生徒を送り込んでもらえないかということでカリキュラムをお願いした経緯があります。もちろんそのときに実は宿舎という話も出ました。現状あるやつを使えば20人ぐらいは受け入れられますよという話もその中で出てきた経緯がありまして、何とかこのまま進めていきたいなと実は思ったのですけれども、途中で立ち消えになった経緯があります。それから、八紘学園については、私は地域活性化のつもりで行ったら、逆にそこに綿羊を飼っている子が1人いるので、その子を採用してくれないかという採用を頼まれた経緯があって、そのときはそういうつもりは全くなかったので、申しわけないけれどもとお断りしてきた経緯があります。ぜひもう一度この計画を検討していただいて、学生がいることによって、ここに書きましたけれども、1つは牧場の働き手ということもありますけれども、やっぱり地域でそういう若い人たちがずっといてくれて、授業をまずやってもらえば、生徒は順繰り順繰り入れかわって、そうすると一年中生徒がずっといるというふうな思いでいるのです。そうなれば綿羊だけでなくて、例えば綿羊のことでもそうですけれども、食べ方もそうだし、では観光土産としてどうやったらいいかだとか、島全体の観光をどうしようかと必ずその若い人たちから意見が出るのだろうと私は思って、それを大いに期待している部分がありますので、ただしなかなか酪農学園とちょっと私たちも余りコネクションがないのです。いろんな形でそういう関係者が焼尻島に渡ってこられたときも私もその都度何とかお願いします、お願いしますと酪農学園という話をしていたのですけれども、そういう上のほうへ行くと結構つながりがあるみたいなので、ここは多分町長なんかはそういう形ではいろんなコネクションがあって、つながりがあるのではないかと思うのです。ここから先は、やっぱりそういうトップセールスかなと実は思っているのですけれども、その辺について今後の大学との折衝とかということを町長、どうですか。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
先ほど答弁したとおり、積極的に取り組んでいきたいというふうに思います。大学のゼミだとか、カリキュラムだとかに取り入れていただくとかという手法というか、方法というのは、天売島にはそれがゼミの関係で見られるのですけれども、そういった意味では非常に有効的な、いろんな意味で波及効果もあって、すばらしい取り組みになるのかなというふうに思います。今言っているように、トップセールスでつながりがつけやすい部分もあるのではないのかなということでございますけれども、確かにお願いするに当たってはやはり観光協会だとか、そのレベルでやるよりもある一定の調査するというのはしやすい立場に私自身もいるのかなというふうに思います。いろんな手法があると思いますけれども、酪農学園にこだわらず、やはりそしてカリキュラムに取り入れていただくということにもこだわらず、ゼミだとか、いろんな意味で働きかけというのはいろんな形でできるというふうに思いますので、それは検討してみたいというふうに思っています。
再質問 6番 磯野直
ぜひその点で進めていただきたいと思います。例えばせんだって言いましたけれども、宿舎等は実は今すぐでも使える状態にあります。それを話が頓挫して、ほかの利用に使ったり、利用したりしているのですけれども、すぐにも使えます。ですから、町長おっしゃったようにいきなり授業カリキュラムを組むというのも大変でしょうけれども、例えば合宿だとか、そういう方法もあるのでないかと思うので、ぜひその点は頭に入れていただいて、今後担当課の方々も機会があればそういう場所で要請をしてほしいなというふうに思います。最後になりますけれども、その答弁で終わります。よろしくお願いします。答弁をいただいて、合宿だとか、そういうものについて。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
今先般、先ほど答弁したとおりでございますけれども、やはり焼尻の部分について冒頭の招集挨拶の中にもお話ししましたけれども、本当に今年1年間いろんな意味でいろんな方々の力をかりながら、焼尻のPR、そして焼尻綿羊のPRということで、さまざまな方のお力をいただきました。そういった意味も含めて今後やはり焼尻の観光の現状だとか、問題抱えているところではございますけれども、その課題を払いのけるように力を合わせながら、焼尻の観光振興、そして今言われたようなさまざまな方向性を考えながら取り組んでいきたいというふうに思っております。