羽幌町議会 令和5年第9回定例会 2023年12月14日
豊かな海づくり、森づくりについて
2023年12月14日、羽幌町議会の一般質問で、磯野直議員が「豊かな海づくり、森づくりについて」質問し、町長 森淳、農林水産課長 伊藤雅紀、商工観光課長 三上敏文が答弁しました。
- 質問者
- 磯野直 議員
- 答弁者
- 町長 森淳、農林水産課長 伊藤雅紀、商工観光課長 三上敏文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 磯野直
それでは、私から豊かな海づくり、森づくりについて質問をいたします。近年沿岸海域における磯焼けの問題が深刻になっていることは、改めて指摘するまでもありません。これは、天売、焼尻両島周辺の海域においても例外ではなく、ここ30年ほどの間に磯焼けが一気に進み、島の周り一面に海藻が生い茂っていた頃のことを思うと隔世の感があります。この磯焼けの問題解決に向けては、様々な機関において研究や実証実験も行われていますが、いまだ確たる原因も解決策も示されず現在に至っていると認識しています。自然環境が変化していくには様々な要因があると思いますが、一度失った自然を取り戻すには長い年月を要することは想像に難くなく、このまま手をこまねいていては沿岸漁業の未来が決して明るいものではなくなると危惧しています。特に両島の主要漁獲物であるウニ漁には既にその影響が出始めていると聞いています。そこで、この現状を少しでも改善し、昔の豊かな海を取り戻すにはどうすべきかと考えたとき、国・道、町などの行政機関の力が必要なのは当然ですが、それらに頼るはかりでなく、我々一人一人がその問題に目を向け、その解決に向かって小さな努力をすることも必要ではないかと考えます。我々一人一人ができることの一つは植林であり、もう一つは海岸の環境保全であると考えています。森から流れ出る豊富な栄養分は海藻を育て、そこに様々な魚が群れ、豊潤な海が形成されることは既に広く知られているところであります。また、羽幌町は本年9月にゼロカーボンシティーの目標に向けて取り組む宣言をされましたが、その目標の達成のためにもこの豊かな海づくりと森づくりを今後のまちづくりの大きな目標に掲げ、それに向けた施策を進めていくべきと考え、以下の質問をします。1点目、この海づくり、森づくりを進めるに当たっては、まず天売、焼尻両島の森づくりから始めることを提案します。焼尻島における植林の歴史は古く、明治の頃当時の村が30万本の植林計画を立てて森を守ったという歴史もあります。その後昭和に入り、羽幌町と合併した後も町の緑化運動の一環として島の人たちが参加して植樹祭を行ったと聞いています。また、天売島においては現在島内外の人たちの協力の下、植樹が行われています。そこで、ぜひ多くの人が参加できる植樹イベントを両島で実施し、官民協力をして豊かな森づくりを目指す新たな施策を進めてほしいと願っていますが、町長の考えを伺います。2点目、森づくりと同様に海づくりも進めていかなければならないと考えます。全国各地において漁場の再生を目指し、産官学共同で藻場づくりの研究や実証実験などを行っており、その成果も報告されています。この藻場づくりは両島のウニの安定的な漁獲を維持するためばかりではなく、脱炭素社会実現に向けた取組にもつながり、またその藻場が吸収する二酸化炭素をカーボンクレジットとして販売するなどの事業展開も考えられます。このことから我が町もぜひ藻場づくり事業を積極的に推進し、研究と実証の拠点として両島を位置づけ、産官学共同でこの豊かな海づくりを目指す施策を進めてほしいと願っていますが、町長の考えを伺います。3点目、この豊かな海づくり、森づくりを島の漁業振興策として進めるだけでなく、島の人たちや観光客などが植樹や海岸清掃などをすることによって脱炭素化事業に参加できる、そういった新たな離島体験型観光メニューをつくり、さらにはふるさと納税の特典として展開するなど、島の人たちや観光客など多くの人を巻き込んだ新たな観光振興策として位置づけ、島の活性化を促してほしいと願っていますが、町長の考えを伺います。以上です。
答弁 町長 森淳
磯野議員のご質問にお答えいたします。1点目の官民が協力した豊かな森づくりのための植樹イベントの実施についてでありますが、議員のご質問のとおり豊かな森が豊かな海をつくると言われるほど森と海は密接に結びついており、森の保全が海の豊かさを支える重要な要素となっているものと考えるところであります。このような中、離島地域における森づくりの一つとして、天売島では平成27年度から令和元年度まで留萌振興局を中心に天売島応援プロジェクトが立ち上がり、地域が主体となった森と関わる事業が進められ、植樹についても行われてきたところであります。また、プロジェクト終了後の令和2年度以降におきましても、町が提供するフィールドにおいて天売島を応援する民間団体と島民有志による島おこし団体が中心となり、その他の団体の協力や島民の参加も受けながら植樹活動等は続けられているところであります。今後につきましても、島の森を守ることは豊かな海づくりにもつながるという考えの中、生育状況調査等の育樹活動を含めて続いていくものと推察しておりますので、町といたしましてはこれまで同様フィールドの提供や必要な支援に努めてまいりたいと考えております。次に、焼尻島では昭和の後半において町及び島の自然保護団体により数年間の植樹活動が行われ、平成初めにおいても緑化推進事業の一環として植樹祭が、さらに平成17年度には焼尻地区の環境計画町民検討会議による植樹会も行われましたが、育樹活動等ということに関しては、現状におきましては行われていないものと考えております。植樹した苗木を豊かな森づくりへと未来につなげていくためには植樹のみで終わらず、その後の育樹活動等も必要となるものであり、そのためには行政の関わりはもちろんのこと、島民各位の主体的な取組についても重要と考えるものであります。このことから、現状におきましては継続的に森を守り育てる育樹等の大切さを広めること等を通じ、島民各位による主体的な活動となるための機運の醸成に努めることが必要と考えております。2点目の藻場づくり事業の積極的な推進についてでありますが、北海道日本海沿岸における磯焼け等につきましては、1950年代より顕著になったものと考えており、現在においても藻場の衰退は続き、本町沿岸におきましても離島地域を含めて大きな違いはないものと認識しております。藻場の再生に関し、北海道におきましては藻場ビジョン等に基づき藻場の保全及び創造対策が進められており、また一部自治体では脱炭素化社会の流れの中でブルーカーボンによるCO2の削減と併せて藻場づくりに取り組まれているところでもあります。このような中、留萌振興局におきましてはゼロカーボン北海道の実現に向け、令和4年度に留萌管内ブルーカーボン推進協議会を管内市町村及び漁業関係者を含めた関係団体により立ち上げ、今後の管内全域においてブルーカーボンに関する取組を推進するとともに、併せて水産業の振興を図るものとしているところであります。町といたしましては、本協議会における取組を通じた中で、管内における先行事例や他の地域における成功事例等も参考とし、本町沿岸地域における藻場づくりについて漁業関係者と共に検討してまいりたいと考えております。3点目の離島体験型観光メニューについてでありますが、ただいま海づくり、森づくりにつきまして答弁を申し上げたところでありますが、並行して新たな離島体験型観光メニューやふるさと納税の特典も視野に観光団体や島民と連携し、検討を進めてまいりたいと考えております。以上、磯野議員の答弁とさせていただきます。
再質問 7番 磯野直
それでは、今の答弁に対して再質問いたします。まず、1点目の森づくりについてですけれども、御存じのように質問の中でも書きましたけれども、明治40年に初代の村長になった四戸梅太郎という方が島の長期基本財産造成を目的に30万本の植林計画を立てました。今でもそれは実は残っているのですけれども、残念ながら成功とは言えなくて、もう百何十年たってもせいぜい15センチか20センチぐらいの落葉しか残っていないのですけれども、でもその心は島の人たちにずっと受け継がれてきたのだろうと思っています。その後も、合併した後も植樹祭が行われて、私の調べた中ではたしか昭和61年にオンコ500本とアカエゾマツ50本、それから62年にはオンコ450本を植樹したという、そういう記録もあります。町長も御存じのように、さっき答弁の中でありましたけれども、やはり海づくりと森とが非常につながっていることは、もう既に御存じのことだと思っています。今一番森づくり、なぜ今こういうことを私が申し上げたかというと、実は特に焼尻に保水が、かなり保水力が落ちてきた。焼尻って山のてっぺんで水が湧くのですけれども、そこに公園があって、池が昔3つあったのですけれども、今2つはほとんど水がありません。1つだけの、その1つの池ももう泥がたまってきてほとんど水がないという、湧き水が本当に少なくなってきています。ただ、それが生活に支障を来すかというと、残念ながらもう人口も減っているのと、それから流水を利用して貯水タンクにため込んでいるので、特に生活に支障はないのですけれども、でもその森に保水ができないということは、やはりそれから水がしみ込んで流れ出る海の栄養にも影響してくるのだろうと常々思っていました。この保水ができない原因を考えたときに、いろいろと要因はあるのでしょうけれども、あくまでも私のこれは考えなのですけれども、1つはやはり環境の整備にあるのです。要するに道路がきれいになって、排水溝がきちっと整備されたら、せっかく雨が降っても全然地面にしみ込まないで全部道路で、排水溝で流れて直接海に流れてしまうというのが一つあります。それから、もう一つは観光客を誘致するために自然公園の中の森林の中をササやぶだとかを全部刈り込んで、それはそれでメリットがあって、エゾエンゴサクとか一面に咲くようになってそれはそれでメリットがあるのですけれども、ササの保水力というのはかなりのものですから、それをやっぱり全部刈ってしまった、そういう影響もあるのだろうと、それも一つあると。それともう一つは、やはり今までずっと林を抜けると昔はササやぶとジャガイモ畑だったのが今はめん羊を始めるによって全部草地になった。そうすると、観光としては優れていますけれども、保水力としては草地というのは、やっぱり雨が降るといきなり表面を流れ出てしまってなかなか保水ができないという部分があると思っています。でも、かといって、ではめん羊をやめるか、公園の中の整備をやめるか、そんなことにはならないので、やはり植林って大事なのかなと思っています。30万本の植林と、これ考えると当時2,000人ぐらいの人口があったのですけれども、そうすると1年に仮に全人口が1本ずつ植えていくと2,000本、150年かかる計画です。植林というのは、多分そういう計画なのだろうと思っています。ですから、答弁書であったようにですけれども、いろいろ町のほうにもご支援願いたいのですけれども、やはり答弁書にあるとおり民間の自分たちがまず植えるという感覚が大事かなと私も常々思っているところです。少しずつ、一遍に、もちろん天売、焼尻も治山治水の植林計画があって、天売は本当に焼尻と同じぐらいの木が植わっていることは承知していますけれども、そういう中でやはり島の人たちも少しずつ植林をしたほうがいいのではないかなと思っていたのですけれども、そこで今回実はぜひここで植林してほしいという思いに至ったことが1つありまして、めん羊のことが、昨年閉鎖ということでいろんな、島の中でも話題になりました。そのときに漁師の方々から、だったらあそこの草地に植林したらという声が出ました。今まで漁師の人たちも、漁業者は頭の中では海を育てるのはもう森だというのはみんな分かっていたのですけれども、なかなか、では表立ってその100年計画立てるかなんて話は今まで全く出てこなかったのですけれども、そういう中で偶然ですけれども、めん羊に代わってやるのだったら植林をしたいという、そういう地域の思いが出てきたので、いいチャンスだと思っているのです。ですから、答弁書にもありますけれども、地域の人たちがもし植林をするとなったら、そういったフィールドの提供だとか、そういうことはぜひお願いしたいと思います。なかなか、焼尻は一旦中止しているものですから、そういう面においてちょっとやはりこういうことやりませんかだとかと、せっかく漁師の人がそういう思いであるのであれば、町のほうからも少し後押しをしていただければありがたいなと思うのですけれども、それに対しては今後天売、焼尻に対してそういう思いというのはあるのでしょうか。
答弁 町長 森淳
反問権を行使したいと思います。
答弁 町長 森淳
設問の1ということで、ここには官民協力して豊かな森づくりを目指す施策を進めてほしいと思うが、町長の考え方ということでありました。その上でるる過去の経緯から考え方もありましたけれども、最後のほうで島民が自主的に協力してやれるように町側としても協力すべきだがどうかというところに集約して質問が終わったのか、何かずっと途中でここが質問かなと思いながらまた次の説明に入っていったので、端的に何を最終的に聞きたいのかがちょっと分かりづらかったと思います。島民と協力して森づくりを進めたいということに関しては、答弁書にも書いているように天売島については現実に今行っておりますし、島民と町行政だけではなくて、それ以外の団体も含めて積極的に非常に道内でも注目されるような形のモデルがあります。そういうことで進んでいます。答弁書のほうでは、焼尻のほうについては植樹はするけれども、その後ほとんど何も協力体制がなかったという側面もありまして、今後について醸成に努めることが必要と考えているということで、先回りして答えていることを何かもう一回聞かれたような気がして、そこを確認して答弁したいと思いますので、よろしくお願いいたします。もう一度その部分に対して質問をし直していただければという意味でお聞きしましたので、よろしくお願いします。
再質問 7番 磯野直
今町長が言ったとおりで、もう一回答弁書についてまた再度同じ質問をしたのですけれども、私の思いとしてはできれば、やはりなかなか、島の人もそういう今思いになってきているので、ここに書いてあるとおりフィールドの提供だとか、植林をしようという島の人たちのそういう盛り上がりに後押しをして、それはお金の面でなくて、そういうことを島の人に理解してもらえるような形で島の人にも、ちょっと話があれですけれども、そういう理解に努めてほしいという思いです。特にお金を、予算をつけてくれだとか、そういうことではないです。
答弁 町長 森淳
今反問権を使ったことと同じことを何か繰り返したようで、答えたことに対してそれと同じことをまた答えられているので、改めて読みたいと思いますし、その後具体的なことがもし何かあれば、提案、もしくはあれば担当課長のほうから現状及びそれについてお答えをしたいと思いますので、現状におきましては継続的に森を守る育樹等の大切さを広めることを通じ、これは焼尻島民ということであります。島民各位による主体的な活動となるための機運の醸成に努めることが必要と考えております。具体的なことは現状ではないのですけれども、より補足する意味での答弁を課長のほうからお願いします。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
お答えいたします。基本的な町の考え方ということにつきましては、ただいま町長のほうからご答弁申し上げているとおりでありますが、磯野議員のほうから一部再質問の中で天売島と同じようなフィールドの提供というようなこともおっしゃっておりました。町といたしましても、実際にそういう形で島の方々がその機運が醸成されて、積極的にそういう育樹をやりたいということになるのであれば、町といたしましてもどういう場所に育樹ができるかということに関しましては一緒になって考えていきたいということで考えておりますので、そういう形で今後育樹等に向かいたいということであれば、私ども、あとは島民の方、あと積極的に議員のご協力もいただきながら、どういう形で進められるかということにつきましては一緒に考えていきたいというふうに考えております。
再質問 7番 磯野直
ありがとうございます。次に、2点目の海づくりに関してなのですけれども、全国各地でかなり前からいろんな形で藻場づくりに実験的なことをやっているのは聞いていると思います。特に最近は、いわゆる鉄鋼スラグを海岸線に埋設するだとか、そういうのも行われています。また、内地の長崎のほうではフノリの再生ということで、今その磯焼けの、いわゆる石灰藻を水圧で、ポンプで吹き飛ばして、そこにフノリの種苗を植え付けるというような方法もやっていると聞いています。また、島には昔アマモというのがあったのですけれども、今ほとんどないのですけれども、それをじかに砂地に植えるだとか、そういう方法もたくさん行われているというのは聞いているのですけれども、そこで答弁書にもありましたけれども、留萌管内でも盛んにその藻場づくりに関していろんな会議等も開かれたり、昨年度は留萌開建の企画で22年ですか、それは開かれたりしています。管内では増毛だとか留萌あたりが積極的にそこに取り組んでいる、藻場づくりに取り組んでいるというふうには聞いていますけれども、ただほかに最近では森町だとか、泊村だとか、そういういわゆるブルーカーボンを目指したことが進んでいるのですけれども、答弁書の中にもありましたけれども、本町としてはその推進協議会ですか、の中で立ち上げたということなのですが、今後もしそういう本町としてブルーカーボンに取り組んでいるという具体的な計画等があればお聞きしたいのですけれども。
答弁 町長 森淳
現状計画を持っておりません。当然そういう計画をつくる段階においては、議会とも相談して進めていくという段取りになると思います。ただ、今年、先ほど説明した報告の中でも言いましたように宣言をいたしましたし、以前からこういう時期に来ておりますので、情報収集はずっと重ねてきております。その中でやっぱり具体的な向こうから、いわゆる業者からの提案で始まったところもありますし、留萌管内独自の流れが今後できるということの方向も検討していることは始まっていると思いますので、その中で地域に合った形のものに乗り遅れないよう、また具体的な情報提供なりをしながら少しでも進めるような努力を今後していきたいと思います。以上です。
再質問 7番 磯野直
1つは、ぜひいろんなところでこういう、今あちこちで行政の会議だったり、民間の講演だったり、講習だったり、いろんなことが開かれています。お願いなのは、ぜひこういうところで積極的にやはり参加して情報をまずは取ってきていただいて議会と共有する。私なんかがずっと思っているのは、今まで地方創生という話が日本各地でずっと叫ばれたときに、多分町長もそのときはまだ議員だったのでしょうけれども、一番感じたのは、これで地方の行政というのは差がつくのだろうなと思ったのです。先頭を走るやつはどんどん先頭を走るだろうし、置いていかれるのはどんどん置いていかれる。どうも町民の声なんかを聞くと、羽幌町ここしばらく管内においても周回遅れでないか、周回遅れどころか2周も3周も遅れるのではないかという、私もそういう気がしているのです。その一つの要因というのは、いろんなこういうものが出てきたときに真っ先に飛びつけとは言わないですけれども、そういう情報を真っ先に仕入れてどんどん議会側とも協議をして、もう一つはやはり議会もそうですけれども、今後はいろんなところに視察は行くのですけれども、行政側もどんどん、どんどん視察に出向いて会議とか出て、そういうものを議会と共有してほしいと思うのですけれども、今後、町長、そういうことに積極的に参加していただきたいと思うのですけれども、いかがですか。
答弁 町長 森淳
私がなってから、港湾関係の中でもそのブルーカーボン等についての専門的な話合いみたいなことは一つのテーマとしてやっています。意外と今まで報告がなかっただけで、先ほどの答弁と重なりますけれども、やっぱりそういうことをやっていこうというのは、いわゆる国・道も含めて非常に前向きであると。一部企業についても前向きなところはあるのですが、これは私の偏見、独断みたく取られたら困るので、一般論的に言われていることとして聞いていただきたいのですけれども、なかなかやっぱりその成果が上がっているところと上がっていないところ、それから結果が出るまで時間がというところというのがありますので、おっしゃるとおり羽幌町は後発ですので、ある意味では後発のメリットというのはちょっと違いますが、後発だということで先進地事例の中で取捨選択をできるようなタイミングになってきているかと思いますので、そういうことも含めて今後検討していきたいということと、この答弁書にも書いたとおりもう一つ大事なのは、利害関係者、直接言うと漁業関係者との連携、漁業関係者がやっぱり前向きに捉えてくれて、そういう必要性を感じ一緒に動いてくれるということが、こういう運動が成功する一つの大きな要因だと思いますので、答弁書に書いたとおり漁業関係者と共に検討していきたいということを加速していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 7番 磯野直
今おっしゃったとおりで、漁業関係者というのはどうしても、沿岸漁業というのは漁場の設定があるので、どこでも藻場をつくるというわけにはなかなかこれはいかなくなってくるというのは重々承知をしていますので、その辺はぜひ漁業関係者と理解を深めていただきたいと思います。質問の中に書いたのですけれども、そういう中でこれからもし羽幌町もそういう形で進めていくのであれば、ぜひともやはり離島で、そういう離島を拠点にして進めていってほしいなということを質問書に書きました。その理由の一つとしては、沿岸ももちろんいいのでしょうけれども、離島の場合はいわゆるいろんな形の例えば生活排水だとか、企業排水とかってないので、より自然に近い形でまだ海が残っているというふうに私は理解しているのです。ですから、そういう形で島に拠点を置いて、そういう研究実施を進めていっていただければいいなというふうに思っています。もう一つの理由としては、そこにまた経済効果が生まれるわけですから、そうすると島の活性化につながるかなと思うので、ぜひそういう、今後進めていくのであればやはり離島でというふうな思いがあるので、その部分については答弁がなかったものですから、もう一度町長にちょっとお聞きしたいのですが。
答弁 町長 森淳
具体的にその、いわゆる進めるという前の段階としてここに書き込まなかった理由としてはやはり、実はこれを深めることになるのは果たして質問者の意図に沿っているかどうか分からなかったので書き込まなかったのですが、行間から読めというのは大変失礼だと思いますけれども、前から天売、焼尻、特に焼尻においては、いわゆる人手不足等、高齢化が顕著で、優先事項のトップとしては森づくりということももちろんですし、藻場づくり、カーボンシティー云々もありますけれども、最大の優先事項は今生活インフラをどう維持していくかということで、恐らく議員御存じだと思いますけれども、例えばあした起きるかもしれないことに対してどうやって対処しようかということは、これは質問にありませんので具体的なことは申し上げませんけれども、何点かもう既にあるわけです。その上で先ほどの森づくり、それからこれについても島出身の議員ですから、そういう根拠なり、その気持ちもあって島民と協力してやったほうがいいのではないかと、そういう機運をやってほしいと言っていますけれども、まずそこで協力してやらなければならないのは、本当に生活して、今の時期で言えば冬をどう過ごしていくのだ、それに対してだということもありますので、気持ちとしては分かりますし、我々も同様なことが理想的だというふうに判断していますけれども、ここに書き込んだり、計画を立てて前向きに進める具体的なことを述べる前に、もっと進めなければならないのは生活インフラ、大げさな言い方に聞こえたらちょっと恐縮なのですけれども、やっぱり島民の命を守るようなところから最優先事項としてやっていきたいと思いますので、考え方としてはお伺いしましたし、私もそういう考え方を持っているということだけは答弁して、これ以上このことについて具体的なことは現段階では具体的な約束として申し上げられませんので、まずはちょっと言い換えになりましたけれども、生活インフラを第一にして島に力を入れたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
再質問 7番 磯野直
おっしゃられたことはそのとおりで、その話になっていくと話がそれていくので、まずここだけで済ませます。もう一つ、実は先ほど町長のほうから漁業に関する今年の水揚げ等の話が、数字が示されました。確かに金額的には計画を十分達成して上回っているということなのですけれども、ウニだけの話をすると、実はウニは数量も金額も前年度の6割にとどまりました。漁師に聞くと、いや、ウニがいないのだということなのですけれども、いろいろと何人かに聞くと一つは水温等もあるのかなということと、もう一つはやはり磯焼けで餌がなくてもう取ってしまった。では、全然いないのかとなると、実は漁師が取らない3メーター以上の沖へ行くといるのだけれども、全く身が入っていない。身の入っている3メーター以内の取りやすいところを取ると、もう取り尽くしてしまったということで、本当にこの藻場づくりというのはせっぱ詰まっているのかなというふうに。ウニがなくなるということになると大変なことなので、島の、確かにタコも年中捕れますけれども、間違いなく生活の基盤として計算できるのはウニ漁だったものですから、その部分をタコで今年は補填できたというだけの話で、やはりウニが100%取れるのが一番基本だと思っていますので、ちょっとその辺も頭に入れて、島のそういう藻場づくりは今本当に危機的な部分に来ているのだということもぜひ理解していただきたいと思っています。次に、3点目の観光についてですけれども、これは後から観光について詳しい話は、いろんな話がまた別な議員から質問が出るので、この海づくり、森づくりについての観光の中の話だけをさせていただきます。いろんな観光については、もちろん島は、羽幌もそうですけれども、いろんな問題を抱えて、先ほど言った、町長も言っていましたけれども、人の問題、それからこれから出るであろう、質問の中で出ますけれども、宿泊施設だとか、そういう受入れ態勢もありますけれども、私のこれは思いとして、いろんな体験観光とか、観光について食だとかなんとかといろいろ言われますけれども、一つの部分としてこういう今カーボンニュートラルを目指した、脱炭素を目指す中でこれを観光客の人にも手伝ってもらって海岸清掃をしてもらったり、森づくりをちょっと手伝ってもらうというのは、メリットかどうかは別として一定数そういう人はいるのではないかと思うので、ぜひそういったことも観光のメニューの中に含めた観光のコースづくりなりをしていただきたいと思っているのです。それで、できれば商工観光課長に今後、課長替わったばかりで大変ですけれども、いいですか。こういう形の体験メニューで、自分たちも島の中へ行って手伝って、もちろんそこで食がおいしかったり、宿泊が満足していれば一番ありがたいのですけれども、ただただ今までみたいにおいしいもの食べられるよ、島へ行ったら自然があるよだけではなくて、島へ行ってこういう、ちょっと体を動かしていただいて、島のそういった自然保護にちょっと手を貸していただくのも一つのメニューかなと。そういうのを今後の観光の方法として例えば旅行者なり、そういうツアーを組んでいただいてできないものかなと思ってちょっと考えました。それで、ですから今後の、できれば課長にそういうことを、今後の商工観光課の進め方としてそういうメニューをつくっていただきたいなということでこういう質問をしましたので、もしそういう考えがあればお聞きしたいのですけれども。
答弁 商工観光課長 三上敏文
磯野議員のご質問にお答えいたします。天売島については、今そのような植樹、育樹の体験ができるというような形でそういったメニューも進められている部分はあるのかなと思うのですけれども、焼尻島につきましては答弁にもありましたとおり、ここを並行しまして植樹、育樹ができるような体制が島民と取れるようであれば、その中でまた考えていきたいなというような形で考えております。
再質問 7番 磯野直
ぜひこれを観光商品として例えば旅行業者と提携してそういった観光商品をつくってみる。植林の話もしましたけれども、実は今年島へ行った方の話を何人かに聞いたのですけれども、浜歩かれた人が非常に喜んでいたのです、歩きやすくて。焼尻ですけれども、浜に下りて散歩をしたらすごくよかった。ただ、やはり結構ごみがありますねと。これは、もう何十年も前から海岸のごみとは言われていたことなのです。ただ、残念ながら島のごみを拾って、ではどうするということになるとなかなか難しい話でして、私も島の人にもそういう提案されたりしたのですけれども、ではそれを拾ってどうやって陸まで揚げるのだ、どうやって運ぶのだという形になるので、そんな大がかりなことはこれからおいおい計画を立てて、お金もかかることなのですけれども、でもちょっとしたごみ袋に入る程度のごみなら拾えるかなという。その来られた観光客の人も、そういうことだったらお手伝いもしますよみたいなことも言われていたので、ちょっとしたことですけれども、そういう観光ツアーの中のメニューに島へ行ったらこういうことをしませんかというメニューをつくって旅行業者に売り込んでほしいなという思いで言ったのですけれども、その辺は課長、どうですか。
答弁 商工観光課長 三上敏文
お答えいたします。観光メニューとして観光協会等で検討している部分もあるということでございますので、そういった団体等と連携しながら考えていきたいということで考えております。