みんなの議会

羽幌町議会 平成23年第2回定例会 2011年3月8日

(1)下水道事業の現況について/(2)地域医療体制について

2011年3月8日、羽幌町議会の一般質問で、磯野直議員が「下水道事業の現況について」「地域医療体制について」について質問し、町長 舟橋泰博、町民課長 藤岡典行、建設水道課長 井上顕、福祉課長 鈴木典生が答弁しました。

質問者
磯野直 議員
答弁者
町長 舟橋泰博、町民課長 藤岡典行、建設水道課長 井上顕、福祉課長 鈴木典生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 4番 磯野直

私からは、生活環境と地域医療体制の2点について質問をいたします。まず1点目、下水道事業の現況について質問をいたします。下水道の供用が開始されて9年ほどが経過し、生活環境もより快適になりつつある我が町ですが、先般の文教厚生常任委員会においてし尿処理におけるミックス事業についての説明があり、その中で担当課からミックス事業の補助採択要件である下水道の普及率が27年度までに50%に達するとの説明がされました。その後、分母となる数値が当初説明した供用エリア内の人口を分母としていたものがあくまでも総人口が分母となるとの説明があり、その結果中部3町村で実施を予定しているミックス事業の供用開始の27年度までに普及率が50%に達するのはかなり微妙であるとの報告を受けた。このことは、25年に予定している前処理施設の建設はもとより、現状のし尿処理場の耐用年数などを考えたとき、大変大きな問題と考えます。そこで、以下の質問をします。1点目、普及率の現状と今後の見通しは。2点目、普及率を上げるための今後の対策は。3点目、普及率の上がらない要因の一つに個人で設置している浄化槽の問題があると推測するが、本町における合併及び単独浄化槽の設置数は、またそれらの公共下水道への切り替えは進んでいるのか。4点目、今後の事業推進スケジュールでは23年10月に北海道へ許可申請をすることになっているが、北海道との協議はできているのか。次に、地域医療体制について質問いたします。少子高齢化の問題が毎日のように取りざたされる中、我が町も過疎と高齢化は避けて通れない大きな問題であります。町長も執行方針の中で道立病院の診療体制について、町民の不安を解消するため医師確保や医療機能の充実強化を上げていますが、現実には大変難しい問題であることは皆さんご承知のとおりであります。特に老人の医療と介護については、例えば病院での入院治療、その後の長期療養、退院後の在宅介護、施設への入居などなど、今後の町の大きな課題であることは言うまでもありません。そこで、以下の質問をいたします。1点目、現在の道立病院の中に療養病床や介護療養型施設という位置づけも選択肢としてあるのではないかと考えますが、町長はどのように考えているか。2点目、今後町民の医療と介護のニーズにどうこたえるのか。以上です。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

磯野議員のご質問1件目、下水道事業の現況についてお答えをいたします。現有のし尿処理施設の老朽化に伴う新たな処理方法として、し尿、浄化槽汚泥を下水道施設へ投入することにより、下水道汚泥等と共同で処理を行う汚水処理施設共同整備事業、いわゆるミックス事業を行うことを検討してまいりました。具体的には、前処理施設を建設して既存の羽幌浄化センターへの投入処理を行うものでありますが、前処理施設の建設費等に係る3町村負担割合、補助採択基準である水洗化率50%の達成といったさまざまな課題を抱えております。こうした課題解決に向け、関係機関との協議を進めているところでありますが、その協議経過も踏まえながらお答えをいたします。1点目の下水道普及率の現状と今後の見通しについてでありますが、平成21年度末における水洗化率は、羽幌町47.2%、苫前町48.4%となっております。これは、接続可能人口を分母とした区域内の水洗化率であり、行政人口を分母にして算出いたしますと、羽幌町37%、さらに苫前町のし尿収集人口を分母に加えますと27.4%となります。同様に供用開始年度であります27年度における水洗化率は、羽幌町が70.7%、苫前町が75%となり、行政人口を分母にすると59.5%、さらに苫前町を加えますと49%となり、補助採択基準である50%にわずかに及ばない見通しであります。2点目の下水道普及率を上げるための今後の対策についてでありますが、考えられる対策は幾つかあると思われますが、現在水洗化が進まない要因を探るため未接続世帯に対する町民アンケートを実施し、集計及び分析を行っております。アンケートの回答内容によりますと、町民各層のさまざまな声があり、水洗化が進まない要因も多岐にわたっておりますことから、現在調査結果についての詳細な分析と慎重な検討を行っており、これに基づき有効な対策を講じてまいりたいと考えております。3点目の本町における合併及び単独浄化槽の設置状況についてでありますが、下水道事業を開始した平成14年度の区域内における浄化槽の設置基数は、単独浄化槽341基、合併浄化槽71基、合計412基であり、このうち21年度末までに単独浄化槽171件、合併浄化槽41件、計212件の接続工事が行われております。したがいまして、21年度末現在で残存する浄化槽設置基数は、単独浄化槽170基、合併浄化槽30基、合計200基となっており、接続率51.5%でおおむね区域内の水洗化率と同率で推移していると言えます。なお、区域外では単独浄化槽22基、合併浄化槽44基、合計66基が設置済みであります。4点目の今後の事業推進スケジュールについてでありますが、昨年11月に北海道との協議を再開し、2月に2度目の協議を済ませております。次回は、3月下旬を予定しておりますが、事業推進に向けて精力的に協議を重ねてまいる所存であります。スケジュールの進捗状況といたしましては、さきの常任委員会で提示しましたものからおおむね6カ月おくれで進んでおり、今後北海道との数度の協議を経て開発局、国土交通省へと進み、国の承認がおりるまでが大きな山場と考えております。したがいまして、認可申請についても24年4月ごろになるものと想定しておりますことにご理解を賜りたいと存じます。次に、2件目、地域医療体制についてご質問にお答えをいたします。1点目、療養病床や介護療養型施設の設置についてでありますが、現在道立病院の空き病床は1病棟60床であります。留萌管内においては、医療圏域における病床数が基準を上回っていることから、町を含め新たな医療機関等が病床を開設することは不可能な状況にあります。また、介護療養病床につきましても現行規定では平成24年3月31日までに老人保健施設や特別養護老人ホームなどの介護施設等に転換をし、制度が廃止されることとなっております。このことから、選択肢としましては、道立羽幌病院として空き病床を療養病床へ変更する方法しかございません。平成20年5月、苫前厚生病院が無床診療所になることから、苫前町から遠別町の4町村の町村長及び議長名により療養病床への移行を北海道へ要望いたしましたが、回答としましては道立羽幌病院は地域センター病院として2次医療を担っており、慢性期の入院対応は難しいとしております。しかし、町としましては、平成23年度に見直しされます病院事業改革プランの中で療養病床への種別変更につきまして北海道と協議をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。2点目の医療と介護ニーズの対応についてでありますが、高齢化が進む現代社会において医療へのニーズはますます高まるものと考えております。このため、地域医療を担う道立病院の医療体制の整備が重要との考えから、10月には留萌中部・北部地域医療対策協議会を発足し、また1月には医師研究資金等貸与条例の施行により医師の確保及び常勤医の待遇改善を進めてまいりました。さらには、民間支援団体による地域医療を守る会折り鶴も3月に設立される予定となっており、官民あわせて支援体制を整えているところであります。今後も医療需要に対応し得る機能の充実整備を町の支援も含めた中で北海道に要請してまいりたいと考えております。介護につきましても、要望は多種多様でありますが、その多くは病院から退院後、自宅に戻る際の在宅生活についてであります。ひとり暮らしや高齢者夫婦世帯、日常仕事で介護者が家にいない場合にはヘルパーなど訪問系の介護サービスの利用により食事や薬の服用管理、本人状態の確認など、介護者の負担や不安軽減を図っております。介護における町民すべてのニーズにこたえることは難しい状況にありますことから、その前の段階において各種健康診断等を実施し、保健師等による適切なアセスメントを行い、個々に合った助言や指導を行うことで病気や介護を予防することも重要と考えております。要介護となる前の段階で予防事業等への参加を促し、介護を必要とせず、住みなれた地域で自立した生活を行えるよう支援していくことも大切であると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、磯野議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 4番 磯野直

まず、下水道について再質問させていただきます。答弁書の中にありますとおり、行政人口を分母にして算出すると、羽幌町37%、さらに苫前町のし尿収集人口を分母に加えると27%となっているのが現状ということです。それがこの答弁書ですと27年度にはおよそ49%になる。これ20ポイント以上上がることになるわけです。現状で今までいろんな助成制度、それからいろんなことをやってきて、大体私は落ちついたのだろうなと思っている。これから先、わずか三、四年の間に20ポイントも上がるという、27年度には49%になるという、まずその辺の根拠を教えていただきたい。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

それでは、ただいまの質問にお答えをします。答弁書にあります水洗化率でありますけれども、21年度末は27.4%と。これが27年度で49%になる見込みということでありますが、21年度まではもちろん実績でありまして、21年度以降が推計ということになるわけですけれども、この推計はいわゆる国が示す水洗化率の基準ございまして、それを参酌しまして、下水道の事業計画として29年度を最終年次にしまして、これをいわば目標数値として掲げて、22年度以降これに限りなく近づけるという形で推計をした水洗化率ということであります。それに基づいて水洗化人口等々を数値としてはじいているという現状、推測の仕方であります。それで、わずかあと残り数年の間に20%以上達成できるのかということでありますけれども、ご指摘のとおり大変現状厳しいものがあるというふうに考えております。当初の数年間では10%前後ですか、年によりますけれども、高い水洗化率の向上を示してきたわけですけれども、ここ2年ほど鈍化しておりまして、2%前後というようなところで推移をしております。21年度は、幸いやや回復の兆しを見せておりまして、今3%ぐらいまで回復をしているようでありますけれども、今後6年、22から27まで6年間の間に年平均4%ぐらいの上昇を見込んでいかなければ20%以上の達成は難しいという現状にありますので、現段階としてはこのまま推移しますと厳しい状況であろうと。何らかの向上を図るべく対策が必要なのかなというふうに感じております。

再質問 4番 磯野直

簡単に言うと、50%に27年度に達しなければならないので、逆算をしていったという、そういうことですよね。でも、それは確かに数字としては逆算していけばそれはそのとおりなのですが、私考えているのは、言いましたように大体落ちついてきたのかなと思っているところで、では実際の数として今後20ポイント上げるためには、今現状大体年に何件、件数として何件ぐらいあるのを、これをどのぐらいにふやせば達するのか、ちょっと数字として押さえてあるのなら教えていただきたい。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

22年度以降の平均的な伸び率で、率で申しますと約4%、水洗化人口の増分でいいますと大体二百四、五十人というふうに平均で押さえております。(「現状は」と呼ぶ者あり)

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

水洗化人口ですか。21年度末で3,039人です。

再質問 4番 磯野直

私の聞き方が悪かったのです。要するに今大体推移している水洗化率はどのぐらいの件数なのか。それで、それを今後どのぐらいまでふやせばこの数字に達するのかという、その数字がわかったら教えていただきたい。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

お答えします。ここ2年ほどの伸びでありますけれども、20年度、21年度で水洗化人口約100人ほど増加しております。22年度以降につきましては、今言いましたように二百四、五十人平均でふやしていかなければ達しないという見込みであります。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

水洗化率の算定は、一応水洗化人口ということで算定をしておりますので、27年度末で4,522人という水洗化人口になります。

再質問 4番 磯野直

要するに今現状でやっている100人前後のものを250人にしなければならない。そうすると、2.5倍ですよね。それを達成させるめど、どのような……質問で言っていますけれども、では今後の対策として、町民に対してどういう方法、要するに補助対策なのか、今までやってきたような助成対策を継続するのか、新たな方法を考えているのか。そのくみ取りしている人たちにはどういう対応をしていくのか。そして、具体的に、ではそこまで上げるという根拠というものを知りたいのです。それを聞いているのですけれども。

答弁 建設水道課長 井上顕(建設水道課長は2011年3月まで)

お答えいたします。先ほど町長の答弁にもございましたとおり、昨年実は9月の下旬から10月の15日にかけまして下水道の未接続世帯に対しますアンケートを実は行っております。それは、対象世帯としましては1,743件、回収世帯が836件、回収率48%と半分程度でございますが、その年齢層を見ますと60代、70代の層が約6割以上占めているという現実ございます。その中で見ましたら、やはり下水道への接続障害となっている理由としては、一番がやはり経済的理由でございました。8割近くが経済的な理由から当然年齢的なもの、あるいは個人の問題、いろんな問題掲げておりましたけれども、そうした部分から非常に接続障害の大きな理由となっております。そして、その中でもやはり今議員も言われましたようなことも多々ございました。そういったものを踏まえまして、これから今分析かけておりますけれども、23年度に向けましてどのようなものが皆さんに下水道に接続していただけるか有効な手段。おっしゃられますとおり、今までどおりの補助ではなかなか難しいものもあると思います。そういったものも十分協議して検討してやっていきたいと考えております。

再質問 4番 磯野直

当初からそれは一番心配されたところです。特に高齢者世帯の場合はやはり経済的な部分が一番大きいのだろうな。結局トイレ改修するのにやっぱり当初言われたように100万ぐらいかかると。そうなると、もう年をとってこれから先その100万かけてまでやるのか。例えば低所得者であればお金借りるのも大変、定年になると銀行からだって金借りるのも大変、そういうのを当然予測できたはずです。そういう人たちが今かなりの数がいるという中でこの人たちに対してどうやってふやす、その具体策があったら知りたいのです。要するに助成をふやすのか、例えば無料化、極端に言うとそうでもしない限り、お年寄りの部分というのはなかなかふえてこないのだろうと思うのですが、町長その辺に関しては何か町としての考えはありますか。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

今担当課のほうから答弁ありましたとおり、今そのアンケートを分析しながら、それが補助制度の継続なのか、また新たなものなのかというようなところを今論議しているところであります。いずれにしても、今議員がご指摘のとおり、高齢者世帯だとか、また金銭的な経済的な問題とかさまざまな要因があります。そんなことも含めながら、まず先日話し合いの中で私がちょっと指摘したのは足を運びなさいと。アンケート、一方的なものだけでなくして、お話を聞いて、いわゆる足を運んでお話を聞いてお願いする。できるものなのか、自分で感じ取ってきなさいというようなこともお話し合いの中には出ております。ただ、今の段階としてはそういうことで、さまざまな観点からさまざまな方法を今検討しているという段階であります。

再質問 4番 磯野直

かなりせっぱ詰まった状態だと私は思っているのです。ですから、もうこうなるのはわかった話で、わかったというのは変な言い方ですけれども、こういう結果が出た中で町としては素早く対応策、ふやすためには本当にあと四、五年の話なので、そこで2.5倍ものふやさなければならないという。そこで、質問の中にも、では合併浄化槽をどうするのだとか、こういう個々の質問入れたのですけれども、そういうことを踏まえた対応策というのは当然考えているのだと。今どなたの答弁を聞いても頑張りますだけなのですけれども、何か対応策というのはないのですか。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

現状でこういう具体的な対応策をやりますということはまだ言える段階にございません。そういう意味では、ご質問に答えかねる状況ではあります。ただしかし、考えられる方策としては、やはり今言いましたように厳しい現状を踏まえて、いかにすれば水洗化率向上を図っていくかという部分では、少なくともこの1年以内に具体的な対応策を検討しなければならないぎりぎりの段階に来ているのかなというふうに認識をしております。今私見ではございますけれども、例えばこういう手法を検討してはどうかということで今私の中で考えております手法としては大きく二、三点ございますけれども、1点目は下水道利用者とし尿くみ取りの方の料金負担の差がございますので、ここの差をいかに縮めていくかという方向での検討が1つあるのかと思っております。それから、もう一つは、今現状で水洗化率が進まない現状を踏まえて助成制度の見直しをする必要があるのかなというふうに考えております。それは、今水洗化便所に関する助成制度が直接的な制度としてございますけれども、そのほかにも3年で期限切れになるということですので、そうした方々をフォローするという政策上の必要もありまして、住宅改修制度、新たに昨年からスタートしておりますけれども、こちらのほうと絡めた補助の見直しということも手法としてはあるのかなというふうに考えております。それから、3点目としては、普及啓発活動ということになりますけれども、先ほど磯野議員の指摘にもございました合併浄化槽等々の、いわゆる浄化槽からの切り替えがやはり今余り進んでいないという状況もございますので、この辺がやはり公共用水域に与える悪影響ということも訴えながら、浄化槽からの切り替えということもより強力に進めていかなければならないということで啓発活動の強化と。大きくこの3点ぐらいの方向で考えてみてはどうかなということで、現状今考えております。

再質問 4番 磯野直

時間もないので、やりとりしていてもなかなからちは明かないのですけれども、最終的にはいわゆるこれに達しない場合に補助金の返還ということも視野には入っているということなのでしょうか、町長どうなのでしょうか。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

道との協議の後、国交省に持ち込んで、最終的には認可申請ということになるわけですけれども、認可申請になった時点でその後の決定は比較的速やかにされると思います。ただ、それはまだ供用開始になる2年ぐらい前の話でありますから、実際供用開始年度の27年度で水洗化率50%に達しない場合どうなるかという部分はまだ不確定な部分はあるのかなとは思っております。ですから、一度認可申請が通って交付決定になったとしても、27年度に基準に達しない場合、それがどうなるかというのはその時点でまた国との協議になっていくのかなというふうに考えております。

再質問 4番 磯野直

大変大きな問題なので、しかも期限は決まっているので、かなり努力しないとならない数値かなと思って、私は今の答弁を聞いて町の考え方非常に甘いと思っています。ですから、本当に努力をされて、先ほど課長からも方策として3点ほど上げられていましたけれども、それも果たして町民にとってどれほど納得のいくものかなというのはかなり疑問に思いますので、今後何とも言いようがないのですけれども、とにかくやってもらって頑張ってもらうしか言いようがありませんので、それについてはこれぐらいにしておきます。2点目の道立病院について質問させていただきます。我が町の高齢化率、それから今の現状を考えると、どんどん、どんどんお年寄りがふえていくというのは私も大変気にしているところなのです。病院のあり方についても答弁書にありますけれども、地域センター病院として2次医療になるということなのですけれども、現実には手術もできなくて、ほとんど留萌市立のほうへ行って、そこで処置をして羽幌に戻ってくる。そういう中で、町民からも耳にしたことなのですけれども、今羽幌の4階がほとんど空き病棟で使われていない。何とかそういうものを解消して、やはり現状の町民のニーズというのは年とってきたときになかなかそういう施設にも入れない、かといってなかなか自宅でも療養できない、介護できない。病院に行って市立から2カ月、3カ月ぐらいで戻ってくる。では、どうするかというのがかなり切実な問題としてあるのだと思うのです。現実に留萌市立の場合、5階を現状では療養型病床にしています。先ほど答弁書の中にありましたけれども、確かに国交省の発表では平成10年の発表ですけれども、25万床ある中の介護療養病床が12万床、これが廃止になって老健施設か、もしくは特老に行きなさいという話。これあるところはいいですけれども、羽幌みたいに特老も満床でどうするという話になったときに何とか、道立病院なのですけれども、我が町のやはり病院として地域のそういうニーズに合ったものに何とか変えていけないものか。それで、私今回こういう提案をしたのは、やはりあの60床あいているのをそういった長期療養型だとかの病床に変えれないかという思いなのですけれども、道立病院ということがネックになるのかなと思うのですけれども、方法としていろいろあるのでないかなと思うのです。例えばまず1つは、道立病院がやるという方法が1つあるのだろうと思うのです。それから、もう一つは、あの4階を他の、いわゆる医療機関が入ってきて、あそこの4階だけで療養型の病院をやるという方法もあるのかなと、これは私の考えです。あるのかなという思い。あともう一つは、いわゆる介護の、当然お年寄りというのは療養も必要ですけれども、将来的には必ず介護と療養が一体型で必要になってくる。そのとき、国のほうではもうやめますよと言っているのだけれども、こういう過疎の地域にはそれは絶対ニーズとして私はあるのだろうと思うのです。そういう人たちを入れるためには、今言ったように病院があの4階を経営するというのと、もう一つは介護施設もあの4階を借りてそこで別個な介護としての施設を生み出す。そういう方法もあるかなと思うのですが、町長その辺はどう思いますか。

答弁 福祉課長 鈴木典生(福祉課長は2014年3月まで)

お答えいたします。議員おっしゃったとおり、まず介護療養病床型の転換につきましては、平成24年3月31日をもちまして廃止されます。ただ、今現在やっているところにつきましては3年間の延長ございます。ということになりますので、新規で行う場合には24年4月1日からはできない形になります。まず、介護の療養型についてはそういうことになります。今あいている病床、1病棟で60床あいてございますけれども、そこに例えば他の病院、医療機関が入るということは、今療養病床と、それから一般病床が留萌管内で実際の基準病床数、この基準病床数というのは医療法第30条の4第2項第12号に圏域ごとに基準目標としまして病床数の規定、件数を決めてございます。基準病床数ですけれども、それが留萌管内の場合は399でございます。これが23年1月1日現在におきまして、この数字なのですけれども、既存病床数が今現在716あるものですから、317過剰病床数という形になっています。そのため、その中に新しい医療機関が入っていくという形には、病床数自体で療養病床、一般病床合わせての数字なのですけれども、入っていけないのです。ただ、道立病院がやる場合につきましては転換すればいいことですので、それはできるのです。ただ、違う医療機関が、新たな医療機関が入ってやるということ自体ができないということなのです。あとは、最終的には老健という施設も、それについては基準さえクリアすればできる形になるかとは思いますけれども、そのためには別な機関でその施設に医師いたり、それから看護師さんいたり施設を別にしたり、それなりの施設整備をしなければならないので、基本的には現実的には無理だと考えてございます。以上です。

再質問 4番 磯野直

課長の言うのはよくわかるのですが、現実に我が町の羽幌町を見たときに、特老もかなりの待ちができていると。萌のほうもかなり待たなければならない。中間の老健施設があるかといったらない。確かにそのために、ここに答弁書があるように家庭で、いわゆるヘルパーさんを使って自宅でということ、確かに理屈としては国の方針もそうです。なるたけ自宅療養というのはわかるのですけれども、現実問題として雪国のこういう過疎の中で、例えば病院に行くのも大変、家でも大変。1つ例を挙げると、そういう病気になった人が例えば人工透析なんかしていると1日置きに行かなければならない。そういう人たちが、では自宅に戻ってきて、例えばそれが何だか別な病気で入院して帰ってきたけれども、自宅療養するったって1日置きに人工透析するために道立行かなければならないと、これからそういうケースというのは減ることはなくてもどんどんふえてくるのだろうと思うのです。そういうために、では老健施設があるかといったら実際ないわけですから、そのために何らかの方法であの60床を使えないかという思いなのです。せっかくあるやつをあかしておいて、確かに道立病院ですけれども、あれは我が町の病院ですから、我が町の病院で60床あけておいて、確かに数字的には留萌管内ではもう達していますよとは言いつつも、現実に町のお年寄りたちがやはり大変な思いをしているという側面を見たときに、やはり我々としてはあれを何とか我が町の病院として使いやすいようにできないものなのかなという思いなのです。時間もないので、最後に町長からその辺のところをぜひ答弁をお願いします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

磯野議員のおっしゃられる、現実にうまく乗れないというか、気持ちの上での思いは十分に伝わっております。確かに鈴木課長のほうから説明されたとおり、制度上はそういういろいろなハードルが高い部分がたくさんあります。いわゆる苫前の厚生病院の方向性が変わったときにも、やはりあのときの返事は2次医療としての道立病院の役割ということ一点張りでございました。しかし、それからほかの使い道ということで病床がどんどん、どんどん減って、病院のある程度運営に合わせて病床を減らしていったと言ったほうがいいのかもしれませんけれども、そんな現状を何回となく繰り返す中で空き病床がどんどん、どんどん目につくようになってまいりました。そんな中で、やはりその病床の使い方ということで何度となく道立病院のほうと本町のほうと話はしております。本当に私としても、せっかくいい病院のベッドがあいていて、何とか使い道はないのかというようなことではもう何度となく言っておりますし、その都度今のところ返ってくる返事は同じであります。しかしながら、私たちが自分たちで考えながらも、こんな使い方ができないのだろうかということは、やはり住民のため、また地域の方々のためにということでは、何かしらのアクションを起こしていくのも一つの方法なのかなというふうに思います。ただ、今23年度からの改革プランで道のほうが、以前自分たちがこの道立病院の運営計画の中での再建計画の中での進み方が余りにも乖離しているというようなことで、新たに23年度早くに取り組むということになっております。そんな中での方向性もまた出てくると思いますし、その中でできる限り地元の意見として、また地域の意見としていろんな案を持って道のほうに訴えていきたいというふうに思っています。

再質問 4番 磯野直

何度も言いますけれども、我が町の病院ですから、自分の、やはり我が町の介護、医療のニーズというものをしっかり押さえて、今後行政も議会等でも両方でそういう病院のあり方というものをぜひ論議していただきたいと思います。以上です。

出典:羽幌町議会 平成23年第2回定例会 2011年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる