羽幌町議会 平成20年第2回定例会 2008年3月11日
道立病院の改革プランと医師確保対策について
2008年3月11日、羽幌町議会の一般質問で、高野輝雄議員が「道立病院の改革プランと医師確保対策について」質問し、町長 舟橋泰博、福祉課長 柳田昭一が答弁しました。
- 質問者
- 高野輝雄 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、福祉課長 柳田昭一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 高野輝雄
私のほうからは、道立病院の改革プランと医師確保対策についてを質問いたしたいと思います。平成17年の7月に総額52億7,600万円、このうち施設設備費が37億8,600万円、そして医療機器14億9,000万円を投入し、道立羽幌病院が改築されました。診療科はふえて11科となって、地域住民にこの時点では大きな希望を与えたものであります。しかし、平成17年の早くも10月には麻酔科医が転勤、その後も小児科、産婦人科、整形外科医の常駐医師が不在となり、一転して地域住民に大きな不安と不信を与えています。この結果、医師不足からくる医療機能の低下は病院経営にも大きく影響を及ぼしていると思慮いたします。1日平均の入院患者数は60人と、病床数120床のうち50%しか利用されていない状況であります。したがって、赤字経営の大きな要因でもあります。こうした中で、道は病院事業の改革プランを作成をいたしました。改革プランでは、道立病院が良質な医療を安定的、効率的に提供できる自立的な経営体制の構築を図るためとし、また地域の医療機関との連携を図りながら2次医療機能の確保に努める。さらには、救急や災害医療の中心的役割を果たすとしています。しかし、これまでの道における対応を検証するとき、主体性や住民に対する説明責任を果たしていないことから、道への信頼は極めて私は低いものと言わざるを得ません。今日までのこうした状況を受けて、今後どのように医師確保対策を道に対して要請されていくのかを以下の質問を通してお答えをいただきたいと思います。1点目でありますが、道立病院の改革プランをどう評価されているのか。2点目、道立羽幌病院が現在の医師体制では2次医療機能を果たすことはできないと考えますが、どう認識されているのか。3点目でありますが、救急や災害医療機能の中心的役割を果たすため、道に対してどう要請されるのか。4点目、改革プランの中で地域の医療機関との連携を図るとしているが、中核となる病院は留萌市立病院と解してよいか。5点目、道立羽幌病院の医師不足を解消するため、待遇面を考慮し、関係町村で医師を採用して道に派遣してはどうか。6点目、今後関係町村と医師確保に向けて、道に対してどのように要請行動を行っていくのか。以上であります。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
高野議員のご質問にお答えをいたします。道立病院は、多額の累積欠損金を抱え、また医療を取り巻く環境が大きく変化する中、地域において必要な医療が確保されるよう、道立病院が良質な医療を安定的、効率的に提供できる自立的な経営体制の構築を図るため、大幅な収支改善に向けて、北海道病院事業改革プランが策定されたところであります。道立羽幌病院は、地域の医療機関等との連携を図りながら、引き続き2次医療機能の確保に努め、救急や災害医療の中心的な役割を果たすとされておりますが、今後の経営形態の方向として、病院の経営に民間の能力を活用した公設民営と言われる指定管理者制度の導入を図るとしております。1点目の道立病院の改革プランをどう評価されているかということでありますが、道立病院は広域医療や精神、結核などの特殊医療、循環器疾病等に対する高度、専門医療など地域医療の確保に努めておられますが、経営状況は極めて厳しく、また医師臨床研修制度導入の影響による医師の欠員など医療環境の大きな変化を踏まえ、地域医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには、構造改革に取り組む必要があると考えております。2点目の道立羽幌病院が現在の医師体制では2次医療機能を果たすことはできないと考えるが、どう認識しているかということでありますが、平成17年、新病院改築と同時に診療科が増設されるなど、地域住民の医療供給体制に対する期待が大きかっただけに、常勤医師が11名から6名に減少し、特に産婦人科、小児科、整形外科が派遣医師による診療体制となるなど、将来町を担う若い世代の出産や子育て、地域住民の救急医療などに対する不安は広まっていると考えております。3点目及び関連します6点目、救急や災害医療機能の中心的役割を果たすため、今後関係町村と医師確保に向けて道に対してどう要請するかということでありますが、これまでも機会あるごとに北海道等に対し、羽幌病院の医師や機能確保に対する要請を行ってまいりましたが、今後も議会や羽幌病院の圏域であります町村と連携し、北海道を初めとする関係機関に対する積極的な要請活動に取り組んでまいります。4点目の改革プランの中で地域の医療機関との連携を図るとしているが、中核となる病院は留萌市立病院と解していいのかということでありますが、産婦人科、小児科、救急医療など地域住民の医療需要に対応するためには、留萌圏域で同じ2次医療を担い、通院時間等の利便性が高い留萌市立病院との連携が重要になるものと考えております。5点目の道立羽幌病院の医師不足を解消するため、待遇面を考慮し、関係町村で医師を採用し、道に派遣してはどうかということでありますが、町村で医師を確保するためには多額の財政負担を要することや当面求められている産婦人科、小児科、整形外科等の医師は全国的に不足している状況であり、確保すること自体が困難であります。また、北海道病院事業改革プランに基づく道立病院の経営形態見直しの推移を見きわめる必要もありますことから、将来的な課題としてとらえてまいりたいと存じます。道立羽幌病院の抱える問題は、本町のみならず北海道における地域医療全体の問題であり、今後とも圏域町村や医療関係者との連携を密にして、医師の確保など地域に必要な医療供給体制の充実を図るべく努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 5番 高野輝雄
1点目の道立病院の改革プランの評価なのでありますが、この答弁を見て、今お聞きしていて、私は非常に残念な気持ちが1点あるわけです。なぜこういう質問をしたかという背景、実はけさ8時半くらいでしょうか、雨の中……こうなるとどうしても言葉詰まるのですが、非常に大変な状況の方々がたくさんいらっしゃいます。そういう中で、改めて道立病院の外観を見ながら、診療、どういうふうに待合にいるのかという状況も見てまいりました。よく言われることですが、あの道立羽幌病院は、地域の皆さん、苫前も、今日苫前の方来ていらっしゃいますが、やっぱり皆さんの多くは、先ほど触れましたように52億有余の財政投資をして、地域の大きな期待を担って病院ができました。一見外観見ると、多くの方に言われるのですが、あれはホテルですかと私どもも聞かれるときがあるのです。そのくらい期待をしたわけです。それだけに、非常に今は残念な状況であると。これは、ひとり羽幌町の問題ではないわけでありますが、そこで大事な改革プランに当たって、昨年の12月26日、羽幌町役場で開催をされました道立病院に係る地域意見交換会において、これはどうしても触れざるを得ないので、町長立腹されるかどうかは別にして、住民の声としてお聞きをいただきたいのです。多くの市町村長来ていました、関係者も来ていました。この機会が、この後私も触れますが、重要な改革プランの意見交換会で、2月に改革プランの原案がまとまりました。この後道議会等の審議を経るのでしょうけれども、その会合で唯一発言をされる住民の代表でありますから、そこで町長はなぜ意見とか要望をしなかったのか、まずお聞きをしたいと思います。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
高野議員のご質問、12月に行われた意見交換会での発言がなかったということでの指摘でしょうか。説明会ということでございまして、事前に内容的なものは情報として流れてきておりまして、大体の流れは知っておりました。あの時点で、道が3名ほど来ておりましたでしょうか、説明している中で物を申さなかったのかということよりも、説明内容については理解できたというか、わかったということで私自身はとらえておりました。あの会のとらえ方の問題だというふうに思うのですけれども、確かに議員を含め要望的なことを意見を申し上げていられた方々も何人かいらっしゃいましたし、それはそれとして、あの会の性格をそうとらえてしゃべったのかもしれません。私自身は、あれは事前に説明会ということで説明を受けておりますし、あの場での説明内容についての理解はしたつもりでおります。ということでの見解でよろしいでしょうか。
質問 5番 高野輝雄
私決して町長にけんか売るとかそういう意味でないので、理解をしてください。私も相当悩んだのです。しかし、どうしても、道立病院の改革プラン、この後に触れる医師確保への思いから住民の思いをやっぱり伝えたかったということです。私も発言をしたからどうだということを言っているのでないのです。これは、確かにここで、地域意見の交換会で、事前にしかも改革プランの素案というものが、ここにもありますが、示されていましたから、それを見て、だからその会議で改革プラン素案が示された部分を受けて、それがもう唯一最後、その後は何だかわからない横文字で、よく北海道が使う意見を、インターネットとかなのでしょう、パソコンで聞くのだということを言っています。そんなのは一方的だと思うのです。だから、ああいう会議こそ一番大事だと。しかも、2月に原案がまとめられるということでありましたから、現に原案まとめられたのです。道立病院の今後の行く末を決めるという、そういう大事な会議であったから、市町村長皆さん押しなべて言っていませんが、ぜひ羽幌、地元として言っていただきたい、そういう真意であります。そこのところはそれ以上私は、町長もそういうふうに考え方が表明されたので、それ以上言いませんが、次に現在の医師体制では2次医療、この体制では機能を果たすことができないと私は考えていますということで、先ほど答弁ありましたが、現に平成17年7月の改築時点の医師、先ほども出ましたが、内科、外科、小児科、産婦人科、麻酔科医が常駐していました。麻酔科医は、確かに院長が兼ねていたので、佐藤院長の転出でそのことが崩れたわけであります。しかし、こういうことから、しかもその後17年の10月の麻酔科でなくて、それから18年4月4月には小児科医常駐がいなくなる。さらには、昨年の4月、整形外科医、しかも外科医も当初いる予定でありましたが、1名減となった。産婦人科医が転出をしているという状況です。現在したがって、内科4名、それから外科2名、計6名の常駐医師で診療をしている状況であります。そこで、このことにちょっとお聞きをしたいのですが、町の情報として、町政報告会で工藤道議のほうからは、確かに転出はするけれども、後任は必ず確保できるということでありましたが、町の受けとめ方として、内科医3名転出すると、その後3名転出されるということをお聞きしております。外科医は1名転出される。都合4名転出されるのですが、その後任の確保はされるというふうに受けとめておられますか、情報としてお聞きをしたい。
答弁 福祉課長 柳田昭一(福祉課長は2009年3月まで)
お答えいたします。今議員さんおっしゃられましたように、内科医3名、それから外科医1名、異動の対象になっているということを聞いておりますし、その後任についてはそれぞれ3名、1名の確保はできる予定というぐあいに聞いております。
質問 5番 高野輝雄
先ほども述べましたが、現在の体制なのですが、内科医4名、外科医2名で、ある道議団の調査が公式に入っているのですが、7月だったと思います。そこで、現在の道立病院の院長は、今の体制で、つまり6名ですね、この部分で50名から60名の入院患者と外来診療を含めて、これで手いっぱいなのだと。2次医療ということを言っていますが、2次医療を担うのは困難であると言っているのです。つまり1.5次医療だと。1.5次医療なんていうのは私はないと思うのですが、そんなのだったら、四捨五入ではないのですよ、1次医療しかないのかなと。こうまで厳しさを言ったのだと思うのです。目いっぱいだということを言っているのです。そういうことでありますから、改革プランの今後方針で地域の医療機関や他の地域センター病院と連携を図りながら2次医療機能の確保に努める、さらには救急や災害にも対応するということを言っていますが、私はこれはかなり現状は不可能だと思うのです。先ほど町長のほうの答弁から、連携先として当然ながら留萌市立病院ということを挙げられましたが、留萌市立病院も昨年の7月から脳神経外科医というものがもう既に、羽幌から行ってもどこから行っても診てくれないのです。そのことから、道の要請を受けて、留萌にある留萌セントラルクリニック、ここと提携をして、道立病院では画像診断をしながら救急患者を受け入れてもらう。現に私もついこの間そこの転送の場にあったのですが、どんどん、どんどん留萌に行っています。そういう状況である。しかも留萌市立病院では、今度は小児科医、道立羽幌病院に木曜日に来ています。しかし、木曜日は来るのでしょうけれども、本年度から乳幼児健診を行わないと、これは留萌の分でできないのだということ、これは間違いないですね。
答弁 福祉課長 柳田昭一(福祉課長は2009年3月まで)
お答えいたします。今議員さんおっしゃいましたように本年度、19年度においては、留萌市立病院から派遣されておりました医師に診療日の午後を活用いたしまして乳幼児健診をお願いしておりましたけれども、留萌市立病院の現状等を考えられまして、現状では乳幼児医療につきましては取り組みは難しいという判断をされております。現在私どもでも来年度以降の乳幼児医療をどうするかということについて、今医師を一生懸命探しているところでございます。
質問 5番 高野輝雄
ですから、私が言いたいのは、そういう現状であるということで、道が言う留萌の市立病院なんか連携と言ったって、留萌市立病院も財政状況も悪い。看護師の待遇、よその市町村のことですから言いたくないのですけれども、現状は医師を除く看護師の給与も切り込んでいるのです。したがって、看護師だって確保できるかどうか危うい。医師もそういう状況であるということから、留萌の市立病院と連携をしようとしても、名前はあるけれども、現実は機能していないということなのです。羽幌の人方でひしめき合っていますよ、留萌のセントラルクリニック、私も行っていますけれども、見ています。医師が1人なのです。応援は確かに土曜とかは来ますよ、1人で到底年がら年じゅうやれませんから。非常に優秀な医者です。非常に人柄もいいです。朝の5時から出て、そして対応しているのです、7時だとか。午後4時からもまた診療すると。そういう事態になって、これは確かに留萌だけでないです。ここに救急搬送の資料もありますけれども、全部脳疾患だとか、脳疾患だけではないですよ、心疾患の患者。旭川市立病院も広げて、厚生病院、それから脳神経外科、日赤だとか旭川医大、さすがに旭川医大は少ないのですが、そこにやっぱり転送せざるを得ないということです、そこの状態では。この間も羽幌の方が脳内出血で運ばれて、2時間ちょっと待たされたのです、ここで。それは、緊急手術がセントラルクリニックで入っているからです。そうすると、旭川に行くとか、いっときを争うものが全然対応できないのです。命の危険になっている。だから、ここのところは、これは羽幌ひとりの部分でないのですが、この後4町村で連携してまた医師の確保の要請に動くようですが、そのことにはまた触れますが、本当にそういう状態だということです、現状。そこのところはぜひ押さえていただきたい。その状況で間違いないと思いますが、どうですか、その現状認識。
答弁 福祉課長 柳田昭一(福祉課長は2009年3月まで)
議員さんおっしゃいましたように、連携を期待しております留萌市立病院の状況も非常に厳しいというところであります。したがいまして、乳幼児、小児科、それから整形外科、それから脳神経外科ということで、そういう意味で救急医療を要する部分についても非常に厳しいという状況にあります。その辺我々としてもぜひとも留萌管内の中核であります留萌市立病院の体制を充実させてもらうように期待をしているところでございます。
質問 5番 高野輝雄
そこで、これは関係する町村といっても医療圏組合とかつくってやれば、そういうことは可能だと思うのですが、私の提案が急であったため、町も十分な、私は事前に説明だとかはしておりませんから。こういう状況であるからこそ当面、いずれそれはどんどん、どんどん医師も臨床研修制度の部分も改善されるでしょうけれども、まだまだ先なのです。したがって、医師を確保する要望をしても、そこは全然返ってこないと、型どおりの答えしか返ってこないのです。地域の実情はわかります。昨年の9月7日に羽幌町医療問題調査特別委員会をつくって、設置しながら町、議会と一緒に行動しました、工藤道議も。道庁行ってやりました。しかし、高橋保健福祉部長も、質問すると、私どもは札幌にいるけれども、地方の部分、羽幌のこともわかりますと言うのだけれども、どうも札幌にいればわからないのです。なかなかわかっていないのだと思うのです、国でも言われていますが。そういうことから、私は何で医師が来ないのだという現状、1つには確かに勤務状態、24時間1人だと大変ですから、内科医は4名いますから、それでもいいでしょうけれども、小児科医だとか産科になると1人です。1人だと24時間常に、休みでも、あるいは出張していても途中どこか、留萌へ行っていても呼び出し来るのだそうです。オンコールといって24時間そういう呼び出し、ポケットベル入っているのです。そういうことですから、これは大変だと思うのです。一方で、天塩には3名、優秀な医師だそうです。これは、道議だとか道の関係も一生懸命やったとは言っていますけれども、結果何だと思いますか。やっぱり待遇なのです。現実に羽幌町の今、こんなこと言ったらあれですが、年間報酬と今回採用になった部分は開きがある。これは、道も認めている。私道立病院の管理局にも、この間羽幌町に来ました日向主幹とも話をしていますし、道立病院の事務長とも話をしています。現実に開きあると、当然ながら待遇、最後はやっぱり報酬です。こういうことから、幾ら道立病院でやってくれと言ったって、結局は道立病院の部分ですら医師確保できない、道の給与体系では。道の給与体系を何とか変えてくれないかと、変えれないのかと、道条例で。でも、国等やっぱりひっかかる。医療職の部分もあるので、北海道は財政難もあるのですが、なかなかそこは踏み切れないということを言っています。したがって、そういうことから私は言ったと。それと、今言った小児科医だとかそういう部分、乳幼児健診もできませんから、この際結論から言いますが、嘱託報酬、指定管理者となっている特老の部分もありますし、乳幼児健診だけでも報酬を払っている部分、3町村あるいは4町村になったら相当の額あるわけですから、そういう部分、嘱託をされている、道立病院が担っている部分からも、町側で採用することは非常に結構なことだと、ありがたいことだと道も言っているのです、これは思うと。そして、派遣していただければ応分の費用は当然1日2万なら2万というものを見ますと、ここまで私確認しているのです。やみくもに言っている部分でないので、そういうことも絡めて、道だけにお願いしますと言ってもなかなかあれなので、改めてそこのところの意識を持っていただきたい。その認識を持っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
まず、高野議員の近隣町村、道立病院関係町村での横の連携の中で医師確保の一環として採用して派遣というような形をとったらいかがかということでございます。まず、高野議員が北海道の考え方として、さまざまなことをおっしゃられておりました。また、北海道の考え方として今言われたことは推奨しているとか言っておりましたけれども、まずもって私どもこの流れにとってそれがそのとおりなのかと、ちょっと失礼な言い方になるかもしれないですけれども、確認できていません。そして、広域的に取り組んだ中で採用するということと報酬の問題だということの、その言葉にも私自身は非常に戸惑っています。と申しますのも、今の医師不足問題以前にあった問題をちょっと思い出していただきたいというふうに思います。各自治体で医師の採用ということで、医師優遇というか、報酬がどんどん、どんどん上がりまして、それがある意味で大変な問題になったことがありました。これ医師不足の問題になるちょっと前の話だというふうに思います。そんな観点からして、待遇ということを前面に出して言われた今の議員の考え方、そして北海道の考え方がそれを肯定しているという、町村で雇ってという、その手法ですね、そういうことをまだ確認をしておりませんので、そのことについていい、悪いという返答はできませんけれども、ただ私自身待遇面で医師を集めるということは、物理的にもさまざまな面から見ても、今の医師不足状況、そしてどのようにして適任者と申しますか、見つけてくるのかという、その難しさ等を考えますと、はい、わかりましたとは言えるようなことではないのかなというふうに思います。
質問 5番 高野輝雄
誤解のないように、冒頭申しましたけれども、私の言い方がちょっとあれだったと、ストレートに言い過ぎたかと思いますが、1つは道のほうでそれを推奨しているということではないので、それはないのです。私がこの提案をしたときに確認したとき、それは可能だと、なったときには道もそういう部分の応分の負担ができますよと、それがやられるのであれば非常にいいと、こういうことでありますので、道が積極的に推奨しているということではないので、その辺は。それと、報酬の部分ですが、かつては医療対策協議会で、これはやみの部分だということで、町の医師でもないのにそういう負担をしていたと、道の給与が低いから。これは、だめだと思う。そうでないのです。市町村として医師を採用するのですから、それは可能だと思います。そのことはこれ以上は、突発ですし、なかなか理解されない。この後の研究課題としていただきたいと思います、時間もありませんので。それで、町政執行方針、先ほども同僚議員が触れておりましたが、町長は地域医療に対する町民の不安を少しでも解消する。関係機関、議会と連携して強く要請していくということを言っていますし、町政執行方針にも医師不足は住民に大きな不安を与えている、こういうことを言っています。ですから、ぜひそこのところを、受けとめているのだと思いますが、いろんな問題あると思いますが、ぜひそこは受けとめていただきたいというふうに思います。それで、最後のほうになりますが、ここに中部3町村と遠別町が連携して行動するべきだということで、先立って全員協議会の中で議長のほうから若干の説明はあったのですが、私ここに改めて、苫前町が作成したのだと思いますが、要請文が来て、この要望書の原案があります。この中に非常に専門的な用語があるのですが、まず要望書の医療体制の充実、ここで慢性期患者の受け入れ態勢を早急に確立していただきたくと冒頭にあるのです。町村長、議長連名になっています。さらに、この要旨でありますが、要旨を読むと専門用語で、私も道立羽幌病院の事務長とも話をしてきたのですが、ここの上から何行目でしょうか、近隣4町において1次医療としての診療所は最低限確保されているものの、急性期患者はもとより、ここがわからないのですが、亜急性期、慢性期患者の受け入れのために、要するに2次医療の充実であると、道立羽幌病院に対する切なるお願いであると。苫前町の部分触れています。今度無床診療にならざるを得なくなった。羽幌病院に頼らざるを得ない。だから、空きベッドなんかもあるので、要するに医師並びに看護師の確保によるベッドの有効活用により受け入れ、入院患者の増を図るなど地域医療の充実は近隣4町村共有の強い願いです。これは当然なのですが、特に緊急対策として地域住民のニーズに合った亜急性期から慢性期患者の受け入れ態勢、ここのところわからないのです。ここのところは何を指すのか、お答え願いたい。
答弁 福祉課長 柳田昭一(福祉課長は2009年3月まで)
お答えいたします。まず、高齢期になりますと通常の若い人と違いまして非常に治療期間が長引くという形になってまいりますが、亜急性期といいますのは、通常の3カ月以内で自宅へ帰って自宅の生活が可能であるというような方々を広く示しています。それから、慢性期については、3カ月治療してもそれ以降もなお続けて治療を要すると、いわゆる療養的な患者さんという形でとらえていただきたいと思います。
質問 5番 高野輝雄
そういう答えかなとは、私も行ったので、確認するまで申し上げなかったのです。そういう中で医師、これをやるとすれば内科医1名必要だということは道立病院で言っています。ただでさえ今大変なのに、そういうことが可能なのか。それと、道立病院の改革プランの中で今度公設民営化を打ち出していますね、より合理化すると。道財政が厳しい。医師の確保はなかなか大変だと。幾らベッドがあいているからといっても、療養型は今現に25万床から10万床に減らす、介護型は全廃すると言っているのです。報酬も低くなる。それをやって、では道立病院がさらに悪化するのではないですか。なぜ私が言うか、苫前町に反論しているのでないのです。そういうことをきちっと4町村が理解を議会もしなかったら、ただやみくもにこういう要望をやってもだめだと思うのです。だから、そこのところをどういうふうに認識して、これは4町村で今後きちっとそういうところを認識して要望していくのか。早急と言うけれども、ただこの要望書にあるようにストレートに走ってはだめだと思うのです。その辺いかがでしょうか。
答弁 福祉課長 柳田昭一(福祉課長は2009年3月まで)
お答えいたします。議員さんおっしゃいましたように、今国では療養病床を減らすというような考えもございますので、これから療養病床を道立病院に確保するということは非常に困難なことかというぐあいに思います。ただ、今苫前町の厚生病院が無床の診療所になるという段階で、現在も今言いました亜急性期の患者から慢性期の患者までいらっしゃるという中で、慢性期の患者についても今すぐ他の病院に転院するということになりますと非常に困難を強いられるということ。また、当然自宅での療養も不可能という状況でございますので、それを当面解決するためには近隣にある北海道立羽幌病院に頼りたいという、そういう意図かというぐあいに思っております。道立病院の場合医師も不足していますし、看護師さんも不足している状況にあるという大変厳しい状況の中でありますので、道としても厳しい状況かとは思いますけれども、苫前町が今当面する問題を抱えておりますので、この圏域であります4町村が共同で道に対して何とか体制を整えられないものか、そういう要請でございますので、ご理解いただきたいというぐあいに思います。
質問 5番 高野輝雄
これは、町長のほうからお答えをいただきたかったのです、担当者でなくて。これは、要望書を出すのは市町村長と議会です。議会も含めて、それで4町村で共通のここら辺の議論をして、やみくもにいくのでなくて、急ぐことはわかるけれども、苫前町の事情だけで走られても困るのです。だから、こういうことをきちっと理解の上に立って、4町村で時間やって共通の理解、中部振興協議会もありますし、それを超えて遠別もあるのでしょうけれども、ぜひそこのところをやって、町長のほうからも関連して最後にお答えをいただきたい。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
この要望書の流れをちょっと説明したいと思います。今担当課長のほうから説明があったことに間違いはございませんけれども、そういう中で慢性期等の患者を受け入れることができないだろうかというようなことが発端です、この話の。道立病院でということと、あと十分に道立病院の今の体制、そして受け入れるのかどうかという判断、これは北海道がすることになりますけれども、我々も地域住民として今の北海道立病院の状況というのはわかっていたわけでありますし、そんなところでお話が、間違いなく苫前さんのほうから来たお話でございます。そんな中で、関係する町村長、議長が集まる機会が2回ありました。2回の中で説明を受けまして、現状として求められる施設として、現状の内容は先ほど課長が言われたように医師も不足している、看護師も必要になってくるというような中で、道立病院が大変な状況というのはわかっていますけれども、苫前さんとしては道立病院でその機能を何とか考えながら受け入れすることができないだろうかというお話でした。それをお願いしたいのだと、道のほうにお願いしたいのだということでの相談というか、この要望書を出したいということで来たわけで、その後2回ほどお話し合いをする機会がございまして、北海道に要望するという物の考え方そのものは4町村すべてがいいのではないかということで、2回ほどの会議で、会議というか、集まりの中で終えております。