羽幌町議会 平成21年第2回定例会 2009年3月10日
森林組合解散の影響と対応策について
2009年3月10日、羽幌町議会の一般質問で、高野輝雄議員が「森林組合解散の影響と対応策について」質問し、町長 舟橋泰博、農林水産課長 本間幸広が答弁しました。
- 質問者
- 高野輝雄 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、農林水産課長 本間幸広
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 高野輝雄
私からは1点、森林組合解散の影響と対応策についてであります。羽幌町森林組合は、昭和27年3月に設立され、昭和51年9月に苫前町森林組合と合併し、留萌中部森林組合として発足後も森林所有者の経済的、社会的地位の向上、森林の保続培養、森林生産力の増進を図り、多大な貢献に寄与してきたと考えます。この間、国の構造改革の波を受けての公共事業の削減と著しい規制緩和によって大幅な事業量の減少と収益の低下から、平成17年度決算から赤字が発生しており、解散の事態が生じる存亡の危機に直面していると認識しているものであります。また、解散の与える影響ははかり知り得ないものがあります。こうした状況下にあって、町はこれまでどう対処し、今後どのように対処されていく所存なのかを以下の質問にあわせお答えいただきたいと思います。1、解散回避に向けた今日までの取り組みについて。2、解散した場合の森林所有者に与える影響と町政への影響について。3、解散した場合の森林整備計画と森林整備地域活動支援交付金制度実施事業への影響と対応策について。4、森林の持つ多面的機能(環境、水産資源の培養、水害等の防止など)の維持に向けて今後どう取り組んでいくのかについて。以上であります。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
高野議員のご質問にお答えをいたします。森林組合の役割は非常に大きく、森林所有者の経済的、社会的地位の向上を図る協同組合的性格と森林の保持培養及び森林生産力の増進を図る公益的性格を有する団体でありまして、個人財産の保護のほか、特に地域住民の生活環境の保全、国土の保全などにとって重要な役割を担っている団体であると認識しております。まず、1点目についてでありますが、森林組合では昨年の総会以来3年連続の赤字決算の現状をとらえ、立て直しを図るべく事業の掘り起こしと経営改善の検討をしておりましたが、平成20年事業見通しの見えた昨年秋ごろには20年も計画事業に達せず、4年連続の赤字になる状況でありました。そんな中、組合から苫前町及び羽幌町にも相談に乗ってほしい旨要請がありまして、以来検討会議や打ち合わせに出席し、指導、助言を行ってまいりました。抜本的な改善策が見出せない状況の中、12月には組合の現状説明と要望書の提出があり、その要望内容は民有林普及指導事業補助金の増額、町有林整備事業拡大でありました。要望を受け対応を検討しましたが、民有林普及指導事業補助金の増額については、平成16、17年度で町財政の厳しい状況から削減した経緯もありまして、増額は難しいが、森林組合の窮状から当面前年度同額の措置をすることとして平成21年度予算案に計上したところでございます。事業拡大につきましては、通常事業費のほか、ここ3年間の平均事業費に500万円ほど増額し、21年度予算に措置したことと平成21年度から24年度までの特定間伐促進計画を策定し、町有林の除間伐等を促進するため4年間で4,100万円ほど、平成21年度で緊急雇用対策として町有林の下刈り、作業道、林道の刈り払い、林内整備等のため420万円ほどを行う計画としております。指導、助言としましては、緊迫している状況は理解できますが、組合の財務状況を見る限り解散は拙速であり、森林組合の使命や解散した場合の影響を考えますと、改善を図りながら事業継続すべきであると強く要請するとともに、改善や打開策などについて助言してきたところでございます。今後の対応につきましては、去る2月8日開催の地区別懇談会での組合員の意見及び26日に開催されました森林組合の第33回通常総会の中で今後の組合の運営について、21年度末の解散も視野に入れた事業計画を組合員が了承したことを考慮して、存続の可能性と解散に至った場合の事後対策について対応していかなければならないと考えております。いずれにいたしましても、組合員への十分な説明と事後対策が整わなければ解散すべきでないことを強く森林組合に要請してまいりたいと思っております。2点目についてですが、森林組合が解散した場合の森林所有者に与える影響として考えられることは、事後対策を全くとらない場合ととった場合に違いがあると思います。事後対策をとらなかった、あるいはとれなかった場合を想定しますと、森林の管理、整備はみずからの判断で事業者に発注することとなりますが、事業を実施する場合は羽幌町森林整備計画との整合性を図り、施業計画を策定しなければならないことから、森林所有者個人が行うには困難性があることのほか、適期に施業ができがたく、ひいては森林の荒廃につながると考えられます。また、町政においては、森林関連施策の方向や森林所有者が行う伐採や造林などの森林施業に関する指針等を定めた羽幌町森林整備計画の推進に支障が生じ、適切な森林整備の推進を困難とし、森林の公益的機能が保たれなくなると考えられます。よって、全く事後対策をとらず解散に至ることは組合員も同意しないであろうし、社会的にも影響が大きいことから認めがたく、今後も森林組合に指導と助言が必要と思っております。次に、3点目についてですが、森林整備計画への影響については2点目の答弁でご理解いただき、森林整備地域活動支援交付金制度事業への影響と対応策についてですが、ご承知のとおり森林所有者等による施業の適時適切な実施を確保するため、森林情報の収集、施業区域の明確化作業、施業箇所までのアクセスに利用する作業道や歩道の刈り払いなどの地域活動を実施するための経費について一定額が交付され、実施期間が平成19年度から平成23年度までの5カ年となっている制度でありまして、これらの事業調整、事務及び指導についても森林組合が担っており、組合が解散に至った場合は事業の実施や森林所有者に影響が出ると予想されます。この場合も2点目と同様に対応していく考えでおります。次に、4点目についてですが、森林の持つ公益的な機能に関しては水源涵養機能、災害防止機能、生活環境保全機能、保健、文化的機能、木材生産機能などを有しており、これらの機能が低下することは社会的に大きな影響があると思っております。したがいまして、2点目の森林所有者、町政への影響、3点目の制度への影響、4点目の多面的機能への影響とすべてに影響するものととらえ、やむを得ず解散に至るにしても解散の手助けをするのではなく、解散後の影響を十分考慮して支障のないように事後対策を講ずるよう森林組合に強く要請するとともに、行政もその指導と助言に尽力してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上、高野議員の質問の答弁とさせていただきます。
質問 5番 高野輝雄
ただいま町長のほうから4点にわたって答弁がございました。そこで、私のほうからはまず第1に羽幌町の森林整備計画、改めて調べてみますと最新版は21年までですかね。の部分によると、民有林の面積は6,996ヘクタールというふうになってございます。記載されております。すべて一般民有林となっていますが、そこで民有林の所有者数、それから所有者の年齢別構成をお答えをいただきたいと思います。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
お答えを申し上げます。まず、前段の森林の所有者数と申しましたか。それは、民有林のというとらえ方でよろしいでしょうか。それで、全体的な民有林については手元にちょっと資料ございませんが、組合員、いわゆる何人かは組合に入っていない方もいらっしゃるかと思いますが、大半入っているものだろうということを想定しますと、羽幌町の部だけで申し上げますと20年の2月現在で228名、そのように押さえております。うち羽幌町に在住をしている方が179名、不在の方が49名と、このようにまず押さえております。それから、もう一点目、そのうちの年齢構成でございますが、大変申しわけありません。私のほうで年齢構成で押さえておりませんので、もしあれでしたら後ほど調査の上、ご連絡したいというふうに思っております。
質問 5番 高野輝雄
私どものほうでは、あらかじめこの件数について通告をしておりませんから、無理もないのかと。しかし、この後の質問、私は何を言いたいかというと年齢構成が非常に高いと思っているのです。森林統計というのはないと思いますが、林業の統計というのが国勢調査にございます。最新版を私見せていただいたのですが、やっぱりそこでも林業に従事する、実際的に施業をやっている業者だと思いますけれども、そういう部分に従事する人方、これはもう非常に年齢構成高いですし、これとは一致しませんが、当然のごとく森林組合の所有者というのは年齢が高いだけでなくて兼業、ほとんどそれを主業としている人はいないと思うのです。収益性がないのですから。そういうことに絡めて、では今後の経営対策についても考える上でそういうことを質問したわけであります。本当は、ここで休憩をとってでもぜひお答えをいただければいいのですが、これは無理でしょうか。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
お答えをいたします。まず、年齢構成の件につきましては、先ほども申し上げたとおり手前どものほうで情報を今のところ押さえておりませんが、ただ議員のおっしゃるとおり高齢化が進んでいるというふうにだけはとらえてございます。
質問 5番 高野輝雄
それはそれで結構です。次に、先ほど答弁の中にありました、私の質問の趣旨の中で触れておりますが、森林整備の地域活動支援交付金、これが実際のところ国が交付をしております。市町村が受け皿になっていると思いますが、この部分が非常に施業をする上、除間伐ですね。計画的なそういうものを目的として、ほかになかなか先ほども言ったように収益がないですから、負担があると森林所有者はほとんど恐らくみずからはできないのだろうと思うのです。そういうことから、それを防ぐ目的としてここに林業生産活動の停滞や森林所有者の高齢化、不在村化、実際は不在地主というのでしょうか。背景として間伐等の森林整備施業が十分に行われていない人工林が発生するなど、森林の有する多面的機能の発揮に支障を来すことが懸念されていると。こういう状況に対して、森林の有する多面的機能が十分に発揮されるよう適切な森林整備の推進を図る観点から、森林所有者等による森林施業の実施に不可欠な森林の現況の調査、その他の地域活動を支援するために交付金制度を創設するというふうにありますが、これは先ほどの答弁の中では後期の部分を答えたのだと思いますが、既に平成14年度から実施されたと考えますが、これまでの実施状況、年度別に交付額、事業量等がおわかりであればお答えをいただきたい。当然押さえているのだと思うのですが。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
お答えをいたしますが、前段年度別の過去の部分については、ちょっと今資料を探すのに窮しておりますが、とりあえず20年度レベルでどの程度かということだけ申し上げたいと思いますが、今議員のおっしゃいました森林整備地域活動支援交付金、趣旨、内容、目的につきましては議員のご説明のとおりのものということで押さえておりまして、20年度の交付金の対象者は146名で、金額で約490万円ほど交付を受けてございます。
質問 5番 高野輝雄
ここで大事なのは、実はその146名もそうなのですが、実際に対象の事業量、何ヘクタールを実施されたのか。これをまず、今20年度と言いましたが、お答えをいただきたい。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
お答えいたします。先ほどの20年度のベースで申し上げますと、この交付金というのは実はヘクタール当たり5,000円支給される内容になってございまして、約980ヘクタールと、そういうふうに押さえてございます。
質問 5番 高野輝雄
実は、ここに実際の部分、私ちょっとあるところで調べていただいたのですが、森林整備の地域活動支援交付金、先ほども言いましたように第1期は14年から18年度までの5カ年、これは当初……今現在は1ヘクタール当たり5,000円というふうになっているかと思います。1万5,000円というのもあるのですが、これは適しないと思います。5,000円になると。14年から18年度の5カ年に関しては、交付金額が1ヘクタール当たり1万円なのです。このうち国が5,000円、道が2,500円、町の負担が2,500円というふうになっていると思うのであります。ちなみに、その15年度、16年度の実績が今ここにあるのですが、これは間違いない数字、関係機関で押さえていますから。1,031万7,900円、対象事業量1,031.79ヘクタール、16年度が1,045万5,100円、対象事業量1,045.51ヘクタールなのです。確かに当初と内容が違ってきているのだと思いますが、これだけ極端に減ってきているわけです。したがって、この事業がなくなったときに……なくなったって森林組合が解散したとき、ではこの事業の推進は、具体的には町を通して確認作業をされていると思うのですが、実際的な事務、これは森林組合のほうが民有林の所有者、つまり組合員から委任を受けてやっていると思うのです。全部申請から実施、そして書類、実績を出すための。これ膨大なものだと思うのです。そういうことができなくなるおそれがある。そのときには、ではこれはどこが行うのですか、お答えをいただきたい。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
お答えを申し上げます。先ほどの町長の答弁にもございましたとおり、いわゆる解散をしてそのまま放置する、いわゆる事後対策のないということを想定いたしますと、当然大変森林所有者は困りますので、行政的に事務的な行政事務として取り扱えるものは役場で対応していかなければいけないのだろうと、そのようには思っておりますが、実はこの件につきましては当然森林組合の総会その他等でも21年度の解散を視野に入れて取り進めるということではありますが、そのあたりが十分事後の対応として森林所有者が一番心配なさっております。その後どうなるのかということが当然出てまいりますので、その辺の十分な対応を図った上で取り進めていただくというようなことは私どものほうから強く要請してございます。
質問 5番 高野輝雄
行政的に言うと、町側のほうは苫前町も関連するわけですから、この後触れますが、そうはいっても現状赤字、17年度から赤字が発生していると。要はそういう中で、これは組合の内部のことを言うのではないですよ。そういう事態だから解散になるということも含めた大きな要因があると。20年度から組合長以下、幹事もそうですが、理事、無報酬でやっていますよね。そういう中で、今年度の総会でもあったように最初から赤字決算を見込んでやっているのです。そういう手弁当でやって大変だと思います。ある幹事の方は、奥さんにもうこれ以上はやらないでほしいということで涙ながらに訴えられたと。だけれども、やらざるを得ないのだということで私も話を聞かせていただいたのですが、そういうところにいっていると。それから、総会でもあったように、これは異例だと思うのですが、来賓に対する、支庁だとか町長に対してそういう質問をするくらいのやっぱり行政に対する不信を持っています。明らかに出ているのです。これ以上、行政の支援が何も見えないのではないかと言われていますから。これは、同時に苫前でたまたま1年置きですから、総会が古丹別地区であったと。しかし、これは羽幌町に対して向けられたものと同じだと思います。本間課長は出席されていたのだと思いますが、そういうことがありますから、もうちょっと踏み込んだ対応が必要なのではないのかなというふうに思いますが。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
今の高野議員の前段のほうにちょっと触れさせていただきますが、確かにそういう赤字対策ということで役員の皆さんが報酬をゼロにしてまでという状況は私ども聞いておりますが、実はそういう赤字対策が果たしていいのかどうなのかということも含めて私どものほうから指導を申し上げているところは、それでなくても数年間でかなり減額して対応をしていた状況がございます、過去3年間。それで、最終的にゼロということで役員の皆様がその赤字の一部をかぶるということは、よほど役員の皆様の責任があって重大ということであれば私どもも理解できるのですが、実は全く森林組合の運営上、額面的には20年度決算末では余剰金と言われる部分がございますので、一般的手法としてはそういうものを活用して穴埋めして森林組合の運営がなされるものということでございますので、私どものほうからはそのあたりが果たして森林組合の習慣、ならわしなのか、いずれにしても適切な方法ではないというようなことでお話は申し上げているところでございます。
質問 5番 高野輝雄
そうはいっても現実に解散の地区別懇談会に至ったところ、2月の6日は苫前2カ所、それから羽幌地区は羽幌中央公民館で1カ所やって、組合員の出席者の生の声も私、何人かから聞かせていただいています。中には、古丹別地区にはもともと解散をすべきだという、なぜか解散にこだわっている人がいらっしゃると思いますが、そのことはおいておいて、やっぱりそこに向けたときには、もう理事会で決定をして解散を理解してもらうのだという、そういうことをおっしゃっているのです。これは、私は組合長とも2回にわたって懇談していますから、間違いないのでありますが、だからそうはいっても内部に……確かに私も見ました。出資金も10万5,000コースあるのですね。約10万5,000コースありますよ。そうすると、500円の出資ですから5,250万くらいの出資金があるのです。そこは手をつけたくないというのか、そういうことだと思うのです、本来は違うのだと思いますが。しかし、そこは組合でそういう状況が変わらないと、もうこれ以上大変なのだという認識をされていますので、そこをもう一歩具体的にやっぱり出ていただいて理解をするように、公益性を発揮するように言っていただきたいと思うのです。その辺はいかがですか。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
お答えを申し上げます。そのようなことで高野議員さんのおっしゃる視点からとらえますと、もちろん地区別懇談会、総会その他でも最終的に解散も視野に入れ、事業計画を承認されたというような形にはなってございますが、私どものとらえている限りは、それに至るまでにまだ組合のほうではいろんな現状、事後のことも含めて詳しくご説明なさっておりませんので、なかなか組合員のほうがご理解できないでいるのだろうと思っています。ただ、役員の皆さんがやむを得ずという部分について、仕方ないのかなという思いもありますが、特にこの辺は声を上げていらっしゃる方とそうでない方おりますが、維持できないなら仕方ないとは言うものの、大半の方々は解散後組合が今現在やっていることがどうなるのだろうと、このあたりが非常に心配なさっているということだと思いますので、私ども今解散を決議したものではございませんので、総会の席でも組合長さんがおっしゃっております。組合員の皆さんにこの1年間、そういうことを視野に入れて事業を進めながら、並行してそういう準備をさせていただきたいと、そういう了承をとったというふうにだけとらえておりますので、これからも私どもはそういう森林組合の経営の手法といいますか、やり方、内容、よしんばいざ解散に至った場合にあっても必ずこういうことだけはきちっとやっていただきたいというようなことで強く要請は続けてまいりたいと、そんなふうに考えてございます。
質問 5番 高野輝雄
もう何点かあるのですが、くどいようですが、当然町側も認識されていると思うのですが、解散の持つ影響、解散した場合、大変なことになるというのは後段でもまた触れさせていただきますが、改めて。民有林の指導事業ということで森林組合が担ってもらうということ、先ほど触れておりましたが、羽幌町と苫前町、各150万助成していますね。実は、平成7年の3月議会の予算委員会の中の質疑の中で次のような答弁がされているのです。実は、そのとき250万だったのです。250万ずつ出すということで、平成7年。ここで、合併のポイントになるということ、そういうことも加味いたしまして、これは本年から苫前町と羽幌町が250万ずつ出して、要するに500万ですと。この経費というのは、森林組合の林業の民有林の指導事業というのがございますと。後段ずっとあるのですけれども、後段、森林組合というのはそういう法人、団体であるけれども、やはり行政の一翼を担っているというような、そういうような通達といいますか、なぜ森林組合ができたかというようなことが書いてございますと。これは町側の答弁ですけれども、最後に森林組合の今の経営状態からいって、もう既にそのときからやっぱり長く携わっていらっしゃった課長ですから、そういう答弁をされたのだと。町の答弁ですよ。赤字になった、理事も出ようもないというようなことになったら大変だ、そういうときにだれがやっぱり面倒を見るかということになると、やはり行政も過去の経過からいっても応分の負担をしなければならないというようなことも考えまして、今回こういう措置をしたわけでございますと、こういう答弁をされているのですが、やっぱり今の答弁にあるように、ここのところをしっかりと振り返っていただきたいのですが、これ公式な答弁ですから。森林組合の公益的機能をやっぱりしっかりと直視をされて、問題解決に向けてもっと正面から、もっとという言い方は悪いのですが、正面から対処していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 農林水産課長 本間幸広(農林水産課長は2009年3月まで)
それでは、私ども事務的な部分でとらえながら、もちろん町長とも打ち合わせしながらやっている範疇でございますので、まさに議員さんがおっしゃるようなことで、いわゆるそういう森林組合というものに対して公益性を有しているということは十分承知しております。それがゆえに今、基本例として実は内容的に2つ含まれておりまして、まずそのうちの一つだけ先に言わせていただきますが、民有林の普及指導事業という部分の今の額面の250万云々の話でございますが、当初はそういうことで両町合わせて500万円の指導、もちろんそういう役割を森林組合さんにやっていただいているという趣旨から支出していたものと理解しておりますが、それがちょうど15年、16年ですか。町長の答弁にもあったかと思うのですが、16年、17年の段で、これはそれぞれの苫前町、羽幌町も含めて財政事情が思わしくなくなってきているころでございますし、町村合併の時期でもありますし、行革の時期ということもございまして、いわゆる自立プラン計画の制定の際にもこの250万円が少しでも削減できないかということから結果として50万、50万、2カ年で100万円削減した経緯がございます。この点については、前段町長もお話ししたかと思いますが、昨年の12月には森林組合の存続に向けてのスタイルということで受けておりましたし、要望の2項目の一つでございます。その民有林普及指導事業の150万円をもとの250万円に増額して戻していただきたいという要望も受けました。もう一点、事業費拡大ということで、先ほど高野議員さんも冒頭申し上げたとおり17年ころに公共事業の大幅な削減もあって、本町もとりもなおさず同様な形で事業費の減額が余儀なくされました。以後、そんなことでやや低く推移しておりましたが、昨今のそういう事情も踏まえて、町長の答弁にもあったとおり事業の拡大でも配慮させていただいて、まだ予算案の段階ですが、あす以降の予算委員会でご審議いただければと思うのですが、その辺でよろしくお願いしたいなと、そんなふうに思ってございます。
質問 5番 高野輝雄
これで最後にいたしたいと思いますが、くどいようでありますが、民有林の所有者、何度も言いますように多くは専業者でないのだと。収益性が確保されない、また高齢化が進んでいることに加えて不在者、先ほども言っていましたね。そういうことで、除間伐だとかの整備がますます当然進まないのではないかと、そういうことが懸念されます。町長は、午前中の町政執行方針の中で林業の振興について、いろいろ地球の温暖化も含めながら、森林の持つ防災機能だけでなくて多面的な機能ということで、このまま荒れ放題のそういう山をつくりたくないと思います。そういうことをぜひひとつ、この地域の森林の振興に努めると最後に締めくくっておりますが、ここにあるように町政執行方針にも述べております。そういうことで、これまでの私への答弁を含めて、私は全くそのとおりであると思いますから、町長、ぜひ羽幌町、苫前町とともに、また北海道とも協議をされて解散回避に向けて早期の取り組みをしないと、手おくれになっては困ると思うのです。山の手入れと同じで手おくれになったら、全く解散が進んでしまいますよ。このままでは進もうとしているのですから、幾ら回避しようと。だから、最大限の努力をしていただきたいというふうに最後に私のほうから質問します。町長のほうからお答えをいただきたい。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
高野議員のご質問にお答えをいたします。答弁のほうである程度申し上げたつもりでおりますけれども、現状この問題につきましては課長のほうからも答弁の中にありましたけれども、さまざまな段階の中で組合長とも面談しながらお話を聞いてまいりました。一番最初が要望書ということでお話が来まして、その結果については今課長のほうから言われたとおりであります。決して消極的な気持ちではなくて、積極的なもので何とか維持していただきたいという立場から森林組合のほうにはいろいろとお話を申し上げてまいりました。ただ、いろんな段階を踏みながら、結果的には先日の総会のような形になっております。ただ、今回の答弁にもくどいぐらい言っていましたけれども、もしもその役割をなせない状況になったときには、やはり森林を守るということから大変な状況になるということも、あえてそのことについて考えていかなければならないと。ただ、今現在としては解散回避ということに向かってあらゆる努力をしていくという段階だというふうに思っております。さっきから経営の内容の数字のことが出てきておりますけれども、私もちょっと物の考え方、数字の考え方、森林組合さんの数字の考え方についてはちょっと疑問を持って首をかしげたくなる部分がございます。ということも含めて、まだそういう段階ではないのではないかなと言いたいという気持ちもございますし、そんなことも含めながら森林組合と真摯に真正面からいろいろな相談なり指導なり、さまざまな立場からお話をしていきたいというふうに思っております。