羽幌町議会 平成19年第5回定例会 2007年9月19日
(1)公共下水道(雨水管渠)整備の推進について/(2)高齢者への温泉入浴料の助成について
2007年9月19日、羽幌町議会の一般質問で、船本秀雄議員が「公共下水道(雨水管渠)整備の推進について」「高齢者への温泉入浴料の助成について」について質問し、町長 舟橋泰博、建設水道課長 平山光彦が答弁しました。
- 質問者
- 船本秀雄 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、建設水道課長 平山光彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 8番 船本秀雄
それでは、私から公共下水道(雨水管渠)整備の推進について質問をいたします。平成7年度から開始しました公共下水道整備事業も現在84%の整備が完了し、地域住民も文化的な生活環境となり、大変喜ばしい限りであります。さて、民有地に埋設されております公共下水道(雨水管渠)の整備でありますが、本年度市街地中心部において一部整備が実施され、一安心しているところであります。それは、過去三、四年前、雨水管渠の老朽化に伴い、民有地の車庫内の一部が陥没した事例がございました。幸い空き車庫であったため、大事に至りませんでしたが、このような過去の状況を考えますと、できるだけ早い時期に民有地の所有者や住民の方々に雨水管渠整備年次計画を示し、住民の理解と協力を求め、早急に取り組むことが必要であると考えますが、町長はいかがお考えか、所信をお伺いいたします。次に、高齢者への温泉入浴料の助成について質問いたします。平成4年7月、町民の待望であった温泉が我が町でも噴出し、当時は本町の住民ばかりでなく近隣町村からの利用者も多く占めていたところでありますが、近年各町村それぞれ温泉を掘り当て、住民の健康づくりに有効活用されております。現在高齢者の方々は、医療費の負担増、さらには年金の減額などなどの事情で、これまで毎日のように温泉入浴を楽しんでいた方々も現在は1週間に1回程度の入浴で我慢をされているという現状を聞き及んでおります。こうした高齢者の多くは、郷土羽幌町発展の町づくりに大きく貢献された方々であります。そこで、我が町の貴重な資源であります温泉利用を高齢者の生きがいの場として、家にこもらず、老後を健康で明るく豊かな環境で生活を送っていただくために、1週間に1回程度の温泉入浴利用に対する入浴料金を助成すべきと考えます。現在はぼろ温泉は、指定管理者制度を活用し、民間が管理運営されておりますので、温泉入浴を助成することにより経営環境の厳しい温泉経営の一助にも役立つものと考えられます。高齢者の方々に対する町長の基本的な考え方についてお伺いをいたします。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
船本議員のご質問の1件目、公共下水道(雨水管渠)整備の推進についてお答えをいたします。本町の下水道事業は、平成6年度に事業認可を受け、平成7年度より本工事に着手し、その後2度の認可変更を行い、現在に至っているところであります。現在の認可区域における公共下水道事業の整備率も84%に達していることから、平成20年度を目標に認可変更できるよう作業を進めているところであります。雨水排水の整備につきましては、平成10年度以降汚水管渠布設工事にあわせて整備を行ってきており、本年度も既設雨水管渠が民有地を通っているため、それを切り替える雨水管渠布設工事を実施しているところであります。下水道事業計画区域内における雨水排水の台帳整備について、下水工事により調査した作工調査図をもとに昨年度から実施し、本年度は民有地内の既設管渠の現地調査も含めて実施しているところであります。ご質問の雨水管渠整備年次計画でありますが、現在実施しております雨水排水台帳整備業務委託による成果をもとに、現在判明している民有地内の雨水管渠の切り替え整備工事などについては翌年度以降実施設計を行い、汚水管渠整備との整合性を図りながら計画的に整備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。議員ご質問2件目の高齢者への温泉入浴料の助成についてお答えいたします。議員お話しのとおり、はぼろ温泉における入浴客が年々減少傾向にありますが、本町においては平成7年から17年度まで、町が主体となり、羽幌観光開発株式会社のご協力をいただきながら高齢者入浴サービス事業を実施し、敬老の日を祝して70歳以上の町民を対象に3日間、はぼろ温泉の無料開放を行い、多くの高齢者の方々に温泉浴を楽しんでいただきました。また、町では平成14年度から、はぼろ温泉を活用して月1回、温泉活用健康増進事業を株式会社アンビックスの協力を得て、バス運行や大広間を開放していただき実施しております。65歳以上の高齢者を対象として、保健師等による健康に関する講話や実技などを指導し、その後、料金は自己負担ではありますが、温泉を楽しみながら健康づくりを進めております。約40名が登録し、毎回25名程度の高齢者が参加されているところであります。議員お話しの週1回程度の温泉入浴利用に対する料金の助成でありますが、8月現在の65歳以上の人口は市街地で2,493名、70歳以上では1,862名であり、実施するとなれば相当額の財源を要することとなり、難しいのが現状であります。今後も温泉活用健康増進事業を継続し、温泉浴が健康の維持や心のリフレッシュに及ぼす効果などについて広く周知し、高齢者の温泉利用につながるよう努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、船本議員のご質問の答弁とさせていただきます。
再質問 8番 船本秀雄
それでは、私から1点目の雨水管渠整備について再度質問をさせていただきます。お答えをいただきました内容を要約してみますと、まず1つ目は雨水排水、雨水管渠の整備についてお答えをいただきました。それから、2つ目は、民有地に埋設されている既設の雨水管渠の現地調査は本年度実施するのだと。それから、3つ目は、現在判明している民有地内の雨水管渠工事は翌年度以降実施設計を行う。翌年度ということは、平成20年かなというように考えております。実は、私が質問をいたしましたのは、民有地に埋設の雨水管渠、雨水排水ではなく雨水管渠整備の年次計画とその整備の継続、推進についてご質問をしたわけでございますけれども、お答えから想像いたしますと、民有地の雨水管渠の現地調査は本年度は実施しているのだということと、それによって雨水管渠整備の年次計画は現在未策定だというように理解してよろしいのでしょうか。なお、この本会議では、私は本会議は政策論議の場であるというように思っておりますので、町長と時間の許す限り議論をさせていただこうと思っておりましたけれども、お答えの内容が事業内容でございますので、担当課長なり係長からお答えいただいても結構でございますので、簡略にお答えをいただきたいと思います。
答弁 建設水道課長 平山光彦(建設水道課長は2008年3月まで)
ただいまの船本議員のご質問に対して答弁させていただきます。何点かありますけれども、私どもの総体にまとめた考え方を最初に説明させていただきたいと思います。民有地内に埋設されている雨水管渠について、現時点で下水道計画区域内に6カ所あります。そのうち未整備につきましては、川北地区で2カ所、川南地区の緑町で1カ所の計3カ所になります。また、下水道事業で整備した分としては、川南地区で今年度施行分も含めて3カ所となります。なお、これまで整備した分の延長は、今年度分を含めて1,213メートルとなっております。これまで整備した箇所において新設した雨水管渠は道路用地内に埋設して、切り替えは完了しておりますが、民有地内の既設雨水管渠の処理については、南1丁目通りの南3条中通りから南4条中通り、輪島さん宅から華月さんまでだけで、エアモルタルを注入して処理しております。したがって、その他の民有地内の既設雨水管渠はそのままになっております。その理由としましては、路面排水用の縦断管等が接続されているため、その継ぎかえ、流水方向を変えることをしなければ、既設雨水管渠を処理できないためであります。現在実施しております雨水排水台帳整備の成果をもとに、未整備箇所の雨水管渠の整備と既設雨水管渠を処理するための路面排水用縦断管の継ぎかえをあわせて翌年度以降実施設計を行い、汚水管渠整備との整合性を図りながら計画的に整備を進めたいと考えております。ご理解をいただきたいと思います。
再質問 8番 船本秀雄
詳しくご説明をいただきました。私は、お聞きしているのは、先ほど具体的に課長のほうからお話がございましたように、民地の陥没の関係をちょっとお話しされました。これについては、15年か16年だったと思うのです。私は、三、四年前という書き方をさせていただきましたけれども、15年か16年であります。このときには、実は建設課と上下水道課と2つの課がございまして、そのときに当然雨水となりますと建設課の担当ということになります。それで、私どものほうも、下水道絡みがあれば困るということで、両課で対応し、即単費で修理をした、整備をしたと。その後に、下水道の事業の1つのメニューの中に雨水整備があるから、今後下水道のほうで事業だけを実施したらどうだろうと、でき上がった段階では建設課のほうに引き継ぐという形になって、町長に決裁を建設課のほうから回したと。それは、私も当時おりましたので、合議をして、建設課のほうで町長に報告し、それから町長のほうからも、今後そういう補助があるのであれば補助事業を大いに使って、民間の方々に、町民の方々に迷惑をかけないようにという指示をいただいて、この事業は走ったことであります。お答えいただきましたのは、雨水排水、雨水管渠と一緒に、整合性は必ずとらなければこれは当然できないわけでありますが、この文章の中ではどうもそこら辺がしくっと私が理解できるような内容にちょっとなっていなかったものですから、改めて質問させていただきました。どちらにいたしましても、雨水管渠整備の現地調査、民地については今年調査をしていただいているということでありますから、それからその工事についても翌年度、20年以降に実施設計を行うのだということでありますけれども、翌年度以降となりますと20年になるのか、23年になるのか、25年になるのかという心配がございます。私たちよりも行政のプロの方々がそろっていますから、民地でどの程度危険があるのかということは把握していると思いますので、事故のないようにやっていただきたいなということで、私はこの件は終わらせていただきますけれども、ひとつ計画的に進めていただきたいということをお願いしまして、この件の質問は終わらせていただきます。次に、2点目の高齢者への温泉入浴料の助成について再度質問をさせていただきます。財政の事情から、厳しい現状であるとの答弁でございました。これまで実施し、多くの高齢者の方々が温泉を楽しんでいた高齢者入浴サービス事業も、平成17年度で中止されました。現在65歳以上の高齢者を対象に実施しております温泉活用健康増進事業、これは25名程度の参加者というように伺いました。市街地での65歳以上の人口は2,493名、70歳以上は1,862名とお答えいただいたわけですが、この人数から比較しても毎回25名というのは参加者が余りにも少な過ぎるのではないかなというように私は考えます。なぜこんなに少ないのでしょう。それは、温泉入浴料、1回550円、経済的にも大変で、月に何回も入浴できないといった悩みを持っている方が多くいると伺っております。町長、高齢者の方々は、温泉が大好きなのです。厳しい財政状況だからこそ、職員と一丸となって、知恵とアイデア、そして工夫をもって高齢者の方々に温かい手を差し伸べていただきたい。高齢者が家庭に引きこもらず、どんどん外出する、そういうきっかけをつくってあげていただきたい。私は、そんな思いから、再度町長のお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
お答えをいたします。船本議員の高齢者に対する熱い思いという気持ちが伝わってまいりました。温泉ができてから、さまざまな温泉利用ということで高齢者、また町民の方に多く利用していただきたいということでさまざまな取り組みを進めてまいりました。温泉活用健康増進事業というのもその一つでありまして、当初スタートするときにいろいろな論議の中で、どれだけの人が参加できるのかといういろいろな心配もありましたけれども、今現在毎回25名程度ということで、少しこの数字には私自身も高齢化が進む、高齢者が多くなっている中では少ないのかなというふうにも思っております。ただ、お年寄りの方々が家に閉じこもらない、本当に外に出ていく、それだけの魅力を持たせた事業というのも私たちが取り組む大事な観点でもありますし、これからいろいろな工夫を進めながら、数多くの方々が参加できる、そして魅力ある事業をつくり上げていきたいというふうに思っております。これから、今の質問の中に入っているのかどうかちょっとわかりませんけれども、いわゆる温泉の活用ということで今言ったような事業もありますけれども、また新たな負担感のない取り組みというのも、そういう視点も必要なのかなというふうにも思っております。1つには、今指定管理者ということでアンビックスにお願いしているということもございますし、そんな中で会社の運営の中、そして町の考え方というところで検討を進めながら、お話し合いを進めながら新たな視点で取り組みも進めていきたいというふうにも思っております。
再質問 8番 船本秀雄
負担のない取り組みというお言葉をいただきました。町長は、厳しい財政状況だということは最初の答弁にもございました。私も、厳しい財政状況だということは十分承知しております。先ほど申し上げましたけれども、工夫次第、先ほど町長も申し上げておりましたけれども、工夫次第でいろんな方法があるのではないかなと思います。現在温泉利用者は、平成17年が8万8,000人、平成18年が7万4,000人と1年間に1万4,000人の減少となっております。厳しい温泉経営を行っているわけであります。そこで、私は、温泉経営者の方々と相談しながら、温泉のほうも高齢者の方も、そして町のほうもできるだけ負担が少ないように、いろんな工夫ができるのではないかなというように思っております。町長もいろんな工夫、負担のないような方法でお考えをいただけるというお答えをいただきましたけれども、町と温泉経営者の方々と、それから職員皆さんの知恵、アイデアを含めていろんな工夫をすれば、町の負担も少なくなって、さらには厳しい温泉経営にも少しは役立つだろうといった一石二鳥、三鳥にもなると考えるのであります。温泉利用者が減少するということは、貴重な我が町の資源がもったいないと、大いに有効活用すべきだと思います。高齢者に優しい町政を目指す舟橋町長の政治姿勢にぴったりの施策であります。再度町長の高齢者に対する温かい答弁をお願い申し上げます。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
繰り返しになりますけれども、ある意味では健康、そして健康寿命を延ばしていただきたいと、高齢者の方々にいつまでも元気でということでさまざまな事業に取り組んでおります。中止になっていたホテルでの敬老の日のサービスと申しますか、そんなところも今また復活というようなことで話し合いも進めておりますし、さまざまな部分で負担感のない、そして多くの高齢者の方々が参加できる温泉事業と申しますか、温泉活用事業というのもこれから考えていきたいというふうに思っております。
再質問 8番 船本秀雄
厳しい財政の中で、町長は敬老の日などの復活を言っていただきました。本当に大変厳しい中で町長も大変だと思いますけれども、ぜひひとつ高齢者に温かい手を差し伸べていただきたいと思います。町長からもそういうお言葉をいただきましたし、今後高齢者の福祉施策の後退にならないように、ほかのものを含めて、どうかひとつ、こういう金のないときこそ、みんなで知恵を出し、アイデアを出して頑張っていかなければならないと思うのです。今の老人の方々も、当初で質問いたしましたけれども、本当に厳しい時代を乗り越えておる。自立しております。今特別養護老人ホームの建設だとか、いろんな大型もたくさんあります。財政の問題についても、きのうも新聞報道でも出されておりますけれども、他町村も出ておりますけれども、羽幌もこれからも大変だと思いますけれども、今のうちにできるだけのことは高齢者の方々にしていただきたい。福祉施策を前進した形にしていただきたいということをお願いし、それから先ほど町長からお答えいただきましたことを一日も早く実行していただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。