古平町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
漁業の担い手育成と子どもたちの漁業離れを防ぐための町の役割について
2025年6月17日、古平町議会の一般質問で、堀澤理恵議員が「漁業の担い手育成と子どもたちの漁業離れを防ぐための町の役割について」質問し、町長 成田昭彦が答弁しました。
- 質問者
- 堀澤理恵 議員
- 答弁者
- 町長 成田昭彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 堀澤理恵
漁業の担い手育成と子どもたちの漁業離れを防ぐための町の役割についてです。鮭の孵化体験や出前授業、稚魚の放流など、子どもたちに漁業に触れてもらう機会はたくさんありますけれども、関心は一時的で、その後の進路や将来像には繋がっていないように見えます。小中学校の卒業式で将来漁師になりたいという発言をしていたお子さんもいらっしゃいましたけれども、子どもの頃から魚や漁師の仕事に親しみ、誇りをもって古平で漁業をしたいと思えるような、持続可能な担い手育成の仕組みについて、町としてどのように考えているのか伺いたいと思っているのですが、これは何度も言っていることなのですけれども、今までいいお答えが返ってきていなかったので、またお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 成田昭彦
議員おっしゃるように、小学校の卒業式に行ったら小樽水産高校を卒業してじいちゃんの跡を継いで漁師をやると言っていた子が今年成人式で来ていまして、「あんた漁師やっているのか」と聞いたら、「東京のデザインの学校に行っています」と言っていました。今回の卒業式では3名位漁師をやりたいという子がいましたけれども、それが継続していかないというのが現実でございまして、まず、子どもたちには、孵化体験や出前授業によって漁業を知ってもらい興味を持ってもらうということを実際にやっていますけれども、職業を選択する際に子どもたちに漁業を選んでもらうためには、漁業が他の業種より魅力のある業種でなければならないと思うのです。現状では、今の漁業は若者が求めているものから離れていて魅力を感じていないところがあるのかなと思いますので、所得が向上する漁業というものを漁協とタイアップしながら、種苗放流ですとか今漁協が行っているブランドブリなど、そういったものを進めていかなければならないかなと思っております。また、新規漁業就業者にも助成しているわけでございますけれども、なかなか新規漁業就業者が増えてこないというのも現状でございます。先程も申し上げましたけれども、今、主流となる小型漁船の後継者がいなくて、70歳過ぎている方が一人でやっている状況で先が見えないという感じもありますので、漁協と連携しながら進めていければなと思います。漁組やその組合員が考えるのであれば、色々な養殖ありますけれども、そういったものにも取り組まなければ将来先行きが見えないのかなと思っておりますので、その辺も漁協と連携しながら進めていければなと思っております。
質問 7番 堀澤理恵
組合の方とも何度かお話しする機会があったのですけれども、今は魚が豊富に取れているようなのです。それを捌く手立てがない。結局、高齢化が進んでお魚パックだとかを作って売り出すまで行かなくて安く出すしかない。そうすると儲からない。後継者もいないということで、その辺を行政が少し入ってもいいのではないかと思うような発言もよく耳にします。今やっていらっしゃる小中学校の取組はとてもありがたいことだとは思ってはいるのですけれども、一過性で終わらず、小中学校の学びを漁業に関わる将来像へと繋げる導線が必要だと思うのです。町長おっしゃるように、子どもたちが戻ってこられるような体制を作った方がいいと思っていて、例えば、漁業のキャリア教育とか見習い漁師制度、地元高校生やUターン者との交流など、教育雇用・定住を結ぶ仕組みを考えることはできないのかなと思っているのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 成田昭彦
あくまでも、主体は漁協になりますので、そういったものが組合員から出てきた場合には、私どもは助成その他色々考えますけれども、町からこうしようというものはなかなか成功しないというのが現状でございます。以前に行政主導で養殖を行った結果、失敗しました。やはり漁業者が必要性を感じて進めていかないと、役場に言われたからやるのでは絶対前に進んでいかないので、その辺、組合員の意識向上と言いますか、そういったものを求めていかなければならないのかなと思っております。
質問 7番 堀澤理恵
若い世代が古平に戻って働いて暮らすということを現実に考えられるような施策がきっと求められているのだと思うのですけれども、町として漁業という枠に留まらずに、若者が希望を持って戻られるまちというのを目指していくのがいいのではないかなと私は思っています。古平の漁業は、町の基幹産業で次の世代へしっかりと受け継いでいかなければならないものだと思うのです。人口が減っていくにせよ、漁師さんがいなくなってしまうと困るまちですし、子どもたちが漁業に誇りを持って将来の選択肢の一つとして、地元に関わり続けられるように教育雇用と定住支援を結びつけた仕組み作りも、今後もその辺りを丁寧にやっていくことを希望します。次、行きます。災害時の高齢者・要配慮者支援について。①北海道ではここ最近、地震が頻発しています。今日、明日、大きな災害が古平町を襲っても不思議ではない状況です。特に、高齢者や障がいのある方、小さな子どもやペットと暮らす世帯にとって、 避難は非常に大きな負担です。こうした要配慮者を想定した避難訓練や、町内会・施設・行政が一体となった訓練の実施体制について、町として現時点でどのように取り組み、何を急ぐべきと認識しているのか伺います。 ②防災対策は一度やったら終わりではなく、町として繰り返し実践できる訓練体制を築いていく必要があると思います。幼児センターや高齢者施設と地域住民が一緒に行動できる避難訓練を計画的・継続的に行うべきと考えますが、町の方針をお聞かせください。
答弁 町長 成田昭彦
災害時の高齢者・要配慮者支援についてということございますけれども、まず、町の防災訓練といたしましては、令和2年度に地震・津波防災訓練として129人が参加した大規模な訓練を行っております。また、令和4年度には北海道の原子力防災訓練として小樽市への避難訓練を実施しております。それ以外にも、近年は複合施設が整備されたことから、まずは職員が施設の設備や備蓄品について理解する必要があるため、それを防災訓練と位置づけて毎年度実施してきておるところでございます。実情に応じた防災訓練は継続してこれからも実施していきたいと考えておりますけれども、今年度につきましては、10月だったと思いますけれども北海道原子力防災訓練ということで、住民避難を行う予定となっております。2点目でございますけれども、計画的・継続的に行うべきではないかということでございますけれども、防災訓練の重要性は十分承知してございます。様々な方々が同時に動く訓練を頻繁に行うということは、準備に係る業務量の関係も考え併せますと、現在の体制では対応することが難しいのかなという気がしております。 そういった防災訓練も必要でございますけれども、今年度につきましては、先般、日本海沿岸の地震・津波被害想定について具体的な数字が示されました。そういった想定について周知しながら、被害が予想される西部方面ですとか、町民の方々と地域の津波避難について、計画の見直しも含めて、一緒に考えていけるような機会を持てればなと思っております。
質問 7番 堀澤理恵
以前にも、何度かこの質問させていただいてはいるのですけれども、私自身も新潟で何度か大きな地震を体験していますし、今、自分自身のことで言えば、家に猫が10匹います。今地震が起きたらどうしたらいいのだろうということを常にシュミレーションして考えています。あと周りにも障がいをお持ちの方が何人かいらしていて、この人たちの家族が留守の時に地震が起きたらどうしようだとか、常に色々なことを思い描いていて、この間も道の駅で役場職員の方と立ち話をしまして、イベントの最中だとか大勢人が集まった時にどうやって逃げたらいいのだろうか、皆考えているのかしらという話をさせていただいたのですが、古平の人は特にそうなのかもしれませんけれども、とても大きな地震がここのところないということで安心しているのかなと思っていて、地震というのは災害時避難、避難という言葉は誰一人取り残さないということなのです。それについては、やっぱり避難訓練を常時、幼児センターとかは訓練を行っているとは思うのですけれども、続けていくことが大事なのではないかなと思っています。特に高齢者や障がい者、私の様にペットを飼う家庭など、多様な世帯にとって現実的な避難が可能となるように、引き続き現場に即した実効性のある体制の構築をお願いしたいと思っているのですけれども、先程町長がおっしゃったように、継続的に、今年10月に行うということでしたけれども、それでは全然私は少ないと思っていて、できれば月一でもやった方がいいのではないかなとは思っているのですけれども、町長自身のお考えというのはいかがなのでしょうか。
答弁 町長 成田昭彦
先般、日本海大地震の津波被害が発表された後に、国道229号線沿いの町村長が集まって現状を話しする機会があったのですけれども、どこの町村長も一番心配しているのが高齢者の避難についてです。当然、うちもそうですけれども、国道229号線沿いは海を隔ててすぐ傾斜地ということもございますので、どういった避難方法がいいのか、徹底して進めていかなければならないと思っております。昔であれば、自助だけでなく共助ということも考えられましたけれども、今、隣近所が皆高齢者で自分が逃げるのが精一杯という現状ですので、その辺も踏まえながら、どういう形で避難するのだよということは、町内通じて進められる機会があれば進めていきたいなと思っております。
質問 7番 堀澤理恵
質問ではないのですけれども、昨日、防災無線で明日Jアラートが11時に鳴ると流れましたが、そういった時に、改めて町民の方々が考え直せるような色々なことをシミュレーションできるようなお声掛けというのも放送できたりだとかされると今後いいのではないかと思っています。よろしくお願いします。