みんなの議会

富良野市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日

(1)地域経済を潤す観光における現状と課題について/(2)市民の命を守る防災行政について

2024年6月20日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「地域経済を潤す観光における現状と課題について」「市民の命を守る防災行政について」について質問し、市長 北猛俊、経済部長 本田寛康、総務部長 関澤博行が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
市長 北猛俊、経済部長 本田寛康、総務部長 関澤博行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤秀靖

-登壇-通告に従い、順次、質問してまいります。1件目、地域経済を潤す観光における現状と課題について。1項目め、令和5年度観光経済調査報告書及び市民意識調査結果に対する見解について伺います。令和5年5月に新型コロナウイルスが感染症法上で行動制限が課せられない5類に移行され、本市では、令和5年度の宿泊数は48万2,413人で、対前年比121%、宿泊延泊数は76万8,822泊で、対前年比134%と、新型コロナウイルス感染症の発生前の水準に回復しています。観光は、農業とともに本市の基幹産業として地域の経済に大きく貢献していますが、観光による市民生活への影響も散見されるようになり、その対策にも取り組まなければなりません。本市においては、観光による地域経済への影響を捕捉するため、おおむね5年ごとに観光経済調査を実施して、経済変化などを含め、観光の実態を確認しています。また、今回の結果で得られたデータを、令和3年度に実施した産業経済構造調査で公表した富良野市産業連関表を用いて観光経済波及効果が初めて推計され、地域経済への波及効果が高い精度で確認できるようになりました。そこで、3点質問します。1点目、前回の平成30年実施の調査の各種数値データとの比較、分析の所感及び産業連関表を用いて推計された観光における地域経済への経済波及効果についての所感を伺います。2点目、前回の平成30年の調査から実施している観光市民意識調査の比較、分析についての所感を伺います。3点目、観光経済波及効果が初めて推計されましたが、観光で得られた経済的恩恵が市民生活にどのように波及し、実感できるのかをどのように伝えるのか。これが市民の観光に対する意識向上と観光客に対するホスピタリティーにつながると考えますが、市民に対する情報提供の考え方を伺います。2項目め、サイクリング観光の推進について。6月に入り、アウトドアスポーツに適した季節になりました。近年、環境負荷の低減や健康増進などの目的でサイクリングが盛んになり、愛好家の急増により各地でサイクリングイベントが開催されるようになり、サイクリングブームに拍車をかけています。本市においても、毎年6月に、GREAT EARTH富良野ライドと称したイベントが開催され、今年も、今週末の6月23日日曜日に16年目の大会が開催されます。国においては、平成29年に自転車活用推進法を施行し、さらには、平成30年に自転車活用推進計画を策定し、自転車の幅広い活用の推進に取り組み、北海道においても、平成30年に北海道自転車条例を施行し、平成31年には北海道自転車利活用推進計画を策定し、自転車利用促進に関する啓発や環境整備、交通安全教育の推進などを行っています。また、北海道の特性を生かしたサイクルツーリズムの推進にも力を入れて、国内外のサイクリストの誘客に取り組んでいます。国や北海道の動向を踏まえ、先ほど御紹介した本市のサイクリングイベント、GREAT EARTH富良野ライドは、北海道内のサイクリングイベントでは最も早くから開催され、先駆的な大会として愛好者などからは認知され、毎年参加しているリピーターも多いものと伺っております。そこで、3点質問いたします。1点目、私は、平成30年第4回定例会の一般質問でサイクリング観光の需要実態調査の必要性について伺いましたが、具体的数値の捕捉が難しいため、現状では把握はしていない、現状把握ができるような方法を探したいとの答弁がありましたので、その後の進捗について伺います。2点目、FURANO VISION 2030第2期アクションプランでは、重点項目別課題として、富良野市版自転車活用推進計画策定とあり、サイクリング観光のプラットフォーム、受入れ環境の取りまとめと情報発信強化とありますが、進捗を伺います。3点目、サイクリング観光に注力する観光地では、列車に自転車と一緒に乗車できるサイクルトレインの運行が行われています。JR富良野線は、観光客の利用も多く、サイクルトレインの運行はJR富良野線等の利用拡大などにも大いに期待でき、サイクリング観光推進にも貢献すると思われますので、サイクルトレインの運行をJR北海道に提案してみてはどうかと考えますが、見解を伺います。3項目め、観光危機管理計画の策定について伺います。国は、観光立国を目指すに当たり、危機、災害時の旅行者、観光客の安全確保と観光関連事業者の事業継続を確実にし、災害後の地域経済の復興のための備えとして、観光危機管理計画等の策定を自治体に求めています。しかしながら、各自治体による観光危機管理計画の策定は進んでいないため、令和4年3月に自治体、DMOなどの観光推進組織向けの観光危機管理計画等作成の「手引き」を公表していますが、本市においては計画の策定には至っていないようであります。コロナ禍を経て、観光需要が回復し、外国人観光客の増大が大いに見込まれることから、安心・安全な観光地をアピールするためにも、観光危機管理計画を策定する必要があると考えますが、見解を伺います。続きまして、2件目、市民の命を守る防災行政について伺います。近年多発する自然災害は、水害や風雪害など異常気象がもたらすものや、地震など、一たび発災した場合には、私たちの生活の根幹を揺るがし、数年にわたり影響を受けるものもあります。令和6年、新年早々の能登半島地震では、発災前に前兆として小さな地震が頻発して発生していましたが、大きな被害を出してしまいました。震災でお亡くなりになった方々へお悔やみを申し上げるとともに、いまなお避難生活を強いられている方々にはお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を心から願うものであります。こうした状況に鑑みて、本市の防災行政について質問いたします。1項目め、市主催の総合防災訓練について。先月5月18日に、北の峰第3町内会を対象とした避難訓練が行われました。対象地域及び近隣の地域には、訓練を知らせる富良野市防災訓練の実施についてというチラシが配布され、参加対象は、北の峰第3町内会地域に居住している方、北の峰地域の民生委員、北の峰連合町内会役員等となっておりました。この訓練は、町内会が市に訓練実施の相談を持ちかけて、市が主催したものと伺っております。市が主催する防災訓練であれば、参加者を限定することなく、市民誰もが参加できるよう告知し、参加・体験型訓練にして防災意識の向上につなげる取組にする必要があると考えますが、見解を伺います。2項目め、避難所運営について。本市においては、令和3年3月に富良野市避難所運営マニュアルを策定し、対策を取っているところですが、内容について4点質問いたします。1点目、近年の避難所運営には、女性の視点を取り入れた対応が不可欠という認識が急速に高まっています。本市の避難所運営マニュアルには、女性に対する配慮や対応が必要との記載はありますが、具体的内容は記されておりません。発災時のいざというときの運営マニュアルですから、女性に対する配慮や対応の具体的事例を明記するよう、マニュアルの改定、または、具体的事例を明記した補助マニュアルの作成が必要と考えますが、見解を伺います。2点目、避難所運営には、女性の視点で活躍が期待できる女性防災リーダーの育成に取り組むべきと考えますが、見解を伺います。3点目、学校が避難所となっている場合は体育館が使用されますが、高齢者や病人、何らかの配慮が必要な方など、必要に応じて、体育館に比べて寒暖差や喧騒が少なく、比較的少人数で使用が可能な教室を使用することが有効と考えますが、見解を伺います。4点目、北海道教育委員会では、災害発生時に学校の授業を早期に再開させるための避難所運営等をまとめたハンドブックを作成しています。本市においても、避難所運営と学校機能再開の具体的判断基準が必要ではないかと考えますが、見解を伺います。最後に、3項目め、水害廃棄物処理計画の策定について伺います。国は、平成17年に水害廃棄物対策指針を公表し、自治体に処理計画の策定を求めています。本市においては、令和3年12月に富良野市災害廃棄物処理計画を策定しており、その中で水害廃棄物への対応の必要性を指摘していますが、計画策定には至っておりません。水害廃棄物処理計画策定についてのお考えを伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えします。1件目の地域経済を潤す観光における現状と課題についての1点目、令和5年度観光経済調査報告書及び市民意識調査結果に対する見解についてでありますが、平成30年度の調査結果と比較すると、年間観光総消費金額は約100億円増の375億円となっております。観光消費の市内経済への波及効果についてでありますが、市内事業者への発注による1次波及効果は56億円、雇用者所得の増加に伴う消費の増加を見込んだ2次波及効果は44億円であり、域外へ流出した35億円を差し引いた観光消費経済波及効果は440億円となっております。消費金額が伸びた要因としましては、特に、冬季において宿泊単価が上昇したこと、消費意欲の高いインバウンドの宿泊延べ数が過去最高となったことが大きかったものと推察しております。地域消費人口の減少に伴い、市内の経済規模が縮小する中、観光客の消費は、観光関連産業への直接的な効果にとどまらず、小売や運送、農業など多くの産業に経済効果が波及しており、本市の基幹産業である観光が市内経済を幅広く支えているものと認識しております。また、今回、令和3年度に作成した本市の産業連関表を基に経済波及効果を算出したことについての所感でありますが、市内の取引実態や原材料自給、消費者の最終消費の関連性などを把握でき、本調査の精度をより高めることができたと考えております。次に、市民意識調査の比較、分析についてでありますが、観光客が増えていくことを望むかについては、7割以上の市民が望むと回答し、前回調査からは大きな変化はないものと評価しております。観光が地域にもたらす影響としては、にぎわい、活気が出る、インフラ整備が進むといったプラス面の意見がある一方、ごみやごみのぽい捨てが増える、交通渋滞の発生などのマイナス面の意見もいただいております。このほか、観光客との接点を持ちたくないと回答した割合が前回調査よりも8ポイントほど増加しており、年代別では、年代が高いほど接点を持ちたくないとする割合が増える傾向となっております。今後も、観光振興が市民生活の質や利便性の向上、暮らしやすさといった、住んでよしにつながり、観光客の誘客に理解が得られるよう、観光地域づくりを進めてまいります。次に、観光の経済波及効果の市民に対する情報提供の在り方についてでありますが、市民の観光への理解を深めることは、観光客へのホスピタリティーや観光地の魅力向上につながることから、今回の調査結果を効果的に市民へ広報することが重要であると考えております。今回の調査結果については、分かりやすく伝えるため、概要版を作成し、広報紙や市ホームページへ掲載するほか、新聞やラジオふらのでの周知も行っております。また、新たな取組として、本市の公式ユーチューブにおいて調査結果についての動画を公開する予定であり、今後も、様々な媒体、機会を活用し、広報に努めてまいります。2点目のサイクリング観光の推進についてでありますが、本市では、令和4年2月に富良野・美瑛沿線6市町村が策定した富良野美瑛地域自転車活用推進計画に基づき、広域連携によりルート選定や受入れ環境整備、情報発信を進めております。サイクリング観光需要の実態調査の進捗状況につきましては、富良野美瑛サイクリングルートのルート上の13地点にて令和5年8月に自転車の交通量調査を実施し、1日当たりの走行自転車は計293台、そのうちスポーツサイクル利用者は約3割で、朝夕に走行が多いなどの結果となりました。さらに、今年度、サイクリストのニーズを把握するため、来訪者情報、走行するルート、改善点などをオンラインアンケートにより現在調査しているところであります。富良野美瑛のサイクリングルートは循環ルートであり、スタート位置を特に決めていないことから利用実態の把握が難しい状況でありますが、今後も実態把握に努めてまいります。次に、富良野市版自転車活用推進計画策定の進捗状況につきましては、来年度策定する方向で検討しております。また、サイクル観光のプラットフォーム発信強化につきましては、サイクリストがよく利用しているルートアプリを令和6年度使用できるようにするなど、今後もニーズを踏まえた受入れ環境整備と情報発信に努めてまいります。次に、JR北海道へのサイクルトレイン運行の提案についてでありますが、令和4年第4回定例会における宮田議員の一般質問で答弁しましたとおり、JR北海道側としては、安全面と積載スペースの確保、搬入等のスタッフの配置などが課題であり、本格導入は難しいと見解を示しておりますが、今後の利用促進の取組の中で、自転車積載も含め、可能性を探ってまいりたいと考えております。3点目の観光危機管理計画の策定についてでありますが、観光庁は、令和5年度の観光白書において、訪日外国人旅行者等の災害被害軽減へ向け、地方公共団体等の観光危機管理計画策定等の支援をし、策定促進を図ることとしております。本市といたしましても、災害が発生した際、観光客の安全・安心を確保することは、観光地として重要なことであると認識しております。本市の地域防災計画では、外国人に対する対策として、ふらの観光協会、富良野旅館業組合及び地域企業などと連携し、外国人観光客などの支援を推進するとしており、その具体的な連携内容は協定により定めております。本市を訪れる外国人旅行者は今後も増加が見込まれることから、地域防災計画の内容を適宜検証し、必要に応じて見直しを行ってまいります。2件目の市民の命を守る防災行政についての1点目、市主催の総合防災訓練についてでありますが、本年5月18日に実施した富良野市防災訓練につきましては、令和4年8月に富良野市に発令された土砂災害警戒情報を基に、発災した場合に甚大な影響を及ぼす土砂災害発生を訓練想定とし、土砂災害警戒区域である北の峰第3町内会を対象に実施したところであります。防災訓練は、複合庁舎1階に災害対策本部を設置した本部訓練と、実動訓練として、広報班による広報車での周知、輸送班による一時避難所の開設、福祉班による避難住民の受入れ、上下水道班による給水所開設、消防署と消防団による土のうの作成及び設置などを実施いたしました。これまでの市主催の防災訓練においては、対象区域の町内会などと調整を行い、避難訓練を主体として実施しておりましたが、今年度につきましては、本部機能と実行動の連接により、発災における初動の動きなどを確認したところであります。2点目の避難所運営についてでありますが、女性の視点を取り入れた避難所運営マニュアルについては、現在の富良野市避難所運営マニュアルが北海道版避難所マニュアルを参考に作成したものであり、改定の都度、見直しを行っているところであります。今後の改定の際は、女性の視点を反映した改定に努めてまいります。次に、女性防災リーダー育成につきましては、日常生活の細かい点に配慮が行き届き、子育てや介護に関わる知識と経験が豊富な方も多数おられることから、女性の視点を防災活動に反映させることは大切であり、災害発生時における避難所運営においても必要であると考えております。防災の出前講座において、女性団体からの申込みや女性の参加割合が多い団体もありますので、女性に対する防災意識の啓発を継続し、女性防災リーダーの育成につながるよう、取組を進めてまいります。次に、学校避難所の教室等の活用については、本市としても、学校避難所は体育館のみに限定せず、教室等を活用する考えであります。避難の状況や学校との調整にもよりますが、教室は体育館とは別の避難スペースとして、感染症を患っている方、乳幼児と一緒に避難され、授乳が必要な方、家族の介護が必要な方などに有効に活用できると考えております。次に、学校が避難所となっている場合の避難所運営と学校機能再開の具体的判断基準については、災害や避難の状況、学校や保護者のニーズなどを踏まえ、北海道教育委員会が作成している災害時における学校再開のためのハンドブックも参考に、避難者、避難所運営者、学校関係者、児童生徒の保護者などとの調整により総合的に判断する必要があると考えております。3点目の水害廃棄物処理計画の策定についてでありますが、平成17年6月7日付で環境省より発出された事務連絡において、計画的な水害廃棄物の処理が可能となるよう処理計画を策定することが求められたところでありますが、同時に水害と震災に係るそれぞれの単独計画を策定しなければならないものではなく、地域防災計画の一部として災害廃棄物処理の対応について規定することで、その役割を果たせるものとされております。本市といたしましては、令和3年12月に策定した富良野市災害廃棄物処理計画(43ページで訂正)の中で、水害による廃棄物への対応を規定していることから、個別計画の策定は考えておりません。以上です。御訂正をお願いいたします。市民の命を守る防災行政についての中ほどになりますけれども、令和3年12月に策定した富良野市災害廃棄物処理計画と申し上げるところを富良野市防災廃棄物処理計画と申し上げました。正しくは、富良野市災害廃棄物処理計画でございますので、御訂正をお願いいたします。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、順次、再質問させていただきます。まずは、観光経済調査、それから、観光経済波及効果についてでありますが、先ほど、市長からの御答弁のとおり、前回の平成30年に調査した内容、数値データと比較すると、今回のデータ、数値は、それぞれ大幅にと言っていいでしょうか、宿泊数も経済波及効果も非常に伸びているということが読み取れます。これは、恐らく、この間にはコロナ禍がありましたので、それも含めて、関係者の皆さん、それから、様々な手を打ってきた対策が功を奏しているのかというふうに思っております。私もそういうふうに見てとったところですけれども、この中で、2番目なのですけれども、市民意識調査の比較、分析について少し伺いたいと思います。この市民意識調査は前回から始めていますけれども、前回はアンケートを1,000件送って回収が300件、今回は1,992件、回答が649件ということで、前回の倍ぐらいのアンケートを取って、その内容を精査したということだと思います。その中で、自由意見、コメントも前回は103件、今回は300件以上ということで、非常に市民の皆さんの意識も高まっているのかと思っています。その中で、一つ問題は、やはり、外国人観光客が多くなったということの不安、それから、自分たちの生活に観光がどのように貢献しているのか分からないといったような不満というところもあります。こうしたところが散見されるということに鑑みて、3番の情報提供というところにも少しリンクするかもしれませんけれども、この中で、今回、アンケート中、市民意識調査から得られた知見というところである程度まとめられてはいるとは思いますけれども、ここから読み取った問題点等々についてお考えを伺います。

答弁 経済部長 本田寛康

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。市民の皆様からの、外国人の観光客が増えることへの不安の声、それから、観光の関係の効果が生活に反映されているかどうかということに対しての不満の声というようなものがあるというようなお話だったかと思います。まず、基本的には、観光客の受入れについては、それぞれ前回の調査からについてもそれほど変わりはなく、外国人観光客の受入れも含めて、もう少し数値が悪化するのではないかという懸念はありましたけれども、その点については大きな変わりはないものというふうに受け止めております。加えまして、今回、富良野市産業連関表を整理いたしまして、観光の経済効果について、より精度を高めた形で、今回、効果のほうが測定されるような形になりました。その旨については、市民の皆様により分かりやすく広報することによって、観光における経済効果がそれぞれの市民生活にも波及していることの理解を深めるようなことについて、引き続き取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

いまの市民意見についてなのですけれども、外国人観光客に対する不安のみならずというところなのですけれども、いま部長がおっしゃったとおり、このアンケートの中については、おおむね観光についての感想は良好というところであるとは思うのですけれども、市民の皆さんの不安、不満というのを解消していくための努力が必要だと思っています。それをすることによって、3番のほうにも若干関わるのですけれども、観光客へのホスピタリティーも向上していくだろうということです。いまこの時点で、改善点、外国人観光客に対する不安、不満についてどういう対策を取るのかというのは通告外になってしまいますので、そこは伺いませんけれども、やはり、一番最初のその数値は改善されてきましたよ、数字は上がってきましたと。これは、アウターセールス、観光客に対してのセールス、一方、市民の不安、不満を解消するというのはインナーセールスに当たると思っています。いままでは、外に対したアウターセールスを一生懸命やってきましたけれども、インナーセールスを手厚くすることによって、地域の観光に対する質を向上させていくということが、これから大いに必要なのではないかというふうに思っています。これは、先ほどの市長の答弁で、効果的に広報できることが必要だという認識はお持ちだということでありますけれども、ここら辺をしっかりとしていかないと、これから、観光客の皆さんも、今年も増えていくところですから、ここら辺をしっかりどう伝えていくのかというところが課題かと思っていますが、そこの部分についてお考えがあれば伺います。

答弁 経済部長 本田寛康

佐藤議員の再質問にお答えします。市民向けのインナーセールスが必要ではないかというような御指摘だったかと思います。私どもが観光を進めていく上では、持続可能な観光地域づくりが必要だというふうに考えておりまして、そのことの肝は、訪れる方にも喜んでいただくと同時に、住んでよしの、そういったような観光地域をつくるということが重要だというふうに受け止めている次第でございます。したがいまして、市民の皆様には、観光客の受入れについては、多数の方が受入れについては肯定的に受け止めていただいているものというふうに思っておりますが、一方で、議員の御指摘のとおり、それぞれ不満に思っていること、不安に思っていることというのが存在するということについては承知しておりますので、住んでよしの観光地域をつくるために、そういったような課題に一つずつ向き合っていくような形で今後取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、3点目に移らせていただきますけれども、観光で得られた経済的恩恵が市民生活にどのように波及して実感できるかをどのように伝えるか、これは、いまいろいろ御質問させていただいた部分と当然関連するのですけれども、僕はここが肝ではないかと思っているのです。観光事業者だけが潤っているという認識がある方もまだいらっしゃいます。それを分かりやすく、私たちが日々生活する中で、どういう恩恵があるのかというのを伝えることが重要かと思っているのです。例えばですけれども、観光消費額375億円という数字が出てきました。ただ、広報6月号でも見開き1面で知らされていますけれども、375億円を消費していただきましたと言っても実感が湧かないと思うのですよね。であれば、それを分かりやすく解説するとかという工夫が必要だと思うのです。例えば、富良野市民が1年間生活する上で消費生活にどのぐらいかかっているのかというのは、令和3年にやった調査では、私は少し捕捉ができなかったのですけれども、例えば、総務省が2020年の家計調査年報というところで公表しているのですけれども、子供から大人まで、平均して国民1人当たりの年間消費額は117万5,000円というふうに試算をしているのです。観光消費額375億円を117万5,000円で割ったら、3万1,915人分の消費があるということになるのです。なので、これだけ大きな数字、富良野市の人口は1万9,950人ですから、それに比べると莫大なお金が地域に落ちている。もっと言うと、経済波及効果は440億円ということですから、ここら辺を分かりやすく伝えていくことが肝腎ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

佐藤議員の再質問にお答えします。観光経済効果を分かりやすく広報していくことについての御指摘だったかと思います。いま議員が御指摘いただきましたとおり、1人当たりの市民の消費を割り返したところ、観光客の消費というものは市民3万人を超える分の効果に当たるというような形での広報はどうなのだろうかというような御指摘だったかと思いますけれども、そのような形での分かりやすい広報に今後努めてまいりたいと思います。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、自転車観光、サイクリング観光に移らせていただきます。1点目の実態調査についてでありますけれども、先ほど市長に御答弁いただいて、サイクリングルート上に13ポイントを設置して交通量をはかりましたということであります。私も、これまで、担当課の皆さんがいろいろ努力をなさったというのは伺っています。サイクルモードに出向いてアピールしているというのは分かるのですけれども、これはやはり、サイクルトレインのところにも引っかかってくるのですけれども、しっかりした観光需要がこれだけあるのですということ、エビデンスをしっかり示して、需要があるのですということをアピールしていかないと、これだけの人が多分来ていると思うのでサイクルトレイン走らせてくださいと言うと、それは無理な話です。以前、かなり前から、水面下ではJR北海道にサイクルトレインの運行を打診しているというのも伺っています。ただ、それにはエビデンスが必要です。JR北海道も、ただ言われたから、はい、そうですかという話にはなりませんし、当然、先ほどの市長の御答弁の中にもありましたとおり、慎重にならざるを得ない。しかしながら、富良野線も含めて、黄色線区は、特に富良野線は観光需要が多いということはもう明らかになっていて、ここを観光で掘り起こそうということにもなっているわけで、であれば、富良野地域には、最近のサイクリストのみならず、大学生を中心とした、いわゆるチャリダーという方々も相当来ているということでありますので、ここら辺もしっかり捕捉をしてJR北海道に持ちかける必要があるというふうに思いますが、考えを伺います。

答弁 経済部長 本田寛康

佐藤議員の再質問にお答えいたします。富良野美瑛エリアに来ているサイクリストの需要、現状について、きちんと捕捉をして働きかけなどを行っていくべきではというような御指摘だったかと思っております。まず、データに基づいて様々な施策の判断をしていく、もしくは、いろいろな働きかけを行っていくというようなことについては必要なことというふうに理解しているところでございます。その一方で、特に富良野、美瑛エリアのサイクリストの利用状況を把握するというようなことについては、市長答弁でもさせていただきましたが、エリアが広大で、周回ルートであるために、どこでポイントで絞って実態を把握すればいいのかという部分については大きな課題があるというふうに考えておりまして、データ取得についてはなかなか決定打がないというような状況でございます。また、その中でも、サイクリストに特化した調査ではないために市長答弁の中ではお話ししませんでしたけれども、富良野市内にお泊まりのお客様に対して、どこからいらっしゃったか、どういう目的で宿泊されているかというようなことについて、令和5年、四季にわたって調査しております。その中では、総数1,484件に対しまして、サイクリング目的の回答者については、そのうち10件というような少数でございましたが、それぞれ東京都、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、中国など、そういった様々なところから自転車目的で観光に訪れているというような実態についても把握させていただいているところでございます。今後も、こういった調査については、いろいろ手法を検討してまいりまして、精度を高めてまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

いま、様々な手法を用いてということで御答弁をいただきました。平成29年に、市内30か所でしたか、予算40万円をかけてバイクラックを設置しました。バイクラックと簡単な工具をつけてということでしたけれども、このときは、残念ながら実数を捕捉していなかったということが決算審査で明らかになっています。いま、部長の御答弁の中でもあったように、様々な機会を捉えてということをぜひ実施していただきたい、いろいろな角度からエビデンスをしっかり取っていただきたいというふうに思っています。次に参ります。観光危機管理計画についてであります。先ほどの市長の御答弁では、地域防災計画の中で対応していくというお話でありました。しかしながら、御答弁の中では、観光危機管理計画の策定について触れられてはいませんでした。部長は、ずっと持続可能な観光地域づくりに携わっていらっしゃいました。特に、日本版持続可能な観光ガイドライン、JSTS-Dについては造詣が深いと思っています。この中で、一番最初に挙げられているのが持続可能な地域マネジメント、リスク管理というところでありますので、地域防災計画のみならず、しっかりした観光危機管理計画が必要ではないかというふうに思いますが、お考えを伺います。

答弁 経済部長 本田寛康

佐藤議員の再質問にお答えいたします。持続可能な観光地域づくりを進める観点からも、観光危機管理計画の策定が必要ではないかというような御質問だったかと思っております。観光庁が出しております手引におきましても、観光危機管理計画については、一般に地域防災計画の下位計画で、観光分野における危機、災害への備えと対応を補完的に記載したものという位置づけというふうに書かれているかと理解しております。私ども本市の地域防災計画の中では、特に外国人の避難の関係についての記載がされており、今後、観光客の中でも特に外国人が増えてくるだろうというふうに考えているところでございます。広く観光客の避難誘導、安全確保をしていくとともに、いち早く帰宅をしていただくというような形を発災時に速やかに行っていく体制づくりについては必要というふうに心得ておりますので、今後、地域防災計画の項目の内容について、それぞれ必要なものについては補完していくようなことについて、検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

いまの件でいくと、内容は補完する内容をつくっていくということですけれども、一番最初の質問のときに、私は、地域の安全・安心をアピールするためという言葉を使いました。実質の危機管理もさることながら、こういうものを観光地域として策定していますということをアピールすることが必要かと思っています。御存じのとおり、外国人観光客の富裕層であれば、持続可能な観光地域づくりというところの観点の一つに、リスクマネジメントができているかというところを大いに意識する層があります。これは、要するに、自分が観光地の富良野市に来て、自分をどう守ってくれるのかというところ、これは、東日本大震災以降、地震が多い国ということが定着していますので、こういうものも含めて、先ほどアウターセールスという言葉を使いましたけれども、アピールしていく必要があるのではないかというふうに思いますが、再度、御答弁願います。

答弁 経済部長 本田寛康

佐藤議員の再々質問にお答えいたします。地域の安全・安心をアピールする、これからの富裕層誘致などにも貢献すると思われる観光危機管理計画についてという趣旨の御質問だったかと思います。議員の御指摘のとおり、持続可能な観光地域づくりの中では、住んでよし、訪れてよしの観点と同時に、観光客の皆様がどのようにリスクマネジメントを地域でしているのかという部分については、興味、関心があるということについては承知しているところでございます。この観光危機管理計画は、実際に手引は出されているものの、それに基づいて多くの市町村で対応できているかというと、なかなかそこまでは至っていないかというふうに思っております。手引のとおりの観光危機管理計画については、即策定という形にはならないかと思いますが、内容について調査検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、2件目の防災行政について伺ってまいります。1点目で、北の峰第3町内会の防災訓練のお話をさせていただきました。この質問の趣旨は、市主催の防災訓練というものを広く市民の皆さんにも理解していただくということが必要でしょうということを申し上げました。令和6年5月18日の訓練については、これこれ、こういう趣旨でこういうふうにやりましたというふうには伺いました。それも踏まえて、私が訴えたいのは、市主催の防災訓練であれば、市民誰もが参加できるようにするということが私は必要だと思っています。例えば、地域を限定してということであれば、それはそれでいいのかもしれません。方法は幾らでもあると思います。例えば、この庁舎に災害対策本部を立ち上げて現場との連絡をしたということであれば、例えばですよ、1階のFプラザに市民誰もが来ていただいて、スクリーンに災害対策本部のやり取りを映し出すだとか、その他、体験型で何かできるだとか、防災の展示をするだとかという工夫もできるのではないかというふうに思っているのです。市主催ということでありますから、一部ということではなく、市民に広く告知、体験していただく必要があると思いますが、再度、御答弁をお願いします。

答弁 総務部長 関澤博行

佐藤議員の再質問にお答えいたします。市の防災訓練に当たって、体験型、展示も含めた多くの市民が参加できるような、そういった防災訓練が必要ではないのかというような趣旨の御質問かというふうに思います。先ほど市長の答弁でもお話させていただきましたが、今回の訓練につきましては、災害の状況を想定し、地域住民の方を交え、実践的な災害訓練を行わせていただいたところでございます。これまで、災害訓練につきましては、令和2年度以降は、コロナ禍ということもあり、災害本部訓練は、図上の訓練を中心に行ってまいりました。その以前につきましては、各町内会の方を対象にして、具体的な避難も含めた訓練を行ってきたところでございます。今回についても、一部ではありますけれども、地域の方の参加をいただきました。今後については、住民の方に参加いただく訓練の実施についても引き続き検討してまいりたいというふうに考えておりますし、展示の関係ですとか体験の関係についても、以前、北海道開発局の御協力も得ながらそういったものも行ってきておりますので、どういったことが市民の災害の対応の役に立つのかということも含めて、検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、2点目に移らせていただきます。女性の視点を取り入れた避難所運営マニュアルの改定、または補助マニュアルの作成についてですけれども、先ほどの市長の御答弁では、今後の改定時に検討を行うということでありました。地域防災計画の中の避難所運営マニュアル改定というのはなかなか進まないのかというふうに思っているのですけれども、補助マニュアルだったらすぐにという言い方は語弊がありますけれども、できるのではないかというふうに思っています。ここに、札幌市の市民文化局男女共同参画室が出している「女性の視点を取り入れた避難場所運営の取組について」に詳細が書かれています。避難所で女性が直面する問題では、プライバシーや衛生問題など生活面に関わること、避難所運営に女性が十分参画できていないために物資や環境の改善が進まなかったということを踏まえ、指摘されています。その中で様々なことが書かれています。こういうものは、補助マニュアルとしてつくる必要があるというふうに思っています。先ほど、1回目の質問のときに、いざというときのためのマニュアルです、いざというときに頼りになるマニュアルということでありますので、これを策定しておかないと、いざというときには機能しないというふうに思っていますが、この補助マニュアルの作成についてお考えを伺いたいと思います。

答弁 総務部長 関澤博行

佐藤議員の再質問にお答えいたします。女性の視点を取り入れた避難所運営マニュアルについて、補助マニュアルを作成してはどうかというような御質問かというふうに思います。市の防災計画につきましてもそうですし、マニュアルについてもそうでありますが、その都度、随時見直しということで答弁させていただいております。防災計画につきましても、内容の改定については、年に1回は改定が行われてきております。そういった点でいきますと、避難所の運営マニュアルについても、1回決めたからなかなか改定することができないものだというふうには考えてございません。その点も含めまして、マニュアルの改定の中で、女性の視点を取り入れた避難所運営のことについて盛り込んでいく見直しを行いたいということで、市長から答弁をさせていただいたところでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

次に、避難所運営で女性の視点で活躍が期待できる女性防災リーダー育成の取組というところなのですが、先ほどの御答弁だと、出前講座等々によって女性団体等と話をして女性防災リーダーの育成につながるような取組を進めていきたいという趣旨の御答弁だったと思います。これは、例えば、北海道でも、女性防災リーダー育成のための講座、それから資格等々の補助もたしかあったと思っています。こういうところも含めて、もう一歩進めて積極的な取組が必要ではないかというふうに思いますが、見解を伺います。

答弁 総務部長 関澤博行

佐藤議員の再質問にお答えいたします。女性の防災リーダーの育成についてということで答弁させていただきますが、先ほど、市長の答弁の中で、出前講座の活用、また防災意識の向上を図っていくことによってというようなことでお話させていただきました。北海道の地域防災マスター認定の講座というものも開催されておりますけれども、富良野市では、現在6人の方が地域防災マスターの認定を受けていらっしゃいます。この地域防災マスターについては、富良野市で講習を開催したときに参加いただいたということでございます。開催については振興局単位で各地で開催されているということもございますので、こういった機会なども活用しながら、あと、どういったことが女性のリーダー育成に役立つのかということも含めて、研究してまいりたいというふうに思います。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる