みんなの議会

富良野市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月9日

(1)富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について/(2)市政運営の在り方について

2026年3月9日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について」「市政運営の在り方について」について質問し、教育委員会教育長 近内栄一、市長 北猛俊、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
教育委員会教育長 近内栄一、市長 北猛俊、教育委員会教育部長 佐藤保

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤秀靖

-登壇-通告に従い、順次、質問してまいります。1件目、富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について、4項目にわたって質問いたします。1項目め、事業起案段階から公募型プロポーザル実施に至るまでの経緯について、4点伺います。1点目、事業の起案はいつか。2点目、契約事業者である株式会社フソウ・エナジーから当初提案技術を導入した岩手県の施設を紹介されたのはいつか。3点目、公募型プロポーザル仕様書に記載されている積算根拠となるモデル見積りはいつ、どの企業に依頼したのか、見積りを入手したのはいつか。最後に、4点目、事業を進める前段として、民間企業から広く情報を入手するためのサウンディング調査をしなかったのはなぜかを伺います。次に、2項目め、契約事業者選定過程の透明性、公平性、競争性、妥当性の疑義について伺います。本事業の事業者選定は公募型プロポーザル形式によって行われていますが、地方自治法では、公募型プロポーザルによる契約は随意契約と位置づけられています。国においては、入札及び契約に関する事項について、公共事業等の機会均等、競争性、公正性、経済性及び透明性の原則にのっとった各種運用ガイドラインを定め、地方自治体がプロポーザル方式等により公共事業等に係る契約の相手方を選定する場合には、契約の相手方を選定する必要があることについて十分な説明責任を果たすことが必要であると明記しています。こうした国の運用ガイドライン等を参考にして、多くの自治体では独自に随意契約事務に関するガイドライン等を策定し、事務手続の透明性を確保しています。そして、こうした自治体の運用ガイドラインでは、随意契約とする場合は、特定の相手方を選定する理由を明確にし、市民の信頼を損なうことのないよう十分留意し、履行実績(経験、能力等)を理由に一者随意契約することは競争性、公平性を損なうおそれがあるので厳に慎まなければならないと明記しています。令和7年12月に行われた本事業の市民説明会では、業者選定理由に西町の富良野水処理センターに太陽光発電施設を有するという履行実績があるとの見解を示していますが、さきに上げた他自治体の運用ガイドラインに当てはめると契約事業者選定とすることにはならないと考えますが、見解を伺います。3項目め、契約事業者の事業遂行能力の信頼性の疑義について、3点伺います。1点目、本事業の契約候補者として令和6年4月に株式会社フソウ・エナジーが選定されましたが、同年7月に、新聞報道と一部議員によるSNSの情報発信が自社のマイナスイメージにつながり、企業リスクになるおそれがあるとして、過剰反応と思える速さで辞退の申入れを行っています。2月の北海道内月刊誌2誌の報道では、令和6年7月の報道に比べ、はるかに大きく企業イメージを損なうような取扱いがされています。これらを起因とする株式会社フソウ・エナジーからの撤退の意思表明はあったのかどうか伺います。2点目、令和7年5月に交わした覚書では、次世代エネルギー設備が設置され、電力供給が開始される日までは富良野市はリース料を支払わないとしていますが、株式会社フソウ・エナジーをグループ傘下に置き、グループ会社を統括するFUSOグループホールディングス株式会社の取締役会で収益がないことが問題視されたため、契約変更を行い、令和8年4月からリース料の支払いが始まるということであります。これは、令和7年5月に契約事業者である株式会社フソウ・エナジーと結んだ覚書を反故にすることになります。契約事業者である株式会社フソウ・エナジーとグループ統括会社であるFUSOグループホールディングス両者の代表取締役社長は同一人物です。社長が決裁して契約した案件が取締役会で問題となり、契約内容が覆されるなどということは通常あり得ないことだと思います。契約事業者の株式会社フソウ・エナジー及びFUSOグループホールディングス株式会社の企業統治、ガバナンスに大きな疑義があると考えますが、どのように捉えられているか、見解を求めます。3点目、プロポーザルで提案した技術が、事実上、破綻した原因を明らかにするよう再三求めてきましたが、事業者側から原因解明の報告はあったのかどうか、伺います。4項目め、度重なる事業内容の変更及び契約内容の変更に対する説明責任及び道義的責任の認識について、2点伺います。1点目、令和7年10月の市民説明会後に株式会社フソウ・エナジーから契約辞退の申入れがあり、双方協議の結果、発電事業とリース事業を分離して新たな契約書と協定書に分けて整理するということですが、本件設備の設置変更に関する条項である契約書第3条4の規定を盾にすれば、双方の合意があれば契約内容の変更は幾らでもできることになりますが、覚書を反故にする道義的責任をどう考えているのか、伺います。2点目、これまでの度重なる事業内容の変更や契約内容の変更、さらには、事業者選定過程の疑義については、市民説明会などでも説明が求められているにもかかわらず、明確な説明がなされておりません。同時に、事業進捗の判断について検証が不十分であるという指摘にも明確な説明がありません。市民に対する説明責任が果たされているのかどうかの認識を伺います。変わって2件目、市政運営の在り方について市長に伺います。1項目め、市政運営における富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業の考え方について、2点伺います。1点目、市長は、令和7年12月25日の説明会で、この事業が成功したら富良野市や富良野市民にも大きな恩恵があり、シビックプライドにつながるとの事業の副次的効果を説明して市民に理解を求めましたが、令和8年2月の北海道内月刊誌に本事業が疑問視された記事が掲載されたことにより、市長の意思とは真逆の本市にとってマイナスイメージが全道に発信されてしまいましたが、この件について市長の見解を求めます。2点目、本事業の客観的実現性や事業者選定の合理性、公平性、妥当性を総合的に判断した場合、市長の政策判断で事業を進めることに正当性が担保されると考えるのかどうか見解を伺い、1回目の質問といたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えいたします。1件目の富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業についての1項目め、事業起案段階から公募型プロポーザル実施に至るまでの経緯についてでありますが、1点目の事業起案につきましては、令和6年1月31日であります。2点目の当初提案技術を導入した施設の紹介につきましては令和5年8月、先行事例を視察したのは令和5年10月であります。3点目の事業費の積算根拠につきましては、令和5年12月に株式会社フソウ・エナジーより事業提案があり、内容を確認したところでありますが、市として独自に試算を行い、事業費を算定しております。4点目のサウンディング調査につきましては、夏季の猛暑が予想される中、学校教育の快適な教育環境の整備が急務であることから、令和6年度の早い段階での空調設備設置が必要と判断したことや、事業調査や事業費の検討を行ったため、サウンディング型市場調査の必要性はなかったものと認識しております。2項目め、契約事業者選定過程の透明性、公平性、競争性、妥当性の疑義についてでありますが、公募型プロポーザル実施に当たっての履行実績への見解につきましては、令和7年12月の市民説明会において西町の水処理センター敷地内の太陽光発電所の実績をお答えしたのは、公募型プロポーザルの参加資格について事業者の実績を問われたことに対して答えたものであり、選定理由としてお答えしたものではございません。本市において実施するプロポーザル方式は、競争性及び公平性を高める観点から公募型を標準としており、本事業についても、広く多くの事業者から提案を募る公募型プロポーザルの実施を経て契約候補者を選定しており、その契約候補者と地方自治法第234条第1項に規定する随意契約を行ったものであります。3項目め、契約事業者の事業遂行能力の信頼性の疑義についてでありますが、1点目の報道を起因とする意思表明につきましては、令和8年2月に発行された北海道内月刊誌の報道による契約事業者からの契約辞退の申出はございません。2点目の契約事業者の企業統治、ガバナンスにつきましては、本事業は、市街地の中規模校4校に空調設備を導入することで、子供たちの良好な教育環境を確保すると同時に、脱炭素社会に適合した電力の供給とを併せたリース事業方式により進めているものであります。現覚書では、企業側の申出により、令和8年12月31日を期限とした次世代エネルギー設備の設置、稼働までは、本市はリース料の支払い義務を負わず、学校運営と空調設備稼働に必要な電力量については、非化石証書つき電力を無償で供給いただくこととしております。今般の契約変更に至る経緯でありますが、令和7年10月30日に開催した市民説明会において参加者から問われた次世代エネルギー設備の安定性、効率性について説明責任を果たすことが最優先であると企業側が判断し、その実証にはさらなる時間を要するため、事業化に向けたスケジュールも再度検討する必要があり、覚書で締結した期日までの設置が難しくなったことから、契約を解除することと空調設備については市が買取りすることの可能性について企業側から打診がありました。これに対し、学校の空調環境整備と二酸化炭素削減に資する電力については、非化石証書つき電力の供給により実現していることから、学校の良好な教育環境の安定的な維持のため、リース事業の継続を軸とした本市の要望を伝えてまいりました。今後においても、空調設備の安全かつ安定的な運用、脱炭素削減に資する電力の供給が継続され、契約が履行されることから、令和8年4月からサービス提供に対する対価の支払いを開始することは適当であると考えております。3点目の事業者が当初技術を採用しなかった件につきましては、令和7年第4回定例会の一般質問に対しまして答弁しておりますが、事業者より、水素生成能力が容量的に不足していたことが原因と捉えているとの見解が報告されております。4項目め、度重なる事業内容及び契約内容の変更に対する説明責任及び道義的責任の認識についてでありますが、1点目の覚書から変更を行う道義的責任につきましては、本事業の本質は、市街地4小中学校において、空調設備の安全かつ安定的な運用と、脱炭素削減に資する電力の供給を進めていくことにあります。本事業の目的の達成に向けた事業継続に当たっては、新たな契約を締結するものではなく、令和7年5月23日の覚書締結時点から状況が変化していることから、契約金額の見直し、空調設備の稼働を含む次世代エネルギー由来の電力を供給することと、導入延期となる次世代エネルギー設備に関することについては、別途、協定書などで取決めするなど、必要な事項を定めるものであると同時に、本市に不利益が生じるものではないと判断し、契約変更するものであります。2点目の市民に対する説明責任につきましては、令和7年に市民説明会を2度開催しており、空調設備の導入経過、次世代エネルギーの導入経過、事業概要、新システムの説明や水素の説明などを行ってきております。また、年度内に行いたいと考えている契約変更に関する事業者との大筋の確認につきましては、議員各位への説明の後に、令和7年12月25日に開催した2回目の市民説明会において、資料提供を行い、説明しております。これまでも、4校の学校関係者、保護者などを対象とした説明会を開催し、教育委員会だよりや市ホームページに記事を掲載したほか、工事の進捗状況につきましては、学校を通じて保護者にお知らせしてまいりました。また、令和7年10月には、ふらの環境展においてパネル、映像を展示したほか、市民説明会を開催することで、情報提供に努めてきたところであります。今後においても、リース事業の仕組みや新技術の第三者評価の状況などについてお知らせするなどして、市民の理解が深まるよう努めてまいります。以上でございます。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えします。2件目の市政運営の在り方についての1項目め、市政運営における富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業の考え方についてでありますが、1点目のマイナスイメージの発信についての見解につきましては、月刊誌では、本市の考えとは異なる臆測も散見される記事となっているとの印象を受けております。なお、ビラやSNSなどにおいて、市議会議員の一人が事実とは異なる一方的な解釈により市民の誤解や不安を招く発言をされていることに関しては、誠に遺憾であると認識しております。2点目の事業を進めることの正当性につきましては、令和6年第1回定例会において、本事業の事業期間、上限額を定める債務負担行為を盛り込んだ補正予算を認めていただき、契約候補者の選定に際しては、競争性及び公平性が担保される公募型プロポーザル方式で実施し、その後、令和6年12月に契約書を締結し、事業を進めております。これまで、適時適切な方策となるように判断しながら、現在も市街地4小中学校において空調設備の安全かつ安定的な運用と脱炭素に資する電力の供給が継続されていることは、本事業の目的に沿って事業は遂行されているものと認識しております。新たに設置される次世代エネルギー設備からの電力が市街地4校に供給されることを実現させることは、本市の将来を描く上で大変意義のある事業であると考えているところであります。以上です。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、順次、再質問させていただきます。1件目の1項目め、起案段階から公募型プロポーザル実施までの経緯ということでありまして、③番、公募型プロポーザル仕様書に記載されている積算根拠となるモデル見積りについて、いつ、どの企業に依頼したのか、見積りを入手したのはいつかというところで、確認なのですけれども、これは、株式会社フソウ・エナジーに見積りを依頼したということではなくて、提案を受けたものを市の担当者が独自で積算したという理解でよろしいでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。公募型プロポーザル仕様書に使用されている積算根拠といったことでございます。確認ということですが、提案があったのは株式会社フソウ・エナジーからでございます。その事業提案があったのが令和5年12月で、その内容を確認しながら、市のほうの積算というところは、令和6年第1回定例会のときの補正予算のときにもお答えしているとおりでございますけれども、空調設備の台数とか工事などもろもろ、また、18年間、空調設備を設置することで増えるであろうと想定される電力、そういったものを私どもで積算して上限額を決めてきているところでございます。以上です。

再質問 7番 佐藤秀靖

先ほどの御答弁から、株式会社フソウ・エナジーから岩手県の施設を紹介されたのが令和5年8月、それを見に行ったのが令和5年10月、そして、積算モデルとなる提案を受けたのが12月ということであります。その積算根拠となる見積りは市でつくりましたということでした。これは、電気代が1.5倍になりますとか、そうした想定の下にある程度の電気代は算定できると思うのですが、設備を入れる、それから、メンテナンスに係る費用は幾らなのか、人件費も含めて、ここら辺まで市が細かく算定できるとはとても思えないのですけれども、それに対してある程度の積算根拠となるような見積りは株式会社フソウ・エナジーから全く出ていないということでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。事業費の積算の際に、細かなメンテナンス料だとか、そういったものが株式会社フソウ・エナジーからあったかどうかということでございます。そういったものはございません。今回、空調設備、平たく言いますと市街地の4校にエアコンを整備していく、そこに脱炭素社会に適合した電力を供給する、それが次世代エネルギー設備でございますので、そのメンテナンスをするというのは、当然、リース元がやるところでございます。今回、私たちが受けたいサービスを積み重ねたものを積算根拠としながら、こういったサービスにはこういったことが必要だろうということで詰めていったのが、先ほどお話しした空調機、エアコンの台数、端的に言えば、教室に2台ずつとか、私どもでそういったものを積み重ねていっているところでございます。あと、電力ですが、電力を供給されるということは、いままでも学校には電力を供給されていますが、それは電力会社から送ってもらって支払っているものです。そこは、いま、エアコンを整備することで電力使用量が増えていく、それは環境に負荷をかけていくものになっていく、そこで、いま、脱炭素社会に向かっていくところで、増えていく電力量を何とか環境に優しいものにしていきたいというところで、そういった設備からの供給を求めたということであります。私たちがこのサービスの中で求めていくのはエアコンの設置でして、これが確実に稼働するものということで電力を送ってもらう、そういったことの積算根拠としては、やはり先ほど申したことになってくるということでございます。ですから、そういったもろもろのメンテナンスというのは、エアコンはメンテナンスが必要になってきますけれども、その電力を送ってくるというのは、当然、リース元であるところの責務だと考えております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、2項目め、契約事業者選定過程の透明性、公平性、競争性、妥当性の疑義についてということでございます。これについては、先ほど、教育長から、西町の水処理場の太陽光発電設備を有するというのは選定理由ではないという御答弁でありました。これは、参加資格のところに書いてあるのですね。プロポーザルの実施要領の参加資格の要件で、本事業と類似の事業履行実績として、過去5年間の期間について実績を有することと書いてありますので、これに沿ってお話しいただいたものかと思っています。ただ、それは、この要綱の参加資格ということで言えば、実際問題、先ほど申し上げたとおり、随意契約とする場合は、特定の相手方を選定する理由を明確にし、市民の信頼を損なうことのないよう十分配慮することとここに書いてありますが、選定理由ではないけれども、参加資格ということで答えましたよということであります。どう説明したらいいのか整理できないのですけれども、そうであれば、この実施要領の本事業と類似の事業履行実績というのは入れる必要がないのではないかと思うのです。もっと言うと、説明のときに西町の水処理場に施設を持っているということでありますが、水素発電と全く関係ない、しかも出力は13万キロワットぐらいでしたか、多分、1桁、2桁は出力がもっと大きなパワーが必要です。ですから、これがあるからといって資格にはならないと私は思うのです。この要綱の定め方についても少し疑義がありますが、どうお考えですか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。公募型プロポーザル実施要領の中身というところでございますけれども、参加資格ということで、事業者は過去5年以内に同種、類似業務の導入実績を有していることということで載せております。今回、公募型プロポーザルの実施要領、仕様書もそうですが、目的については、先ほど教育長答弁でも触れておりますので、そこは割愛させていただきますけれども、私たちが求めているものは、空調設備を導入すること、それから、次世代エネルギー設備から電力を調達するということであります。また、次世代エネルギーの種類というのも定めておりまして、その次世代エネルギーについては、水素に限ったものではなくて、太陽光、水力、バイオマス、そして水素ということで四つを明示しているところでございます。そういったところで公募型のプロポーザルを行って、広く提案できるような状況をつくってきております。そういう中で、公平性、競争性、妥当性、また、こういったプロポーザルの要領、仕様書というのをホームページで公表していることでいけば、透明性、そういったところもしっかり考えながら、今回、行っているところでございます。先ほど定め方に疑義があるというようなお話がありましたけれども、今回、過去5年間にこういった類似する事業を行っているということで申しますと、次世代エネルギー、先ほど言った四つの種類で発電させている事業者というのはその参加資格の要件に合っているということで、それは確認したところでございます。もっと言いますと、審査項目というのも公表しているところであります。また、配点も公表しておりまして、競争性ですとか透明性というところも図っていると私どもでは考えております。以上です。

再質問 7番 佐藤秀靖

先日の監査委員報告でもありましたけれども、公募型プロポーザル手続に関する整理がされていないという指摘がありました。私は、この富良野市において、公募型プロポーザルについてのガイドライン的なものを見たことがないのですけれども、先ほど申し上げたとおり、多くの自治体では、これを運用ガイドラインとして定めて透明性を図っているわけですね。富良野市においてはこれがないと思いますけれども、いかがですか。

再質問 7番 佐藤秀靖

先ほどのプロポーザルのガイドラインがあるか、ないかというのは取り下げさせていただきます。先に進みます。3項目め、契約事業者の事業遂行能力の信頼性の疑義について。先ほど御答弁いただいています2項目めについて、企業統治、ガバナンスの疑義というところで質問させていただきましたが、先ほどの御答弁は契約履行能力についての説明しかしていただいていません。私は、質問の中で、株式会社フソウ・エナジーと、その上部組織であるFUSOグループホールディングス株式会社の代表取締役は同一人物である、この方が決裁した内容にもかかわらず、取締役会で収益が上がっていないからということで契約変更ということで伺っています。一般的には、一般企業が代表取締役が決裁したものを取締役会で覆すなどということは考えられませんけれども、ここについての見解をもう一度伺います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。ただいまの御質問は、FUSOグループホールディングスの取締役会のお話で、そのことに関しては、企業統治、ガバナンスの件というのは企業側のお話になってきますので、私どものほうから答える内容のものではないと考えております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

これは、事業を発注した側の見解というふうに捉えていただければ分かると思うのですが、当然、いま、部長がおっしゃったように、内部の話について四の五の言うわけではありません。事業発注者側の見解として伺ったまでですけれども、これはこのままにしておきます。それでは、令和6年5月23日の覚書を改定するということですけれども、当然、新たな契約書が取り交わされるまでは現在の覚書は有効であると認識してよろしいでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。令和7年5月23日に取り交わしています覚書というのは、いまも生きていて、有効でございますし、この次の変更契約、それまでの間は、その覚書に沿った形で事業を運営していくということでございます。以上です。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、3点目、当初提案技術の破綻原因の報告があったのかどうかというところです。これは、僕は令和7年第3回定例会、第4回定例会でそれぞれ聞いていますけれども、いまも御答弁いただきましたが、明快な御答弁をいただいていません。僕は、しっかりこれを解明するべきだということを何度も主張しています。しかし、1ミリも前に進んでいません。これは、前にも言いましたけれども、事業発注者の責任として、道義的責任も含めてどうだったのかということをきちんと確認することが必要だと思っているのです。プラスして、恐らく、ここまでどたばたしている原因というのが、当初の説明だと、その独自の技術は企業秘密だから明らかにすることができないということなのです。企業秘密だから説明できないということと、プラス、その技術が破綻しましたと。それについて、企業側から一定程度の説明はありましたけれども、検証不足でしたで済まされる内容ではないと思うのです。再三言っていますが、これは随意契約なのですから、特定の相手方を選定する理由を明確にし、市民の信頼を損なうことのないようにということできちんと書かれているではないですか。そもそも、その技術は企業秘密だから明らかにすることができません、技術破綻については検証不足でしたで済まされるわけがないと思いますけれども、いかがですか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。先ほどの1者随契のところで言いますと、今回、公募型のプロポーザルで契約する候補者を決めてきているということで、実施要領ですとか仕様書等を公表しながら広く募集しておりますので、そういった国のガイドラインにも書かれているところはやれているというふうに考えているところでございます。その中で、この事業者選定というところもプロセスを踏んで決めてきております。公募をかけて申込みがあって、その参加資格も確認しながら、プレゼンテーションの日程、審査会の日程等を決めて、そういった審査会も行いながら候補者を選定してきているところでございます。そこに関して言いますと、適切なプロセスで行ってきていると私どもは考えているところでございます。それから、当初技術というところで一度止まったというところでございますけれども、この原因というところは、この間も申してきておりますけれども、水素の生成能力が容量的に不足していたということでありますし、事業者の代表の方も来られて説明をしているところでございます。そういったところも踏まえながら、いま、新しいシステムでやっていくところでは、客観的な評価ということでしっかり第三者評価も入れているところでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、先に進みます。4項目めの2点目、度重なる変更内容は云々というところの説明責任、道義的責任というところであります。当初提案された技術から代替案として新しい技術を提案されました、これに基づいて進めますということで進んでおります。この代替案について、事業を継続する理由、根拠として、大阪・関西万博で常設展示していること、国際特許申請中であることということを挙げられています。この大阪・関西万博に常設展示しているということが、なぜ事業継続をする理由になるのかというところは一度も伺っていませんので、この論点について御説明ください。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。新システムの話でございますけれども、令和7年に開かれた大阪・関西万博に常設展示されていたシステムということで、これがなぜ事業継続の理由になってくるのかというところでございます。この事業の目的というところに立ち返りますと、空調設備を整備すること、併せて次世代エネルギー由来の電力を供給する、そのシステムということで、いま、万博で常設展示された技術というのはもう確立されていて、水素の生成についても実証されているところでございましょうけれども、確実にこの技術が進んでくるので、この技術をもってこの事業を継続していくということでございます。これまでの議会でも答弁させていただいておりますけれども、万博に限らず、実際にこの企業が研究しているところにも行ってその技術を見させていただいているところでございます。この技術というのはもう既に確立されて、今後、導入されていくというところも確認しながら事業継続ということを考えたところでございます。その技術が大阪・関西万博で常設展示されていたということですので、理由としているところでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

ただいまの事業継続をするための理由、大阪・関西万博に常設展示というところですけれども、僕はよく理解ができなかったのでいろいろ調べました。この技術を提供する株式会社フソウ新未来テックのホームページを見たのですが、そこに大阪・関西万博の報告ということで掲載されています。確認すると、2025年4月13日から10月13日までの間に開催された2025年日本国際博覧会、大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業、フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンスの常設展示に参加しました、当社が独自に開発した水系反応液を活用した無電解水素生成発電技術とCO2常温吸着・脱着技術の二つの技術を紹介しましたとあります。これなのですけれども、万博の未来社会ショーケース、フューチャーライフエクスペリエンスというところですが、何だろうな、これと思って見ると、大まかに言うと、未来社会での生活体験ということでありました。未来社会の生活に役立つであろう技術を紹介するエリアで、出展する企業、団体、研究機関のPRコーナーということであります。僕は、ここが問題だと思っているのですけれども、これは、いま言ったことのPRコーナーなのです。要するに、ここの常設展示は、出展するに当たって、協賛金を払って一定の審査を受けたところは出展できるということなのです。ちなみに、この常設展の協賛金は1平方メートル当たり286万円と出ています。恐らく、数千万円から数億円の協賛金を支払って自社の技術をPRするということになっているわけであります。何が問題かというと、この出展企業は、提案技術の科学的裏づけだとか、万博協会がその技術に対してお墨つきを与えたわけではない、万博協会が責任を負うものではないのです。あくまでも出展団体の責任で提案しているだけですよということだと思います。こういうことを考えると、正当性、妥当性というところに疑問があると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。万博で常設展示された技術がこの事業を継続する妥当性の裏づけとなるかという質問かと思います。先ほどと少し重複するところがありますけれども、万博で常設展示された技術というのは、企業のほうの施設、研究室のほうでも見させていただいております。その中で、研究者のほうから説明を受けながら、これは実現していくもので、水系反応液、そして鉄との反応というところも見させていただいております。また、水系反応液の安全性というところも、実際に目の前で手で触りながら、これぐらい安全なのですよという話も受けながら見てきたものでございます。当然、本市に入ってくるものよりは小さな規模かもしれませんが、いま、本市に入ってくる一つ当たりの水槽と同じものはこの施設とは別のところでやられていて、そこで水素を生成している技術の映像というのは、その前、令和7年10月30日に企業の代表者が説明会に見えられた際に、参加された皆様にも御覧いただいたところでございます。そういったところを踏まえて、私どもは事業を継続するのは妥当であるというふうに判断しながら、いまに至っているところでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

いまのところですが、フソウ新未来テックのホームページに出ていますけれども、現地の展示の入り口には、2050年の未来社会をつくる実験室、FUTURE SOCIETY LAB 2050という表示があるわけです。現地の展示案内スタッフも、この技術は2050年を完成目標としているという案内をしていることを聞いています。要するに、代替案として提案されている発電施設は、令和8年12月にスタートということで進めていただいた話ですが、現地では2050年を目標にしていると言っています。これは、あまりにも大きな時間の差があると思いますけれども、いかがですか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

佐藤議員の御質問にお答えいたします。佐藤議員も御承知のとおり、大阪・関西万博は未来に向けての展示といった要素があります。そういった中で、2040年あるいは2050年というキャッチーの中で、一般的に全ての家庭にこういう形で普及する、そういったことが最終目的だと我々は認識しております。今回の事業については、試験中でありますけれども、直近で実現可能な技術として、現地にうちの職員も行って、具体的に、体験といいますか、プラントを見せていただきながら合理的な説明をいただいているということであります。そういった中で、それ以前の説明も含めて考えたときに、2030年ぐらいまでには本市で先導的に入るものであると認識をしておりまして、キャッチコピーとか、そういった部分では、大阪・関西万博は、5年先ではなくて、さらに先のほうに行っているということで、そのあたりの物の考え方といいますか、そこのところは佐藤議員と我々の認識は少し違ったのかというふうに思います。決して、否定しているわけではありません。ただ、家庭で一般的に使えるようなものとして2050年ということであったのかもしれないと思います。ただ、我々としては、やはり、先導的にそういった技術が実現できるようにしていきたいということで、実際に見てきている、確認をしているということがありますので、それをこれからも大切にしていく必要があると認識しております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、最後に、2件目、市政運営における考え方について、市長に御答弁いただきました。1番目の件については、私も考え方は全く一緒なのです。この事業が成功したらシビックプライドにつながると思っています。それは、市長とも、一度、お話させていただいています。けれども、いま、教育長からも御答弁をいただきましたが、現状の様子を見るとなかなか難しいのかと、これは私の個人的な見解です。一つ質問すると、先ほど教育長からも先導的な事業の導入として2030年という言葉がございました。これは、令和8年2月24日の議員協議会でも、市長は個人的な思いということでお話されています。私は、先ほど教育長は認識が違うというふうにおっしゃいましたけれども、2050年を完成目標にしていますと案内されているものを、来年、再来年にと―本来だったら令和8年12月までに導入すると言っていたわけですよね。それについて、説明責任を果たすのがなかなか難しい、第三者評価を得るのが難しいので、延びていくということであります。そんな中で、2030年、約4年後にあたかも実現可能を感じさせるような発言は、僕はいかがなものかと思うわけです。これは、市長も教育長も責任ある立場の方ですから、そういう発言をしてしまうと、数字が先走りして不安なところはあると市長はおっしゃいましたが、新聞報道などを見ても、やはり4年後には導入可能というふうに思えてしまうと思うのです。僕は、前に、市長から情報操作だということを指摘されましたけれども、私は、この発言は情報操作に当たると思っています。ということで、公人としての発言は不適当だと思います。撤回すべきではないかと思いますけれども、いかがですか。

答弁 市長 北猛俊

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。まずは、市政運営の在り方ということで質問いただいておりますので、そのことから少しお話させていただきます。質問されている部分で、この事業ということで限定されておりますが、小中学校にエアコンを設置していく、その電力を、2030年を目標にしている60%脱炭素に向けて努めていくというところについては、何ら変わるところはありませんし、そのとおりに進めさせていただいております。これは、一つ、教育委員会の事業として進めております。水素で発電される電力を利用するという部分については、電力は利用させていただく、そのことで、契約の中でも電気料で盛り込ませていただいておりますけれども、施設をつくっていくというのはあくまでも事業者の責任で進めているものでございます。そのことで責任がないと言うつもりはございませんが、事業を継続させていただいている部分については、富良野市の総合計画もございますし、そして、総合計画の中でも主要施策として新エネルギーの導入施策ということでうたっておりますし、また、新エネルギーの導入につきましては、環境基本計画、そうしたものの中にうたわれているように、新エネルギー導入の基本方針というのがございまして、これに沿って進めさせていただいているものでございます。前段で申し上げたように、水素の生成装置というか、その発電装置の責任を持っているのは事業者であります。ただ、行政運営ということで聞かれておりますので、いま、総合計画あるいは環境基本計画、そういったもののお話をさせていただきました。その進め方にそごがあるものでは一切ございません。ただ、計画として、事業者が当初目標としていた年限からさらに年数を要するということでございますが、これも、言ってみれば、事業者から最終的な判断としてそのことを提案していただいたもので、その提案が行政に対して大きく損失をもたらすものであれば、これは契約そのものの疑義ということにつながってもやむを得ないかと思いますが、その部分についてはないと思っております。そして、もっと言えば、先ほど佐藤議員が言っていただいたように、この事業というのは、いわゆる新エネルギーが導入できるような段階になったらということで説明会でも話させていただきましたけれども、その段階になったときには、間違いなく、市民にとっても、そして富良野の行政にとっても大きなプラスになるものだと思っておりますし、そのプラスというのは何かと言われれば、2050年、ゼロカーボンを目指している富良野市としては、それに大きく貢献できる技術だと思っております。これができるか、できないかという話になれば、事業者のほうで、あるいは社会的な環境の中で、これができるように、いま実現に向けて努力している段階かもしれませんけれども、実現はできると判断しております。いまの時点でその道を断つということは、結果としてその道を断ってしまえば、富良野市に大きな損害をもたらす、あるいは、可能性を閉じるということでありますから、そうはならないようにこの後も努めてまいりたいと思っております。以上です。

出典:富良野市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月9日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる