みんなの議会

富良野市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日

富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について

2025年6月18日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について」質問し、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤秀靖

-登壇-通告に従い、順次、質問してまいります。富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について伺います。この質問は、昨日、二宮議員、そして、先ほど今議員も行っておりますので、若干の重複する部分もありますが、通告どおり質問させていただきます。この事業は、令和5年の夏に、経験したことのない暑さが続き、暑さによる学校の休校が相次ぎ、全国的にも、この酷暑をきっかけに学校の空調設備、クーラー未設置が問題視され、一気に設置が進んだことに同調していると認識しております。本市におきましては、市内大規模校4校に空調設備を導入するに当たっては、国の補助金を当てにしていては早急かつ一斉に設置、導入することはできないとの判断により、リース方式による一斉導入とすることとし、事業費の平準化を図るため、リース期間を18年間とする案が議会に提案され、令和6年第1回定例会での令和5年度一般会計補正予算での財源確保のための債務負担行為により、9億5,206万3,200円が議決され、直ちにリース方式による富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業を公募型プロポーザル方式で行い、仕様書に基づき契約候補者選定を行い、決定したところであります。その後、議会での一般質問などで、次世代エネルギー導入事業についての詳細な内容は企業秘密により明らかにすることはできないなどの答弁により、事務執行に当たっての説明に不透明感が拭えず、事業者からの事業撤退の意思表明などもあったものの、紆余曲折の末、昨年12月23日に事業者との事業契約が締結され、学校が春休み中の3月28日には議員による現地見学会も行われ、本年6月1日から空調設備の本格稼働という流れになっており、次世代エネルギー設備設置等も事業全体として順調に進捗していると認識していましたが、先月5月19日の議員協議会で、水素を用いた次世代エネルギー発電設備導入は、事業者から安定した電力の供給が難しいとの申出があったという報告を受けたところです。私は、大規模校4校に早急かつ一斉に空調設備を設置し、児童生徒の学校における暑さ対策に万全を期し、学習環境を整えたいという執行部の考えに大いに賛同し、議会としても事業予算確保のための債務負担行為を可決しましたが、その後の公募型プロポーザルの内容や事業者選定及び契約内容についての議会への報告義務や議会の承認手続は必要とされていないため、議会に対する断片的な報告しかなく、その報告では事業は順調に進んでいるとの認識でありましたので、このたびの報告は突然で全く寝耳に水と言うほかはなく、大変遺憾に思うところであります。事業推進に当たり様々な疑義が生じたため、4項目にわたって質問してまいります。1項目め、次世代エネルギー設備導入直前での突然の延期について、2点伺います。1点目、プロポーザルによって事業者決定後、紆余曲折があったものの、令和6年12月23日に事業契約書を交わすまでの間には、導入に向けて図面確認や現地確認等、綿密な打合せが行われてきたと思いますが、契約書手交後の空調設備設置完了直前の本年2月25日になって、なぜ突然に持続的に安定した電力の供給が難しいという申出を受けることになったのか、事業導入に向けた打合せの経緯を伺います。2点目、持続的な安定した電力の供給が難しい原因は何なのか、また、必要供給電力に対してどの程度の電力供給ができないのか、データの確認状況を伺います。2項目め、リース方式での公募型プロポーザル仕様書に基づいた契約について、3点伺います。1点目、プロポーザル仕様書には事業の上限額9億5,206万3,200円と記されています。見積りの積算根拠として令和6年第1回定例会の令和5年度一般会計補正予算の債務負担行為の質疑において、次世代エネルギー設備借り上げ料について、空調設備は203台を想定しているが、あくまでも試算上のものであり、今後提案してくる企業のほうで面積に合わせながらどういった冷暖房設備を選択していくのかということはこの後の問題だと答弁しています。実際に、事業者からは設置台数は150台という提案を受け、設置しているわけですが、設置台数が少なければ契約金額は上限額よりも少なく済むのではないかと考えますが、契約金額が仕様書上限額いっぱいになっている理由について伺います。2点目、2月25日の事業者からの持続的に安定した電力の供給ができないとの申出は契約違反に当たるのではないかと考えますが、市側の認識を伺います。3点目、2月25日に事業者からの申出を受けて市側はどのような対応をしたのか、また、4月9日に事業者側からの代替案の提案があったと聞いていますが、その内容を伺います。次に、3項目め、代替案として提案された新技術についての検証及び事業費の再算定、新たな契約書の取り交わしについて4点伺います。1点目、当初の契約時の導入技術をどのように理解して、今回示された新しい技術が今回の事業にどのようにプラスに働くと考えているのか、伺います。2点目、新しい技術の実装事例はあるのか、また、技術的安全の担保及び安定的運用の担保はできるのか、伺います。3点目、代替案としての新技術を導入して事業を進める場合、事業費用の再算定が必要なのではないでしょうか。新技術の事業費用の妥当性をどのように判断するのか、伺います。4点目、代替案を基軸とした新たな契約書の取り交わしが必要と考えますが、見解を伺います。最後に、4項目め、行政の事務事業の監視、チェック機能を果たす議会、議員への事業の進捗説明について伺います。2月25日に事業者側から持続的に安定した電力の供給が難しい旨の申出があったにもかかわらず、3月28日の議員による設備設置現場見学会では事業は順調に進んでいると説明しています。これは、市民から選挙によって選ばれた市民を代表する議員に対しての虚偽の報告、または、不都合な事実を隠蔽するゆゆしき問題だと断ぜざるを得ません。これは、議員、議会のみならず、市民に対する虚偽の報告、または不都合な事実の隠蔽と言っても過言ではありません。なぜそのような対応を取ったのか、理由を伺って、1回目の質問といたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えいたします。1件目の富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業についての1点目、次世代エネルギー設備導入直前での突然の延期についてでありますが、本事業につきましては、令和6年4月15日に公募型プロポーザルによって契約候補者が決定し、令和6年11月1日のリース開始に向けて事業を進めておりました。そうした中で、令和6年7月22日に事業者より辞退届が提出されたことから、児童生徒の安全・安心な教育環境整備のため、小・中学校に空調設備を今夏に間に合うように稼働させることを第一に考え、事業者に対して事業継続を要請いたしました。その後、事業継続に向けて、改めて協議を重ね、工事日程と事業期間を記載した合意書を令和6年9月13日に取り交わし、事業継続することとし、事業対象となる各小・中学校の現地調査、現地確認を行い、図面の作成、工事スケジュールの提示、学校内の工事対応などの協議が進み、設備設置工事等の諸準備が整ったことから、令和6年12月23日付で契約を締結いたしました。その後、空調設備の設置工事を進めてきたところ、令和7年2月25日に、事業者より、空調設備については令和7年6月1日に稼働させることに変更はないが、次世代エネルギー設備については設置が遅れるとの申出を受けたものであります。次に、持続的な安定した電力の供給ができないことについてでありますが、次世代エネルギー設備について本市に導入するものと同様の設備を試運転したところ、水素を生成する効果が当初の想定の半分以下となり、外部エネルギーを使用しなければ十分な水素の生成が困難であることが判明したため、空調設備、エアコンの稼働を含めた学校で必要となる電力量を持続的に賄うには事業性が極めて厳しいと事業者が結論づけたものであります。2点目のリース方式での公募型プロポーザル仕様書に基づいた契約についてでありますが、当初説明時の空調設備の台数と実際の設置台数の差につきましては、公募型プロポーザルでの仕様書の上限額設定に当たり試算したものが説明時の空調設備の台数であり、プロポーザルの中では、教室等の面積や空調設備のスペックなどを考慮した上で事業者が企画提案するものとし、その後、現地調査などを経て提案内容を精査し、空調設備のスペック及び設置台数を確定したことによるものであります。次に、令和7年2月25日の事業者からの申出による契約についての市側の認識でありますが、前提となる小・中学校に空調設備を今夏に間に合うよう令和7年6月1日に稼働させることと、そのための電力が供給されることを確認しており、契約違反には当たらないものと認識しております。また、申出があった次世代エネルギー設備の設置については、内容について確認、検討の必要性があることから、双方協議を行った結果、令和7年5月23日に次世代エネルギー設備納入期限を延期すること及び当面の代替エネルギー供給については非化石証書を付した電力会社からの電力を事業者が供給を行うこととして、契約書条項に基づき覚書を交わしております。次に、令和7年2月25日の事業者からの申出を受けての市側の対応と令和7年4月9日に事業者側からの代替案の提案内容についてでありますが、令和7年2月25日に事業者より申出があった際には、具体的な代替案の提案を求めるとともに、内部検討する必要があるため、態度を保留したところであります。令和7年4月9日に出された代替案につきましては、次世代エネルギー設備については、現在開催中の大阪・関西万博で、事業者のグループ会社が常設展示している無電解グリーン水素生成発電技術を用いた発電システムによるものとしたい、設置時期については令和8年12月31日まで延長させていただきたい、設置場所について比較表を基に協議させていただきたい、次世代エネルギー設備が設置されるまでの期間の電力供給については事業者において無償提供したいとの提案を受けたものであります。3点目の代替案として提案された新技術についての検証及び事業費の再算定、新たな契約書の取り交わしについてでありますが、契約時の導入技術につきましては、水素を活用した環境に優しい次世代エネルギー設備を導入して電気をつくり出す発電設備と理解しております。代替案で示された新技術が今回の事業でどうプラスに働くかにつきましては、次世代エネルギー設備の設置は遅れるものの、小・中学校の空調設備は今夏の稼働が可能となったこと、もう一つの目的であります本市が掲げている脱炭素社会への対応について、市内4校において率先的に実現いたしますので、次代を担う児童生徒のゼロカーボンに対する意識の醸成が図られるものと認識しております。次に、新しい技術の実装事例、技術的安全の担保、安定的運用の担保についてでありますが、新しい技術については、技術的には確立しており、安全面での懸念はございませんが、初の実装事例となることから、安定した電力が供給されるための試験的な運転期間を確保するため、覚書により時間的猶予を設定いたしました。次に、代替案による事業費の再算定についてでありますが、公募型プロポーザルで示しているリース料金につきましては、対象施設4校に係る空調設備設置費、次世代エネルギー設備設置費、増加する電気量に対応する受電設備更新費、定期的な保守経費など、本事業の目的を達成するために必要となる一切の諸費用を含めた合計額をリース月数で除した金額が、削減見込みの電気料金及び燃料費の範囲内となることを目標に事業実施されるものであります。次世代エネルギー設備につきましては、空調設備を含めた学校で使用する電力を供給する設備でありますので、新技術への変更後においても月額リース料の変更を行うことはありません。次に、代替案を基軸とした新たな契約書の取り交わしについてでありますが、次世代エネルギー設備の設置までの期間については、覚書に基づき、双方協議した内容で進めてまいります。なお、今後において、設置場所の変更や減額が生じる場合につきましては、金額などの確定をもって変更契約を取り交わす必要があると認識しております。4点目の行政の事務事業の監視、チェック機能を果たす議会、議員への事業の進捗説明についてでありますが、3月28日の議員による見学会については、空調設備の室内機、室外機の設置状況を御覧いただいたものであり、事業全体の進捗状況に対しての説明ではありません。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

それでは、順次、再質問させていただきます。まず、1項目めであります次世代エネルギー設備導入直前での突然の延期についてということであります。その1点目なのですけれども、確認しますが、これは、事前の綿密な打合せを様々されてきたというのは先ほど伺いました。にもかかわらず、突然の申出があったということでありますが、これは、事前に事業者から市側に対して相談とか連絡とかはあったのでしょうか、一方的に突然申出があったということでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。2月25日までの間に事前に事業者のほうから何らかの相談とかがあったのかどうかという質問でございますけれども、この間、初めてこのことを聞いたのは2月25日にこちらに見えられたときにその説明を受けたというものでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

次の質問です。持続的で安定した電力の供給ができない原因は何なのか、また、必要供給電力に対してどの程度の電力の供給ができないのか、データの確認状況はどうなのかという質問を先ほどしましたけれども、これについて、同様な設備をつくって試運転をしたけれども、うまくいかなかったという御答弁でしたけれども、それは供給できない原因ですね。それとは別に、必要供給電力に対してどの程度の電力の供給ができないのか、データの確認がされているのかどうかというところの御答弁がなかったので、それについてお願いします。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。どの程度できなかったか、そのデータの確認という再質問かと思いますけれども、水素を生成する段階で予定していたよりも半分以下というところで答弁させていただいたところでありまして、そういった細かなデータというよりは、もう半分以下の水素の生成しかできなかったという報告を受けたものでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

いま、御答弁をいただきました。試運転をしたら、必要供給電力の半分以下だったということであります。なぜこの質問をしたかというと、どの程度の供給ができないのか、しっかりデータを確認しなければいけないと私は思っています。業者から言われたからこの程度だったということで済ませるわけにいかないと思うのです。なぜなら、このプロポーザルで提案を受けたものは、技術に基づいて契約を行っているわけですから、その事業者選択が妥当な選択だったのかというところに起因するものだと思っています。実際問題、事業者から2月25日に事業を継続することはできないという申出があったわけですから、であれば、その原因について、もしくはデータについて、しっかりと状況を確認して、その次に代替案をどうしていくかというのを考えるべきではないのか、そもそもの前提となるものがあやふやな気がするのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。プロポーザルで選んだ企業、そこがあやふやの中でというようなことだったかと思いますけれども、公募型のプロポーザルに応募いただく前提として、次世代エネルギー設備の部分に関してですけれども、こちらは先進的な技術の活用を積極的に導入すること、あと、設備で発電した電力は対象施設において自家消費型で、また通年で安定したものとか、るるありまして、富良野市の脱炭素ロードマップに関して2030年の削減目標数値である60%削減を達成できる設備ということで、そういったプロポーザルの中で、次世代エネルギー設備、こういったものを設置してくださいというような、こちらからの仕様ということで出しております。それに対しまして、企業のほうで、発電設備につきましては、この間も説明できる範囲での説明にはなっているところではございますけれども、その審査のときにも説明を受けながら、これは導入できるものということで審査を通って契約する企業というものは決定しているものでございます。ですから、企業を決定する段階では、説明を受けながら審査会で事業者として決定したというものでございます。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

いま、部長の御説明の中でいくと、プロポーザルによって選定された過程、プロポーザルの仕様書に基づいて提案された技術について、検討して決めてきましたという御答弁はいただけましたけれども、私が先ほどから申し上げている必要供給電力に対してどの程度の電力が供給できていないのか、データの確認はなさったのかどうなのかというところに私はこだわっています。なぜなら、先ほど申し上げましたけれども、その事業者選定が妥当なものだったのかどうなのかという根本的なところにつながる話だと思っていますので、そこは確認しないといけないのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。今回できなかったところのデータ分析と、データをもらうべきではないかというような質問ではございますけれども、そういったところも、今回、水素を生成するところがうまくいかなかったというような報告を受けているところですけれども、いま、そこの部分については調査中というふうに伺っておりますので、データを求めるというところでいけば、まだもらってはいない状況ですけれども、いま、その調査をしているということは確認しております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

調査を求めるということであります。時間がないので先に進みますけれども、これは、私が先ほど申し上げたとおり、事業者選定が妥当だったのかというところも考えなければいけない、そのデータ検証に基づいて、本当にその選択が妥当だったのかどうかということも考えなければいけないものだと思っています。もともと、この企業が水素を使って次世代エネルギーを発電するということの内容の中で、企業秘密だから説明ができない、その技術についてはということを言われているわけです、我々は。なので、企業秘密が何なのかということを明らかにしろと僕は言いませんけれども、やはり、曖昧模糊とした、我々が分からない疑義があるところをクリアするためにも、データを取って、なぜできないのかというところをきちんと検証する必要があると思いますので、ぜひそこはお願いしたいと思います。2項目めに移ります。リース方式での公募型プロポーザル仕様書に基づいた契約についてということで、現状、エアコンの設置台数150台ということであります。これは、先ほど申し上げたとおり、プロポーザルの仕様書の中では上限額で9億5,200万円余りが計上されていますけれども、契約は全く同額、上限額いっぱいということであります。この見積りを取る際に、例えばですが、見積りの詳細、エアコン1台幾らで何台、設置費用が幾ら、メンテナンス料が幾らというようなブレークダウンした詳細見積りというのは出ているものでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。業者側からの見積りで細かなものが出ているかというところの質問かと思いますが、私ども、事業費を出すところでは、エアコンの台数とかも、以前の議会の中でお話ししたとおり、そういった積み上げというか、そういったことはやってきていますけれども、こちらは、企業側の提案でそういう細かなものというのは求めているものではなくて、これはリース契約ですから、エアコンを学校のこの部屋に設置する、その部屋の面積を示し、それに合わせた、そこでしっかり冷暖房として使えるようなものをスペックとして決めていくものですから、細かなメンテナンスが幾らだとか、そういったものを、今回、企業側に求めているものではございません。これは、一式というものになります。エアコン設備、あと、次世代エネルギー設備というものになってきますので、細かなそういった見積書という形を求めているものではございません。プロポーザルで企業を選定しながら、私たちが示した、こういったところで、私たちはユーザーですから、空調設備と次世代エネルギー設備をこういう形で設置したい、してほしいということを求めて、それに合わせて企業側のほうで決定した後に、積算というか、企業側で調達していくものでございますので、そういった見積書を求めているものではございません。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

次の質問に参ります。2月25日に事業者から申出がありましたと、これは、令和6年2月23日に交わした契約についての契約違反ではないのかという質問をしました。認識を問いましたが、これは契約違反ではないという御答弁をいただきました。そもそも、この契約です。公募型プロポーザルの仕様書に基づいて提案された技術、それを昨日の二宮議員への御答弁で、プロポーザルに基づいて発電量が供給できるのかを確認しつつ、視察先の実装例を確認して、導入が可能と判断したと御答弁されています。ということは、この契約は、その技術に基づいて契約したものというふうに理解ができるわけですけれども、その技術が破綻したということであれば、当然、契約違反または契約不履行ということになるのではないかというふうに思います。そうでなければ、何のためにプロポーザルをしたのか、どんな基準で導入したのかということがまるっきり土台から崩れると思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。契約の考え方というところでありますけれども、目的として、公募型プロポーザルの中でも目的というものは示しております。その目的を達成するための契約ということになってきます。この目的というのは、この間も説明してきているところでございますが、児童生徒の安全・安心な教育環境のためのものということで、空調設備を入れますよ、あと、次世代エネルギー設備を設置して電気を送りますよという契約であります。この中身でいきますと、大きな変更点というのはなく、次世代エネルギー設備が設置される時期が遅れることには今回なってしまっておりますけれども、電気を供給するというところは変わってきません。この目的を達成される事業ということで契約違反ではないと考えており、覚書を交わしながら、この契約を継続していくと考えているところであります。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

ただいま御答弁いただきましたけれども、先ほどの今議員の質問に対しても、この契約について、趣旨、目的は達成させられるので契約違反ではないという御答弁もなさっていました。であれば、先ほど部長は大きな変更ではないという言葉をお使いになりました。本当にそうでしょうか。私は、大いに疑問を持ちます。そして、次の質問で、4月9日に代替案が事業者側から提案されています。その中では、次世代エネルギー設備を導入するまでの電力、それからリース料は業者持ちになりますという申出を受けています。これというのは、要するに、それは事業者からの提案を市側も了承したということですけれども、何でそういう提案をしなければいけなかったのかということです。これは、当初の契約どおり、自分たちの技術でできなかったから迷惑をかけるので、その分はうちで持ちますという話だと思うのですよね。ということは、契約違反である、不履行であるということを認識して、前提の話だと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

佐藤議員の再質問にお答えいたします。契約が成り立つかどうかという、そこのところだと理解しているのですが、契約が成り立つかどうかということではないかと私は理解しているのですが、それでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)リース契約は、一般的に民法の中でも定められていますけれども、これは物を供給する、それを供給することによって発生するというのが基本的でありますけれども、ただ、契約の目的は何なのか、これが重要であります。その目的が達成されるとすれば、これは代替物を持ってサービスの提供と解釈されるわけです。それが1点。それから、もう一点は、例えば、物でなくても、同等の機能を持っているだとか、性質を持っていると。例えば、次世代エネルギーは、これは、ただあっただけでは全く意味をなしません。要は、電気、エネルギーが発生しないと意味がないのです。納品されていても、十分な電気、電力が確保されていなければ、これは全く意味がないということになります。したがって、このリース契約が成り立つかどうかという話から言えば、代替物もしくは同等のサービス、電力、それが供給される、これをもって契約自体は成り立つと考えています。ただし、一つ、議員がおっしゃっている部分で、これは考えなければいけないことは何なのか、当初の目的なのです。当初の目的はどういったことなのかということを考える。一つは、学校の安全・安心な教育環境の整備ということ、もう一つは、非化石燃料などを使った環境に優しい、そういったエネルギー供給というようなことで、そのあたりのことを整理しながら進めていくと。これが本事業にとって基本的な考え方だと理解しております。契約自体、いろいろ私も法律的なことは調べましたし、確認もいたしましたけれども、それについては、双方が合意して目的が達成されるとすれば、それは問題がないと認識しております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

ただいま教育長から丁寧に御説明いただいたところであります。教育長も教育部長も御存じかと思いますが、私は、これまで、この事業を進めるに当たって様々な提案、具申をしてまいりました。進めるための提案をしてきました。ですから、ここでいま質問しているものも、この事業を否定するために質問しているわけではないということをぜひ御理解ください。いま、教育長から事業の目的を達成させるために、新しい技術、いままでのものが駄目だったら代替案で新しい技術を導入するということのお話をいただきましたけれども、それでは、質問を少し進めて、3項目め、代替案として提案された新技術についての検証及び事業費の再算定、新たな契約書の取り交わしについてということの新技術についての検証なのですけれども、いままで採用した技術が駄目で、新しい技術、これで行くのだということであります。その質問の、実装例はあるのか、技術的な安全の担保、安定的な運用の担保というところにも関わるのですけれども、では、先ほどの話で、これは契約違反ではないのです、かくかくしかじか、こういう理由ですというのは分かりました。では、新しい技術について、これを進めるに当たっての技術的な安全の担保、そして、安定的な運営の担保については本当に確認できるものでしょうかという質問は、前のプロポーザルで契約した技術の内容は、実装例があったから、それを確認して、行けると判断したから入れましたと。今回、それはないわけです。まだ実験段階の話です。それが確実に導入できるものなのかどうなのか、まだ分からないのです、それをどのようにして判断しますか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

佐藤議員の御質問にお答えいたします。まず、実用化がしっかりできるような、そういった目算があるのかという趣旨の御質問かと思います。まず、1点目は、提案をいただく、情報提供をいただいたときに、客観的にどう判断できるのか、これが代替の設備にとって必要ですよと、これまでと同じようなレベルのものでは話は成り立たないと考えていますということを事業者にお伝えしております。そういった中で、我々が求めていたのは、まず一つは、技術情報、これを市民、関係者に分かりやすく情報提供してください、これが1点。それともう一つは、いま、試験運転等をしていると伺っているのですが、そのプロセス、いまどういった段階で、これからどうなるのか、やはり、そのあたりも情報提供を求めております。その後、いつ、本当に、来年の12月31日までに実装できるというか、納品できるのか、それについても、いまの時点から情報提供をしっかりしていただく、これがないと、次に、例えば設置場所をどうするのかとか、そういったことにもつながっていかないということで、それを求めています。そもそも、事業者側に責任として求めていたのは大きく3点あるのですけれども、一つは、しっかりと情報提供をすること、これは、企業側としてこれまでの経過を含めた責任としてしっかりやってくださいと、もう一点は、時期をしっかり決めながら確実に納品できるように、そのあたりについても対応してくださいということ、それと、もう一つは、道義的にどのように考えていくのか、そういったことについても要求してきたところなのです。ですから、企業が電力供給の申出をしたとか、そういった部分についても企業としての責任としてそこのところを表現されたものというふうには考えているのですけれども、そういった形の中で、今後に向けて情報をしっかり提供していただきながら、それをもって進めていきたいと。それで、担保の話ですけれども、通常の契約の中では、契約書もしくは覚書をもって担保とするということになっておりますので、その中で、違反行為だとか、いろいろあるかもしれません。それは、その都度、判断していくというふうなことになると考えております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

新技術についての検証、それから技術的安全の担保、安定的運用の担保についていま御説明をいただきましたけれども、客観的な検証が必要だ、そのとおりだと思っています。企業側からの情報提供も必要だと思っています。であれば、この事業について、前の技術が駄目でした、こういう技術でやりますという提案を受けたときに、企業側からの情報提供を受けて、どう、それが妥当性があるのか、客観的な妥当性があるのか、どういう検証をしたのかというところが問題になってくると思います。あやふやな、大丈夫だろうと思っていますと。先ほどは、企業側からこういう説明を受けています、伺っていますですから、これは自分の目で見たわけではないのですね。もっと言うと、一番最初の契約時の技術を皆さんが見に行って大丈夫だと判断して導入したわけです。この判断が妥当だったかどうかという議論は、いま質問外になるのでしませんけれども、今回、もし企業側の言っていることをうのみにしたら、また同じことになる可能性があるわけです。であれば、一旦、契約は凍結して一番大事なのは子供たちの学習環境を整えるということですから、エアコンは止めてはいけないわけです。エアコンを止めない、例えば、エアコンだけ単体でリースするだとか、買い取るだとか、方法はあるわけです。新しい技術的安全の担保、安定的運用の担保が確認されてから改めて契約しても遅くはないと思います。そういう考えについて、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

佐藤議員の再質問にお答えいたします。これは考え方の一つだと承りますけれども、基本的には、これは、これまでも御説明させていただいて進めてきた、18年間のリース契約の中で目標を達成するということが一つあります。そういった中で、2030年までにCO260%削減に資する、そういったことで考えたときに、まずは、いまから対応できるもの、そして、確実に来年の12月31日までに導入するということで、これは、企業と我々発注者側がしっかり協議しながら進めていくということで、常に2030年に向けて対応していくということが必要なのであって、凍結するということになる、そうするとどういうことになるかというと、やはり、その目標というのが達成されないという可能性もあり得ると私は考えておりますので、これについては、しっかり企業の責任を求めながら進めていきたいと考えているところであります。もう一つは、複雑な契約であります。ですから、凍結というのが果たして協議で成り立つかどうかも分からないわけです。ですから、そういった部分も含めて、まずは、確実に進めていくということ、これが現時点で一番重要かと判断しています。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

ただいまの御答弁ですが、2030年までにゼロカーボン宣言を達成させる、このためにこの事業を進めていくのだというふうに受け取りました。その考え方と、確実に事業を進めるためには一旦凍結をするという考え方と、どちらが重いのでしょうか。2030年のゼロカーボンシティーを達成させるためというのは、これはあくまでも市の目標です。それよりも、市民の皆さんから預かった税金を18年間つぎ込むわけですから、そのために前提となる安心・安全が担保されない状況で進めていってもいいのかどうか、これが僕は一番問題だと思っています。これについて、もう一度、考え方を教えてください。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

佐藤議員の御質問にお答えいたします。当然、事業を進めるということは、安全・安心、これは、都度、確認をしながら進めていく必要があると考えております。そういった意味で、残念ながら、昨年来の技術的な部分についての公表はなかなかできない状況がありましたけれども、今回のものについては、国際特許を申請中であるということ、それと、もう一つは、大阪・関西万博で常設展示ということで次世代エネルギーのコーナーに設置されている、これは、複数のいろいろな方から、見てきたよという、そういった話も伺っておりますけれども、我々も、そういったことについて確認し、それから、可能であれば、実際に試験を行われているという、そういったところについても視察、それから確認しながら、提供できる情報を共有させていただきながら進めていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 7番 佐藤秀靖

ただいまの御答弁ですけれども、であれば、契約を進める前に、皆さん、ぜひ見に行って確認をすべきではないですか。先ほどからのお話だと、業者からそういうふうに聞いています、誰々が見に行ってそういうふうに聞いていますと、あくまでも、全部、伝聞です。申し訳ない言い方をしますと、当初の技術は、大丈夫だ、現場に行って見たから大丈夫だと判断したものが、やはり駄目でしたという話なのです、これ。今回はその前の段階です。試験段階のもの、国際特許で出しています、万博で出しています、だから大丈夫という話にはならないのだと私は思うのです。それについては、ぜひ考えていただきたいと思います。最後の質問に行きます。行政の事務事業の監視、チェック機能を果たす議会、議員への事業の進捗説明、これは、先ほど部長から、3月28日の現場見学会は、次世代エネルギーのものではなくて、空調設備の見学会だというお話がありました。これは全くの詭弁ですよ。そんなことを我々に言いますかということです。僕は、先ほども申し上げたとおり、この事業を進めるに当たり、個人的にいろいろお話もさせていただいて、こうしたほうがいいのではないですかと。例えば、教育長には、市民説明会のときに、企業秘密だから技術は公表できない、それ一点張りでは納得できませんというお話もしたと思います。部長には、議員がまず理解していなければいけないから現場見学会を開いてくださいとお願いしました。それを聞いて、3月28日に設定していただいたものだと思っています。先ほどの答弁だと、私は全く理解できません、納得できません。そして、先ほど今議員もおっしゃっていましたけれども、行政から、我々もしくは市民に対する説明責任がされていないと私は考えています。国の総務省自治行政局行政課長のほうから、令和3年4月9日、公共工事の品質確保を図るためのプロポーザル方式等の適切な運用についてということで通知が出ています。この中に何て書いてあるかというと、地方自治体がプロポーザル方式等により公共事業等に関わる契約の相手方を選定する場合には、地方自治法上では随意契約と位置づけられているものであることから注意が必要です、プロポーザル方式等による場合には、これらの方式によって契約の相手方を選定する必要があることについて説明責任を十分果たすことが必要であるというふうに書かれています。先ほど、今議員もおっしゃっていたとおり、我々はその十分な情報提供を受けていないと思っています。この点について御答弁いただけますか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

佐藤議員の再質問にお答えいたします。行政として説明責任を果たしてきたのかというところで、果たしていないのではないかというような御質問でございます。この間、プロポーザルで公募して企業を決めて、契約に係るまで、都度、状況については議員協議会の中でお話ししてきていると思います。それが十分、不十分、そういったところはありますけれども、今回、2月25日に企業のほうからの申出があったところも、少し遅れはしましたけれども、いま、現状はこういう状況でこういうふうに進めていく方針でありますということは説明しているところでございます。なかなか技術的なところの説明というのは私どもだけではできないところでありますので、当然、そこは企業と一緒になりながら説明していかなければならないものと思っております。いままでもできる範囲での説明はしてきたつもりでございますし、今後も、この事業に関して、議員の皆さん、あと保護者の皆さんとか、そういう会を開きながら、この事業をしっかり進めていけるようにしていきたいと考えているところでございます。以上です。

出典:富良野市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる