富良野市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月17日
富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について
2025年9月17日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について」質問し、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤秀靖 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 佐藤秀靖
-登壇-通告に従い、順次、質問してまいります。件名、富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について。この件については、前回の6月定例会でも一般質問しておりますが、事業を進める手順などにおいて、依然として疑義があるため、質問するものであります。この事業は、市内大規模校4校に空調設備を導入するに当たり、国の補助金を当てにしていては早急かつ一斉に設置、導入することはできないとの判断により、リース方式により一斉導入することとし、事業費の平準化を図るため、リース期間を18年間とする案が議会に提案され、令和6年第1回定例会での令和5年度一般会計補正予算での財源確保のための債務負担行為により9億5,206万3,200円が議決され、直ちにリース方式による富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業を、公募型プロポーザル方式により提案事業者を募り、仕様書に基づき企画提案された内容を教育長、教育部長、教育振興課長、総務部長、環境課長、都市建設課主幹、富良野市環境審議会の7名の審査委員で構成する審査会による審査を経て、契約候補者選定を行い、決定しています。その後、議会での一般質問などで、次世代エネルギー導入事業についての詳細な内容は企業秘密により明らかにすることができないなどの答弁により、事業執行に当たっての説明に不透明感が拭えず、事業者からの事業撤退の意思表明などもあったものの、紆余曲折の末、昨年12月23日に事業者と事業契約が締結されましたが、本年2月28日に、事業者から、安定した電力の供給が難しいとの申出を受け、プロポーザルによる事業者から提案された技術を活用した次世代エネルギー施設導入事業は、事実上、破綻しました。その後、4月9日に事業者から代替案の提案があり、最終的には次世代エネルギー施設導入は、令和8年12月31日までに完了するとの覚書を5月23日に取り交わしています。これらの一連の手続や事務執行の過程において、3項にわたって質問してまいります。1項目、空調設備導入事業について。空調設備導入事業、いわゆるエアコンの設置についてでありますが、これは、予定どおり本年6月から稼働しており、令和5年来の猛暑において、振り返れば、今年も例年より早く6月から猛暑日が続いたため、6月からのエアコンの稼働は児童生徒の学習環境を整えるという当初の目的を果たすことができたものと安堵しているところですが、この件について2点伺います。1点目、6月から導入されたエアコン等の消費電力は事業者の責任で非化石証書を付すことになっているということであります。この非化石証書とは、再生可能エネルギーなどのCO2を排出しない非化石電源で発電された電力の環境価値を証明する証書のことで、当初、事業者が、各学校の消費電力を、水素を活用した次世代エネルギーで賄う予定だったものが実行できなかったことを受け、事業者側が代替案として自社で発電できなかった非化石由来電力を他社が発電した電力を買い取って自社の責任で提供するものですが、この証書がどのような機関からどのように発行されるのか、また、この証書をどのように確認するのか、伺います。2点目、非化石証書で確認された消費電力は、本市が目指すゼロカーボンシティの数値にどのように反映されるのか、伺います。次に、2項目、当初提案された技術の破綻についての庁内の検証について、3点伺います。1点目、プロポーザルで提案された技術の破綻を受け、事業者からの代替案の提案があったものの、発電設備の設計変更による設備の集約化などに伴う設備導入が大幅に遅れるなどの影響があり、大変遺憾に思うところであります。この事業の検討初期段階から公募型プロポーザルで提案された内容を採用するまでの過程が適切であったのか、事前に同様の実装施設を視察し、プロポーザルの内容を審査会で審査、確認していたにもかかわらず、技術破綻に至っていることに鑑み、公平性、妥当性、信頼性などに照らしての検証は行ったのか、伺います。2点目、当初の提案技術は企業秘密で公表できないとしていますが、なぜ破綻したのかを確認するためには、企業秘密だから公表できないでは解決できないと考えますが、対応を伺います。3点目、8月5日の議員協議会では、事業者の責任ある立場の方に御出席いただき、直接お話を伺いましたが、当初提案した技術がなぜ安定した電力の供給が難しくなったのか、その原因を質問したところ、試験データをメーカーに確認中ということでありました。その後の進捗について伺います。最後に、3項目、代替案としての新技術導入について、3点伺います。1点目、前回、6月の定例会の一般質問での技術的安全の担保及び安定的運用の担保の確認について質問していますが、答弁は、全て事業者または第三者からの伝聞でありました。当初技術の破綻という苦い経験をして、科学的見地を有する専門家の意見を参考とするなどの確認を行ったのかどうか、伺います。2点目、8月の議員協議会では、水素発電施設は、当初、各学校に設置される予定のものが1か所に集約され、2階から3階建ての大型施設になると説明を受けています。設備設置候補地絞り込みの検討段階で住民説明会を行う必要があると考えますが、見解を伺います。3点目、発電施設が上記のように大型施設化し、1か所に集約された場合は、発電施設本体の建設費が大幅にかさむことが容易に考えられるほか、送電施設やその他追加施設なども必要になる可能性が想定されます。事業費の再算定が必要と考えますが、見解を伺いまして、1回目の質問といたします。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-おはようございます。佐藤議員の御質問にお答えいたします。1件目の富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業についての1点目、空調設備導入事業についてでありますが、今夏6月から導入された大規模校4校の消費電力に対する非化石証書は、非化石電源からつくられた電気であるという環境価値を証明するための証書であります。発行元は一般社団法人日本卸電力取引所であり、年4回の入札が行われ、非化石価値が取引されるものであります。今年度につきましては、令和7年8月に行われた入札で、令和7年6月及び7月の2か月間に4校で使用した電力量分の非化石価値を事業者が購入しており、今後、四半期ごとに行われる入札時に、令和7年8月以降に使用した電力量分の非化石価値を事業者が購入し、令和8年6月に発行される非化石証書の提出を事業者から受けて確認してまいります。次に、非化石証書で確認された消費電力の本市が目指すゼロカーボンシティの数値への反映についてでありますが、市有施設の温室効果ガスの排出量の削減等に関する計画である富良野市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)におけるCO2削減の取組の実績として本事業を反映してまいります。2点目の当初提案された技術の破綻についての庁内での検証についてでありますが、事業を導入するまでの経過といたしましては、教育環境改善のためのエアコン導入に当たり、本市が目指すゼロカーボンシティを実現するため、次世代エネルギーを導入することとして、公募型プロポーザルにより事業者選定を行ってきており、そのプロセスや審査内容については適切であったと認識しているところであります。次に、当初の提案技術への対応についてでありますが、事業者においてメーカーサイドに確認しているものであり、8月5日の議員協議会で説明された以降の進展はございませんので、引き続き事業者に説明を求めてまいります。3点目の代替案としての新技術の導入についてでありますが、新技術については、令和7年第2回定例会において答弁いたしましたとおり、大阪・関西万博で展示されている技術を用いたシステムであります。現在、事業者において、システムの実証、改良を行っておりますが、本市では、事業者の研究施設において、技術者から説明を受け、新技術の安全性、安定性について確認してきたところであります。今後、事業者において、システムとしての公的評価取得に向けた第三者評価を実施する予定であり、結果につきましては、報告を求め、確認してまいります。次に、住民説明会への見解についてでありますが、市民への情報提供といたしまして、10月に行われるふらの環境展において、空調設備の設置や次世代エネルギー設備の仕組みを紹介するパネル展示などの実施を予定しております。また、市民説明会につきましては、次世代エネルギー設備設置場所の候補地選定に係る考え方について説明会を開催した後、候補地の近隣住民への説明を行い、御理解をいただきながら選定してまいりたいと考えております。次に、事業費の再算定への見解についてでありますが、本事業については、双方の協議を経て令和7年5月23日付で交わした覚書に基づき、事業を進めており、賃借料の増額は行わないことを取り決めておりますので、事業費の再算定につきましては、行う予定はございません。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
それでは、順次、再質問させていただきます。1項目めですが、非化石証書について確認させていただきます。これは、環境価値を証明する書類と伺っておりまして、先ほどもそのように御答弁をいただきました。私も、この証書について、初めて聞く言葉だったのでいろいろ調べさせていただきましたら、非化石証書が3種類あるということです。1種類は、国が定めた要件を満たしたFIT制度、固定価格買取り制度に定められている五つの再生可能エネルギー、太陽光、水力、風力、地熱、バイオマスが対象になっているということなので、これは違うということは分かったのですけれども、あと二つ、FIT制度の適用を受けない再生可能エネルギー電源から取り出されたものと、再生可能エネルギーではない原子力等の発電から取り出されたものと二つに分かれるということでありました。今回、これは、当該の事業者が発電したものではないので、水素ではないということは分かるのですけれども、いま言った再生可能エネルギーなのか、そうではないのか、これはどちらでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。非化石証書の種類で取引しているものは今回どういったものなのかというところですけれども、いま、8月に落札したものということで確認させていただいており、2025年度のFIT取引第1回のものということで、事業者から確認しているところでございます。以上でございます。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。今回は、再エネ指定ありの取引ということで確認しております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
いま、なぜこの質問をしたかというと、これの当初の目的、脱炭素社会を目指す本市のゼロカーボンシティの考え方に沿った本事業と捉えていますので、この再生可能エネルギー指定ありの非化石証書でないと意味がないと思っていましたので、これを伺いました。なので、先ほど御答弁で、10月に行われるふらの環境展でこの事業について紹介するということですので、この非化石証書についても、分かりやすく、市民に理解していただくように、展示というか、その証書を持ってこいということではなくて、こういう取組をしているのですと、情報提供の一環としてこういうものも活用したらどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。いま、私どもが計画しています10月のふらの環境展への展示の仕方ということで、いまやっている空調設備の設置の状況、また、次世代エネルギー設備、今回、導入しようとしているものの仕組み、そのほかに、今回、非化石証書の関係、これも併せて展示してはどうかという御提案だったと思います。より市民の皆さんに情報提供をしていくというところでは、そういったことも必要だと感じておりますので、非化石証書についての説明書き等も少し考えていきたいと思っております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
それでは、2項目、当初提案された技術の破綻についての庁内での検証について伺いたいと思います。先ほど、教育長からの御答弁であれば、そのプロセスについては適切であると認識していますということでありました。とはいえども、我々がそのプロセスがどういうものだったかということを確認するすべがないのです。市のホームページでは、このプロポーザルによって企画提案された内容を審査会で審査して事業者が決定しましたということは書いてありますけれども、そのプロセスは、どういうプロセスで検証がどういうふうに行われたのかということが書かれていないわけです。この事業は、先ほども申し上げましたけれども、18年間にわたって市民の税金9億5,200万円をつぎ込む一大プロジェクトであります。やはり、そこには、当然、慎重に検討、検証を重ねて公平性、妥当性、信頼性を担保する必要があると思っています。ここをつまびらかにしないといけないと思っています。6月の定例会で、教育長は事業者の責任という言葉を多用されていますけれども、事業者を選定した側の責任として、こういうプロセスを明らかにしていく必要があるのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。今回、公募型のプロポーザルを行いながら事業を進めてきているところでございますけれども、経過から言いますと、新しい事業ということでございますので、一般的にそうであろうと思いますが、事例の調査ですとか先行事例、事業の調査、また、事業費が妥当なのかですとか、いろいろな側面から検討していくところでございます。そのようなことで、今回の事業につきましても、同様に検討を進めてきたところでございます。この公募型プロポーザルは、審査会を経て行うということで、審査の項目については、これもホームページに載せていたかと思いますが、実績等の評価ですとか技術の評価、提案の内容の評価、また、価格等の評価と、それは見積りを入れてきたものですね。そういった評価を行うところでございます。そういったところで、総合的な判断、先ほど、佐藤議員のほうでも審査委員を並べていただいておりましたけれども、その中で審査を行いながら、総合的な判断で、もちろん今回の事業についてはいろいろなエネルギーというところも示しながら、公平性というのを保ちながら進めてきたと認識しているところでございます。その結果、最終の提案者ということで、今回契約している事業者との契約につながっていると認識しております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
その過程の中で、サウンディング調査というものがあります。事業発案段階や検討段階において民間事業者に広く意見やアイデアを募る調査方法とされておりますけれども、割と、最近、このサウンディング調査というのは一般的になってまいりましたけれども、これは行ったのでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。この公募型プロポーザルを行う上でサウンディング調査を行ったかという質問でございますけれども、サウンディング調査については行わずに公募型プロポーザルを行っております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
なぜ、いま、この質問をしたかというと、前回の6月のときにも少しお話ししましたけれども、公募型プロポーザルというのは、地方自治法でいうと随意契約に属すわけです。国からは、令和4年に、公開プロポーザルについて、情報提供、丁寧な説明をしっかりするようにという通知が出ているはずなのです。これを御理解いただいていると思いますけれども、これを考えた場合に、では、この事業を進めるに当たり、サウンディング調査をしていませんと。実際に応募したのは現企業1者のみというところなので、それを考えると、公平性、妥当性というところにどうもしっくりいかないところがあるのですが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。今回の公募型プロポーザルに際しての情報の提供というところだったかと思います。公募型ということで、実施要領とか、あと、仕様書については、市のホームページで、当然ですけれども、お示ししながら進めてきているところであります。この進め方の中で、企業からの質問も受けて、その質問を受けたものも公表しながら進めていくという方法を取っております。結果的に応募があった事業所は1者だったところでございますけれども、できるだけ広くエネルギーを使っている企業を募れるようにしながら、今回、公募を行ったものと考えております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
この事業は、前回も申し上げましたけれども、私は決して否定しているわけではないのです。ただ、議員という立場からして、疑義のあるものについてはしっかり確認していかなければいけないと思っています。まして、プロポーザルで提案された当初技術が破綻したという大きな事実がありますから、これをしっかりと皆さんにも検証していただきたいという意味でいま質問しています。それでいくと、公平性、妥当性という部分になるのですけれども、もともと、この事業は、2022年に西町の水処理場にPPA、太陽光の電力買取りシステムを利用して設置した事業者から、うちの企業はこういうものもできますという話を聞いて動き出したと聞いています。その後にいろいろ調べた結果、この事業者が東北地方で実装している施設があると聞いて、そこを皆さんが視察に行ったということであります。そして、いま、伺ったのは、その企業以外の民間企業に対してのサウンディング調査はしていない、もっと言うと、プロポーザルをかけるときの仕様書の中に入っている上限見積り、これはこの事業者から見積りを取っていると聞いています。ということでいくと、これこれ、こういう理由でこうなりましたという一連の事業検討経過をしっかり検証して公表することが、私は大事なのではないかと思っています。当初、先ほどの教育長の答弁だと、妥当だと認識しているということでありました。もちろんそうではないと困ります。ただ、先ほど申し上げたとおり、このプロポーザルは随意契約として見られているわけですから、そこに疑義が生じないよう、信頼性、公平性、妥当性を明らかにする検証というものを公開するべきだと思っています。いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。これまでの経過というところは、これ以前の議会の中でもお話ししておりますけれども、そもそもこの事業を始めるところでまいりますと、2年前のすごく暑かった夏の暑さ対策というところが学校現場で必要だというところからあります。その学校現場に空調設備を設置する中で、電力量が上がってくる、これは環境に負荷をかけていくという、そういったことも一つありました。それを少しでも解消していく、CO2を排出するものを削減していくということで、この次世代エネルギー設備というところもあります。こちらの設備につきましては、いま、議員のほうもおっしゃられておりましたけれども、先行している先進地というか、そういう事業所もありましたので、その設備を見させていただきながら、技術的なところを確認しながら、こういった技術も導入できると考えてきたところでございます。この事業をつくっていく上では、やはり、そういった事例も確認しながらというのは、先ほどもお話しいたしましたが、そういった過程を踏みながら、実施するのはこの企業―もちろん、広く募ることでいろいろな企業が提案してくるということも考えながら、公募型のプロポーザルでいろいろなエネルギーを示しながら進めてきたところでございます。ですので、そういったところの事業を組み立てながら公募型のプロポーザルに持っていき、広く企業を募りながら進めてきたという、こういったプロセスについては、当然、妥当で適当であると考えておりますし、この過程を公表する、しないというところでいけば、いままで議会答弁しているものというのは、これは、公のところでお話ししているものと私は考えるところでございます。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
いま、御丁寧に答弁をいただきました。この事業が当初の提案のとおりうまくいっていれば問題ないと思うのですけれども、やはり、そうではなくなったという事実があります。まして、先ほども言いましたけれども、皆さんは実装施設を見に行って、これだったら大丈夫だ、行けるぞということで採用しているわけです。実は、その実装施設のほうもうまくいっていないというふうに私は聞いています。技術破綻していると聞いています。ということでいうと、さっき私が申し上げた公平性、妥当性、信頼性のうちの信頼性が損なわれているわけです。なので、ここら辺をしっかりと検証する必要があるのではないかということを考えておりますが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。プロポーザルを行ったところでの信頼性というところでございます。プロポーザルを行った際には、広く次世代エネルギー設備というのは募っているところでございます。そのときに広く募って、その後、審査会を経ているというところで、審査会で説明を受けながら、この時点でこの技術ができると踏んで、審査会のほうでは判断してきたところでございます。以上です。
再質問 7番 佐藤秀靖
それでは、次の質問をします。なぜ破綻したのかを確認するためには、企業秘密だから公表できないでは解決しないという質問をしたのですけれども、先ほどの御答弁を私が聞き逃したかもしれませんので、これ、もう一度、御答弁をいただけますでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。先ほどの答弁ということで、当初の提案技術への対応についてでございますけれども、事業者においてメーカーサイドに確認しているということでありまして、8月5日の議員協議会でも、事業所で説明した以降の進展はございません。引き続き、事業者に説明を求めてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
いまの御答弁は、その次の試験データをメーカーに確認中という部分にかかるのではないかと思っているのです。要するに、私は、その前の2番のなぜ破綻したのか確認する。この議会の一般質問等でも、さんざん、企業秘密だから公開できないというところで議論がかみ合わない部分があるのですけれども、実際に、当初提案技術が破綻したという部分でいくと、ここがポイントなのだろうと思っているのです。これが明らかにならないと、何がどうなっているのだというところが明らかにならないと思うのですけれども、ここを、なぜ、申し訳ないのですけれども、これは、当該企業を私は批判しているわけではないのです。やはり事業はうまくいかなかったということを確認する責任が、僕は行政にはあると思っているのです。それを公開する必要があると思っています。これは、どうなのでしょう。契約書の中に特記事項で公開しないとかが書いてあるのですか。そういうふうにも思われてしまうのだと思うのです。そうならないようにしなければいけないと思っていますが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。当初提案の技術については、企業秘密で公表できないというふうにこれまでしてきた、今回、その技術がうまくいかなかったところでは公表が必要ではないかというところだと思います。その仕組みの公表については、契約の中で明かす、明かさないとか、そういったところではないのですけれども、前回の議会の中でも、やはり、水素を十分に想定していたものよりも発生させることができなかったという、その原因というか、そういったところはお話しさせていただいたところであり、また、先日、企業にも来ていただいて議員の皆さんに説明させていただいたところで、報道でも取り上げられておりましたけれども、1の電力をつくるのに4のエネルギーが必要というところまでは分かっているところでございます。いま、メーカーサイドに確認中というのは、この仕組みの部分も含めて確認を求めているという状況でございますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
いまの件でいくと、前回、6月定例会の今議員の質問に対する教育長の答弁が、当初の提案技術は企業独自のノウハウであるというふうに御答弁なさっているのです。よくよく聞くと、これは、この当該企業だけの技術ではないのです。議員協議会のときに、メーカーに確認中という言葉に私はものすごく引っかかったのです。メーカーに確認中とはどういうことなのか。ということは、複数社で合同開発をしているということなのだと思うのです。それが、複数社で合同開発をしているので詳細は明らかにできないということなのだろうと勝手に推測はしているのですけれども、でも、事ここに及んでです。事業に影響が大きく出ているわけですから、それは企業の責任として、それから、発注者である行政の責任として、市民に丁寧に説明する説明責任があると思っているのです。これは、恐らく、企業のためにもなる話だと思っています。これから新たな展開をするわけですから、そこは誠意を持って公表していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。いまの御質問、うまくいかなかったその技術について、あと、その経過についてというところで、説明責任があるのではないか、それを明らかにしていくべきではないかというような御質問でございます。今回、メーカー側の情報というのも少し不十分なところもあると思っております。これは、事業所側の原因なのか、また、メーカー側の原因なのかというのは、これからも整理していただくように求めてまいるところでございます。そういったところは、整理がついたときにやはり説明していく必要があると認識しているところでございます。以上です。
再質問 7番 佐藤秀靖
それでは、最後の3項目、代替案としての新技術の導入についてでありますけれども、これは、いま、様々議論してまいりましたけれども、当初提案技術が破綻したことを受けて、代替案として提案されているものであります。これについて、やはり、当初技術でうまくいかなかったチェックの甘さは甘んじて受けるべきだと思います。であれば、また同じことを繰り返さないように、専門的知見を持った方に相談して、これはどうなのだと確認するなり、もちろん、事業者からの提案で確認は当然なさっていると思いますけれども、第三者から助言をもらう、アドバイスをもらうということが必要だと思いますけれども、そういったことはなさったのかどうか、伺います。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。今回、新たな新システムを導入するに当たって、専門家等にアドバイス、助言をもらったのかというような御質問でございます。今回、新たな新システムというところでいきますと、いま、大阪・関西万博で展示しているものというのは、皆さん、お話しさせていただいているところでございます。その技術というものは、展示されているもの、それを私たちも目にしながら、この技術は開発されているものと踏んでいるところでございます。ただ、新しい技術について、いま、いろいろなデータ取りを、短期ではなくて、少し長い期間のデータを取りながら企業のほうで進めているところでありまして、その数値がまとまり次第、第三者評価を行うということになっております。それは、学術的な面と、あと、政策的な面と企業のほうで私どもは説明を受けておりますけれども、第三者評価、その結果については、当然、私たちも企業のほうに求めながら、それを再度確認しながら、設置していくというか、事業を進めていくものと考えております。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
水素発電技術というのは、恐らく、日進月歩なのだと思います。最先端技術が必要なのだと思います。だから、僕らみたいな素人はなかなか理解できないのだと思います。だからこそ、慎重に慎重に進めていただきたいという思いです。次なのですけれども、設備設置候補地絞り込みの検討段階で住民説明会を行う必要があるのではないかという質問をさせていただきました。いつもであれば、ここに決めました、こう決めましたという説明会はいただくのですけれども、それでは遅いのだと私は思っています。なぜなら、現時点で、情報提供という部分でいくと、市民は、この件に関して、市から発信された情報提供をほとんど持ち合わせていないはずです。情報提供の在り方については、次の松下議員が質問するようですので、私のほうからは強く入りませんけれども、やはり、市民は水素発電についての情報をほとんど得られていない、その上で、一旦トラブルがあった、なおかつ、大規模施設がうちの地域にやってくるといえば、それは、水素発電は危ないのではないのかというところから始まってしまうのだと思っているのです。これ、ひどいことになれば反対運動も起きかねないと思っています。そうならないように、絞り込みの段階できちんと丁寧に説明をするということが必要だと思っています。この地域に決めましたという決め打ちの前にする必要があると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。この事業の情報を市民の皆さんに早い段階から提供したらどうかというような御質問だと受け止めております。いま、新システムの代替案が決まってきて、また、候補地とかも選定する段階に入ってきてございます。この後、機会としては、教育委員会だよりだとか、あと、市のホームページもありますので、こういった技術、この事業についてはというところで、いま、市で公表しているところは、次世代エネルギー設備については延期しましたというところまででございます。これは5月に流したものでございます。それ以降のものがあまりないという御指摘はそのとおりでございます。決まってきたものもございますので、特に仕組みですとか、エアコンのできた状況ですとか、改めて事業全体の概要説明をしながら、いま、今後進んでいくものというものを早い段階で提供できるように努めてまいりたいと思います。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
そこで、私から1点提案なのですけれども、住民説明会もしくは10月のふらの環境展2025で広く市民に理解していただく取組というものが必要です。我々は、いままで口頭説明とペーパー資料しかもらっていないのです。なかなか、これでは分からないのです、正直に言って。一生懸命、私は、この質問するに当たって、水素発電についていろいろネットだとかで調べたのですが、なかなかうまく結びつかない。であれば、大阪・関西万博で常設展示したデモ機があります。あれを持ってきたらどうですかという話です。この議員の中でも、実際に大阪・関西万博に行って見てきたという議員もいます。一緒に行った市民の方が、何というのでしょうか、展示物を見て説明してくれるインストラクターと言うのかどうか分からないですけれども、その方の説明を聞いて、すごくよく分かったと。要するに、ペーパーではなく、画像ではなく、現物を見ることによって理解が相当進むということなのです。これは、無理を言っているつもりはないのですけれども、今後事業を進める上で、住民理解、市民理解が必要不可欠で、それをいかに早く浸透させるのかというところが私は一つのポイントだと思っていますので、常設展示しているデモ機を持ってくるぐらいの気概があっても私はいいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。ペーパーだとか言葉だけではなくて、やはり、現物を見ていただくのが一番早く理解を得られるのではないかという御提案の質問であったと捉えております。いかんせん、デモ機については、私どもが持っているものではないというところはあります。企業に依頼をかけてというところではあります。そういったところでは、現物を持ってきて説明ということも考えたことがあったのはあったのです。改めて、企業側に、万博のほうも10月半ばですか、それが終了となってきますので、これが可能かどうかというのをまず打診しながら、可能であれば、日にちを設定しながら展示するようなことは企業側に相談してみたいと思います。ただ、今回、環境展とかで考えていたのは、現物まではいかなくても、映像で水素を発生させながら物が動いているというところを見ていただくようなものをいま考えながら、より理解してもらえるような展示にしたいと考えているところでございます。以上でございます。
再質問 7番 佐藤秀靖
いまの件ですけれども、これ、当初は、各学校に小さい装置を置いてそれぞれで発電していきますと、それを1か所に集めて大型化してそこから送電しますという話ですね。もし、この大型施設が本当に成功するのであれば、この富良野市は停電はなくなるまちになるはずです。マイクログリッドという言葉があります。これは、特定の地域で電力を供給管理する小規模送電網ということでありますけれども、もし、今回、この大型施設が、学校に送電します、数年前の胆振東部地震のように停電になりました、学校は電気が生きています。であれば、地域全体にもそれができるのではないのかということを、次の次の次の段階かもしれませんけれども、そういうものも考えられるわけですね。であれば、しつこくて申し訳ないのですけれども、安心・安全の担保をしっかりと図った上で、この施設をうまく活用していくということが必要だと思っています。こういう考え方も市民理解には必要なのではないかというふうに思っていますけれども、いかがでしょうか。
再質問 7番 佐藤秀靖
ただいまの質問、少し私の思いが先に行き過ぎてしまいましたので、取り下げさせていただきます。一番最後、事業費の再算定についてです。これは、前回の6月の定例会でも、再算定の必要があるのではないのかというふうにお尋ねしました。これは、新たな事業についての部分の質問も含めてだったのですけれども、大型化するということは知らないときに質問しているので、再度、同じ質問をさせていただきました。一番最初の質問の中でお話をしましたけれども、大型化するに当たっては、建設費が莫大にかさむはずです。送電設備、これ、とても高いと聞いています。その他もろもろを含めると、いままでのリース料9億5,200万円では到底賄い切れないと思います。それは、事業者の責任でやるという考え方も当然あります。事業者が今回責任を負って、出っ張った費用についてはうちで持ちますという考え方も当然あろうかと思いますけれども、果たしてそれだけでいいのか。これ、本当に事業費は相当上がると思っていますので、事業者におんぶにだっこだけでいいのかどうかというところは、若干、私は疑問に感じているのですが、その辺の考え方について伺います。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
佐藤議員の再質問にお答えいたします。今回、4校分の電力をつくる次世代エネルギー設備が、いま、2階建て、一部3階建てというもので考えられているもので、それの建設費、また、ほかにもろもろかかるところでは、いままでの事業費より上がってくるのではないかという御質問かと思いますけれども、まず、私どもが考えているのは、この事業費の中で、債務負担行為を取らせていただいた事業費の中で何ができるかというところで協議してきたところでございます。今回の事業については、建設事業ではなくて、リース事業ということで、物自体というのは、私どもに帰属するものではなくて、企業が持っているものを私たちがリースで借りるというような仕組みでございます。その建物自体も、私どものものではなくて、事業者のものと捉えて、そういうものでございますので、この部分というのは、前の技術、いまの技術、変わらない考え方でいるわけでございます。今回、企業側にとっては、費用については、いままでよりはかかってくるというのは私も想像するところでございますけれども、その上でこの事業を進めるのが、企業側のほうも進めたいという気持ち、私たちもやはりこの事業というのはそれぐらい大切な事業ということで、双方協議の上で、この事業費の中で今後も進めていくということを決めたというのがその覚書だと捉えておりますので、この考え方で事業費の再算定を行う必要は、その覚書によってしませんと答弁させていただいていました。以上でございます。