富良野市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日
人材確保とDXの推進について
2024年3月6日、富良野市議会の一般質問で、橋詰亜咲美議員が「人材確保とDXの推進について」質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。
- 質問者
- 橋詰亜咲美 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 橋詰亜咲美
-登壇-市民連合議員会を代表いたしまして、令和6年度市政執行方針及び教育行政執行方針に対しまして、代表質問をさせていただきます。14年前、当時、民主党が政権を取ったときの政策の最大のポイントは、人への投資でありました。その後、3年で政権は自公政権に替わり、政策の重点項目も変わり、現在に至っています。当時、民主の政策の最重要課題であった人への投資が続いていたなら、いま問われている人口減少問題、人材不足といったことが少しでも解消していたかもしれません。経済は、人間が扱う生き物であり、自由自在に操ることもできれば、そうでないこともあります。さきに決めた政策だからと言って、そこに執着することなく、的確に判断することこそが生きた政策につながると考えます。物価高騰で市民生活は大変な状況に置かれています。市民生活に根差した政策であることを願いまして、質問に移らせていただきます。重点政策、健幸都市について。これまでのふらの健幸ポイント事業を発展させていくとありますが、どのくらいの市民が参加して、どんな項目に取り組んできたのか、年代ごとの健康状態に応じた個々の目標とありますが、どんな推奨行動を設定しようとしているのか、また、無関心層にも届くような情報発信とは、具体的にお伺いいたします。市民にとって、健幸づくりと融合した環境を整えることをしたいという思いは分かりました。ウオーカブルシティーの概念とはどういう概念か、楽しそうに思えるイベントとはどんなイベントか、居心地のよい居場所とはどんな居場所をつくる予定でいるのか、具体的にお伺いいたします。人材確保とDXの推進についてお伺いします。IT化やDXのさらなる推進により業務効率化、省力化を進めるとありますが、どの分野で進めていくのか、お伺いいたします。シティプロモーションの取組についてお伺いいたします。特産品や地域資源を生かした体験型サービスの提供によるふるさと応援とありますが、何をするのか、お聞きします。主な施策について。1、輝く。つながり合う。ひとのWA!から、市民の健康づくりについて。ふらの健幸ポイントの拡充、健康寿命の延伸に向けた取組とありますが、どのような形で拡充していくのか、さらに、どのような健康寿命を延伸、推進していくのか、お聞きいたします。母子健康で産後ケアの事業の拡充とありますが、どのようなことをするのか、お伺いいたします。地域における社会福祉の中から、地域の社会資源を活用しながらとありますが、何を指して地域社会資源と言っているのか、お聞きします。介護予防について。心身機能の低下、孤立の解消に向け、通いの場の充実とありますが、通いの場とは何を指しているのか、お伺いいたします。障がい者福祉について、広く障がいや障がいのある人への理解の促進に努めていくとされていますが、そこには雇用促進という意味が含まれているのか、具体的にお聞きいたします。人権意識の高揚と男女共同参画の推進について。外国人観光客や就労外国人の増加を見据え、外国人との共生の中で就労外国人はどのような職種において増えると予想しているのか、お伺いします。移住、定住の促進について。移住、定住の目標値はあるのか、また、地域おこし協力隊の定着率を上げる方法を考えているのか、お聞きいたします。2、創る。まわす。しごとのWA!から、農業担い手の育成の多様な人材とはどのような人材を指すのか、お聞きいたします。持続可能な観光地形成について。本市のごみ分別を観光客に理解していただく取組とありますが、どのような取組をしていくのか、bonchi powderをどのように確立していくのか、お伺いいたします。ワイン事業についてお伺いいたします。ふらのワイン経営戦略に基づきとありますが、ブランド向上に向けての取組についてお伺いいたします。3、想う。みがき合う。まちのWA!から、行政運営についてお伺いいたします。市民と共創する職員をどのように育成していくのか、また、市民と行政が共に考え、共に行動する共創、協働のまちづくりを進めることとしていますが、多くの人と人との対話が必要とされます。目標値はあるのか、お伺いします。財政運営についてお伺いします。コンビニ収納の導入やeLTAXを通じた電子収納の拡大はいつ頃となるのか、導入効果をどの程度と見ているのか、お伺いいたします。4、感じる。つなげる。自然のWA!から、環境保全及び地球温暖化対策の推進について、今後の情報提供の仕方、意識の啓発をどのようにしていくのか、お伺いいたします。引き続き、令和6年度教育行政執行方針についてお伺いいたします。主体的な学びを育てる 知育の木から、ICT教育について、ネットワーク環境の改善はどこの地域が改善されなければならないのか、ICT支援員の配置は令和6年度は何人配置されるのか、教員のICT活用指導力の向上はどのように推進していくのか、お伺いします。幼児教育の質の向上及び小学校との円滑な接続についてお伺いいたします。幼児教育と小学校教育カリキュラム、教育方法の充実と改善とありますが、どこをどのように充実していくのか、どの点が改善されていくのか、お伺いいたします。特別支援教育について、教育的支援を必要とする児童の増加により、中学校にも通級指導教室を設置とありますが、どこに設置されるのか、また、これまでの巡回指導との違いをお伺いします。自主自律の心を育てる 情意の木から、不登校児童生徒についてお伺いいたします。不登校予防について、どのような要因があり、予防についてどのようなことが行われるのか、お伺いします。また、オンデマンド型の学習コンテンツの利用促進、周知に取り組んでいくとありますが、どのような教育方法なのか、利用、周知の方法についてお伺いいたします。いじめに関して、社会総がかりとはどういう意味であるのか、お伺いいたします。恵まれた環境と食で育てる 健康の木から、健康教育について、学校でフッ化物洗口を実施しているが、その効果についてお伺いいたします。次に、社会教育についてお伺いいたします。文化伝承活動と社会教育施設整備の推進について、文化伝承の保護継承についての中で、継承すべき伝統や文化とはどのようなものを指しているのか、お伺いいたします。開設されるこども家庭センターがどのようなものになっていくのか、お伺いいたします。以上をお伺いし、市民連合議員会を代表しての質問とさせていただきます。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-市民連合議員会、橋詰亜咲美議員の市政執行方針に対する代表質問にお答えします。1件目の重点施策についての健幸都市についてでありますが、令和5年度のふらの健幸ポイント事業には453名の市民が参加登録し、日々の歩数データの測定、送信、定期的な体組成や血圧の測定、健康診断やがん検診の受診、健康イベントへの参加などに取り組んでおります。年代ごとの健康状態に応じた個々の目標や推奨行動につきましては、性別や年齢、個人の特性を加味しながら、国の推奨歩数の達成、肥満度や筋肉率の維持、改善など、個人の行動と健康状態の改善に向けた取組を支援してまいります。無関心層に届く情報発信につきましては、ベジチェックの活用、健康関心層の口コミ効果による健康情報の伝達や、各個人の性格タイプに合わせた健康診断の受診勧奨はがきの活用、ホームページや広報などを活用した健康情報の発信などに取り組んでまいります。ウオーカブルシティーとは、市民にとって、歩きやすい、歩きたくなるまちづくりを指すことから、幅広い年代の市民が気軽に参加できるイベントの開催や、ふれあいサロン、ミニサロン、老人クラブや介護予防教室など、地域の住民同士が集い、一緒に活動を企画して生きがいづくりや仲間の輪を広げることができる居場所づくりに努めてまいります。次に、人材確保とDXの推進についてでありますが、人材確保対策は、業種を問わず喫緊の課題であり、同時に、IT化やDXの推進により業務の効率化や省力化を進めることも重要であることから、中小企業振興総合補助金、IT化導入支援事業により、業種を問わず、市内中小企業の支援を進めてまいります。次に、シティプロモーションの取組についてでありますが、特産品や地域資源を生かした体験型サービスの提供によるふるさと応援につきましては、ふるさと納税を重要なプロモーションと位置づけ、質の高い特産品や富良野らしい体験、アクティビティーなどを返礼品として発信し、本市を応援していただくことや関係人口創出につなげてまいります。2件目の輝く。つながり合う。ひとのWA!の市民の健康づくりについてでありますが、ふらの健幸ポイント事業につきましては、参加登録者数を500人から600人に拡大するとともに、ポイント交換に、市内共通商品券との引換えに加え、市内小・中学校への寄附が可能な選択肢を設けてまいります。健康寿命の延伸の取組につきましては、集団健診において、新たに、20歳以上の女性に対し、骨粗鬆症検査を実施してまいります。また、心不全の早期発見と重症化予防のため、昨年10月より、富良野協会病院での個別健診で実施している心不全マーカーの測定について、集団健診においても実施できるよう進めてまいります。次に、母子保健についてでありますが、産後ケア事業につきましては、令和6年度は、支援を必要とする産婦のニーズに対応できるよう、宿泊型とデイサービス型に加え、アウトリーチ型のサービスを実施し、メンタルヘルスにも対応したよりきめ細かなサービスを展開してまいります。次に、高齢者福祉についてでありますが、地域の社会資源とは、介護保険制度などの公的サービスをはじめ、医療機関、介護サービス事業者、社会福祉協議会、民生委員児童委員、連合町内会、町内会、老人クラブ、ボランティア団体や各種高齢者福祉サービスなど、地域における支援、各種サービスや活動の場などを指しております。次に、介護予防についてでありますが、通いの場とは、地域の住民同士が集い、一緒に活動を企画して生きがいづくりや仲間づくりの輪を広げる場として、地域の介護予防の拠点にもなっている各地域のふれあいサロン、ミニサロンのほか、老人クラブや介護予防教室などを指しております。次に、障がい者福祉についてでありますが、障がいへの正しい理解の普及を図るため、障がい者支援施設の活動を周知する場として、毎年12月の障害者週間に合わせて、Fプラザにおいて障がい者就労施設の利用者が作成した作品や活動風景写真の展示を行うなど、障がいについてより身近に感じ、包摂社会につながる取組を進めてまいります。また、社会参加を目的とした福祉就労の充実を図るため、障がい者支援施設の利用を促進し、一般企業への就労を希望する方には、福祉サービスを活用しながら、就労に必要な知識や能力の向上を図るなど、地域で自立した生活を送るための就労移行支援を引き続き行ってまいります。次に、人権意識の高揚と男女共同参画の推進についてでありますが、現在、本市における外国人の就労状況は、農業、建設業、介護、宿泊、飲食、アウトドア業などが主なものとなっております。少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により、人材確保対策として、外国人材の活用の重要性が増しており、今後、本市の基幹産業である農業や観光業、建設業や介護福祉業などを中心に就労外国人が増えていくものと予測しております。次に、移住、定住の促進についての目標値についてでありますが、第6次富良野市総合計画の将来人口展望で、2040年の人口の目標を達成するための指標として、20代から40代の純移動率プラス8.3%を目指すこととしております。次に、地域おこし協力隊員の定着率向上につきましては、3年間の活動期間を通じて定住につながるよう、情報提供や相談、サポートに努めてまいります。3件目の創る。まわす。しごとのWA!の農業担い手育成についてでありますが、多様な人材とは、認定農業者だけではなく、農業法人やコントラクター組織で働く雇用労働者、半農半Xなどのパラレルワーカー、外国人、学生、障がい者、子育てママ、高齢者などの働き手を指しており、本市の農業との関係人口を創出し、担い手の確保を目指していくものであります。次に、持続可能な観光地形成についてでありますが、本市のごみ分別を観光客に理解していただく取組として、地域の花壇整備に生ごみ堆肥を使用して土づくりを行い、QRコードを表示した看板を花壇に設置し、ごみ分別のPRサイトに誘導する仕掛けにより広く発信していくものであります。また、bonchi powderの確立につきましては、ウェブサイトで公開中のふわサラ度予測の精度を高めるための調査を引き続き行うほか、スキーヤーやスノーボーダーに向けたプロモーションの実施、市民向けのシンポジウムの開催などにより、認知の拡大に取り組んでまいります。次に、ワイン事業についてでありますが、持続可能なワイン事業の実現を目指すため、品質の維持、向上、新商品や高付加価値商品の開発、首都圏などへの販路拡大、人材育成など、ふらのワインのブランド力の向上につながる取組を進めてまいります。4件目の想う。みがき合う。まちのWA!の行政運営についてでありますが、市民と共創する職員の育成につきましては、職員研修を実施するとともに、これまで、庁内プロジェクトチームを設置し、山部自然公園太陽の里をテーマとしたワークショップの開催や、農・スノー共創ラボを企画するなど、多様な立場の人たちが対話を重ねることで、市民と共創する職員の育成を進めてまいりました。また、共創のスキルは、市民と接する日常業務や会議運営にも生かされるものと考えております。市民との共創の目標値につきましては、第6次富良野市総合計画、重点施策のKPIとして設定しているところであります。次に、財政運営についてでありますが、eLTAXを通じた電子納付につきましては、令和6年度においては、法人市民税、特別徴収による個人住民税に加え、新たに、普通徴収による個人住民税が電子納付に対応する見込みとなっております。延べ利用件数は、令和5年度分で約1万3,000件、令和6年度以降も増加を見込んでいるところであります。コンビニ収納の導入につきましては、令和6年4月から実施を予定しており、その利用件数は、年間約2万2,000件を見込んでいるところであります。5件目の感じる。つなげる。自然のWA!の環境保全及び地球温暖化対策の推進についてでありますが、2050年ゼロカーボンシティー実現に向けては、まずは、市民の環境負荷の小さいライフワークスタイル転換への意識醸成が重要であると考えております。市民一人一人の日常生活の取組の積み重ねが必要であることから、ゼロカーボンの意義や行動例を伝え、また、行動変容のきっかけづくりとして、セミナーやイベント、学校などへの出前講座を継続し、市内の機運を高めてまいります。以上です。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-市民連合議員会、橋詰亜咲美議員の教育行政執行方針に対する代表質問にお答えいたします。1件目、ICT教育についてでありますが、ネットワーク環境のさらなる改善につきましては、学校内でのWi-Fi環境の改善とともに、家庭へのルーター貸出しなどのネットワーク環境整備に努めてまいります。ICT支援員につきましては、令和5年度に引き続き2名を配置してまいります。教職員のICT活用指導力の向上につきましては、ICT支援員の巡回支援、各学校における校内研修、授業改善に係る加配教員3名によるTT指導、課題別講習会の開催を継続して実施するとともに、令和6年度においては、新たにICT教育に係る研修の充実とオンラインによるICT教育サポートを進めてまいります。2件目、幼児教育の質の向上及び小学校との円滑な接続についてでありますが、幼児教育においては、小学校へのアプローチカリキュラムにより、遊びを通して基本的な社会性や創造性、言語能力を育む教育の充実に努めるとともに、小学校教育においては、スタートカリキュラムにより、体験活動を通して基本的な学習スキルや問題解決力を育む教育カリキュラムの改善を図ってまいります。また、研修や幼・保・小間の事業交流などにより、幼稚園教諭、保育士、小学校教員の専門性向上と連携強化を進めてまいります。3件目、特別支援教育についてでありますが、新たに設置する中学校の通級指導教室につきましては、富良野東中学校に設置し、巡回指導につきましては、現在、小学校において実施しております通級指導教室と同様に実施してまいります。4件目、不登校児童生徒への支援についてでありますが、不登校には様々な要因があり、不登校の予防に向けては、学習状況等に応じた指導と配慮、教職員の相談力向上のための取組、保護者との日頃からの関係づくりなど、多様な取組が必要と考えております。オンデマンド型の学習コンテンツにつきましては、体調面などに応じて利用できる動画を配信し、教科ごとの教材を提供するものであり、利用の周知につきましては、保護者説明会や個別の教育相談などで情報提供を行ってまいります。5件目、いじめ防止対策についてでありますが、富良野市いじめZERO(ゼロ)推進条例、推進基本方針に基づき、教育委員会、学校、PTA、人権擁護委員、民生委員児童委員協議会ほか、関係機関・団体などで構成する富良野市いじめ問題対策連絡協議会において情報共有と意見交換を行い、社会全体でいじめの未然防止、早期発見、早期解消に取り組んでまいります。6件目、健康教育についてでありますが、厚生労働省のフッ化物洗口マニュアルでは、国内においては、フッ化物洗口の実施により30%から80%の虫歯の予防効果が得られており、幼少期からの予防が必要であることがうたわれていることから、学校におけるフッ化物洗口を積極的に推進してまいります。7件目、文化伝承の保護継承についてでありますが、本市には、継承すべき伝統文化として、先史時代遺跡の土器・石器類、民俗資料、歴史的建造物などの有形文化財、アイヌ文化、伝統芸能や風俗慣習、民俗技術などの無形文化財、記念碑や歌碑、特徴的な森林や樹木、湿原、地形・地質、生物の生息地などの記念物や天然記念物など、多様な文化財があります。これらの中から、特に注目すべき185件について、富良野市文化財リストに整理しており、将来へ保護継承し、まちづくりに活用することを目的に、その価値を学術的に評価する調査研究や教育普及活動、未指定文化財の指定登録作業に取り組んでまいります。8件目、子ども・子育て支援についてでありますが、こども家庭センターにつきましては、母子保健と児童福祉の相談支援業務を一体的に提供できる体制を保健センターに整備し、市民に分かりやすく利用しやすい場所として相談窓口の一元化を図り、妊娠期からの切れ目のない包括的な相談支援の充実のため、地域において子供の支援に関わる保育、教育、医療、福祉などの関係機関とより一層の連携を図り、子ども子育て支援の拠点としてまいります。以上でございます。