みんなの議会

富良野市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日

(1)国際観光地づくりに向けた取組について/(2)市民交流スペース(Fプラザ)について/(3)東大演習林で行う森林学習について

2023年12月12日、富良野市議会の一般質問で、家入茂議員が「国際観光地づくりに向けた取組について」「市民交流スペース(Fプラザ)について」「東大演習林で行う森林学習について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、経済部長 川上勝義、市民生活部長 山下俊明が答弁しました。

質問者
家入茂 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、経済部長 川上勝義、市民生活部長 山下俊明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 家入茂

-登壇-それでは、さきの通告に基づき、国際観光地づくりに向けたMICEの誘致及び市民交流スペースFプラザの今後の活用の方策並びに東大演習林で行う森林学習について。1、観光振興や経済効果、ブランド力向上など、様々な波及効果をもたらすMICEを誘致し、将来的に文化ホールなどを活用したコンベンションの開催も視野に推進を図るべきと考えるが、2、市民交流スペースFプラザの空き空間の有効活用とにぎわいを図るための方策の考えは、3、東大演習林で行う森林学習についての1点目、教育旅行による学習活動とともに、地域資源の魅力発信のため、公開機会の拡大を行うべきと考えるが、2点目、既存の学習プログラムの内容の充実を図るため、対象者の拡充、サポーターの人材育成と増員を図るべきと考えるが、以上3件について質問いたします。1件目、企業等の会議や報奨旅行、国際機関や学会が行う国際会議、イベントなどを行うMICEを誘致し、将来的に文化ホールなどを活用したコンベンションの開催も視野に推進を図るべきと考えるが、見解について伺います。MICEとは、ミーティング、インセンティブツアー、コンベンション、エキシビジョンの頭文字を取った造語であり、観光目的ではなくて、主にビジネス目的で誘致するビジネスイベントや国際会議等のことを総称して言います。一般の観光旅行に比べて消費額が大きく、インバウンド振興策の一環としても行われており、観光庁は、2018年12月時点において、北海道では札幌市を含む全国12都市をグローバルMICE都市とし、これらの都市を対象にMICE誘致に関わる知見や取組等の意見を共有するほか、各都市との連携強化、誘致競争力強化を図ることを目指し、活動を行っています。ICCA、国際会議協会によりますと、国際会議の開催件数は世界的に年々増加傾向にあり、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の世界全体における国際会議の開催件数は1万3,254件となっており、日本は527件と世界第8位となっております。MICE開催の経済波及効果も大きく、2016年では1兆590億円、滞在外国人の1人当たりの平均消費額は33.7万円となっており、一般の訪日客消費額約15万円に比べて2倍以上の額となっています。2022年10月から入国者数の上限が撤廃、翌2023年5月8日から新型コロナウイルスが5類に移行し、インバウンド客の回復を見込む訪日観光が本格的に再開され、観光客数の大幅な増加となりました。観光庁の発表によりますと、全国では、2023年10月の延べ宿泊者数は5,314万人泊、外国人延べ宿泊者数は1,180万人泊、前年同月比463.7%増と、中国、韓国、台湾、香港、シンガポールが全体の約58%の上位を占めるに至りました。一方、本市においても、同様に2022年度の観光客は増加となり、前年度比44.5%増の約162万8,000人となり、コロナ禍前のほぼ9割まで回復、うち宿泊客数は前年度比2倍の約39万7,000人と上昇、インバウンドにおいては約4万3,800人とコロナ禍前の半分近くまで回復に至りました。上川管内の観光客数においても、前年度比58.4%増の1,592万9,000人、うち、インバウンド宿泊数は19万4,000人と大幅に増加となっております。近年、為替レートは円安傾向が続き、現在1ドル140円台を推移しており、ますますインバウンドの増加が見込まれます。その振興策の一環として、観光振興を含む経済波及効果、開催地のブランド力向上にもつながるMICEを誘致し、企業ミーティング、インセンティブ旅行などの開催、訪日外国人が興味を持つ体験資源の活用、地域資源を最大限活用した既存の施設の有効活用を行い、世界から注目される国際観光地として、将来的にサンエーホールなどを活用したコンベンション開催も視野に誘致を図っていくべきと考えます。2件目、市民交流スペースFプラザのにぎわいを図るための今後の活用の方策について伺います。現在、市民交流スペースFプラザは、サークル活動やパネル展示、ロビーコンサートなど、市民の交流や文化団体などの発表の場として使用されています。昨年9月26日に開庁した新庁舎の1階にあるこのオープンスペースは、文化振興などが期待されるサンエーホールへとつながる、人、まち、自然をつなぐ拠点としての重要な役割も担っています。本格的な音響反射板を備えたサンエーホールは、昨年10月の札幌交響楽団のこけら落とし公演では、音の粒まで聞こえると高く評価されています。本年11月3日には富良野市文化芸術基本条例が施行、市民の創造性や感性を育み、心豊かに暮らすことができる持続可能な地域社会を目指すことを目的として制定に至っています。今後、Fプラザは、サンエーホールへとつながる文化振興などの顔となっていくことも考えられ、サークル活動や展示などが終了すると空きスペースとなる空間の有効活用も期待されますが、今後の市民の交流やにぎわいの場としての活用の方策を伺います。3件目、東大演習林で行う森林学習の今後の活用について伺います。東大演習林で行う森林学習についての1点目、教育旅行による学習活動とともに、地域資源の魅力発信のため、公開機会の拡大を行うべきと考えるが、その見解について伺います。本市は、2016年より、東大演習林との間において、森林教育、自然教育の場として演習林の一部を開放活用する地域交流協定を結んでいます。これにより、現在まで、演習林内において、市内の小・中学生等による森林学習プログラムによる体験学習を通して環境教育が行われています。世界に誇れる東大演習林は、1958年より、元林長であるどろ亀さんこと故高橋延清氏が提唱した、林分施業法に基づく持続可能な森林経営と環境保全の両立を現在まで永続的に行っています。どろ亀さんの著作によりますと、森は過去の遺産ではない、現在、未来の遺産である、宝箱に封じ込めるのではなくて、いまも使い、未来の人のためにも利用していく、富良野の樹海は美しい、その姿だけではなく、森をつくってきた人々のスピリットも含めて未来に伝えていきたいと言っています。東大演習林を森林・自然教育を背景に人づくりの場として活用するため、市内のみならず、教育旅行により訪れた人々に、生物多様性の維持と循環という森林が果たす公益的機能の役割などを学習すると同時に、地域資源である世界に誇れる演習林の存在と価値をより多くの人々に知ってもらうため、公開機会の拡大を行うべきと考えます。2点目、既存の学習プログラムの内容の充実を図るため、対象者の拡充、サポーターの人材育成と増員を図るべきと考えるが、見解について伺います。現在、本市においては、先ほども述べましたとおり、地域交流協定及びSDGsとの関連性をうたった第1次富良野市教育振興基本計画における環境教育の推進として、市内の小・中学校を対象に、東大演習林内の神社山自然観察路において、2017年より森林学習プログラムを実施しています。このプログラムは、東大演習林、北海道教育大学旭川校、サポーターの協力の下、体験学習を通して森づくりや環境保全について学び、富良野でしかできない体験により子どもたちの探求能力を伸ばすことや郷土愛を育むことを目的とし、2022年度においては、市内小・中学校8校、延べ208名の参加となっています。また、学習プログラムの活動支援を行う森林学習サポーター制度も導入し、2022年度においては累計27名のサポーターが認定されておりますが、まだまだサポーターの数が少ないのが現状です。演習林の森は、天然記念物であるクマゲラや多様な生物が生息する世界に誇れる有数の森であり、本市にとっても非常に価値のある地域資源でもあります。主に市内の小・中学校の小規模校だけではなく、その大きな魅力の発信と既存のプログラム内容の充実を図るため、対象者の拡充、サポーターの人材育成と増員を図るべきと考えます。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-家入議員の御質問にお答えします。1件目の国際観光地づくりに向けた取組についての観光振興、ブランド力向上などをもたらすMICEの誘致についてでありますが、MICEとは、会議やセミナー、報奨・研修旅行、国際会議、イベントなどの頭文字から成る造語であり、その誘致の効果は、議員も御指摘のとおり、宿泊や飲食、土産物や体験などの経済効果だけではなくて、知名度の向上やブランドイメージを上げるなど、波及効果が期待できるものと認識しております。本市の観光振興の指針であるFURANO VISION 2030では、ブランド形成に資する象徴的なMICEの実施を項目として掲げており、閑散期における各種会議や企業などの報奨・研修旅行の誘致を、会議後などに体験できるアクティビティーと併せて勧めていくこととしております。さらに、本市が現在進めておりますワインツーリズムやサステーナブルツーリズムの取組や、昨年、今年とイベント会社が実施したブドウ畑やスキー場を会場とした食事とエンターテインメントを楽しむイベントも、今後のMICE誘致に向けたコンテンツとなると考えております。今後の誘致につきましては、本市が受入れ可能な宿泊能力は5,000ベッドを超えるものの、会議を行う会場の選択肢が少ないことや移動手段が課題であることから、受入れが可能な小規模なMICEが中心になってくるものと考えておりますので、ふらの観光協会と連携して取り組んでまいります。2件目の市民交流スペースFプラザについてでありますが、富良野市複合庁舎1階、市民交流スペースFプラザは、大型モニターやデジタルサイネージ、電子看板を設置し、富良野らしい風景や観光案内、議場中継、行事案内などの情報発信を行うとともに、投票事務や臨時受付カウンターを配置できる空間として活用しているところであります。また、文化サークル活動などの作品展示やロビーコンサートなど、市民の交流を目的とした利用促進を図っており、令和4年10月から令和5年9月までの利用実績は、2件のロビーコンサートを含め、利用件数22件、利用延べ日数163日間となっており、市民交流、文化芸術活動の拠点としての役割を果たしているところであります。また、展示期間以外の日におきましては、テーブルと椅子を設置し、多世代がくつろげるスペースとして、午前8時から午後10時まで開放しているところでありますが、今後も、市民の意見を聞きながら、積極的な活用に向け、取り組んでまいります。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-家入議員の御質問にお答えいたします。3件目の東大演習林で行う森林学習についての1点目、教育旅行による公開機会の拡大についてでありますが、教育旅行による公開につきましては、平成28年の地域交流協定再締結を契機に、東京大学北海道演習林との意見交換を行ったところであります。その中では、まず、本市の子供たちを対象とした教育活動、森林学習プログラムの実践を通じて本市がプログラムを構築することと、活動を支援する人材育成に取り組むこととなりました。本市からは、東京大学北海道演習林に対しまして、神社山自然観察路の開放と事業推進に当たっての指導助言について依頼し、以後、時期を見て協議することとしており、本年5月に、東京大学北海道演習林との間で教育旅行に関する意見交換を改めて行ったところであります。本市からは、持続可能な教育旅行の実現に向け、本市をはじめとする関係機関が属する協議会を受入れ母体とし、認定の有償ガイドによる活動について提案してまいりました。しかしながら、東京大学北海道演習林側は、教育旅行を営利活動と認識されており、演習林内での営利活動は困難であるとの見解であることから、現状ではハードルが極めて高いものと考えておりますが、今後も、可能性について継続して協議してまいります。2点目の森林学習とサポーターの充実についてでありますが、森林学習プログラムでは、地域の郷土学習の一環として、市内小学校の3年生以上の児童と樹海学校後期課程7、8年生の生徒がそれぞれ発達段階に応じた学習活動に取り組んでおります。対象者の拡充についてでありますが、中学校の参加が少ない現状であることから、森林学習プログラムの年間スケジュールとサポーターの活動状況を十分考慮した上で、市内中学校及び高等学校に対し、森林学習の導入について働きかけをしてまいります。次に、サポーターの人材育成と増員についてでありますが、東京大学北海道演習林の職員や専門家からの指導を通じて、サポーターの意欲向上とスキルアップにつながる研修の機会を設けるとともに、引き続き、研修生を募集し、森林学習サポーター認定研修を行いながら増員に努めてまいります。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

それでは、順次、再質問していきたいと思います。まず、1件目、国際観光地づくりに向けたMICEの誘致について質問いたします。先ほどの御答弁ですと、ふらの観光協会と連携を進めていく、そういった御答弁だったと思います。MICEに関しましては、私の記憶によりますと、昨年9月15日、16日だったかと思います。商談会というものが、北海道観光振興機構の主催の下、ふらの観光協会、先ほどもお話がありましたように、ここを窓口としまして富良野地域で行われました。こちらは、当然、富良野市がMICEの誘致に向けた非常に有望な地域であるという認識の下、来られたのかなと私は思っておりますが、来られた際、どういった話合いを設けられていたのか、また、どういうことを行っていたのか、また、先ほどコンテンツのお話がありまして、例えば、コンテンツに向けた話合いも行われていたのではないかと私は推測しますが、その辺のお話についてお伺いいたします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

家入議員の再質問にお答えいたします。昨年のMICEの誘致事業の関係でありますけれども、令和4年度の北海道観光振興機構の事業でありまして、その中身のことであります。首都圏、関西圏のバイヤーを招聘して、具体的なモデルコースなどのコンテンツを紹介して、商談会を行ったものであります。この対応につきましては、地域連携DMOのふらの観光協会が対応してきたところでありますけれども、まず、7月25日、26日に北海道MICE誘致支援事業というものがありましたが、富良野・美瑛地区のアテンドということで、中富良野のグランピング施設等の視察を行ってきております。また、9月15日、16日にMICEコンテンツ造成交流会、商談会ということで、ドメーヌレゾン等を視察していただいて、この地域のMICEの誘致の可能性、商談について行ってきたところであります。広域で取り組んだということでありますけれども、やはり、大きなMICEを受け入れていくためには、様々なコンテンツを組み合わせる中で選択肢を広げていきますというか、魅力を発信するということが大切ですので、市単独ではなくて、広域的に連携した中で商談会等を行ってきているところであります。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

いまの御答弁によりますと、中富良野町ではグランピング、あとは、ドメーヌレゾンの視察、そういったお話があったかと思います。今後も、ふらの観光協会と連携を進めていくというお話でありますから、当然、考えられることとしましては、富良野市のコンテンツ、こちらの視察というものがどうしてなかったのか、その辺はいろいろな諸事情があると思いますけれども、市とふらの観光協会の連携、話合いということもありますが、その辺についてお伺いいたします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

家入議員の再質問にお答えいたします。やはり、富良野市としては、富良野市のコンテンツをお見せして、本当に選んでいただいて富良野市に来ていただきたいのはやまやまなのですけれども、先ほども答弁したとおり、広域的に資源をつなぎ合わせることによって、この地域の魅力を広く伝えることができるということもありますので、ふらの観光協会が地域連携DMOということで広域の担当もしておりますので、そこを窓口に引き続きやらせていただきたいと思っていますけれども、やはり、富良野市のこともPRしていきたいというふうに思っています。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

経済部長(47ページで訂正)のおっしゃるとおり、当然、富良野のコンテンツというものを、強くといいますか、積極的に推進して商談の中で取り入れていただきたいなと思っております。先ほどのお話ですと、ワインツーリズム、それとサステーナブルツーリズムが今後のコンテンツの有望なものになるのではないかというようなお話があったと思います。私も、当然、ワインとか自然塾関係のサステーナブルツーリズムにつきましては、日本人に限らず、外国人の方は、こういった自然とかワインとか、そういったものに非常に興味があります。ですから、こういったものは私も非常に有望だと思っております。ただ、その2点だけだとちょっと弱いのかなと思いますので、インバウンドの興味の高い自然のコンテンツというのでしょうか、これから造成ということを考えておられるとは思いますが、現段階で考えているものがあればお知らせください。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

家入議員の再質問にお答えいたします。やはり、富良野市にMICEを誘致するということは、富良野市にある素材、富良野市の優れたものを有効活用していく、ここが大事だというふうに思っています。その例として、先ほど市長が答弁しましたワイン、あるいは、持続可能な環境を前面に出した誘致が、まず考えられるかなというふうに思っています。また、例えば、演劇ですとか、あるいは農業とか、いまやっていますbonchipowderだとかの雪の関係とか、検討はまだしておりませんけれども、そういうものもこれからの誘致のコンテンツになってこようかというふうに思いますので、富良野のよさ、そういうところを前面に出してMICEの誘致に努めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

いま、私は教育部長と言ってしまったかもしれません。経済部長の間違いですので、訂正いたします。引き続き、質問します。いまのお話で大体分かりました。先ほどの市長の答弁にもありましたように、大型のMICEということではなくて、マイクロMICEというのでしょうか、ちょっと規模の小さいものを中心に今後やっていきたいと。先ほどのお話ですと、宿泊稼働数というか、宿泊ベッド数は5,000ぐらいとおっしゃっていたと思います。ですから、今後、いま、外資が北の峰を中心に入ってきておりまして、宿泊関係も多く増えてきております。今後の問題でありますが、現段階では、MICE誘致、小規模MICEということでふらの観光協会との連携ということで非常にいいと思います。今後の将来的な視点といいますか、現在決まっているわけではありませんけれども、いまのホテルの動向を見まして、今後、コンベンションといいますか、会議というものも視野に考えていけるのかどうか、こちらの件に関しては、その辺だけ、最後にお伺いします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

家入議員の再質問にお答えいたします。今後の誘致ということでありますけれども、先ほど御答弁しましたとおり、富良野市の魅力のコンテンツを中心に呼び込みたいというふうに思っていますけれども、あわせて、例えば、MICEのIのところの研修旅行あるいは報奨旅行の関係でいきますと、現在、ワーケーションを行っておりまして、そこでつながっている企業もございます。その企業に対しての誘致、これも一つの方法ではないかというふうに考えています。さらに、来年2月と3月に、包括連携協定を結んでいます北海道文教大学のフィールドワークが4回、延べ50人程度の学生が入ってこられますけれども、こういうことを切り口に教育機関の研修等を呼び込むことができると思いますので、いまある関係等をフルに活用しながら誘致に努めていきたいと考えてございます。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

1件目のMICEについては了解しました。引き続き、御検討いただければと思っております。次に、2件目、市民交流スペースFプラザの空き空間の有効活用についてお伺いいたします。先ほどの市長の御答弁によりますと、市民の意見を聞きながら積極的な活用を図っていく、こういったことだったかと思います。私も、Fプラザの交流スペースを見ておりますと、展示とかロビーコンサート、昨年は2回ぐらいあったと思いますけれども、それが終わった後にちょっと寂しいというような印象を持っておりますので、何かにぎわいが起きるようなものというのでしょうか、そういうものがあったらよいのかと考えておりました。先ほど市長のほうから市民の声ということがありまして、私も、実は、市民の何人かの方から、いまはこんなものがあるよ、こういうものを富良野市の新庁舎でやっていただけないか、そういうような話を聞いております。それは何かといいますと、皆さん御存じのように、ストリートピアノというものがいまあります。市役所とか、東京で言いますと東京都庁、こういった県庁関係は全国で2か所ぐらいしかありませんけれども、東京都庁なんかで、ストリートピアノということで、都庁の最上階だったかと思います。ちょっと記憶が定かではないのですけれども、そういった上の階のところで、フリーピアノというのでしょうか、そういうものを置きまして、都民とか観光客、外国人を含めてにぎわいの場を図っていると。それで、ユーチューブでそういったものが取り上げられまして、非常に、そこからアーティストなんかも育っている、東京都の宣伝にも非常に寄与しているのだと、そういう話を聞いております。そういった話を参考にということではないのですけれども、Fプラザのほうに、できればピアノなんかを置いてみて、自由に弾いてもらってにぎわいを図るような場を設けたらどうかと思いますけれども、その辺、いま考えていらっしゃればお答えをお願いします。

答弁 市民生活部長 山下俊明(市民生活部長は2024年3月まで)

家入議員の再質問にお答えいたします。Fプラザですけれども、Fプラザという名前は、複合庁舎ができるときに市民の公募によってつけられた名前になっております。富良野、ファミリー、フレンド、ファーム、フューチャー、ファン、いろいろな意味がこもったプラザとなっておりますし、市民交流の場として活用していきたいと思っていますし、大きなお金を使って建てた新庁舎ですので、交流の場として、もっともっと積極的に使っていきたいと思っております。いま御意見がありましたストリートピアノにつきましては、当然、1階のほうで会議をしている時間帯もありますので、設置の時間ですとか、設置の期間ですとか、設置するピアノの種類も含めて、ちょっと検討しながら、できるところで、年内ですとか年明けに、どんな形になるかはこれから内部で協議してみますけれども、試みたいと思っております。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

非常に心強い答弁をいただいたと思っております。具体的に、12月、今月なのでしょうか、早い段階で、検討ということですけれども、もしも可能であれば、クリスマス前とかに市民の方へのクリスマスプレゼントということで、プレゼントしてあげていただければ、市長、よろしくお願いしたいと思っております。この件については、以上で結構です。次に、3件目、東大演習林で行う森林学習についての1点目、公開機会の拡大を行ったらどうか、そういった質問であります。なかなか、東大演習林との話合いを設けておりまして、市側というのでしょうか、非常に御足労を願っているなと思っております。先ほどのお話ですと、なかなか難しいと。なぜ難しいのかというと、営利活動、こういったものは困難であると。そこのハードルというものが、一つの東大演習林の開放というものに向かっていかないだろうかと、そういうふうに考えております。私は、東大演習林との間の交流協定、こちらをちょっと見てみたのです。そうしましたら、当然、いま、森林学習プログラムというものをやっておりまして、こちらは第2条の1項で森林学習活動、こういったことに合致してくると思います。第2番目としまして、富良野市教育委員会が主催する事業、こういったことも、もし可能であれば東大演習林との話合いによって可能であると。この協定書という契約書に基づきますとそういうことかなと私は理解したのですけれども、こういった富良野市教育委員会が主催する事業、そういったものの範疇と、もしそういったものの過去の事例がありましたら、そういったものを基に東大演習林側と市側が協議できるのかどうなのか、その辺をお伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

家入議員の再質問にお答えします。いまの御質問ですけれども、教育旅行も含めた広い森林学習教育というふうな中で、教育委員会が主催してできないかというふうなお話かと思いますけれども、基本的に、本市の教育委員会のスタンスとしては、まず第一義的に、富良野市の子供たち、それから社会人、そういった方々が、学校教育、社会教育の中で、広く東京大学演習林の天然林施業、これが東京大学演習林の研究成果であり、また、研究、そして存在の目的というふうなことであると認識しておりますので、そういったことを学んでいただけるような、そういった状況がまず一つあると思います。そういった中で考えていくと、先ほどから答弁させていただいておりますけれども、やはり、認定ガイドといいますか、そういった案内する人材、情報を提供する人材、この確保が非常に重要でございます。そういった中で、いま苦慮しているのは、やはり、現段階で、小学校、それから中学校の一部に参加していただいておりますけれども、そういった中で対応していただいているというのが現在の適正な活動状況というふうなことで考えておりまして、これ以上、枠を拡大する、すなわち市外も受け入れるというふうなことになりますと、新たな枠組みも考える必要があるかというふうなことで、答弁の中でも説明させていただきましたけれども、いろいろな市内の関係団体が入った中で協議会をつくって、そして、そこで人材を確保するなり、あるいは、受入れ体制を考えていってはどうかというふうなことで考えているところでございまして、教育委員会だけでは、これは物事は成り立たないということは、どうか御理解いただければと思います。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

いまの教育長の御答弁は、当然、案内するということは案内人が必要である、すなわちサポーターが足りていないということで、非常に困難な状況にあるというお話でした。当然、教育旅行というものを誘致しますと、継続的に何回もということになりますので、そういったことは現状ではちょっと難しいのかというふうに、私はいま理解しました。それで、継続的なものではなくて、例えば、年に1回、2回とか、東大演習林の門戸を少しでも開けていくために、年1回の教育委員会の主催の行事としまして、そういったことは可能であるのかどうなのか。なぜ私がそう言っているかといいますと、以前、2018年当時だったと思います。2019年も、私は一般質問におきまして東大演習林の質問をしているわけですけれども、2018年、台湾の中学生だったかと思います。修学旅行生が東大演習林のほうで学習をしていった、そういったことによって富良野市と台湾の交流が始まっている、そういう話を聞きました。そういった例も以前にありましたので、非常に難しいかと思いますが、現段階で、もしそういったお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

家入議員の再質問にお答えします。過去に、台湾の中学生が富良野に来られて、東京大学演習林を研修の場としてお使いになったというふうなことで、このときの枠組みとしては、議員が御承知のとおり、市及び市教育委員会、それから東京大学演習林が連携を図る中での事業ということで、あくまで連携というふうなことで行ったわけですけれども、ただ、ここに至る経緯といたしましては、東京大学演習林の台湾とのつながりというのが、当然、下地としてあったという中で、このときの研修の目的等も当時の東大演習林側も十分理解された上で、特別な取組として行われたというふうに私は承知しております。そういったことで、教育委員会だけでということではなくて、今後も、いろいろな形があると思います。先ほどのMICEの取組もそうだと思いますけれども、いろいろな取組の中で、マッチングがうまくいくとすれば、それは可能性はあると思いますけれども、ただ、現時点で具体的なものは考えておりません。以上でございます。

再質問 4番 家入茂

なかなか現状としては非常に厳しいなというふうに思ってはおりました。特別な取組ということですから、そういった関係団体等の連携と話合いが図れれば、今後そういったことも一つの市の魅力につながるのかなと思っております。引き続き、努力していただきたいと思っております。次に、演習林で行う森林学習についての2点目に移りたいと思います。こちらの内容の充実と対象者の拡充、サポーターの人材育成、増員ということです。こちらの御答弁ですと、サポーターのスキルアップ、増員に努めていく、そういったことだったかと思います。当然、森林学習プログラムの中では、限られたサポーターの人員の中で、限られた対象者というのでしょうか、小学校の3年生とか4年生、中学校1年生、2年生とか、市内で言いますと先ほども述べましたとおり8校、そういったものが対象となっておりました。できるのであれば、その8校だけではなくて、中学校というのでしょうか、大規模校になるとサポーターの用意とかが必要なのですけれども、そういったことも、いま、視野に入っているのかどうなのか、現状としての学校での取組を継続していくのか、それとも、もうちょっと広げて高校、中学校とか、そういったところまで考えているのかどうなのか、その辺をお伺いいたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

家入議員の再質問にお答えします。対象校の拡大、拡充ということでございますけれども、再協定の締結に当たって、基本的には東京大学演習林の教育的活動という中にかなりの部分が含まれているというふうなことで、ただ、そういった中で進めていくに当たっては、できるところから積み重ねていきましょうというのが当初からの東大演習林側との打合せの中で合意されていたところでございます。そういった中で、積み重ねというのが大切であるということ、それともう一つは、将来的な展望を考えながら進めていくに当たっては、やはり、教育的なしっかりしたプログラム、これが必要であるということで、早い段階で小学生向け、中学生向けのプログラムを作成しております。もう一つは、東京大学演習林側から言われているのは、基本的な条件として、天然林施業について題材として学ぶ、そういったところに結びつけていかれることというふうなことで、そういうふうなことになりますと、子供たちの発達段階に応じた形でカリキュラムを実施していくという中で、小学校、中学校、当然、高校も、いま、富良野高校では、御存じかもしれませんけれども、自然探求の学校設定科目がございます。今年は、鳥沼の水質についてということがテーマだったそうですけれども、今後、そういった富良野の自然、天然林だとか、そういったことについても学ぶ、あるいは、天然林施業、そういったことについても学ぶというふうなことで、発展的に考えていければというふうに思っておりますので、今後、高校、中学校の教育課程、学習プログラム、学習課程に組み込まれるよう働きかけを継続して進めていきたいと考えています。以上です。

再質問 4番 家入茂

今後も、働きかけを積極的に行っていただきたいと思っております。最後の質問になります。サポーター制度、こちらを、サポーターの数を増員に向かって努めていくということでした。ただ、話しているだけでは当然進んでいきませんので、今後、サポーターを増員するための周知方法といいますか、そちらをどのように考えているのか、お伝えください。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

家入議員の再質問にお答えします。この人材確保・育成なのですけれども、幾つか課題となっているところがございます。一つは、本州の系列の東大演習林でも出ていることでありますけれども、安全対策、それからもう一つは、その資質、能力といいますか、ガイドの能力の向上ということ、これが大きく分けてぜひ進めなければいけない、そういったことだと思っております。そういった中で、研修に当たっても、まず一つはリスクマネジメント、救急体制、そういったことについてしっかり学んでいただく、そして、当然、森林、現場についての理解、それから座学でいろいろな知識を持っていただく、それともう一つ大切なのは、相手が、人間といいますか、学生さんであったり、あるいは社会人であったりというふうなことで考えていくと、相手に事を伝えるコミュニケーション能力、こういったことも必要だということで、かなり研修の内容も、年々、中身が濃くなってきているというふうな中で、簡単にふらっと参加しにくい、そういった部分もあります。これは、当然、しっかりと、せっかく勉強していただくわけですから、求められることであるというふうに考えております。そういったことをしっかりと明らかにしながらも、なおかつ、その意義、重要性、そういったことを、広く市民の皆さん、それから、市外の皆さんにも可能であれば知っていただきながら、理解を進めていただき、また、参加していただけるような状況を考えていきたいと思っております。現在のところ、ホームページだとか、市の広報だとか、そういったもの、それからSNS、そういったものを使ってサポーター研修制度等について紹介、周知しているわけですけれども、さらに有効な手段があれば、そういったことも考えながら進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる