みんなの議会

富良野市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日

防災行政における諸課題について

2021年3月9日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「防災行政における諸課題について」質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 稲葉武則、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 稲葉武則、教育委員会教育部長 亀渕雅彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 佐藤秀靖

-登壇-通告に従い、順次、質問してまいります。あさって3月11日は、東日本大震災から10年を迎えます。ここ数日は、新聞、テレビなどでも特集が組まれ、天災は忘れたころにやってくる、備えあれば憂いなしという先人の残した言葉を再認識した方も多いのではないでしょうか。先月2月13日23時過ぎに福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強を記録した地震は、10年前の東日本大震災の余震とされています。私たちが余震と認識していた時間軸と経験が覆され、10年たってもまだ余震が続いているという衝撃的な出来事でありました。身近な出来事としては、先週3月2日には、記録的な大雪に見舞われ、農家のビニールハウスが押し潰されるなどの被害が出る災害級の降雪があった数日後、最高気温がプラスの10度を超え、融雪により道路は水浸しになり、数年前の布礼別川の越水被害を連想させるものでした。被害に遭われた皆様には、お見舞いを申し上げます。近年の自然災害は、局地化、大規模化しているとも言われる状況において、行政の最も重要な使命は、市民の生命、財産を守り、安心・安全な生活を確保することであることに鑑み、東日本大震災から10年目の節目の日を前に、災害に対する備えの再確認のため、本市の防災行政における諸課題について、6項目について質問をいたします。1項目めは、防災マネージャーの役割について、3点質問いたします。ことし1月、総務部総務課に防災に関する専門的知識や経験を持つ外部人材が採用され、着任されています。これは、国が、地域防災マネージャー制度として、地方公共団体が防災の専門性を有する外部人材を防災監や危機管理監等として採用、配置するに当たり、これに必要となる知識、経験等を有する者を内閣府が証明する制度を活用したものであると伺っております。本市の防災行政に専門的立場で知見を活用していただけることは、大いに期待するところであります。1点目に、防災実務のノウハウを有する方を職員として採用したことによる庁内防災担務の分掌に変更はあるのでしょうか。2点目に、防災実務の専門家として、防災行政全般について経験や知見を生かした業務遂行が期待されますが、専門的、特命的職務において、計画的かつ実効的に可視化した業務遂行計画やチェックリストなどの作成の必要があるのではないかと考えますが、見解を伺います。3点目に、防災実務の専門知識を一般職員に伝え授ける必要がありますが、どのような機会を設け、どのような手段で行うのか、伺います。2項目めは、防災リーダーなど人材育成について、2点伺います。富良野市強靱化計画によると、地域防災マスター制度の効果的な活用による地域防災に関する実践活動のリーダーの養成、自主防災組織の結成促進、教育施設等を活用した地域コミュニティーの活性化など、地域防災力の強化に向けた取り組みを推進するとして、令和3年度市政執行方針でも地域防災リーダーの育成を掲げています。この地域防災マスターとは、北海道が、防災に対する心構えなどを多くの方に知っていただくため、ボランティアによる地域の防災活動に参加したり、災害時には地域の防災リーダーとして活躍していただく方を養成する北海道地域防災マスター制度のことであり、研修会を受講して北海道から認定される制度です。昨年、本市において研修会が開催されましたが、令和3年度も地域防災マスター研修会を開催する予定があるのかどうか、伺います。また、防災活動の中核を担っていただけるであろう地域防災マスターの方々を地域活動に反映させる方法をどのように考えているのか、具体的な案がありましたらお聞かせください。3項目めは、避難所開設、運営について、4点伺います。北海道は、平成28年7月に市町村向けに避難所運営等の基本的な手順のひな形を示した北海道版避難所マニュアルについて、平成30年北海道胆振東部地震検証委員会からの提言や厳冬期における避難所運営訓練の成果、新型コロナウイルスを含む感染症対策を加え、昨年5月に改正しましたが、この改正点について伺います。1点目に、北海道のマニュアル改正に合わせ、本市の平成24年4月策定の避難所運営マニュアルの改正が至急必要と考えますが、見解を伺います。2点目に、北海道のマニュアルでは、避難所の感染症対策の留意点として、可能な限り多くの避難所を開設するように求め、ホテルや旅館などの宿泊施設の活用の検討も促していますが、見解を伺います。3点目に、現在、避難所は市内15カ所を指定していますが、運営マニュアルやチェックリストをもとにした自主防災組織や町内会などの地域住民との手順の確認、訓練が必要であると考えますが、見解を伺います。4点目に、垂直避難、親戚、知人の家及び車中避難など、避難所に避難しない方々、または来られない方々の状況確認の方法についてお考えを伺います。4項目めは、総合避難訓練について、2点伺います。1点目に、平成30年、31年と同じ内容で行った訓練でありますが、市民がさまざまな防災対策の体験ができる体験型訓練等の工夫が必要だと考えます。昨年はコロナ禍により中止された総合避難訓練ですが、令和3年度の総合避難訓練実施の有無及び訓練内容について伺います。2点目に、厳冬期の避難所運営訓練についてですが、国や北海道も厳冬期の避難訓練を重視しています。特に北海道は、今回の避難所マニュアル改正の三つの大きな改正点の柱の一つとして取り上げています。厳冬期の訓練は、体験型訓練の要素もあり、避難所を運営する側も避難する側も貴重な体験データの検証、蓄積になると考えます。周辺自治体でも実施している厳冬期避難訓練実施について考えを伺います。続いて、5項目めは、富良野市強靱化計画について、3点伺います。国は、強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法、いわゆる国土強靱化基本法を制定し、国土強靱化に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための指針である国土強靱化計画を策定し、各自治体でもこれに準拠して地域強靱化計画を策定し、本市においても昨年8月に富良野市強靱化計画を策定しています。1点目に、内水ハザードマップの策定について、強靱化計画では令和6年に策定としていますが、内水氾濫箇所はほぼ特定できていると思いますので、特別の対策が必要ではないかと考えますが、見解を伺います。2点目に、強靱化計画では、災害廃棄物処理計画は策定を検討するとしていますが、策定するとは明示していません。近年の大規模災害で明らかになったことは、災害廃棄物の処理計画をあらかじめ策定しておくことが復興、復旧の進行に大きく影響するということです。処理計画がないと、復旧、復興に大きなおくれが生じることが明らかになっていますが、計画策定についての見解を伺います。3点目に、強靱化計画では、消防職員、団員の災害対応能力の強化に向け、恒常的な訓練、組織間の合同訓練の充実を図るとともに、効果的な訓練環境の整備に向けた取り組みを推進するとしています。行政から消防に対する役割や要望などに基づく消防との連携について十分に協議し、災害対応能力向上に資する訓練環境整備を図ることが肝要と考えますが、見解を伺います。最後に、6項目めは、防災教育の推進について伺います。強靱化計画では、教育関係者や児童生徒に対する防災意識の啓発、実践的な防災訓練の実施、体験型の防災教育など、学校における防災教育を推進するとしています。学校における防災教育の充実については、令和元年第4回定例会で総務文教委員会からも報告をしていますが、各学校の取り組みの現状と防災教育推進についての見解を伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えします。1件目の防災行政における諸課題についての1点目、防災マネージャーの役割についてでありますが、防災、危機管理の専門的知識と経験の活用により、本市の防災力向上を図るため、本年1月1日付で内閣府が証明する地域防災マネージャーの資格を有する職員を採用し、総務課に配置しました。地域防災マネージャーは、主に、市民への防災知識の向上や地域と連携した防災体制の強化、職員に対する防災教育のほか、災害発生時における状況判断のサポートや関係機関との連携などの防災業務に従事しております。次に、業務遂行計画やチェックリストの作成でありますが、今回採用の地域防災マネージャーは、任期つき職員ではなく、一般職員として任用しており、今後、防災に対する知見やノウハウを生かし、質の向上が図れるものと考えておりますので、新たな業務マニュアルの作成は予定しておりません。次に、防災の専門知識の伝達方法につきましては、業務上のアドバイスのほか、災害対策本部訓練における各対策部への遂行能力向上に向けた助言や地域防災マネージャーによる職員研修会、加えて、庁内の各種計画策定や見直し時において、防災分野からの意見、提言などを予定しております。2点目の防災リーダーなど人材育成についてでありますが、地域防災マスター研修会につきましては、昨年11月14日に上川総合振興局が主催する北海道地域防災マスター養成研修会を本市において開催し、富良野市民47名が参加し、認定を受けたところであり、本年につきましても、北海道に対し、地域防災マスター研修会の開催を要請しているところであります。次に、地域防災マスターの活動でありますが、活動例としては、ボランティアとしてできる範囲で、平常時には、地域の防災訓練や防災研修会など自主防災組織や町内会での防災活動への参加、また、災害時には、自主防災組織や地域と連携協力して、初期消火や負傷者などの救出、救助、住民の避難支援及び避難所運営の支援など、地域の防災活動の中心になって活動されることが期待されております。現在、本市においては約50人の認定者がおりますが、各地域や職場において防災活動のリーダーとして自主防災力の向上を担うことを期待するとともに、認定者の意向を踏まえ、組織化などについて検討してまいります。3点目の避難所開設・運営についてでありますが、本市では、平成24年2月に、避難した地域住民が自主的に避難所を運営するための手引として避難所運営マニュアルを作成いたしましたが、北海道版避難所マニュアルが昨年5月に改正されたことを受け、本市の避難所運営マニュアルの見直しを行いました。次に、感染症対策としての避難所収容人数の見直しにつきましては、昨年、内閣府から示された感染症対応時の避難所レイアウトでは、人と人との間隔を十分にあけることが望ましいとされておりますので、感染症対応時においては、現行収容人数の約50%以下で避難所を運営することを見込んでおります。大規模災害などにより多くの避難者が見込まれる場合には、可能な限り多くの避難所を開設することが必要なため、地域会館の開設やホテル、旅館、社会福祉施設などでの受け入れを要請することとしております。次に、地域住民と連携した避難所運営の確認につきましては、地域防災計画では市職員が避難所の開設、運営を行うこととしておりますが、大規模な災害が発生した場合には、計画どおりに避難所が開設できない可能性があり、避難所運営マニュアルに基づき、避難住民みずから主体的に避難所を運営することとしております。そのような場合に備え、出前講座などにおいて、避難所運営マニュアルの説明とともに、北海道が作成した避難所運営ゲームDoはぐを活用しながら、住民みずからの避難所運営について啓発を進めてまいります。次に、垂直避難、親戚、知人の家及び車中避難などの状況確認についてでありますが、発災時には多様な避難所が想定され、災害対策基本法により、避難所以外の場所に滞在する被災者への対応も求められているところであります。しかし、災害発生時において、全市民の避難状況や避難先を把握することは困難でありますので、避難行動要支援者に関して、自主防災組織や町内会、民生委員などによる地域ネットワークと連携して避難情報の収集を想定しております。4点目の総合避難訓練についてでありますが、令和3年度の防災訓練は、関係機関や町内会と連携した総合防災訓練を予定しており、市民の防災意識の高揚と関係機関との連携を確認することにより、地域防災力の向上を目指しております。なお、訓練内容については、関係機関と体験型訓練の実施に向け、協議してまいります。次に、厳冬期の避難所運営訓練の実施については、昨年1月(76ページで訂正)に北海道が北見市内で実施した厳冬期避難訓練展開・宿泊演習に防災担当職員を参加させ、冬季の避難所運営を学んだところであります。冬季の避難所開設には、低温による健康被害対応が必要なため、暖房器具などによる避難所環境の確保と参加者の体調管理が重要であると考えております。今後も、北海道や他市などが主催する訓練に参加し、ノウハウを学び、冬季避難所運営の訓練実施に向けた研究を進めてまいります。5点目の富良野市強靱化計画についてでありますが、内水ハザードマップは、国土交通省が作成した内水ハザードマップ作成の手引や内水被害の発生状況などを踏まえ、作成することとしておりますが、浸水シミュレーションのためのデータ収集などに時間が必要となることから、令和6年度までに作成を予定しております。なお、内水氾濫箇所については、過去の災害を含め、特定されておりますので、流末部において排水ポンプを適時設置して氾濫を防止することとしております。次に、災害廃棄物処理計画の策定につきましては、強靱化計画、環境省の基本方針などに基づき、令和3年度策定に向け、準備を進めております。次に、災害対応能力の強化に向けた消防署、消防団との連携につきましては、地域防災計画では、消防署、消防団の大きな役割として、消防活動、救急・救助活動、水防活動、住民の避難誘導が挙げられており、平常時から相互の情報交換と連携により迅速な活動を行うこととしております。また、防災訓練においても、役割と手順を相互に確認した上で訓練に臨んでおりますが、今後も引き続き連携強化に努めてまいります。以上です。御訂正をお願いいたします。4点目の総合避難訓練についての中で、厳冬期の避難所運営訓練の実施については、昨年1月にと言うところを11月にというふうに発言いたしました。正しくは、昨年1月でございますので、御訂正をお願いいたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えいたします。6点目の防災教育の推進についての各学校での取り組みについてでありますが、本市では、学習指導要領に基づき、児童生徒の発達に応じ、教育活動全体を通して防災教育が適切に行われるよう、関連する社会科や理科の教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動などにおける教育内容の有機的な関連を図りながら取り組んでいるところであります。また、災害時の対応力を育む取り組みも重要であることから、各学校の危機管理マニュアルや学校安全計画において、自然災害の発生を想定した児童生徒への安全に関する指導、教員がとるべき措置の具体的内容、災害発生時の体制などについて定め、校内研修などにより共通理解を図るとともに、火災、地震発生を想定した避難訓練、吹雪などを想定した集団下校訓練などを実施しているところであります。さらに、地域の学校における防災教育の理解や情報共有など、日ごろから開かれた学校づくりに努め、保護者や地域住民、自主防災組織など、地域の関係機関、団体などとの密接な連携を図ることも重要であります。そのため、昨年9月に樹海小学校、樹海中学校合同による北海道、北海道教育委員会の一日防災学校を市内で初めて実施し、地域住民による災害体験の講話や地元企業の協力による護岸のVR、仮想現実動画体験、防災マップ学習や避難所体験を通して、自然災害を防ぐための備えと仕組みを学ぶ取り組みを行っております。今後の防災教育につきましては、第1次富良野市教育振興基本計画において、防災、安全教育の充実や校区内の幼保・小・中学校間での危機管理マニュアルの共有、地域や関係機関と連携した一日防災学校などを行うこととしております。推進に当たっては、各学校の管理職のリーダーシップのもと、学校安全計画や危機管理マニュアルの適宜見直しを図るとともに、本市に採用された防災マネージャーの活用や地域、関係機関と連携し、地域の状況に応じた実践的な防災教育に取り組んでまいります。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

それでは、順次、質問させていただきます。まず、1項目めの防災マネージャーの役割についてでありますが、先ほどの市長の御答弁によると、採用された防災マネージャーの方は期限つきではないということでありました。私は、各地域の防災マネージャーの採用については期限つきが多いというふうに理解しておりましたが、期限つきではないということでありますので、非常に安堵したところであります。1点目に伺いました庁内防災担務の分掌に変化があるのかというところですが、これは、現在、総務課長が主務課長といいますか、責任者といいますか、担っておりますが、防災マネージャーと総務課長との業務のすみ分けというのでしょうか、防災マネージャーの専任というのでしょうか、そこら辺の役割はどうなっているか、お伺いします。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。防災の担当である総務課長との役割分担ということだと思いますが、総務課長は、辞令上、防災業務の担当主幹も担っているところでございます。ただ、実務的には、総務課長の指揮のもと、総務係を中心にさせていただいています。今回、地域防災マネージャー専任といいますか、かなりの知見を持っている方を採用させていただきましたので、これからもっと具体的にいろいろ深掘りさせていただくところではありますけれども、最終的な判断といいますか、組織的にはもちろん総務課長ですが、地域防災マネージャーのいろいろな意見も取り入れながら、防災実務に携わっていくことになっていくだろうと思います。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

たまたま、昨日の北海道新聞の朝刊1面に、「防災専従職員不在39%、道内自治体業務量増大で人手不足」という見出しのもと、地域の防災体制についての記事がありました。この記事になぞらえていくと、また、いまの部長の御答弁からいくと、防災マネージャーは庁内的には主幹という位置づけということでありますが、防災専従ではないということになるのでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再々質問にお答えさせていただきます。今回、1月1日付で、職名的にはあくまでも総務課総務係の主査という形で採用させていただいていますので、通常の職員と同様な立場になります。ただ、防災に関するスキルはほかの職員よりも高いということでありますので、それだけに従事するということではなくて、いろいろな部分も含めながら、ウエート的には防災に対する部分がかなり高くなってくるというような認識を持っています。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

それでは、2項目めの防災リーダーなどの人材育成について伺います。先ほどの御答弁では、昨年行った地域防災マスター研修会を開催するべく、北海道のほうに要請しているということでありました。ぜひ開催できるようにお願いをしたいと思いますが、この中で、防災マスターの活用についてお話をさせていただきます。先ほど、去年のこの研修会で47名の方が認定され、富良野には約50名の方がいらっしゃるというお話でしたが、北海道のホームページを見ると、いま、富良野市では51名が登録となっているのですね。具体的な職種については、現役の職員の方、OBの方、消防職員OB、それから、この中にもいらっしゃいますけれども、議員の方もいらっしゃいます。それから、町内会の役員の方も多くいらっしゃいます。このように防災意識の非常に高い方々が防災マスターに認定されているということで、この防災マスターの方々に、うまくと言ったら語弊がありますが、協力していただけるような環境づくりが非常に重要かと思います。先ほどの市長の答弁では、防災マスターの方々の組織化についても進めていくということでありました。総務文教委員会で道内視察に行ったときに、千歳市の様子を視察してきましたけれども、千歳市では防災マスターの組織化がもうされております。千歳市というと、陸上自衛隊の駐屯地がいっぱいありますので、陸上自衛隊OBの方々を中心に、防災マスター会という名前だったかどうかわかりませんが、地域の防災力の向上に資するシステムがもうできていたわけです。ですから、防災マスターの皆さんを組織化するということは非常に重要というふうに思っています。この組織化については、これから取り組むということでありますが、いつごろから、また、どういう青写真というか、構想を持っているのか、具体的なものがあれば伺います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えします。地域防災マスターの組織化ということでございます。先ほども市長から答弁させていただきましたように、市のホームページではなくて、北海道のホームページでは51名となっておりますが、全ての人数が入っているわけではなくて、載せる載せないという個人の関係もございまして、正直、私どもとしても全ての人数を把握しているわけではないため約50名という形で答弁させていただいております。その中に、先ほどもありましたように、昨年11月には富良野で開催したこともございまして、47名というたくさんの人数がいらっしゃいます。議員もおっしゃったように、この議場の中にもいっぱいいらっしゃいますし、私も一緒に受けさせていただいていますので、そういう意味ではこれからの役割があるのだと思っております。ただ、先ほども申しましたように、スタート時はあくまでもボランティアとしてできる範囲でやってもらおう、無理のない範囲でやってもらおうという考え方でございます。今回受けた方については、町内会であったり、職場であったり、いろいろなところで生かしていこうという気持ちがあるのは事実だと思いますので、防災マスター間で協力し合おうとか地域でやっていこうという部分を醸成させていただきながら、先ほど例にもありました千歳市や石狩市も含めて組織化になっているところがありますから、そういう部分も踏まえながら検討させていただきたいと考えております。また、先ほど申しましたように、昨年なりたての方が非常に多くなっておりますし、ことし予定しておりますリーダー研修会はどういう形にするか、それらも含めながら、検討課題ということで答弁させていただいたところでございます。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

いまの組織化のお話ですが、当然、いまの部長の御答弁のとおり、あくまでもボランティアということですので、強制はできないと思いますけれども、これからこれを広げるに当たって、後の質問にも関連するのですが、避難所運営について、地域の皆さんが主体的に動いていただけるような環境づくりもしていかなければいけないという部分でいくと、各自主防災組織または町内会から、ぜひお1人を推薦いただいてみたいな形で御協力を仰ぐということも必要なのかなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えします。地域防災マスターの部分で申しますと、私も受けさせていただいたり、聞いたりした中では、先ほどのDoはぐの関係も含めて、やることによって思いがだんだん変わってくると思います。前回の11月の段階でも、受けましょうということでできるだけ多くの皆さんをお誘いさせていただきましたし、もちろん、自主防災組織にも個別に案内させていただいております。新型コロナウイルスの収束状況とか北海道上川総合振興局の考え方もありますけれども、先ほど申しましたように、令和3年度も開催してほしいということで要請している最中でございます。その中で、もし開催できるということであれば、また全体的に広めさせていただいて、多くの方に、地域防災マスターといいますか、そういう経験をしていただくことが自信につながっていくのではないかというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

では、3項目めの避難所開設、運営について伺います。これについては、先ほど、1回目の質問で、北海道の避難所運営マニュアルが改定されたということを申し上げました。これに連動して富良野市の避難所運営マニュアルが改定されて、先週の金曜日にホームページで公開されました。また、それを訂正したのかどうかわからないですけれども、きのう月曜日ですか、再度、ホームページの新着情報のほうで公開されています。この内容をちょっと調べさせていただきました。北海道の避難所マニュアルについては、先ほど1回目の質問で挙げましたとおり、三つの柱である胆振東部地震からの検証、それから、厳冬期の寒さ対策、新型コロナウイルス等の感染症対策、この三つを追記、修正したのが改正の主な部分ということでありますけれども、富良野市はこれに準拠して改定されています。その改定部分は、北海道の場合、ホームページに新旧対照表でここが改訂されましたと非常にわかりやすく出ていましたので、それを一つずつチェックして確認させていただきました。富良野市の避難所運営マニュアルもそのとおりになっているのですが、一部分だけ抜け落ちているところがありました。それは、冬季の寒さ対策に使う具体的物資として、北海道のマニュアルではあえて細かく列挙しておりましたけれども、富良野市の避難所運営マニュアルは、抜け落ちているという表現がいいのかどうかわからないですけれども、ここだけが入っていませんでした。ここについて、意図があれば伺いたいと思います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。私どもの避難所運営マニュアルは、平成24年から改定させていただいておりませんでした。そこで、今回、北海道の避難所マニュアル、さらには改正避難所マニュアルを経て、地域防災マネージャーにも知見をいただきながら改定させていただいております。そのほとんどで北海道のマニュアルを参考にさせていただいていますが、その中で、必要となる避難所の設備、物資の部分については、北海道のマニュアルでは、別項目で設備、資機材、食料、生活用品、感染症対策の部分は例として立てていますので、私どものほうのマニュアルにもそれと同じように記載しているところでございます。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

細かい物資等々は別建てで明示しているということでございました。一方で、後ほど出てくる富良野市強靱化計画の中でも、資機材、生活用品等々の在庫、それから、令和6年までにその数をどのぐらいふやすかというところが計画として列挙されています。いまの部長の御答弁の中でいくと、個々の資機材、物資についてはマニュアルの中で明示しているということでありましたが、それと連動して、強靱化計画の中にも、現状、それから、令和6年までにここまでふやしますよということが書いてありますので、それについては、順次、計画的にふやしていくという認識でよろしいでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再々質問にお答えさせていただきますが、これから、特に冬の関係も含めてですけれども、必要な備蓄については計画的にふやしていきたい、考慮していきたいというふうに考えているところでございます。

質問 12番 佐藤秀靖

それでは、感染症対策としての避難所収容人数の見直しですけれども、大規模災害でなければ、いまは指定避難所が15カ所ありますので事足りるのかなと思うのですが、いざ大規模災害になりますと、これでは足りないと。先ほどの御答弁のとおり、地域会館だとか、宿泊施設だとか、福祉施設というところまで視野に入れて考えますという御答弁でした。そうなると、開設場所が多くなれば多くなるほど、地域の皆さんとのすり合わせといいますか、本当に簡単なことを言うと、行政の皆さんがなかなかたどり着けないといったときには自分たちで開設しなければいけない、そうしたら、その施設の鍵はどこにあるんだから始まるわけじゃないですか。ですから、そこら辺の打ち合わせを丁寧にしていかなければいけないだろうなというふうに思っています。先ほどの御答弁だと、出前講座等々で啓発を進めるということでありましたが、実際問題、地域の自主防災組織、または町内会の役員さんと実際に対面で話をして確認していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再々質問にお答えさせていただきます。佐藤議員がおっしゃるように、地域との連携が大事だということだと思います。私どもでつくっております避難所運営マニュアルというのは、どちらかといえば、地域の皆さんに見ていただいて、こういうふうにやりましょうという部分がもともと多く、そこをベースにつくっているものでございます。今回、北海道の部分も含めて改定させていただきましたが、この避難所運営マニュアルは、地域の皆さんたちにこういうふうに運営していただきたいという部分も含めて書かれておりますので、これを使いながら、地域の皆さんにも自主的に行っていただけるように進めさせていただきたいと思います。先ほど、Doはぐについても説明させていただきましたが、ゲーム感覚ということも一つ必要なのかなと思いますので、いろいろな手だてを使いながら、地域の皆さんに理解していただくことが大切だというふうに思っております。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

それでは、4項目めの総合避難訓練について伺います。この部分については、私は、過去にも2回ほど質問させていただいています。令和3年度の総合訓練については予定しているということと、体験型の訓練についても協議していくということでありましたので、期待するところであります。ただ、例年、9月、10月に総合避難訓練をしておりますが、問題は、厳冬期の避難所運営訓練だと思っております。これは、先ほども申し上げたとおり、国も北海道も、厳冬期、冬の避難所運営における寒さ対策については非常に重視している傾向が見てとれるわけでありますけれども、先ほどの御答弁だと、厳冬期の避難訓練をするか、しないかというところは明確に御答弁いただけなかったと思いますので、そこについて再度伺います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。冬期間の避難所運営訓練につきましては、先ほども答弁させていただきましたけれども、昨年1月に北海道が主体となって北見市で行われた訓練に職員が参加させていただきました。本当はことしも予定があったのですが、新型コロナウイルスの関係でできなかったということでございます。その関係も含めまして、令和3年度は名寄市や北斗市でもやる予定と伺っています。私どもとしましては、この訓練に参加させていただきながら、私どもの地域では何が必要なのかというノウハウをまずは確保したい、その後、富良野市としての訓練について積み上げていきたいという考えを持っています。それらを含めて、ノウハウを積み上げていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

厳冬期の避難訓練については、私は3年前にも質問をさせていただいています。そのときは、北見市の日本赤十字北海道看護大学の取り組みなんかもお話をさせていただきました。いま、部長から、ノウハウの蓄積ということでありました。先ほどの市長の御答弁にもありましたように、参加者の健康管理も考慮しなければいけないというのはそのとおりだと思いますが、これは通常の避難訓練とは違う要素があります。ですから、1回目の質問のときにも申し上げましたが、避難所を運営する側も、避難をする側も、非常にノウハウの蓄積になろうかというふうに思っているわけであります。いまの部長のお話のとおり、危険回避をしながらという部分も含めてノウハウの蓄積ということがありましたが、例えば、令和3年度でやるといったら、あと1年近く時間があるわけですから、できれば早いほうがいいと思うのですね。安全第一ということが大前提ではありますけれども、実施をして、ノウハウ、データの蓄積をすることも大事でしょうから、なるべく早く、できれば令和3年度中というふうに思うわけでありますが、そこら辺はいかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再々質問にお答えさせていただきます。冬季の訓練の必要性自体は、私どもも否定するわけではありませんし、やるべきことだと思いますけれども、先ほども申しましたように、体調管理は非常に大事なことだと思っています。そのためには、はっきりと言って私どものノウハウが薄い部分がありますので、令和3年度中とははっきりと明言し切れないかなと思っています。何回も同じような答えになりますけれども、ことしも、名寄市でも行われますし、もしかすると北見市の日本赤十字看護大学でもまた行われるかもしれません。まずは、そういう中で、訓練を開催できるようにノウハウを蓄積していきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

それでは、災害対応能力の強化に向けた消防署、消防団員との連携について伺います。先ほど、連携を密にというお話がありました。実際問題、5年前に山部地区に避難所を開設したとき、その検証、それから反省点を含めた対応というお話は伺っていますけれども、事、消防については、招集がかかるだろうというふうに自分で判断して、自宅待機をしていた消防団員が結構いたというふうに聞いています。しかし、残念ながらと言うのが正しいのかどうかわからないですけれども、招集されなかったと。これについては、招集する必要がなかったのか、もしくは、そこまで対応が回らなかったのかは不明でありますけれども、消防署、消防団を動かすために、協議といいますか、すり合わせといいますか、連携といいますか、そういう部分が少し希薄かなという気はしているのです。なぜかというと、それは、消防署や消防団の幹部の方とお話をさせていただいた中で、私自身、そういうふうに感じたところがあるものですから、いまは消防のほうにウエートがありますけれども、災害対応能力の向上という部分で、消防に対する考え方、要望、要請での問題はどういうところにあるかということ等々を整理する協議の場を設けていく必要があるのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えします。私どもと、特に富良野消防署で言えば、極端な話、自治体は違うことになりますけれども、もともとずっと同じ感じでやらせていただいていまして、常日ごろから意思の疎通を図っているつもりであります。ただ、いま現在、災害対策本部の考え方としては、実は庁内の職員しかはまっていない部分があります。そこで、より連携を密に図るために、指揮系統もはっきりできるために、消防職員も災害対策本部の中へ入っていけないかというようなことも検討も含めて調整させていただいています。それについては、防災会議にかけなければならない部分もありますので、すぐに結論は出ませんけれども、そういうふうに、常日ごろから、いざ何かあったときには指揮系統をはっきりさせようという部分も含めて消防とも連携、協議をさせていただいているところでございますし、今後も意思の疎通を図っていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 12番 佐藤秀靖

最後に、6項目めの防災教育の推進について質問させていただきます。先ほど、教育長から、もろもろの取り組みについてお話を伺ったところであります。お話にありました樹海小学校、樹海中学校の一日防災学校のお話についても、2月3日の北海道新聞富良野版に大きく掲載されていましたね。実は、去年、おととしの年末に学校にお邪魔をして、これをやりますというお話を伺っていました。そして、この取り組みが受賞されましたので、樹海小学校のほうにお邪魔をして、一日防災学校の内容、それから、生徒さんの反応等々についてお話を聞いてまいりました。お話を聞いた中で、ここが問題なのかなということが1点ありまして、ほかの学校にもやっぱり広げていかなければいけない、一学校ではなくて、富良野市全体に広げていかなければならないという部分で、それがなかなか広がらない阻害要因が一つあるのだろうなということがわかりました。それは何かというと、事前準備に時間がかかるということなのですね。今回も、教育委員会、それから総務課の担当の方も入って、地域の方とも調整をしながら、地域の皆さんに当日に集まってもらってという形で、非常にいい形でできています。そこの段取りに時間がかかるので、なかなか難しいということは校長先生から伺いました。これは、先生方の負担にもなりかねないというお話も伺いました。要するに、それを全校に広げるためには、その手間の部分を除去してあげなければいけない、省いてあげなければいけないということになるのです。そこら辺は、教育委員会である程度のひな形みたいなものをつくって、それを各学校に伝播させることが必要なのかなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。樹海小・中学校で開催した一日防災学校の関係を全学校に広げていく関係でございます。これにつきましては、いま、議員からも御指摘がありましたように、やはり、事前準備に時間がかかることが課題だということは聞いております。そんな中で、まずは1回やりましたことによって、多少のノウハウといいますか、そんな部分も蓄積されたと思います。それを重ねることによりまして、事前準備のあり方等々もマニュアル化、簡略化できてくるかというふうに思いますので、今後につきましては、教育委員会としてもマニュアル化等々に向けた準備等々を検討してまいりたいというふうに思います。以上です。

出典:富良野市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる