みんなの議会

富良野市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月19日

(1)新庁舎建設について/(2)東郷ダムについて/(3)行政改革について/(4)外国人の資産の取得に伴う課題について

2019年9月19日、富良野市議会の一般質問で、宮田均議員が「新庁舎建設について」「東郷ダムについて」「行政改革について」「外国人の資産の取得に伴う課題について」について質問し、市長 北猛俊、建設水道部長 小野豊、総務部長 稲葉武則、経済部長 後藤正紀が答弁しました。

質問者
宮田均 議員
答弁者
市長 北猛俊、建設水道部長 小野豊、総務部長 稲葉武則、経済部長 後藤正紀

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 宮田均

-登壇-順次、質問させていただきます。まず、1件目、新庁舎の建設について。次世代へつなぐ富良野の残すべきものとして、自然、森林に囲まれる夕張山系、大雪山系から流れ出す水、そして、川が多様な自然環境をつくり、動植物の宝庫ともなり、そうした自然の中で暮らす住環境は、意識せずに、都会人とは違った人、心、知恵を育む、私はそう考えております。これを基本に踏まえ、順次、質問させていただきます。1点目は、基本設計についてです。新庁舎建設のテーマである「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」というのは、具体的に基本設計のどこに、どのように反映されているのか、お伺いします。2点目ですが、山、川、豊かな東大演習林、歴史、文化、富良野らしい独自性というのは、私は全く感じません。これは、1点目と共通する点もございますが、歴史、文化、富良野らしい独自性はどこにあるのか、お伺いいたします。3点目に、計画前に市職員のアンケート調査を行っていますが、この目的と内容についてお伺いいたします。4点目に、緑豊かな外構工事の可能性についてお伺いいたします。イメージ図では緑が少ないと、私は思いますが、具体的には、基本設計のイメージ図にある庁舎右側の並木道などは考えられないのではないか。このような緑が多いイメージ図でできていることについて質問させていただきます。続いて、2件目東郷ダムに関して、事業の長期化と事業費の増についてお伺いいたします。当初の基本計画は、工期は、昭和47年から昭和56年の9年間であり、有効貯水量403万トン、総事業費は63億5,000万円、農業者の負担が3億3,500万円というガイドラインで始まりました。計画期間を6年過ぎた昭和62年、第1回計画変更がなされ、畑地のかんがいの新規要望などで、有効貯水量は430万トン、事業費は当初の約3倍の195億円となりました。しかし、平成5年、完成間近の湛水試験で水漏れが判明し、平成5年から7年にかけて地元負担金の協議がなされました。さらに、平成9年の2回目の湛水試験でまた水漏れが判明し、平成10年の第2回計画変更で事業費は285億円と当初の4.5倍になりました。市負担金も11億3,200万円です。平成12年には、水漏れの調査とは違って、浸透経路調査、貯水位上昇試験、だんだん水をためるものですが、これを止水対策調査として行い、平成13年の第3回計画変更で総事業費はおおよそ300億円ということになりました。ここで、質問させていただきます。1点目に、最終的に事業は47年間と長期化していますが、これまでの経緯と長期化の背景、対応はどうとられていたのかについて質問します。2点目に、総事業費は当初計画から約5倍となっています。有効貯水量は430万トンから18万トンに落ち、24分の1になっております。その要因について、当初計画の貯水量が過大であったのか、また、水漏れも重なり、事業費が膨らんだ、市民の負担も大きくなったと考えるが、市の見解と、どのように対応してきたのか、質問させていただきます。続いて、3件目、行政改革についてお伺いいたします。1点目に、職員の定員適正化計画についてお伺いいたします。計画目標の立て方の根拠、人口減などへの対応、民間委託、民営化、AI化などが考えられます。それから、専門職の人員配置について、専門職につきながら一般職の研修ということで他部署へ異動し、そのまま帰らないケースもございます。これらは定員適正化計画に影響していると考えますが、今後の考え方について質問させていただきます。2点目に、職員給与についてお伺いいたします。民間の東洋経済の調査では、富良野市職員の給与は、年収は約632万円で道内第3位と聞きますが、このランキングをどう捉えているのか、どう考えているのか、お聞かせください。3点目に、給与のあり方、決め方は多面的に捉える必要があると考えますが、今後の考え方についてお伺いいたします。続いて、4件目、外国人の資産取得に伴って、その課題の把握と対策についてお伺いいたします。北の峰地区の住宅、土地を外国人が取得し、建物を建てる、あるいは、建てかえ、改築もふえております。誰が持ち主かがわからず、町内会にも参加せず、ごみや防犯灯、除排雪、草刈りなど自治運営に支障が出てきています。今後も、外国人資本はふえ続けると予想されます。また、アンケート調査では高齢化が進む住宅地の売却も進んでいるという中で、早期に実態を把握し、現状にどう対応していくか、その対策を立てることが必要と考えるが、その点についてお伺いして、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 北猛俊

宮田議員の質問にお答えいたします。1件目の新庁舎建設についての1点目、基本計画・設計案についてでありますが、新庁舎建設は、令和元年5月に策定した基本計画をもとに、新庁舎建設のテーマである「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」の実現を目指し、庁舎と文化会館機能の複合化によって整備することとしており、人と人、人とまちをつなぐ庁舎の実現に向けては、協働のまちづくりの拠点として、市民と市民、市民と行政が連携してにぎわいのあるまちづくりを推進する施設となるよう、市民が気軽に訪れて、集い、交流する場として新庁舎に市民活動エリアを設けてまいります。その市民活動エリアのにぎわいが感じられるように、建物には吹き抜けやガラスを用い、上下階や建物内外をつなぐ明るく開放的な空間を創出してまいります。また、新庁舎は、富良野の豊かな自然をつなぐ庁舎となるように、周辺環境に配慮し、建物をシンプルな形状とし、建物のボリュームを抑え、富良野の自然と調和した外観としてまいります。次に、富良野の自然や歴史、文化、独自性等の反映についてでありますが、本市は、豊かな自然に囲まれた田園風景や質の高い農産物等が魅力のまちであり、この富良野の魅力に多くの観光客が訪れ、市民はもとより、富良野を愛する多くの人々によって富良野の歴史や文化がつくり上げられました。新庁舎の建設に当たっては、この富良野の自然や歴史、文化を大切に、まずは、人と人、人とまちをつなぐ庁舎となるよう、市民活動エリアを使いやすい1階に集約し、協働のまちづくりの拠点づくりを重視したところであります。また、新庁舎は、にぎわいのある商業エリアに隣接し、周辺には行政機関や住宅が建ち並び、空知川や北の峰スキーエリアの大自然をつなぐ位置関係にあります。この周辺環境に配慮し、外観は富良野の自然に調和するものとなるよう設計に反映させたところであります。なお、新庁舎の内装につきましては、今後の実施設計において、市民からいただいた御意見を参考に検討を進めてまいります。次に、平成25年6月に実施した職員アンケートの目的と内容につきましては、平成24年に設置した富良野市庁舎等施設整備検討委員会において、基本構想の策定に向け、理念や考え方を整理するため、庁舎・文化会館部会において実施したものであり、その内容は、現状と課題及び必要性、基本理念、基本方針、必要な機能について職員から意見、提言を求めたものであります。次に、新庁舎の外構工事につきましては、新庁舎の北側に緑地スペースを設けるとともに、南側の駐車場周辺に植樹を行い、緑に囲まれた庁舎となるよう、今後の設計において検討してまいります。次に、2件目の東郷ダムについての事業の長期化と事業費用増についてであります。この事業は、ダム建設による新たな水利権を国に求め、昭和47年に国営かんがい排水事業東郷地区として、当初計画で、受益面積2,307ヘクタール、受益戸数658戸、総事業費63億5,000万円で着手しております。その後、昭和62年に受益面積の増及び用水路の延長増による第1回計画変更を行い、平成5年から6年にかけてと、平成9年の2度にわたり試験湛水を行ったところですが、想定を上回る浸透水が確認されました。平成10年にダム基礎処理対策及び畑地面積拡大による受益面積の変更による第2回計画変更を行い、平成12年にダムの浸透経路を絞り込むために貯水位上昇試験を実施したところですが、浸透経路の特定には至りませんでした。平成14年には、中富良野町本幸を受益地に加え、第3回計画変更を行い、あわせて、東郷ダムの改修と本幸地区への用水路建設を事業内容とした関連別事業として、国営かんがい排水事業ふらの地区を総事業費79億円で着工しております。平成25年には、農業情勢の変化により、受益面積2,713ヘクタール、有効貯水量18万トンとし、東郷地区においては、執行事業費の精査のため、第4回計画変更を、また、ふらの地区においては、ダム改修工法の検討、実施による第1回計画変更を行い、東郷地区で229億1,200万円、ふらの地区で93億円の総事業費となっております。事業期間が延長された主な要因としては、受益地拡大による用水路等の事業量の増、試験湛水による想定外の浸透水量に対する対策工法の調査、検討及び施工によるものであります。次に、当初計画から事業費の増と有効貯水量の減についてでありますが、事業費については、東郷地区においては、事業量の増及び想定外の浸透水量への対策のほか、物価変動により総事業費がふえたものであります。有効貯水量につきましては、当初計画において、東郷地区での水利権の確保のためにダムは重要な施設と位置づけたところでありますが、その後の農業情勢の変化により、受益面積において、水田から畑地へ変更となり、使用水量が大幅に減少したこと、また、既得水利権を利用した水利再編等により農業用水の確保ができるようになったことから、事業計画の変更が行われております。3件目の行政改革についての1点目、職員の定員適正化計画についてでありますが、定員適正化計画は、住民の行政ニーズの多様化や少子高齢・人口減少社会の到来など、情勢の変化に対応して的確な行政サービスを提供するため、職員の適正な定員管理を計画的に行うことを目的として、本市においては、第4次計画を平成32年度までの5カ年計画として平成28年に策定いたしました。第4次計画の策定に当たっては、社会情勢の変化による新たな行政需要に対応しつつ、業務の軽減化や民間活力の導入を検討し、簡素で効率的な行政執行体制の推進を図るとともに、総務省が公表している類似団体別職員数の状況を活用し、計画期間内の定年退職予定者数と採用人員の平準化を勘案した上で策定したものであります。次に、専門的知識を持った職員の人事配置についてでありますが、本市では、平成16年度から一般行政職員として職員採用をしており、また、平成19年の地方自治法改正により、事務吏員、技術吏員の制度が廃止されたことから、全てを地方自治法に基づく職員として任命しており、特に専門的知識や資格を持った職員については、機構の改編や管理職員への登用などを除き、その専門的知識や資格を必要とする部署に配置しているところであります。定員適正化計画は、本市総体の定員管理を行うものでありますので、個々の職員の異動によって本計画の推進に影響するものではありません。今後とも、職員配置に当たっては、適正かつ適材適所の配置に努めてまいります。2点目の職員給与についてでありますが、東洋経済による公務員の平均年収ランキングは、平成29年度地方公務員給与実態調査のうち、税務職、医療技術・看護保健職、福祉職、企業職、技能労務職、教育職が含まれていない一般行政職の区分のみがランキング化され、掲載されております。本市においては、本調査の一般行政職に該当する職種に比較的年齢の高い職員が配置されており、さらに、扶養手当、通勤手当、住居手当、4月分時間外手当など、職員個々の環境によって変動する手当も含まれた内容となっております。それぞれの地方公共団体の人員配置状況や職員個々の環境によって各年度の数値が変動するものでありますので、掲載記事の内容によって対策を図ることは考えておりません。なお、一般的に、地方公務員の給与水準をあらわす際に用いられるラスパイレス指数については、平成30年4月時点において全地方公共団体の平均で99.2、全国の市平均で99.1であり、本市は99.1となっております。本市の人事行政の運営状況につきましては、地方公務員法第58条の2及び人事行政の運営等の状況の公表に関する条例に基づき、毎年、広報紙及び市ホームページで公表しております。次に、給与のあり方、決め方についてでありますが、本市は、地方公務員法第7条により、人事委員会を設置しておりません。そのため、他市町村と同様に、地方公務員法第24条による均衡の原則にのっとり、人事院勧告の取り扱いについての閣議決定及び総務副大臣通知に基づき、原則として人事院勧告に基づく国家公務員の給与及び北海道人事委員会の勧告に準ずることとしております。4件目の外国人の資産の取得に伴う課題の把握と対策についてでありますが、近年、富良野市内においても、外国資本や市外事業者による土地の取得や、ホテル簡易宿泊施設などの建設とともに、民泊の届け出も見受けられる状況にあります。とりわけ、北の峰地区につきましては、ホテル、旅館等の多い地区であり、さらに宿泊施設が増加してきている状況にあることから、地域住民が抱える課題について、町内会、連合町内会から状況を伺うとともに、住民からも聞き取るなど、課題を把握し、町内会の加入状況やごみ問題などの課題解決に努めてまいります。以上です。

質問 1番 宮田均

新庁舎の建設について、「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」というテーマで、基本構想、基本計画をつくり、基本設計をしたとお聞きしました。説明としては、人とまちをつなぐ、あるいは、みんなに来ていただきやすいというようなこと、そして、自然環境については山などをつなぐというような形で、次世代の子供たちへつなげていくというようなことだったと思います。ただ、1点目の質問については、2点目とちょっと重複した部分があって、答えも重複したために混乱するようなところがありましたので、具体的には非常にわかりにくい。このイメージ図でいきますと、あるいは図面を見ますと、ただのオフィスビルのようでして、コンパクトにと言っておりますが、実際には富良野のいまの庁舎よりも1階高く、また、前庭がなく、前のほうは狭くて緑も少ない、私はそういうように感じます。基本構想にあったように、人、まち、自然をつなぐということ、さらに周辺環境という意味がちょっとわかりにくいので、これについてもう一度伺いたいと思います。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えいたします。新庁舎の建設テーマである「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」にかかわる内容ということかと思いますが、市長からも一度答弁させていただいております。決して、形だとか、そういった意味合いのものではないというふうに考えています。人とまちをつなぐといった部分に関しましては、新庁舎がまちづくりの拠点となり、市民や企業など、さまざまな人と人をつなぐことでまちが活性化し、新たなコミュニティーが生まれる、また、そうしたコミュニティー同士がつながることにより、まち全体がつながっていく、そのような場所を庁舎内につくるということがコンセプトでして、この部分は単に外観のことを意味しているものではないというふうに考えています。また、自然をつなぐという部分につきましても、シンプルな形で自然と調和するような色彩ということでして、富良野の雄大な自然を邪魔しないというか、極力、影響を少なくするといったようなことで、シンプルにしてボリュームを極力抑える、色合いも落ちついたもので、奇抜な色合いではないものというコンセプトで考えているところです。以上です。

質問 1番 宮田均

基本構想は抽象的なものですから、それについての答えは非常に抽象的になりますが、図面を見るとただのオフィスビルに見える、人、まち、自然をつなぎというのはどこに入っているのかなという疑問が出てきます。まちから人が来やすい、そして、協働のまちづくりという意味合いはわかりますが、市民も、これを見て、「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」というのがこの形なのかと、やっぱり疑問が残ると思います。いまのお話だと、色とか形だけではなく、来やすいところをつくるということで、「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」なのだと、そのように市民に理解していただくということでよろしいでしょうか。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

人をつなぐといった意味合いでいきますと、今回、庁舎と文化会館を複合化することも一つございまして、これは余り例のないつくり方でもございます。また、この庁舎自体、市民が主役の庁舎を目指したものとなっておりまして、したがいまして、市民活動エリアを市民が集まりやすい1階に集約し、市民が主役の庁舎を目指していきたい、そして、にぎわいにつなげていきたいというコンセプトでございます。

質問 1番 宮田均

堂々めぐりなので、2点目に移ります。歴史、文化、富良野らしい独自性と。富良野らしいというのは個人によって違うのでしょうけれども、今回、富良野の景観条例もできてきます。そういう中で、歴史、文化、富良野らしい独自性というのは、この基本設計の中ではどういうところで表現しているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えします。富良野らしいといった意味ということでしょうか、先ほど申し上げたコンセプトとほぼ同じような内容になりますが、富良野らしいというのは、先ほど申し上げたとおり、ほかにはなかなか例を見ない庁舎と文化会館を合わせた庁舎ということで、これが富良野市らしい新たな庁舎を目指したものというふうに考えています。先ほど申し上げたように、市民が主役の庁舎ということをコンセプトにしまして、庁舎と文化会館をコンパクトにまとめる、そして、市民同士が見える距離感にあり、働く人や窓口に来る人、演じる人や見る人等が同じ場所を共有するアットホームな庁舎を目指して、それが新たな富良野らしい庁舎を目指しているという意味でございます。

質問 1番 宮田均

これは主観的なものかもしれませんが、やっぱり、富良野に生きる者として、基本計画にある次世代の子供たちへつないで誇れるような建物にしていくということをこの中にどういうふうに生かしていくのか、そうした考えがなかなか見えにくいと申し上げて、2点目の質問を終わらせていただき、3点目に移りたいと思います。庁舎に関して、現状の課題などについて市職員に対してアンケートをとったということですが、同じように、市民にも庁舎についてのアンケートをとったのでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えいたします。先ほど市長からも答弁させていただきましたけれども、平成25年6月に実施したアンケートということでお答えさせていただいてございます。これについては、平成24年9月に庁舎施設整備検討委員会というものを設置させていただきまして、その中の一つの部会である庁舎・文化会館部会でアンケートをとらせていただいたものでございます。ただ、このアンケートは意見、提言を求めるもので、そのアンケートをもとに今後の考え方に生かすというものでございますので、これについては職員だけのアンケートで終了させていただいているところでございます。(発言する者あり)つけ加えさせていただきます。先ほど言いましたように、平成25年6月に部会で職員アンケートをとったところですが、ここで出された意見を庁議内で参考にしたということでございまして、市民に対してアンケートはとっていないところでございます。以上でございます。

質問 1番 宮田均

いまの答えでは、職員のアンケートはとった、でも、市民のアンケートはとっていないと。そうすると、これは、市職員の主導で、発端は市職員による庁舎の考えで始まっているのではないですか。そこについてお伺いします。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

市職員の発端でということではありません。平成24年当時からになりますが、議会からもいろいろと御質問をいただきまして、基金を設置しながら、将来的に、庁舎または文化会館を含めて建てかえなければならないという議論がなされてきたところでございます。こちらについては、基本構想、また基本計画の中でも説明させていただいているところでございます。そういう中で、たたき台としてというか、どういう機能を備えたらいいかという設問でございますので、それをもとに全てを決めたということではございません。以上でございます。

質問 1番 宮田均

議長、いまの答弁は、聞いた答えになっていないと思います。要するに、市職員に対してはアンケートをとっているが、市民にはアンケートをとっていないということでした。つまり、市職員の内部でアンケートをとって、その立案も職員たちだけで始まっている、市民を巻き込まない、市職員だけの考え方で始まっているのではないのかという質問をしているわけでしょう。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

宮田議員の再々質問にお答えさせていただきますが、市職員の考え方で進められているのではないかというような御質問だと思います。先ほどもちょっと申し上げさせていただきましたけれども、当初……ちょっとお待ちください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

大変申しわけありません。経過について御説明をさせていただきますけれども、皆様も御承知のとおり、市の庁舎につきましては、耐震構造になっていないことは御理解をいただいているかと思います。そして、平成23年になりますけれども、富良野市総合計画の中に庁舎等整備事業を初めて掲載させていただいておりまして、平成24年9月には庁舎等整備検討委員会を設置させていただいているところでございます。この発端ですが、以前から、市議会の中でも、市庁舎の建設について検討しないのかというような御質問をいただき、なおかつ、平成25年3月には基金を持ち、毎年度の財政状況から見ながら建てかえをしていくということになっております。この間、市議会からも何度か質問をいただきましたし、地域懇談会におきましても市の考え方を説明させていただきながら、市庁舎の建設に関する基本構想を策定させていただきました。そして、昨年の基本計画の策定に当たりまして、皆様の御意見をいただきながら、また、市民、議会、行政が一体となった検討委員会をつくりながら、基本計画を策定させていただいているところでございます。このように、基本計画策定のときにも御意見をいただいてございますし、また、地域懇談会においても御意見をいただき、なおかつ、パブリックコメントを含めて、皆様から御意見をいただいているところでございます。ですから、決して行政が主体となっているわけではなく、市民の皆様方と一体となって進められているというふうに理解をしているところでございます。

質問 1番 宮田均

いまの答弁ですが、僕が言っているのは、最初の立案の時点です。耐震はわかりますよ。建てかえなければならない、そういうことが出てきたときに市民の声をどういうふうに酌み取ったのか。アンケートではなくて、酌み取ったのかです。いま、地域懇談会、パブリックコメントをやってとか言っていましたけれども、パブリックコメントは違うのではないですか。もう計画ができていて、それに対してどうだというものではないですか。そうではなくて、初めの立案のときに、どうやって市民の意見を取り入れたのかということが一番重要になってくるのではないかと思います。その点について、もう一度お伺いいたします。(「休憩」と発言する者あり)

質問 1番 宮田均

いま、市職員のアンケートから、市職員主体で、市民の意見が取り入れられなかったということに対しては、そういう経緯を踏まえてきた、いままでそうやってきたのだというようなことなのですが、余りにもスケジュールが間近になってきている、そして、急いでいるというのもわかりますが、こういうような現状では、やっぱり、いままでこうやっていますよという市民への周知がまだまだ足りないのかなというようなことで、この質問は、また精査しますので、次に回したいと思います。4点目に、緑豊かな外構工事の可能性についてですが、駅前の再開発のときのイメージ図としてこういうようなものが出てきました。駅前も緑が多かったのです。ところが、できたら緑がなかったのです。このことについてだけ質問させていただきます。済みません。もう一度ですが、先ほど言ったように、庁舎について、現実はイメージ図のようにしっかりなるのかという可能性について、もう一度お聞かせください。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えいたします。庁舎の周辺、外構の緑地スペースといったようなことかと思います。基本設計書にありますように、皆さんも御存じの庁舎の北側の緑地スペースは、おおむねそれに近い形で、これから実施設計をしていきたいというふうに思っています。さらに、駐車場の周辺についても、これから、実施設計の中で、なるべく緑地スペースをとりながら設計をしてまいりたいというふうに思っています。あと、西側の並木道ですよね。実は、そこの部分は西2条の街路樹をイメージして描かれていまして、そこについては基本的には整備済みです。絵は若干誇張されて描かれているような気がしますけれども、西2条については整備済みの街路樹の絵を描いているものです。ですから、今回、この庁舎の整備の中でやる予定ではないのですけれども、街路樹として管理する、あるいは、枯れたら植え直すといったような形で街路樹を守っていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 1番 宮田均

続いて、東郷ダムのことについてお伺いします。水漏れによる市の負担金について、2回、3回の内容を見ますと、88億円余りが水漏れでかかっているわけですね。そして、最終的には、水漏れを直さないで、そのまま、430万トンから18万トンに減らして完成を迎えるという方向です。このことについて、まず、水漏れは富良野市のせいなのか。それから、最初の430万トンから18万トンに減ったわけです。水利権のことを言っておりましたけれども、市民としてはどうしても納得できないのです。水漏れを1回で防げず、2回目も防げなかった、そして、3回目に移ったという経緯です。これは議会でも認めてきたわけですが、農業者の3億幾ばくの負担を少なくし、市のほうでこれを負担していくというようなことを議会で決めたと思うのですけれども、非常に負担が多くなってきているということで、このことについて、もう一度、考えを聞かせいただきたいと思います。(発言する者あり)

質問 1番 宮田均

最後変わっただけで……

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えいたします。昭和47年から始まりました国営の事業でございますけれども、当初計画、その後に4回の変更等を踏まえながら、都度、事業者であります北海道開発局等を中心に、また、主体となります土地改良区、あるいは受益者の生産者、もちろん富良野市、その後、中富良野町も含めながら、変更等に当たってどういう対応をしようかというのは、随時、検討、協議し、富良野市議会にも御説明させてもらいながら、その状況等が変わってまいりました。ただ、いかんせん、ダム自体がなかなかたまらない状況だったことは確かでございます。その間、何度かの変更等を踏まえ、平成25年、最後の変更と、さらに精査等を行った中で、来年、令和2年に完成の予定でございます。なお、その数値等につきましては、ただいま精査中でございます。先ほど答弁させてもらいましたとおり、状況、時勢等によりまして、ダムの水利権等も、例えば、田んぼがなくなり、全てが畑でのかん水となった計画、あるいは、受益者等の変更等もございまして、さらには、その他の整備等もふえたりという部分があり、そうした都度の変更の中で現在に至ってございます。以上でございます。

質問 1番 宮田均

これは、令和2年で完成するのかどうか、富良野市の負担が10億4,500万円というのは変わらないのでしょうか、そこだけ確認いたします。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えいたします。平成14年の第3回の計画変更時に、総事業費300億円、市の負担として10億4,500万円ということになりました。その後、平成25年に第4回変更ということで、総事業費299億1,200万円となり、これは東郷及びふらの地区を合わせてでございますけれども、このとき、市の負担金は10億2,900万円で精査を進めているところでございます。最終は、来年度の令和2年度の完成をもっての精算になろうかと思います。以上です。

質問 1番 宮田均

当初、農業者が3億3,500万円の負担で始まった事業ですが、市の負担が10億2,900万円になったということで、これで決定するということでお聞きしますが、それは完成後ということですね。そういうことで納得いたします。次に移りたいと思います。次に、行政改革について、職員の定員適正化計画についてお伺いいたします。定員適正化計画の中で、人口減などにより民間委託、民営化、AI化などが進められると思います。いまの答えでは、平成28年にできたものとその前の計画は基本的な考えが同じだというふうに私は受けとめたのですけれども、この時代変化の中ですから、やはり、いま変化が求められていると思いますので、定員適正化計画はいままでと同じような考えなのか、その点についてだけお伺いします。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

宮田議員の再質問にお答えいたします。定員適正化計画につきましては、先ほど御答弁させていただきましたように、第4次計画は平成28年度から32年度ということにさせていただいています。このときもそうですが、それ以前の計画につきましても、その都度、民間委託や人口減も含めて、できるだけ肥大化しないようにというのが私どもの考え方でございます。今後、平成33年以降といいますか、令和3年度以降になるかと思いますけれども、その考え方もあわせて、先ほどから答弁させていただきましたRPAとかAIの活用なんかも含めて、次の考え方に進めていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 1番 宮田均

2点目の職員給与についてです。私は、民間団体の調査ですけれども、東洋経済の数字について市に伺いましたら、大体44歳平均で622万円ほどというようなことでした。僕は、この数字が高いとかなんとか、一言も言っていないのですよ。ただ、給与の適正化というものがどういうふうにちゃんと図られていくのかというのは、議会や監査を含めて、やはり市民の皆さんは見ていると思うのです。ですから、市の執行部のほうも、民間の調査ですが、こういう数字を考えながらやっていくべきで、人事院勧告とか、そういうものではなくて現状に合わせた数字というものも必要になってくると思いますが、その点についてお伺いいたします。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

宮田議員の再々質問にお答えさせていただきますけれども、先ほども答弁させていただきましたように、私どもの市につきましては、小規模ということがありまして、国で言う人事院、都道府県、指定都市におきます人事委員会というものは持っておりません。その関係もありまして、調査をすることはできないのです。ただ、人事院勧告につきましては、全国の約5万8,000事業者のうちから1万2,500事業者を抽出してございますし、また、その中で、役職、また勤務地域、年齢、学歴に合わせて勧告をしているというふうになってございますので、人事院勧告については適正な勧告だというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 1番 宮田均

いま、市民の皆さんも、東洋経済の出した道内第3位だという数字を見ているわけですよ。それをどういうふうに受けとめて、どういう見解を持っているのか、もう一度、その点についてお伺いします。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

宮田議員の再々質問にお答えさせていただきますけれども、先ほど市長の答弁でもお話をさせていただきましたように、この出どころといいますか、もともとの数値につきましては平成29年地方公務員給与実態調査というものでございます。この中には、いわゆる税務職、または看護・保健職、福祉職、教育職が入っていませんので、一般行政職のみのランキングが適正かということになると、決してそういうふうにはなりません。また、先ほども言いましたように、扶養手当、通勤手当、住居手当も含めた個々の数字による部分がありますので、先ほど申しましたように、この掲載記事や内容によって対策を図ることは考えていないところでございます。以上でございます。

質問 1番 宮田均

いまの答えは先ほどの市長の考えと同じで、道内第3位のランキングだけれども、そうはなっていないと。では、実際はどうなのか。ランキングで第3位といったら上位ですよね。これをどう捉えるかということなのです。だから、僕は、そのことをどう考え、どう捉えているのかということを聞きたかったのですよ。その辺についてもう一度お聞かせ願いたいと思います。実際の話……(発言する者あり)

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

宮田議員の再々質問にお答えさせていただきます。先ほども申しましたように、この数字は、捉え方によっていろいろな捉え方ができると思いますし、先ほど申しましたように、個人の環境によっても違いますし、毎年の人事配置によっても数字が変わってきます。ですから、それに合わせてランキングもそれぞれ変わってくるというふうに思っていますので、この記事の掲載によって対策を図ることは考えていないということでございます。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月19日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる