みんなの議会

富良野市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日

(1)観光行政について/(2)広報・広聴について/(3)市民参加手続制度について

2018年12月12日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「観光行政について」「広報・広聴について」「市民参加手続制度について」について質問し、市長 北猛俊、経済部長 後藤正紀、総務部長 稲葉武則、市民生活部長 山下俊明が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
市長 北猛俊、経済部長 後藤正紀、総務部長 稲葉武則、市民生活部長 山下俊明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 佐藤秀靖

-登壇-通告に従い、3件質問いたします。1件目は、観光政策について伺います。国は、国内経済の成長戦略の柱として、2003年に観光立国宣言をし、縮小する国内観光需要を補塡、拡大すべく、外国人観光客、いわゆるインバウンドを呼び込み、日本の魅力を紹介し、観光産業マーケットを拡大するとともに、未開拓であったインバウンドマーケットを掘り起こすことにより、観光関連産業のみならず、海外からのさまざまな分野での投資を喚起して日本経済の立て直しを図ってまいりました。こうした政策推進の結果、観光関連産業の置かれた環境は一変し、国際化、情報化の大きな環境変化への対応を余儀なくされました。本市における観光は、昭和の時代からスキー、ラベンダー、「北の国から」で一躍、有名観光地の仲間入りを果たしましたが、時代の変化とともに、平成14年をピークに観光客数は減少の一途をたどりましたが、近年の外国人観光客の増加で減少から増加へ転じたところであります。観光形態は、団体から個人へ、周遊型から滞在型へ、見学型から体験型へと、この10年間で大きく変化をしました。本市においては、国が観光立国推進法を制定した翌年の平成20年5月に富良野市観光振興計画を策定して、目標を達成させるための具体的な施策や数値的目標を定め、取り組んできたところでありますが、観光産業が置かれた環境変化に即していない部分も散見され、平成29年度で観光振興計画が終了するため、次期観光振興計画の策定は、時代に合致した視点、発想、ビッグデータなどを活用した振興計画の策定が求められていました。このたび、次期観光振興計画案が公表されましたので、この計画案について5点質問いたします。1点目は、次期観光振興計画案策定に当たっての考え方及び前計画の検証と次期計画への反映について。2点目は、実施計画、アクションプランの策定について。3点目は、ふらのビジョン2030の実現に向けて、全庁的な取り組みと庁内調整の考え方について。4点目は、ふらのビジョン2030の実現に向けた観光地としての市民理解、協力について。5点目は、ビジョンの点検、見直し、PDCAサイクルに基づいたチェック体制について、伺います。続いて、サイクリング観光について伺います。近年、国民の健康志向の高まりによって、ウオーキングやマラソン、サイクリングなどのスポーツを気軽に楽しめる環境を整え、生活習慣病予防や生活の質、QOLを向上させる取り組みが盛んであります。とりわけ、サイクリングに関しては、自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成やサイクルスポーツの振興等による活力ある健康長寿社会の実現、サイクルツーリズムの推進による観光立国の実現、自転車事故のない安全で安心な社会の実現を目標に、平成29年5月に自転車活用推進法が制定されました。本市及び周辺地域には、昭和の時代から多くの個人や大学サークルなどサイクリストが訪れ、その走る姿は、初夏から初秋にかけての風物詩となっています。また、本市においては、サイクリングブームが起こる以前の平成21年から、サイクリングをしながら休憩所で地域の特産、名産物を味わうサイクリングイベントを誘致し、さらには、富良野・美瑛広域観光推進協議会が主体となってサイクリングコースを設定し、コース上の道路面にコース表示をするなど、サイクリング観光推進に努力しているところであります。そこで、2点伺います。サイクリング観光推進・需要拡大について、サイクリストの宿泊人数や宿泊延べ数など数値的な把握がされていないようであります。サイクリング観光推進拡大に向けて、数値的実態を把握する必要があると思いますが、見解を伺います。また、サイクリングコースやサイクリング観光の受け入れ体制、地域情報などを提供するデジタルコンテンツの構築、活用が必要と考えますが、見解を伺います。2件目は、広報・広聴について、2点伺います。1点目に、平成29年第3回定例会において、広報・広聴について市長の見解を問いました。その際に、広報活動に関し、広報紙やホームページ、フェイスブックなどさまざまな媒体を通して広報しているが、どんな年齢層がどの媒体を通して情報を取得しているかなど、広報活動の効果を確認、検証するためのアンケート調査などをする必要があるのではないかと提案しました。これに応じ、ことし1月に市民向けのアンケート調査を実施して、広報ふらの5月号にその結果を報告しているところであります。このアンケート調査の検証や、アンケートにおいて市民から出された意見など、アンケートから得られた知見をどのように活用していくのか、お考えを伺います。また、1点目同様、平成29年第3回定例会において、災害時や事件・事故など緊急時の際の報道対応の手順の策定と事実関係を客観的に示す公式見解文書、いわゆるポジションペーパーの用意が必要ではないかと提案いたしました。これは、戦略的広報という観点から、緊急時のメディア対応は極めて重要で、災害などの緊急時に市民や報道機関に対し、混乱することなく毅然とした対応をすることで、市民に安心を与え、報道機関には行政としてのガバナンスがしっかりとられているという好印象を与えることができます。平成29年第3回定例会での答弁では、市としての見解等を記したポジションペーパーを準備し、緊急時のリスクマネジメントに活用してまいりますということでしたが、現在、まだ作成していないということであります。危機管理意識が希薄と言わざるを得ません。可及的速やかに作成する必要があると考えますが、再度、見解を伺います。2点目に、市のホームページについて伺います。これも平成29年第3回定例会で質問しましたが、ホームページの構成や内容によって、自治体の好感度のよしあしに影響を及ぼすことが往々にしてあり、市民のみならず、移住、定住を考えている方や本市に進出を考えている企業など、本市に関心を持つあらゆる人に対する富良野の魅力を最大限訴える戦略的広報、戦略的情報発信という観点から、現在のホームページの構成を改修する必要があるのではないかと見解をただしました。その際、平成27年3月にホームページの全面的な見直しを行い、スマートフォンやタブレット端末への対応などを行ったが、見直し後2年が経過し、目的の記事が探しづらい状況も一部生じていることから、今後、ホームページ全体の構成を検討し、より効果的な情報発信が行われるよう、改善に向けて調査研究してまいりますという答弁をいただいたところであります。その後の調査研究、検討経過はどのようになっているか、伺います。3件目は、市民参加手続制度について伺います。本市では、市が持つ情報は市民のものであるを基本に、積極的に市民に情報提供し、市民と情報を共有することを原則に、住んでいてよかったと実感できるまちを市民と市がともに考え、ともにつくり上げることを目的として、平成17年6月に富良野市情報共有と市民参加のルール条例が制定されました。条例では、規定に基づき、3年ごとに見直しを行い、3年間における市民参加制度の運用実績を検証するため、富良野市市民参加制度調査審議会が富良野市情報共有と市民参加のルール条例の実施状況と改善方法に関する意見書を提出しています。本年3月に提出された意見書によれば、運用実績と評価についての情報の共有では、市のホームページについて、市民参加手続の情報について詳しく掲載されているが、得たい情報に簡単にたどり着けるよう、利便性の向上に向けて改善を図る必要があるとのこと、市民参加手続では、条例制定から12年が経過し、市民の世代交代も進んでいることから、再度、市民参加手続制度について周知を図ることが必要であること、現在のパブリックコメント手続において、最終段階の案を公表し、意見を募集しているが、その前段の企画段階での意見募集など、市民参加を促す工夫が必要としています。これら意見書の内容について、見解、対応を伺います。最後に、市民参加手続についての職員の意識向上について伺います。昨年8月に市民参加手続制度に関する職員アンケートを実施しています。その中で、現行制度で見直しが必要だと思う点や改善内容などでは自由回答で16件の意見が寄せられ、職員の皆さんの間でも考え方、捉え方には温度差があることが見てとれました。アンケート結果及び自由回答に対する見解を伺います。また、職員の意識向上につながる教育はどのように考えて実施しているのかを伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えいたします。1件目の観光行政についての1点目、次期観光振興計画(案)についてであります。初めに、策定に当たっての考え方でありますが、前計画においては、農業と観光が緊密に連携し、農村観光都市の形成を目指して計画を策定しております。次期計画は、農業と観光産業の振興に加え、新たな視点として、顧客中心の考え方と住民生活の質を高める仕組みづくりを盛り込み、2030年における本市観光のあるべき姿を想定し、ふらのビジョン2030として策定したところであります。次に、前計画の検証と新計画への反映についてでありますが、検証の結果、4月と11月の閑散期の対策、スキー人口の減少に伴う冬季観光客の減少、増加する外国人観光客への対応などを課題として整理しております。これらの課題解決に向け、富良野ならではのライフスタイルの創出や来訪者の滞在を演出するサービスの集積などを重点目標として計画に反映させております。次に、アクションプランについてでありますが、本ビジョンの達成に必要な中期目標を3年から4年の周期で設定し、総合計画、都市計画、富良野らしさの自然環境を守る条例などに関し、庁内調整を行いながら、具体的なアクションプランを作成してまいります。次に、市民の理解、協力についてでありますが、住民生活の質を高める環境づくりを重点項目の一つとして盛り込んでおり、引き続き、市民のホスピタリティー意識、おもてなしの心の向上を促すとともに、本年度実施の観光がもたらす住民意識調査の結果を見える化し、市民への理解を深めてまいりたいと考えております。次に、ビジョンの見直し、チェック体制についてでありますが、ビジョンの見直しは、アクションプランの検証、見直しとあわせて実施するものとし、ふらの観光まちづくり戦略会議を中心に行ってまいりたいと考えております。2点目のサイクリング観光についてでありますが、本市のサイクリング観光は、富良野・美瑛広域観光推進協議会を主体に広域の連携で進めており、美瑛から占冠まで、全長250キロメートルから成る三つのモデルコースを設定しております。本年6月に開催されたグレートアース第9回北海道富良野ライドが参加者1,000人規模の大会となっていることなど、サイクリング観光の需要はますます増加するものと考えております。次に、サイクリングコースなどの情報提供についてでありますが、パンフレットを作成し、各インフォメーションでの配布を行うとともに、毎年、東京で開催される日本最大級のサイクルイベントであるサイクルモードに出展し、サイクルルートや関連イベントのPRを行ってきております。本年は、夏にオーストラリアからプロのサイクリストを招請、秋には台湾の国際大会においてPR活動を行ってまいりました。また、来年2月に埼玉で開催されるサイクルエキスポに参加を予定しており、誘客拡大に努めてまいります。2件目の広報・広聴についての1点目、広報の役割についてであります。本年1月に実施した広報活動におけるアンケート調査では、18歳以上の市民1,000人を対象に調査用紙を発送し、348人から回答を得たところであります。広報ふらのの総合的な評価につきましては、非常に満足しているが4.9%、やや満足しているが26.2%、満足しているが58.5%で、合わせて89.6%の人が満足していると回答しており、市民から高く評価されていると認識しております。今後は、アンケート調査による市民からの意見を踏まえ、情報が探しやすく、幅広い世代に興味を持ってもらえるように、健康、福祉、防災、子育て、観光など分野ごとに分けた掲載を検討するとともに、視覚にハンデのある人や高齢者などへ配慮したユニバーサルデザインによる書体や多言語による情報配信につきましても調査研究してまいりたいと考えております。次に、緊急時のメディア対応の手順の策定とポジションペーパーの用意についてでありますが、災害時または重大な事故が発生した場合には、発生事象の事実関係や市の対応内容や方針などについて伝え、被害の拡大防止と2次被害などに対する市民の不安を解消することは重要と考えております。そのため、緊急事態において、事実内容、経過、現在の状況、今後の対策、市としての見解などを記したポジションペーパーの様式を作成し、緊急時のリスクマネジメントとして全庁的な取り組みを図ってまいりたいと考えております。2点目のホームページについてでありますが、現在、本市のホームページでは、戦略的な情報を発信するため、トップページにバナーを配置することで目的とする情報に導く画面構成としており、具体的には、観光情報、ふるさと納税、新庁舎建設、仕事情報、移住情報などにつきましては目的の情報に直接アクセスできる構成としております。また、戦略的な情報として必要性が高いものにつきましては、フラノ・ジョブスタイルやメイドインフラノのような専用のサイトを開設し、積極的に情報発信を行っているところであり、移住者向けの情報専用サイトについても現在作成中であります。現ホームページは、平成27年にリニューアルをしておりますが、以前からの情報に加え、掲載する情報量も多くなってきており、目的とする情報を探しづらくなっている状況も一部生じているため、市民向け、観光客向けなどのテーマごとに分類するなど、情報の整理が必要と考えているところであります。また、技術的な課題として、高齢者や障がい者などに配慮するために改正された新たなウエブアクセシビリティー規格への対応や暗号化通信による安全な通信環境への対応など、新たな課題も出てきており、情報通信技術の変化に合わせた対応が求められております。そのため、ホームページ用サーバー機器の更新時期に合わせ、外部委託を含め、全体のデザイン構成の見直しと多様なデバイス(機器)への対応について検討してまいります。3件目の市民参加手続制度についての1点目、市民参加のルール条例の実施状況についてであります。本年3月に市民参加制度調査審議会から提出されました意見書に記載の市民参加手続の周知につきましては、審議会の開催、パブリックコメント、意見交換会など事案によっては複数の手続を行い、広報、ホームページ、市民参加手続コーナーで周知を図って進めてきており、施設の建設など市民の関心の高い事案については多数の意見が寄せられるなど、一定程度、市民に定着しているものと認識しております。一方、パブリックコメントに対し、意見の少ない事案も見受けられ、また、制度発足より期間も経過し、市民の世代交代も進んでいることから、改めて市民参加制度の目的、意義について周知を図ってまいります。次に、パブリックコメント手続についての工夫でありますが、特に市民の関心が高く、広い範囲に影響が及ぶ事案につきましては、早い段階で複数の方法により市民参加手続を実施するとともに、いただいた意見に対し、わかりやすい回答とするよう努めてまいります。なお、市民参加制度調査審議会の意見書を受けまして、市民参加手続の対象とする市の仕事の内容として、市税等の条例改正など、市民の意見をいただいても反映の余地がないものもあることから、今後、条例の整理を図ってまいります。2点目の職員の意識向上についてでありますが、昨年8月に実施した職員アンケートでは、市民への情報提供や情報共有ができた、市民への説明を通して自身の政策理解度が高まったなど、市民参加手続に関しては有効かつ必要なものと考えている職員が多いという結果が出ております。また、自由意見につきましては、積極的な情報発信、わかりやすい言葉での情報発信、ワークショップ等の複数の方法による市民の意見の反映など、市民参加手続についての前向きな提言が多数見受けられ、職員においても、市民参加手続への理解と一層の制度の推進により、市民の意見を市の計画等へ積極的に反映させていきたいという意識があらわれたものとなっております。次に、職員の意識向上に対する教育でありますが、市民参加手続制度についての職員研修につきましては、平成29年8月2日と8月9日の2回に分け、本制度に関する研修を受けたことがない若手職員を中心に56名の参加により開催し、情報は市民のものであるという基本原則、制度の趣旨及び効果的な市民参加手続の実施方法などについての知識を深めてまいりました。この研修を実施したことにより、職員の意識が向上し、市民参加手続の公表などの改善が図られたものと考えております。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

それでは、順次、質問させていただきます。まず、次期観光振興計画案についてでありますが、策定に当たっての考え方、それから、前計画の検証、分析等々については、市長から御答弁いただいて、十分理解したところであります。私もこれをじっくり読ませていただいたのですが、前計画は物すごく時間をかけて緻密につくってありまして、四つの柱と20の具体的戦略、61の推進施策ということで、目標、それから事業推進計画がしっかりとできていました。実は、先ほど申し上げたとおり、この10年間の中で観光を取り巻く環境が随分変わりましたので、この施策が合致しないところも結構出てきましたね。ですから、目標施策を全部やらなければいけないということではないと思っています。そういった意味では、これは2030年までの計画案なので、あと12年間ということでいくと、同様にもっともっと環境が変わってくることが容易に想定できるわけであります。今回の計画は、私自身は、物すごくよくできている計画だと思っています。私も、文献を読んだり、インターネットで調べたり、各種セミナーに行って勉強していますけれども、どこに出しても恥ずかしくないぐらいというふうに考えています。その中で、重要なのが、2点目にお尋ねしたアクションプラン、事業計画ではないのかなと思っています。先ほどの市長の答弁だと、さまざま勘案して、これから具体的に策定していくということでありましたが、この事業計画案も含めて、ビジョン、具体的な計画案というのは、富良野市の計画としてもちろん大切ですけれども、これから富良野が観光立国として観光をもっともっと充実させるというところでいくと、市外から宿泊施設やアウトドア業者、レクリエーション施設等々の投資を呼び込むためにも非常に重要なものになってくると思うのです。事業者がこの事業計画を見て、自分たちが投資するに値する計画なのか、もしくは、そういう地域なのかを判断する材料になるものだと考えます。そういうことからすると、ビジョンができたのですからなるべく早く事業計画を策定する必要があると思いますが、先ほどはいつごろという具体的な御答弁がなかったので、目標にしている大体の時期がありましたらお答えいただきたいと思います。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えいたします。アクションプラン、事業計画の策定時期でございますけれども、まず、本年度内にアウトライン、あるいは、具体的な幾つかの計画についてはまとめていきたいと思ってございます。なお、これから、ほかの計画あるいは意見等を聴取しながら、先ほど申し上げたとおり、3年から4年をサイクルとしたローリングも進めながら、今後の変化にも対応できるような形にしてまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

今年度内にアウトライン、そして、3年から4年のローリングということですが、基本的には2030年までのビジョンに合わせて全体的な事業計画、アクションプランをつくると思うのです。その後に、3年から4年のスパン、前期、中期、後期になるのかどうかわかりませんが、その見直しをするということで、具体的には、今年度内にアウトラインというより、全体的につくってそれを検証するという捉え方でいいのでしょうか。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。アクションプランにつきましては、先ほど3年から4年のサイクルと申し上げましたけれども、全体的に一斉に見直すのではなく、3年のサイクルのもの、あるいは、4年のサイクルのものも含めながら、必要に応じ、個々に対応してローリングしてまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

ただいまの件は了解しました。その次ですが、2030年までのビジョンについての庁内調整ということでお尋ねしました。例えば、この中に書かれている重点目標の5番の2、心地よい賑わいをもたらす空間デザインの創出というところでも、先ほどの市長の御答弁にもあったとおり、観光部局のみならず、景観、それから都市計画に至るまでの幅広い事案を網羅したビジョンになっているわけです。ということは、恐らく、産業としての観光をこれからどう盛り上げていくのか、確立していくのか、拡大していくのかというところでいくと、全庁的にそれぞれの所管する部局との調整が相当大変だと思うのです。この中で言われているリゾートエリア、ダウンタウンエリア、それからスキーエリア、アウトドアエリアは、それぞれこういう形であったらいいよねということが書いてあると思うのです。特に、北の峰のスキーリゾートエリアの考え方は相当踏み込んでいて、これを見たスキー関係者は、多分、相当喜んだだろうなと思うぐらいの内容が書いてありますので、この2030のビジョンを達成するための庁内調整をどう図っていくのか、考えを伺います。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えいたします。庁内関連部署、例えば景観なり都市計画なり、いまも景観地区のお話がございましたけれども、こういったものにつきましてはもちろん制限や規制等もございます。そういった調整も含めまして、アクションプランを具体的に作成する段階において、各庁内部署と連携しながら、あるいは、検討の本体になっておりますまちづくり戦略会議とも連携しながら、具体的な事業計画等をつくってまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

それでは、市民の理解と協力について伺いますが、私は、一般質問でも市民協働のまちづくりについて何度も質問させていただいています。観光というものは、事業者が努力すればいいものではなくて、そこに住む人たちの協力が絶対的に不可欠です。その中で、市民の理解をどうやって得ていくのかというのは非常に大きな問題だと思っているのです。以前、平成29年1定で質問したときに、前経済部長は、市民理解は進んでいるというふうにお答えになっていました。それは明らかだとは思います。しかしながら、これから外国人観光客がどんどん入ってきます。具体的に言うと、いまは6万人か7万人前後だったと思いますが、国の施策ではこれを倍にすると言っていますから、富良野市でも現状の7万人が14万人ぐらいになるということであります。宿泊数も現在の14万泊から2030年には25万泊まで延ばすことを考えているということで、市民の皆さんにとっては、観光に来ていただくのはいいけれども、それに対する私たちの利益はどうなのかということが協力していただく一番重要なポイントだと思うのです。観光を一生懸命やって産業としての観光を育てていくということは、地域の経済力をそれだけ押し上げるということで、回り回っては自分たちの生活にも十分に恩恵があるのだということを根気よく説明し、理解を得て協力していただく体制が必要だと思います。私は、ここに結構こだわって質問しているのですが、そこがなかなか具体的に見えてこないので、そこのところのお考えをもう一度伺います。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。この計画を実行するに当たっての市民理解ということでございますが、外国人観光客等については、目標では25万人の宿泊数を目指すという形をとっております。当然、市内に外国人観光客が多くなることも想定してございます。そういう中で、市民の皆さんに対しては、いまおっしゃられたような経済的効果も含めて、富良野らしいライフスタイルの創出ということで富良野市での暮らし、生活の改善等も計画の中に盛り込んでございます。あわせて、この計画については、広報あるいはホームページを使って、適時、PRするとともに、必要に応じて市民とお話をする機会もつくりながら、市民の理解を得るように進めてまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

現在、観光地域経済調査をしていると思います。これは、平成12年、18年、25年とやってきて、経年でデータ分析をしているということですが、例えば、この観光地域経済調査の中で、観光客が1年間で幾らぐらいお金を使っているのか、年間観光総消費額が毎回出ていまして、前回の平成25年が240億2,500万円で、実はその前の18年が280億6,800万円ですから、消費は約40億円下がっております。ただ、例えば、国民1人当たり年間で幾ら使っているかという総務省の指標がありまして、大人から子供まで国民1人当たりの年間消費額は120万円と発表していますので、これになぞらえて考えると、平成25年度の人口が2万3,659人で120万円ですから183億円になるという計算です。一方、観光客が来て使った金額は平成25年度で240億円です。市民が使うお金が180億円ですから、富良野市の経済は観光客が落としてくれるお金でこれだけ支えられているのだというように、具体的な数値等々も示して理解していただくことも必要です。先ほどの市長の御答弁では、住民意識調査も加えてということでした。しかし、こういう調査、アンケート等々も含めて、観光はいまこうなっています、これからこう考えます、こういう恩恵が皆さんに当たります、だから協力してくださいというわけではないですけれども、これが地域経済の支えになっているというような具体的な説明が必要だと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えいたします。市民に対して、具体的な経済効果等の説明がさらに必要との御質問でございますが、もちろん市民の理解なくしてこの計画は成り立たないと思ってございます。先ほど申し上げたとおり、広報やホームページも含めまして、市民に御理解いただけるように努めてまいります。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

それでは、先に進みます。サイクリング観光についてですが、先ほどサイクリング需要の実態把握についてお尋ねしました。これは、私も、一度、一般質問させていただいて、ほかの議員からも出ておりますけれども、なかなか具体的な数字が上がってこないのが現状だと思います。平成29年度も、サイクリング観光推進のため、自転車を立てかけておくサイクルラックを市内13カ所に設置し、それに要した費用が40万円ということでした。ただ、決算審査特別委員会でもその質問が出ていましたけれども、その中では費用対効果については具体的に述べられていませんでした。先ほどの答弁でもサイクリング観光については広域観光が主体になって動いているということでしたけれども、富良野市において平成29年度の予算化をしたわけですから、実態調査をするべきだと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えいたします。サイクリング観光、サイクリング人口等の実態調査ということでございますが、その数値につきましては、押さえ方が非常に難しいということで、現在は押さえてございません。市内13カ所にラックを設置したところでございますが、5月から10月までの夏季については、少ないところでは1日二、三人、あるいは、10人程度が利用しているという統計は押さえておりますけれども、どう移動していったか、あるいはどういうルートかは、全くつかみ切れていない状況でございます。サイクルツーリズムに関する調査につきましては、道路管理者である国や道も含めて、その方法や実態把握等について検討してまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

実態を把握することがなかなか難しいという御答弁だったと思います。さまざまな施策を打ち、対外的にコンベンション等々にも出て誘客拡大に向けて努力していることは十分認めるところですが、それが果たして拡大につながっているかどうかという実態について、費用対効果も含めて把握、確認できないのであれば、いかがなものかと思うのです。そこで、例えば、市外から来る方も自転車を持ってきたり、乗ってくる方もいらっしゃいますね。最近のサイクリストは、サイクルジャージーを着てヘルメットをかぶって高い自転車を持っていますので、この人はサイクリストだなというのは一見してわかるはずですから、宿泊施設にお願いして、何人泊まったか、それから、どこから来たのか、何日泊まっているのか、どこら辺を走ったのか等々のアンケートをとることはできるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。宿泊施設、あるいは、宿泊者に対してアンケートでの実態把握をということでございますけれども、そうした方法につきましても、先ほど言いましたように、国や道とともに、市内の宿泊施設とも検討させていただきながら、実態をつかめるような方法を探してまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 4番 佐藤秀靖

それでは、次に移ります。広報の役割についてのポジションペーパーについて伺います。先ほどの御答弁でも、これは必要であり、策定してまいりますということでありました。ただ、平成29年第3回定例会でも同じ質問をして、同じ御回答をいただいていまして、1年間たってもこれができていないということであります。先ほども申し上げたとおり、つくりますということは承知しましたけれども、いつまでにつくるのか。要するに、もう1年たってもつくられていないので、私は可及的速やかに整える必要があるというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。ポジションペーパーの作成の関係でございますが、御指摘いただきましたように、昨年から1年間ということでございます。ポジションペーパー、公式見解の関係につきましては、改めまして、全庁的に対応しなければならないという再認識を持たせていただいており、完成形ではありませんが、統一的なものをつくりたいというふうに思っていますので、今月中にはきちんと整理したいと思ってございます。以上でございます。

質問 4番 佐藤秀靖

今月中にはということでありました。1年前に提案してから1年の間に、御存じのとおり、9月に胆振東部地震があってブラックアウトになりました。いつ何どき、何があるかわからないので、可及的速やかにお願いしたいと思います。次に、市民参加手続について伺います。市民参加手続制度調査審議会からの意見書の取り扱い、考え方ですけれども、先ほど、パブコメ手続の工夫についての見解ということで伺いました。パブコメについては、市民の皆さんの身近な話題については反応が多く、そうではないときはまるっきりないということであります。そこで、この工夫については、先ほど申し上げたとおり、完成形をパブコメするのではなくて、前段の計画企画段階で出したほうがいいのではないか、それによって市民の関心を高め、参加しやすくなるのではないかという意見書でありました。しかし、現在進行中の市庁舎の建設についても、事前にはパブコメ手続をしていませんし、市民の意見聴取は限られたものしかできていませんでした。こういうこと一つとっても、事前に庁内の意思統一ができていない、もしくは、全庁的な意識改革ができていないのではないかというふうに考えるところですが、いかがでしょうか。

答弁 市民生活部長 山下俊明(市民生活部長は2024年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えいたします。計画段階の早い時期からも含めてパブリックコメントの手続の工夫等が必要ではないかという内容かと思いますけれども、先ほど話が出ていました職員研修会でも、パブリックコメントを含む市民参加手続の運用マニュアルや方法を職員に提示しております。パブリックコメントにつきましては、市民参加手続の方法の一つというふうに考えております。市民参加手続にはいろいろな方法がありまして、市民政策提案の手続やパブリックコメント、また、ワークショップ、意見交換会、審議会、公聴会などいろいろな方法が提案されております。佐藤議員が御指摘されたパブリックコメントというのは、計画等が大体完成に近づいた段階での意見の聴取となります。大きな計画の早い段階での市民参加ということになりますとアンケートやワークショップになるかと思いますし、審議会も同じかと思いますが、そういったさまざまな方法によって市民の意見を取り入れていくのが市民参加手続の趣旨となっております。庁舎建てかえについては、こちらは担当部局ではないですが、一例でありますけれども、現在、ワークショップという形で意見を取り入れて進めていると考えております。御指摘のパブリックコメントについても、意見がないものはもう少しわかりやすい言葉でという職員の提言も多数いただいておりますので、そちらのほうで工夫していきたいと考えているところです。以上でございます。

質問 4番 佐藤秀靖

それでは、職員の皆さんの意識向上につながる教育等々についてです。私もちょっと調べてみまして、これは、審議会等の開催予定および結果ということでホームページにたびたびアップされているものですが、平成29年度の審議会等の開催予定および結果が全部出ていまして、富良野市審議会等の設置及び運営に関する事務取扱指針において、審議会等の開催はおおむね2週間前に告知し、開催後はおおむね1カ月以内に結果報告をしなさいと定められています。しかし、平成29年度の審議会は39件開催されていまして、先ほど申し上げた事前告知、報告ともにできていたのは39件中8件しかなかったのです。どちらかができているのが39件中8件で、両方とも全くできていないのが39件中、何と20件もありまして、これはいかがなものかなと思ったわけです。そこで、部局にお邪魔して話もさせていただきまして、ことし、都度、公表されているこの報告については随分と改善が見られているのかなというふうに思います。先ほど職員教育についてもなされていると伺いましたので、私が申し上げた平成29年の実績、それから職場教育等々も含めて、現状、そして、これからどう考えていくのか、どう実施していくのかということをお尋ねいたします。

答弁 市民生活部長 山下俊明(市民生活部長は2024年3月まで)

佐藤議員の質問にお答えいたします。御指摘のとおりの部分もあろうかと考えております。こちらにつきましては、担当部局からの声かけも含めて、常に公表していくことはもちろんでありまして、平成29年に本制度に対する研修を開催しております。ただ、その後で入ってきた職員もおりますし、そのときに参加できなかった職員もいるかと思っております。また、職員研修というのは、受けた者だけが理解、把握するものではなく、組織で仕事をしておりますので、係長なり課長なり、職場の中で意識を高めていただくような声かけも今後は進めていきたいと考えております。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる