富良野市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日
広報・広聴について
2017年9月13日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「広報・広聴について」質問し、市長 能登芳昭、総務部長 若杉勝博が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤秀靖 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、総務部長 若杉勝博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 佐藤秀靖
-登壇-通告に従い、広報・広聴について、4件質問してまいります。1件目は、広報の役割の認識について伺います。平成12年、地方分権一括法が施行され、地方自治のあり方が大きく変わりました。それまでの国の画一的な行政主導から、自治体の裁量を大幅に拡大し、従来の市民生活の最低水準の追求から市民満足度の向上を目指したまちづくりへと変化し、国から移譲された権限と財源で、それぞれの自治体が、みずからの責任と判断で、地域のニーズに合う、地域の個性、特性を生かし、自主性に富んだ政策を推進するために創意工夫が求められることとなりました。こうした流れとともに、自治体の広報のあり方も大きく変わりつつあります。近年、インターネットの急速な普及による情報化社会の到来により、自治体としての情報発信手段や媒体が多様化し、自治体が運営するホームページやソーシャルメディアなどにより、自治体情報は、住民のみならず、地域以外の多くの人々がいつでもどこでも簡単に取得できるようになりました。市民ニーズが多様化、複雑化する中、行政情報の伝達のための手段として、広報が果たす役割とこれからの広報のあり方、目指すべき方向性をどのようにお考えか、認識を伺います。また、かつて、自治体広報は、国の政策や行政サービスを伝えることが主な目的であった、いわゆるお知らせ型広報でありましたが、これからは、自治体が目指すまちづくりや政策などを市民に理解してもらうための伝わる広報を目指さなければなりません。そこで、伝わる広報を推進するために、4点質問いたします。1点目は、広報効果測定の提案であります。市民に行政情報が正確かつ確実に伝わっているかどうか、確認、検証が必要だと考えます。市民アンケートやコンサルタントなどを活用して、広報効果測定を行い、伝わる広報の浸透度の確認と対応、改善の検討、広報・広聴に関するPDCAサイクルの確認及び対外的に本市の魅力を発信する戦略的広報を模索してはどうかと考えますが、見解を伺います。2点目は、広報計画と広報評価の導入の提案です。年間を通じてさまざまな施策、事業を展開するため、事業計画を策定すると思いますが、その事業を効率的・効果的に推進するためには、市民周知が必要不可欠と考えます。しかしながら、1点目の広報効果測定がいままで実施されていないということでありますので、市民周知の方法、すなわち、広報の効果的活用と重要性についての認識がいささか希薄に感じられます。事業計画のPDCAサイクル同様に、広報が効率的・効果的に行われたかどうか、検証するシステムが必要と考えますが、導入の考えをお尋ねします。公益社団法人日本広報協会では、参考例として、広報計画シートや広報評価シート、事業全体評価シートなどを作成しています。広報計画シートでは、事業名、事業概要、広報目的、対象者、広報媒体は広報紙、ホームページ、チラシ、ポスター、町内会回覧、看板などのどれを使うか、広報期間やコストなど、詳細に広報計画が立てられるようになっています。広報評価シートでは、広報のタイミング、情報量、文字、表記、デザイン、アイデア、部数、到達度などが評価でき、事業全体評価シートで有効性、効率性、信頼性、目標達成度などの評価により、事業の検証ができるようになっています。広報計画と広報評価の導入についての見解を伺います。3点目は、ソーシャルメディアの活用について伺います。ソーシャルメディアとは、広い意味で、情報通信技術を用いた誰もが参加可能なメディア、媒体であり、社会的な関係性を通じて広がる双方向のコミュニケーションが実現できるものとされ、若年層を中心に、さまざまなメディアを通してさまざまなネットワークを構築し、人と人、共通の関心の対象などの社会的な関係性のつながりで情報の共有を行っています。自治体情報の伝達手段、すなわち、広報手段としての媒体としては、高齢者は広報紙、若年層はソーシャルメディアと、情報のとり方が多様化しています。また、自治体情報の発信は、さまざまなソーシャルメディアを活用した戦略的情報発信を行い、シティセールスを積極的に行う自治体もふえてまいりました。平成27年第4回定例会一般質問において、水間議員が、ソーシャルメディアの一部であるSNS、ソーシャルネットワークサービスの活用方法について質問したのに対し、検討を進めたいとの答弁をしていますが、実用実態と運用に関してのマニュアル、ガイドラインの整備について伺います。4点目は、災害などの緊急時のメディア対応の手順の策定と、事実関係を客観的に示す公式見解文書、いわゆるポジションペーパーの用意について伺います。戦略的広報という観点から、緊急時のメディア対応は極めて重要と考えます。災害などの緊急時に、市民や報道機関に対し、混乱することなく毅然とした対応をすることは、市民に安心を与え、報道機関には、緊急時にも行政のガバナンスがしっかりとれているという好印象を与えます。昨年1月、ふらの未来の会では、道外都市事例調査で、観光地である神奈川県箱根町の箱根山噴火による観光への影響について視察してまいりました。これは、箱根町同様に観光地である本市が活火山である十勝岳の活動による観光への影響を想定した場合を参考にしようとしたものでありますが、その席で、緊急時のメディア対応は極めて重要であることを知らされました。正確な情報を誰がどのタイミングで発信するかをあらかじめ決めておくこと、さらには、情報を発信する際の言葉の表現の仕方が稚拙だと余計な混乱や悪影響を及ぼすこともあり、細心の注意が必要であることなどを伺ってまいりました。これは、現地に行って初めて理解したことで、目からうろこが落ちる思いでありました。したがって、緊急時のメディア対応の重要性と準備を促す報告書を提出しております。また、昨年8月の南富良野町の水害においては、行政職員は最大限の努力をしたにもかかわらず、メディア対応や外部との連絡、調整が後手に回って苦労をした旨のお話も担当職員から伺ってまいりました。しかしながら、本市においては、いまだ、緊急時のメディア対応の手順、マニュアル、ポジションペーパーの策定がされていないようでありますので、可及的速やかにメディア対応の手順、マニュアル、ポジションペーパーを策定すべきと考えますが、見解を伺います。次に、広報・広聴についての2件目は、広報ふらのについて伺います。担当職員に広報ふらのの紙面構成の考え方及び手順などを伺いましたが、月中のお知らせ版を含め、毎月2回発行する広報は、職員の御苦労が見てとれました。しかし、残念ながら、そこには、市民とともに、あるいは、市民と協働の紙面づくりという認識が若干不足しているように感じられます。伝える広報から伝わる広報へという目標を立てて努力しているということでありますが、行政情報を正確かつ確実に市民に届けるためにはどうしたらいいのかという命題に、行政職員のみならず、市民に協力していただき、市民目線の発想、考え方を反映させた市民参画型の紙面にする必要があるのではないでしょうか。行政職員が事業、政策を市民に周知するという考えで紙面の文言を書いても、行政用語が多くて市民には理解しにくいなどの問題が出てまいります。紙面作成に市民に参加していただき、市民目線で、または市民感覚で、理解しやすい内容とはどのように表現したらいいのかなど御意見をいただきながら紙面構成をすることで、よりわかりやすく見やすい親近感のある紙面になるのではないでしょうか。他市で取り組んでいる市民編集員や市民リポーター、市民モニター制度などを想定して、市民参画型広報紙を検討すべきではないかと考えますが、見解を伺います。3件目は、ホームページについて、2点伺います。広報紙が市民向け受動的情報媒体であるのに対し、ホームページは、能動的情報媒体で、みずからアクセスしなければいけませんが、ほとんどの情報を入手することができ、市内外の情報を必要とする人には非常に便利なメディアです。しかし、このホームページの構成や内容によって、自治体の好感度のよしあしに影響を及ぼすことが往々にしてあります。本市のホームページの維持管理は、外部委託をせず、担当職員によって更新されているということでありますが、先ほど申し上げたとおり、ホームページは、富良野市民のみならず、インターネット環境があれば誰でもアクセスすることができ、情報が必要だからこそアクセスするわけでありますから、情報を必要とする人が必要な情報にスムーズにストレスなくアクセスできる環境を整える必要があります。そして、本市の魅力を最大限に発信するという考えを持つことが重要だと考えます。また、本市の魅力を最大限に発信することが必要と申し上げましたが、戦略的に本市の魅力を発信し、移住、定住の促進や企業誘致の促進を図ろうと考えるのであれば、それらに積極的な他自治体と本市のホームページを比較するとかなり見劣ります。戦略的かつ積極的に関係ホームページの魅力度をアップするために、外部委託をするなどの対処をすべきと考えますが、見解を伺います。また、ホームページの週間や月間のアクセスランキングが表示されていますが、閲覧の分析をしていないようであります。閲覧分析と分析結果に対応した改善をすべきではないでしょうか。最後に、4件目は、市民の声について伺います。市民からの意見、苦情などの広聴のため、広報ふらのやホームページで呼びかけ、また、市役所、支所など6カ所に市民の声ボックスを設置するなど、広聴に努力していることは承知しております。担当課にお話を伺ったところ、市民からの意見、苦情などの市民の声は、平成26年から毎年増加し、毎年、前年比2倍の伸びを示しているということを伺いました。この状況に対応するため、庁内では、市民の声を共有するためのシステムを構築中ということを伺いましたが、市民の声をどのように共有、管理していくのかを伺い、1回目の質問といたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-佐藤議員の御質問にお答えいたします。1件目の広報・広聴についての1点目、広報の役割についてであります。広報は、市民生活に直結する行政サービスを市民に伝えることとあわせ、本市のまちづくりについて市民と行政がともに考え、ともに行動するための情報源として重要な役割があるものと認識をしております。また、近年は、フェイスブックを初めとするソーシャルメディアによる情報発信など、広報手段が多様化しており、さまざまな媒体を通じて、市民一人一人に市政の情報をよりわかりやすく、よりスピーディーに伝える必要があると認識をしているところであります。次に、広報の効果測定についてでありますが、平成25年度に行った市民意識調査では、広報紙の内容や読みやすさについて、満足である、また、普通であると回答された方が9割を超え、多くの市民から評価を得ていると認識しております。今後におきましても、アンケート調査などを実施し、伝える広報から伝わる広報に向けた紙面づくりに取り組んでまいります。次に、広報計画でありますが、広報紙に掲載する各種施策や事業などについては、年度当初に関係部署と打ち合わせを行い、年間広報編集計画を策定し、取材、編集作業に取り組んでおります。また、評価、検証につきましては、市民意識調査や富良野市情報共有と市民参加のルール条例第33条の規定に基づく市民参加制度調査審議会において、情報提供としての広報のあり方について検証されているところであります。次に、ソーシャルメディアの活用についてでありますが、現在、ブログなどのソーシャルメディアを活用した情報発信につきましては、移住促進、ふらのワイン、アグリパートナー、へそ祭りなどがあり、運用規定につきましては、富良野市職員のソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用に関するガイドラインにより、行政情報を発信する際の留意事項について定めております。次に、緊急時のメディア対応の手順の策定とポジションペーパーについてでありますが、災害などの緊急事態におけるメディア対策といたしましては、対応する窓口、公表方法などあらかじめ手順を定めるとともに、事実内容、経過、現在の状況、今後の対策、市としての見解などを記したポジションペーパーを準備し、緊急時のリスクマネジメントとして活用してまいります。次に、2件目の広報ふらのについてであります。現在、広報ふらのでは、子供からお年寄りまでのさまざまな活動についてインタビューを交えて掲載するなど、多くの市民を取り上げ、市民参加の市民に親しまれる広報づくりに努めているところであり、担当職員が地域に入り、市民の活動や意見を広く集め、紙面に反映しているところでありまして、こうしたことも市民連携による広報づくりと考えているところであります。次に、3件目のホームページについてであります。現在のホームページは、平成27年3月に全面的な見直しを行い、スマートフォンやタブレット端末への対応と、高齢者や障がい者が利用しやすくするために、音声読み上げ、文字サイズの変更、背景色の変更などの機能を追加してまいりました。ホームページにおいては、わかりやすい情報発信に努めておりますが、見直し後2年を経過し、目的の記事が探しづらい状況も一部生じているところであります。今後、ホームページ全体の構成を検討し、より効果的な情報発信が行えるよう、改善に向けて調査研究をしてまいります。また、市外の方々を対象とした企業誘致、移住、定住にかかわる情報発信につきましては、市のホームページを閲覧したときに、富良野市に関心を持っていただけるよう、他市町村のホームページや既存の移住パンフレット、企業立地ガイドなどを参考に、より効果的に情報が発信できるよう調査研究をしてまいります。なお、月間ランキングは、閲覧者の関心、興味の傾向を把握するのに役立てております。また、企画振興課では、情報を提供しているフェイスブックやブログでは、月別閲覧件数や投稿記事に対する閲覧件数を分析して、より身近で関心の高い情報を提供するよう努めております。次に、4件目の市民の声についてであります。市民の声は、市政に関する意見や提言をお寄せいただく制度であり、お寄せいただいた御意見に対して担当部署から回答しており、また、広報ふらのにもその内容を掲載しているところであります。現在、市民の声を庁内で情報共有するために、提言、要望、苦情などの内容の分類別や担当課別などで参照、検索ができるデータベースの作成に取り組んでいるところであります。以上でございます。
再質問 10番 佐藤秀靖
それでは、順次、再質問をさせていただきます。まず、広報の果たすべき役割の認識とこれからのあり方ということで、一番最初に少し大きな枠で総論的にお伺いしましたので、後の個別、具体の部分について質問させていただきます。伝わる広報推進のための1点目の広報効果測定について伺います。先ほどの市長の答弁で、平成25年度の市民意識のアンケート調査では高い評価を受けているというふうに伺いました。これは私も確認させていただいておりますが、この市民意識調査は、市政全体の意識調査という中で広報全体に対する意識調査であるわけですね。私が今回御提案を申し上げるのは、広報に特化して、正確に伝わっているのかどうかという検証をするべきではないのかということです。やはり、広報の浸透度、正確に確実に届いているのかどうかということを確認しなければ、言葉の表現はちょっと違うかもしれませんが、一方的な情報の垂れ流しになってしまうのかなと思うのです。要は、広報しました、お知らせを出しましたという自己満足になってしまうのではないかと思うのです。要するに、市民に発信した情報が正確に届いて理解していただいているのかどうか、この確認をしなければいけないと思うのです。さまざまな事業では行政のPDCAサイクルを回して検証しますけれども、現在の広報システムですと、最後の検証まで至っていないということですので、この部分をしっかりすべきだと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。広報における効果測定ということで、先ほど市長のほうから答弁をさせていただきました。市民から評価をいただいているという平成25年度のアンケート調査内容、それから、市民参加制度調査審議会における広報に対する委員の皆様の評価も御紹介させていただきました。その中で、いま、広報に特化してのアンケートという御質問がありましたが、広報には二つの側面があろうかと思います。一つは、先ほどの御質問にありましたように、市民の方に確実にお知らせ的なものを届ける、検診がありますよ、こうしたイベントがありますよという部分、それから、もう一つは、一緒に考えていただくもので、佐藤議員がおっしゃるように、いわゆる伝わる広報という部分かと思いますが、この二つの側面を持っているというふうに考えております。知っていただく、確実に事実が正確に伝わっているかという部分は、月中のお知らせ版、それから、月初めの広報の後半部分のイベント、お知らせ、お願い的なものがそこに当たると思っております。そうしたものの検証として、アンケートということでは、今後、広報の設問をもう少しふやして、毎月読まれているか、あるいは、満足度、読みやすさ、内容的な興味・関心などです。ただ、興味・関心という部分については、市としていろいろな分野の情報を必ずお届けしなければなりませんので、広聴広報係が中心となって全庁的に届けるべき情報を整理しながら全体的なものをやっていって、アンケートについてはそうした中身で今後検討していきたいと考えております。以上です。
再質問 10番 佐藤秀靖
いま、調査の上、アンケートを実施したいという御答弁だったかと思うのですが、アンケートをするというのは、伝わっているかどうかという確認とともに、どの年代の層がどういうメディア、媒体を情報源としているかというところも調査できるわけです。先ほど申し上げたとおり、広報ふらのは、基本的には全戸配付でありますけれども、インターネットを使わない年齢層の比較的高い方は広報ふらのを見て、若い方はインターネットでホームページを見ているケースが多いですね。先ほども言いましたとおり、平成27年第4回定例会で水間議員が指摘していましたけれども、若い人は、ホームページよりタブレット、モバイル系で確認をするので、それに対応しなければいけないと指摘したのに対して、改善なされているということでした。ですから、どの世代がどういうメディアを利用して情報を受け取っているのかというところも調査する必要があって、それに応じて情報の発信の仕方も考えていくことが必要だと思うのです。私も、この質問をするに当たっていろいろと調べたのですけれども、先進事例でいくと、千葉県千葉市、東京都武蔵野市あたりでは相当詳しくやっています。武蔵野市においては、コンサルタントを入れて徹底的に調べて、それを、広報というよりは、先ほど申し上げたとおりシティセールスに活用しております。そういうふうにかなり先進的な取り組みをしておりますので、広報の効果測定については、もう一度確認ですが、市民アンケート調査を実施する方向で考えているという理解でよろしいでしょうか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
佐藤議員の再々質問にお答えいたします。広報効果の測定に向けたアンケートは、先ほどお答えしたように、実施の方向で検討させていただきます。やる際には、いまもありましたように、年代別の情報取得の実態、あるいは、伝わっているかという確認、これはもちろん網羅しながら、高齢者は紙、若者はいまのメディアという予測はつきますけれども、そうしたものも含めて実施させていただきたいと考えております。
再質問 10番 佐藤秀靖
それでは、2点目の広報計画、広報評価について伺います。先ほどの市長の御答弁で、全体評価については、審議会等々により庁内での確認、検証をしているということを伺いました。私がここで申し上げるのは、全体ではなくて、個別のお話です。例えば、事業を推進するためには、当然、市民の理解と協力が必要でありますけれども、理解を求めるためには周知をしなければいけない、すなわち広報ですね。その次は、進捗状況の報告、これも広報です。これをやることによって、情報の共有化が行われ、理解の促進につながり、共感を得て、市民参加という流れができて、事業の効率がアップしてくる、この流れをつくり、その確認をする必要があると思っているのです。ということは、それぞれの事業、施策を推進するに当たって、それぞれの事業の効果を測定するに当たって、恐らく何らかの広報はするはずなので、おのおのの事業に対する広報計画、広報評価をしていくべきではないかということを先ほどは申し上げたつもりなのですが、これについて、再度、御答弁をお願いします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
佐藤議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。いま、広報の評価という形で御指摘を受けているわけでありますけれども、広報の役割というのは一体何なのかというと、やはり、市民に周知する、知らしめるというのが目的なのです。事業効果をお知らせすることはいろいろな形でできるわけですから、広報で改めて事業効果を出すという形より、むしろ、佐藤議員にも御出席いただいておりますように、私は、毎年実施している地域懇談会でもその年の事業について御説明し、御意見を伺っております。ですから、行政のやる広報紙の役割というのは、まず市民の方々に知ってもらう、自分に該当するものをきちっと確認していただく、そういう周知が広報の大きな役割だ、私はこのように認識しています。私も、もう40年ぐらい前に広報を担当いたしました。佐藤議員の言うような意見の中で、私は、いまの新聞の12枚紙を、単独で、ひとりで1カ月で書き上げていまして、そして、全道の広報コンクールで入選しております。私以降の広報の担当者は、残念ながら入選していないという状況であります。実際的に、私自身も3年やりましたけれども、広報というのは、佐藤議員がおっしゃるようなことを考えてやっていたら広報はできないのですよ。やっぱり、そこには協力する人がたくさんいないとできないのですよ。そういうふうに、たくさんの人から協力を得てつくることが広報紙の意義あるところなのです。私は、経験してそういうふうに感じました。ですから、広報紙というのは、分析というよりも、協力してもらう、記事の提供を協力してもらう、そういうことがいまの広報紙に現実に出てきているわけです。市民で何かあった、あるいは、行事があった、こういうことで広報紙に載せるべきだと。私も、広報計画が上がってきますから、そのときに、必ず、計画の中身と目的と月別に載せる表紙の問題、こういったものを十分に論議してつくっていただいているのが現況であります。佐藤議員の質問については、理想の理想なのです。それに近づけるような努力はしていかなければならないと私も思いますけれども、現実の問題として、実際に書く広報担当というのは現在2名しかおりません。そして、いまの広報のあり方というのは、各部局に原稿を出してくれと言っても、責任を持ってきちっとやる職員は決して多くはないわけですよ。ですから、そういう協力体制を内部的に強化する、あるいは、市民に対しても協働でと言っておりますけれども、同じ状況の中で考えていただくような広報紙、俗に言う心の温まるような広報紙の作成が、市民からの共鳴を得ることもできますし、あるいは、協働で広報紙をつくることの意義があるだろう、私はこのように考えております。広報紙については、先ほど、佐藤議員の意見に対して、総務部長がこれから検討するようなお話もさせていただきましたので、総務部長はこれらの問題に責任を持って処置する状況づくりをしていただけるだろうと考えておりますので、御理解を賜りたい、このように思います。
再質問 10番 佐藤秀靖
ただいま市長から熱弁をいただきましたけれども、広報紙については了解しました。私が先ほど申し上げた広報計画というものについて、もう一度、お話をしたいと思うのですが、個別の事業に対しての広報の仕方を計画的にということを僕は提案しているつもりなのです。実は、先ほど市長のほうからたまたま出てきましたが、広報について各部局に言ってもなかなか上がってこないというところが問題の一つになると私は思うのです。職員の皆さんは、事業を推進する上で広報をどうやって活用していくのか、広報を活用するというよりは、市民にどう周知していくのか、周知をして理解していただき、御協力をいただくのかという計画性がないように思えるのです。大変失礼な言い方かもしれませんけれども、私は、なるべく多く一般質問をさせていただいているのですが、基本的には、市民との情報の共有ということをもとに一般質問をさせていただいているつもりです。例えば、平成28年第2回定例会で観光について質問させていただきまして、市民の理解、周知はどのようにしていきますかと質問したら、経済部長のほうから、工夫します、考えますという御答弁をいただいて、ことし、平成29年第1回定例会で、再度、その具体的考えはと尋ねたのに対し、できれば四半期に1回、特集を組んで、観光の理解を進めていきたいという御答弁をいただきました。しかし、残念ながら、半年たってもまだ掲載されていません。こういうことで、計画的な広報というよりは、私は場当たり的な広報にしか受け取れない側面があります。そういうことで、個別の事業についての広報計画というのは、要するに、それは広報紙に載せなさいということではないのです。どういうふうに市民に周知し、理解してもらうかという部分においていま質問をさせていただいていますが、この点についていかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
佐藤議員の再々質問にお答え申し上げたいと思います。計画性がないとか、あるいはまた、広報紙には各事業の中身的なものを余り理解できるような載せ方をしていないという御発言がございました。しかし、広報の役割というのは、私は先ほどからお話ししていますけれども、広報で検証まで追及してやる必要性があるのかというと、そこに疑問があります。広報、周知というのは、12カ月ありますから、特集を出す場合も、今回は、鉄道の見直しの関係について一連のものを出させていただきました。ですから、計画というよりも、その時々に合った課題の中で、市民が関心を持たれるような状況を把握しながら出していく、私はそのことを念頭に置きたいと思うのです。佐藤議員がいまおっしゃるように、検証して、検証した結果が出た場合に、それを翌年にどういうふうに反映するか、あるいは、検証した結果、余り期待できないものについては削除するとか、そういうことまでやることが検証です。しかし、通常、広報の役割というのは、それぞれの市民の希望なり、あるいは、行政が行う事業については必ず載せて実施しているわけですから、その検証までやるということになるのかどうか。一例を挙げれば、予防接種の関係を周知して、その検証はどうだ、こうだということは、それは読んで参加した人の自覚の問題であって、それを広報で知らせるのか。これが一例になるかどうかわかりませんが、そこまで細部にわたって事業の中身をお知らせするというのは、広報ではなかなか難しいという判断を私はいたしております。ですから、さっきの庁内で協力できないというのは、そういう意味で協力できないものもあるということで御説明させていただいたわけであります。いま、私は検討するということでそれぞれお答えをさせていただきますけれども、その検討の中身については、できないものはやはり検討から外していかなければならないのですね。その点、平成25年度で実施したアンケート調査では、年齢はわかりませんけれども、90%は理解をして、いいという判断を出していただいた経緯があります。これは平成25年度ですから、時代が流れていますので、それでいいとはしません。3年、5年置きにまたそういう調査をして、どういう傾向があるかということも検討していかなければなりません。そういう意味で検討はしていかなければいけない、こういうことでございますので、前段で御質問のあったことも含めて、できる、できないというよりも、検討に値するものかどうかも検討してまいりたい、このように考えております。
再質問 10番 佐藤秀靖
それでは、次のソーシャルメディアの活用について伺います。昨日の一般質問で、渋谷議員のほうからの観光の情報発信について、写真や動画などSNSを用いた発信をしていきたいという御答弁がありました。これは、非常に歓迎すべきものと私は考えております。先ほども申し上げたとおり、シティセールスという考え方で、戦略的な広報活動を行う場合は、ソーシャルメディアというのは非常に重要になってくるのかなというふうに思うのですが、これも、平成27年第4回定例会で、本間議員がシティセールスのための動画を作成したらどうかという提案をしています。このときは余り積極的ではない御答弁でありましたが、先ほどの観光の情報発信も含めて、シティセールスの部分で言う情報発信、動画作成などは想定されていますでしょうか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。シティセールスの視点での動画配信という考え方でございます。現在、市におきましては、移住促進という部分で、移住促進協議会が平成27年12月の時期から全国移住ナビというポータルサイトで動画を配信しております。その内容につきましては、富良野の暮らしぶり、移住、定住にかかわる情報、風景、農産物等々、富良野を紹介し、PRできる動画として配信しているところでございます。以上です。
再質問 10番 佐藤秀靖
続きまして、ソーシャルメディアの活用とガイドライン、マニュアルについてお伺いします。御答弁の中で、活用についてのガイドライン、マニュアルは作成しているということでありました。私も、担当部局のほうでこのガイドライン、マニュアルを拝見しておりますが、基本的には、職員の皆さんへのガイドライン、マニュアルということであります。私もこれをいろいろ調べたのですが、自治体によって、職員向けのガイドライン、マニュアルをつくっている自治体、それから、自治体として作成して担当部局に配っているという2通りがあるようですけれども、本市においては職員の皆さん向けということであります。先ほどお話をしたとおり、ホームページもしくはソーシャルメディアについては、自治体の好感度のよしあしに影響を及ぼす可能性が極めて高いというふうに私は考えています。その中で、実際にはもう削除されましたが、例えば、担当部局のほうでブログを持っていて、それをちょこちょこと更新するのであれば情報発信としては非常にいいと思うのですが、半年も更新されていないということもありまして、こうなるとやはりイメージダウンは否めないということになります。そこで、先ほどの職員向けのガイドライン、マニュアルに向けて、行政として、必要最小限度は守らなければいけないこと、それから、よく言われる情報漏えい、セキュリティーの脅威、それから炎上等々に対するマニュアルは整備したほうがいいのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。現在、富良野市では、先ほど市長のほうから答弁いたしましたように、富良野市職員のソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用に関するガイドラインということで、主にSNS等を使った情報発信についての注意事項、具体的には、誤解を与えないようにとか、正確にとか、そうしたことを定めております。ただ、平成25年に制定し、4年あるいは5年近くたっておりまして、時代的な流れもございます。現状では私どもの情報提供は一方通行でございますので、基本的にこれまで炎上したという事例はございませんが、いま事例として挙げられた更新がなかなかされずに閉鎖をしたということもございます。したがって、やるのであればこうした運用をという意味の御質問だと思いますので、その辺については、いまある運用ガイドラインの時代的な経過に伴う見直しも含めて検討させていただきたいと考えております。
再質問 10番 佐藤秀靖
それでは、次に、3件目のホームページについて伺います。ホームページの閲覧分析の結果に対応した改善は、ということですが、ホームページをよく見ると、右の一番下にアクセスランキングが出ています。月間で集計をして、どのぐらいアクセス数があるかということを毎月出していますけれども、私がそれに気がついたのは、実はそんなに前ではなく、ことしの3月でした。それから、毎月のアクセス数をずっと見ていますが、季節波動がありまして、3月ですから出ていく人、入ってくる人がいてその特色が出ますし、6月、7月、8月は観光客がアクセスします。大体、上位10位の中に必ず入っているのが、住まい情報バンク、それから、アクセスについて、「ふらの」に住みたい方へ、ということで特色はまず出ていると思うのです。では、例えば、「ふらの」に住みたい方へをクリックしていくと、移住促進協議会のほうに行くのですが、先ほど申し上げたとおり、移住、定住のホームページはなかなか見づらい。もう一つは、「ふらの」に住みたい方へからは、同じように住まい情報バンクのページにも飛んでいきますけれども、この情報バンクの情報データが余りにも少な過ぎるのですね。いまでも、たしか借家でも15件もないはずです。土地・建物の物件は、この前、1件出ただけです。しかし、移住促進協議会に参画する不動産屋の紹介があって、ここにアクセスすればいっぱい出てきますよとあって、そこに行くとずらっと出てくるのですよ。それは、各企業のホームページということになります。そういうことでいくと、住まい情報バンク、「ふらの」に住みたい方へというところにアクセスした後の案内がしっかりできていないように思いますので、これを改善する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。いま、例として移住の部分を挙げられましたれども、先ほども答弁させていただいたように、ホームページで市民向けにお知らせする部分、それから、市外の方といいますか、移住を含めて対外的に情報を発信する部分の2面性がございます。特に、対外的な部分においては、いま御指摘をいただいたようなことも含めて、リンク、そしてデータ量など、より効果的に情報を発信できるようにと。そういう中で、不動産のほうでは、売りたい物件が市のホームページに載ることによって信頼を得て実際の売買につながっている、そういう事例も複数件でかなりあると認識しております。あとは、いわゆる空き家がふえてくる状況の中で、そうしたものも活用できますよという市民へのPRもあわせてやることによって、こちらに入ってこられたい方、そして、いまお持ちの物件の処理に困っている方、双方の利益になるものということで充実を図ってまいりたいと考えております。
再質問 10番 佐藤秀靖
それでは、最後に、4件目の市民の声について伺います。これについては、以前の一般質問で、市民の声についての検証システムをつくる必要があるのではないかという同じような質問がありました。そのときには余り前向きな回答ではなかったように思いますが、今回、このシステムを構築していくということでありますので、大きな前進かと思います。先ほどの答弁の中で、事象の分析、部局においての分析など、多角的に分析、検証をしていくというお話がありましたが、このシステムはいつごろ稼動する予定でしょうか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。市民の声に関するデータベース化とその検索を可能にしまして、職員がその情報を共有することで、例えば、失敗事例を学ぶことで失敗を防止する役に立つなど、職員の資質向上につながるものと考えております。市民の声の傾向ということでちょっとお話しさせていただきますと、ここ5年ぐらいをとりますと20件から50件程度で、ここ二、三年はふえつつあります。ふえている要因の一つには、市民の声と言いながらも、市外の方からのメール等もふえてきておりまして、中身によってはお答えすべきかどうかと疑念を感じるようなものもございます。また、逆に、最近でいけば、市外の方からでもJRの問題に関する意見、提言的な内容もございますので、一概に市外を排除するのもどうなのかなというような思いもありまして、今後、この辺は整理をしていかなければならないかなと考えております。いずれにしても、その辺を含めて、市民やそうした方々の声を市政に反映していけるような形で蓄積をして、活用していきたいという考え方でございます。大体の作業が終わっておりますので、もう間もなく運用を開始できるものと考えております。