みんなの議会

富良野市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日

(1)市民の安全確保について/(2)自転車観光の推進について/(3)障がい者福祉について

2017年9月13日、富良野市議会の一般質問で、岡本俊議員が「市民の安全確保について」「自転車観光の推進について」「障がい者福祉について」について質問し、市長 能登芳昭、経済部長 後藤正紀、保健福祉部長 鎌田忠男が答弁しました。

質問者
岡本俊 議員
答弁者
市長 能登芳昭、経済部長 後藤正紀、保健福祉部長 鎌田忠男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 岡本俊

-登壇-おはようございます。通告に従いまして、順次、質問をしてまいります。1件目は、市民の安全確保についてお伺いいたします。日米共同訓練におけるオスプレイの参加についてお伺いをいたします。7月28日、陸上自衛隊は、アメリカ海兵隊と8月に行う日米共同訓練の概要を発表いたしました。MV-22オスプレイが6機参加し、北海道大演習場、上富良野演習場で10日から26日まで訓練を広域的に行い、ルートは明らかにしませんでした。私たち市民連合は、8月2日に連合上川地区協議会、全上川農民連盟とともに、市長にオスプレイ参加訓練反対について申し入れを行い、その際、昨年、沖縄県名護市沖のオスプレイ墜落事故の例を挙げ、さらに騒音問題などを訴え、参加中止を求める要請を行ったところであります。その後、5日にオーストラリア沖で3人が死亡するオスプレイの墜落事故がありました。これまでも、2012年、2013年、2015年、2016年と墜落事故があり、死傷者を出しております。安全な飛行機とは言いがたいことが改めて明らかになりました。この事故を受け、富良野市も含め、演習場にかかわる自治体の北海道も飛行自粛を求めました。しかし、事故後6日目に、政府は飛行を容認し、高橋北海道知事は安全管理の徹底を求めるコメントを出しましたが、関係自治体も自粛要請を求めることなく、実質的に容認いたしました。日米共同訓練にオスプレイは10日から参加する予定でありましたが、18日にオスプレイが訓練に参加し、21日には夜間訓練が実施され、22日に上富良野演習場に飛来する計画でしたが、悪天候のため、中止をいたしました。23日には、道南や日本海側など広範囲でオスプレイの目撃がある中、夜間訓練では、オスプレイによるパラシュート降下訓練が行われました。オスプレイの訓練参加予定は、10日から26日の17日間でしたが、結果として、18日から26日の9日に短縮し、終了いたしました。今回の訓練期間中は、飛行の経路や訓練の説明はなく、地域住民への配慮は感じられません。さらに、オスプレイが配備されている沖縄では、墜落事故後も、海兵隊が安全宣言を出す前から飛行を続けており、安全性に疑問を持つ沖縄の人たちの神経を逆なでているように飛行を続けております。この訓練時期は、富良野地域では夏観光の真っ最中であり、騒音は、畜産業での乳量などへの影響も懸念されます。さらに、飛行騒音による学校の授業への影響も懸念されます。富良野市は、世界平和・非核平和都市宣言をしております。富良野市の実質的な訓練容認は、事故への不安、騒音問題を抱えるオスプレイ飛来に道を開いたものであり、市民生活、産業への影響などは解消されないまま、富良野地域におけるオスプレイ飛行恒常化への道を開くものであります。そこで、市長にお伺いいたします。今回のオスプレイ訓練参加に対する見解と、今後の訓練に対する対応への基本姿勢、オスプレイ参加訓練情報公開、飛行ルートの公開、夜間訓練の中止申し入れなど、市民の安全・安心への取り組みが必要と考えておりますが、市長の見解をお伺いいたします。2件目は、サイクルオアシスへの取り組みについてお伺いいたします。日本の社会は、高度成長時代における物の豊かさから、低成長経済を契機に、開発重視、環境軽視から自然保護重視、さらには、貿易重視から内需拡大重視、仕事が生きがいから多様な生きがいへと、成長社会から成熟社会へと転換してきました。同時に、観光も社会経済の変化とともに、パッケージツアー、エージェント依存、団体旅行から個人、夫婦、家族、小グループ化へ、名所旧跡観光から参加体験型、学び、癒やし観光へと、周遊型観光から滞在型へと変化してきております。さらに、現在は、個人が自由に旅をする観光、受け入れる地域も独自性を発揮する観光地へと変化してきております。例えば、京都では、歴史的な建造物を中心とした見る観光から、京都料理を堪能できる取り組み、着物姿、舞子姿の体験など、多様な取り組みを行い、新たな京都の魅力を発見できる観光へと変化してきております。富良野観光も、スキー、「北の国から」を基礎に、現在は、富良野の田園景観を中心としたグリーンツーリズム、エコツーリズムへと変化してきております。富良野地域は、来客者の多様な観光ニーズに対して、自然環境、四季の景観をより大切に、総合的魅力を発揮し、人間の持つ五感を堪能できる観光へと変わろうとしております。このような中で、富良野市は、「アジアで最も豊かで美しい四季彩の大地へ」のキャッチコピーで富良野・美瑛観光圏整備計画が策定され、平成29年までの目標では延べ宿泊数150万人を設定し、滞在型観光を目指し、観光整備事業が展開され、富良野地域の観光インフラ整備が進んでおります。この計画において、サイクリングロードの看板整備事業として、自分のエネルギーで進む旅を提案し、滞在プログラムと連動したサイクリングロードの整備を行い、国内外のお客様がひとりでも行動できる環境を整えている現状にあります。私は、このような取り組みによって、例年よりことしはサイクリングを楽しむ方が多いという印象を持っております。サイクリングは、個人のペースで時間を楽しみ、広範囲に移動することが可能であり、富良野地域の自然環境、田園景観は感覚的価値を高める魅力があり、今後、富良野地域で自由にサイクリングを楽しむ方は増加すると考えております。富良野地域でのサイクリング観光の充実を図り、富良野観光の多様性をより深めるために、サイクリングオアシスを富良野地域で導入すべきと考えております。サイクリングオアシスは、コンビニエンスストアや飲食店、観光施設などが登録し、休憩や軽食、ベンチが用意され、さらに、空気入れなども置かれ、サイクリングを楽しむ環境づくりを行い、サイクリングを楽しむ方におもてなし観光とすべきと考えておりますが、市長の考えをお伺いいたします。3件目は、障がい者福祉について、障がいがあっても暮らしやすいまちづくりについてお伺いいたします。ノーマライゼーションは、障がいがあっても、地域で普通の暮らしを営むことを当然とする福祉の基本的考えで、誰もが同じように環境、権利を享受できる社会であり、日々の生活の中で、障がい程度に関係なく、障がいのある人も普通の生活が送れる環境を整え、ともに協力しながら生活していくことが重要であります。学校や公共施設、身近な商店、食堂などにスロープがあれば、車椅子の人も当たり前に利用しやすくなるわけであります。お互いにコミュニケーションを深め、人として分け隔てなく、多様性と選択性のある共生の社会であるべきと考えております。2006年12月に国連総会本会議で採択された障害者の権利に関する条約は、障がい者に対する差別禁止や尊厳と権利を定めた条約であります。日本は、翌年9月に署名し、さまざまな法整備を行い、昨年4月1日より障害者差別解消法がスタートしました。この法律は、障がいのある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら、ともに生きる社会を目指しております。法律では、国、都道府県、市町村などの役所や、会社、店などの事業者に対し、障がいのある人のために社会の中にあるバリアを取り除くことであり、何らかの対応を必要している意思を伝えられたときに、負担が重過ぎない範囲で対応することを求めております。例えば、段差があるところはスロープなどを使って補助するなど、障がい特性やそれぞれの場面、状況に応じて異なりますが、障がい者用の駐車スペース、施設入り口の段差解消、車椅子のスペースなどのバリアフリー化を促進して、互いに耳を傾け、コミュニケーションを持ち、誰もが暮らしやすい地域づくりに向けて気遣う気持ちが大切であります。富良野市は、富良野市障がい者計画に基づき、公共施設等のバリアフリー化が進んでおりますが、人として分け隔てなく多様性と選択性のある共生の富良野をより推進し、誰しもが暮らしやすい環境をつくるべきだと考えておりますけれども、現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。1点目は、公共施設のバリアフリー化が進んでおりますが、現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。2点目は、平成28年4月に障害者差別解消法が施行されました。富良野市の取り組み状況と今後の取り組みについてお伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。岡本議員の御質問にお答えいたします。1件目の市民の安全確保について、日米共同訓練におけるオスプレイの訓練参加についてであります。平成29年8月10日から28日までの期間で、日米共同訓練が北海道大演習場や矢臼別演習場で実施され、当初は、上富良野演習場においてもオスプレイによる訓練が予定されておりましたが、結果的には訓練は実施されなかったところであります。訓練実施に当たりましては、北海道防衛局より関係市として説明を受けたところでありますが、本市からは、実施に当たっては、安全・安心を確保する観点から、安全管理の徹底を図るように万全を期していただきたい旨の申し入れをいたしたところであります。また、8月9日には、北海道と関係市町村の連名により、防衛大臣宛てに緊急要請を行い、安全管理の徹底、事故防止及び規律の維持に万全を期し、道民の生活に不安や支障を与えることのないよう最大限の配慮を求め、何にも増して道民の安全・安心を確保するという観点から、オスプレイの飛行自粛を初め、日米共同訓練に対し、国の責任において適切に対応するよう求めたところであります。今後におきましても、市といたしましては、訓練実施における市民の安全・安心の徹底を要請していく考えであります。次に、2件目の自転車観光の推進について、サイクルオアシスへの取り組みについてであります。富良野・美瑛広域観光推進協議会の事業として、本年は、占冠と富良野までをめぐる150キロの道路上に、国と北海道の協力を得ましてサイクリングコースサインを設置しているところであります。休憩ができる拠点施設の整備につきましては、富良野市内では、ルート上の13カ所に自転車ラック、工具、空気入れを配置し、給水、トイレも可能となっており、また、そのうちの10カ所は軽食もとれる施設となっているところであります。今後は、南富良野町や占冠村のルート上でも空気入れなどを設置し、受け入れ環境の整備を進めてまいりたいと考えているところであります。今後の拠点施設の整備、拡大につきましては、国や北海道とも協議を進め、富良野・美瑛広域観光推進協議会を中心に検討を進めてまいります。次に、3件目の障がい者福祉について、障がいがあっても暮らしやすいまちづくりについてであります。高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー法が平成18年に施行される中、本市においても、富良野市交通バリアフリー基本構想に基づく富良野市交通バリアフリー特定事業計画により、市道の歩道設置や段差解消、視覚障がい者用誘導ブロックの設置などを行うとともに、富良野市住生活基本計画に基づき、公営住宅の新築、改築におきまして、住戸内や共用部分の段差解消などのバリアフリー化を推進してきているところであります。また、市の公共施設においても、障がい者用駐車スペースの確保、施設入り口への車椅子用スロープの設置などを行い、昨年度は、文化会館にエレベーターを設置いたしました。さらに、本年度は、観光の顔となるJR富良野駅の公衆トイレ改修を支援しており、今後とも、高齢者や障がいのある方、子供たち等が安心して暮らせるまちづくりに向け、バリアフリー化に向けて取り組んでまいります。次に、障害者差別解消法の施行に伴う市の取り組み状況と今後の取り組みについてであります。障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法は、障がいのある人もない人も、お互いにその人らしさを認め合いながら、ともに生きる社会をつくることを目指し、平成28年4月に施行されました。この法律では、国、都道府県、市町村などの役所や、会社、お店などの事業者が、障がいのある人に対して、正当な理由なく、障がいを理由として差別することを禁止する不当な差別的取り扱いの禁止と、役所や事業者に対して、障がいのある人から社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思を伝えられたときに、負担が重過ぎない範囲で対応する、または、努めることを求める合理的配慮の提供が定められたところであります。本市では、障害者差別解消法の制度周知を図るため、庁内各課へのパンフレットの配付と庁内LANによる掲示板での制度説明を行うとともに、広報紙や市ホームページへの制度掲載、障がい者の権利擁護をテーマとした研修会の開催など、市民や事業所への周知・啓発に取り組んできたところであります。また、ホームページの表示方法を変更するなど、合理的配慮の提供などに努めてまいりました。今後も、引き続き、市民や事業所への障害者差別解消法の周知・啓発を図るとともに、市職員が適切に対応できるよう、不当な差別的取り扱いや合理的配慮の具体例を盛り込んだ対応要領の策定について検討してまいります。以上であります。

質問 7番 岡本俊

まず、1点目に、日米共同訓練におけるオスプレイの参加についてお伺いいたします。オスプレイに関しては、先ほど私が言ったように、安全な飛行機と言えません。そして、低空飛行においては大きな音を出す、着陸するときに機体が不安定になるなど、いろいろなことが指摘されております。そういう中において、行政を預かる長として、最優先に市民の安全、住民の皆さんの暮らしを守るという視点からいくと、やはり、オスプレイに関しては中止を求める、そういう姿勢でなければいけないのではないかと私は思っている次第であります。それは、言うまでもなく、この飛行機が危険であり、そして、事故も大変多い。ですから、私は、改めて、市長は、国、道に対し、しっかりと中止を求める要請をしていく必要性があるのではないかというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡本議員の再質問にお答えを申し上げたいと思います。岡本議員からは、それぞれの市町村が中止の申し入れをするということでございます。いま、国はどういう状況かというと、防衛大臣の談話等から総合的に判断いたしますと、日米協定の中で、オスプレイの行動については日本側になかなか周知されていないという報道がされているところであります。そういう中で、8月9日に、北海道知事を初め、関係する札幌、千歳、恵庭、北広島、上富良野、中富良野、富良野の1道7カ市町が、こぞって緊急要請を防衛大臣に提出させていただいているところでございます。これは、最後にお答え申し上げましたけれども、日米共同訓練については国の責任において適切に対応すべきというのが私の判断でございますので、市町村長から防衛大臣にあるいは国に中止してくれということを申し上げるまでもなく、国の対応として国民の安全を図るという立場から判断をしていただきたい、こういう見解でございます。

質問 7番 岡本俊

市長は、国がやるべきだというような判断でありますが、それを国に要請するのは、やはり地方自治体の長としての仕事でもあるのではないかというふうに私は思っているわけです。逆に言えば、国が右と言って、地方自治体は仕方がないなみたいなことになると、いままで取り組んできた地方分権とか、そういう社会の流れに対して逆流するようなことになるのではないかというふうに思っている次第です。特に、富良野は畜産業も盛んでありますが、爆音による乳量等への影響もあって、それは市民生活、農業経営にも大きく響くものであります。そういうことも含めて、やはり、地方自治体の長として、市民の暮らし、安全をしっかりと守るという視点で国に飛行自粛を伝える努力が必要ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡本議員の再々質問にお答え申し上げたいと存じます。これは、前段でもお答え申し上げましたが、現在は、国と国で安全保障条約という大きな条約が結ばれている中でのそれぞれの国の判断でございます。ですから、それを実施するという状況の中で、御質問の中にもありましたが、どういう経路で、何日の日に、どうなるということは、現実的な問題として北海道に対しても通知が一切ないような状況でございます。北海道防衛局から私のほうには、当初の計画であるというお話は聞いていましたけれども、それ以後の話はほとんどないわけですから、情報を収集するようなことは一切できないというのが現況であります。ですから、いま、岡本議員がおっしゃるように、地方自治体の首長として反対の意思を率直に言うべきだということは、私が市政を預かる上において総合的な判断のもとに申し入れを行ったということでございますので、その点はひとつ御理解を賜りたい、このように思います。

質問 7番 岡本俊

今回の訓練を含めて、経路とか時期といった詳しい情報公開はしない、どこを飛んでくるかもわからない。そういう中で、先ほども言ったように、事故が多く、毎年起こしていると言っても過言ではない。つい最近も、沖縄の基地に帰るときに大分空港で故障を起こし、2週間以上もそこにいて、アメリカからエンジンを取り寄せて交換するといったことがありました。そういう部分でいくと、この期間だけでも、非常に危険があるということを改めて証明したのではないかというふうに思っております。そういう中で、市長の言われる国の仕事、そして、日米安保条約に基づく防衛問題等を含めてあるかもしれませんが、今回、オスプレイに関しては地元への配慮というのが一切ないわけであります。やはり、地元に対する配慮というのは、国がやることではないですから、先ほども言ったように、言い続けないと、発信していかないと、何も変わらない。むしろ、訓練の範囲とか、方法とか、手法とか、訓練内容がどんどん変化してくる可能性もあります。ですから、少なくとも情報公開を求める、これは、行政として、市民に対してできる最低限の仕事の一つではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡本議員が再々質問で言っていることについては、当然、十分に理解するわけであります。ただ、いま、その元締めの日本に対して、北海道知事を初め、関係する市町村長の連名で、例えば自粛するとか、そういった申し入れの書面を出している状況であることもひとつ御理解いただきたいと思います。また、例えば、富良野で市長がオスプレイの問題は反対であると言う、そうすると、国においてどういう状況づくりがされるかということも考えておかなければならないわけであります。しかし、自治体の首長として、これからも責任を持ってこの地域における安全を確保して市民を守っていくというのは、当然、それは御質問のとおりだと思います。しかし、そういう状況の中で、自粛の申し入れをして、そういう判断の後に全く返答もないというような、北海道に対しても全く返答がないということでございます。当然、自粛の申し入れについては、これからも機会があるたびに申し上げたいと思いますけれども、それ以上のことを私ひとりで反対ですと叫ぶというようなことではなく、今回は、こういう文書で一緒に要請をしてくださいという御要請があったので、賛同し、北海道以下、7市町が共同で提出しているということでございますので、その点でひとつ御理解を賜りたい、このように思ってございます。

質問 7番 岡本俊

安全性を裏づける根拠について具体的な詳しい説明がないまま今後も飛行を続けるということは、私は、やはりいけないというふうに思っております。市長の言われた自粛要請を含めて、今後とも継続して国に強く訴えていく、そして、国の姿勢を変えて飛行訓練を中止にする、市民の生活、地域産業を守るためにはそういう気持ちで粘り強くやっていかなければいけないというふうに思います。それは、道も含めてその姿勢でやっていかなければいけないというふうに思っていますが、新聞やニュース等の報道によると、知事は、容認の方向に大きくかじを切り、それに追随したような雰囲気の行動のようでもあります。私どもとしては、市民に一番近い自治体を預かる首長として、道にも積極的に働きかけ、知事を動かす、そして国を動かす、そういうことをやっていかないと、国が言ったから仕方がないでは、多くの住民の皆さんは納得できないのが本当ではないかと思っております。市長の言う、そういう状況はあります。しかし、誰が言ったかわかりませんが、岩盤を切り崩すような運動を今後とも展開していかないといけないのではないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡本議員の再々質問にお答えさせていただきます。岡本議員の考え方、姿勢についてはそれぞれ敬服をしたい、このように思います。ただ、さっき北海道知事が容認したということですけれども、私は、北海道知事は容認していないと思います。こういう要望書を知事が先頭になってやっていることが、そのあかしであろうと私は理解しております。今後におきましても、自治体を預かる首長として、先ほど御答弁させていただきましたが、機会あるごとに、国のほうに、あるいは国会議員を通じて自粛する運動を、中止する運動を展開するということになれば、私自身、いまの国の状況、安保条約の状況に反する状況づくりを自治体の首長がやることにつながるようにも感じます。もちろん、個々の思想、信条を政治の中に取り入れるということは踏まえるべきだと私自身も考えておりますから、先ほどから御答弁させていただいておりますように、自粛に対しての強い意思をこれからもそれぞれの関係機関を通じて国に働きかけていきたい、このように思っているところであります。

質問 7番 岡本俊

沖縄県知事は、いまも含めて、オスプレイに対する反対運動をしています。それは、実際に沖縄で事故が起きたという現実もありますし、米軍に依存して基地が多いという沖縄の持つ特性もあるかもしれません。そういうこともありますが、やはり、そういう強い意思を持ち続けることが必要だというふうに思っております。ですから、市長も、今後とも、ぜひ、強い意思を持って自粛要請を継続していただきたいし、そして、一歩踏み込んで中止することを国に訴えていく、ひいては、日本が本当の意味で独立するということまで考えていく必要性があるのではないかというふうに改めて思っている次第であります。それでは、次に移らせていただきます。サイクルオアシスの取り組みについてお伺いいたします。昨年の佐藤議員のサイクリングロードに関する質問で、今後の来客を含めて、サイクリングコース上の整備を充実すべきではないかと考えるという答弁をいただいたところであります。私は、そのポイントとして、やはり多くの情報を発信していく必要があると思いますので、先ほど言ったように、軽食を楽しめることも含めて、観光客を受け入れる施設をもっと充実していく必要性があるのではないかというふうに感じております。そこで、情報を提供する人たちに対する支援なども考えていく必要性があるというふうに思いますが、その点の考えについてお伺いいたします。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

岡本議員の再質問にお答えいたします。先ほど市長より答弁がございましたとおり、現在、13カ所の休憩施設等を整備してきてございます。そのうちの10カ所は飲食も可能な施設ということで現在整備しておりますが、これにつきましては今後も充実が必要と認識しております。富良野・美瑛広域観光推進協議会では、上富良野から富良野の北ルート90キロ、それから、富良野から南富良野、占冠の150キロルートの整備をいま進めてきているところでございますので、これに伴いまして、岡本議員がおっしゃるサイクルオアシス、いわゆる休憩と飲食等もという施設につきましては、民間のレストラン、食堂等とも連携しながら協議を進めて充実を検討してまいりたいと思ってございます。以上です。

質問 7番 岡本俊

方向性はわかります。協議するということもわかります。しかし、それでは、来年のトップシーズンに向けて、やはり、行政として具体的に何を行っていくかという計画的なものを考えていかなければいけないと思います。同時に、上富良野から占冠等を含めて、自治体間での調整等を総合的にやっていかなければならないというふうに思います。ですから、方向性はわかりますが、来年のトップシーズンに向けて、行政として具体的にどういうような行動するかというところについてお伺いいたします。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

岡本議員の再々質問にお答えいたします。まず、1点は、市のほうから、あるいは富良野・美瑛広域観光推進協議会のほうから、サイクングルートの整備に伴って休憩施設等の整備を進めておりますという情報発信を行います。そして、これに対して賛同していただける飲食店等の協力を募りまして、それぞれその方法等について協議会の中で整理しながら、まず、富良野市のほうで一つでも二つでも整備を進めていき、さらに、これを富良野・美瑛観光圏として全体的なものに広げていく形で進めてまいりたいと思います。まずは、情報発信と協力していただける飲食店等の募集から始めたいと思ってございます。以上です。

質問 7番 岡本俊

次に、障がい者福祉についてです。障がい者の権利条約等も含めて、障害者差別解消法の中で、行政として何をしなければならないかとか、会社も含めてやらなければならないいろいろなことが決められております。その対応指針とか、要綱とか、そういうことも含めて行政として整備しなければならないのではないかというふうに思いますが、具体的な取り組みについてお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

岡本議員の再質問にお答えいたします。今回の障害者差別解消法に基づく今後の取り組み、指針、要綱等の関係でございますけれども、基本的には、大きくは北海道等、あるいは国において方向性の指針が示されているところでございます。本市におきましても、昨年、この法が施行以来、広報あるいはホームページ等で周知をしながら進めているところでございますが、具体的な部分につきましては、法の中では、地方自治体等の職員対応要領を策定することが努力義務として課されているところでございます。北海道におきましては、いま現在、それに基づいて、障がいのある方へのよりよい対応ができるサポートブックということで、道職員の中で共有しながら、窓口あるいはいろいろな部分での対応要領をつくっておりますので、それらを参考としながら、まず、一歩としては、市の内部での不当な差別的取り扱いの禁止、あるいは、合理的配慮の提供に向けた取り組みを進めていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 7番 岡本俊

一つは、地域の中のつながりということで、市町村においては、さまざまな関係機関と障害者差別解消支援地域協議会等を含めてつくるような枠組みになっておりますが、その辺の枠組みに対する取り組みはいかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

岡本議員の再々質問にお答えいたします。障害者差別解消法の中では、地域における連携ということで、障害者差別解消支援地域協議会の設置に努めるべきだと定められているところでございます。本市におきましては、いま現在、富良野圏域の中で富良野地域自立支援協議会を設置して、そこで障がい者の生活支援、相談支援等のさまざまな対策について部会を設けながら協議をさせていただいております。この協議会では、平成28年に権利擁護部会を設置いたしまして、差別解消法にかかわる部分のいろいろな課題等について協議を進めていきたいということで、富良野地域自立支援協議会がその法律に基づく地域協議会を兼ねる形で進めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

質問 7番 岡本俊

今回の障害者差別解消法は、多くの人たちに特に理解してもらわないといけないと思いますし、言葉は悪いですが、会社や商店などで不当な扱いを受けないような環境づくりが必要だと思っております。ですから、市としては、飲食業、あるいは不動産業における賃貸も含めて、いろいろな部分で障がい者の皆さんに対する不当な差別をしていけないということについて、企業等を含めた多くの市民に周知を徹底する必要性があるというふうに思います。先ほどもそういうお話がありましたが、具体的にどのような取り組みをしようとされているのか、お伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

岡本議員の再々質問にお答えいたします。会社、企業、事業所等への差別解消法に対する取り組みの徹底に関する質問であるかと思いますけれども、こちらにつきましては、やはり、それぞれの事業所等にこの法律の趣旨を十分に理解していただくことが大切かと思っております。そういう部分では、この法律の趣旨について啓発をしっかりと進めてまいりたいと考えているところでございます。あわせて、障がい者が実際に差別に遭ったという部分があれば、その相談をきちっと受けて、先ほどの自立支援協議会での対応等も検討していきたいと考えているところでございます。以上でございます。

質問 7番 岡本俊

そういう作業と、もう一つは、やはり、市民一人一人の皆さんが障がいのある方に対する理解を深めていかないと、優しいまちづくりに到達するのはなかなか難しいのかなというふうに思っておりまして、市民の皆さんにこの趣旨を広く知っていただくことも必要だというふうに思っているところです。市内には、グループホーム的にいろいろな障がいを持っている方が共同で暮らしている施設もありますし、そして、作業をやっているところもございます。そういうことを市民の皆さんにもしっかりと広く理解していただいて、ともに安心して暮らせる富良野づくりが必要だというふうに思いますが、改めて、市民周知についてお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

岡本議員の再々質問にお答えいたします。差別解消法の基本的な趣旨という部分でありますが、岡本議員の御質問の中にもありましたように、障がいのある方を分け隔てなく、障がいを持っていても、持っていなくても、安心して生活できる地域づくりが一番の基本となってございます。そういう部分では、今後とも、広報なり、研修会なり、さまざまなルートを通じながら啓発活動を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる