富良野市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月21日
学校教育の充実について
2017年6月21日、富良野市議会の一般質問で、関野常勝議員が「学校教育の充実について」質問し、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。
- 質問者
- 関野常勝 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 近内栄一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 関野常勝
-登壇-さきの通告に基づき、教育行政の質問をいたします。1点目は、学校教育の充実についてです。平成29年度教育行政執行方針において、教育長は、学校教育の取り組みの中で、外国語活動について、英語力や外国語でのコミュニケーション能力の向上に向けて、外国語指導助手などを配置するとともに、次期学習指導要領を見据えながら、英語が話せるふらのっ子を目指した外国語活動の充実に取り組んでまいりますと示されました。また、文部科学省の指針によりますと、2020年度から実施する次期学習指導要領で、小学校5年生、6年生の英語が教科化されることに伴い、2018年度、2019年度の移行期間に、英語の授業時間を確保するため、総合的な学習の時間一部を振りかえられる特例を設けるとあり、3年生、4年生も外国語活動に取り組むとお聞きしております。現在、当市では、小学校5年生、6年生が授業として外国語活動に取り組み、各学校においては、教育委員会と連携し、イングリッシュキャンプやえいごLANDなど授業以外にも取り組んでおり、成果が上がっていると認識しているところであります。いま、グローバル化した社会に対応するためには、外国語活動は重要な分野でもあり、子供たちに外国語への興味をどう持たせるか、授業以外での実践も有効でありますが、私は、小学校入学後ではなく、幼児期から英語に触れていく環境づくりが大切と思います。道内でも、十勝管内鹿追町の事例では、就学前の段階から教育に重点を置き、保育所や幼稚園でも英語になれさせる取り組みを推進しております。そこで、小学校における外国語活動の推進について、1点質問いたします。今後、学習指導要領の改定に伴い、現在4名の外国語指導助手などをさらに充実することは大変重要と認識していますが、その計画はあるのか、お聞きいたします。次に、学校内における安全教育の充実について質問いたします。東日本大震災から6年以上が経過していますが、昨年、熊本県や鳥取県で大きな地震が発生し、多くの子供たちが再び生命の危機にさらされました。日本全体で危機管理の重要性が高まっていて、学校も同様でございます。そのような中で、気仙沼市では、東日本大震災において、学校管理下で一人も子供の命を失わなかったことは、教師が状況を判断し、少ない情報を分析し、最善の行動をとったから実現できたことで、子供の命を守れたのは、日ごろのESD、いわゆる文部科学省が提言している持続可能な社会づくりの担い手を育成するための教育などによって判断力を身につけていたからであります。いざというときに、大人の助けを待つのではなく、子供たちが主体的に行動し、自分で自分の命を守ることができるための教育の推進が重要であると考えます。そのような中で、当市においては、各学校においても、PTA活動の一環として、見守り隊の形成や危機管理マニュアル策定など、安全指導に向けて、さまざまな被害を想定した防災訓練や避難訓練を消防署や警察署などの協力で実施しております。そこで、2点について質問いたします。1点目は、校内での危機管理体制の整備、充実は図れているのか。2点目は、防災訓練や避難訓練など、年間を通してどのように実践されているのか。以上、1回目の質問を終わります。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-関野議員の御質問にお答えいたします。学校教育の充実についての1点目、小学校における外国語活動の推進についてであります。新しい学習指導要領が平成32年度から完全実施になり、外国語については、小学校5年生、6年生で英語が教科となり、現在、5年生、6年生で行われている聞く話すが中心の外国語活動は3年生、4年生に導入される予定です。新しい学習指導要領では、小学校3年生、4年生の外国語活動は年間35こま、1こまは45分で、5年生、6年生の英語は年間70こまが実施されることになります。さらに、平成30年度、31年度は、次期学習指導要領を円滑に全面実施するための移行期間として位置づけられており、新たに外国語活動を3年生、4年生では年間15こま、5年生、6年生では現行の35こまを50こまに増加して実施することが予定されております。このため、小学校教員の外国語活動の指導体制はもとより、生きた英語を子供たちに伝えるALT、外国語指導助手の役割は大変重要であると認識しているところであります。現在、教育委員会では、ALTを3名、小学校外国語活動等アドバイザーを1名配置し、市内小・中学校の学習時間に派遣するとともに、小学校で放課後に行われておりますえいごLANDや富良野を英語で紹介する教材の作成、イングリッシュキャンプの実施、市立図書館で行われているえいごのおはなし会など、校内以外においても児童生徒が英語に触れ合う機会の創出に努めております。教育委員会といたしましては、次期学習指導要領の実施に伴う移行措置により、いままで以上にALT等の役割が重要であるとともに、活動の時間がふえざるを得ないと認識しておりますので、第5次富良野市総合計画ローリングの中で拡充について検討してまいりたいと考えております。2点目の学校内における安全教育の充実についてであります。校内での危機管理体制につきましては、消防法や建築基準法などの関係法令に基づき、適正に防災設備を整備するとともに、市内の全ての小・中学校において、自然災害を初め、火災、事件・事故、不審者侵入等に関して、未然防止と早期対応を図る危機管理マニュアルを作成しているところであります。この危機管理マニュアルは、各小・中学校で毎年見直しを図り、全ての教職員が情報を共有し、適切かつ迅速な対応に努めているところでございます。次に、防災訓練や避難訓練などの実施状況であります。全ての学校で火災時における避難訓練や地震発生を想定した避難訓練を定期的に実施しており、学校によっては、消火器を使用した消火訓練や避難器具を使用しての避難訓練も実施しており、さらに、市街地の小学校を中心に、不審者・外部侵入者対策として、富良野警察署の御協力をいただき、防犯訓練を実施しているところであります。学校での避難訓練では、児童生徒に、押さない、走らない、しゃべらない、戻らないという指導を徹底し、担任教員などの誘導による集団での避難行動を行っている状況であります。本市におきましては、児童生徒に対し、日ごろから、交通安全や危険な場所には近づかないなど、事件・事故に遭わないよう、巻き込まれないように指導しているところでありますので、今後も児童生徒みずからが安全を心がけるよう指導を継続してまいります。以上でございます。
再質問 12番 関野常勝
それでは、再質問をさせていただきます。1点目の学校教育充実における外国語指導助手の拡充については、国の方針が出てから取り組んでいくとの答弁であると思います。ALTの確保については、新聞報道でも不安材料としてかなり大きく取り上げられております。いまの段階では、ALTの拡充について教育委員会はどのように推進していかれるのか、その点についてお伺いいたします。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
関野議員の再質問にお答えさせていただきます。本市においては、英語が話せるふらのっ子を育てるために、児童生徒がみずから進んで英語を話す意欲を高め、外国の習慣あるいは文化を理解しながら、外国の方とコミュニケーションをしっかり図れるように、これまで、外国語指導助手を積極的に確保しながら、小学校や中学校での外国語活動や授業における支援等を行ってきたところであります。今回、学習指導要領が変わり、平成32年度から完全実施になるわけですが、本市においては、移行期間である平成30年度から進めていこうと考えている中で、まずは小学校の教員の資質の向上が大切であるというふうに考えています。そこで、ことしの教育行政執行方針の中でも、教員の資質向上に向けて、外国語活動巡回指導員の事業などを進めながら取り組んできているところであります。あわせて、それにプラスして、子供たちがみずから意欲を持って英語を話そうと感じ、勉強してもらう、そういった中で、外国語指導助手の力を十分に引き出し、授業でもそういった対応を行いながら、子供たちもみずから話をし、通じた、わかった、わかり合えた、そういったコミュニケーション能力を高める必要があるというふうに考えております。来年度は小学校3年生、4年生で外国語活動が始まり、5年生、6年生は正規の教科とされてくる、そうした移行期間でありますので、今後、活動の幅が広がってきます。そういった中で、今後、外国語指導助手に求められるものとして、まず一つは、教科においては評価が伴ってきますので、ある程度の判断ができる、そして、支援ができるような資質の向上が必要になります。さらに、これまでは聞く話すことが中心だったのですが、教科化になるということは、読む書くことも必要になってきます。そういった部分も含めて、小学校の教員とALTが連携を図れるようにすることが求められると考えております。もう一つ、増員に関しましては、今後、学習指導要領の中で具体的な学習計画が明らかになってきますので、その中で必要な人材の確保に努めていきたいと考えております。なお、御質問にもありましたが、各自治体も外国語指導助手を確保するために一生懸命な中で十分に確保できるのかという御心配もあろうかと思います。これに関しましては、都市部では、一気に拡充しようと思って民間と契約しながら十分に確保できなかったり、あるいは、十分な資質、能力が備わっていなかったりといった課題があるとも言われております。本市においては、自治体国際化協会のJETプログラムという外国語指導助手を招致する事業の中で、事前にしっかりと審査された人材を紹介していただきながら確保に努めてまいりたいと考えております。そういったことで、今後も、英語が話せるふらのっ子、また、英語が使えるふらのっ子の育成に努めてまいりたいと思います。以上でございます。
再質問 12番 関野常勝
いま、教育長より、外国語活動の充実について、また、ALT増員の考え方についても答弁をいただきました。次期学習指導要領では、主体的に、対話的で深い学びの実現が大きなテーマとなっております。その中で、英語が話せるふらのっ子というのは、平成9年から始まってもう20年近くも推進されているわけでございます。私は、こういう大きなテーマだけに、これからどのように内容の充実を図っていくのか、もう少し具体的に考えた場合、いまのグローバル化した社会情勢に重点を置くのであれば、英検にかかわった中での数値目標というか、子供たちに目標を与えることが教育行政の底上げにつながるのではないかと考えておりますが、そういった考え方について御答弁いただけますか。