みんなの議会

富良野市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日

(1)山部太陽の里の観光振興について/(2)高齢者サービスの人材確保対策について

2023年6月21日、富良野市議会の一般質問で、関野常勝議員が「山部太陽の里の観光振興について」「高齢者サービスの人材確保対策について」について質問し、市長 北猛俊、経済部長 川上勝義、企画振興課長 小笠原竹伸、保健福祉部長 柿本敦史が答弁しました。

質問者
関野常勝 議員
答弁者
市長 北猛俊、経済部長 川上勝義、企画振興課長 小笠原竹伸、保健福祉部長 柿本敦史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 関野常勝

-登壇-さきの通告に従い、山部太陽の里の観光振興、高齢者サービスの人材確保に関する一般質問を市長にお伺いいたします。私は、市議会議員選挙期間中、多くの市民の方から意見や提言をいただき、過疎化が進む富良野市の将来像を心配する声と、若者の働く場の確保や、高齢者施設等での人的確保など、一人一人の切実な声を聞いたところであります。その意見や提言を踏まえて質問してまいります。これまでの3年間は、新型コロナウイルス感染症が拡大し、ピンチでありましたが、これをチャンスと捉え、行政も知恵を出して、観光戦略をはじめ、各地域の高齢者対策の確立に向け、市民の方の意見を聞きながら取組を強化すべきと考えます。そのような中で、第6次富良野市総合計画を策定しておりますが、過疎化が進む地域においては地域計画は策定しないと過去にも答弁をいただきました。ただ、気がかりなのは、富良野市全体の活性化はもちろんのこと、地域の過疎化であります。急激な人口減少と少子高齢化が進み、特に2025年には団塊の世代の方が75歳となり、富良野市の65歳以上の3人に1人が高齢者となってまいります。このことから、医療、福祉、介護サービスの充実は大変重要であり、待ったなしでございます。そのためにも、行政ともども、人材確保に向け、取組を強化すべきと考えます。そこで、1件目の質問に入ります。1件目、山部太陽の里の観光振興について質問させていただきます。山部自然公園太陽の里は、昭和56年、芦別岳の麓にオープンし、今年で42年目を迎えます。山部太陽の里につきましては、昭和63年頃、太陽の里を考える会が発足し、整備についての議論が開始され、平成8年には山部地区総合振興協議会が発足、将来を見据えた地域計画を掲げ、その一つに山部太陽の里の整備があり、山部地域の振興にどう結びつけるかを議論されていたことを記憶しております。その後、ふれあいの家やキャンプ場に続き、パークゴルフ場、桜園なども整備され、近くには芦別岳登山道や、林野庁の御協力により遊々の森が整備されるなど、子供からお年寄りまで楽しむスポットとして整備されてきました。さらに、平成22年2月には、富良野市観光振興計画の下部計画である山部地域観光振興計画が策定され、山部太陽の里の施設をはじめ、地域の農業や質の高い農産物などを合わせ、地域資源を生かした取組が実践されてきたところであります。しかし、山部地域観光振興計画は残念ながら平成31年で終了しており、今後、山部自然公園太陽の里を中心とした山部地域の観光振興については、現在の富良野市の観光振興の方向性を示すFURANO VISION 2030においてどのように進められていくのか、懸念をしているところであります。一方では、第6次富良野市総合計画の中で共創によるアプローチが掲げられており、山部太陽の里のごみ処理を取り上げていただき、改善されておりますが、この取組が一過性のものでなく、引き続き山部地域の観光振興に向けた課題解決や地域の魅力の磨き上げなどの取組に発展してほしいと切に願うものであります。さらに、令和2年2月から拡大した新型コロナウイルス感染症により、世界的に打撃を受けてまいりました。山部太陽の里の施設も来場者が激減するなど同時に打撃を受けたところでありますが、コロナ禍におけるアウトドア、キャンプブームにより山部太陽の里キャンプ場に多くの利用者が来られたことから、今後、山部太陽の里の施設の再整備などにより、国内外から多くのお客様をお迎えする体制を整えるべきだと考えております。そのことを踏まえて、1点質問いたします。観光の里として、キャンプブームを背景に、新たなオートキャンプ場の整備や、ふれあいの家、桜園などの整備、食などの地域資源を活用することにより、国内外から来訪できる取組が必要と考えますが、山部太陽の里を中心とした観光振興の考え方をお伺いいたします。次に、2件目の高齢者サービスの人材確保対策について質問いたします。私は、令和3年第3回定例会においても同様の質問をしておりますが、人口減少、少子高齢化が急速に進んでいる現在、介護、医療、福祉の人材不足は深刻であり、前段に申し上げたとおり、とりわけ介護人材不足は喫緊の課題であると捉えております。厚生労働省によれば、第8期介護保険事業計画の介護サービス見込み量に基づき、都道府県が推計した介護職員の必要数を集計すると、令和3年7月時点では、令和22年に約69万人の介護人材不足、北海道においては約4万人の介護人材不足が生じると予測されております。私は、市民が高齢になっても住み慣れた地域で安心して住み続けられる環境を整備するには、介護人材不足を解消するための方策を考えるべきと強く感じているところであります。そこで、新たな支援制度の取組として、次の2点について質問をいたします。1点目は、介護人材確保に向けて、福祉分野の専門学校に進学をする学生に対し、学費を援助するなど、介護人材に特化した修学支援制度を確立させることによって、若者の方が介護の道に進みやすくなると考えますが、支援制度の創設について見解をお伺いいたします。2点目は、人口増(50ページで訂正)と介護人材確保につなげる取組として、市外から市内の高齢者施設等に就職された方への引っ越しの費用や支援金などの補助を実施する考えについてお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

質問 6番 関野常勝

2件目の高齢者サービスの人材確保対策についての2点目、人口増というところを人口減と申し上げました。御訂正をお願いいたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-関野議員の御質問にお答えします。1件目の山部太陽の里の観光振興についての山部太陽の里を中心とした観光振興の考え方についてでありますが、山部自然公園太陽の里は、本市の観光振興、山部地域の振興を目的に、ふれあいの家やキャンプ場の整備を行い、その後、パークゴルフ場を造成し、子供から高齢者まで楽しむことができる魅力あふれる施設となっております。現在の施設管理は、指定管理者制度によりNPO法人山部まちおこしネットワークが行っており、民間活力による施設の活性化が図られているところであります。このような中、令和3年度、共創のまちづくりの取組として、山部太陽の里キャンプ場をテーマに市民によるワークショップが行われ、ごみ処理方法の改善につながったところであります。山部太陽の里の観光振興に向けた新たな施設の整備や改修につきましては、今後の利用者ニーズに合った施設整備が必要であるとともに、管理を行うマンパワーを確保するなど、持続可能な体制の整備が必要であることから、地域と市が一体となり、将来を見据えた方向性の検討が必要であると考えております。2件目の高齢者サービスの人材確保対策についての高齢者施設などでの人材確保についてでありますが、介護人材に特化した修学支援制度につきましては、現在、専門学校などへ進学される方には育英基金を活用いただいており、貸与を受けた方が卒業後1年以内に富良野市に住民登録し、かつ、市内に就職または自営業に従事した場合は、その期間の返還を免除しております。また、市内の高齢者施設で働いている方には、働きながら介護の資格を取得できるよう介護人材育成事業助成金を活用いただいていることから、これらの制度により人材育成の支援を進めていくこととしており、新たな修学支援制度の創設は考えておりません。次に、市外から市内の高齢者施設等に就職された方への支援金についてでありますが、現在策定中の第9期富良野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に係る各種施策において、市内介護事業所の意向等も勘案し、支援金などの補助を含め、人材確保対策を検討してまいります。以上です。

再質問 6番 関野常勝

それでは、順次、再質問させていただきます。1件目めの山部太陽の里観光振興についての1点目、山部太陽の里を中心とした観光振興の考え方でありますけれども、私は前段でも申し上げましたが、平成21年に山部地域観光振興計画が策定されまして様々な取組を行ってまいりました。特に、観光振興計画の定義としては、恵まれた農村を舞台に、多様な観光と農業が連携し合い、そこに住んでいる市民が誇りを持つ魅力あふれる地方都市を目指すとあります。まさに、山部地域ではないかと考えます。そこで、今後、山部太陽の里の観光振興は、FURANOVISION 2030の中でどのような位置づけで取り組んでいくのか、お伺いいたします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

関野議員の再質問にお答えいたします。いま関野議員から御説明ありましたとおり、山部地域の観光振興計画は平成21年度に策定しまして、富良野市観光振興計画の下部計画としてやってきたところであります。その後、様々な取組が進められてきましたけれども、ちょうど、当時、パークゴルフ場が増設されるだとか、あるいはホタルの里づくりなど、様々な新しい取組が予定されておりまして、そのような時期であったかというふうに記憶しています。先ほど関野議員からもあったとおり、この計画については、平成22年度から令和元年度、平成31年度までの10年間の計画であって、いまちょうど切れているというか、終わったといった状況になっております。そして、この山部地域の観光振興につきましては、いま進んでおりますFURANO VISION 2030の中でやっていくというような方向になっております。そのFURANO VISION 2030の中で、いま、山部太陽の里については明記されていないという状況でありますけれども、今後の富良野市が目指す観光の目標につきましては、オールシーズン滞在型の国際観光地、これを目指していこうというふうになっておりまして、これを実現するための五つの戦略、この中の一つに、滞在目的となる富良野らしさを体感できるライフスタイルの創出が重点項目になっています。その滞在する場所が山部太陽の里になろうかなというふうに思っておりまして、今後、この山部太陽の里において、富良野らしさを体感できる過ごし方を提案できるように整備していくということが必要であろうと考えております。そのためには、このビジョンに基づいて、例えば、魅力的なイベントですとか、あるいは、地域の方々との交流型のメニューの開発や、地域資源を活用したコンテンツ開発のようなものを整備して発信していくことが必要ではないかと考えています。以上でございます。

再質問 6番 関野常勝

いまの質問に対しては了解いたしました。次に、答弁にありましたけれども、企画振興課主催によるワークショップにより山部太陽の里のごみ処理の改善が行われてまいりましたが、今後どのような取組を行っていくのか、予定しているものがあればお伺いしたいと思います。

答弁 企画振興課長 小笠原竹伸

関野議員の再質問にお答えいたします。山部太陽の里キャンプ場の資源回収ボックスの改善について、今後どのような取組を予定しているかとの御質問でございますが、この取組は、共創のまちづくりの一環としてトライアル的に進めてきたものでございまして、この山部太陽の里を題材として、地域住民をはじめ、市民有志の参画をいただいて、山部太陽の里の魅力発信であるとか、自然景観であるとか、そして、ごみの分別など当市の環境の配慮についても意見交換を重ねながら、具体的な形として実践をしてきた共創の取組でございます。本年度は、昨年度実施した手づくり部分をうまく生かした中で、スチール製の資源回収ボックスを設置しまして、作業性と耐久性という課題の解決を図ることで、この取組としての言わば完成形を目指すこととしているところでございます。今後につきましては、手づくりならではの美観が維持されるように、例えば、お色直しなどの際に地域の子供たちや住民に御参加いただくといったようなことが可能とならないかなど、風化させない手法について、指定管理者や地域団体などと検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。

再質問 6番 関野常勝

いまの点は了解いたしました。現在、観光客が戻ってきておりまして、多くの外国人観光客も本市を訪れていると思います。質問内容にありましたが、今後、山部太陽の里に国外から来訪できる施設にするために必要なことは何か、可能性についてお伺いいたします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

関野議員の再質問にお答えいたします。いま、富良野に多くの観光客、外国人観光客も戻ってきています。これにつきましては、市も様々な団体等と連携しながら誘致活動してきた結果、いま、このような状況になっておりますけれども、主に韓国とか香港、台湾といったアジアの国々、また、アメリカですとかオーストラリア、最近ではヨーロッパのお客様も結構増えてきているような状況になっています。その中で、山部太陽の里におきましては、施設として、どこの国の方に来ていただきたいか、どのように過ごしていただきたいか、また、どうやったら満足いただけるのか、そのようなことの取組をしっかりと決めてPRをしていったり、あとは、環境整備したりすることが必要であると考えています。外国人を受け入れるということは、やはり、スタッフの関係、あるいは言葉の関係、表記の関係もあるでしょうし、情報発信の方法もまた違うというふうに思っています。それを、この山部太陽の里を中心とした施設で受けていく準備といいますか、市や、あるいは指定管理者も入っていますけれども、そういう団体と協議しながら決めていく必要があると考えています。以上でございます。

再質問 6番 関野常勝

いまの質問に対しては了解いたしました。1件目の最後の質問になりますが、本市の観光戦略として、現在のアウトドア、キャンプブームに乗り、山部の雄大な自然を生かしたオートキャンプ場を設置することにより、多くのお客様を呼び込むことができると私は考えておりますが、この見解についてお伺いいたします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

関野議員の再質問にお答えいたします。市長答弁でもありましたけれども、今後の流行ですとか、あるいは、利用者のニーズの把握、将来どうなっていくのか、このようなことを把握していくといいますか、読んでいく必要があると思いますし、当然、変化に合わせた対応が必要だと考えています。また、地域の方々が望む方向性などもあると思いますし、それによって、地域としてどのように受入れ体制を整備していくか、そのような課題解決も起きてくると思っています。これから、人口減少ですとか、あるいは国民の生活様式も非常に大きく変わってくると思っていますので、そういうものの先を読みながら、今後、利用者のニーズに合わせる形で施設を整備していくということを、地域と市が力を合わせてやっていくべきと考えております。以上でございます。

再質問 6番 関野常勝

1件目の質問は了解いたしました。次に、2件目の高齢者サービスの人材確保対策について、1点目の高齢者施設などでの人材確保についてお伺いいたしますが、支援制度の創設については育英基金や介護人材育成助成金を引き続き活用いただくとの答弁でありました。そこで、いま現在、育英基金の利用者のうち、介護、医療、福祉関係に進学されている方はどの程度いらっしゃるか、お伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

関野議員の再質問にお答えいたします。本年度の育英基金の貸付け利用者の方々は、全体で24名いらっしゃいまして、そのうち、医療、福祉等関係に進学されている方は9名でございます。以上でございます。

再質問 6番 関野常勝

次に、2点目の質問でありますが、第9期富良野市高齢者保健福祉・介護保険事業計画策定の中で介護事業所の意向を把握するという答弁であったと思いますが、介護事業所の意向をどのような方法で把握していくのか、そこについてお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

関野議員の再質問にお答えいたします。介護事業所等の意向をどのように把握するのかという御質問でありますが、本年度、令和6年度からの第9期富良野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定に向けていきますが、その中で介護保険サービス事業所調査というのがございます。その項目として人材確保についてアンケートを行いまして、市内介護事業所の意向などを調査する予定でございます。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる