みんなの議会

富良野市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日

(1)介護人材の確保対策について/(2)地域住民参画による学校教育の充実について

2021年9月15日、富良野市議会の一般質問で、関野常勝議員が「介護人材の確保対策について」「地域住民参画による学校教育の充実について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、保健福祉部長 柿本敦史、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。

質問者
関野常勝 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、保健福祉部長 柿本敦史、教育委員会教育部長 亀渕雅彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 関野常勝

-登壇-さきの通告に従い、2件について質問をいたします。1件目、介護人材の確保対策について。市長は、先般の市政執行方針において、市民の命と生活を守ることを基本に、高齢者が安心して住みなれた地域で暮らし続けることができる地域包括ケアシステムの構築に向け、市民主体の事業を拡充し、介護予防や重度化予防の取り組みなど、事業所へのリハビリテーションに専門職の派遣を行い、さらに、介護保険事業においては、介護人材の不足やサービスの提供の支障とならないよう、事業所などと連携し、介護人材確保に取り組むと力強い発言をされました。平成30年度以降、介護現場の人材不足が深刻化してきた状況の中、人口減少・少子高齢化の進展に伴い、本市においても人材不足の対策は大きな課題となっております。また、人材確保は、あらゆる職種においても喫緊の課題でもあります。今回、私は、介護人材の確保に重点を置き、1項目として、各介護関係事業所における人材不足の対策強化について、3点の質問をさせていただきます。1点目、本年度から外国人介護福祉人材育成支援協議会の正会員となり、事業の推進をされていますが、現在までの取り組みの進捗及び介護人材確保の状況についてお伺いをいたします。2点目は、外国人介護福祉人材の受け入れが円滑に進むよう、受け入れを希望する事業所への市のサポートが必要と考えますが、市の役割についてお伺いいたします。3点目、今後、人材不足の対策として、資格取得が可能な専門学校等への進学を促すために、市独自の制度として返済免除の条件を含めた奨学金制度を創設すべきと考えますが、市の見解についてお伺いいたします。次に、2件目の地域住民参画による学校教育の充実について質問をいたします。これまでも、教育の根幹をなす教育基本法や学校教育法などが改正され、さらには、北海道総合教育大綱が示され、ふるさと、自立、ともに支え合い、未来を切り開くことを基本理念とし、教育の新たな状況下の中で、富良野市においても、行政、学校、家庭、地域が一体となり、子供たちがみずから学び、みずから考える力を育成することを目指した第1次、第2次、そして第3次学校教育中期計画がしっかりと推進されておりました。さらに、令和3年度から、第1次富良野市教育振興基本計画を掲げ、現状や課題、施策の方向性についてもしっかり検証され、本市教育の底上げの原動力につながり、また、地域に根差した開かれた学校づくりから、地域とともにある学校に向けても、子供たちの教育環境を整えることを最優先に、学校施設の整備など、学校を支えるコミュニティ・スクールにしっかりと結びついていることは理解しているところであります。そこで、1項目のコミュニティ・スクールのあり方について、2点の質問をさせていただきます。1点目は、コミュニティ・スクール制度が導入され4年が経過しましたが、これまでの学校評議制度とは変わり、学校運営協議会を設置し、学校運営に保護者や地域住民が参画することで学校のイメージがどのように変わってきたのか、また、地域の学校に対する支援活動の活性化につながっているのか、現状と課題についてお伺いをいたします。2点目は、教育長は、さきの代表質問時の答弁において、コミュニティ・スクールに関し、学校を核とした地域づくりを目指し、さまざまな活動に取り組むことを期待したいと答弁をされておりますが、学校を核とした地域づくりはできたのでしょうか、また、さまざまな活動とは具体的に何かをお聞きいたします。以上で、第1回目の質問を終わります。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-関野議員の御質問にお答えします。1件目の介護人材の確保対策についての各介護関係事業所における人材不足の対策強化についてでありますが、外国人介護福祉人材育成支援協議会への取り組みの進捗及び介護人材確保の状況につきましては、本市は、外国人介護福祉人材育成支援協議会が発足した平成30年12月から賛助会員として加盟し、市内での外国人介護福祉人材の受け入れに向けて情報収集や要望調査に努めてまいりましたが、このたび、市内事業所から人材受け入れの要望を確認したことから、本年度より正会員となるべく、諸経費を予算計上し、協議会との調整を行ってきたところであります。介護人材確保の状況でありますが、本年5月に協議会より本市が正会員となる連絡を受け、令和5年度に外国人1名の受け入れが内定しております。次に、外国人介護福祉人材の受け入れが円滑に進むための市内事業所に対する市の役割についてでありますが、市内事業所に対し、外国人介護福祉人材の受け入れに向けての情報提供や要望調査を継続するとともに、外国人介護福祉人材育成支援協議会との調整に努めてまいります。次に、人材不足対策として、資格取得が可能な専門学校などへの進学を促すための市独自の奨学金制度の創設についてでありますが、現在、専門学校や大学に進学される方への学資の貸与につきましては、育英基金を活用いただいております。育英基金の貸与を受けた方は、卒業後1年以内に富良野市に住民登録し、かつ市内に就職または自営業に従事した場合は、その期間の返還を免除しております。また、市内の介護人材育成を目的に、無資格者であっても市内介護事業所に就職し、事業所で働きながら介護の資格を取得できるよう、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修の受講料を事業所が負担した場合に、その金額の2分の1を補助する介護人材育成事業補助金もあることから、これらの制度を活用し、人材育成への支援を進めていくこととしており、新たな奨学金制度の創設は考えておりません。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-関野議員の御質問にお答えいたします。2件目の地域住民参画による学校教育の充実についてのコミュニティ・スクールのあり方についてでありますが、本市では、コミュニティ・スクール、学校運営協議会を設置している学校の制度を平成29年度から小学校で、翌30年度から中学校で導入しており、全ての小・中学校において地域とともにある学校づくりを目指し、学校、保護者、地域住民の参画により、地域全体で子供たちの学びや育ちを支える環境づくりを進めております。各コミュニティ・スクールでは、学校運営協議会において、学校運営方針の承認、学校評価や課題など学校運営に関する意見交換、地域学校協働活動としての登下校の見守りや学校の教育活動の支援、各種行事への協力などについて協議を行い、地域の特色を生かした学校づくりが進められております。学校運営に保護者や地域住民が参画することでの学校のイメージの変化につきましては、学校と地域が情報共有することで信頼関係や教育への関心が高まり、学校の課題解決に向けた協力体制づくりが図られ、地域の学校に対する支援活動の活性化につながっているところであります。また、学校便りなどを通じた保護者や地域住民への情報発信により、徐々に活動の認知度も高まっていると考えております。課題につきましては、各コミュニティ・スクール間の連携や情報共有による活動の一層の充実が必要であることから、本年6月に富良野市コミュニティ・スクール研修会を開催し、先進的な取り組みの紹介や他校の委員と意見交換を行い、学校運営への参画のあり方、進め方について共通認識を深めたところであります。学校を核とした地域づくりの推進につきましては、地域住民が学校と連携、協働した取り組みとして、農作業体験、地域美化活動、地域行事への参加などの活動を行い、学校と地域がともに子供たちを育て、ともに地域をつくる考えが醸成されてきているところであります。今後も、地域が一体となり、どのような子供を育てたいのか、子供たちのためにどのような地域づくりを目指すのかについて目標を共有し、学校を核とした地域づくりが進むことを期待しているところであります。以上でございます。

再質問 6番 関野常勝

それでは、順次、再質問させていただきます。1件目の1項目、各介護関係事業所における人材不足の対策強化について、1点目、2点目について質問いたします。現時点において、外国人人材確保については1人の採用が見込まれるという答弁をいただきましたが、今後の介護人材確保の見通しについてはどのような状況になるのか、お伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

関野議員の再質問にお答えいたします。介護人材の来年度以降の見通しということでございますが、現在のところ、私どもで把握はしておりませんが、今後も、毎年度、毎年度、市内の介護事業所の要望状況をお聞きし、ニーズを把握しまして、そこでニーズがあれば、市内での調整及び予算の確保の準備、そして、同協議会への働きかけというのを行ってまいりたいというふうに考えてございます。以上です。

再質問 6番 関野常勝

ただいまの質問については了解をいたしました。次に、3点目の今後の人材不足の対策について再質問させていただきます。市長からは、研修の助成について答弁をいただきましたが、介護職員の初任者研修及び実務者研修への助成制度の内容につきましては、介護事業者は認知していると私は思いますけれども、一般住民、また高校生には余り認知されていないと感じております。この助成制度を広く周知することも必要でありますから、新たな人材確保につなげるためにいろいろな周知方法を考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

関野議員の再質問にお答えいたします。介護職員への市でいま行っています助成制度についての周知方法ということでございます。議員の御承知のとおり、本補助金は介護事業者へ直接交付するものなので、介護事業者への周知はある程度周知されているというふうに考えてございますが、いま御指摘のように、今後は、機会を見て一般市民や高校生などへの周知も考えてまいりたいと思います。以上です。

再質問 6番 関野常勝

続きまして、2件目の教育行政について再質問させていただきます。1項目のコミュニティ・スクールのあり方についての1点目の学校のイメージはどう変わったかというところで質問させていただきますが、教育長の答弁においては、学校のイメージの変化、信頼関係が生まれる、地域との情報共有とか、全体的に教育環境の改善が図られてきたという内容だと思います。地域とともにある学校づくりを推進している中で、前段で申し上げましたが、行政、学校、家庭が一体となり、子供たちがみずから学び、みずから考える力を育成することが最も私は重要と考えます。学校を核とした学校教育の質を向上させるためにどのような取り組みをしてきたのか、お聞きいたします。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

関野議員の再質問にお答えいたします。地域、学校等々の連携、取り組みの中で、教育の質をどのように高めてきたかということでございます。これにつきましては、やはり、コミュニティ・スクール、また地域学校協働活動の中での取り組みといたしましては、学校の先生方の中で担えない部分の対応、協力、支援というのが重要だというふうに思っています。そんな中で、各種体験をするような取り組みの中で支援をしてきているところであります。そういうことによって、子供たちが各種いろいろな体験に取り組むことが、今後の子供たちの成長に当たって非常にプラスになるというふうなデータもあるところであります。そんな部分で、いろいろな各種体験等々、協力、支援できることによって、子供たちへの教育の質であり、また、人間性を育むことができているというふうに考えているところであります。以上です。

再質問 6番 関野常勝

ただいまの質問に対しては、了解をいたしました。次に、1点目の中の課題について再質問させていただきます。私は、保護者や地域住民との協働体制をつくるにはどうしても課題があると考えます。活動が地域全体の取り組みにはなっていないということも課題の中にはあると思いますが、第1次富良野市教育振興基本計画においては、既存の学校組織や地域組織との協働体制の確立が必要であるとあります。これを目指していくには、それぞれの組織、または関係機関・団体との連携が必要であり、また、役割分担も重要と感じますが、今後どのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

関野議員の再質問にお答えいたします。課題の中で、地域全体の取り組みになっていないのではないか、その中で、今後、それぞれの協働体制、協力体制をどのようにつくっていくかということでございます。こちらにつきましては、やはり、コミュニティ・スクールの活動というものが一部の方々になかなか認知をされていないというところもあるのかなと、課題であります。そんな部分で、それぞれの学校におきましては、コミュニティ・スクール便り等々を通じながら地域の方々に情報提供をして、取り組み、活動の情報共有をしているところであります。さらに、地域によりましては、やはり、それぞれの地域の中にある団体あるいは組織等々と連携した中での各種活動が行われているところであります。先ほど教育長の答弁でもありました美化活動であったり、あるいは、地域と連携した取り組みがいろいろ行われているところであります。そんな部分を認知していただきながら、さらにその取り組みを進めていただくことによって、課題解決等々につながっていくというふうに思っているところであります。以上です。

再質問 6番 関野常勝

次に、コミュニティ・スクールのあり方の2点目について、全体的に再質問をさせていただきます。私は、学校教育の充実については、将来のベースになるものは人づくりであり、根底にあると思います。学校を拠点としたさまざまな取り組みの期待、可能性についても答弁をいただきましたが、一人一人の生徒が充実した学校を感じ取れてこそ、コミュニティ・スクールの意義があると考えます。コミュニティ・スクールのあり方として、子供たちの成長のみならず、地域社会を活性化することも重要であり、そのためには、積極的に教員、協議会委員の連携を強化し、近い将来、この学びの大地にコミュニティ・スクールをより一層浸透させるためにどこに重点を置いて取り組まれるのか、現時点での見解をお伺いいたします。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

関野議員の再々質問にお答えいたします。教育の充実、それは最終的には人づくりにつながっていくということで、どのように取り組んでいくのかということでございます。議員の御質問のとおり、やはり、教育の最終的な目的は、これからの未来を担う子供たちをいかに育てていくかということが重要だというふうに思っております。そんな中で、学校を核としながらどういうふうに進めていくかでありますけれども、やはり、地域の子供たちは地域で育てるということを地域の中で共有していただくことが重要だというふうに思っています。そんな中で、地域の皆様が協力できる、そういう意識を醸成していくことによって、また子供たちの学びも豊かになっていくと思いますし、最終的には人づくりにつながっていくものだというふうに考えているところであります。以上です。

再質問 6番 関野常勝

いま、部長より丁寧な答弁をいただきましたが、地域とある学校、いろいろな地域の方が学校には参画をしていますけれども、私は、やはり、特色のある学校づくりというのがこれからはいろいろな形で住民に対しても評価をされると思います。また、郡部の小規模、大規模校の学校がありますけれども、特に小規模校に対しては、やはり、地域資源というか、そういうのを生かした教育づくり、そういうのがもっともっと必要になると思いますが、その辺の考え方についてお伺いします。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

関野議員の再質問にお答えいたします。地域、特色ある学校づくりをどのように進めていくのかということであります。議員の御指摘のとおり、やはり、コミュニティ・スクールの活動というものは、それぞれの地域の資源、特色を生かしながら進めていくことが重要だというふうに考えております。ですから、それぞれの地域に合ったそれぞれの特色を生かした取り組み、活動を地域、学校、保護者等々と連携して進めていくことがより重要だというふうに考えているところであります。以上です。

出典:富良野市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる