みんなの議会

富良野市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月21日

(1)デザインマンホールによる観光振興について/(2)食品ロス削減について

2017年6月21日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「デザインマンホールによる観光振興について」「食品ロス削減について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、建設水道部長 吉田育夫、市民生活部長 長沢和之が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、建設水道部長 吉田育夫、市民生活部長 長沢和之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 大栗民江

-登壇-通告に従い、一般質問をします。1件目、デザインマンホールによる観光振興についてお伺いします。デザインマンホールを利用したPRについてです。国土交通省が主体の下水道広報プラットホームにおいて、4月3日よりマンホールカード第4弾の配布が始まったことが報道されています。この下水道広報プラットホームでは、下水道の真の価値を伝えるとともに、これからの下水道をみんなで考えていく全国ネットワークの構築と情報交換、連携を目標とし、その活動の一環として、マンホールふたを管理する都道府県や市町村と共同でマンホールカードが作成されています。平成28年4月1日に第1弾の配布を開始してから1年となった今回は、つくば市が新たに英語版を発行するなど、マンホールカードは魅力を増しています。各地方公共団体では、観光とも連携した広報活動を実施されており、国土交通省でも、これらの地方公共団体と連携し、マンホールの魅力を通じて下水道の役割などについて情報発信していくとされています。マンホールのふたは、全国でさまざまなデザインがあり、その土地の文化や歴史などを伝える御当地ものとして関心が高まっています。マンホールカードは、表面にマンホールふたの写真と場所を示す緯度、経度が記されており、裏面には、名所や名物とともに、デザインの由来と自治体のQRコード情報が記載されており、指定された場所に足を運ぶと無料で受け取ることができるので、カードの収集とあわせて名所めぐりや御当地グルメを楽しまれるコレクターが話題となっています。そこで、発行する自治体を訪れなければ手に入れることができないマンホールカードは、シティーセールスのツールの一つとして活用できるのではないかと考えますが、マンホールカードの発行について、市の考えをお伺いします。6月6日のNHKでは、いま注目のご当地マンホールが放映され、カラーのマンホールを初め、デザインマンホールのストラップやコースター、マンホールどら焼きにチョコケーキ、災害時にはトイレとなるマンホールや、水があふれても持ち上がらないマンホールふたなど、各自治体におけるいろいろな取り組みが紹介されていました。また、年数が経過したふたには、スリップ防止性能を施した歩道用のマンホールふたのシールがあり、これは、鉄ぶたを交換しなくて済むので10分の1程度の経費でマンホールを守ることができる上、近年では、外国人観光客の間でも、その土地の特徴を凝縮した日本の文化として、旅先で見つけたデザインマンホールのふたをSNSに投稿する方がふえていると放映されていました。このように、通常なら見過ごすものに付加価値をつけることで、一風変わった視点の見方ができ、まちなか回遊に結びつくのではないかと思いますが、デザインマンホールについて考えをお伺いします。次に、2件目、食品ロス削減に向けての取り組みについてお伺いします。まだ食べられる状態なのに捨てられている食品ロスは、家庭やスーパー、ホテルやレストランなど、あらゆるところで見受けられます。農林水産省によると、平成25年度の推計で、日本では年間2,797万トンの食品廃棄物が発生しており、このうち4分の1近い632万トンが食品ロスと推計されています。これは、国連が食料難に苦しむ国々に援助されている総量の約2倍が日本で食品ロスになっているので、先進的な自治体では既にさまざまな食品ロス削減の取り組みが行われています。昨年、消費者庁の基本計画が改定され、消費者が主役となって選択・行動できる社会の形成では、食品ロス削減国民運動の推進に普及啓発の施策が追加されました。最近では、報道でも取り上げられる機会がふえ、賞味期限が迫った食品を引き取り、生活困窮者へ無償提供するフードバンクも有名になってきております。文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省、消費者庁の関係5省庁による食品ロス削減国民運動の展開では、「食べものに、もったいないを、もういちど。」を合い言葉に推進されております。こうした意識は、子供のときから養っていくことも大切ではないかと感じるところです。そこで、本市として、学校や保育園など教育を通しての食品ロス削減の啓発を進める取り組みについて考えをお伺いいたします。また、家庭では、つくり過ぎた料理の食べ残しや、賞味期限だけを根拠にして、見た目やにおいを確認せず捨ててしまうケースも多く、家庭で捨てられる食品のうち、4分の1は賞味期限が切れる前だったという調査結果もあります。賞味期限と消費期限の違いや、購買行動、調理の工夫による家庭での使い切り、外食時の適量注文など、まずは消費者の意識が変わることが大切なことと感じます。そこで、各関係団体、とりわけ消費者協会との連携について考えをお伺いいたします。例年、多くの市民が集う環境リサイクルフェアや環境展などを開催されておりますが、イベント開催時に食品ロス削減ポスターやチラシを活用した食品ロス削減のキャンペーンも並行して行うなど、市民への普及啓発の考えについてお伺いします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。1件目のデザインマンホールによる観光振興についての、マンホールカードの発行についてであります。マンホールカードは、国土交通省、下水道関連企業、会員となっている自治体などで構成されている下水道広報プラットホームにより、市民に下水道を身近に感じてもらうことを目的に、デザインマンホールの写真とデザインの由来などを掲載したカードを作成し、来庁者のみに配付するものとして、現在、全国150自治体、全道8自治体が発行している状況であります。マンホールカードの収集のために発行地を訪れるマニアや、カードと同じマンホールを写真におさめて情報を発信している方もいると認識しておりますが、カードの発行が観光振興に結びつくものではないため、その必要性はないものと考えております。次に、まちなか回遊に結びつくデザインカラーマンホールの整備についてでありますが、本市のデザインマンホールは、平成3年度に下水道の普及促進を目的に、地域の特色を生かしたへそ祭り、ブドウ、スキーの図柄のデザインマンホールを設置しているところであり、現在、その数は全体の65%に当たる1,259カ所となっております。デザインマンホールの着色につきましては、ペイントやカラーシール等の工法がありますが、本市のような積雪寒冷地におきましては、短期間で脱色、シールの剝がれが発生する可能性がありますので、着色は考えておりません。2件目の食品ロス削減の取り組みにつきまして、消費者協会との連携についてであります。食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことを言い、食品ロスの半分が家庭から出されていると言われているところであります。そのためにも、消費者が食品ロスに対する認識を高めて、消費者行動を改善するような働きかけが必要であります。一人一人がもったいないという意識を持ち、ちょっとした配慮をして食品ロスの削減をしていただくため、消費者協会と連携し、消費者セミナーや暮らしのフェスティバルなどを通じて啓発を行ってまいります。次に、リサイクルフェアでの啓発についてであります。本イベントは、リサイクルセンターで年1回開催しているイベントであり、ごみを減らす、繰り返し使う、資源として生かすという3Rの精神を市民に広く啓発するため、平成19年度から行っているところであります。本イベントは、「ごみを出さない」をテーマに行っており、最大で1,500人の来場者がある中、食品ロス削減とあわせて、マイ箸持参の呼びかけやレンタル食器の使用により、食品ロスは生ごみ袋で2袋程度の排出となっております。今後は、食品ロス削減も含め、3Rの精神を市民一人一人の生活の中に生かしてもらえるよう、来場者に対しまして啓発チラシの配布等を行ってまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。食品ロス削減の取り組みについてでありますが、学校や保育所におきましては、給食指導や食育の時間を通じて、健康な食生活と食事の重要性とともに、食べ物や生産者、調理をされる方への感謝について指導を行っているところであります。また、富良野広域連合の学校給食センターにおきましては、それぞれの年齢に応じて必要なバランスがとれた給食を楽しく食べることで成長期に形成される心身を健やかに育むことを目的に献立を作成していることから、各学校の養護教諭とも連携しながら、食べ残しゼロ運動を推進しているところであります。今後とも、子供たちに対して、広域連合の学校給食センター、各学校の栄養教諭、養護教諭とも連携し、栄養バランスのとれた摂食と食べ物に対する大切さについて指導を継続していくことが、食品ロス削減につながる教育、食育になると考えております。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

それでは、1件目のデザインマンホールによる観光振興について再質問をさせていただきます。道内では8自治体がマンホールカードを発行されておりまして、富良野市においては発行の必要性はないという御答弁をいただいたところであります。マンホールカードは、当初はコレクターの方々に対する発行だったと思いますけれども、いまでは、例えば本州のほうでは、鉄道を乗り継いで、鉄カードと一緒にマンホールカードを手に入れたりされております。マンホールカードの発行は必要ないという御答弁でございましたが、1年で第4弾まで出ておりまして、8月には第5弾、11月には第6弾とずっと続いていくようで、全国では170種類以上にふえているようであります。そして、そのカードには、緯度や経度、そして、そのまちの由来や名物、自治体の取り組みなどさまざまなことが書かれています。私も旭川市に行ってカードをゲットしてきましたが、お話を聞きますと、千葉から来られて、苫小牧で船をおりられ、きょうは旭川に来て、これから北見、紋別と道内全部を制覇したいということでした。コレクターにとっては、カードもそうですが、名所めぐり、そして、カードにあるマンホールを実際に見たくて観光地をめぐるというふうに誘客にもつながっているようでございます。そして、主に水に関係する施設に実物のマンホールカードがあるようです。富良野でありましたら、演劇工房の隣に中区配水池があります。あそこを上がっていきますと、展望台の立派な案内看板もございます。しかし、いまではロープを張られていて、シャッターもおりていて、上物の施設は使われていないし、展望台から見ることもできません。でも、足元を見ると、富良野にはへそ祭りとワインとスキーの三つのデザインマンホールがありますが、それがあの施設の周りにしっかりとございます。また、あそこは、鳥の声も聞こえて、とてもよい自然環境です。そういうふうに、カードの発行のみにとどまらず、発行されたカードの場所を実際に訪れてみたいと。いまは、マンホール女子とか、蓋女とか、人気になっているようでありますし、マンホールは、全てが丸いし、穴に落ちない、滑らないということで受験生のお守りやお土産にもつながっているそうです。たかがマンホールですけれども、このようにすごい取り組みになっておりますので、そういうような展開もあるということについていかがでしょうか。

答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。大栗議員がいま述べられた現状につきましては、我々としても把握しているところでございます。ただ、普通のマンホールをデザインマンホールにするというのは、下水道の普及啓蒙、それから下水道を身近に感じていただくことを目的に、下水道事業として平成3年から取り組んでいるものでございまして、65%以上のマンホールがそのような形になっているところでございます。ですから、マニア的なものに対しては一定の効果があると思いますが、マンホールを目的に富良野に来るというよりは、富良野の食や景観などを目的に来ていただくことがメーンであると考えております。我々としては、そういった市の情報は、別途、発信方法を考えたいと思いますが、それに限った情報発信については考えておりませんし、マンホールカードによって爆発的な観光振興が図られることも余り期待はしておりません。むしろ、食や景観を大事にしていきたいと考えておりますので、マンホールはその一端ということで御理解いただきたいと思います。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

マンホールカードについては、理解いたしました。カラーマンホールは、富良野市においては考えていかないという御答弁でございましたが、せっかく三つのデザインが富良野の足元に埋まっております。色はついておりませんが、私も歩いてみますと、へそ丸君のマンホールには、へそ丸君の笠に北海へそ祭りと書かれておりまして、北海道の真ん中のへそのあるマンホールとないマンホールとか、3種類のマンホールですけれども、また違ったマンホールもあるのだなと思いながら、市内一円、ずっと見せていただいたところであります。富良野の歩道を歩いてみると、多くのデザインマンホールが埋められていますので、そういうデザインマンホールを探してみると、どこの地域にどのデザインが使用されているのかとか、多くのことに気づかれるのではないかと思います。そういうふうに、まちを探索してみたり、子供の夏休みの自由研究のテーマにもなりそうな感じです。そういう中で、色はつけられないけれども、せっかくあるデザインマンホールを活用した取り組みとして、まちなか回遊、また、子供たちの研究に結びつくような使い方をPRできないかどうか、お伺いいたします。

答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。いま言われたとおり、製作年度によってデザインが若干違うこともございます。カラーマンホール化につきましては、先ほども市長答弁で申し上げたとおり、着色については、いろいろな方法がございまして、ペイント、シール、それから樹脂コーティングという方法もございます。ただ、樹脂コーティングにすると非常に滑りやすいということがございます。函館市で樹脂コーティングをやっておりますが、実は、夏にはカラーマンホールにして、冬になると滑るのでそれを交換しているそうでして、我々では対応しかねるのかなと思っております。また、シールにつきましては、確かに経費的には安いのですが、富良野市においては歩道にもロータリー除雪が入っておりますので、非常に剝がれやすくなります。ペイントにつきましては、実は、PRの一環として、昨年度に上下水道職員がへそ祭り会場のマンホールを油性ペイントでカラーリングした実績がございます。ただ、年が明けてみますと、既にもう脱色している状況もございまして、これも厳しいかなと。いま、大栗議員が言われたとおり、せっかくのマンホールでございますので、いま一度、何かの広報に入れて、観光客というより、市内の小・中学生等々にそういうものがあるということを教育委員会を通じてPRしていくことはやぶさかではないと考えておりますので、そういうふうな対応を行っていきたいと思っております。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

わかりました。へそ祭りのときに職員が色を塗っていただいたマンホールは、私が見たところ、車道にあります。車道ですから、特に車が走って色がとれたりするのかなと思って見ていたところです。また、歩道のマンホールは、汚水だけではなくて、電話や電気、雨水や汚水などいろいろあって、雨水マンホールのカードもありますから、こうしたものも活用できるのではないかと思っているところであります。また、函館市では、冬の間はマンホールのふたを取りかえていることは私も聞き及んでおりますが、富良野市は子供たちに対して教育委員会と連携していかれるということでございました。実は、ガゴメコンブで有名になった函館市では、グッズもありまして、マンホールカードを利用して商品化もしております。ミニタオルやストラップなどさまざまなものがあり、観光振興やまちのPRにつながっているのではないかと思い、質問したところであります。函館市は、デザインマンホールを活用したPRについて、イカや五稜郭などのデザインマンホールのほかに、ガゴメコンブの商品開発のときのように、御当地マンホールミニタオルやストラップが商品化され、PRに取り組んでおられます。そういう中では、富良野市においてもさまざまな財産がありますので、そちらから広がっていく可能性についてはいかがなものでしょうか。

答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)

大栗議員の再質問にお答えさせていただきます。いま言われたように、確かにマンホールのストラップ等の商品発売については聞いております。ただし、これはあくまでも民間ベースで行っているものであり、市が取り組むべきものではないという認識に立っております。こういう波及効果があるという認識はありますけれども、現段階において市が取り組む考えはございません。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

次に、食品ロス削減の取り組みについてお伺いいたします。今後は、さまざまな角度から啓発していくという御答弁をいただいたところであります。やはり、キーワードはもったいないということかなと感じております。あるところでは、市民に食品ロス削減を考えていただく機会として、川柳を使って食品ロスについて啓発しているまちもあります。「もったいないことしませんりゅう」というネーミングで公募を試みて、小学生から高校生まで募集したところ、実にユニークな作品が多数集まって、イベントで展示したり、生涯学習センターでの展示などで啓発されています。そういった中、本市においてもしっかりと啓発していくということでありますが、市民の意識が変わることで事業者のほうにも通じていくのかなと思いますので、市民レベルでの意識の啓発にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。以上です。

答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。食品ロスにつきましては、一般家庭でのロスが多いということですので、消費者協会を中心に、そうした団体と連携を図って一般家庭への啓発を進めてまいりたいと思います。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月21日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる