富良野市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日
合同墓について
2017年6月20日、富良野市議会の一般質問で、本間敏行議員が「合同墓について」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。
- 質問者
- 本間敏行 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 本間敏行
-登壇-おはようございます。さきの通告に従い、順次、質問させていただきます。合同墓の設置について。合同墓については、平成26年度より何度か一般質問させていただきましたが、その後、行政側の進展が見えない状況です。市が管理する合同墓または合葬墓と呼ばれるお墓は、名前と住所だけ管理し、宗教性は全くなく、永代供養もなく、お骨をそのままお墓の中に入れる形式で、一度入れたら取り出すことはできません。また、現在各都市で設置されている合同墓の1体当たりの料金は、平均額が1万円前後となっています。現代の社会情勢を考えますと、少子高齢化による家族の生活環境の変化に伴い、合同墓は、地元に子供が住んでいない家庭や独居生活の方、子供のいない家庭、家計等が苦しくお墓を持てない方たち、また、お墓はあるが、墓守する後継者がいないため、墓じまいを考えている方などが安心して終活を迎えるお墓と思っております。昨年度に開かれました「市長と語ろう!」地域懇談会、議会報告会等において、合同墓の設置について意見と要望の声が出されており、市民の関心度が高いと考えています。全道における合同墓の設置状況ですが、平成26年度の時点では、札幌、小樽、北見、網走の4都市しかありませんでした。平成27年度は、江別、帯広、千歳、恵庭、北広島の5都市がふえ、平成28年度は、北斗、根室の2都市がふえ、平成29年度は、士別、室蘭、岩見沢の3都市も受け入れを開始いたします。また、平成30年度に合同墓の受け入れを予定している都市は、苫小牧、深川、旭川、登別の4都市です。この4年間で、北海道の35都市のうち、18都市で合同墓または合葬墓の設置が行われています。また、三笠市の合同墓は、市やお寺の管理ではなく、民間が中央霊園にて受け入れをしており、1体当たりの料金は3万9,000円となっていました。釧路市は、市が投資している財団法人にて受け入れをし、1体当たりの料金は10万円とのことでした。なお、富良野市を除く残りの16都市全部を確認いたしました結果、合同墓について、現在調査中が函館、美唄、留萌、赤平、砂川の5都市となっており、また、予定がないと返答したのは夕張、芦別、紋別、名寄、伊達、滝川、石狩、稚内、歌志内の9都市となっていました。私は、個人的にお墓をつくることに対し、決して反対しているわけではありません。お墓を守っていける家族がそばにいれば、お墓を建てることは当然のことです。ただ、先ほども言いましたが、他都市や富良野市も少子高齢化を迎え、家族の生活環境の変化に伴い、お墓の概念が変わってきています。近年のお墓事情にはさまざまなパターンがあり、合同墓はその中の一つの選択肢と考えております。そこで、2点質問させていただきます。1点目は、合同墓の設置に向けて、前回の質問後、道内でも合同墓の設置がふえているか、それらのことを市として調査しているのか、お伺いいたします。2点目は、その結果を受けて、市としては合同墓の設置に向けてどう考えているのか、お伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-おはようございます。本間議員の御質問にお答えいたします。1件目の合同墓の設置についてあります。平成26年12月議会において本間議員より御質問をされた以降、社会情勢の変化に伴いまして、合同墓を取り巻く情勢についても変わってきている、このように理解をしているところであります。前回の御質問時においては、富良野市を除いた道内の34市の中で設置済みが9市、設置予定が1市でございましたが、本年5月末現在では、設置済みが12市、設置予定が5市、検討中が10市、設置を予定していない市は7市と、道内ではおおむね7割以上の市が合同墓を設置または設置に向けて検討を行っている状況となっているところであります。既に実施いたしました市におきましては、御質問にありましたとおり、少子高齢化や核家族化が進行する中におきまして、お墓、納骨に対する考え方も多様化し、市民から要望が寄せられて、実施している状況でございました。次に、本市における合同墓の設置についての考え方でありますが、祭祀継承者がいないために墓じまいする方、あるいは、自宅に長期保管されている遺骨をどうするか悩まれているとの問い合わせもあり、他市と同様に、公営による合葬式合同墓の必要性がある、このように考えているところであります。市といたしましては、このことを踏まえて、市民のニーズ、設置場所や設置に係る諸課題を把握、調査し、判断してまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。
質問 15番 本間敏行
これから調査をしてやっていくというような御返答に聞いたのですが、いつごろまでそれをやる予定があるのか、もしある程度決まっていましたら工程的なことまで少し教えていただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
本間議員の再質問にお答えを申し上げます。工程的なものを示せということでございました。いま現在、富良野の墓地は、箇所数でいえば、布礼別、富丘、東山に2カ所、それから、五区、島ノ下、富良野、これだけの数があります。そこで、いま、調査をするというのは、現実的に何を調査するかということです。ほかの市の状況は、調査するというよりも、ありきという考え方で進めました。ただ、私どもは、先ほど御質問がありましたが、それぞれ個人の考え方がたくさんございますから、これが正しいのだという言い方は行政としてはできないわけであります。まして、いま現在、富良野市の宗教法人ですが、お寺の箇所数にして10カ所以上ありまして、お寺に保管している方もたくさんいらっしゃいます。ですから、やはり、そういう意見も聞いてみないと、議会で御質問があったからということで一方的に進めるわけにいきません。私は、御答弁しましたとおり、調査して判断すると言っているわけですから、否定する意見ではないということで御理解していただきたいと思います。また、工程について、いつごろかということですが、これもまた調査の段階でどういう諸課題が出てくるか、いま、私ははかりかねていますけれども、そういうことを踏まえて、少なくとも向こう半年以上、今年度末ぐらいまでにはそういう状況づくりをしてみたいと考えております。以上であります。