みんなの議会

訓子府町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月8日

合同墓の設置について

2015年12月8日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「合同墓の設置について」質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 工藤弘喜

では、次に、この問題につきましては、これで終わります。次の点について、質問に入っていきたいと思います。2点目でありますけれども「合同墓」の設置についてということです。これについては、本町においても「一人暮らしの人が多く、共同の墓地があれば」、あるいは「後々墓を守る人もいないので、町の墓地に合同の墓を」という声が寄せられています。近隣においても北見市や網走市で「合同墓」が設置されておりますが、このことについて町長の考えをお伺いいたします。①、本町においてお墓を撤去する「墓じまい」などの理由で墓地利用の返還はどのようになっているのかお伺いをいたします。②でありますが、「合同墓を設置してほしい」という声に今後どのように対応されるのかお伺いをいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「合同墓の設置について」2点のお尋ねがありましたのでお答えをいたします。近年、核家族化や少子化による家族形態により、お墓を継承する人がいない、将来的に管理できなくなるなど、お墓に対する意識の変化、多様化によって、合同墓等を希望する方が増えてきている状況とのことであり、道内では札幌市や小樽市、帯広市など都市部を中心に合同納骨塚や合同墓を設置しており、管内でも網走市の合葬墓や北見市の合同納骨塚など、名称は多少異なりますけれども、一つの墳墓に複数の焼骨を合わせて埋蔵する施設が設置されてきております。1点目の「本町においてお墓を撤去する『墓じまい』などの理由で墓地利用の返還はどのようになっているか」とのお尋ねですが、平成22年度から26年度までの5年間の利用状況で申し上げますと、新規の使用許可申請が38件に対し、返還届が42件と、近年の傾向を見ますと、新規より返還の件数の方が増えてきている状況であります。返還届は三つの返還理由から選んで丸をつけてもらう様式になっておりますが、一つ目の「墓地を使用しなくなったため」という理由で返還があった件数は、この5年間で23件ありまして、このうちお墓が建てられていて撤去した件数が15件。二つ目の「墓地を継承する者がいないため」という理由で返還があった件数は3件で、このうちお墓が建てられていて撤去した件数が2件。三つ目の「改葬により墓地を移転するため」の理由で返還があった件数が16件でこのうちお墓が建てられていて撤去した件数は13件となっており、全体でお墓を建てる前の返還が12件、お墓を撤去して返還した件数が30件ありました。これらの返還理由の詳細までは把握できていませんけれども、「墓じまい」であったり、新たに町外に墓地敷地を求めたり、また、お寺の納骨堂を利用したり等が考えられるところであります。次に、2点目の「『合同墓を設置してほしい』という声に今後どのように対応するのか」とのお尋ねですが、現在のところ町に対して、合同墓等の設置の要望はありませんが、今後はお墓を守る人がいない等の理由で合同墓等の建設が求められる時代がくるのではと認識しているところです。現在、合同墓とは違いますが柏丘にあります訓子府墓地に、血縁者がいない、引き取り手のない焼骨を納める有縁・無縁仏の供養碑があります。ここ数十年は新たな焼骨の受け入れの記録はありませんが、毎年、町内会連絡協議会の事業として、有縁・無縁仏の供養を実施していただいております。この供養碑の敷地は盛土してあり、お参りのスペースが狭く、町内会長等全員が供養碑の前に並ぶことができず、御詠歌の梅花講ば い か こ うや大和講や ま と こ うの方々も高齢であり段差があるため、お参りをするにも困難な場所であり、また、その後の葬祭場横の地蔵堂供養への移動にも苦労している状況であります。現段階では合同墓の本町での需要については未知数でありますけれども、今後に向けて運営方法や使用料等、北見市等の先進地の事例を参考にしながら、また、今、申し上げました現在の有縁・無縁仏供養碑等の移設を含めて、各お寺との協議も必要になりますので、今後、時間をかけて、合同墓の建設について総体的に検討していかなければならないと思っております。以上、お尋ねのありました2点についてお答えさせていただきましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 5番 工藤弘喜

この件についてもちょっと何点か質問していきたいと思います。まず、はじめに、自分自身この問題について、本当に関心がなくて、こういう声があるというのが、実は昨年ぐらいからですか、ちょっと声がありまして、それも大体年齢的には65歳前後の方、70歳を超えた方はいなかったんですけれども、大体60歳超えて70歳前の人たちが、直接話されたのは3人ぐらいいて、あと文章でこられた方が、ものに書いてこられた方が、それも3名ぐらいいたんですが、例えば「一人暮らしなんで、自分もそうだし、周りを見てもそういう状況がある」と。そして、この方は60歳代の女性なんだけども、「先のことを考えるとやはり共同の墓地というのはほしいな。確かにお寺さんに、寺で檀家になってということもあるんだけれども、永代供養というか、そういうかたちもあるんだけれども、どうもやっぱりそこには一定の費用がかかったり、あるいは新たにそこでお願いにということにもならないんですよね」といういろんな考え方もあるんだと思いますが、宗教に対する考え方もあるんだと思いますけれども、そういう方がいたり、あるいは「子どもたちもいるんだけれども、自分には息子も娘もいるんだけど、皆遠くに行っていて、東京だとか向こうで生活して所帯を持って、こっち側のお墓を、たまたまお墓がないんでお墓をなんとかしたいなと思っていても、墓をつくっても、多分始末、手入れしてくれたりはできない」という、そういう人たちが3人ぐらい、これも60歳代で、これは全部男の人だったんですけれどもいました。「おれがそういうこと言ってもすぐはなかなか難しいかもしれないけれども、やはりこの近いうちにその見通しぐらいちょっと見たいんで、自分なりに見通しを持ちたいんで町にちょっと話してみたらどうだ」という、これがきっかけとなって今回質問、本当は9月議会でしようと思ったんですけれども、そのときはジャガイモシロシストセンチュウなんかをやっちゃったもんで、ちょっとできなくて今回になっちゃったんですが、そういう声がやはり、特に60歳代になって中ぐらいの方からは結構きていると、関心があると。その声を受けて、こちら側からも何人かに聞いてみたんですが、やはり似たような、「今お墓があるけれども、いやぁ墓じまいというのはやはり考えなきゃならんかな」という人たちも含めて、やはりいるというのは現実だと思います。そういうことも含めて、これはあくまでも私一人の感じ取り方なんで、できれば町としても何らかのかたちで、これはお寺さんとの、先ほど各お寺との協議ということも言われておりますから、ああ良かったなと思うんですが、意向というか、どういう状況にあるかも含めて、まず確認するというか聞き取るというか、そういうことというのはお願いできないかなという意味合いでも今回質問したところです。やはりこれはちょっと時間がかかることもあるかと思いますので、そういう全体の意向が今、本町としてもどうなのかという実態を調べるということも必要になってくるのではないかなというふうに思っています。例えば北見市と網走市に行って、ここ近辺では北見市と網走市なので写真を撮ってきたり、話を聞かせてもらったりしたんですが、北見市でいきますと3年前にこの納骨塚というかたちでつくりまして始めたそうです。これは結構、北海道の中でも早い方なんですが、平成25年度の納骨塚の利用というのが52件、26年度が35件、27年度が44件、実際この市役所の方もこんなに急にあるとは思わなかったというのが実態みたいだったそうです。でもやはりこういうふうにかたちでやると、累計で130件超えているんですが、やはり市民のニーズというのはあったんだなと改めて思ったという状況らしいです。そういう中で、あと網走市なんかでも、その後に2年前ぐらいですね、これが供用開始されたんですが、私も網走市にも行って、これは網走市は本当に立派で、ああいいなと思って見てきたんですが、ここも同じように合葬墓への埋葬を希望する声というのがやはり多くて、あそこは墓碑名みたいな、そこを利用している人の碑銘板、いわゆる平成25年度は誰々とこう名前を書くところ、墓碑銘みたいな板があって、そこもちゃんとそこに書かれている数を概算で見たら、やはり5、60名いるのかなというふうに思いました。どちらもこんなにあるとは思わなかったというのがやはり実態みたいなような気がしますので、本町も先ほども私が言いましたように何軒かなんだけれども、もっと将来に向けてはそういう要望があるかどうかも含めて、もしこういうものを設置すると、建設するということであれば、規模の問題等ともありますので、そういうことの調査も必要にならないかなというふうに思っているところですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私ども担当の部局の方でも管内というよりも、大体、札幌市、小樽市、帯広市、網走市、北見市の状況を把握した資料として私の手元にも届いております。ただ、いずれにしても、今ある焼いたお骨を埋蔵するということが基本という考え方でありますから、墓じまいだとか、いろいろなことの中でそういうところに埋葬していくと。市民だとすれば、北見市でいえば5千円、市民以外の方だったら7,500円をお支払すると。そんなことで毎年4月から11月の金曜日の午前中に受け入れをしているということが実態として報告がありました。先ほど私も言いましたように、うちは有縁と無縁仏の供養を毎年1回、町内会連協でやっています。場所的には道路のすぐそばで、ちょっと土が盛ってあって本当にお参りのしにくい、施設も老朽化しているということでございますので、そう遠くない時期に、おそらく南側の新しい墓地の増設した地域になるのではないかなと思いますけども、そこに移設をしていくということが一つは考えられるのではないのか。併せて今言った合同墓をルール組みをきちんとしながら受け入れるようなかたちをとっていきたいと。これが現実的なのではないのかという話を内部的な検討をしたところであります。もちろん本人の届け出ももちろんそうですし、あくまでも焼骨ですから、焼いたお骨を、何かそんな話であまりなんですけど、お骨を一時保管をして、そして全体の中に土にまくとかというようなことも含めてやっていかなきゃならない。丁寧な対応が非常に求められるのではないのかと。この合同墓についてはですね、これから検討を含めて、調査まで手掛けられるかどうかは別として、有縁・無縁仏の供養の今の施設を移設するにあたっては当然、今、議員のご指摘のあった点も踏まえながら、私たちはこういったことに備えていかなきゃならないんじゃないかと考えているところですので、ご理解賜りたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

極めてある意味デリケートな部分もありますので、そういう配慮もしながら進めていかなきゃいけないというのは十分わかります。そういう部分と、もう一つは、全くお墓を持たない人が生前予約をしたいと。そういう方もいると。例えば、網走市の墓園条例というのがあるんですが、これもちょっといただいてきたんですが、例えばその墓園条例の中には、今言われましたように墓じまいをする方の場合は、いわゆる焼骨になって、それをどうするかという部分があります。それともう一つ、この墓園条例の中には生前予約使用という項目も設けて、いわゆる生前に市と契約するというか、そういう意思のある人は、やはりそういう何かこう届出用紙がありまして、墓園使用許可申請書だとか、生前の部分だとかと分けてやっています。今やはり問題あるのは、墓じまいとう部分と同時に、そういうこれから墓を、今持っていない人たち、その人たちの要望というのもありますので、そういう部分では、生前予約使用の場合をどうするのかということが当然出てくるのかなというふうにも思いますので、そういう観点も今回のこの問題を進める中ではどこかでこうちゃんとしておかなきゃいけないのかなというふうに思います。今、北見市の場合の利用料で行けば、市民は5千円で、市民以外の遺族の方が、いわゆる北見以外で、例えば札幌だとか東京だとかという遺族の方がいれば、その使用になれば7,500円という話を聞いています。網走市は若干高いんでありますけれども1万8千円というふうに聞いているところです。そして、話によりますと小清水町も来年度の予算で何かこの合同墓、やはり小清水町も同じように数は多くはないんだけれども、小清水町長の話では、直接私が聞いたわけではないんですが、来年やはりやらざるを得ないだろうということで今、検討を進めているというようなお話もありますので、問題はお墓のある人の墓じまいの問題もありますけれども、それだけでなくて、お墓を持たない人たちのいわゆるそういう人たちの意向といいますか、それもやはりどこか加味したものにならないとまずいのかなというふうに思いますので、ぜひそういう観点にも立った実態調査ということも必要じゃないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。最後にそれを答えていただいて。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ここ十数年の中で人間の死というものとどういうふうに向き合うのかという、かなりいろいろな議論が出ています。終末期宣言については無駄な医療行為をしてはならないということをあらかじめ本人がきちんと書いて弁護士なり、いろんなところに届けて過度な治療をしないとかですね、こういうこともやはり一つは新しい時代のことが出てきているのではないか。それから、お墓に埋葬するのではなくて、空中散布といいましょうか、海の上からお骨を投げてほしいとか、あるいは森林の上に、大雪山の山の上に散布してほしいとか、中には訓子府町の上空から私の遺骨をうんぬんとか、いろんな形態が私はこれから出てくるのではないかと。いろんな法令上の問題点もありますから整理しなきゃならないことがたくさんありますけども、しかしいずれにしても、今、議員が言っていましたように、生前の申し込みといいましょうか、受け付け等も含めてお墓を持てない、あるいは持たないけれども合同墓の中に自分がこうなったときには埋葬していただけないだろうかということを含めてですね、広く状況を把握しながら、先ほど言った有縁・無縁仏の改築等々の際には、広く検討して現実のものにしていきたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月8日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる