富良野市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日
太陽の里自然公園について
2017年3月9日、富良野市議会の一般質問で、萩原弘之議員が「太陽の里自然公園について」質問し、市長 能登芳昭、経済部長 原正明が答弁しました。
- 質問者
- 萩原弘之 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、経済部長 原正明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 萩原弘之
-登壇-さきの通告に従い、順次、質問をしてまいります。山部地域観光振興計画と山部自然公園太陽の里についてお伺いいたします。自然公園太陽の里は、自然環境活用センター、通称ふれあいの家を中心に、宿泊棟、キャンプ場、36ホール設備のパークゴルフ場、野外音楽堂、遊々の森、ホタルの里など、さまざまな施設とレジャースポットを完備し、本市の所管する公園の中でも自然公園として大きな存在感のある施設であり、自然とくつろぎ、空間を持ち合わせた環境体感の場であります。この公園は、昭和54年にオープンし、57年にふれあいの家の開業、60年に野外音楽堂建設、平成11年にはパークゴルフ場がオープンし、22年に36ホールまでに拡大、平成17年に山部自然公園太陽の里を指定管理に、25年には太陽の里全体を指定管理とし、現在に至っております。本市は、富良野市観光振興計画を策定して観光事業の指針を定め、推進を図ってきたところであり、平成22年には10年の期間とした下位計画として、山部、東山、北の峰地域の観光振興計画も順に策定をしてきたところであります。山部地域観光振興計画は、農村観光都市の形成を目標に、各具体的数値目標を設定し、取り組んできております。昨年12月の定例会の私の一般質問で、地域活性化計画と山部地域観光振興計画の相関関係について、地域観光計画は、農村居住者と都市生活者の交流・連携など、観光の視点から地域活性化を目指すものと位置づけているとの答弁があり、計画策定の背景においても、山部地域の核は農業であり、修学旅行生による農業体験の受け入れの可能性があるとともに、リサイクルセンターなどによる環境教育のメニュー化、健康・体力づくりの拠点施設であるパークゴルフ場の増設など、観光客の受け入れ環境が整いつつあることから、農業と観光の結びつきによる地域活性化を目的としております。本計画を推進する上で、集落地域が持つ課題解決の施策として、自然・人・農業・観光・各施設が総体的に融合することが不可欠であり、その上で、自然公園太陽の里は重要な事業拠点と考えるところです。現在、山部地域観光振興計画策定から8年目を迎え、地域を取り巻く環境も観光振興に向けたイメージにある各ツールも変化し、課題だけが浮き彫りとなっているように思われます。太陽の里の施設においては、平成25年宿泊者数は1,150名、食堂利用者数は4,748名、パークゴルフ場利用者は9,352名、公園キャンプ場利用者は2,603名でありましたが、平成28年度では、宿泊数は1,009名、食堂利用者は3,893名、パークゴルフ場利用者は5,832名、公園キャンプ場の利用者は1,718名となっており、勇振川にかかるつり橋やトリムの森などは老朽化に伴い撤去をしてきた背景もあり、観光拠点としての位置づけである太陽の里の今後をどのように考えておられるのでしょうか。そこで、3点質問をいたします。1点目に山部観光振興計画の進捗状況と具体的数値目標の達成度をどのように分析しておられるのか、お伺いいたします。2点目に、太陽の里への観光誘導策として、観光誘客の導線の考え方と教育的利用を含めた活用の考え方についてお伺いいたします。3点目に、自然公園太陽の里の施設整備方針についての考え方をお伺いいたします。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-萩原議員の御質問にお答えをいたします。1件目の太陽の里自然公園についての1点目、富良野観光における位置づけについてであります。山部地区観光振興計画につきましては、平成22年からの10カ年計画として策定いたしまして、本年度で7年目を迎えたところであります。この間、山部地区におきましては、山部商工会やNPO法人山部まちづくりネットワークを初め、山部地域の方々の御尽力により、ゆきんこまつりやゆうふれ音楽祭など、1年を通してさまざまなイベントが開催されており、山部地区のみならず、道内各地からも山部を訪れる状況づくりがされているところであります。山部地区観光振興計画におきましては、4項目の具体的数値目標を掲げておりますが、そのうち農業体験受け入れについては、年間1,500人の目標に対し、平成28年度では2,482人と、165.5%の実績になっているところであります。一方、ふれあいの家宿泊客数やパークゴルフ場来場者数については、ニーズの多様化や、パークゴルフ愛好者の減少なども相まって、ここ数年は利用者が減少傾向にあり、目標達成には至っておりません。山部太陽の里につきましては、富良野市の自然体験観光の拠点として重要な位置づけにあると認識をしておりますので、現在の状況を踏まえ、今後のあり方や誘客に係る対策などについて、関係団体などと連携をしながら検討してまいります。次に、2点目の太陽の里への観光誘導策についてでありますが、平成27年度の富良野市サイン計画の策定に当たって、山部地域を含め、市全体の案内サインの現況調査を行っており、誘導の起点となる場所や誘導対象となる施設を明確にしてきたところであります。この計画におきましては、太陽の里は誘導対象施設として設定しておりますので、今後、富良野駅などの重要拠点からの効率的な誘導を図るためのサイン整備を検討してまいります。また、太陽の里の教育・観光イベントなどの利活用につきましては、現在遊々の森において、小学校を対象とした自然体験活動や山菜をとりながら歩く遊々の森ウオーキングを、キャンプ場におきましては、富良野市子ども会リーダー研修会や音楽のイベントであるゆうふれ音楽祭などが行われているところであります。太陽の里には、ふれあいの家を初め、パークゴルフ場や芦別岳登山コースも整備されていることから、今後も関係団体と連携をしながら、広く市民や観光客にPRをし、利活用を進めてまいります。次に、3点目の今後の各施設の整備計画についてでありますが、太陽の里は昭和54年にオープンし、昭和57年にふれあいの家が建設され、35年が経過したところであります。近年は給水設備など経年劣化が著しいものから、順次、補修等を実施してまいりましたが、遊具設備や建物そのものの老朽化も徐々に進んできている状況でございます。太陽の里は、キャンプやパークゴルフ、登山者の拠点としての利用のみならず、現在は、体験観光や自然学習での活用がふえてきていることなど、大きな魅力を有した施設群であることから、施設設備の検討に際しましては、地域の各団体、組織と協議をし、意向を十分酌み入れながら、よりよい形づくりにつなげてまいりたいと、このように考えているところであります。以上であります。
再質問 4番 萩原弘之
それでは、順次、再質問をさせていただきます。1点目の富良野観光における位置づけということであります。現状を見ている部分の中の富良野市の観光計画とあわせて、山部の観光振興計画という部分をすり合わせてみますと、太陽の里の自然公園としての位置づけであるところの観光アピールについて、何かしら欠落している部分が多いような感じを私は持っております。山部の観光振興計画というのは、地域活性化計画に相通じるものがあるという部分をもとに考えていくときに、この現状での分析を先ほど御答弁いただきましたが、どうしても施設自体の利用者という部分が減ってきますと、施設のこれからの改修等についても大きな影響を及ぼすというふうに考えますが、この辺の議論を地域、また庁内の中で、どういうローリングをしながら検討を重ねてきたのか、お伺いをしたいと思います。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
萩原議員の再質問にお答えいたします。山部自然公園太陽の里の位置づけということでございます。先ほど市長が御答弁申し上げたとおり、富良野市の中においても、自然体験をする観光拠点という位置づけにあるということは富良野市の観光振興計画の中でも位置づけをされているということでございます。その中にあって、現在、そこの入り込みが減少傾向にあるということでございます。これを分析しますと、まず、施設について古くなっているということもございますけれども、いま富良野市に訪れる観光客の動向がいままでよりも拡散している、富良野市だけではなくて広域的なところにも訪れる機会がふえてきたということが片方であるということで、例えば、山部に訪れる観光客にとって、そこの魅力がいままでに比べるとほかに引っ張られている傾向があるということがあります。山部太陽の里につきましては、個々の施設についてはそれぞれ重要な位置づけにありますけれども、そこがうまく集約化、まとまってアピールができていない現状にあるというふうに思ってございます。次の誘導策にも絡みますけれども、今後、山部の太陽の里の有効活用、観光客の誘導に向けて、いま庁内の中で検討しているという状況でございます。
再質問 4番 萩原弘之
分析等については、程度、課題という部分が見えておられるのだろうなというふうに思います。私自身が一番気がかりなのが、平成25年にパークゴルフ場の利用者、それから、先ほどお話を申し上げた28年に至る部分の利用者は、4年間で3,500名減少しております。このことは、施設規模も含めて、非常に大きな要因なのかなというふうに考えておりますし、本市についても、各地域にそれぞれパークゴルフ場もございますので、この辺のところについては、将来に向けてかなり密な取り組みが必要であるかなというふうに考えますが、その辺のところについてはどうお考えですか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再々質問について、私のほうから少し補足的に答弁させていただきたいと思います。現在、パークゴルフ場の減少の関係を取り上げてお話されていますけれども、全体的にどんなスポーツであろうと浮き沈みというのは必ずあるわけです。それをどう、そのスポーツばかりでなく、他のもので補完をしていくかということの発想に立たなければ、パークゴルフの人をふやそうとしても、富良野の人口の2万2,000人何がしのうちのパークゴルフの人口なんていうのは非常に知れた人数だと思います。ですから、パークゴルフ場はパークゴルフ場として、そこに何を、付加価値を高めるような状況づくりをするかと、こういうことの発想の転換をしない限り、減少というのはとまらないというふうに私は感じます。そういう観点で考えたときに、山部は一つ大きく体験農業というのはまだまだ伸びていくだろうというふうに私たちは捉えております。それからもう一つは、昨年1月に東京大学と協定を結びました、森林の学問的な、あるいは教育的な提携を結んで、今後そういった面を徐々に拡大していくような状況づくりをして、集客の状況づくりを図るということは、私は山部にとって大きな資源の活用につながっていくだろうと。もう一つは、いまノザワの石綿の工場が大きく転換して、肥料の販売をしております。毎年、相当数の量を伸びてきまして、いま、あそこは常駐している職員が8人いらっしゃいます。いま、ノザワの昔使っていなかったところを、肥料を使って花の栽植をして、肥料をやったものとやらないものの比較をした展示をして、ヒマワリ等をやっております。ですから、私は、山部商工会なり、あるいは、その他の団体に対しまして、なぜ協力して利用する、活用することを考えていかないのかということを二、三年前からお話ししているところでございます。太陽の里を核としての観光計画はあるかもしれません。そのうち、状況は変わってきたわけですね。東大演習林の活用、そして、大きく形が変わった石綿の肥料を伴う花観光の活用、こういったことを山部全体で、さらに協力体制、あるいは知恵を絞った形の中で、私はやるべきだという考え方であります。そういう意味での御質問の中に、どうするのだ、こうするのだというよりも、少し発想を転換して、パークゴルフ場にこだわらないで、山部全体の観光等を含めた中での方向づけを、行政ばかりでなく、それぞれ山部の方々も関係する団体と共有しながら進めていくべきだと、このように考えますので、十分御理解をしていただきたい、このように思うところです。
再質問 4番 萩原弘之
いまの市長から貴重な御答弁をいただきました。私自身も、これから先、何十年もパークゴルフ場が続くという部分の予想は立てておりませんで、基本的には、あれだけの施設ですので、逆に言うと、どういう形でいろいろな利活用ができるかというところを目指しているというか、イメージをしております。一般質問の内容から外れてしまうものですから、いま、ここで申し上げるのは大変失礼かと思いますので、さわりの部分だけということで考えていくと、キャンプ場、それから、自然体験ができる場所、修学旅行という部分の誘客を図れるところで、この辺の部分を総体的に、太陽の里という部分の風景としてのイメージという部分を考えますと、私は、家族でくつろげる、また、そこに子供たちがいろいろな遊び場をもって過ごせる場所という部分を私は将来的なイメージとして持っております。パークゴルフ場も、いま、高齢者の方々が盛んに健康づくりのためにいろいろな形で利用されておりますけれども、そこだけではなくて、家族全員が来られるパークゴルフ場というのは一体どういうものをイメージできるのだろうかとか、また、キャンプ場に至っては、ただ単にキャンプをするというだけではなくて、逆に、あそこにはトリムの森がかつてありましたけれども、そういうような子供たちが自由に遊べる遊具等もこれから施設拡充をしていくべきというイメージを持っております。基本的に、この観光振興計画の具体的な数値目標を設定する基本に当たる部分として、交流人口を拡大していくという部分が基本的な大きな目標になって、これを確実に進めていくのだという部分がこの計画の中にございます。交流人口をふやしていくという中においては、いま市長がお話をされていた花に関する提案ですとか、そういうところも含めて、地域といろいろな話をしていくことは大事でありますけれども、まず、この太陽の里という部分を主軸に考えていく中で、後段に質問をさせていただきました施設整備の点も含めて、さまざまな観点の中で、地域との協議を十二分にしていくことが必要ではないかと思いますが、この太陽の里自体のこれからの方向性をもって、市としてどのようなイメージを持っておられるのか、お聞かせいただければと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再々質問にお答えをいたします。観光計画というのは、現在お尋ねにお答えする状況では、地元関係団体と協働で計画をつくる、それからもう一つは、10年の計画の中で、毎年観光もローリングをやっていく必要性があるわけです。ですから、新しい社会資源を活用する、あるいはまた、活用できない場合には次に何をやるかと、形を変えて進めることが基本だというふうに私は考えます。ですから、いま少し進めている中で、もう御存じのとおり蛍があそこは飛ぶのですよ。ですから、いま、どうやってこれをふやしていくかということを担当のほうに叱咤激励をしていまやっているところですけれども、なかなか環境が少しずつ整ってきたのですけれども、まだそれ以上になかなか至っていないのが現状であります。しかし、これも一つの資源になるわけですから、そういうことも含めた中での論議をひとつ、山部全体で、萩原議員が先頭になってひとつやっていただければ、市もそれに準じて答えるような状況づくりを双方で私はやっていきたいと思いますので、意気込みだけは御説明させていただいています。以上であります。
再質問 4番 萩原弘之
ホタルの里については、担当の方からいろいろなお話を伺って、やっと成果が出てきて環境が整いつつあるなという部分は理解をしているところです。基本的に、市のこういう公設の中にある部分の施設というのは、産業的な部分で導き出せない部分の要素がかなり多い、特にこういう自然公園ですとか、そういうところに至るとなかなかそういう議論には向かっていけないというところがあるのかなというふうに私は感じております。いろいろな施設、いろいろな部分の事業等、取り組みを持っていく部分の中で、行政のいわゆるその支援のあり方という部分で、いわゆるその物とかお金とかという部分ではなくて、知恵を出し合うという観点の中から、私は、こういう部分の地域にある公設の公園、それから、施設等についても十分地域の産業に貢献できるもの、また、利益追求をもって、利益の生まれるような施設という部分をつくり上げていくということがこれからはますます必要になってくるのかなというふうに考えますが、その点についての御見解はいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再々質問にお答え申し上げたいと思います。施設を持つということは、一つは、市民の日々の生活に潤いを持たすとか、あるいは憩いの場所だとか、あるいは子供とのそれぞれコミュニケーションを図る大きな役割を果たす、そういう状況で市は考えているわけであります。しかし、いま現在の動向を見ますと、やはり、それに求めてくる観光客がいるわけですから、これらの人たちに対しましてもどのような対応をしていくのかという観点から申し上げますと、観光客が何を求めているのかという、そういうものをきちんと捉えないと、どこでもやっているようなことと同じことをやっても、1年、2年はいいですけれども、恒久的に続くことはなかなか難しいわけであります。ですから、そういうことを含めて考えますと、この山部地区における観光の推進というのは、基幹産業が農業であるということを捉えなければなりません。観光だけの問題ではないです。農産物をもっともっと観光に生かせる、食と観光にどうやって結びつけられるか、萩原議員の最も得意とする分野ですから、これはひとつ知恵を出していただいて、山部地区全体の食と観光になるような、そういうものが施設整備にもつながっていくことになるでしょうし、あるいはまた、集客にも大きくつながっていくことになりますから、そういう観点で論議をしながら、計画、あるいは方向づけを私はしていきたいと、このように考えているところであります。