みんなの議会

富良野市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日

(1)結婚しやすい環境づくりについて/(2)選挙の投票率向上について

2016年9月13日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「結婚しやすい環境づくりについて」「選挙の投票率向上について」について質問し、市長 能登芳昭、選挙管理委員会委員長 堀川眞理、市民生活部長 長沢和之、選挙管理委員会事務局長 大内康宏が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 能登芳昭、選挙管理委員会委員長 堀川眞理、市民生活部長 長沢和之、選挙管理委員会事務局長 大内康宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 大栗民江

-登壇-通告に従い、一般質問します。1件目、結婚しやすい環境づくりについてお伺いします。1項目めは、経済的負担を軽くする取り組みについてです。富良野市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略では、基本戦略、ひとをつなぐ富良野戦略の個別戦略、①結婚したいと思う人々の希望をかなえるでは、本市の少子化は晩婚化、晩産化による影響があらわれていると示され、19歳から39歳までの独身の男女に対するアンケート調査では、結婚の意識に関する設問には、9割以上の方が結婚に対して何らかの意思があると想定されています。また、現在、独身でいる理由の設問には、結婚相手にまだめぐり合っていないが男性43.6%、女性39.3%で1位、経済的な余裕がないが男性38.5%、女性28%で2位との結果が示されております。調査結果から、本市の1位である結婚相手にまだめぐり合っていない若者への施策においては、ふれあいセンターに出会いの場の創出に向けた出会い総合サポート室を新設され、結婚を希望する方々への今後の展開が期待されるところです。本市では、第2位は経済的な余裕がないからですが、同様の全国調査では、結婚資金、挙式や新生活の準備のための費用が男性43.5%、女性41.5%で1位となっており、結婚のための住宅が男性19.3%、女性15.3%で2位と、経済的な理由が多くを占めております。調査結果を受け、国においては、結婚しやすい環境づくりとして、結婚新生活支援事業費補助金が2015年度の補正予算に初めて盛り込まれ、各自治体でも同事業がスタートしています。同補助金は、経済的理由で結婚に踏み出せない低所得者を対象に、結婚に伴う住居費や引っ越し費用などを自治体が最大18万円支給する制度で、道内においても、少子化対策の強化を図ることを目的として、1月1日より助成を始めた深川市や、4月28日から始めた東川町ほか、随時、事業をスタートされています。少子化の波が進展する本市でも、経済的な理由から結婚に踏み出さないでいる方々への一助となるよう、結婚新生活支援事業を活用した経済支援を実施するべきと考えますが、見解をお伺いします。2項目めは、新婚世帯への支援策の取り組みについてです。少子化対策が叫ばれる中、自治体では、新婚世帯に対し、独自の支援策に取り組んでいるところもあります。新婚世帯に月最大2万円、最長3年間の家賃助成を行い、このような家賃助成制度の取り組みをきっかけに市内への移住を決め、移住・定住対策としても効果を上げられている常陸太田市や、2年以上の居住を確約した新婚世帯を対象に結婚祝い金として地域の商店で使用できる子育て支援券を交付し、新婚世帯への支援に加え、地域の消費喚起につなげようと取り組まれている大田原市があり、このほかにも、人口が社会増となった豊後高田市では、人生設計を考える上で目的やライフシーンに合わせてまちの取り組みを探すことができ、婚活に励む人や豊後高田市で結婚したい方に対しては、婚活促進、結婚促進の取り組みで、さきの結婚新生活支援事業に加え、子育て世代の再婚を応援する子育て世代ステップファミリー応援金、さらに、新婚さん応援事業として、市内に定住する新婚さんに10万円の新婚生活応援金、新婚さん専用の市営住宅である新婚さん応援住宅、リフォーム事業を活用して、民間賃貸住宅に新婚または子育て世帯が入居したときの新婚子育て世帯家賃助成の三つのメニューや、御当地婚姻届・出生届などなど、さまざまな取り組みで新婚世帯への支援事業を婚活促進、結婚促進が一体となって取り組まれております。本市でも、新婚世帯に祝福とエールを送れるような独自の支援策を実施する考えについてお伺いします。2件目は、選挙の投票率向上についてお伺いします。平成28年第1回定例会において、私は、投票環境の整備について一般質問を行い、選挙管理委員会におかれましては、選挙人に利便性や投票しやすい環境の整備、さらに、選挙啓発に努め、投票率向上を図ってまいりたいとの御答弁をいただき、さまざまな方法を講じながら投票率向上に向けて対応してくださっていると認識しております。そのような中、7月には、参議院議員選挙がありました。同選挙では、全国的にも期日前投票を利用される方が多く、今後、期日前投票の存在はますます重要になっていると感じます。平成28年第1回定例会では、本庁舎の期日前投票所における障がい者や高齢者の方々への対応についての質問に対し、現在、本庁舎の期日前投票所は1階ロビーに設置しておりますが、狭いことから、選挙人の混乱を避けるために案内係を配置し、高齢者や車椅子を利用する方にも御迷惑をかけないように親切、丁寧な対応に心がけておりますとの御答弁をいただきました。今回は、参議院議員選挙のみの投票でしたが、衆議院議員選挙とダブルになったときなどは改善が必要であると考えます。現期日前投票所では、本庁舎でも支所でも同時に両方の投票用紙を渡されます。本庁舎では、限られたスペースに案内係や管理者、職員、立会人など9人ほどの方が配置されており、ふだん行きなれない場所での戸惑いや、心理的に大勢の方に見られているという圧迫感を感じる声も多く聞くところです。私は、現在の本庁舎ロビーの狭い場所から変更する対応が必要であると考えますが、御見解をお伺いします。また、改正公職選挙法に伴い、設置が可能となった共通投票所について考えをお伺いします。市内外の方々からは、災害時の避難所や、老人クラブやふれあいサロンなど高齢者が集う施設として利用されている投票所もあり、さまざまな御意見をお聞きすることがありますが、市民より選挙管理委員会へお声を上げやすい体制づくりや、投票所内のバリアフリー化について考えをお伺いします。平成28年第1回定例会での投票所への移動が困難な方々への投票機会についての質問では、多くは家族や親戚、近所の方々の力をかりて投票所に行く手段を確保しているようですが、中には困難な方もいると思われ、このような高齢者や障がい者に対し、投票所や期日前投票所までの巡回バス運行などにより、投票機会を保障することなども今後の検討課題とさせていただきたいとの御答弁をいただきました。島根県浜田市では、投票所まで出向くことができなくなった高齢者などのために、市が所有する10人乗りのワゴン車に投票のための記載台と投票箱を備えつけ、そのワゴン車で地域を巡回して車を期日前投票所とし、投票するときには立会人2人と管理者が同乗して車の中で投票していただく移動期日前投票所を、7月の参議院議員選挙から全国で初めて開設されました。移動困難者がふえている本市として、移動期日前投票所の導入や巡回バス運行などの考えについて見解をお伺いします。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。1件目の結婚しやすい環境づくりについての1点目、経済的負担を軽くする取り組みについてでありますが、内閣府が実施しております結婚新生活支援事業費補助金は、経済的理由で結婚に踏み出せない低所得者を対象に、結婚に伴う新生活を経済的に支援する事業を新たに開始した自治体を国が支援することで婚姻数の増加につなげようというものであります。具体的には、自治体が、世帯所得300万円未満の新規に婚姻した世帯に、新居の住居費や引っ越し費用などの新生活に係る費用を助成した際、その額の4分の3を国が補助するというものであります。結婚を希望する方々の支援につきましては、本年4月より、出会い総合サポート室を新設し、婚活イベントの実施など出会いの場の創出に取り組み始めたところであり、加えて、結婚に伴う新生活を経済的に支援することで、出会いの場の創出、さらには婚姻数の増加につなげるため、今後、調査研究をしてまいります。2点目の新婚世帯への支援策の取り組みにつきまして、市の支援策といたしましては、富良野市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略に基づき、農業支援、中小企業の支援、観光振興などの事業を着実に実施することで、安定した雇用機会の提供、夫婦がともに働き続けられる職場環境の充実を優先し、対応してまいりたいと考えており、現段階では市独自の新婚世帯に対する結婚祝い金等の支援については考えておりません。以上であります。

答弁 選挙管理委員会委員長 堀川眞理(選挙管理委員会委員長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。大栗議員の御質問にお答えいたします。2件目の選挙の投票率向上について、投票環境の整備についてであります。昨日、広瀬議員の御質問にもお答えいたしましたが、期日前投票所を市役所ロビーから変更する考えにつきましては、市役所では、期日前投票所の設置場所として、投票時のプライバシーの確保、高齢者や車椅子で来られる方のことを考慮し、1階ロビーに設置しております。しかし、現在の1階ロビーでは場所が狭いため、複数の投票用紙を交付する場合、投票用紙を一度に渡しておりまして、有権者が混乱する場合もあると認識しております。投票所の面積や有権者が投票所に来るまでの負担を考慮しながら、新たな設置場所を検討してまいります。今回の参議院議員通常選挙より、選挙の当日において、投票区の投票所とは別に、いずれの投票区にも属する有権者も投票できる共通投票所を設置することが可能となりましたが、二重投票防止のため、各投票所と共通投票所をオンラインで結ぶシステムの導入や、商業施設などに設置する場合、投票所として使用する場所の確保など困難な条件がありますので、現在、共通投票所の設置は検討しておりません。期日前投票所は、市役所のほかに山部支所、東山支所にも設置しており、期日前投票では、いずれの投票区に属する有権者も各期日前投票所で投票することが可能ですので、今後も期日前投票制度の周知を図ってまいります。次に、市民から選挙管理委員会への要望の把握に向けましては、現在は、投票終了後に投票管理者や投票従事者から改善等の意見を集約し、把握しているところです。今後は、市民が選挙で気がついたことがあれば、選挙管理委員会にメールや電話、ファクスで連絡できるよう、ホームページや広報等で周知してまいります。次に、投票所のバリアフリー化につきましては、投票所は各施設を施設管理者に依頼をして選挙に使用させていただいております。このため、選挙管理委員会として施設をバリアフリー化することは困難ですので、いままでも簡易スロープの設置や車椅子の配置、投票従事者の介助により対応してまいりました。今後も、投票しやすい環境づくりに努めてまいります。また、有権者の高齢化等に伴い、投票所まで自分で行くことが難しくなった方に対する支援として、巡回バスの運行やワゴン車等を活用した移動期日前投票所の運用について検討を進めてまいります。以上でございます。

質問 1番 大栗民江

それでは、1件目から質問してまいりたいと思います。いまの御答弁では、職場環境や雇用機会の充実を図っていくので、市としては、市独自の個別支援策は考えていないということでございました。国におかれては、結婚を希望する人に対して行政に実施してほしい取り組みとして、内閣府における20代から30代の未婚及び結婚3年以内の男女の調査では、安定した雇用機会の提供が55.4%、そして、夫婦がともに働き続けられるような職場環境の充実が49.1%、これが1位と2位と占めております。そして、3位には、結婚や住宅に対する資金貸与や補助支援が42.3%で、経済的な支援が行政にしてほしい取り組みの3番目に挙げられております。そういった中では、いま、出会い総合サポート室も設けていただきながら、結婚したいと思う人々の希望をかなえるこの戦略に向かって御努力いただいておりまして、次のステップとして、妊娠・出産・子育てを地域全体で支援するという個別戦略の2番目に行くと思います。そういった中で、最初の「ひと」をつなぐ富良野戦略における基本の一つ目は結婚したいと思う人々の希望をかなえるということですが、いまは、ちょっと婚活支援のほうに力を入れているという感じが私はするのです。しかし、今後は、婚活支援、そして結婚支援へと結びつく、そういう一体となった取り組みを図っていただきながら、結婚したい方々の希望をかなえる取り組みをしていただきたいと思いますが、見解をお伺いいたします。

答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。まず、1点目にお答えしました国の補助制度でございますが、こちらにつきましては、支給要件、補助要件としてお2人で年収300万円等とございます。これにつきましては、全国96自治体でまだ手を挙げている団体がいないような状況でございますので、その制度につきまして、今後、継続するのかを含めて調査させていただきます。その上で、独自の施策はないのかということでございますが、これにつきましては、答弁でもお答えいたしましたように、先に雇用機会の場を確保する、それから、夫婦の働く環境を優先して確保していくことを掲げているところでございます。また、市民生活部におきましては、4月から出会い総合サポートということで、まずは結婚する方々を優先するということで、いま、各種の取り組みを始めているところでございます。その中で、一体となってということで、その後の支援策についてでございますが、まずは結婚する世帯を1組でも多くつくり出すことに優先に対応したいと考えておりますので、支援策につきましても、今後の取り組みということで対応させていただきたいと考えております。以上です。

質問 1番 大栗民江

今後の取り組みという御答弁をいただきましたので、その部分では、しっかりと雇用機会、職場環境、さらに経済的支援の中で結婚したいという方々にエールを送れるような、本当に人生をスタートしようとする方々にそうした応援をしていただけるような取り組みを期待するところであります。続きまして、選挙管理委員会に対して、選挙の投票率向上についてお伺いをいたします。ただいまの御答弁では、昨日の広瀬議員ともかぶっておりますので、私のほうでは、バリアフリー化についての考えをお伺いしたいと思います。投票施設管理者からお借りして投票所としているわけですけれども、今回の参議院選は夏の選挙でありました。しかし、冬の選挙とか雨天の選挙のときもありますが、シートを敷いていない投票所もございますので、例えば、車椅子で来られた方々の車を拭くタオルとか、つえをついて来られた方々にはつえ先が滑らないようにタオルを用意したりとか、本当に小さな細かな配慮といいますか、そういう対応の取り組みも徹底していただきたいと思いますが、そのことに関しまして御見解をお伺いいたします。

答弁 選挙管理委員会事務局長 大内康宏

ただいまの大栗議員の再質問にお答えいたします。投票所のバリアフリー化の問題につきましては、先ほど御答弁したとおり、選挙管理委員会で施設自体を改修することは難しい問題がございます。大栗議員の御指摘にあったように、高齢者、また車椅子で来られた方が投票しやすいような状況づくりということで、お話があった車椅子の整備、また、つえを使った方に雑巾等を持っていくような細やかな配慮について、選挙管理委員会として、これからも投票所に配置される事務員に周知徹底を図ってまいりたいと思っております。

出典:富良野市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる