みんなの議会

富良野市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日

(1)健康増進の取り組みについて/(2)選挙の投票率向上について

2016年3月10日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「健康増進の取り組みについて」「選挙の投票率向上について」について質問し、市長 能登芳昭、選挙管理委員会事務局長 一條敏彦、保健福祉部長 鎌田忠男が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 能登芳昭、選挙管理委員会事務局長 一條敏彦、保健福祉部長 鎌田忠男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 大栗民江

-登壇-通告に従い、一般質問いたします。1件目は、健康増進の取り組みについてお伺いします。1項目めは、胃がん予防の取り組みについてです。国内では、胃がんの罹患者数は約13万人とされ、1970年代から毎年約5万人の方が胃がんで亡くなっております。近年、胃がんの主因の95%以上はピロリ菌感染胃炎から始まることがわかり、ピロリ菌感染胃炎の感染者の半数が除菌療法を受ければ、2020年には胃がん死亡者数は約3万人になると試算されています。平成25年2月からは、除菌対象が、従来の胃潰瘍、十二指腸潰瘍から慢性胃炎まで保険適用が拡大されました。ピロリ菌感染から慢性胃炎の段階で除菌療法をすれば、胃がんで亡くなる方の確率が下がり、胃がん予防が大きく前進すると期待されております。ピロリ菌感染者は約3,500万人に上るとの推計があり、特に衛生環境が十分に整っていない時代に幼少期を過ごした中高年以上の年齢層に多いとの調査結果が示されています。衛生環境が整備された現代では、ピロリ菌の新規感染は、母子感染など家族間感染が多く、初感染は小学校入学前に起こると言われております。ピロリ菌の感染期間が長引けば長引くほど胃炎が進行し、胃がんを発症するリスクが高くなることから、この発症リスクを抑制するために若年時に除菌することが大切であるとされています。若年者を対象にピロリ菌検査を行うことは、御自身の胃がん発症を予防することはもとより、感染を知らないまま妊娠、出産し、自分が親世代になったときに次の世代にピロリ菌を感染させてしまう連鎖の抑止をするためにも予防効果があり、全国各地では若年層に20歳のピロリ菌検査や、中・高生を対象としたピロリ菌の検査、除菌が広がりを見せています。道内においても、中学生に対してピロリ菌検査から除菌治療までを一貫して行っている市町村もふえてきております。稚内市、函館市など14の市町村で、中学生を対象に学校で行っている健康診断の尿によるピロリ菌抗体検査、尿中抗体法を実施され、さらに、苫小牧、帯広、登別、室蘭でも新年度より実施方針が示されているところであります。このような動きの中で、富良野市としてはどのような認識をお持ちで対応していかれるのでしょうか、本市における胃がん検診の実施状況についてお伺いします。市長は、平成28年度市政執行方針において、市民の健康づくりでは新たに胃がん予防対策となるピロリ菌検査を取り入れるなど、生活習慣病の発症、重症化の予防などによる健康寿命の延伸に向けた取り組みを推進してまいりますと述べられております。平成28年度から実施されるピロリ菌検査の具体的な取り組み方法についてお伺いします。また、若年層への検査、中学生に対する検査実施の考えについてお伺いします。2項目めは、健康マイレージについてです。多くの市民が望んでいる健康、福祉のまちを推進するには、市民による個人での健康への努力は大事でありますが、市民の皆様がお一人お一人が健康づくりにどう励んでいただけるか、また、参画していただけるか、この点で行政の後押しも大いに大切であると考え、平成25年第3回定例会において、健康づくりへの大きな動機づけ支援策として、健康マイレージ制度導入の考えについて一般質問を行いました。市長は、健康マイレージ制度は、日々の健康づくりへの取り組みをポイント化し、市民一人一人が健康づくりへの積極的な参加を誘導する仕組みであり、現在、幾つかの自治体において独自の健康マイレージ制度を導入し、健康づくりを推進する施策として取り組んでいると聞いている、健康マイレージ制度は、市民が自主的に健康づくりに取り組むための動機づけの有効な手段の一つであると思われるが、既に取り組まれている自治体の実施内容や効果、経費、課題など幅広く参考とさせていただき、調査研究をしてまいりたいとの御答弁をいただきました。その後、2年半が経過しようとしていますが、現在までの調査研究の状況はどのようになっているのでしょうか、お伺いします。平成26年第3回定例会では、保健福祉委員会で実施した高齢者の健康づくりについての都市事例調査報告では、本市においても、健康づくりに関する事業や運動施設などの利用拡大に向けた取り組みが進められているが、健康度を可視化することや参加者への拡大を図るための広報活動は関心のあるところであるとされ、都市事例調査の全般にわたり、増加する高齢者の健康づくりに限らず、広く市民に呼びかけることを検討しなければならないことと、その動機づけの方策をいかに行政がつくり上げることが大切であるかを実感することができたと、健康づくりに対する動機づけの取り組みについて調査報告されています。健康マイレージ事業に取り組んでいる他の自治体では、18歳以上の市民、40歳以上の市民、65歳以上の高齢者など対象年齢やポイントシステムにおいても多種多様で、ポイントの対象が特定健診やがん検診の受診を必須条件とするもの、食生活改善やボランティア活動への参加のほか、ポイントの活用も各種検診の受診券や運動施設利用券との交換など、まちによりさまざまな工夫が見られます。富良野市においては、どのような方向性で行かれるのでしょうか、今後の取り組みの考えについてお伺いします。3項目めは、地域包括ケアシステムについてです。全国的な少子高齢化問題として、高齢者の増加に対して現役世代は減少し、団塊の世代が75歳以上を迎える2025年には、本市においても市民の3人に1人が65歳以上の高齢者になることが予想されています。独居老人などによる介護難民、老老介護、認認介護など、深刻な生活環境で暮らす高齢者への問題解決に向けての対応が求められる中、本市では、高齢者が住みなれた地域で、医療、介護、予防、住まい、生活支援を一体的に受けられる地域包括ケアシステムの構築を進めておられますが、システム面、サービス面において地域福祉という視点に立った地域包括ケアを構築することで、高齢者のみならず、地域全体の福祉体制の構築につながると考えます。そこで、地域福祉を推進する中核的役割として、富良野市社会福祉協議会との協働が必要になってくると考えますが、今後の取り組みについてお伺いします。高齢者の保健や福祉、介護などの地域の身近な相談窓口として設置されている地域包括支援センターについてであります。議会で開催している議会報告会の会場から、ある老人クラブの会合で地域包括支援センターについて聞いたところ、ほとんどの方が知らなかった、国で決められているからこのような名称だと言うけれども、年寄りにはわかりづらくて冷たい感じがする、名前を変えるのはグレーゾーンになるが、お年寄りにわかりやすいセンター名であってほしいとの御意見をいただきました。今後、市では、機構改革が示され、市民生活部に市民協働課が新設し、福祉支援課は福祉課と高齢者福祉課に再編し、保健センターには相談支援センターと地域包括支援センターが設置されます。高齢者の方には地域包括支援センターの役割や認知度が低いことを鑑みると、例えば、地域包括支援センターの名称のほかに、高齢者支援センターなどと愛称をつけてわかりやすくすることはできないのでしょうか、その考えについてお伺いします。2件目は、選挙の投票率向上についてお伺いします。1項目めは、QRコードの掲載についてです。選挙権年齢を20歳から18歳に引き下げる改正公職選挙法が6月19日に施行され、国政選挙では7月予定の参議院選挙から実施されます。また、これに合わせて、新たに有権者となる18歳、19歳の方が進学や就職などで引っ越しをしても投票が認められる改正公職選挙法が1月28日に成立し、18歳選挙権の施行と同じ6月19日に施行されます。春は旅立ちの季節で、総務省の推計によりますと、従来のままでは18歳選挙権で新有権者となる約240万人のうち約7万人の方が投票できない事態になっていた投票権の空白が解消すると言われております。若い方々に対する選挙情報の提供については、議会報告会の会場に参加してくださった方から、主に若い世代の方にマンション入居者が多く、ほとんどの方が町内会に未加入のため、町内会の役員たちが選挙公報などの配付について御苦労されている声をお聞きしました。富良野市では、選挙になると市で設置されるポスター掲示場があります。このポスター掲示場にQRコードを掲載し、スマートフォンなどで読み取っていただくと、告示前には選挙日程や投票方法、投票所や時間帯などのお知らせ、告示後には候補者の選挙公報を見ることができるように、ポスター掲示場を見た有権者、特に若年層が選挙管理委員会のホームページを気軽に閲覧できるようにしてはどうかと考えますが、御見解をお伺いします。2項目めは、投票環境の整備についてです。主に、高齢者や障がい者の方々への環境整備です。有権者の選挙権の課題であった認知症や知的障がい、精神障がいの方の権利を擁護する成年後見制度における被後見人の選挙権が回復されるなど、障がいをお持ちの方々への投票機会確保の改善が図られております。急速に変化を遂げる社会情勢の中で、高齢者や障がいをお持ちの方に配慮した対応が大切になっていると感じます。市民の方からは、選挙に関心がないわけではないが、高齢になって車の運転ができなくなり、投票所まで自分で行くことができなくなってしまった、また、足が悪くなり、遠くまで歩いていけなくなったというお声をお聞きすることがあります。投票所の統廃合や高齢化によるさまざまな要因により投票所に行きにくくなったり、投票しづらくなったと感じる高齢者の方々が増加しており、今後の対応が必要と考えます。そこで、中山間地域などにおける高齢者や障がい者の方々など、投票所への移動が困難な方々の投票機会の確保についてお伺いします。また、庁舎では、期日前投票所を開設していただいておりますが、国政選挙においては、比例区と選挙区の投票と、衆議院選挙では最高裁判所裁判官国民審査の投票があります。御自分の体調のよい日に行けるし、投票所のように靴を脱いで会場に入らなくてよいので期日前投票利用する、しかし、期日前投票所では受け付けで説明はされるけれども、よく聞き取れなかったり、2枚、また3枚の投票用紙を一緒に渡されても、いざ、記載台に行くと戸惑ってしまうとのお声をお聞きすることがあります。ふだん、行きなれていない投票所で緊張する心理的負担を考えると、本庁舎ではスペース上の問題があるようですけれども、期日前選挙投票所について、プライバシーの確保に留意した上で、障がい者や高齢者の方々への対応が必要と考えますが、今後の取り組みについてお伺いします。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-大栗議員の御質問にお答えをいたします。健康増進の取り組みについての1点目、胃がん予防の取り組みについてであります。本市での胃がん検診は、40歳から79歳までの方を対象に、年2回、7月と11月に実施している集団健診におきまして、特定健診などとあわせ、各種がん検診の一つとしてバリウムによる胃部エックス線検査により実施をしているところであります。平成26年度の受診者数は1,211人で、受診率では全国、北海道の平均を上回って13.7%となっております。また、この検診結果を受けて、85人が精密検査を受診しており、毎年1名から3名程度、胃がんが発見されているところであります。次に、ピロリ菌検査の実施についてでありますが、ピロリ菌の感染が胃がんの主たる原因となっていることを踏まえ、本市におきましても、平成28年度より集団健診時にピロリ菌検査を導入することにいたしました。検査方法につきましては、集団健診で対応できる便による検査を実施し、検査対象者については、胃がん検診は40歳以上としておりますが、ピロリ菌検査につきましては若年層から対象としてまいりたいと考えております。次に、中学生に対する検査の実施の考え方であります。ピロリ菌を除菌することにより、胃や十二指腸の潰瘍になるリスクが減少し、胃がんもほぼ予防できることから、最近、中学生を対象としたピロリ菌検診が一部の自治体で実施されるようになってまいりました。厚生労働科学研究費補助金がん対策推進総合研究事業による大学の調査におきましては、中学生を対象としたピロリ菌検査を行っている自治体は、本年1月時点では全国で17時自治体であります。実施予定を含めても、29自治体にとどまっているところであります。本市といたしましては、検査方法や検査時期、さらには、検査陽性者への除菌治療の対応、費用負担などの課題もある中で、現在、中・高生に対するピロリ菌感染対策のガイドラインの検討を進めている段階でありますので、国やほかの自治体の動向を注視してまいりたい、このように考えているところであります。2点目の健康マイレージについての調査研究の状況であります。道内市町村の健康マイレージの実施状況を見ますと、平成27年度に23市町村が事業を実施しているとお聞きいたしております。道内での事業の取り組みによる効果では、平成26年度以降の事業開始が11市町村とおおむね半数を占め、多くの市町村が事業開始間もないことから顕著な事業効果が報告されていない状況であります。また、一部の市町村で特定健診の受診率向上を上げていますが、健康マイレージの実施市町村が限られている中で、北海道の平均受診率では平成20年度の20.9%から26年度は26.1%とほとんどの市町村で受診率が上昇しており、市町村によっては戸別訪問など他の取り組みの効果によるものとの評価もあり、健康マイレージによる効果は小さいものとされているところであります。一方、導入市町村における実施上の課題といたしましては、健康マイレージ事業への参加者の増加につながらない、参加者が固定しており、若年者の参加が少ない、健康づくりに無関心な層に浸透していかない、マイレージ制度自体の周知などが課題として挙げられているところであります。今後の取り組みについてでありますが、健康マイレージ制度は、市民が自主的に健康づくりに取り組むための動機づけの有効な手段の一つであると考えられ、平成27年の医療保険制度改革においては、保険者が行う保健事業として、より一層のインセンティブの取り組みを推進することとされたところであります。このため、国におきましては、保険者が当該取り組みを実施するに当たってのガイドラインの策定に資する検討を行うため、保険者による健診・保健指導等に関する検討会のもとに、個人への予防インセンティブ検討ワーキンググループを設置し、平成27年9月30日に第1回会合を開催し、現在、ガイドライン案の検討が進められているところであります。このため、本市といたしましては、国の検討結果を見据えた中で、引き続き、健康づくりを誘導する有効な手段について、健康マイレージ制度も含め、検討してまいりたい、このように考えているところであります。次に、3点目の地域包括ケアシステムについてであります。国は、2025年度をめどに、高齢者が可能な限り住みなれた地域で生活をできるようにするため、医療、介護、予防、住まい、生活支援を包括的に確保し、高齢者が地域で必要なサービスを一体的に提供する地域包括ケアシステムの実現を重要な政策課題とする中、本市におきましても、その実現に向けて第6期介護保険事業計画を推進しているところであります。地域包括ケアシステムの構築に向けた社会福祉協議会との協働の取り組みについてでありますが、市では、住民参加、地域住民相互の助け合いによる地域福祉を目指し、福祉まちづくり事業を社会福祉協議会に委託し、総合相談や福祉のまちづくり推進センターの設置、運営、小諸地域ネットワークづくり、地域福祉推進事業を実施するとともに、介護予防事業である地域ふれあい支援事業としてふれあいサロンやふれあい託老を委託し、市と社会福祉協議会の相互連携のもと、地域福祉の向上に努めてきたところであります。今後、地域包括ケアシステムの構築に当たっては、地域住民が担い手となる介護予防ボランティアなどのほか、介護サービス事業所、各福祉関係団体、町内会、民間企業など地域のさまざまな社会資源を活用し、ニーズに合った多様なサービスの提供による切れ目のない支援体制づくりが求められております。このため、平成28年度から、生活支援体制整備事業による高齢者ニーズの把握と、地域に不足するサービスの創出や担い手の養成、ネットワークの構築などを担う生活支援コーディネーターを富良野市社会福祉協議会に委託、配置するとともに、多様な関係主体間の定期的な情報を共有及び連携・協働による取り組みを推進する協議体を設置し、支え合い、助け合いによる地域づくりを推進してまいります。次に、地域包括支援センターの愛称についてであります。地域包括支援センターは、保険者が生活圏域ごとに相談窓口を設け、高齢者やその介護者からの介護、福祉、医療などの相談に総合的に対応することを目的に設置され、国民の誰もが共通してわかるように全国統一の名称とされているところであります。地域包括支援センターという名前がわかりにくいとの御意見でありますが、地域包括支援センターの名称の周知を今後とも一層図ってまいります。以上であります。

答弁 選挙管理委員会事務局長 一條敏彦(選挙管理委員会事務局長は2016年3月まで)

-登壇-大栗議員から選挙管理委員会委員長に対して質問通告が出されましたが、本定例会に欠席のため、事務局長の私が代弁することをお許しいただきたいと存じます。なお、3月2日に選挙管理委員会を開催し、この答弁内容については精査していただいております。それでは、大栗議員の2件目の選挙の投票率向上に関して、QRコードの掲載についてお答えいたします。昨年4月執行の富良野市議会議員選挙における投票率につきましては68.08%で、4年前の平成23年では72.24%でしたから、4.16ポイント減少して低い投票率でした。全国的な傾向であり、その要因には最近の政治に対する無関心層の増大、特に若者が選挙に行かない選挙離れが進んでいるものと思われます。このたびの市議会議員選挙は、市民の代表を選び、市民の意見を市政に反映することのできる最も重要かつ基本的な機会であり、そのためには、市民一人一人が選挙に関心を寄せ、投票に参加していただくことが大切なことと認識しているところであります。御質問のポスターを見た有権者、特に若年層が選挙管理委員会のホームページを手軽に閲覧できるようにしてはどうかということについてであります。近年、若年層を中心に、携帯電話、スマートフォンなどのモバイル機器の普及が進んでおりますことから、より広い年齢層への周知の観点からもQRコードの掲載は有効であると考えられます。今後、ポスター掲示場に富良野市選挙管理委員会ホームページのQRコードを掲載していけるよう調査検討を進めてまいりたいと存じます。次に、投票環境の整備についてであります。投票率向上のためには、投票しやすい環境の整備、選挙に関する情報提供の充実、有権者の政治意識の高揚といった三つの視点で進めていかなくてはならないと考えております。この視点で、これまでの取り組みについては、投票環境の整備といたしまして、投票に来られる方が投票しやすいことが大切あると思っておりますので、事務従事者の接遇を含めて投票しやすい雰囲気づくりを心がけ、より多くの方に投票していただけるよう努力しているところでございます。選挙に関する情報提供の充実といたしまして、平成26年4月の市議会議員補欠選挙から、選挙公報をホームページからも閲覧できるようにし、選挙公報は、町内会等の御協力をいただいて配付しておりますが、市役所のほか、各支所、文化会館、保健センター、図書館、ふれあいセンターにも備え置きするようにいたしました。有権者の意識の高揚といたしまして、若年層の政治、選挙への関心を高めるため、投票事務に市内の看護専門学校の学生ボランティアを任用して、投票所の雰囲気を感じてもらい、選挙の重要性を理解してもらっているところでございます。御質問の投票環境の整備についての1点目は、中山間地域等における高齢者や障がい者の方々など、投票所の移動が困難な方々の投票機会の確保についてであります。投票機会の確保が困難と思われる高齢者や障がい者につきましては、多くは家族や親戚、近所の方々の力をかりて投票所へ行く手段を確保しているようですが、中には難しい方もいると思われます。このような高齢者や障がい者に対し、投票所や期日前投票所までの巡回バス運行等により投票機会を保障することなども今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。次に、2点目の本庁舎の期日前投票において、プライバシーの確保等に留意した上で、障がい者や高齢者の方々への対応についてであります。現在、本庁舎の期日前投票所は1階のロビーに設置しておりますが、狭いことから、選挙人の混乱を避けるために、案内係を配置し、高齢者や車椅子を利用する方にも御迷惑をかけないように親切、丁寧な対応に心がけております。選挙管理委員会としましては、多くの有権者が投票に参加していただくよう、選挙人に利便性や投票しやすい環境の整備、さらに選挙啓発に努め、投票率の向上を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

それでは、1件目の健康増進の取り組みについて再質問をいたします。今回、集団健診の会場で、若年層から対象にピロリ菌検査をしていただくという御答弁をいただきました。富良野の集団健診では、20歳以上の若年者でも無料で受けられるような体制になっておりますが、ピロリ菌におきましても、例えば、地域コミュニティ推進員が各地域に2名ずつ配置されておりますので、健康づくりや受診率アップのお話をされるような機会を通してピロリ菌検査を若年者の方々へさらに周知するためにも、市民協働係と保健福祉部との連携についてお伺いをいたします。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。平成28年度から実施いたしますピロリ菌の検査につきましては、新規事業ということでございます。通常、毎年、健康カレンダーを全戸に配付させていただいておりまして、そちらに掲載するような形で周知を図ってまいりたいと思っております。また、特定健診等におきましても、地域コミュニティ活動推進員から実施状況等もお知らせしている状況であります。そのような中で、これら健診情報等についてもあわせてお伝えするような形で進めてまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

続きまして、北海道におきましては、次世代の感染予防を目的に、各団体と連携しながら、中学生に対するピロリ菌検査と除菌プロジェクトということで、ピロリ菌関連の疾患の予防とともに中学2年生を対象とした検査、除菌が開始されております。そういう中で、今後、国においてもガイドラインが示されてくると思いますが、富良野市の中学生全員で大体628名、中学校2年生は228名ほどとお聞きしている中で、こういうがん教育や保護者の方々への御理解なども今後は大切になってくると思いますけれども、保健福祉部または教育委員会との連携の取り組みについてお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。ピロリ菌の検査につきましては、先ほど大栗議員の質問の中にもありましたとおり、その除菌等については保険制度の中で一定程度できるような形になってきております。また、中学生を対象とした検査につきましても、北海道大学が中心となっておりますが、先ほどの市長答弁にありましたアンケート調査でも、いま、全国で29の自治体がやっと取り組み始めており、道内ではそのうち18市町村という状況で、全国的にはこの内容はまだまだ周知されていないところもあります。そういう中で、ピロリ菌対策のガイドラインは、いま、大学等の基礎研究的な部分で進んでおりますが、中学校ということになれば、それぞれの保護者の同意等を得ながら進めることになりますので、その効果なり対応という部分も含めて、一度、検討しまして、教育委員会サイドとも協議をさせていただきながら実施の方向について考えていきたいと思っております。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

いま、全国のお話が出ましたが、佐賀県では県を挙げて中学校3年生全員にというような方向性も決まっておりますので、しっかりと周知をして取り組んでいただきたいと思います。続きまして、健康カレンダーの保存版を全戸に配付されておりますが、今後、若年者の方々が集団健診会場に訪れてくると思いますので、お子さん連れの方々も受診しやすいような環境整備、また、その周知についてお伺いをいたします。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。いまの御質問につきましては、集団健診等あるいは乳がん検診など、若いお母さん方が来るような部分での対応で、預かり保育というような質問ではないかと思います。そちらについても、やはり健康カレンダー等に工夫をしまして、周知を図っていくというような形で進めたいと思っております。以上でございます。

再質問 1番 大栗民江

続きまして、健康マイレージ制度についてお伺いいたします。富良野は、地域柄、糖尿病予備群など、生活習慣病が多いまちだと自分の中では思っているところです。道内では23の市町村がこのことに取り組んでいらっしゃって、検診受診率のアップにつながっていると思っているところですが、そのような中におきまして、そうした病気の予備群が多い富良野のようなまちでは、それを防ぐための動機づけの支援が必要になってくると思います。これから検討していきたいということで御答弁をいただきましたが、どのようなスケジュールで行かれるのか、お伺いいたします。

再質問 1番 大栗民江

続きましたて、地域ケアシステムです。地域包括支援センターという名称のままで、今後さらにしっかりと役割などを周知していく、愛称は考えないという御答弁をいただいたところでございます。国におきましては、妊娠から出産、子育てまで、日本版ネウボラなる子育て世代の包括支援センターということで、全国展開、市町村展開が図られるような道筋が示されております。そういう中で、高齢者の方は、自分が御相談するところ、支援をしていただくところが地域包括支援センターとなりますが、高齢者支援センターなどの愛称がないということでございますので、高齢者の方々のおそばにしっかりと寄り添えるようなセンターであっていただきたいと思います。そこで、名称について、本当にすき間なく高齢者の方々へ周知されるように、また、そのための連携の取り組みについて、いま一度、御答弁をお願いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

大栗議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。私は、いまの御質問の中で、富良野の場合は、名称よりも、保健センターという位置づけでやっていて、そこに福祉の関係、保健の関係があるということで、もうほとんどの市民の方に周知されているというふうに理解しております。地域包括支援センターというのは、国が法律で決めたものですから、あえて愛称で呼ぶというよりも、保健センターへ行ってくださいと言ったほうがかえって惑わされない状況になりますので、そういう意味で、これからも周知の徹底の仕方をきちんとしていきたい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

出典:富良野市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる