みんなの議会

富良野市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月19日

(1)富良野市地域防災計画について/(2)朝日ヶ丘公園について/(3)広報活動について

2014年6月19日、富良野市議会の一般質問で、黒岩岳雄議員が「富良野市地域防災計画について」「朝日ヶ丘公園について」「広報活動について」について質問し、市長 能登芳昭、総務部長 若杉勝博、商工観光室長 山内孝夫が答弁しました。

質問者
黒岩岳雄 議員
答弁者
市長 能登芳昭、総務部長 若杉勝博、商工観光室長 山内孝夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 黒岩岳雄

-登壇-おはようございます。通告に基づき、質問いたします。1件目は、富良野市地域防災計画について。災害時の応急復旧業務協力について伺います。災害時における災害応急復旧業務に関する協定を富良野建設業協会長等と結び、災害に備えているところでありますが、平成24年6月1日以降、富良野建設業協会応急復旧業務協力組織図における山部地区担当及び東山地区担当の企業2社が廃業となってしまいました。災害対策上、このような現状に対して、この地域の担当及び対応はどのようになっているのか、お尋ねします。また、今月6月は、土砂災害防止月間として国土交通省が定めております。これは、1983年、昭和58年以降、毎年6月1日から6月30日の期間は土砂災害が発生しやすくなることから、梅雨時を目前にした啓発活動のためとのことです。梅雨のない北海道とはいえ、先日の登別市、白老町の一部の地域では、平年の6月降水量の2倍以上となる500ミリを超える降雨量があったと報道では伝えております。災害は、いつ起こるかわかりません。自然災害の事前防災対策や災害復旧など、市民の安全・安心を確保することは行政の責務と考えます。そこで、応急復旧業務協力事業者につきましては、特殊な技術、専門性などを考慮することが大変重要と考えます。復旧作業のノウハウ及び機械等の所有など誰もが代行業務を担えるとはいきません。富良野地域に大規模災害が発生し、富良野地域の応急復旧業務協力事業者だけでは対応が難しいとの判断があった場合、どのような対応策を持っているのか、お尋ねします。2件目は、朝日ヶ丘、通称なまこ山内の桜の枯れ木、老木等の更新整備について伺います。毎年、年が明けると、マスコミが春の訪れを伝える情報の中に、桜の開花予報、桜前線など、ことしは前年に比べ早いとか遅いとか結構話題になるものです。開花が予想どおりなのか、また、自分の予想を立てた開花になるのか、楽しみながら桜の開花を待ち望んでいます。朝日ヶ丘は、開拓時代からなまこ山と言われていました。朝日ヶ丘は、御料地で、当時の富良野町が払い下げ、原生林でした。ここの木材を切り出して、富良野小学校を建てたということです。木を切り出した後の無立木状態がいわゆるナマコの型をしていたということで、当時からなまこ山と呼ばれておりました。昭和6年、真言宗富良野寺住職、故宮田静機氏がなまこ山に登り、その展望のすばらしさに身が震えるような霊感を覚え、仏門にある身であるだけに、極楽世界の地上顕現を思い、ここに新四国八十八カ所の霊場をつくりたいという悲願が湧き上がり、翌年、昭和7年、檀信徒の尽力で仏像の寄進88体が安置され、それをめぐる歩道も完成し、桜が植えられたとのことです。このように、最初は宗教的霊場として開発された朝日ヶ丘ですが、さらに公園として住民が集う場としてほしいという思いで、昭和11年に朝日ヶ丘公園期成会が発足し、公園としての整備を図りつつ、植樹も本格的に始まりました。鑑賞地帯として桜その他5,000本を鑑賞木として植樹、緑地帯としてトドマツその他5万本余りの木を植樹、これらは全て地域在住者などの寄進によって進められたようです。今日、富良野市内の桜見物の名所となっている朝日ヶ丘公園の桜は、市民の憩いの場であります。また、観光客をも楽しませております。先人の努力で朝日ヶ丘公園ができ上がりました。これらは、富良野市史50年誌等から十分に酌み取ることができます。近年、目立ってきた枯れ木、老木も多数あり、今後も桜の名所として維持していくためには、現状をどのように認識しているか、また、今後どのように維持していくのか、計画的な更新整備が必要と思います。どのような考えか、お尋ねいたします。3件目は、広報活動について。本市のPRを意識したメディア対応についてお伺いいたします。最近、他市町村、また企業では、PRを意識したメディア対応が目立っております。特にバックボードを活用し、CI、コーポレート・アイデンティティー、企業、団体の特徴を全体的にあらわす概念、企業の独自性、色合い、雰囲気等を織り込んで制作しており、誰もが一目でわかるなど、PRに努めております。本市も、PRを意識したバックボードなど、マスメディアの対応や各種行事、富良野市を発信する取り組みも含めた広報活動に利用すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。黒岩議員の御質問にお答えをします。1件目の富良野市地域防災計画についての1点目、災害時の応急復旧業務協力についてであります。災害応急復旧業務に関する協定書は、平成9年に富良野建設業協会ほか3団体と締結し、富良野市域内に災害が発生し、または発生するおそれがある場合に、その災害応急復旧に関して必要な車両、建設機械、資材、労力等の確保について協力を要請する手続を定めているところであります。議員が御指摘のとおり、締結当初と平成26年6月1日における組織図は構成企業の減少により変更が生じておりますが、災害時の体制は別の企業が担うよう変更されており、協定に基づく体制は確保されている状況でございます。2点目の応急復旧業務協力事業者の重要性についてであります。災害は、いつ起きるか、また、その規模を想定することも困難でありますが、市民の生命と財産を守ることは行政の最大の責務であり、想定を超える大規模な災害が発生し、市内事業者では対応困難な特殊性、専門性が必要な場合につきましては、北海道と北海道建設業協会の災害時における応急対策業務に関する協定及び市が結んでおります広域連携協力に関する協定に基づき、緊急復旧業務に対応していくことになりますが、応急復旧業務に当たる協力事業者が地元あるいは圏域で確保できることは大変重要なことと認識をしているところでございます。次に、2件目の朝日ヶ丘公園について、公園内の桜の老木等の更新整備についての御質問であります。朝日ヶ丘公園は、道内におきましても桜で有名であり、この美しい景観から、昭和30年に富良野芦別道立自然公園に指定をされており、多くの市民や観光客に親しまれている公園であり、今後も保全の取り組みが必要であると認識をしているところであります。道立公園内における保全活動につきましては、危険回避や維持管理上の枯れ木や老木の処分や植えかえは、所有者である富良野市の判断により可能でありますが、公園内東側の一部には土砂崩れ防止のための森林法に基づく保安林もあり、安全管理上の理由による植えかえが困難な場所もございます。また、植栽に当たりましては、生育上必要な日光の取り入れのために周辺樹木を伐採しなければならないなど、技術的な課題もあります。このようなことから、平成15年度の開庁100年事業におきましては、公園の西側に1,000本の桜を植栽してきたところであります。今後の朝日ヶ丘公園の保全などにつきましては、状況に応じて、可能な範囲での整備を考えているところであります。3件目の広報活動について、本市のPRを意識したメディア対応についてであります。最近、他町村及び企業等では、記者会見等においてバックボードを利用したPRを行っております。本市では、へそ祭りの会場におきまして、観光客の写真撮影用として、へそまる君をバックとしたボードを設置したり、全国高校選抜スキー大会の開会式と表彰式では、スキー甲子園FURANOを印字したボードを設置して大会のPRをしているところであります。バックボードは、富良野をPRする有効なものであり、記者会見、イベント案内、ワイン等の新商品発表会、開会式、閉会式や表彰式及び団体等の行事等にも利用することが可能ですので、導入を検討してまいりたい、このように考えております。以上であります。

再質問 4番 黒岩岳雄

私の質問の1件目の中で、再質問させていただきたいと思います。質問の冒頭にありましたように、事前の防災対策が重要ではないかと質問しましたが、今般、市長の市政に関する所信表明の6点の中の2点目に、「防災、減災に努め、さらに、近年の集中豪雨対策として、施設調査による点検を実施し、計画的に排水整備を進めてまいります」とありますので、私はこういう形で進めていただければというふうに思います。ただ、報道の中で、集中豪雨などがあって、ここ10年で土砂災害が倍増しているとありました。土砂災害が倍増しているということは、富良野の中でも防災の環境整備に手をつけていかなければいけないのではないかなと思います。また、特に火山灰等の地質のところは豪雨等で災害が起こりやすいという報道も出ていますので、その辺の見解をお聞きしたいと思います。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

黒岩議員の再質問にお答えします。昨今、土砂災害が倍増しているということで、その防災、減災の環境整備という趣旨の質問でございます。いま、議員がおっしゃられたように、市長の所信表明において、内水氾濫を避けるような排水の整備等のことをうたっております。それにつきましては、今後、計画的に整備していく形になります。以上です。

再質問 4番 黒岩岳雄

小さいということはないのですが、崩壊ではないですけれども、今後、山のほうもひっくるめて大きく計画を立てていかなければいけないのではないかということです。ですから、部分的なことではなくて、まち全体の中で計画を立てて土砂災害を防ぐような考え方があるのか、ないのかということです。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

黒岩議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。御質問にありましたとおり、大変地球温暖化の影響か、その他の影響かわかりませんけれども、世界各地で大変に洪水的なものが襲っている、あるいは、竜巻的なものも起こっているという状況を考えてみますと、やはり、自治体の責務としてやらなければならないこととして、当然、事前防災的なものが出てくるわけでございます。そういう中で、富良野市域は相当に範囲が広く、特に東山あるいは麓郷、布礼別、富丘地区といった山地帯などでは、昨年、集中豪雨があったところについては直営で直ちに整備に当たった状況もございました。いまの御質問は市全体でどのようにするかということですが、私の公約の中にも入れておりますけれども、まちの中ではことしから計画的に排水設備をやっていくということを掲げております。それから、山地帯については、地域の状況を把握するとともに、過去の状況を十分酌み取り、また、地域に住んでいる方々のお話も十分聞きながら、災害を未然に防止できるような体制づくりを考えていきたいと思っているところであります。以上であります。

再質問 4番 黒岩岳雄

次の2件目に移らせていただきます。先ほど答弁の中で、自然公園の中に入っていること、それから、この東側が土砂崩壊防備保安林に含まれているのでいろいろ難しい部分があること、また、植えるにしても、表土への活着などいろいろな課題もあるというようなことで、おっしゃっていることは中身的に十分わかります。そこで、一つは、約3,000本の桜の木があるというふうに言われていますが、実態は何本あるのか、調査などで本数がわかっているのでしょうか。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

黒岩議員の再質問にお答え申し上げたいと思います。桜の木の本数は、実態として何本かという御質問かと思います。現在、個々の実態調査による直近の数字は持ってございません。ただ、昔の経緯を調べてみますと、昭和の代には桜祭りというものが開催されていましたが、そのときには5,000本と表現されてございます。それから、先ほども市長が答弁で申し上げましたように、開庁100年記念事業で1,000本植えましたので、植栽としては6,000本程度あったのかなというふうに考えているところでございます。以上です。

再質問 4番 黒岩岳雄

私は、パンフレットなどを見ると大体3,000本とか、中には5,000本というものもありますけれども、実際の正確なところはわからないと思います。ただ、今後、本当に山の桜を維持管理していこうというのであれば、調査することも必要なような気もします。実は、立木調査用ナンバーテープというものがあって、自分たちが現場をやっていたときに、それを木に全部打ったこともあります。そうすると、個々の木の履歴というのか、どのくらいの大きさで、何年生で、健康状況はどうかという調査もできます。これは、もちろんお金もかかるし手間もかかったりしますから、実際は行政側の判断になりますが、一つはそういう方法もあると思います。もう一つは、木を植えるということも必要ですし、また、種が落ちて種から木が大きくなる、実生というのですか、そういうふうに自然の中で大きくなる方法もあると思います。ですから、どういうプランで山を維持していくのか。場所によってササがあったり、あるいは、ないところもありますので、しっかりと場所を確認しながら全体の計画を立てるようなことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

黒岩議員の再質問にお答え申し上げたいと思います。現在の森林の状況、桜の本数などの調査、それから、計画的な整備ということが必要ではないでしょうかという御質問かと思います。ここの朝日ヶ丘公園につきましては、先ほど申し上げましたように、一つに森林法という法律で網がかぶってございます。その中に保安林地域がございまして、その地域につきましては、まちから山を見ていわゆる東側の斜面ですが、空知川に隣接している部分を超えて真っすぐ向こう側の北の峰側までいっているあたりになります。この保安林という地域につきましては、森林法では、基本的に、のり面の崩壊防止ということで、自然の根の状態で土砂崩れが起きないようにいかに維持できるか、そういうことで山を守る形に働くようになってございます。それから、いま、まちから見て左側のほうは、森林法上では普通林地域という形態になっております。まず、これらをベースにして、あわせまして、黒岩議員の御質問のとおり、もう一つには道立公園ということで公園条例がかぶっておりますので、将来に向けましては、いま、言いましたように、それぞれ守らなければならないところと、それから、配慮しながら計画的に更新を考えなければならないところを区分けしながら検討してまいりたいというふうに思ってございます。以上です。

再質問 4番 黒岩岳雄

今後、パンフレットや、あるいは、海外からのお客さん等に対して、桜前線が南からずっと来てここで最後となる中で、桜の名所であるこの山には何千本もあるのだよと広く言うときに、いまの5,000本か6,000本ということでは非常に曖昧な感じがするのです。約でもいいと思いますが、余り振り幅があり過ぎますから、今後は紹介するにもある程度正確な数字を捉えていくという考え方はないのでしょうか。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

桜の本数の実態ということで、今後に向けて調査されてはという御質問の趣旨かと思います。本件につきましては、森林全体の状況把握ということもございますので、検討させていただきたいというふうに思います。

出典:富良野市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月19日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる