富良野市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月10日
(1)防災計画について/(2)グリーンフラッグ事業について/(3)乳幼児健診について
2014年3月10日、富良野市議会の一般質問で、萩原弘之議員が「防災計画について」「グリーンフラッグ事業について」「乳幼児健診について」について質問し、市長 能登芳昭、総務部長 近内栄一、商工観光室長 山内孝夫、保健福祉部長 鎌田忠男が答弁しました。
- 質問者
- 萩原弘之 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、総務部長 近内栄一、商工観光室長 山内孝夫、保健福祉部長 鎌田忠男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 萩原弘之
-登壇-おはようございます。通告に従い、順次、質問いたします。最初に、防災計画についてお伺いをいたします。富良野市地域防災計画は、昨年10月に改定をされ、各種の細やかな計画と対策がなされ、市の処理すべき事務または事務を中心として各防災関係機関の責任を明確にするとともに、各機関が防災に関し行う業務を有機的に結合したものとしています。防災は、基本的に、災害対策と言われる災害時において発生し得る被害を最小化するための取り組みと、減災対策と言われる被害を出さないことを目指す総合的な取り組みとで成り立っており、被害の発生を想定した上で、この被害を低減させていこうとするものであります。防災計画の推進に当たっては、自助、共助、公助の役割分担が大切であり、まず、自分自身の身の安全を確保することが先決であります。今回改定をされた内容についても、第7節に市民の責務、自主防災組織の役割などが書き込まれているほか、災害ボランティア組織のかかわり、自主防災組織の育成など、具体的に起こる可能性のあるものに仕組みをつくり上げてきたものと理解をしているところです。さて、あす、3月11日は、東日本大震災が発生をした日であります。この大惨事は、いまだに復旧が進んでおらず、多くの人々が路頭に迷う生活をしています。国も今回の未曽有の大震災を契機に防災計画を見直し、さまざまな観点から計画を記しています。本市においても、昨年10月に予期せぬ湿った大雪に見舞われ、道路、交通網は遮断され、送電線の寸断による停電が東山、西達布、東部地区に発生し、36時間もの間、停電状態が続いた地域もあるほどの被害に遭ってしまいました。災害は、いつ私たちの地域を襲ってくるか、わかりません。今回の富良野市地域防災計画を契機に、さらに、緊急性を要する具体策と市民の防災にかかわる情報の周知と即座の判断ができる意識を向上させて、自主防災組織の100%の設立を誘導することにより、地域連携の意識が高まり、安全で安心な地域づくりができるきっかけになるものと思うところです。このようなことから、3点につき、お伺いをいたします。1点目は、外部電源供給装置の設置についてであります。各地域それぞれの災害に適用できる一時避難場所や施設には、避難所としての機能が必要となります。中でも、電気、暖房機、通信機器などの装置は、避難されている市民の安全を図る意味で第一に利用可能な状態とするべきものであると私は考えます。近年、改築をしている公共施設については、緊急電源装置を装備してきてはいますが、そのほかの施設には外部電源を施設に供給するための装置がなく、外部電源装置を用意できても、既存の照明設備、暖房設備を利用するためには別の手段が必要となります。避難場所として設定している施設には外部電源供給装置が必要と考えますが、見解をお伺いいたします。2点目は、自主防災組織の今後の推進についてであります。さきに述べましたように、この組織の重要性は、共助の点からも最も重要な組織と考えます。ことしまで、それぞれの連合会、町内会での組織設立の動きができ上がってきていますが、防災活動の内容として、本計画の第11節の自主防災組織の育成等に関する計画にも記載されていますが、設立手続の内容について、要援護者の確認、災害ごとの避難経路及び避難場所など、まず、整理をすべき点をより具体的に提案すべきではないかと考えるところですが、見解をお伺いいたします。3点目に、市民向けのハンドブックの作成についてであります。災害対策の必要な事項には、防災対策、減災対策、避難対策などが重要であります。さらに、自助の取り組みは最も重要なものと考えるところです。本市は、本計画の第13節の防災知識の普及計画にある普及すべき内容を定め、広報活動を行うとあります。広報活動の一環として、広報誌、ホームページ、防災パンフレットなどを作成、配布するとあります。私は、常に目につくだけでなく、市民の防災行動をより安全に確保することが大切であり、わかりやすいハンドブックをいち早く作成をして、さらに、市民の防災意識の向上に努めるべきと考えますが、見解を伺います。次に、グリーンフラッグ事業についてお伺いいたします。地産地消を促進するため、地域の農産物及び加工品を食材として利用する料理を提供する市内の飲食店、ホテル、旅館等を地元産食材を応援しているお店として認定し、富良野市が目指す観光と農業の連携、環境に優しいまちとしての取り組み、地元農産物の活用による安心・安全の顔の見える農業の推進につなげていくことを目的とした本事業は、農産物だけでなく、富良野産チーズ、ワインを活用する店舗においても参加を呼びかけております。しかしながら、加盟店は37店舗にとどまり、増加傾向とは言えないと考えます。加盟店の目的に対する関心度、加盟することによる経済振興効果などの問題点があると考えますが、これまでの本事業の検証と課題をどのように認識をしているのか、また、今後の方向性について考えをお伺いいたします。2点目に、グリーンフラッグ事業のネットワークづくりについてお伺いします。本事業は、農産物やワイン、チーズを提供するもの、そして、その食品を調理、加工して提供するものの融合で成り立つものと考えるところです。グリーンフラッグ事業に加盟する参加者のネットワークはどのようになされているのか、また、農産物ほかを提供する生産者及び販売者のネットワークづくりについてどのように考えているのか、お伺いいたします。次に、乳幼児健診についてお伺いいたします。富良野市次世代育成支援地域行動計画は、平成15年に設立をした次世代育成支援対策推進法に基づき、次世代を担う子供が健やかに生まれ育成される環境の整備、充実を図るための各事業を推進するために策定されました。現在、子供を取り巻く環境は、少子高齢化に伴い、社会全体の大きな変化の中で、子供たちの教育環境を大きく変化させた経済水準の上昇、高い学歴志向等に支えられて、専門学校、大学への進学率は急激な上昇をしています。また、食生活や生活様式の変化などを背景に、子供たちの体格は大いに向上したが、生活は大人社会と同様に慌ただしいものになった。このようにして、現在の子供たちの生活を見ていくと、過去の子供たちにはなかった積極面も見られる一方で、さまざまな教育上の課題が生じている。また、子供たちを取り巻く家庭や地域社会についてもさまざまな課題があると考えます。人としての人格形成や各器官における発達は、乳幼児期より成長して、就学前の6歳ころまでにはほぼ完成する機能が多いと言われております。その中において、乳幼児健診の項目は、その発達過程において、健康で順調に推移しているかの確認作業として大変重要なものであります。特に、視力検査は、屈折異常や斜視などのさまざまな要因によって発達が阻害され、弱視となることで視力が低下し、眼鏡やコンタクトレンズによっても矯正視力が不良となるため、6歳までに弱視を治療しなければ生涯にわたって矯正視力が改善されないことから、早期発見・早期治療が原則と言われております。本市は、出産時から就学前までの期間をさまざまな子育て支援を通して子供たちと親との触れ合いをなされていると伺っておりますが、早期発見をするためには親の気づきを促すことも大切な事柄と認識をしております。以上のことから、2点についてお伺いをいたします。1点目は、子供の視力の異常についての発見、親に気づきを促す対応はどのようになされているのか、2点目には、3歳児健診で実施している視力検査の方法や問診内容の検証はどのように行っているのか、お伺いいたします。次に、発達障がいの見きわめについてお伺いをいたします。一般には、発達障がい者は、人口の1%程度と考えられてきました。しかし、文部科学省は、特別な支援を必要とする児童生徒は6%以上いると言っております。この児童生徒が全て発達障がいとは限りませんが、かなりの割合は発達障がいの可能性があると言っております。つまり、5年で5倍以上にふえたことになると言っております。こうした混乱は、専門医による診断基準にばらつきがあったり、診断の表現に曖昧さがあるために起こっている部分でもあり、保護者に理解を求める点においても大きな問題となっているところです。また、この障がい者が困難なのは、自分も周囲も発達障がいであることに気づいていない、あるいは、気づく時期が遅いことにあります。これは、知的障がいを伴わない人の場合はもちろんのこと、知的障がいを伴う人の場合も、自閉症や学習障がいが重複していると診断されずに青年期を迎える人が多いと言われております。さらに、この障がいは、後にさまざまな社会現象の中においても自閉症やニート、鬱病や精神的疾患の原因にもなる可能性があると言われております。現在は、国が発達障がいの早期発見・早期支援に向けた取り組みの一つとして、1歳6カ月及び3歳児を対象とした健康診査での発達障がいの早期発見に留意するように指導しているところです。本市においても、小・中学校における富良野市特別支援教育マスタープランを策定し、特別支援教育支援員を配置しながらその対応を行っているところですが、近年は、特別支援学級の生徒数は平成25年に112名となり、また、普通学級に在籍しながら特別な支援が必要とされる児童生徒数は平成22年の138名から平成25年には264名となり、この対応を図るべく支援員の増員を続けているところです。一方、乳幼児の支援にも、こども通園センターや児童発達支援センターなどを設置して、さまざまな相談や療育に対応をしてきているところです。しかし、現状では、支援が必要な児童が増加し、これからも増加し続ける可能性は否めません。私は、乳幼児期に、親に対する相談と理解を求め、早期発見・支援を行うことでその原因を少しは解消できるものではないかと考えます。以上のことにより、3点お伺いいたします。1点目は、発達障がいに対する市の見解についてお伺いいたします。2点目は、発達障がいについて、保護者が早期に気づけるための対応と周囲の理解を得るための啓蒙をどのようになされているのか、お伺いいたします。3点目は、発達障がいの早期発見・早期療育に向けた対応についてどのようになされているのか、お伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-おはようございます。萩原議員の御質問にお答えをいたします。1件目の防災計画についての1点目の外部電源供給装置の設置についてありますが、被災後の避難所運営において電力をいかに確保するかは、照明、暖房器具、通信機器、水洗トイレの使用など、避難者の生活環境を維持する上で大変重要な課題であります。現在、市が指定している収容避難所における電源設備の状況は、道立の富良野高校及び緑峰高校においては自家発電設備が整備されているところであります。また、外部電源接続設備は、平成24年には東中学校、平成25年には災害対策本部となる本庁舎に整備済みであり、平成26年には東小学校及び麓郷小中学校に整備をする予定であります。今後におきましても、福祉避難所、収容避難所及び一時避難所における外部電源接続設備につきましては、施設の収容規模、施設内容、耐震性、老朽度合い等を総合的に判断し、整備を進めるとともに、公共施設の新築、あるいはまた改築の際にも整備の必要性を検討してまいります。なお、あわせて、停電を想定いたした備えとして、発電機及び照明、暖房器具など、防災資機材の充実により、災害時における迅速かつ適切な対応ができる体制づくりを進めてまいります。次に、2点目の自主防災組織の今後の推進についてでありますが、本市における自主防災組織は、連合会あるいは町内会単位で組織化され、その数におきましては、平成23年に17組織、平成25年に31組織、そして、平成26年3月1日現在では35組織と増加をしてきております。組織増加の一番の要因につきましては、これまで、市が市民の防災意識の高揚と自主防災組織の立ち上げ支援のため、防災出前講座、防災講演会、地域防災訓練、防災アンケート等に取り組む中で、市民一人一人に、特に災害初動時には自分の命を守る、家族の命を守る、地域を自分たちで守ることがいかに大切であるかの考えの浸透など、地域の防災意識、危機意識の高まりにあると考えているところであります。そのような中、山部地域におきましては、平成24年に山部地区総合振興協議会の総会で、3.11の東日本大震災の教訓から、自主防災の意義、その必要性が提起をされ、協議会役員会の積極的な働きかけと地元市議会議員との連携により、各町内会及び農村部において自主防災の勉強会、会議等での議論を重ねることで意識が高まり、ほぼ全域にわたり自主防災組織が立ち上がったところであります。市といたしましては、引き続き、自主防災組織が未組織の地域への設立に向けた働きかけ及び支援を行うとともに、市民の防災意識の継続と地域の自主的な活動に具体的に取り組める環境づくりに向け、既存の組織における地域内の災害時における情報取得、情報伝達の方法、要援護者の把握方法や安否確認手法、避難所及び一時避難所の確認、避難経路の模索、一時避難所の自主運営手法などについて提案、支援を進めてまいります。実施に当たりましては、これまで同様、地域に出向き、出前講座などにより地域の方々とともに議論をし、共通認識のもとで地域みずからがみずからの行動をつくり上げていただけるように努力をしてまいりたい、このように考えているところであります。3点目の市民向けハンドブックの作成についてでありますが、まず、防災に係る市民啓発につきましては、これまで広報への啓発記事掲載や洪水ハザードマップの全戸配布、各種防災に関するチラシ配布等で防災意識の高揚に努めてきたところであります。御質問の市民向けハンドブック的な冊子は、市といたしましても発刊を検討しており、基本的な方針として、自助、共助、公助の役割を明確にする中で、公助として行政がやるべきこと、やらなければならないこと、そして、できないことを明らかにしながら、自助、共助を促す内容を考えております。市民一人一人がみずから、あるいは家族のためにしなければならないこと、できること、そして、地域が地域のためにしなければならないこと、できることを中心に編集し、市民一人一人が平常時から備えや災害時の具体的行動の役に立つ情報をわかりやすく表記するとともに、自主防災組織がそれぞれの活動を組み立てる上でのヒント、参考あるいは指針となるように検討を進めてまいります。次に、2件目のグリーンフラッグ事業についての1点目、地産地消とおもてなしのかかわりについてでありますが、本市では、恵まれた自然、豊かな大地の中で、多種多様でおいしい農産物が生産をされております。この新鮮で安全・安心な農産物や加工品を食べていただく地産地消が、市民の豊かな食生活の推進と観光への食のおもてなしの向上につながると考えております。このような中で、グリーンフラッグ事業は、地産地消を目的に、地元食材を応援する店を登録し、独自の商品や統一メニューの提供、各種イベントへの出店により、市民や観光客に飲食を提供する取り組みを進めております。特に、オムカレーでは、飲食店が生産者や緑峰高校のカレンジャー娘などと連携した取り組みを行い、全国的にも注目を集めているところであります。このような中で、課題としては、認知度が低いこと、農産物によって旬が限定されること、飲食店1軒当たりの使用量が限られていること、効率的な供給の確立などであると認識をしております。現在、この課題解決に向けて、生産者と料飲店等による農産物の特性等の検証や店舗側の需要実態などの意見交換、あるいは供給体制の効率化などを検討して、試行しながら進めている状況にあります。今後も、本市の旬な農産物を食べてもらうことが農業の活性化やおもてなしの向上につながるものと考えておりますので、グリーンフラッグ事業などの目的に沿った取り組みを進めていくことが重要であると考えているところであります。2点目のグリーンフラッグ事業のネットワークづくりについてでありますが、本事業の推進に当たっては、生産者、販売者などの供給者側と加盟店などの飲食の提供側の連携による取り組みが望ましい、このように考えているところであります。3件目の乳幼児健診についての1点目、視力検査の重要性についてでありますが、子供の視覚は、生後3カ月から6カ月ごろまでに急速に発達し、6歳ぐらいまでには大人並みの視力になると言われております。そのため、視覚の発達する乳幼児期に保護者が問題に気づかず、適切な治療法を逃してしまわないように、乳幼児健診においては、視力の検査とあわせ、視覚に関する問診を通じて、子供の視覚についてどのような点を気にかけていけばよいのか、保護者が理解できるように取り組んでいるところであります。次に、視力検査の方法や問診内容の検証についてでありますが、弱視や斜視などの子供の視覚障がいは、年齢が大きくなってから治療を始めても手おくれになることがあることから、視覚の感受性の高い3歳から4歳のころに早期に治療が開始できるように、3歳児健診で視力検査を行っているところであります。3歳児健診では、絵指標を用いた視力検査と視覚に関する問診を行い、小児科医師が診察時に検査及び問診の結果を確認し、精密な検査が必要と判断した場合には眼科受診を勧めているところであります。過去3年間の眼科医の受診結果を見ますと、毎年1名の子供が弱視、乱視などで治療を受けており、また、すぐには治療が必要ではないが、経過観察が必要と診断された子供がこの3年間で10名となっております。乳幼児健診における本市の視覚の検査方法は、広く一般的に実施をされている方法であり、現状においては、治療が必要な子供のスクリーニングができていることから、現行の視力検査の方法や問診を今後も継続していくとともに、保護者に対して気づきを促すように指導、啓蒙に努め、適切な時期に子供の視覚の問題を発見し、治療に結びつけていきたい、このように考えているところであります。2点目の発達障がいの見きわめについてでありますが、発達障がいは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がい、その他これに類する脳機能障がいであって、その症状が、通常、低年齢において発現するものであり、早期に発見し、早期に適切な発達支援を行うことが重要であると捉え、対応しているところであります。次に、親が早期に気づけるための対応と周りの理解を得るための啓蒙についてでありますが、乳幼児健診において、保護者が子供の正常な発達を理解し、発達のおくれに早期に気づけるようにリーフレットを使用して相談、支援を行うとともに、発達に障がいがある子供やその他の保護者が地域で円滑な生活を送るためには、家族や地域住民、また、保育所、幼稚園、学校などの連携が重要であります。このため、富良野地区こども発達支援推進協議会や教育委員会において、保護者や住民、保育・教育機関関係者を対象とした研修会などを開催し、発達障がいを正しく理解していただくための啓蒙を行っているところであります。次に、発達障がい者の早期発見・早期療育に向けた対応についてでありますが、発達障がいを早期に発見するためには、乳幼児健診において発達状況を適切に判断することが重要であり、月齢や年齢に応じた発達状況を保健師や小児科医師がチェックし、発達のおくれがある場合、富良野協会病院、小児科または市の養育相談で発達検査を実施し、療育に向けた相談を行っております。また、1歳6カ月児健診時に発達のおくれが心配な子供を対象にあそびの教室という小集団活動を行い、母親が子供の発達への理解と発達に沿ったかかわりを学ぶ機会を設け、教室の中で発達障がいが疑われる子供につきましては療育に向けた相談につなげております。また、発達障がいの中には、3歳児健診までは問題が見られなくても、幼稚園や保育所などの集団に入ったとき、行動や情緒面の障がいの症状が出現する場合もあり、発達障がいの早期発見・早期療育に向けては、市教育委員会、教育機関、医療機関、発達支援センターなどさまざまな機関が連携し、それぞれの役割を担いながら支援をしていくことができるような体制整備が必要であります。このため、富良野市と南富良野町、占冠村の3市町村で設置しております富良野地区こども発達支援推進協議会や、市教育委員会が設置する富良野市特別支援連絡協議会を中心に、乳幼児から児童生徒までの発達支援に係る関係者が連携し、発達障がいの支援の推進を図っているところでございます。以上であります。
再質問 10番 萩原弘之
それでは、順次、再質問をさせていただきます。まず、防災計画のことについてでありますが、先ほどいただいた市長の答弁の内容について、まず一つ、課題となるものについては共有できる部分が非常に多くあるというふうに感じております。また、いわゆる外部電源を供給する装置については、通常、民間を含めて、電源発生装置を持っておられる方との協定が構築されている中で、この装置については、スピード感が必要であろうと思います。そのことの対応によって、安心して集まれる場所が確保できるものになると考えております。また、2点目、3点目についても同じようなことが言えるのですが、3点のそれぞれの質問の中にありますように、私は、スピード感を持って一刻も早くこの対応を具体的に進めるべきというふうに考えますけれども、その辺の見解についてはいかがでしょうか。
答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)
萩原議員の再質問にお答えさせていただきます。スピード感を持った災害への対応というふうなことでございますが、まず、電源供給に関しましては、昨年10月16日の大規模停電の反省を踏まえまして、電源装置あるいは照明、暖房器具など、早急に機材の充実を図るように準備を進めている状況でございます。そういった中で、もう一つ大切なのは、やはり情報の共有の部分で、いかに迅速に的確な情報を地域の皆さんに伝えていくのか、地域の皆さんにとっても、どこに聞けば情報が提供されるのか、もう一つは、地域内においていかにして情報を共有できるのか、そういった部分を中心に、具体的な指針、参考となるハンドブックづくりについても検討を進めております。そういったものを整備する中で、一番大切なのは、議員がお話されている共助、自助で、この部分が非常に大切でございます。そういった意味で、ハンドブック等、あるいは地域防災組織の設立を含めて、地域あるいは個々の方々が情報を共有できるようにハンドブックを活用する、あるいは、地域防災組織を組織化できるような働きかけや提案を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 10番 萩原弘之
情報の共有については、皆さんが共有できる仕組みをつくり上げることは本当に難しいものと私は考えています。基本的には、携帯電話、有線電話、また無線等、あらゆる情報伝達の手法があるかと思いますけれども、電源が寸断されるという結果を見てみますと、携帯電話については各中継局に電源が供給されないために一部で不通になってしまうというようなことが考えられます。また、固定電話についても、いま、各家、各施設にある電話等は電源を供給しなければ情報交換できないような状況にもなっているのかなというふうに感じております。いま、情報の共有においては、防災計画の中にも無線機等のパンフレット等がございましたけれども、情報伝達措置を使うという仕組みについてどのようなお考えがあるのか、お答えをいただきたいと思います。
答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)
萩原議員の再々質問にお答えいたします。無線機器の使用等に関してでございますけれども、まず、緊急の場合の現場対応といたしまして、無線機器の使用に関しては防災計画の中でも記載してございますが、赤十字奉仕団等を含めて、各種団体とそれぞれ協定を結んでおります。もう一つは、市の防災無線があります。それから、北海道とは、大規模な災害における無線機器の貸し出しについても協定を結んでおりまして、そういったものを活用することになります。ただ、一番大切なのは、狭い範囲でお互いに安否を確認するというようなこと、そして、情報については、テレビ、ラジオ、ラジオふらの等もありますが、情報を取得できるそういったものを活用しながら、情報を共有できるような仕組みを地域の防災組織の中にもつくっていくこと、このようにハードとソフトを織りまぜた形が一番大切である、そのように認識しております。以上でございます。
再質問 10番 萩原弘之
自主防災組織、それからハンドブックの2点について共通する課題について、一つ御提案をさせていただきたいと思います。災害について言えば、ハンドブックも、自主防災組織の内容についても、防災対策、減災対策、それから避難対策という三つの観点、それから、自助、共助、公助の観点を総合的に考える上での仕組みや書類等の作成が一番望ましいというか、よく理解できるものになるのかなというふうに思います。先ほど市長から答弁をいただきましたことについて言えば、自助、共助、公助という3点でのかかわり、市民、行政ができることというようなお話を伺いましたけれども、私は、むしろ、防災をする上において、減災という観点からまずもって個々に考えていただける手法も多くあるのかなというふうに感じております。避難をするという自分の生命を守る観点からいっても、避難対策については自分と家族がまずもって話し合う、そういう仕組みづくりも自主防災組織またはハンドブックの中に取り入れるべきというふうに考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)
萩原議員の再再々質問にお答えさせていただきます。自助あるいは共助について、それぞれがみずから考えることができるような取り組みというふうな御質問の趣旨かと思いますけれども、現在検討を進めておりますハンドブックにおきましては、自助、共助、公助のそれぞれで、公助で言えば、行政がやるべきこと、あるいは、やらなければならないこと、そして、できること、できないこと、共助におきましても、地域でやるべきこと、できること、できたらよいなと考えられること、そして、自助においても、一人一人の市民の方がみずからやるべきこと、できること、そのあたりがわかるような形で整理したハンドブックづくりを進めてまいります。そして、これを各家庭に配付するだけではなくて、出前講座あるいは防災講演会、あるいは、それぞれの地域における勉強会でハンドブックを使いながら、お互いに話し合い、活用できるような枠組みをつくってまいりたい、そのように考えております。以上でございます。
再質問 10番 萩原弘之
いま、お話をいただいた中では、恐らく、私がお話をしている防災とのかかわりで先ほどお話しされた3点と、あわせて、減災、防災、避難対策を含めて、同じような考えを持っておられるというふうに確認させていただいてよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
再質問 10番 萩原弘之
それでは、次に進みます。グリーンフラッグ事業についてであります。一つには、先ほど御答弁をいただきました中での課題として、いわゆる認知度が低いということがございました。認知度が低い原因の検証はどういうふうになされているのか、お伺いしたいというふうに思います。それから、もう一つは、このグリーンフラッグ事業自体は、各加盟飲食店ではどういう意識を持っておられるかという調査をしておられるのかどうか、その辺をお聞かせいただければと思います。
答弁 商工観光室長 山内孝夫
萩原議員の再質問にお答えいたします。1点目は、認知度が低いということに関してどのように考えているのかということでございます。いわゆる認知度ですが、国内的に各地域では事業推進に当たっていろいろな取り組みを推進してございます。その中において、農産物を活用することについて、例えば、ある地域では緑提灯という名称を使ってそれぞれのまちの名前やよさを使いながらというような状況がございます。富良野においては、グリーンフラッグということで、農業を意識した形でグリーンを前面に出して進めている現状でございます。そのような中で、ネーミングの認知度が低いということでございますが、富良野という名前については国内的に非常に知れわたってございまして、富良野という名前は富良野グリーンフラッグということで若干入っているのですが、富良野だけではなく、グリーンフラッグという言葉は語尾が弱いところがございます。そこで、現在、加盟店を含めて、全体的に認知度を上げるためにどうしたらいいのか、再度、検討している状況にございます。それから、2点目の加盟店に対する意識調査ということでございます。これにつきましては、それぞれの加盟店の方が考えている思いとか、今後に向けてどのような取り組みを図っていったらいいのか、それから、より推進するためにどのような状況がいいのかということで、アンケート調査などを行っております。それらをもとに、より確立した推進体制をつくれるように現在進めている状況にございます。以上でございます。
再質問 10番 萩原弘之
認知度が低い部分について検討をなされているということでございます。まずもって、37店舗になったことは、たしか、2年前に私が質問させていただいたときには、恐らく35店舗だったのかなと感じております。市民に対しても観光客に対しても、認知度が薄いという部分は、この目的を達成するには大きな致命傷になりかねないものであるかなというふうに私は考えます。この辺を検討して早急に解決していただきまして、富良野に来たときにはグリーンフラッグのお店に行かなくては損をするぐらいの意義のあるものにしていただくべきというふうに考えております。その観点からいっても、2番目に質問させていただいておりますネットワークづくりというものが、この目的に大きく寄与するのではないのかなと考えております。飲食店等の協議会には、私も出席して聞かせていただいております。ただ、生産者が集まる部分は、いまのところ、私は存じ上げておりません。私は、この部分も総合的にネットワーク化すべきと考えますけれども、いかがでしょうか。
答弁 商工観光室長 山内孝夫
総合的なネットワークづくりに向けての検討はという御質問の趣旨かと思います。現在、観光振興を図る上で、大きくそれぞれの役割を分担して連携しながら進めている状況にございます。関係団体におきましては例えば情報の提供や誘客の宣伝、それから、事業者においては実践的、主体的な立場、また、市民においては、地域の主人公でございますし、おもてなしによる向上、そして、市においては、全市的な事業の支援や調整などということで、それぞれ役割を分担しながら連携して進めている状況にございます。そのような中で、ネットワークづくりについてでございますが、基本的に、本事業を推進するに当たりましては、事業者が主体となることがベースにあります。それに対して、それをさらに推進するために、市のほうでは、連絡調整、それから連携が図れるようにアドバイス的な支援ができないかということで、皆さんとの意見交換しながらいろいろな形で進めているような状況もございます。ですから、御質問の趣旨につきましては、今後も、引き続き皆さんと連携を図り、意見を賜りながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。以上です。
再質問 10番 萩原弘之
グリーンフラッグ事業については、先ほどお話を申し上げたとおり、私は、重要な観光資源を掘り起こす意味で、本当に富良野がこれから必要とするアイテムになるというふうに考えております。そのことについて十分に御検討され、また、スピーディーな対応を図ることを望みます。次に、乳幼児健診について御質問させていただきます。まず、視力検査のところに入りたいと思いますが、視力検査については、先ほどお話を申し上げたとおり、6歳までに眼球等の障がいを取り除かなければ、一生、本人が背負う障がいにつながるような部分があります。このことについて、あらゆる健診をして、それから、子供と触れ合う部分では、第三者が介入するすくすくや子育て支援センターを含めた行政の取り組みの中で、子供たちを見ている観点からの情報をどのように共有しながら親たちに伝えていっているのか。先ほど日常における親の気づきというようなお話をしましたけれども、こういう観点は本当に大切なものではないかなというふうに思います。いま、子供にかかわりをもっておられる職員との意見交換等についてはどのようなことがなされているのか、お聞かせいただければと思います。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
萩原議員の視力検査にかかわる御質問にお答えいたします。現在、視力検査につきましては、母子保健法に基づきまして、4カ月、7カ月、1歳6カ月、3歳児健診、さらには、入学前の就学時健診を進めております。個別の保護者に対しましては、必ず問診等を行っておりますので、その中でいろいろと御理解をいただいているような状況かと思います。また、保健師サイドでは、2歳児の相談、1歳児の相談等、随時、中間でも相談を受け付けているような形で行っておりますので、その中でまたお話をさせていただいているような状況であります。先ほど質問がありました第三者的な部分での関係でございます。3歳以降に保育所、幼稚園等に入られる方がいらっしゃいますが、正直なところ、保育所については視力検査は未実施の状況でございます。また、幼稚園については、市内の4園のうち2園が実施しており、2園は実施していない状況でございます。これらを含めて、今後のことになるかもしれませんけれども、やはり、3歳児健診から就学時健診までの間は本当に啓蒙が大切でありますので、事業所等を含めた中で検証し、あるいは保護者に伝えて周知していくことが今後とも重要であり、対応していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 10番 萩原弘之
それでは、いまの情報の部分で、一つお伺いをいたします。視力ということになれば、眼科医という専門的な見地が必要になってくると私は考えますが、眼科医との意見交換をどの程度なされているのか。もう一つは、眼科医と意見交換する中で、検査内容、検査対応等々も変化してきているのかなというふうに考えますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
萩原議員の再質問にお答えいたします。眼科医との意見交換でございますけれども、基本的には、健康診断に伴う結果により、小児科医が中心となって、あるいは保健師が一緒になって、精密検査ということで眼科医に紹介させていただいているところであります。また、精密検査を受けた結果は眼科医からいただいておりまして、その辺で意見交換をさせていただいているような状況でございます。具体的な検査内容については、現在行っております検査は、先ほども答弁の中でありましたとおり、3歳児であれば絵指標という動物の絵を見せる検査を行っておりまして、そうしたやり方を徹底し、保護者の皆さんにちゃんと御理解していただくよう、指導しながら行っている状況でございます。以上でございます。
再質問 10番 萩原弘之
専門的見地からいくと、本来であれば眼科医が同席することが一番望ましいことでしょうけれども、医師が忙しいという部分も含めて、保健師もしくは小児科医の検査内容等の情報についてだけは十分協議をしていただきたいというふうに考えているところです。特に遠視については、なかなか検査の中で確認しづらい障がいと聞いております。子供にとってみると、物をちゃんと見ようとする努力から、遠視だと確認しづらいというようなことも聞いております。この辺の部分も、各関係職員の方々と十分に協議をしながら進めていただければなというふうに考えます。次に、発達障がいの見きわめについて質問をさせていただきます。私は、基本的に、今回、教育委員会が学級の支援員を2名加えて16名の体制になりますが、学級についても、発達障がいを支援する制度は行政としても手を抜かずに十分やっているというふうに考えております。ただ、障がいの発覚は就学前の健診の中で親に情報を伝えることが多いので、親が理解を示さないということが、将来的な子供の発達障がいの大きな原因となっているのではないかと。こういう観点から、親の気づきを含めて、3歳児健診の中にもそのような要素を十分取り入れながらやっていくべきというふうに考えておりますが、その辺の見解についてお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
萩原議員の発達障がいの気づきについての御質問にお答えさせていただきます。保護者の気づきでございますが、実際には、4カ月、7カ月、1歳半での健診を進めてきた中で、保健師あるいは小児科医の診断の中で発達障がいが疑われるお子様につきましては、できるだけ保護者の方に実際にいろいろとお話するということで、あそびの教室を設けさせていただいております。平成24年度では3クールで24回、実人数でいきますと21人の子供に集まっていただいて、親御さんに理解をしていただくような取り組みをしている状況でございます。また、保育所なり幼稚園等におきましても、異常といいますか、疑いがある場合については、家庭児童相談員等の間で協議をしながら、具体的には簡単な検査をして親御さんに理解を求める中で早期の発見、治療を進めていく、そういうような取り組みをしておりますので、御理解をお願いいたします。
再質問 10番 萩原弘之
発達障がいが年々増加している背景を考えますと、現状でやっている取り組み自体ではまだまだ不十分な事柄が多いのかなというふうに私は感じます。これは社会現象なのか、もしくは、早期の発見、療育で改善されるものなのかということでは、私自身、早期に発見することで、大多数の発達障がいについてはかなり改善されるというような情報も伺っております。このあらゆるという部分について、これからどういうような事柄が必要になってくるのかなというふうに考えますが、現状の取り組みに課題があればお聞かせいただければというふうに思います。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
萩原議員の再質問にお答えいたします。発達障がいに伴う今後の課題についてでございますけれども、こちらについては、子供の状況をいかに気づいていくかということであると思います。また、議員からの質問の中にございましたとおり、例えば親御さんの認識など、周りが幅広く理解をして、発達支援の指導を受けること自体が特別なことではない、脳の障がい、病気ということを幅広く理解していただくように、今後は早期に発見して早期に対策をとる取り組みが重要というふうに考えております。以上でございます。