みんなの議会

富良野市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月11日

(1)土砂災害予防について/(2)外国人観光客の誘致について

2013年12月11日、富良野市議会の一般質問で、黒岩岳雄議員が「土砂災害予防について」「外国人観光客の誘致について」について質問し、市長 能登芳昭、総務部長 近内栄一、商工観光室長 山内孝夫が答弁しました。

質問者
黒岩岳雄 議員
答弁者
市長 能登芳昭、総務部長 近内栄一、商工観光室長 山内孝夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 黒岩岳雄

-登壇-おはようございます。通告に基づき、質問いたします。1件目は、土砂災害予防について。土砂災害、土石流災害の警戒と予防策についてお伺いいたします。近年、各種の自然災害が全国各地で起こっております。自然災害とは、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火、その他の異常な自然現象により生じる被害と定義されております。長雨や局地的豪雨、ゲリラ豪雨などにより、全国各地で土砂災害が発生し甚大な被害をもたらしております。このような局地的豪雨などによる災害は、富良野地域においてもいつ起きてもおかしくないとの考えで対応すべきと思います。富良野地区では、平成20年から25年にかけて、土砂災害警戒区域等に4河川が指定されております。北の峰町北二線川、中御料四線川、東鳥沼名取の沢川、字西達布川松沢二の沢川です。これらは、急峻な地形で、下流域には住宅や集客施設などがあり、居住する人たちが多数おります。土石流のメカニズムは、三つに区分されることが多いとのことです。一つは、渓流内に堆積している不安定な土砂が、集中豪雨等による異常な出水の動きで流動化し、土石流となる場合、二つは、集中豪雨あるいはその他の自然現象が原因となって山腹崩壊、土砂崩れが発生し、その崩壊土砂が多量の湧水や表流水を得て流動化し、渓流内に流れ込み、そのまま土石流化する場合、三つは、集中豪雨あるいはその他の自然現象が原因となり、地滑りや山腹崩壊が発生した際、その崩壊土砂により河川が一時的に閉塞されて天然ダムを形成し、その後、湛水に伴う水位上昇によりそれが決壊して土石流化する場合、これらのことにより土石流は集中豪雨が主要因と考えます。土石流災害を少しでも減らすため、警戒と予防策が重要と考えますが、どのような考えで対策を立てられているか、お伺いしたいと思います。1点目は、土砂災害警戒区域等に関連する下流域の地域住民、集客施設などへの周知や予防策としての避難啓発はどのようになっているのか、また、ハザードマップの現状はどのようになっているのか。2点目は、土砂災害警戒区域等は、国有地、民有地など権利関係も複雑な中、防止対策としての砂防事業、砂防ダム、治山事業、治山ダムの現況と今後の取り組みはどのようになっているのか。3点目は、土石流の発生は、雨量計で把握できない局所的な集中豪雨が引き金となる場合もあり、避難勧告はもとより、自発的な判断による早期の避難が安全につながるとの考えもある中、避難勧告、避難指示等の発令基準、根拠はどのようになっているのか、以上3点についてお伺いいたします。続きまして、2件目は、外国人観光客の誘致についてお伺いいたします。4点お伺いします。1点目は、外国人観光客増加のための施策についてお伺いいたします。観光は、力強い経済を取り戻すための極めて重要な成長分野と言われております。経済波及効果の大きな観光は、急速に成長するアジアを初めとする世界の観光需要を取り込むことにより、地域活性化、雇用機会の増大など効果が期待できます。世界の人口は、2045年には90億人を超えて、現在の71億人から大幅に増加すると予測されております。一方、日本の人口は、2045年には1億人を切り、減少と予測されております。今後、成長する海外市場を重要視することは、富良野観光にとって大変重要と考えます。また、政府は、訪日外国人旅行者数を平成32年、2020年に2,000万人の目標を立てております。本年、訪日外国人1月から10月は866万人と過去最高の2010年の861万人を上回り、過去最高の入込みとなり、待望の1,000万人越えが期待されるとの報道もあります。富良野市においても、上期4月から9月の外国人宿泊は1万9,553人、前年プラス9,212人、プラス189.1%、同様に外国人延べ宿泊は2万8,236人、前年プラス1万3,059人、プラス186.0%と大幅に増加しております。これらは、震災後の回復基調と円安、新千歳空港、旭川空港への直行便の就航及び増便、ビザ免除処置などの効果と思います。上期は、成長著しいアジア圏の入り込みが全体の93.3%を占め、増加の要因となっております。今後も継続して訪日外国人観光客をふやしていくための施策が重要と考えますが、現在の施策と今後の方向性、取り組みをお伺いいたします。2点目は、IT、Wi-Fiによる情報提供とその環境整備についてお伺いいたします。外国人観光客の個人旅行者、FITは、増加する傾向にあります。旅行に際し、インターネットなどで旅行先の情報を取得し、滞在時のプランを練るとのことです。また、来日後は、Wi-Fi等で現地の詳細な情報を取得し、滞在をエンジョイするとのことです。外国人観光客の受け入れに伴い、情報発信と観光客の情報の取得についての環境整備が重要であり、充実させる必要があると思いますが、現状と課題、そして、今後の方向性をお伺いいたします。3点目は、外国人対応のガイド育成による観光案内の充実についてお伺いいたします。現在、外国人観光客の受け入れに当たり、外国人に対応できるガイドが不足していると考えます。外国人観光客へのサービス向上は、観光業界や地域にとって大変重要なことであり、そのためには観光案内もしっかりできるガイド育成が必要と考えます。今後、まちなかに観光案内の核となるビジターセンター、観光交流施設を設け、外国人に対応できるスタッフを配置し、官民一体となったワンストップサービスを実現させる必要があると考えますが、どのように考えているか、お伺いいたします。4点目は、市民の受け入れ環境の強化についてお伺いいたします。市民の皆さんに観光の重要性を知っていただき、支援・協力体制を整えることが必要と考えます。富良野市の人口は、少子高齢化となり、今後も人口減少が進むと予測されております。市民1人の年間の消費金額は120万円と言われており、人口減少は富良野経済規模を縮減します。一方、観光客は、経済活性化となり、地元を潤すことが可能です。宿泊40人で、市民1人分の消費額を補うことができます。このように、観光は富良野にとって大きな財産となるものです。そこで、観光客から愛されるまちづくりを考えたとき、市民やまち全体が観光客に対してウエルカムの雰囲気があったり、ホスピタリティーにあふれていたり、市民と観光客が心地よい交流ができたら、富良野が印象に残り、口コミや再訪問につながるのではないかと思います。そのためのホスピタリティー向上につながるような取り組みや、市民との交流を図るために、市民の中で卓越した技術や技能を持った達人、たくみと言われる人たちに協力をいただき、日本文化や地域文化などを体験していただくことが必要と考えますが、見解をお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。黒岩議員の御質問にお答えをいたします。1件目の土砂災害予防についての土石流災害の警戒と予防策についてであります。本市には、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域として、北の峰地区の北二線川を初め4カ所が指定をされているところであります。市は、指定を受け、その住民周知、警戒区域内における災害時要援護者関連施設への情報伝達について責務を担っているところであります。なお、指定の際には、必ず地元説明会を開催しているところであります。また、防災訓練におきましても、土砂災害を想定した避難訓練を行っているところで、平成20年には四線川、21年には北二線川周辺の地区住民の参加をいただきました。さらに、全市民に向けては、洪水ハザードマップの配布、広報への記事掲載、防災出前講座等で周知啓発を図っているところであります。今後におきましても、土砂災害警戒区域を知っていただくこと、特に指定区域の住民にとっては自分がそこに住んでいることを認識していただくことが非常に大切なことであり、自助、共助の一歩、いざというときにはいかに行動するかの第一歩と考えておりますので、周知啓発に努めてまいりたい、このように考えているところであります。次に、指定区域における治山・砂防事業の取り組み状況と今後の進め方であります。北二線及び四線川、名取の沢川については、過去にも上流部で治山事業を実施しておりますが、土砂堆積が著しい名取の沢川については、再度、道営治山事業により、平成23年度から侵食防止及び土砂流出防止の工事を行い、本年度9月20日に完成をしたところであります。また、北二線川につきましては、土砂災害時特別警戒区域、レッドゾーンの指定もあることから、北海道に対し、砂防事業での早期実施を要請しているところであり、四線川、川松沢二の沢川につきましては、今後の状況に応じて砂防事業や治山事業での実施について関係機関に要請を行ってまいります。次に、避難勧告及び避難指示の基準であります。平成23年に策定をいたしました避難勧告等の判断・伝達マニュアルにより対応することとなり、発令の判断は次の三つの要素を総合的に勘案して行うこととなります。一つには、気象警報で大雨警報、大雨警報の中でも特に土砂災害、土砂災害警戒情報、土砂災害警戒判定メッシュ情報などがこれに当たります。二つには、土砂災害警戒区域あるいは土砂災害危険箇所の指定がなされているかどうか。三つには、現地における前兆現象で、巡視等により水の濁りや量の変化、擁壁、道路等のクラック、俗に言う亀裂、山鳴り等の前兆現象の有無が判断材料となります。土砂災害は、降雨量と密接な関係があり、地中にしみ込んでいる水の量が多いほど発生しやすく、また、短時間に集中している場合には発生しやすく、規模も大きくなると言われますが、一概に何ミリという基準はございません。雨量だけでなく、斜面の傾き、地質、植物の有無に関係するところであり、特に土石流は短時間の強い雨が引き金になります。いずれにいたしましても、土砂災害予防には、まず、危険箇所を知ること、そこに住んでいることを認識することが事前の予防策として最も大切なことと考えており、今後も周知啓発に努めてまいります。2件目の外国人観光客の誘致についての1点目、外国人観光客増加のための施策についてお答えをいたします。現在、国では、災害からの復興、国民経済発展や国際相互理解を目標に、観光立国の実現に向けた施策を展開しており、その結果、本年10月現在の訪日外国人の累計は、過去最高の866万人となっております。これに比例して、本年度の富良野市の上半期の外国人の宿泊延べ数も前年度対比86%増と大幅に増加をしているところであります。本市では、これまでも、国を初め、さまざまな機関や関係の支援をいただくとともに、富良野・美瑛広域観光推進協議会やあさひかわ観光誘致宣伝協議会などとの連携により、海外プロモーションやメディア、旅行会社の招聘、インターネットなどを通じた情報の発信を積極的に行ってまいりました。また、受け地側といたしましても、インフォメーションセンターの整備、パンフレットや看板などの外国語による表記、外国人スタッフの配置、夏季の富良野ロープウエーの無料乗車、日本の文化に触れる機会や雪遊びのできる場の提供、新千歳空港-富良野間バス運行支援やスキー場とまちなかを結ぶバスの運行など、外国人観光客の利便性と満足度向上の取り組みを進めてきたところであります。今後の取り組みといたしましては、現在進めております日本の顔となるブランド観光圏の確立、宿泊、体験、2次交通の外国人向け予約システム導入によるワンストップサービスの充実、文化交流などの促進やおもてなしの向上を含めた観光人材育成を図るとともに、顧客ニーズの適切な把握と情報の共有などにより改善が図られるよう努めてまいりたい、このように考えているところであります。また、外国人観光客の誘客に当たりましては、国交関係なども影響することから、複数の国々でリスクの分散を図るとともに、入り込みの多い国々でのリピーターづくり、さらには、ムスリムを初めとする新しいマーケットの開拓など、国や関係機関・団体と連携をしながら効果的な誘客を進めてまいりたい、このように考えているところであります。2点目のITやWi-Fiによる情報提供とその環境整備についてであります。現在、海外への情報発信につきましては、ふらの観光協会が運営する英語・中国語対応のホームページ、また、市の嘱託職員によります中国語対応のフェイスブック、韓国語のブログとあわせて、民間事業所それぞれが情報発信を行っている状況であります。また、本地域での情報の取得につきましては、インフォメーションセンターでの情報提供やパンフレットに加え、観光客が持つスマートフォンなどが主流となっているのが現状であると認識をいたしているところであります。市内のWi-Fiスポットの設置状況につきましては約70件となっており、観光協会、駅などのほか、ホテル、旅館、飲食店を中心に整備が進んでいるところでありますが、外国人観光客がひとり歩きできる環境にはまだ十分に至ってない状況にあると認識をいたしているところであります。今後の情報発信につきましては、誘客の拡大に向けた多言語化への対応と、本地域での情報収集のためのWi-Fiスポットの拡大は重要な課題であると考えておりますので、関係団体、民間事業所との連携を図りながら環境整備に努めてまいります。3点目の外国人対応のガイド育成による観光客の案内の充実であります。外国人観光客に対応できる観光案内所やガイドの充実は、日本人、外国人を問わず、観光客が効率よく周遊するために重要なことであると認識をしております。現在、市内におきましては、観光案内所を5カ所設置し、そのうち駅横の案内所では英語、中国語に対応しており、また、市役所におきましても中国語、韓国語の対応を行っているところであります。また、市民の受け入れ体制の向上を目指して、中国語と韓国語の語学研修やおもてなしの研究を行っているところであります。今後も、拡大が予測される外国人観光客への観光案内やおもてなしなどは大変重要であると考えておりますので、関係機関と連携しながら人材の育成に努めてまいります。4点目の市民の受け入れ環境の強化についてであります。富良野市観光振興計画における市民の役割といたしましては、富良野の魅力を支える真の主人公であり、観光客を温かく迎える役割があるとともに、おもてなしの向上を図ると位置づけているところであります。現在、市民が温かく迎える取り組みといたしましては、へそ祭りや冬季の文化交流ライブ、山部@まるごと体験村などにおいて、市民ボランティアなどにより日本文化である茶道、書道、折り紙、民謡、三味線、琴、そば打ち、浴衣着つけや富良野市特有のへそ踊り、弥栄太鼓の体験などの交流を行っており、外国人観光客にも大変好評な中で体験観光を推進しているところであります。また、おもてなしの向上に向けた取り組みといたしましては、東京ディズニーランドのスタッフ教育を実践してきた方を講師にお招きいたし、講演会の開催、中国語、韓国語の語学やおもてなしの研修、また、小学生からの英語、中国語、韓国語の語学や、外国文化に親しむための授業なども実施をしてきたところであります。今後も文化の交流や体験などによる観光が富良野観光の国際化において大変重要であると認識しておりますので、通年・滞在型の推進に向けて、多彩な市民の方々に御協力をお願いするとともに、また、市民と外国人観光客が多く接することにより、ホスピタリティーの向上にもつながるものと考えておりますので、より充実した取り組みを推進してまいります。以上であります。

質問 4番 黒岩岳雄

では、随時、順に沿って質問させていただきたいと思います。土砂災害の警戒区域につきましては、4河川あるということでした。また、いま答弁があったように、住んでいる方が自分は万が一のときにそのエリアにいるのだと知ることは本当に重要だと思います。常日ごろからそういう意識を持っていれば、万が一、災害があっても先に逃げることが十分可能だと思いますので、それは、いままでどおり、ぜひ進めていただきたい、こんなふうに思います。ただ、この4カ所のうちの避難場所です。ここに逃げなさいと避難場所が指定されているのですが、遠い場所は約4キロメートルぐらいあるのですね。例えば、名取の沢川は、富良野自動車学校まで約4キロぐらいあります。近いところでも、北の峰の北二線川のエリアですと朝日ヶ丘総合公園が500メートル前後だと思うので、そういうところだと歩いて逃げられるのかなと思うのです。4キロぐらい離れていると、どうしても車などで避難しなければいけないのではないかと思うのですが、避難場所を確保できないという理由もあると思うのですが、車あるいは徒歩なのか、その辺はどういう考え方でしょうか。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

黒岩議員の再質問にお答えいたします。避難場所が遠い地域における対策というふうなことだと思います。まず、災害時に関しましては、どういった状況なのかという気象情報を事前にしっかり伝えていくことが大切だと考えております。先ほど市長からも答弁させていただきましたが、一般的な大雨警報といった中で、そういう情報についてその地域を含めて周知していくこと、もう一つは、その後、土砂災害の大雨警報、そして、土砂災害警戒情報ということで、段階を追い、必要に応じて情報提供ということになってまいります。過去にも、平成23年ですが、9月に台風等による大雨災害がございましたが、そのときも、事前に土砂災害警戒の情報を提供し、その地域の連合会長あるいは自主防災組織、旅館組合、その他関係する社会福祉の施設等に注意喚起いたしました。そして、準備は整えていただきたいこと、もう一つは、移動の手段もそれぞれ適切な形で考えていただくというふうなことで対応しておりまして、やはり、事前に情報を提供する中で、どのような形で避難するのか、自主防災組織等とも連携を図りながら改めてそのあたりの対策を進めてまいりたい、そのように考えております。

質問 4番 黒岩岳雄

早い情報が出れば、それだけ避難される方も移動手段をいろいろ考えられると思うので、それはいいことかなというふうに思います。続きまして、私はたまたま過去に経験があるのですが、土石流の災害があった場所に実際に立ち会ったことがあります。過去の大雨で流木とか小石がところどころに固まり、川の中に小さなダムみたいなものが幾つかできているのですが、今度、すごく雨が降ったときに、そうした小さなダムが一斉に破れて石とか流木が土石流として一緒に流れ出して大きな災害になっていく、そういう場所に立ち会ったことがあります。ですから、指定された河川は、ほかにもそういう危険箇所があると思うので、常日ごろの点検が必要ではないか、こんなふうに思います。点検は大変だと思いますが、どのような考えか、お伺いいたします。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

土砂災害の区域における施設等の日ごろからの点検ということでございます。御案内のとおり、ハザードマップの中では、土砂災害の特別警戒区域、土砂災害警戒区域、土石流危険区域、その他急峻な斜面を危険区域として把握してございます。そういった中で、災害時はもちろんのこと、定期的な状況確認の中で、必要に応じて工事等について道等にも要請していくというふうな考えでおります。

質問 4番 黒岩岳雄

では、続きまして、今度は2点目の外国人観光客の誘致についてお伺いいたします。先ほど市長からもいろいろと答弁いただきまして、それなりに成果が上がっているのではないかという感じがいたします。一つは、外国の観光客に対するアンケートというのはやっているのでしょうか。観光客へのアンケート、いうなれば外国人のお客様の声ですね。この実態を把握し、対策を立て、改善して満足度を上げていくことが必要だと思うのです。ですから、外国人観光客増加の施策として次の手を打つためにそういうことも必要ではないか、こんなふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

黒岩議員の再質問にお答えいたしたいと思います。外国人に対するアンケート調査を行っているのかという御質問かと思います。現在、富良野、美瑛含めて、直接、外国人へのアンケートはとってございません。それは、語学とかいろいろな問題もございまして、そのような状況にはまだ至ってないということでとっておりません。ただし、国の観光庁、それから各機関等でさまざまな角度からそのような状況を把握してございますので、こちらのほうも、それを参考にしながら、こういうことに取り組んだらいいだろうかとか、いろいろな検証を含めて使用させていただいているというような状況にございます。以上です。

質問 4番 黒岩岳雄

いま、アンケートはとっていないということなので、今後、できれば地域としてぜひとっていただければと思います。先日、スキー関係の管理運営協議会というのがありまして、そちらの現場から出た意見ですが、たまたまけがをされるお客さんがいますけれども、お客さんが医療施設に行った場合、誰か通訳がいないと非常に困るという話があります。実際、病院側で100%の対応というのは難しいと思います。いままで、極力、対応したそうですが、今後ともそういうことが起こり得る可能性がありますので、その辺の対策または方向性をもし持っていればお願いしたい、このように思います。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

現在、外国語として対応できるのは、英語の一部、それから中国語、韓国語のできる方たちがおりまして、基本的に、何かけがやアクシデントがあったときには、非常体制を含めて受け入れる体制はこちらのほうで一応とっております。ただ、英語に関して、専門的な医療関係の言葉までいきますと、こちらもちょっと対応しかねるところがございますので、その辺はドクターにお任せするしかないかというふうにも感じております。いずれにせよ、お客様が安心して周遊できるような環境づくりについては努めてまいりたいというふうに思っております。

質問 4番 黒岩岳雄

次の2点目のIT、Wi-Fiの情報提供、環境整備についてです。こちらは、先ほど市長からお話がありましたように、観光庁で訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備についてアンケートをとっております。その中では、外国人旅行者が旅行中に困ったことの一番が情報収集、また発信ということだそうです。海外市場においてスマートフォンの普及が拡大しており、海外から訪れる観光客の行動もスマートフォンによる情報収集・発信ということに変化してきているという裏づけがあるようでして、無料公衆無線LAN環境が一番要望があったということでございます。外国人の声の中には、日本はWi-Fiの使えるところが少ない、それから、Wi-Fiが使えると観光情報とか地域情報を調べやすい、それから、ツイッターやフェイスブックで観光に来たときの写真を伝えたい、これは口コミとか再訪問につながると思うのですが、こんな意見がありました。先ほど市長からもこれは今後とも積極的に進めていくというようなお話がありましたけれども、現在70件ほどらしいですが、これについて、もうちょっと進めていくのか、どのような考え方、進め方を持っているのか、お示し願いたいと思います。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

黒岩議員の再質問にお答えいたします。情報を収集できる状況づくりの今後の進め方という内容かと思います。議員のほうから、いま御指摘ございましたように、観光庁のアンケート調査によりますと、外国の方が日本に来られて一番困ったのが、実は情報収集でした。無料の公衆無線LANがないということが36.7%と、3人に1人の方が不便を感じております。これは、国内、日本全体の問題です。それから、2番目に、コミュニケーションがとれない、これは会話で、語学の関係が絡んでくるかと思うのですが、24%と4人に1人です。3番目は、公共交通の情報手段がなかなかとれないと。いわゆる先ほど言いました情報の引き出しを含めて、これが20%で5人に1人という状況にございます。そのような状況を踏まえて、ことし、北の峰地域に光ケーブルが入りましたので、関係する方々と相談しまして、なるべくそういう状況をつくりましょうということになりました。これは個人設置になるのですが、そのような形で進めてきて、いま、70件まで引き上がってきたという状況にございます。そういう中で、一番の課題は、これは日本国内の問題かと思いますが、例えば欧米とかアジアに行ってこのような情報を取得しようとすると、それぞれが持っている個人の携帯電話からすぐにつながる状況があります。なおかつ、場所によっては無料でその情報が提供されるということで、外国人の方にしてみれば、いつ、どこでも情報を収集できるのが前提というのがいまの世界の主流といいましょうか、状況になっています。それに対して、日本では、何か問題があるといろいろ困るということで一つハードルを設けます。例えば、その情報を収集するためには、自分のアドレスを一回送ってあげて、認証されて初めてあなたのお名前はどなたですねときちんと確認できた上でないとなかなか引き出せないというハードルが現実にございます。それからもう一つ、簡易な方法としてパスワードという方法もありまして、日本の国内では、なるべく簡易的でお客さんに便利な形で進めようとする場合には、そのパスワード方式が一番いいかなと考えて、いま、皆さんと相談しながら進めております。いずれにせよ、光が入ってきた状況、それから、お客さんがどこでも情報を引き出せるような状況を含めて、関係団体・機関、協会を含めて、先ほど申し上げましたように北の峰もそうですが、まちの中も同様、同じように、随時、なるべくそれを普及させていきたいと考えております。それがお客さんの満足度につながっていき、リピーター含めて、もう一度来ていただけるような状況づくりをしながら、口コミを広げる取り組みを進めてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 4番 黒岩岳雄

続きまして、3点目の外国人対応のガイド育成及び観光案内の充実についてお尋ねいたします。外国人対応のガイドの養成は、海外のお客様を受け入れるに当たっては本当に急務である、そんなふうに感じます。もう一点、観光案内所の充実ということも必要かというふうに私は思います。先ほど若干お話が出ましたけれども、富良野市は、1市4町1村で観光庁の地域ブランド観光圏を現在進めております。この事業の次のステップとして、ブランド観光地域の登録制度が控えているというふうに聞いております。これは、観光案内の機能がウエートを占めてくると言われておりまして、観光案内の機能としてはサービス、外国人対応、外観、内装、交流スペース、これらに対して厳しい条件が課されると聞いていて、まちの中にビジターセンター、観光交流施設のようなものが必要ではないか、こんなふうに感じます。そんな中で、いわゆる観光客だけを相手にするのではなくて、市民と観光客の交流スペースや市外から訪れる人たちのための移住促進、あるいは、就業・起業相談とか居住案内という市の窓口業務もその中に入って一緒にやるような方法も考えられるのではないか、こんなふうに思います。私は、将来として、そのような考え方が必要ではないか、こんなふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

黒岩議員の再質問にお答えいたしたいと思います。観光という分野に限って、1点目についてお話しさせていただきます。現在、先ほど黒岩議員からお話がございましたように、日本の顔となるべくブランド観光圏ということで全国6カ所がその確立に向けて進めております。南から阿蘇、それから佐世保、これは五島列島のほうです。それから四国の阿波、そして日本アルプス、これは他県にまたがりまして2カ所、そして、関東、東北を飛び越えまして、北海道の富良野、美瑛ということで全国6カ所が指定をいただきまして、その確立に向けていま準備を進めていくという状況にございます。お話がございましたように、その確立に向けた要件の一つに案内所というのがあります。お客様が来られたときに、いろいろな国の方が来られますから、日本の顔となるべく対応ができるようにという形になっています。現在、富良野・美瑛の広域できちんと対応できる案内所は、富良野市だけの問題でございませんので、全体で連携しながらどうやって進めようかと。また、各観光協会等がございますので、その方たちも一緒に入りまして協議を進めている状況にございます。あわせまして、移住、起業等をあわせた窓口という考え方ですが、基本的に、いま、ベースとなる観光案内所では外から来られたお客様への対応はどのような形でできるのかということも含めまして、その辺は多角的に検討してまいりたいというふうに思っています。以上です。

質問 4番 黒岩岳雄

では、4点目の市民の受け入れ環境の強化ということに移らせていただきます。これにつきましては、先ほど市長から、市内のいろいろな文化といいますか、郷土芸能というものを既にやっているというお話でした。しかし、やっているけれども、それが体験まで踏み込んでいない部分があると思います。私は、実際に来たお客さんに書道なら書道を体験してもらう、書いているところを見るとかなんとかではなくて、本当にもうちょっと踏み込んで実体験をしていただく、そこまで踏み込んでやっていけたらいいのではないか、こんなふうに思います。先ほどお話がありましたように、和装の着つけとか生け花、日本舞踊、あるいは太鼓や書道、折り紙、茶道、郷土芸能、場合においては神社だっていいと思うのです。希望があればああいうところを体験していただくとか、あるいは、座禅が組めれば座禅を組むとか、いろいろなものがあると思います。また、先日、ユネスコで認定されました和食文化も十分発信できる材料だと思います。材料はいろいろいっぱいありますので、本当に一歩踏み出す形をとっていくことが可能ではないか、こんなふうに思いますが、いかがでしょう。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

黒岩議員の再質問にお答えいたしたいと思います。いわゆる体験型の推進をさらに促進させてはいかがという質問の趣旨かと思います。現在、先ほど市長が答弁いたしましたように、いろいろな体験ができるようにということで、日本の文化、富良野市特有の文化、なるべくこれらを体験していただく形をということで進めているところでございます。これからの観光を考えますと、いわゆる自然景観を見るということにプラスアルファして、やはり、経験していただく、体験していただくことで心に残るということが一番重要であるというふうに私たちも考えております。そのような視点から、現在、先ほど言いました美瑛、富良野を含めまして、ふらの観光協会でも、その形をいかにつくり上げるか、さらに、来たときにいかに喜んでいただけるか、満足していただけるかというような取り組みをいま進めているところです。議員のお話にございましたように、趣旨は私たちも同じような考え方で進めようと思っておりますので、その点で御理解を願いたいと思います。

出典:富良野市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月11日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる