富良野市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日
(1)学校施設の耐震化について/(2)子ども達への読書推進について
2013年6月18日、富良野市議会の一般質問で、石上孝雄議員が「学校施設の耐震化について」「子ども達への読書推進について」について質問し、教育委員会教育長 宇佐見正光、教育委員会教育部長 遠藤和章が答弁しました。
- 質問者
- 石上孝雄 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 宇佐見正光、教育委員会教育部長 遠藤和章
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 石上孝雄
-登壇-さきの通告に従い、2件について質問いたします。1件目であります。学校施設の耐震化についてであります。各小学校の耐震化工事は、ほとんど終了過程にあり、残す学校施設はあと3校となっております。未曾有の東日本大震災から2年3カ月余り、あのような災害がいつ起こるかわからない状況の中、将来の富良野を担ってくれる子供たちをどのような手法、方法で耐震化をしていくのか、お聞きいたします。一つ目に、耐震診断の進捗状況についてでありますけれども、診断の積み残しはないのか、また、診断済みであれば診断結果の公表をするのか、未公表の部分があれば公表の場を設けたほうがいいと思うが、お伺いいたします。次に、耐震診断に基づく、改修計画についてであります。東小学校の工事終了後における改修計画はどのようなものか。特に、山部中学校、樹海中学校がまだ始まっておりません。改修の時期、耐震診断や改修計画はどのようになっているのか、お伺いいたします。2件目に、子供たちへの読書推進についてであります。教育は人づくり、一朝一夕で完成はなく、長い年月の中での子供たちの発達段階を踏まえ、人格を形成するものと考えます。このことが教育に求められるところであります。その中で、富良野市においては、保育所、幼稚園、小学校の先生方、保護者、各読書サークル、学校支援ボランティアの皆さんの熱心な読み聞かせ等が盛んに行われており、子供たち一人一人の発達段階に応じた活動で、学力向上や人同士の人格の向上にも結びついており、その方々の熱心な読書推進には敬意を表するものであります。その市民活動が高く評価され、平成22年度文部科学大臣表彰の栄誉に輝いたと考えます。また、市立図書館においては、家庭での読書活動の重要性から、乳幼児健診時のブックスタート事業の導入、読み聞かせのボランティアによる活動やお話し会、子供の読書祭りなど幅広い活動を展開されており、読書の環境づくりに積極的に取り組まれていることを多くの方よりお聞きしているところであります。幼児期における本との出会いは、小・中学校においては各教科の言語力、読解力及び考える力を養いながら、学ぶことの楽しさ、学ぶ喜びを考え、感じることができます。さらには、将来に夢を抱ける力になるのが本との出会いであると感じます。子供たちの健やかな成長と意識を高めるためにも重要な読書活動であります。そこで、3点質問いたします。ブックスタート事業の利用状況について、アンケート等による結果等があればお聞かせください。二つ目は、読み聞かせ事業の登録人数と利用状況と課題についてお聞かせください。三つ目に、今後の展開と課題解決に向けた方策について伺います。以上、申し上げて、1回目の質問といたします。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
-登壇-石上議員の1件目の学校施設の耐震化についてお答えをいたします。耐震診断の進捗状況でございますが、御承知のとおり、これまで旧耐震基準の学校施設の耐震化を進めるに当たりましては、耐震化優先度調査を実施し、さらに、国の地震防災対策特別措置法の改正に伴い、公立小・中学校の耐震診断の実施と結果の公表が義務づけられたことから、本市においても、市立小中学校施設耐震化推進計画を策定し、国の補助事業等を有効に活用し、学校施設の整備を進めてまいりました。また、富良野市PTA連合会からも、今後の市内小中学校の教育環境整備の在り方についての意見書の提出があり、第5次富良野市総合計画にも反映させながら、この間、山部小学校、富良野西中学校、富良野小学校、富良野東中学校の各屋内運動場を改築し、さらに、富良野東中学校校舎耐震補強大規模改修工事を行い、小・中学校の施設整備における耐震化を進めてきたところでございます。また、耐震診断結果につきましては、富良野市ホームページで公表しているところでございます。次に、2点目の耐震診断に基づく改修計画についてでございます。今年度につきましては、市議会の議決をいただきました東小学校校舎屋内運動場改築、麓郷小・中学校屋内運動場改築を行います。両校の施設整備が終了する時点での本市学校施設の耐震化率は82.8%となり、全道平均の73.8%を超える予定でございます。また、昭和56年以前に建設された耐震性が確認されていない樹海小学校校舎につきましては、現在、耐震診断調査を実施中であることから、調査結果を待って整備方針を検討してまいりたいと考えております。さらに、山部中学校、樹海中学校につきましては、市立小・中学校の適正規模、適正配置の指針に基づき、今後の生徒数の動向等を慎重に判断した上で、その方向性を検討してまいりたいと考えております。次に、2件目の子供たちへの読書推進についてお答えをいたします。ブックスタートの利用状況についてでございますが、ブックスタート事業につきましては、平成23年4月から、図書館の専門的職員であります司書とボランティアの連携により、乳児7カ月健診時に絵本や読み聞かせに関する資料を無償で配付し、家庭における親子読書の普及啓発を図っているところでございます。本事業の利用状況についてでございますが、平成23年度の対象者に対し、1年後の1歳6カ月健診時にアンケート調査を行ったところ、回答者の約93%の保護者が絵本を活用していると回答し、約98%の保護者から今後も事業を継続してほしいと回答をいただいております。このことから、本事業の目的であります親子のコミュニケーションづくりや家庭における絵本の読み聞かせに関する環境づくりに効果を上げていると判断しているところでございます。次に、読み聞かせ事業の登録人数と利用状況と課題についてでございます。図書館での読み聞かせを中心とした子供の読書推進ボランティアの登録人数は、現在、5団体30名でございます。また、活動状況につきましては、定期的に開催しているおはなし会やえいごのおはなし会での読み聞かせ、ブックスタートでの絵本紹介、図書館まつりやこどもの図書館まつりの企画運営、絵本選定会議での図書館司書への協力などで、子供の読書活動推進に大きく寄与していただいております。昨年度は、学校読み聞かせクラブが北日本図書館連盟より図書館事業功労者表彰を、また、おはなしの会どんぐりが北海道読書推進運動協議会より優良読書グループ北海道表彰をそれぞれ受賞しているところでございます。また、課題につきましては、多様な活動を行うためのボランティアの人数不足であります。そのため、活動の機会や交流の場を提供し、加入の呼びかけや、図書館司書による助言、研修の充実による支援を行うとともに、今後においては学校支援ボランティアとの連携を進めてまいります。次に、今後の展開と考え方についてでございます。平成24年度全国学力・学習状況調査の結果から、小・中学校とも、国語の勉強は好き、読書は好きと答えた児童生徒の割合が北海道平均を上回っており、図書館と学校の連携による読書環境整備が好影響を与えていると判断しているところでございます。子供の読書推進にかかわる施策といたしましては、乳幼児期から読書活動の動機づけに効果があるブックスタートやおはなし会、こどもの図書館まつりなどの図書館内における事業を継続実施してまいります。また、ボランティアや北海道道立図書館など関係機関と連携をし、子供の読書意欲を生み出す学校ブックフェスティバルの開催、読書しやすい環境をつくる学校図書館環境改善事業の実施、朝読書や調べ学習に活用できる学校サポートブックスの貸し出し、ブックトラック事業による児童書の長期巡回貸し出し、学校支援ボランティアへの団体貸し出しなど、学校における読書活動の支援に努めてまいります。読書は、子供の心を豊かにし、社会性を育むための大切な活動であることから、今後も、子どもの読書推進プランに基づき、全ての子供たちが読書に親しみ、いつでも、どこでも本と出会える環境づくりや読書の大切さを伝える啓発活動を展開してまいります。以上でございます。
質問 11番 石上孝雄
それでは、耐震化の進捗状況が82.8%というのはわかりました。また、公表の部分は、ホームページに限られているというようなお話なのですけれども、広く活字に落として出すようなことはないでしょうか。どうしても、ホームページというものになってくると年代が限られてきます。多くの人に知らせるためには、それから、学校関係の校舎、また体育館等は、先ほどの関野議員の質問にもありましたが、広く避難所に使われていると思いますので、そういうところについてはもうちょっと活字に落とすような、広く回覧版やいろいろなものに出すようなことは考えていないのでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 遠藤和章(教育委員会教育部長は2017年3月まで)
石上議員の再質問にお答えいたします。学校の耐震診断結果の公表ということでございます。現在のところ、先ほど答弁いたしましたように、市のホームページで公表しているところでございます。今後につきましては、いま、御指摘ございましたように、広く市民の方に周知をするということも含めて、回覧板での周知はちょっと無理かと思いますけれども、広報誌を活用しながら情報提供してまいりたいというふうに考えております。以上です。
質問 11番 石上孝雄
よろしくお願いします。それから、進捗率ですけれども、82.8%、これからあと、樹海小学校、それから山部中学校、樹海中学校がまだ終わってなくて、樹海小学校に関しては、ことし調査を始めると。おおむね100%に達成する予定の年度等がわかれば教えていただきたいと思います。
答弁 教育委員会教育部長 遠藤和章(教育委員会教育部長は2017年3月まで)
石上議員の御質問にお答えいたします。学校施設の耐震化100%になる到達年度という御質問かと思います。先ほど答弁いたしましたように、いま、樹海小学校についての耐震性能を確認中でございます。残る学校につきましては、先ほど議員の御質問にもありましたけれども、山部中学校と樹海中学校の2校ということでございます。ちなみに、樹海小学校の耐震が確認されますと、市内の耐震化率というのは86.2%に上がってまいります。100%になるのはその2校が耐震化された後ということになりますけれども、先ほど答弁しておりますように、この2校の生徒数の今後の動向も重要な問題となってまいりますので、これらを十分に慎重に判断した上で決定をしてまいりますので、100%の達成年度につきましては、現在のところ未定ということで御理解をいただきたいと思います。以上です。
質問 11番 石上孝雄
答えはいただいたのですけれども、いま、100%の達成は未定と。その内容としては、子供の動向というか、少人数であるとか、統合のことも視野に入れているのかなと思います。しかし、やっぱり、それとは切り離してそういう工事を進めなければならないのではないかと思いますけれども、その辺はいかがですか。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
石上議員の再々質問にお答えをさせていただきます。ただいま部長のほうからお話をさせていただきましたけれども、教育の機会均等、そして、教育環境を整えるということは、子供たちにとっても大変重要だということは十分承知をしているところであります。しかし、石上議員も御承知のように、急速な少子化の中にあって、実は、ことし、平成25年4月で小・中学生は1,907人です。実は、私が平成18年6月に就任したときは2,306人でありました。つまり、この7年間で約400人の子供たちが減少しているということであります。実は、いま、生まれてきている子供たちもわかっておりますので、今後、5年後の平成30年になりますと1,668名になるといま想定されておりまして、平成25年から30年の5年間に244名減少する。つまり、この12年間で644名の児童生徒が減少していくという状況であります。そこで、石上議員も御承知のように、私どももそういう捉えをしながら、平成21年2月に富良野市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する指針を策定させていただきまして、平成21年、平成22年を含めて、それぞれの学校、PTA、それから地域の皆さんたちとも協議をさせていただいて、一つの案として、東部地区あるいは山部地区、東山地区の今後の方向性をみんなで協議して進めていこうという形をとらせていただきました。その前段、東部地区の小・中学校に関しては、麓郷小・中学校として併置という形で取り組みをさせていただいて、布礼別を含めた中で取り組みをさせていただいてきた経過がございます。この後、いま、山部中学校においてはことしで57名です。樹海中学校が31名です。この子供たちが、平成30年になりますと、山部中学校で28名、樹海中学校で17名、こういう状況になります。石上議員も御承知のように、集団活動を展開する、あるいは、学習ばかりでなくて、部活動も含めて、特に山部中学校は吹奏楽、野球、バレーボール、あるいは、樹海中学校においてはバレーボール、野球も含めてかなり活発に活動を展開しているところでありまして、こういうようなことをいろいろ考えまして、本当に単置校だけで集団活動をやれるのかどうかも含めて、私どもは、いま、山部、東山に教育懇話会というのを設置させていただいて、その中でそれぞれの分野の皆さんたちにいろいろ御議論をしていただいております。そんな中で議論をしながら、あわせて、PTAの皆さん、あるいは地域の方々とも十分に協議をして進めていきたい。そういう中で、先ほど部長のほうから御答弁させていただいておりますけれども、全体的なことを考えていきますと、いま、樹海小学校を整備する方向になるとするならば七つの学校を整備していくという形になりますので、この後はそういう子供たちの急激な減少があるということをひとつ御理解いただければなと、こんなふうに考えているところでございます。以上でございます。
質問 11番 石上孝雄
内容的にはわかります。ただ、市長がいつも言っているように、総合的に考えるとそういうふうな格好になるかと思いますけれども、ぜひぜひ、将来的に富良野をしょって立ってもらう子供たちのために、危険のない学校建築物のあり方をぜひ考えていただきたいと思います。それから、2件目のブックスタートのことなのです。98%の方が継続してほしいという中で、いま、保健センターのほうにも、子供の子育て支援の中で絵本などもあります。また、1畳半か2畳ぐらいの畳もあって、その中で親御さんが読み聞かせなどをする場所もあります。それから、図書館のスペースもありますけれども、少しスペースが狭いなという感じがしております。その辺のスペース的なものは、割合からするといかがなものかと思うのですが、もう少し広げるような予算配分、また、そういう気持ちはありませんか。
答弁 教育委員会教育部長 遠藤和章(教育委員会教育部長は2017年3月まで)
石上議員の再質問にお答えいたします。乳幼児に対する本の読み聞かせの場の確保ということかと思いますが、保健センターにつきましては、子育て支援センターがそこで活動しておりますので、そちらの部分でのスペースのことをおっしゃっているのかと思います。図書館につきましては、確かに1階にございますけれども、あの場所が狭いという話は私は余り聞いていない現状でございますので、今後、利用者の方々も意見等を聞きながら、どういう対応がいいか、望ましいかというのを検討してまいりたいというふうに思います。以上です。
質問 11番 石上孝雄
保健センターのほうは、子育て支援のほうで、その一環で本を置いているのですよ。図書館のほうは、ブックスタートの事業の一環としてああいうスペースがあると思うのですよ。その中で、やはり、親子3組から5組が座れればいいところかなと。この間も見てきたのですが、女性のトイレのほうまでは見られませんでしたけれども、総体的に見て、乳幼児を置くベビーベッドが一つしかないとか、やっぱり、2人目、3人目のお子さんがいる人もいます。そういう中で、1人目の子供だけに絵本を読み聞かせするというものではないですから、継続的に98%の人が望んでいる中でのスペースは少し狭いように思うのですけれども、いかがですか。
答弁 教育委員会教育部長 遠藤和章(教育委員会教育部長は2017年3月まで)
石上議員の質問にお答えいたします。いま、御質問がある部分は、ブックスタートの事業とはちょっと別のことでございまして、ブックスタートにつきましては、あくまでも家庭で乳児に対してお母さんが本を読み聞かせるという事業でスタートして、それの継続を98%の保護者が望んでいるという先ほどの数字でございます。図書館におきましては、図書館に、保護者とお子さんが親子で一緒に来ていただいて、そこで、お母さん方、あるいは、中にいらっしゃいますボランティアの方がお子さんに本を読んで聞かせるというような形でスペースを確保しております。そういうことで、先ほど答弁いたしましたけれども、利用者の方の意見を聞きながら、改善できるところは改善して、よりよい読書環境のスペースをつくってまいりたいというふうに考えております。以上です。