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富良野市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月28日

(1)所信表明における地域活性化への考えについて/(2)所信表明における持続可能な観光地づくりについて/(3)JR根室線(富良野-新得間)の住民説明会後の総括について

2022年6月28日、富良野市議会の一般質問で、石上孝雄議員が「所信表明における地域活性化への考えについて」「所信表明における持続可能な観光地づくりについて」「JR根室線(富良野-新得間)の住民説明会後の総括について」について質問し、市長 北猛俊、経済部長 川上勝義、総務部長 関澤博行が答弁しました。

質問者
石上孝雄 議員
答弁者
市長 北猛俊、経済部長 川上勝義、総務部長 関澤博行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 石上孝雄

-登壇-おはようございます。通告に従い、3件質問します。1件目は、地域活性化への考え方について。自助、共助、公助の考え方について伺います。市長は、所信表明の中で、地域活性化を進める中で、自助、共助、公助のバランスがよい社会に転換し、誰一人取り残さないという考え方は、これまでも様々な場面であったと思いますが、見解を伺います。市内では、地域の高齢化が進み、また、町内会、自治会などの会員の減少により、共助が成り立ちにくい地域もあると考えますが、共助のバランスについて考え方を伺います。市長の表明している、市民との対話を重ね、共創のまちづくりに邁進するとありますが、新型コロナウイルス対策の中で、ますます地域コミュニティーが疎遠になる中、参加してもらうための送迎の車両など、対話とともに政策予算も必要と考えるが、見解を伺います。2件目は、持続可能な観光地づくりの考え方について伺います。アフターコロナに向けて、中断している観光をマネジメントする組織、DMO(DMC)設置に向けた検討を再開するとともに、持続可能な観光地域づくりに取り組むとの表明をしておりますが、所信表明には宿泊税に言及しておりません。DMO設置に向けた検討を、今後の宿泊税の検討とともにどのように進めていくのか、また、北海道との協議状況も併せて伺います。3件目は、JR根室線富良野-新得間の住民説明会後の総括について伺います。富良野市とJR北海道、地域住民が参加し、この春に行われた説明会と意見交換には、これからの公共交通体系がどうなるのか、気がかりなところです。富良野、布部、山部、東山の4か所で開催された住民説明会の総括はどのようにまとめていくのか、非常に気になるところであります。そこで、4点伺います。1点目は、富良野、布部、山部、東山で開催された住民説明会は、市として総括されているのか。2点目は、住民説明会に地域外の住民が参加し、出された意見の取扱いはどうしているのか。3点目は、駅もない、レールもない東山地区における住民説明会の意味合いについて伺います。4点目は、住民説明会を終えた後での本市の考え方と方向性について伺います。以上申し上げ、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-おはようございます。石上議員の御質問にお答えします。1件目の所信表明における地域活性化への考えについての1点目、自助、共助、公助の考え方でありますが、少子高齢化、人口減少、地域コミュニティーの希薄化など、社会構造が変化する中においても持続性のあるまちをつくるには、これまでも進めております、個人が自らできることは個人が行い、互いに助け合ってできることは地域が行い、さらに、不可能なことは行政が補完する、自助、共助、公助のバランスのよい社会の構築を目指してまいります。加えて、行政だけでまちづくりを担うのではなく、これまでの協働を基本に、市民、団体、企業、地域、行政が対等な関係で連携、協力し、意見を出し合いながら実践的な取組を進めていく新しい公共の考え方を取り入れ、誰一人取り残さないことを胸に、市政に臨んでいく決意であります。次に、共助のバランスにつきましては、地域の核となる全ての家庭が助け合い、主体的に健康維持、社会参画を進めることで、地域の活性化を高めることを目指してまいりますが、高齢化や担い手不足など課題も現れてきていることから、実情に応じた自助、共助、公助の在り方について、地域の皆さんと協議してまいります。次に、共創のまちづくりを進めるように当たっての政策予算につきましては、様々な課題に向き合い、共創のまちづくりを進めるためには、地域を含め、団体、企業など様々な主体が対話を重ね、知恵を出し合うことが必要であり、課題解決の手法として共創による取組も取り入れながら、必要に応じた予算についても検討してまいります。2件目の所信表明における持続可能な観光地域づくりについての持続可能な観光地域づくりの考え方でありますが、2016年、国は、観光先進国を目指し、2030年の訪日外国人旅行者数を6,000万人にする目標を掲げるとともに、国内の観光地において、持続可能なマネジメント体制、社会経済、文化、環境の持続性を確保する持続可能な観光地域づくりを推進し、観光をエンジンに永続的に発展する地域づくりを目指しております。この持続可能な観光地域づくりの実現において、それぞれの地域では、観光で外貨を稼ぎ、観光地域づくりをマネジメントする地域DMOの設置が必要となっております。これまで、本市では、地域DMOの設置について検討した経過があり、人材と財源の課題により設置には至らなかったところでありますが、この持続可能な観光地域づくりへの取組を契機に検討を再開してまいります。また、宿泊税の導入の検討につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、宿泊事業者が大きな影響を受けていることに加え、北海道の検討が進んでいないことから、今後、議論の再開に向け、準備を進めてまいります。3件目のJR根室線富良野-新得間の住民説明会後の総括についてでありますが、市内4会場で開催した住民説明会は、令和3年7月にJR北海道から申入れのあった鉄路存続を含めた線区の在り方協議について、富良野-新得間関係4市町村に北海道を加えて行った鉄路存続の検討内容及び鉄路存続のため、JR北海道から求められた年間10.9億円を負担することは困難であることを報告するとともに、バスルート案を示し、御意見をいただくため、令和4年3月22日から29日の間に開催してまいりました。説明会では、多額の負担が必要なことから、バス転換はやむを得ないという意見をいただいた一方、観光活用や災害時の代替ルートとしての重要性から鉄路存続を求める意見もいただいたところであります。また、富良野から南富良野間のバスルートについて、通学や通院での利便性向上を期待する声もいただきました。次に、住民説明会に地域外の住民が出席し、出された意見の取扱いにつきましては、今回の住民説明会は、富良野市民であればどの会場でも参加いただけることとしておりましたので、出された御意見につきましては、それぞれの会場で出された御本人の意見として取り扱うこととしております。次に、東山地区における住民説明会開催の趣旨でありますが、関係市町村長会議で確認をし、住民説明会でお示しした鉄路の代替バスルート案は、国道38号線を経由して南富良野町、新得町を結ぶものでありますので、バスのルートやダイヤについて御意見をいただくため、東山地区で住民説明会を開催してまいりました。次に、住民説明会を終えた後での考え方と方向性につきましては、現在、沿線市町村での住民説明会が終わり、住民説明会でお示しした新たな交通体系ルート案の具体化に向け、バス事業者と協議を進めているところであります。根室線富良野-新得間の廃線の判断は、鉄路の代替となるバス路線が利便性が高く、将来的に持続可能なものとなることと併せ、JR北海道から十分な支援を確保できることを条件としており、また、最終的な判断は7市町村による根室本線対策協議会で行うこととなります。以上です。

再質問 7番 石上孝雄

それでは、順次、再質問させていただきます。2件目の質問ですけれども、今後、北海道との宿泊税の関係ですけれども、北海道との協議を進める準備をするということで、まだその段階には至っていないということでよろしいのでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

石上議員の再質問にお答えいたします。令和2年3月頃でありますけれども、富良野市においても、その財源の検討をしてまいりまして、有識者会議の中で提言をいただいておりました。その頃、北海道においても、宿泊税を100円程度徴収して、各自治体はそれに上乗せをするのが望ましいだろうというような方向性が出ておりましたけれども、それから協議が進んでいないという状況になっています。ですので、今後、北海道がこの宿泊税の検討を始める時期がそのうち来ると思いますけれども、それに向けて、再度、この内容について確認をしながら準備を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 7番 石上孝雄

2件目は、了解いたしました。3件目の質問に入らせていただきます。4か所の住民説明会の中で、バス転換はやむなしという意見と、富良野-南富良野間のバス路線の話やらもろもろ出ていると思いますが、市として7市町村とこれから考えていかなくてはならない、詰めていかなくてはならないということですけれども、本市として、7市町村との協議に向かうときに、市としての態度としてはどういう方向に持っていく考えなのでしょうか。

答弁 総務部長 関澤博行

石上議員の再質問にお答えいたします。JR根室線富良野-新得間について、今後の協議に向けて、本市としての考え方ということだというふうに思います。この件に関しましては、1月に開催をいたしました沿線4市町村長によります会議で様々な鉄路存続の検討をこれまでしてまいりましたが、結果として、JR北海道から求められました10.9億円を、毎年、関係者が負担をするというのは困難であるということを確認してまいりました。そういった意味では、鉄路存続については、お金が払えないということも併せて、新たなバスルートの策定に向けて動いていくということがいまの状況であります。7市町村の会議で最終的な確認をしてまいりますけれども、JRの存続については非常に難しい状況であるということから、先ほども市長から答弁させていただきましたけれども、代替になるバスルートが、利便性が確保され、そして持続可能であり、それを、一定期間、運営をできるJR北海道からの十分な支援が確認できた段階で、一定の廃線ということの判断に向けて進んでいくということになると考えております。以上です。

再質問 7番 石上孝雄

4点目の終えた後の本市の考え方というのは、国道38号線を通したバスルート、その路線が一番よいのではないか。また、3点目の、東山地区における駅もレールもないところでの説明会というのは、多分、本当にそこを示していきたいのでなかろうかと自分では思っていたのですけれども、東山の住民説明会には自分も参加させていただいたのですけれども、地域住民と言いながら、よその人が大きい声を出してしまって、なかなか地域住民の声が届かなかった。そういうところから言うと、自分も非常に残念だったのですけれども、やはり、冬のことも考えて、一番いい路線というのは、1級国道である38号線を通ったほうが、自分としては、時間も間違いない、また、冬も除雪の体制が24時間しっかりなっている観点から言うと、一番間違いない路線でなかろうかなと思うのですけれども、その辺の考え方はいかがでしょうか。

答弁 総務部長 関澤博行

石上議員の再質問にお答えいたします。バスルートの関係ということであります。このバスルートにつきましては、住民説明会のときも説明をさせていただきました。一つは国道38号線を経由して南富良野町、新得町に向かうルート、加えましてかなやま湖畔を経由していくルートということで、二つのルートをお示しして説明をさせていただきました。現在、両方のルートの案について実現が可能なのかどうなのかということを、バス事業者を交えて協議をいたしているところであります。国道38号線については、石上議員もおっしゃられますとおり、道路の状況、また除雪の体制等も充実しているということもございます。メインのルートとして検討を進めているという状況でありますので、御理解をお願いしたいと思います。以上です。

再質問 7番 石上孝雄

東山地区で意見交換をやった意味は、金山ダムの周辺を回るルートでいくと意見交換をする意味というのは全くないのです。富良野から山部、それから、237号を通っていくと、完全に東山地区でやる意味合いはなくなってしまうのです。やはり、そのこともしっかり確認して、南富良野町のほうを回る国道237号ルートというのは、東山地域住民にとっては何の意味もないのかなと。ぜひ、その辺の住民の考え方、それから利用頻度、それから利便性、全てを考えて、市として対応を持っていただきたいのですけれども、その辺の考え方はいかがでしょうか。

答弁 総務部長 関澤博行

石上議員の再々質問にお答えいたします。住民説明会でもお示しをした二つのルートについては、どちらかを選択するということではなく、両方のルートをつくるということで、いま、検討をしているところであります。金山を回るルートにつきましては、南富良野町の住民の方の利便性を確保する、町内の移動も含めて利便性を確保するという観点で、いま、検討をしているところですし、通勤や通学、また通院の移動ということになると、メインになるのは国道38号線のルートだというふうに考えております。以上です。

再質問 7番 石上孝雄

代替案ですから、それはそれでいいと思うのです。やはり、利便性を考えて、そして、同じ富良野市の住民なのですから、7市町村と向き合うときには、最終的には合意点が見つからなかったら駄目だと思うのですけれども、やはり、最大限、市民の利用、それから利便性を考えてやっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 関澤博行

石上議員の再々質問にお答えいたします。代替のルートにつきましては、利便性の向上のところも、当然、条件としておりますし、何よりも地域交通を守っていくというのは、自治体の責務であるというふうに考えておりますので、持続可能な交通体系となるようにしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月28日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる