富良野市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日
(1)山部自然公園太陽の里について/(2)農産物の 6 次産業化について
2012年9月10日、富良野市議会の一般質問で、萩原弘之議員が「山部自然公園太陽の里について」「農産物の 6 次産業化について」について質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。
- 質問者
- 萩原弘之 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 萩原弘之
-登壇-それでは、通告に従いまして、順次質問をしてまいります。山部太陽の里自然公園野営場におけるキャンパーの利用についてお伺いをいたします。北海道の主たる観光目的には、自然鑑賞、温泉保養、施設見学、特産品の買い物、飲食行事やイベント参加などさまざまなニーズを求められてきております。近年は、観光客の道内入り込み客数も 4,500 万人前後にとどまり、旅行形態も団体旅行から家族旅行が主流になり、そのことに伴って 7 月から 8 月の夏休みシーズンおける観光客の入り込みだけが特化している状況にあります。交通経路もツアーバスからカーナビの普及によりレンタカーやマイカーの来道者も増加傾向にあり、道内における観光旅行もプライベート化してきているように思われます。本地富良野も道内観光のメッカとなり、はや 30 有余年を経過している中で、自然景観と施設見学、さらには体験観光など、まさに、近年の観光ニーズにあったアイテムを装備してきているものと言えます。この中においても自然体験やキャンプ目的で本地を訪れる観光客も多く見られ、現在キャンプ場を開設している公園、もしくは野営場は、本市において山部自然公園太陽の里キャンプ場だけとなっております。近年の利用者の動向を見ますと、平成 18 年までは2,000 名、19 年以降は 3,222 名をピークに 2,700 名から3,000 名の利用が安定的に推移をしている現状にあります。また、富良野市自然環境活用センターは、通称山部ふれあいの家の環境整備及び隣接するパークゴルフ施設の増設、芦別岳野営場施設の整備などが具体化をし、6 月定例会での富良野市自然環境活用センター設置条例の一部改正により、農村公園広場、通称音楽広場、及び第 2キャンプ場、及び芦別岳野営場、通称第 1 キャンプ場をあわせてパークゴルフ場をセンター内に加えることにより、総合的な管理運営が図られ、将来のニーズにあったシステムづくりがなされるものと確信をしております。平成 22 年から発進した山部地域観光振興計画にも組み入れられている太陽の里を地域観光の核として、ホタルの里の造成や各種イベントの誘致、近隣にあるリサイクルセンターを活用したイベント開催、農村地域を散歩して歩くウォーキングラリーなど、山部観光振興のランドマーク的存在として、自然公園太陽の里が君臨をしているものであります。さて、この太陽の里キャンプ場の利用についての事柄でありますが、先ほど述べさせていただきましたように、北海道内のキャンプ場利用者は、ここ数年さほど変化はなく、安定的に推移している傾向にあります。また、インターネットでの口コミ、各キャンプ場のランキングサイトや情報雑誌による利用条件の開示や設備状況の公表がされており、キャンピングカーの普及により家族連れでのキャンプ場利用や駐車場での宿泊、バイクやサイクリングによる宿泊利用とさまざまな本市以外の方々が利用されています。現在、指定管理業者に委託をして、環境整備、施設管理が行われているわけですが、施設利用者の中にはマナーの低下、多様なニーズを求めるがゆえのモラルの低下、無人ごみステーションへの無分別、ごみのポイ捨てなど、利用者の施設の利用については、一定のルールづくりをしなければならないと私は考えます。特にキャンプ場での利用条件の整備については、たき火の許可場所、ペットの管理、花火の制限、ごみの分別、近隣テントとの設営方法など、現在の利用条件を定めている事柄もありますが、すべて看板等の周知だけですべての利用者には行き渡っていないのが現状です。特にごみの分別については、本市以外の利用者が多い場所での宿泊などによる生活ごみの排出は、ごみのリサイクル率 90%以上を達成している富良野市にとって、環境都市としてのアピールをする場所として格好のエリアであり、分別をしていただくことにより、ものの大切さと再利用できるプロセスを理解していただく良いタイミングではないかと考えます。道内のキャンプ場において、管理がほとんど行政もしくは指定管理者が行っており、市民の税金を投与して管理運営がなされております。前段述べさせていただいた事柄とさまざまな利用者への環境整備への理解を求め、さらに、今後の施設整備の基金につなげることや本市のごみ袋やパンフレットを渡すことにより、利用に対するサービスの向上を図るためにも、利用料金を設定することが必要と考えますが市長の見解を伺いたいと思います。次に、本市の 6 次産業化についてお伺いをいたします。24 年度の農林水産省が提言をしている地域資源を活用した農林業者等による新事業の創出及び地産地消を図り、農林水産物の有効利用と地域経済の振興を目的としている 6 次産業化法は、農業と消費者を結びつける農産物の販売にとどまらず、農産物を利用した加工品や商業者との連携による経済振興も視野に入れた新たな産業を農村地域にもたらすものであります。本市においても、ワイン事業はじめ、観光にコラボしたチーズ工場が、その先進的な事例であると考えます。しかし、民間のアイデアでつくられた 6 次化商品はまだまだ数が少なく、現実にはかなり高いハードルを越えなければなりません。本市は農業のまちであります。また、多くの人々が訪れる観光のまちでもあります。本市におけるマルシェは、その大きな役割を持ちながら本市の特産物と地産商品を紹介できるエリアであり、観光目的の多様化により求められるものも、よりマニアックになり、個性あるレアな商品を求め歩く観光客がふえている中、この 6 次産業化の持つべき意義は、本市にとって大きなものと私は考えます。現在農産加工品を手がけている企業を除く組織・団体は少なく、また新たなアイデアとその仕組みづくりが必要だと考えます。本市は、生涯学習センター内に食品加工実習室を整備して、その基礎的な開発研究場所を設けているわけですが、現在利用している 2 団体の実績を踏まえた上で、今後の 6 次産業化に対する市の考えと今後6 次化に取り組みを考えている団体やサークル、企業に対して、どのような方向性を持って支援していくのか市長のお考えをお伺いしたいと思います。以上、2 点で 1 回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-萩原議員の御質問にお答えいたします。1 件目の山部自然公園太陽の里についてのキャンプ場における利用料金の設定についてでありますが、山部自然公園太陽の里内のキャンプ場は、芦別岳のユーフレ川がそそぐなど、すぐれた自然景観に恵まれた施設であり、登山家、一般客等に多く利用されており、最近 5 年間の平均利用客数は、年間 2,900 人となっているところであります。キャンプ場の施設としては、炊事場、トイレ、ごみ置き場等を設置しているところでありますが、集会、展示会等の催し物などのイベントスペースとしても幅広く利用されており、これらに関し一部公園を利用する際には、市の許可を受けなければならず、使用料、占用料が必要となっております。キャンプ場を有料化するには、管理人の常設や有料化するための投資が必要であり、現在の段階では有料化は考えていないところであります。また、同キャンプ場の一部は富良野芦別道立自然公園に隣接し、特別地域に指定されていることもあり、ごみの分別など、利用者への指導と協力により、自然景観保護の意義を感じ、体験していただけるものと考えているところであります。次に 2 件目の農産物の 6 次産業化についての、市の 6次産業化推進の考え方についてでありますが、6 次産業化とは、農林漁業者が生産、加工、流通、販売を一体化し、所得を増大させる取り組みのほか、農林漁業者が 2次、3 次産業と連携をして、地域ビジネスの展開や新たな産業の創出を促進する取り組みのことを言い、国におきましては、こうした農漁村の 6 次産業化を促進するため、6 次産業化法を平成 23 年 3 月に施行し、6 次産業化や高付加価値化に役立つ創意工夫を凝らした取り組みを支援することといたしているところであります。本市におきましては、農産物の直接販売と地元産のそばを活用した新製品の開発、販売に取り組む 2 つの事業者が、6 次産業化法に基づく総合事業計画の認定を受けているところであります。また、本市におきましては、富良野市農業及び農村基本計画の中で、農業経営の発展に向けた取り組みとして、経営の多角化を挙げ、こうした経営の多角化を進める取り組みの中に、6 次産業化の推進が位置づけられるものと考えているところであります。本年度におきましては、持続可能な農業及び農村づくりに向けて推進しております 4 つの柱の中の信頼される産地づくりにおいて、農業者の方々が取り組む農産加工などにこだわり、商品やインターネット販売、産地情報の発信など、新しい分野への挑戦を支援することといたしております。また、本年 8 月から 11 月にかけて、6 次産業化促進支援事業として、農家レストランの開設や運営、農産加工の実践講座を開催し、季節労働者の通年就労先の確保について支援するなど、6 次産業化の推進に向けた取り組みを現在実施しているところであります。今後も関係機関団体と連携をしながら、6 次産業化に関する情報の共有を図るとともに、去る 9 月 3 日に北海道大学と締結した 11 項目の連携協定を活用しながら、その推進に努めてまいりたいとこのように考えているところでございます。
質問 10番 萩原弘之
それでは質問順にのっとって随時質問をさせていただきます。ただいまの御答弁の中で有料化という部分は当面考えておられないというようなお話をいただきました。私が 1 回目の質問をさせていただいたおりに、何点かの問題点を提起させていただいた事柄について、どのようにお考えなのかちょっとお聞かせをいただければというふうに思います。まず、1 番大切な部分というのが、ここ 1 シーズンないしは、私の自宅がそばにあるものですから、何度か足を運んで行ってみた経緯の中で、無人のごみステーションがあの施設内に 2 カ所ございます。日曜日の朝もしくは月曜日の朝いくとですね、大量のごみが分別をされずに、また、市の指定のごみ袋にも入らずにコンビニの袋に入れられた状態で放置をされているというのが、いまの現状でございます。このことについて改善をすべく策を何か持ちあわせているのであればお聞かせをいただきたいというふうに思いますが、いかがですか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。それぞれ農家の近くの方々が、太陽の里の近くで生活をしている状況の中で、萩原議員のようにそういう状況を把握しながら、生活をしていることに対しまして市の方にある程度のご提案をいただいたと、そのように強く感じているとこであります。御質問あった状況の中で、やはりキャンプ場にこられて、例えば、小中学生の場合は学校の教員が引率するだとか、あるいは青少年の活用については、活動員が引率してきているとか、そういう状況もございますから一概には言えませんけども、教育の一環としてやるという状況であれば、そういうごみの分別というものは、当然富良野市で長年にわたって太陽の里においても行われてるという状況でございますから、私どもといたしましては、ただいま御質問あった件については、十分配慮する中でこのようなことが起きないような状況づくり、しいては現在、管理をいただいている状況のところにもこういった問題を含めた中で、富良野市の環境に対する理解をさらに強めていかなければならないとこのように感じているとこでございます。
質問 10番 萩原弘之
教育的な観点からというようなお話もありましたので、私にとってみますとキャンプにこられる皆さんに、この富良野のごみの分別の有効性、それからエコある部分、このことを伝える仕事も教育的観点というような感じを私は持っております。できればキャンパーの方々にこの趣旨を十分理解していただくためには、ごみの分別方法にかかわる内容のパンフレットもしくはその説明を記していただける、現在設置をされておられますポスター自体が、A4 番のものですべてのごみを書き込まれているというのが現状です。このことでは、キャンパーに周知が十分徹底なされているとは私は思えません。でありますのでこの部分の先ほど御答弁いただいた有料化をするという部分のシステムづくりのために、かなりの投資をしなければならないというようなお話を市長もお話しされておりましたけども、私にしてみますと管理棟にいまお二方の作業員の方々が定時の中ですが常駐をしてございます。ただ、管理棟がパークゴルフ場の北側にある状況の中で、ゴミステーションの管理が全くできない状況下にありまして、何とか従来、太陽の里の第一キャンプ場の広場になる前の機械の格納庫になっているところがありますけども、そこを管理棟にしていただいた中で、せめてごみステーションの管理は、その付近でやっていただけるような方法がとれないのかなと。そのことによって、まるっきり定期の時間内での放置というものは相当量改善がなされるのではないかと思いますし、作業をされている方々にお話を聞きますと、お一方は土日になるとテント一つ一つを回っていただいて、ごみはこういうふうに分別をしてくださいというような説明をして歩いている作業員の方もおられます。大変なんだけど、そのあとの作業がもっと大変だから、僕はいまこういう仕事をさせてもらってるんだというお話を伺いました。管理だけでもかなり大変な作業をされている中で、私はそのごみの分別というところに、お互いのモラルとマナーがちゃんとしっかりと反映させてられるキャンプ場であることが 1 番望ましいことであろうと、いうふうに思います。そのことも含めてですね、何とかそのごみの対応という部分について、手を尽くしていただきたいというふうに考えますし、ことし春の 3 月の定例会の中でも、小さいごみ袋を用意されるというお話も伺いました。できればその小さい袋を利用され、中に分別のパンフレット等も入れていただき、せめて 7 月、8 月のこのキャンプ場の 1 番の繁忙期に至る部分の期間だけは、そういうような対応をしていただきたいというふうに考えますがいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再質問に再度お答えさせていただきたい。大変、いまお話をお聞きしてますと貴重な御意見だというふうに私自身も強く感じております。来年度から一応、指定管理者制度のあり方というものを考え直す状況づくりをいまいたしておりますので、その中で、ただいま御質問あったことも包含する中で、ごみの対応については十分配慮してまいりたいと、さらに、それぞれ宣伝する中で、十分にチラシを配ることも必要かもしれません。しかし、富良野の現況はもう 30 数年前から、そういう定着を図ってきた状況もございますから、私はできる限り説明をして理解を求めていく方が、理解がしていただけるような状況づくりもあるのかなと、そう考えますので、そういう配置をその期間だけでも徹底してやる方法を考えていきたいとこのようにいま考えてるとこでございます。
質問 10番 萩原弘之
ごみの問題については、いま市長からお答えをいただきましたので、来年度に向けてごみの分別含めて、本当にきれいでどなたが来てもいいキャンプ場であると、いうようなお答えをいただけるような施設づくりに心がけていただければなというふうに思います。次に農産物の 6 次化について質問をさせていただきます。せんだって 8 月 17 日、富良野広域圏通年雇用促進協議会の主催で 6 次産業化促進支援実践講習会というのを催されているかと思います。大変失礼な話なんですが、この講習会に参加をできない中で、内容がどのような形であったのか、もう一つはどれぐらいの参加者がおられたのか。その辺のところをちょっとお聞かせいただければと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再質問にお答えをさせていただきます。6 次産業化の関係で、1 点目は講習会にどれぐらいの出席があったのかということであります。現在申し込みの状況から見ますと、広域圏でこの雇用促進協議会が設置されてますから、富良野市、中富良野町、上富良野町、南富良野町、占冠村の 1 市 3 町 1 村の方々が 34 名出席されているというふうにお聞きしております。そのうち富良野からは、18 名の申し込みというふうに報告を受けているとこであります。そこで、その農産加工の実践講習というのは 10 回ぐらいそれぞれ予定をしておりますから、これはただいま御質問ありましたとおり、雇用の促進協議会と連携をするということは、この事業によって雇用を確保していくという、そういう連携をする中での講習会でございますから、当然、雇用確保という大きな大儀の中で、この講習会を実施していくという状況でございまして、現在聞くところでは、非常に好評を博しているというような状況になっているところでございます。
質問 10番 萩原弘之
富良野市で 18 名の方の御出席いただいてると、私も大変驚きをもっております。なかなか農産加工と言われる部分の作業自体が、農業者っていう部分のベースにあるものを踏まえた上で、さらにプラスアルファを求めていかなければならない作業に至ることですし、ましてや、農商工の連携を伴った中で考えをめぐらせていくことを考えますと、非常に至難の道であろうというふうに考えます。そこで、近年、この富良野の観光という部分を含めてこの 6 次産業で培われ、生み出されてきた商品をこれから先もいろんな形の中でアイデアを出し、またそのアイデアの結集が富良野のいわゆる特産物になり、また加工品の中でふらのワインのような知名度のある商品につくり上げられていくと、いうようなかかわりがこれから、さらに必要になってくるのではないかと思います。先ほど、北大とコラボレーションしながら、連携をとりながら、この 6 次化に向けていろんな思案をしていくようなお話を伺いましたけども、これから先、新しい商品に対するいわゆるプロジェクトというか、そういう新たな商品を生みあげるような組織団体を富良野の特産物を利用した形の中でのチームというか、そういうのをつくりあげてみてはどうかというふうに私は考えるんですけどもいかがなものでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
萩原議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。この 6 次産業化につきましては、一つは農業の所得をさらに向上させるという大きな目的もございますし、あるいはまた、農家個々が自分のつくったものを評価をしていただける、そういう状況づくりの大きな要因にもなっていると考えております。ただいま御質問あった件ですけども、私はいま 1 回目の御答弁の中で二つの企業がそれぞれ 6 次産業化の計画にのっとって認定をされたという御答弁をさせていただきました。私はそれぞれの産業の中でプロジェクトをつくってやるということよりも、みずからが立ち上げたものに、国はじめ行政が支援をしていくという形の方が、これはやはり努力をしたものについて認めていくと。こういうことがこれからやはり農業やっている、あるいは他の産業で 6 次産業化にかかわるものについても、そういう状況づくりの基礎にもなっていくだろうと、このようにも考えておりますし、さらに北海道大学との提携の中に 11 項目ございますけども、いろんな情報収集することによって、北海道大学の情報網と指導、協力とれるような体制が当然できますから、プロジェクトをつくってやるというよりも、そういう北大からの御支援を受けながらやるという方が、つながるような状況づくりもできるんではないかと。こんなふうにも考えておりまして、いま御提案ありましたプロジェクトの関係についても否定するわけでございませんけども、今後の検討の課題として受けとめてまいりたい、このように感じてございます。