富良野市議会 平成23年第4回定例会 2011年12月12日
(1)地域再生計画について/(2)防災対策について/(3)農業政策について
2011年12月12日、富良野市議会の一般質問で、岡本俊議員が「地域再生計画について」「防災対策について」「農業政策について」について質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。
- 質問者
- 岡本俊 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 岡本俊
-登壇-通告に従いまして質問してまいります。1 点目は、オーガニックアカデミー構想と今後の対応についてお伺いいたします。オーガニックアカデミー構想に関しましては、ことし第 1 回定例会、第 3 回定例会に、私が質問しており、地域再生計画、事業について多く語る必要はないと思いますが、市は平成 19 年 5 月に、地域再生計画を提出し認定を受け、ジャパンバイオファームと契約を結び、平成 24年 3 月までであります。継続ならば、今議会に議案として提案される契約行為でありますが、議案の中にはありません。第 3 回定例会の答弁において、本年度短期研修を 3 日間、延べ17名、地元青年を中心に土壌分析実習を9日間、延べ 27 名の参加で実施し、学校農園の作付、地域の振興、農業技術の発展に貢献しているとの認識を示し、北翔園農業生産法人が 1 軒より農地の賃貸、2 軒より作業受委託契約を結び、約 3 町 5 反の農地においてソバ、バレイショ、トマト、スイートコーンなど土壌分析、施肥設計による試験栽培による安全安心で高質、多収な栽培を行い、沿線飲食店、帯広市内飲食店の直売、ふらのワイン祭りでの販売計画、さらには、投資額においてはジャパンバイオファームから提出された平成 23 年度のオーガニックアカデミー事業計画書では、総事業費 140 万円、ジャパンバイオファームからの投資額として 90 万円の計画など、今年度運営状況を答弁しております。また、ジャパンバイオファームの総投資額については当初計画から大きな乖離があると認識を示しており、総合的な事業評価として、ジャパンバイオファームに対しこの 5 年間の分析、検証、評価を求めており、9 月中にはその報告がされ、その提出を受け、庁内関係部署からなる旧樹海東小学校跡地利活用推進本部会議で協議し、今後の地域活性化と振興につなげていくか、慎重に判断したいとの答弁でありました。今回、改めて次の点について質問してまいります。1 点目は、今年度におけるオーガニックアカデミーの運営状況について。2 点目は、オーガニックアカデミーの実質運営を行っていると言っても過言ではない、農業法人北翔園の運営状況について。さらに、今日までの 5 年間のオーガニックアカデミー構想の事業総括について。さらに、総括によるジャパンバイオファームとの契約更新の考え方についてお伺いします。また、現在、旧体育館には調理器具が置かれ、床をとっている状況でありますが、新たな契約を行う上で、現状復帰が必須条件と認識しております。前回の市長答弁において、市有財産賃貸契約の中の 10条に基づいて行うとしておりますが、改めてこの点についてお伺いいたします。現在、農業法人北翔園は、地域の農業者から農地の賃貸と受委託契約を行っており、今後の経緯について心配しておりますが、地域農業者の影響への認識と今後の方向性についてお伺いいたし、最後に、今後の樹海東小学校の跡地利活用についての基本的な考えについてお伺いいたします。次に、防災対策についてお伺いいたします。災害は、忘れたころにやってくる。そして、いつも顔が違うと言われ、私たちが長年築きあげた時間を瞬時に飲み込み、多くの悲しみをもたらします。3 月 11 日、東北地域を襲った大震災は、今までの経験則が通用しない巨大なものであり、津波による東京電力福島原発の根深さなど、9 カ月が過ぎたいまも、被災地復興、被災者の心の安らぎには、まだまだ多くの時間が必要であります。また、三重県に大きなつめ跡を残した台風 12 号は、富良野においても記録的な大雨となり、一部地域に避難勧告が出され、改めて自然の脅威を感じ、災害が他人ごとでなく、常にとなりあっていることを改めて思い知った出来事であります。富良野盆地は十勝岳があり、1926 年の噴火の泥流は、20 分で上富良野町の住宅に到達したと言われてます。火山予知連が今後 100 年ほどの間に噴火の可能性があると認定し、気象庁が 24 時間体制で警戒している全国 47の火山のうち、9 火山が道内にあり、比較的活発な火山活動が見られる十勝岳、雄阿寒岳、樽前山、有珠山、駒ケ岳があり、十勝岳は 2004 年を最後に噴火しておりませんが、2007 年頃から噴火口周囲が隆起し、2 年ほどの間に 10 センチほど隆起したということが観測でわかり、ことし 9 月にも数センチ隆起したことが確認されております。さらには、10 月旭川で開かれた日本火山学会で十勝岳に関する研究チームからの報告では、大きな被害を及ぼす泥流は、これまで雪解け水が主な原因とされていましたが、これに対し新説では、火山にたまっていた熱水が地表に噴出したことが主な原因であるとし、泥流の警戒が季節によらず、これまで以上に必要と報告されました。また、国土地理院では、新たな活断層の発見など、最新の調査による活断層の詳細な位置を公表しておりますが、富良野断層とその周辺で、富良野北部、富良野南部調査で得られたこととして、今月 11 月 1 日よりホームページ上で公表しております。今回の麓郷断層、奈江断層、北星山断層、御料断層、清水山断層、中富良野ナマコ山断層、下金山断層、その他活断層、推定断層が表示されております。奈江断層は、那英山の東から中富良野の奈江付近へ伸びた東側下がりの活断層であることが新たにわかり、北星山断層は、従来北星山より南は活断層として認定されておりましたが、今回の調査では、北方に延びていることがわかり、北星断層と命名し、中富良野ナマコ山断層は、富良野上五区付近から富良野市南陽の南西に伸びた東下がりの縦ずれ活断層で一部活撓曲を伴っていると公表されております。これら含めて、ハザードマップ作成など、地方公共団体が実施する防災・災害対策や地域の適正な開発・保全などの基礎資料として活用が期待されます。私は改めて、あらゆる情報を認識し、災害をできるだけ減らす新たな取り組みとして、「減災」の発想対策を行うべきだと思っております。その大きな柱は、命を守ることが一番であり、命があれば、新たなスタートができ、家族が無事であれば、支え合えることができると思っております。国は 2006 年から高齢者一人ずつに対し、近隣住民の人数を「支援者」として指定し、避難支援プラン個別計画を全国の自治体に要請しており、支援者は、高齢者などの身の回りの詳しい情報を事前に得ておき、災害時に駆けつけ避難を手伝うものでありますが、ことしの春の段階では、計画を完成させた自治体は 179 市町村のうち、13%に当たる 24 市町村にとどまっております。富良野市も、第 5 次富良野市総合計画で安心安全できる快適な環境づくりにおいて、実施計画事業には、防災緊急メール配信事業などが明示され、災害時要支援者の避難プランの策定と啓発普及全体計画を作成しておりますが、議会報告会など多くの地域からは災害時要援護者の情報提供の意見が出され、高齢者、被害者の避難に対する情報の共有化要望が数多く出されております。市はことし 1 月に、災害時要援護者の避難支援プラン全体計画を作成し、個別計画を示しておりますが、個別計画はどのような形態を想定しているのか。個別計画では要援護者の所在の把握に困難が予想されておりますが、要援護者の漏れなど、どのように防ぐつもりなのか、個別計画取り組み課題として、今後の取り組みについてお伺いいたします。さらに、自主防災組織は連合会、町内会単位で現在 17組織になっておりますが、避難支援には、自主防災組織が重要な基礎となると思いますので、今後の取り組みの方向性についてお伺いいたします。私は地域で助け合う重要性が、丁寧に住民に説明することが、計画づくり、自主防災組織を進める大きなかぎとなっております。次に、避難所の対策についてお伺いいたします。今回の東日本大震災において、避難所のあり方、運営など、長期間の避難生活においてさまざまな問題があり、その中には、男女のニーズの違い、授乳室、更衣室など、避難所の運営、管理など、さまざまな課題が出されました。市は、災害時要援護者の避難支援プランの中に、避難所設置における支援として、10 項目にわたり示しておりますが、長期の避難生活を想定すると、避難者による避難所の運営が必要となり、このような場合に役に立つ避難所運営の具体的なマニュアルの検討をすべきと思いますが市長の見解をお伺いいたします。3 点目に、農業政策についてお伺いいたします。農地・水・環境保全向上対策の取り組みについてでありますが、我が国の農地・農業用水等の資源の適切な保全管理が、高齢化や混住化等により困難になっていること。ゆとりや安らぎといった国民の価値感の変化への対応など、農業生産全体のあり方を、環境保全重視したもので展開していくことが求められていることから、地域ぐるみで効果の高い共同活動と、農業者ぐるみで先進的な営農活動を支援する農地水環境保全対策を、平成 19 年度から実施し、事業期間を 5 年といたしました。平成 23 年度から営農活動支援については、環境保全型農業直接支援対策として独立した対策のもとに、これまで共同活動の対象としてきた農地・農業用水等の資源の日常の保全管理活動に加え、活動組織が行う農地まわりの水路、農道の施設の長寿命化のための補修、更新など、活動に対し追加的支援をするよう見直しを行い、現在は農地・水・保全管理支払交付金と変更いたしました。富良野市では、共同活動の労務費が 3 万円以上の世帯から、年額 3,000 円を活動組織が集め、市に納入し、農業振興基金に積み立て、本対策後に農村地区の環境保全に資することとしております。平成 22 年度まで 531 万円の歳入実績があり、23 年度の事業はまだ確定しておりませんが、昨年の実績を加えるならば、800 万円を超す金額と思われます。国の平成 24 年度の概算要求で、農地・水・環境保全に関する予算請求が行われており、新年度も事業が行われる状況でありますが、今年度で、当初 5 年の事業が終わりますが、積立金の運用について、今後事業継続における負担金の基本的な考えについて、今後も負担金制度を継続する考えについてお伺いし、さらに今後も負担金制度を継続するならば、負担金の総額が 1,000 万以上となることは確実であり、農業振興基金から独立し、透明性を図るべきと考えますが、市長の考えをお伺いいたします。以上、1 回目の質問といたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-岡本議員の御質問にお答えをいたします。1 件目の地域再生計画についてのオーガニックアカデミー構想の総括と今後の対応についてでございますが、本年度におけるオーガニックアカデミーの運営状況につきましては、短期研修を 3 日間、述べ 17 名と、地域の青年部を中心に土壌分析実習を 9 日間、延べ 27 名の参加で実施をいたしました。また、8 月 30 日には、樹海小学校児童に対しまして、植物の生育過程や有機農法の有効性など、テーマといたしました学習会を実施するとともに、学校菜園の作付管理も行うなど、東山地域の振興、農業技術の発展に一定程度の貢献がされていると、このように思っているところであります。次に、農業生産法人合同会社北翔園の事業状況につきましては、9 月に代表者変更の手続が完了いたしました。ジャパンバイオファームが実施します試験栽培と農業者育成講習会場としての受け入れや、土壌分析、施肥設計などを行ってきたところでございます。なお、農業生産法人合同会社北翔園は、10 月 21 日付をもって農業生産法人合同会社バイオファームふらのに変更したと報告がございました。次に、今日までのオーガニックアカデミー構想の事業総括でございますが、平成 19 年度に国の地域再生計画の認定を受け、旧樹海東小学校校舎の民間利活用を図り、食農体験施設として開校いたし、都市からの交流の場とするということで、農業振興と地域経済の活性化を目指す中で、この事業を支援するため、いち早く地域のオーガニックアカデミー支援協議会を、地元の方たちが中心となり立ち上げ、また、行政も側面支援を行いながら、農業実践の拠点として、講習会や長期研修・短期研修及び地元農業者や小中学校での食育教育など有機栽培の基礎知識や土壌分析、施肥設計など、幅広い活動を展開をし、徐々にではありますが地域に溶け込み、推進の効果が上がっていると認識をいたしているところであります。本年度につきましては、地域再生計画の最終年度でもあり、約 5 年間にわたる株式会社、ジャパンバイオファームによる事業の進捗状況を検証・評価を行ってきたところでありますが、事業開始時における出資者であります代表格役員の突然の死亡や、他の役員の退任などにより、当初計画に対し事業が縮小され、予定されていた事業展開となっていない部分が多い状況から、新規雇用創出に至っていないことや当該施設における交流人口の拡大や整備体制が図られなかったと、このように思っているところであります。こうした状況を踏まえ、施設の賃貸借契約が平成 24年 3 月 31 日をもって満了を迎えることから、庁内関係部署からなる旧樹海東小学校跡地利活用推進本部会議を開催をいたし、あわせて今後の方向性を示すために、オーガニックアカデミー支援協議会及び東山地域連絡協議会など、慎重な協議を重ねてまいりましたが、平成 24 年度からの賃貸借契約の更新につきましては、総合的に判断して困難であると考えているところであります。次に、旧樹海東小学校の原形復帰につきましては、仮に平成 20 年 4 月からの賃貸借契約を行わなければ、契約書どおり原形復旧となるところでございます。次に、農業生産法人合同会社の地域農業者の影響と今後の方向性でありますが、勉強会や土壌分析実習を通じまして、新たな知識や経験をされた若手農業者の方、過去の試験栽培を振り返り、有機質の有効性を見直す方もいることから、農業生産法人としては、今後も引き続き、生産活動をしていくとお聞きをしているところでございます。次に今後の旧樹海東小学校跡地の利活用についてでありますが、平成 20 年 6 月に公立学校施設の財産処分手続きの弾力化によりまして、国庫補助事業完了後 10 年以上経過した建物等を無償により転用・貸与・譲渡・取り壊す場合、及び有償により貸与・譲渡する場合において、国庫納付金相当額以上を学校施設整備のための基金に積み立てた場合は、国庫納付金が免除されるよう要件が緩和されました。このため、今後の旧樹海東小学校の利活用は有償無償にこだわらず、貸付譲渡など、さまざまな利活用の方法について検討をしてまいりたいと考えているところでございます。次に、2 件目の防災対策についての 1 点目、避難支援プラン個別計画についてでございますが、災害時における要援護者の円滑な避難を目的に、本年 1 月に全体計画を策定したところであり、この全体計画を受け、地域において支援を要する方々、個々の避難手法を具体化するのが、個別プランでございます。個別プランとは、情報の入手や自力で避難が困難な方、いわゆる災害時要援護者の安全をいかに確保するか、特に災害初動時におけます情報伝達、避難誘導を個人個人の計画として明確にするものであり、基本的には、連合会、町内会などの地域における支援団体となる組織が策定するものでございます。市は、その支援及び情報提供を行うことが責務でございます。要援護者の避難所を円滑に行うには、まずどこにどのような方がいて、どのような援助を必要としているかを把握する必要がございます。これが災害時要援護者名簿ということになります。名簿に登載されると思われる方は、第一に要介護認定の居宅生活者、身体障がい者、独居高齢者、高齢のみの世帯等ですが、これらは基本的に情報として、市が把握をしております。加えて、昼間が高齢者だけになる世帯、体力に自信のない方、一時的に疾病を抱える方など、地域に居住している方々も名簿に登載する必要があると思いますが、その把握は、非常に困難であり、民生児童委員、町内会をはじめ、地域の協力により補完するべきものと考えているところであります。次に、地域に居住する援護を要する方の中には、地域からの支援を希望する方、希望しない方が想定され、プライバシーに十分配慮しなければなりませんが、地域が個別プランとして援護の方法等を検討する対象は、希望する方となります。今後の地域における個別プラン作成にあたりましては、市が把握しているデータ、民生委員が進めている助け合いマップ等も参考としてもらい、地域の居住する援護を要する方の把握と対応の検討をいただくことを考えているところでございます。次に、自主防災組織の結成の取り組み状況と今後の方向性についてでありますが、本年 9 月に、自主防災活動の活性化の取り組みへの支援を希望する団体を取りまとめたところ、現在、自主防災組織の設立に向け、4 団体と協議を進めており、今後におきましても、支援に努めてまいります。次に、2 点目の避難所対策についてでありますが、富良野市地域防災計画におきましては、本部事務分掌において、避難所開設は教育対策部避難所班、給食寝具の調達は、保健福祉対策部救護班など、避難所における各対策部の果たすべき役割を明記をしておるところでございます。また、災害時要援護者支援プラン全体計画におきましては、避難所での要援護者への支援等について定めたところでございます。防災計画及び避難支援プランにより避難所の開設・運営に関して、本部及び市民の役割を簡潔に明示しておりますが、実際の避難所運営をだれが担うかは示しておりません。本年 9 月の大雨災害におきまして、開設した避難所の運営については、行政だけで行いましたが、災害が大規模であるほど避難所生活が長期になればなるほど、行政のみで運営することは極めて困難と考えているところであります。過去の災害、今回の東日本大震災を報道等で見ると、避難者みずからがリーダーとなって運営に当たっている姿があり、避難所の運営は、行政のみでは成り立たないのは明らかでございます。避難所運営に関するマニュアルにつきましては、他自治体の例や本年 9 月大雨災害における本市の経験、国や東日本大震災における助成や子育てのニーズを踏まえた避難所運営に関し、紹介した事例や通知等をもとに、避難住民の自主的かつ公平な運営の確保に努めてまいりたいと、このように考えているところであります。また、マニュアルについては、避難住民の避難所運営における役割を明らかにしつつ、自主運営組織のあり方、福祉避難室の設置等の要援護者への配慮や避難所生活におけるプライバシーや、安全性の確保等に配慮して策定したいと考えております。また、そうした意識を市民に持っていただく、啓発活動を進めてまいりたいと存じます。次に 3 件目の農業政策について、農地・水・環境保全向上対策への取り組みについてでありますが、農地・水・環境保全向上対策につきましては、農地や農業用水などの資源が過疎化や農業者の高齢化により、適切な管理が困難になっていることから、地域の農業者だけでなく、多様な構成員の参画を得まして、地域協働による適切な維持管理及び農村環境の保全向上活動に対して助成される事業であり、本市におきましては、平成 20 年度から 6地区、保全会の共同活動に対し助成を行っているところであります。受益者負担の基金への積み立てにつきましては、国の事業終了後も継続して、農村地区の環境保全対策が必要であることから、本事業の取り組み当初より、共同活動の労務費が、3 万円以上の世帯から 3,000 円を保全会が集めて、農業推進事業基金に、農村環境保全積立金として積み立てを行っているところであります。今後につきましては、現段階では、農林水産省の平成24 年度の概算要求の中で、共同活動への支援につきましては、平成 28 年度まで 5 年間を事業期間として継続の方向であると、お聞きをしておりますので、平成 24 年度以降の共同活用につきましても、農村環境保全積立金を、農業推進事業基金に積み立て、国の対策終了後の環境保全に活用する方向で保全会と協議を進めてまいりたいと、このように考えているところであります。以上です。
質問 8番 岡本俊
1 点目の地域再生計画のオーガニックアカデミー構想の総括についてお伺いしてまいりたいと思います。全体的な総括というふうにも含めてでありますが、1点目にジャパンバイオファームの関係で、農業法人の北翔園が自主的に施設を管理してると、そういう状況だというふうに思っております。今回、名称が変更したということでありますが、この地域でいま現在、契約が行われている賃貸や委託事業がですね、この名称変更によって、その責任所在も含めてですね、契約前と変わらないのかどうかをですね、この辺について確認していきたいというふうに思いますが。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再質問にお答えを申し上げたいと存じます。北翔園の関係のそれぞれ運営形態の中で、変更あった場合に、その変更はどうなるのかと、こういう御質問だったというように思いますけども、もちろん契約行為の中で、そういう状況が報告されるということであれば、その報告を受けて、当然、変更をする必要性があるだろうと、このように考えているとこであります。
質問 8番 岡本俊
名称変更によってですね、いま現在、契約状態の契約行為だとか、そういうのが今後ともこの名称変更したとしても、継続されるというふうに認識してよろしいんでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
当然そういう認識でよろしいかと、このように思います。
質問 8番 岡本俊
前後してありますが、名称が変更して、そして契約・・・今後のですね、市長は今回の総括の中では、新年度に向けての契約は、行わないというふうに述べております。その後ですね、農業法人というのは、いまの樹海東小学校の利活用から離れる、でもしかし、この農業法人は、今後とも、東山地域において活動し続けるという認識でよろしいんでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再々質問にお答え申し上げたいと思いますけども、市と契約しているのは、北翔園でなく、株式会社ジャパンバイオファームでございますので、ただいま私がお答えしているのは、北翔園が名称を変えた場合についても事業継続については問題ないということでございますから、この株式会社ジャパンバイオとの契約行為については、やめるかやめないかの判断については、当然、やめるという状況を判断した場合、市は賃貸借契約を打ち切ると、こういうことになろうかと思います。
質問 8番 岡本俊
再度確認したいんですが、やはり貸してる人、受委託してる人はですね、市長はそう言いますけど、やはり当事者である農家の皆さんは、名称が変更し、そして今後その契約が行われない。しかし、このオーガニックアカデミー構想のですね、実質的な事業というのか、それは北翔園が大きな役割を果たしているわけであります。ですから市長は、簡単にそうは言いますけど、住民の皆さん、農業者にとってみれば、私の目から見てもですね、やはりその辺は表裏一体のものというように感じておりますので、改めて、今後のですねこの農業法人は違うというふうなことは言いますが、でも当事者である農業者の皆さんにとってみれば、やはり来年の契約行為も含めて心配だというふうに思いますが、その辺についての市長の見解をお伺いいたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再々質問にお答え申し上げたいと思います。いま、岡本議員からお話あった件でございますけども、当然、先ほどの答弁の中に、それぞれ関係する協議会の皆さん方、あるいはまた東山連絡協議会とお話を進めさしていただいております。そういう中で、岡本議員の御心配していた、地域において大変、取り組み、課題的なものについて不安がっていると、こういうお話があったわけでございますけども、私の方では、そういうとらえ方をしておりません。こういう研修行為を行ってきた中でですね、それぞれ得るものがたくさんございました。そういう状況の中で、この東山の農村青年の一部におきましては、先ほど御答弁さしていた中でもですね、これからはやはり、有機に対する理解度、あるいは、土壌分析による収穫の向上、あるいは施肥に対する理解度の向上、こういったことがこの三年、四年の間に、この地域においてかなり理解を進めて、みずからそういう方向づけを地域の方々がやっていくと、こういう意思表示がされた状況でございまして、この北翔園が中心となってやらなければならないと。こういう理由には、私はならないと、このように判断をいたしてるとこであります。
質問 8番 岡本俊
オーガニックアカデミーのですね、実質の運営というのですか、オーガニックアカデミーには、私の目からみて専門のスタッフがいなくてですね、むしろオーガニックアカデミープラス北翔園が、オーガニックアカデミーをサポートして、オーガニックアカデミーは実質、職員は、私はいないというふうに認識をしておりますが、そういう中での北翔園の名称変更そして今後の方向性というのはですね、やはり地域に対する影響というのは大きいというふうに認識しております。ですから市長がいうように、オーガニックアカデミーは、いろいろやってます。でもしかし実際にこのオーガニックアカデミーを運営して、土壌検査だとか、そういうことをやってるのは、オーガニックアカデミーではなくて北翔園というふうに認識しておりますが、その部分では、組織とは表裏一体であって、今回の契約行為の中において、しませんということでありますので、今後のこのいままで成り立っていた、いま市長の言われた成果というのは、そういうことも含めて、この農業法人のあり方というのが問われるというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の御質問にお答えをさしていただきますけども、少し焦点がずれてまいりましたので、改めてお答えをさしていただきたいと思います。株式会社ジャパンバイオに職員はいないのではないかと、こういうことですけど、現実にアサノという職員があそこに配置をされているとこであります。その点ひとつ御検証をお願い申し上げたいと思います。そこで、株式会社ジャパンバイオファームと北翔園の関係は一体であると、こういう状況でございますけど、この農地を活用するということは、ジャパンバイオファームだけでは、取得もできないという現況が当時ございました。そのために、北翔園という生産法人をつくって、そしてそこで、ただいまやっております土壌分析をはじめ、ミニトマトから、そういう作物の契約行為をしながら、一部借りて、現実にやってるというのが実態であります。ですから、オーガニックアカデミーが、いまお話、御質問あったですね、表裏一体だということでなく、当然、協議会というものをつくって、そこの運営がオーガニックアカデミー株式会社の基礎母体であります。北翔園は生産法人として、そしてその地域の現状を十分踏まえた中で広めていく、あるいはまた、土壌の関係を含めた、農作物の今後の対応を含めた、そういう地域のあり方である。もう一つは、問い詰めていくことになれば、ジャパンバイオファームでやっているのは、研修的なものと、先ほど答弁さしていただきました事業展開におきましては、役員の方が亡くなったということと、退任をされた方がいるということで、ジャパンバイオファームの会社そのものの中での、そういう状況が現実にあったということを受けとめなければならないと、こういう状況を踏まえて、お話をさしていただいてるとこでございますし、また、いま岡本議員のお話からいきますと、やめるということを市は決めたのかというようなお話ですけど、御答弁の中では、困難であるということを申し上げておりますので、いま時点では 12 月でございますので、3 月の時点で、これらの問題については、きちっと整理をするということで、いま考えているとこでございますし、それぞれ地域の協議会、あるいは東山地域連絡協議会ともそれぞれお話を継続しながら、それぞれの立場の状況を十分踏まえた中での対応を今後、最終的に出していかなければないと、このように考えているところでございます。
質問 8番 岡本俊
今回の総括の中で、いま市長も答弁にありましたが、代表格の役員の突然の死や他の役員の退任ということで、当初の計画より縮小せざるを得ないと、そういう認識でありますが、私の知る限りでは、代表格の役員の突然の死というのはですね、昨年の 4 月というふうに記憶しております。ですから、5 年の間のですね、やはりスタートラインからしっかりとスタートしてなかったと。でもそういう中において、総括の一つ、5 年間を振り返ってみると役員の死が大きな要因ということで挙げられているというのは、私はいささか違うのでないかというふうに感じますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再質問にお答え申し上げたいと存じますけども、役員の方がなくなったんですけども、云々というお話だったわけでございますけども、当然、5 年の中でこの事業が遂行できないということで、この間、3 回の御質問あった中でもお答えをさしていただいておりますけども、変更届けを出して、実際にやってるわけですね。その都度やはり、国との状況の中で、事業の中でできるできないという状況が、認定されたときにございましたので、その事業変更を届けながら、現実にきてるということでございますので、その点ひとつ、再度御理解を賜りたいと、このように思うところでございます。
質問 8番 岡本俊
当初ですね、5 年前です。臨時会でこのオーガニックアカデミー構想が提案され、その中で多くの議論があって、当初説明では、総額 1 億6,000 万近くで、その事業内容は、最初は研修施設で、最後は観光農園、そういうことで地域の皆さんと、そして新しい居住者含めて、移住定住、すごい大きな事業であったわけです。でも、議会でずっと議論されてきましたが、ある部分では一つの結果としてですね、やはり行政とこのジャパンバイオファームとの関係、そして協議のあり方、やはり市として施設を持っている以上、事業遂行に向けてしっかり遂行してもらうと。いま言われたように事業が変更されて縮小する、それは国と手続をしてますよと言われますが、しかし本来、我々のこの議場で説明した中と現況では大きな乖離があると。その辺に関して、市長どのような見解を持っているのかお伺いいたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再々質問にお答えをさしていただきたいと存じます。いま岡本議員の中でいろいろ、るるお話があったわけでございますけども、これらについては、一つは、樹海東小学校の跡地活用ということでスタートしたわけであり、公募の中から、オーガニックアカデミーが、市として決定をされたという中で、決定した時点におきましては、ただいま 1 億 6,000 万の計画的なものがございましたけども、それぞれ会社のほうにつきましても、そういうやり方の中で、甘い点が相当あったのかなと、こういう感じもいたします。しかし行政といたしまして、これらの問題について、市費を投資をしたという現況は一切ないわけであり、あくまでも民間の力でやっていただくというのが、市の大きなねらいだったわけでございますから、私はそういう民間活用の中で、東山地域の先ほどから意見交換、あるいは御答弁さしている中でですね、地域のやはり経済をつなげるような状況を作りたいというのが、これは共通の願いであったわけでございますから、私はその趣旨に沿って実施をしてきたという状況でございます。しかし、現実的に事業展開が、先ほどの御答弁さしていただいた中でですね、特に畜産関係の代表であった方が、急逝されたということですから、大きくこれらについては事業転換をしなければないというのが現実の状況でございまして、この点については、岡本議員も御理解をされてるんじゃないかと、このように感じているところであります。そういう状況を総合的に判断してですね、行政としては、市費を投じて、あるいは市民の皆さん方に御迷惑をかけたと、こういう状況が発生している状況では、現在ではないわけでございますから、私はそういう意味でいきますと、東山地域の今後の状況づくりの中でですね、昨年、一昨年、観光振興計画を東山の地域連絡協議会を含めた中で作成をいたしました。もちろん、これらと協働しながら、この地域の発展をさせるためには、こういう活用という中でですね、先ほど御答弁さしていただいた中で、若い農業の青年が、そういう芽が、地元で自分は農業にこれから生涯かけていくという青年が、多数この地域に生まれてきたということは、この研修をやることによって大きく前進したと、私はこれは、大変大きなこの地域に与える影響であろうと、このように感じておりますので、事業面では、残念ながら岡本議員の御指摘ございましたけども、それについては、現在の状況から見て非常に遺憾であると、そのように感じているところでございます。
質問 8番 岡本俊
スタートするときは、2 つの公募があったというふうに認識しております。その結果、ジャパンバイオファームに決定したわけでありますが、そういう中でいま市長はですね、市費を投じてないから、実害がないんだ、というような御発言がございましたが、私は、そういうことではないというふうに思うんですね。地域の活性化含めて、5 年間でやるというその目的に関してですね、行政として積極的に投資を促すとか、そういう責任を果たしてくる必要性があったんではないかというふうに思ってます。当然、社長とそういう協議をしてるというふうに思いますが、しかし、そういう部分では、まだまだ足りなかったんでないかというふうに思いますし、同時に、最初はですね、短期研修とかいろんな研修を含めて、全国のインターネット上で募集してるわけですね。そういう部分でいくと、結果をやはり地域というような限定の仕方というのは、僕は間違いだというふうに思うんですよね。事業全体は、富良野農業のですね、有機栽培での農業の発信をする場というような形で、当初説明されたと思っております。ですから、結果としてその点で東山の農家の皆さんが、若い人たちが参加したと。しかし全体で言えば、全国に情報発信してやってると、そういう部分では、富良野市がこのジャパンバイオファームに決定したという部分では、そういう点も総括の中に入れないといけないんでないかというふうに私は思っています。ですから、市費を投じて、実害もないから問題ないという考え方は、私は間違ってると思いますがいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再々質問にお答えをさしていただきますけども、いま市費を投じないから問題ないのではないかというお話の中でですね、私は、事業投資を市が行うということは、それだけの責任を負わなければならない。これは当然そういう状況で、ただ、いま投資を促すような状況をつくるべきでなかったかという御質問ですけども、事業やる上で、もうからない事業をですね、投資してやるということにはならないんですね、どこの企業についてもですね。ですから私は、この企業、会社につきましてはそういう役員の死亡だとか、あるいは専門的な人が欠落をしていたということは否めない事実であります。ですから、この事業に対して 5 年間ですね、全く富良野市に悪影響を与えたと、こういう状況であれば、いま御指摘の話については、大変、岡本議員の御指摘に当たるわけでございますけど、一方この研修的なものについては大変地域においても好評を得ているというこの事実が現実にあるわけですね。もう一つは、全国に発信するということは、これはあくまでも強制的にやるという事業ではないわけですから、希望する方がみずから進んでこの研修に参加するというのが、この研修の中身であります。ですから強制的に人を集めてきて、そこでやるというものでないですから、理解度を深めていくこともあわせてやっていただかねばならない、私は事業ではなかったかと、このように理解をいたしております。それから、投資に対して市は実損なかったわけでございますけども、私はそういう意味で、議会のほうにもそういう投資が、大きく影響を与えて、市民に御迷惑をおかけしたと、こういう実態があるという事実があるならば、御指摘のとおりであろうかと思いますけども、私は現在のところですね、農業に行うそれぞれ農業政策の中でですね、いろんな形で有機農法を取り入れてるとこもたくさんあるでしょうし、あるいはそれ以外でもいろんな方法で、農業施策というのを行ってるわけでございますから、行政として、有機農業を完全に前進をさせるという状況にはまだ至ってない状況でございますので、それぞれ選択する中で、それぞれ選んでいただいた状況づくりの中で、農業振興というのを図っていかなければならない。そういう基本的な考え方を持ってやることが大事ではないかと、このように考えてございます。
質問 8番 岡本俊
いましっかりとですね総括しておかないと、賃貸契約の更新については総合的に判断して困難であるというふうに答弁しておりますが、しかし、この 5 年間をですねしっかり踏まえて進まないとですね、次の新たなスタートには立たないと私も思っています。やはり、スタートしたときの行政効果とか、地域に及ぼす影響とか、そういうことをですね、全体的にトータルしてこの会社に決定したはずなんです。そういう点でいくと、地域振興、そして定住促進、雇用拡大とか、いろんな形の行政として、契約を行う必要性をここで、提案説明中で言ってるわけです。そういう点でいくとですね、いまの総括の仕方というのは、視点が違うと私は思っております。ですから、新たにスタートする場合にはですね、そういう点をしっかり踏まえて、今後の将来につなげるということが総括であります。それをですね、やはり実害がないからという形ではなくて、当初説明した地域振興とか、そういう行政目的に照らし合わせてどうだったのか、という視点も必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡本議員の再々質問にお答えをさしていただきたいと思いますけど、この株式会社ジャパンバイオファームですね、これはですね、いま御指摘ございました、当初は、そういう構想で、申し込みをしてきたわけであります。東山にとっても、地域全体においても、大変貴重な状況づくりになろうかと、そういう判断を当然して、そういう契約をさしていただいた。しかし、現実的に何が起こるかわからない、あるいは先ほどから御質問ある地震もそうであります。いつ起きるかわかりません。あるいはまた事業展開においてもですね、それぞれ投資する会社が、そういう役員であり、あるいは投資する方が不参加だとか、あるいは退任された、死亡したと、こういう現実があったわけであります。そういう状況から踏まえますと、当初の目的を達成するために、ここだけに限定をして、東山地域の振興・発展につながるかということだけでは、私はならないということで、一昨年、東山地域の観光振興計画をつくって、総体的な地域の底上げをやらなければ、この地域においてはなかなか難しい問題であろうと、こういうことをあわせ持ちながら、検討をしてきたところであります。ただいまの総括的な問題でございますけども、私はいまの時点で、それぞれ先ほど御答弁さしていただきましたとおり、協議会の方々、あるいは東山の地域の連絡協議会の方々、これら含めて、いま岡本議員がお話ありましたとおり、地域でその人たちがどう今後のことを考えあわせるということもお聞きをしながら、最終的な判断をしなければならないと、このように考えているとこであります。また、それぞれ賃貸借の問題について随分、御質問があったわけでございますけども、私は、地域再生計画の中でですね、国によってこの教育施設が、今後 10 年間、もう経過したという状況もございますので、補助金等についても、返還をしなくてもいいような状況づくりが生まれてきましたので、新たにこれらの問題については、今後、この地域で十分この施設の活用を含めた中でですね、再度、新たな企業誘致的なものも含めた中で検討していく必要があろうと、このように考えているとこであります。