富良野市議会 平成23年第3回定例会 2011年9月14日
(1)中心市街地の活性化について/(2)社会教育について
2011年9月14日、富良野市議会の一般質問で、本間敏行議員が「中心市街地の活性化について」「社会教育について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 宇佐見正光が答弁しました。
- 質問者
- 本間敏行 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 宇佐見正光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 本間敏行
-登壇-さきの通告に従い、経済行政及び教育行政について、市長並びに教育長に順次一般質問さしていただきます。最初に中心市街地活性化についての本通り商店街の振興対策についてであります。富良野市中心市街地活性化基本計画に基づき、機能集約型の市民にとって暮らしやすいまちを目指し、まちなか居住の推進や観光客のまちなか誘導を基本として、77ヘクタールのうち 4.2 ヘクタールの駅前再開発事業を進め、土地区画整理事業とまちなか居住を推進するとともに、健康増進施設である中心街活性化センターふらっとには、連日多くの市民が利用しており、活気にあふれています。さらに、にぎわいの創出による商業活性化に向けて、昨年 4 月には、市有地の有償貸付による富良野市の支援のもと、民間活力によるフラノ・マルシェガオープンし、市民はもちろん、道内外から多くの観光客とリピーターがまちなかを歩き、にぎわいを見せております。今後も、東 4 条の再開発事業が進められれば、商業振興にも結びつき、東 5 条通及び新相生通や駅前通りへと回遊できるルートが確立できるものと期待しているところです。ただ、残念なのは私が長年勤めていました会社のそばの本通り商店街です。これまで市役所通りとして、栄えてきた商店街ですが、現在は空き店舗の増加や後継者の問題など、厳しい経営状況から閉店せざるを得ない状況になっており、さらに北洋銀行も移転するなど、中心街の顔である商店街もより一層厳しさを増している状態であります。私は、本通り商店街の活性化は、急務であると考えております。そこで 2 点について質問させていただきます。1 点目は、本通り商店街の現状認識についてどうとらえているのか。あわせて、本通り商店街の振興について。どのように考えているのか、お聞きしたい。2 点目は、中心市街地活性化基本計画には、サンライズパーク構想として、旧くにい商店跡地周辺整備の実施計画事業は記載されていますが、本通り商店街の振興対策とのかかわりについて、現在どのような構想を考えているのかお聞きしたいと思います。次に、教育長に教育行政について学校支援地域本部事業についての学校支援ボランティアの状況について質問させていただきます。近年、青少年をめぐるさまざまな問題が発生し、地域の教育力の低下が指摘されております。特に、学校において先生と子供たちが向かい合う時間を拡充するためには、多忙な先生の支援のために富良野市においても文部科学省の支援を受けて、平成 20 年度より地域全体で学校を支援する学校支援ボランティア事業が推進され、多くの市民の方たちや地域の連携、そして支援する方たちの知恵、知識やこれまでの豊富な経験など、子供たちに伝えたり、指導するなどその支援の場が年々増加していると聞いており、子供たちの将来を見据えたとき、大変有効な事業であると考えます。私も柔道少年団を指導している立場から、子供たちの成長も年々高まりを見せており、この事業に対して期待しているところです。そこで、2 点について質問いたします。1 点目は、学校支援ボランティアの登録数と活動内容についてお聞きいたします。2 点目は平成 22 年度第 4 回定例市議会において、岡野議員の質問に対して、教育長は学社融合事業との一本化を進めたいと答弁しておりますが、そのあとどのような方向になったのかお聞きしたいと思います。以上、1 回目の質問とさせていただきます。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-本間議員の御質問にお答え申し上げます。1 件目の中心市街地の活性化についての本通りの商店街振興対策についてでありますが、市内の商店数の推移といたしましては、平成 9 年を 100 とした場合、平成 19年度で 73%、また商品販売額につきましては、74%となっております。今後もさらに厳しい状況にあることが予想されます。本通り商店街の現状といたしましては、金融機関など多くの店舗の撤退により、現在の事業所数は 29 店舗という状況にございます。このような中にあって、本通りと新相生通りが交差する場所にある三番館は、核となる店舗であり、その存続を考えることも本通り商店街にとって重要であると認識をいたしているとこであります。また、今年 2 月から 3 月にかけて、商工会議所が実施した個人商店へのアンケート調査によりますと、ここ 3年間の売上高が減っている、大きく減っていると回答した商店は 6 割以上となっており、今後の事業承継の可能性については、事業承継を考えていないが 31.7%、事業承継したいが後継者がいないが 10.6%、わからないが30.1%となっており、商店街の存続に向けた取り組みは、大きな課題と認識をいたしているところであります。このような中、市と商工会議所の情報交換を定期的に行い、商工業の振興に向けた戦略的な事業、企画を実施する目的で、富良野市商工業戦略会議を立ち上げ、情報交換を行っているところでございます。今後富良野市商工業戦略会議の構成団体であります富良野商工会議所、山部商工会と連携をしながら、戦略的な地域の商工業振興策の検討やその体制づくり、既存の中小企業振興条例の見直しによる活用しやすい支援メニュー、補助制度、融資制度の検討などについて、官民一体となってつくり上げていきたいと考えており、これらの施策の活用により、個人商店、商店街の活性化につなげていきたいと考えているところでございます。次に、中心市街地活性化基本計画と本通り商店街の振興対策とのかかわりについてでありますが、本通り商店街に限らず、活性化基本計画では、計画区域 77 ヘクタールにある本通商店街を含む 5 つの商店会と 2 つの振興組合、すべてを含んでの計画であり、活性化計画基本計画の一つであります滞留拠点整備による地域経済の範囲の拡大とは、商店街を行き交う人々がふえ、日常的に中心街を通して、集い、交流し、回遊することにより、まちなかににぎわいを取り戻すことを目指しております。まちの活性化は、経済の活性化と不可分であり、地元資源を生かしまちなかに観光客が大勢立ち寄る魅力ある滞留拠点と経済のパイの拡大、外貨の獲得を図るためには、各商店街の協力は必要不可欠であります。各商店街活性化対策としては、本年度から、商工会議所が実施する中小企業庁補助事業の平成 23 年度地域力活用新事業無限大全国展開プロジェクトで、長年、市民の日用品の調達先として親しまれてきた商店街を地域資源ととらえ、一店一品運動の展開による商店街並びに地域経済活性化を目指し、商店街及び個店の魅力アップを図ることとなっております。同じく商工会議所が実施する経済産業省の補助事業であります戦略的中心市街地商業等活性化支援事業では、市内にある既存のポイントカードを統一化し、来街者の買い物利便性向上を図る事業として予定をしているところであります。中心市街地活性化基本計画では、このようなさまざまな活性化事業を計画区域内で進めてまいりますが、魅力ある滞留拠点を整備することは、フラノ・マルシェから交通結束点であります富良野駅前まで点と線で結ぶことにより、中心市街地への誘導、回遊を促進させ、また現在検討中でありますが、フラノ・マルシェと駅前との間に東 4 条街区市街地再開発事業、サンライズ・パーク構想による新たな滞留拠点の創出を目指しており、市街地への観光客の誘導、高齢者及び若者にも、また移住者にとっても便利で安全安心な暮らしが可能となる中心街の環境整備を進めることが周辺商店街の活性化と地域全体の活力向上につながることに期待をしているところでございます。以上であります。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
-登壇-本間議員の 2 件目、社会教育についての学校支援地域本部事業、学校支援ボランティアの活動状況についてお答えをいたします。学校支援地域本部事業は、地域全体で学校を支援し、地域ぐるみで子どもたちの教育を推進する取り組みとして、平成 20 年度から実施しているところでございます。この学校支援ボランティアの登録状況につきましては、昨年度は 263 名の登録がございましたが、本年度は 8 月末現在で男性 83 名、女性 174 名の合計 257 名が登録されております。分野別の登録状況でございますが、授業での補助の登録が 1 番多く 116 名、登下校時の安全見守り活動が 106名、本の読み聞かせが 75 名と続き、その他として、学校施設の環境整備、学校農園指導など、数多くの分野にわたり登録されております。学校支援ボランティアの活動事例といたしましては、学校の要請に応じて体育授業については、ダンス、水泳、スキー指導補助やマラソン大会運営支援、生活学科や総合的な学習の授業における補助、朝読書やブックフェスティバルにおける本の読み聞かせなど、これまで培ってきた知識や経験を生かしながら、学校の応援団として活動を行っていただいております。次に、学校支援地域本部事業と学社融合事業との一本化についてでございますが、平成 22 年第 4 回定例会におきまして、岡野議員からの御質問にお答えいたしましたように、これまでも既に平成 11 年度より学社融合推進事業を展開し、地域に根差した教育の取り組みを行っております。また平成 20 年度からは学校支援地域本部事業を推進し、地域全体で未来を担う子供たちをはぐくむ機運が高まってきているところでございます。このような中、本年度学校支援地域本部事業に係る国の補助内容が 100%補助による委託事業から 3 分の 1 の補助事業へと改正されましたので、学社融合推進事業と学校支援地域本部事業を統合し、学者融合推進事業に学校支援ボランティア活動を組み入れて一本化し、事業展開を図っているところでございます。今後もボランティアの発掘・充実を行いながら、学校・家庭・地域が一体となったよりよい教育環境づくりを目指してまいります。以上です。
質問 3番 本間敏行
市長の答弁に富良野市商工業戦略会議とこういうお話で先ほど説明いただきましたが、本通り商店街の振興対策について、商店街振興の組織強化を考えて、具体的に経営指導体制強化に向けての人的支援を考えているのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
本間議員の再質問にお答えをさしていただきます。人的支援というお話でございました。現在、中心市街地活性化の中で基本計画が策定され、構想が提出され、基本計画が市でつくりました。その中で先ほど御答弁さしていただいた中でですね、いまこれから継続しておりますマルシェ構想、あるいはこれからさらに加えてくにいさんの跡地の活用の問題だとか、こういうことが基本計画に至ったわけであります。その中で、今後、逐次、整備計画をつくって、基本計画できた後に整備計画をつくるとこういうことであります。ですから、その整備計画の中にですね、ただいま御答弁申し上げました商業商圏調査を今年、市の補助事業として実施をさしていただいたわけであります。この御答弁さしていただいた中でこの商店街、本通りだけという限定じゃなく総体的なこの商店街の方へは、今後において 30%、あわせて 60%以上が商店を継続するという状況には至らない状況になったと、こういう状況でございます。そうしますと今後の方向として、この市街地の商店街の状況をどう構築していくかという形の中で、戦略会議というのが、これをきちっと明確にして、そういう調査の結果をもとにして、どういう方法でこの活性化を図っていくんだと、こういうことが一つの基本なるわけでございまして、その中心市街地の活性化の戦略会議において、人的支援が必要なのか、会議においてですね、あるいは商工会議所としてそういう状況の中で必要なのかどうか。これからやはり、行政として検討していかなければならない。御質問の商店街に人的支援をするようなお話しの御質問だと記憶してますけども、商店街自体については、ただいま申し上げました商工会議所が一つの商店街のまとまった大きな団体でございますから、そういう形の中でこれから支援的なものも考えていく必要性があるのかなと、こんなふうに考えてるとこでございます。
質問 3番 本間敏行
ありがとうございました。商店街ばかりでなくて私の考えといたしましては、本通りのこれからの振興ということで考えておりますので、いまの市長の御答弁で御理解しております。了解いたしました。もう一つ質問したいんですが、学校支援のボランティアの活動の内容で、教育長になんですが、よろしいですか。学校支援ボランティアの活動の内容の中で、効果が上がっている実践事例があれば、お聞かせしていただきたいと思いますけど何かありませんか。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
本間議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思いますけども、いま学校支援のボランティア活動の効果が上がっているというお話し、実践事例でございます。この事業につきましては、平成 20 年度からスタートをさしていただきまして、すべては子どもたちのためにを基軸にしてですね、学校の応援団として、そしてすべての子どもたちに生きる力を育む、このことを基本にして、この事業を推進をさしていただております。そんな中で市民の皆さんたちが、みずからの培ってきた知識とか、あるいは経験とか、これをしたいと活かしていただいて、そしていま活動を展開していただいてます。そんな中でいま、実践事例ということでございますから、先ほどの御答弁中にちょっと触れておりますけども、いま特に 75 名登録をしていただいています読み聞かせの会についてお話を少しさせていただきたいと、こんなふうに思います。市内の小中学校すべてにおいて、読書活動、朝読書を進めております。その中で小学校において、毎週のように低学年、高学年に分かれてですね、本の読み聞かせ、つまり本の楽しさとかすばらしさとかそういうのをボランティアのお母さん方が行ってですね、そしてその活動をいま進めていただいてます。またもう一方ではですね、学校と市立図書館とまた連携を図って、そして道立図書館の本を借り入れして、そしてブックフェスティバルいうのも開催をさしていただいてます。これにはいま私どもで配置してます電子黒板を活用していただきながら、その取り組みをしていただいてます。そんな中で、この 4 年を振り返ってみた中ですごく効果が出ているのは、子どもたちにとっても、集中する集中力が高まってきているということもありますし、またもう一つは読書に対する関心、これも高まってきてます。それからもう一つ、何といってもボランティアの方々が、学校へ行ってますので、あいさつをしたり、言葉遣いあるいは感謝するということをですね、自然の中に出てきてる、こんなふうに感じています。それからボランティアの方々も、自分たちのいままでの経験したものをそこで実践するという場となってますので、すごく生き生きとしてですね、子どもたちに対し接していただいてますし、そしてまた何よりも重要なのは、自分たちの手で学校と協力して応援団ですから、子供たちを自分たちの手で育てていきたいというそういう機運がですね、高まってきてるのかなと。そんな中でいまお話があるように、読書活動、活字離れといろいろ叫ばれておりますけども、本当にそういう中で着実にですね、少し時間はかかってもそういう形の中で浸透してきてるのかなと。すごく教育的効果の高いボランティア活動を進めていただいていると思っているところでございます。以上です。