みんなの議会

富良野市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月11日

高齢者医療制度について

2007年9月11日、富良野市議会の一般質問で、佐々木優議員が「高齢者医療制度について」質問し、市長 能登芳昭、市民部長 大西仁が答弁しました。

質問者
佐々木優 議員
答弁者
市長 能登芳昭、市民部長 大西仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 佐々木優

-登壇-通告に従いまして、質問をいたします。参議院選挙で歴史的な大敗北を期した政府与党、にもかかわらず引き続き政権についた安倍首相、人身一心と銘打って行った内閣改造、発足して2週間が過ぎました。相変わらず、政治と金を巡る不正が毎日のように発覚し、報道されております。わずか1週間で辞任をした遠藤農水相を初め、辞任、辞職、離党が相次いでいます。ほかの閣僚や政務官にも不正の疑惑がぞろぞろ。治まるところがありません。消化不能な大火事状態、安倍首相には鎮火する力も気力もない。自民党内からもあきらめの声が出るほどの異常事態です。この政権に自浄能力はありません。こうした汚れたお金にまみれる一方で、高齢者を初め、庶民、弱者には次から次へと負担を押しつける政治が続いています。政治への不信は募るばかりです。このような政党に未来を託すわけにはまいりません。昨年6月、反対署名2,000万人、多くの問題点を放置したまま国民の世論に背を向けて、自民、公明、与党が強行採決をして成立した医療制度改革関連法。国民周知も全く不十分のまま、半年後の来年4月から後期高齢者医療制度がスタートすることになります。この制度の目標は、医療給付費の伸びを抑えることの1点のみです。そのために、構造的な対策を法律で規定し、かつ、実施、具体化を地方自治体、医療機関、国民に迫る法的―根拠を定めたものです。厚生労働省の推計では、2025年までに医療給付費を8兆円削減できるとしております。具体的には、医療費とは何の関係もないGDP、経済成長率を参照にしながら、医療費を抑制すること、そして、国の果たすべき役割を放棄して負担を国民に押しつけることを法律で定めたものになっています。いつでも、どこでも、だれもが安心して受けられる医療制度、国民皆保険制度を大きく後退させる大改悪、地方の医師不足など、深刻な状況に陥っている現在の医療状況をさらに悪化させるものです。医療費の削減となれば、その標的とされ犠牲になるのは高齢者が主になります。高齢になれば、体力が落ちて医療費がかさむのは当然のことです。憲法第25条では、生存権の保障を国の社会的使命と定めています。この理念に基づいて、地方自治法や老人福祉法など多くの法律が定められています。老人福祉法第2条では、基本的理念として老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきたものとして敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるもとすると掲げています。憲法に反し、既に存在しているこれらの法律と明らかに矛盾をしている新たな法律を共存させてはならないと考えます。新しい制度では、高齢者を75歳以上の高齢者と65歳から74歳までの前期高齢者に分けて、後期高齢者だけを切り離した医療保険制度にするものです。75歳以上の人は全員、今加入している国保や健保などから脱退させられて、後期高齢者医療制度に加入しなければなりません。全国で1,300万人、全道63万人、富良野市ではことし4月1日現在で、75歳以上の方2,977人、74歳の方は307人、合計で3,284人の方、全人口の13.2%の方が対象になります。この制度の改悪に伴い、これらの高齢者医療制度が具体的にどのようにかわるのかお伺いをいたします。―67一つ目、窓口での医療費の個人負担、二つ目、保険料の支払い、三つ目、検診制度、四つ目、医療内容と診療報酬、五つ目、滞納による保険証の扱い、六つ目、広域連合議会への意見や要望、七つ目、国保会計への影響、これらの変更点を踏まえて、市民の暮らしへの影響をどのように想定されているのか。そしてまた、現在の認識について市長の見解を伺います。一番重要な点は、ほとんどの市民の方がこの制度の内容を知らないということだと思います。今早急に必要なことは、市民への周知を図るため住民説明会を開催することです。保険料の設定など詳細は、11月22日に行われる北海道後期高齢者医療広域連合議会で決定されます。その前に制度の内容を市民に知らせると同時に、市民の意見や要望をしっかり聞くことが大事です。そして、そのことを広域連合議会に反映させなければなりません。現状のまま、このままの状況で制度がスタートすれば大混乱を招くと思います。市長の見解を伺います。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-佐々木優議員の高齢者医療制度についての御質問にお答えをいたします。1点目の制度の変更内容とその影響についての年代別の医療費や保険料の負担がどう変わるかでございますが、老人医療費を中心に国民医療費が増大する中、国民皆保険を維持し医療保険制度を将来にわたり持続可能なものにしていくため、高齢社会に対応した仕組みとして、高齢者世代と現役世代の負担を明確にし、公平でわかりやすい独立した医療制度としてこれまでの老人保健制度にかわり、広域連合による後期高齢者医療制度が平成20年度より始まります。対象になる方につきましては御質問にありましたとおり、75歳以上の方、65歳以上75歳未満のうち、一定の障がいのある方―で、認定基準につきましては、現行の老人保健制度と同様であります。現在、国民健康保険や被用者保険などの医療保険に加入しながら、老人保健制度で医療を受けていますが、平成20年4月からはそれらから移行し、後期高齢者医療制度に加入することになります。また、病院等の窓口で支払う自己負担額につきましては、75歳以上の方は現行の老人保健制度と同様に、かかった医療費の1割を負担いたします。ただし、現役並み所得者については3割負担となります。69歳以下の方につきましては、現行どおり3割負担となりますが、70歳から74歳までの方は、現行1割負担が20年4月からは2割負担となります。後期高齢者医療給付等に必要な財源構成は、患者負担を除き、公費5割、現役世代からの支援金4割のほか、加入者からの保険料1割となります。後期高齢者の保険料は、被保険者全員が負担する均等割と、所得に応じて負担する所得割から構成され、今まで扶養者で保険料がかからなかった人も保険料の支払いが生じますが、保険料や賦課限度額は広域連合で設定し、11月に広域連合議会で決定をする予定でございます。次に、検診制度についてでございますが、今般の医療制度改革により、平成20年度から国民健康保険の保険者を初めとして、全医療保険者に対して、40歳から74歳の被保険者、被扶養者を対象とした特定検診、保健指導が義務づけられたところでございます。特定保健指導は、新たに内臓脂肪症候群に着目して、特定検診で明らかになったリスク要因の数に応じて対象者を選定、階層化した上で、対象者が体のメカニズムと生活習慣との関係を理解し、生活の改善をみずから選択し、行動変容につなげることを支援することを目的とするものでございます。次に、高齢者医療についてでありますが、包括払いにつきましては、同じ病気の診療報―68酬を検査や投薬など診療行為の数量にかかわらず定額にする方式ですが、効果的に治療しようとする意識が病院側に働き、コスト削減効果が見込めるため、入院診療では1日当たり報酬を定額とする方式を大病院中心に導入しておりますが、現在の診療報酬制度におきましては、出来高払い方式が基本となっており、高齢者に対する差別はないものと考えております。次に、資格証明書の発行でございますが、まだ案の段階でございますが、後期高齢者医療の被保険者には個人単位で後期高齢者医療被保険者証が交付されますが、被保険者が保険料を滞納した場合には、滞納者と接触し、窓口での保険料納付を直接働きかける機会を確保する等の観点から、国民健康保険と同様、通常と比較して有効期限の短い被保険者証を発効することができ、滞納発生後、1年を経過した滞納者に対しましては特別な事情がない限り、国民健康保険と同様、被保険者証の返還を求め、被保険者資格証明書の交付を行うとありますが、実際については運営主体であります広域連合で決定されるものと考えているところでございます。次に、市民の意見や要望をどのように反映させるかについてでございますが、北海道後期高齢者医療広域連合議会は、北海道内の市長から8人、町村長から8人、市議会議員から8人、町村議会議員から8人、計32名を、区分ごとに関係する道内地方団体から推薦及び一定数の個人推薦による候補者の中から、市長と市議会議員の区分は、市議会、町村長と町村議会議員の区分は、町村議会において選挙することになっております。ことし6月に実施されました選挙では、市長区分、町村長区分、市議会議員区分については、候補者の数が定数を超えないことから無投票となりました。上川管内からは、旭川市長、士別市長、鷹栖町長、旭川市議会議員、比布町議会議員の5名が広域連合議員となっておりますので、管内の市町村会議、道北市長会の会議などに―合わせ、市民の意見、要望等を行い、広域連合議会に反映してまいりたいと考えているところでございます。次に、導入後の国民健康保険会計への影響についてでございますが、これまでの国保税の医療給付区分に、療養給付費等及び老人医療費拠出金50%相当分が含まれ賦課されていましたが、平成20年4月以降、老人医療費拠出金が廃止をされ、新たに後期高齢者支援金等が創設される予定ですが、賦課基準などを盛り込んだ関係政省令案は8月2日からパブリックコメントが開始されており、厚生労働省は9月初め、省令、政省令が公布されることとなっております。収納率につきましては、後期高齢者医療制度導入により収納率が下がることも予想されると考えているところでございます。次に、2点目の現状認識と市民への周知についてでございますが、医療費の市民への負担増につきましては、急速な少子高齢化が進展の中で、国民の安心の基盤である皆保険制度を有し、将来にわたり維持可能なものとするため、医療費について過度の増大を招かないような体制づくりが重要と考えております。医療費の負担につきましては、老人医療費を中心に国民医療費が増大する中、現行制度での現役世代と高齢者世代の負担の不均衡を解消し、人口構成に占める規律の変化に応じて調整を図る制度であると考えているところでございます。次に、新たな高齢者制度への市民周知につきましては、先月の6月号広報お知らせ版に1ページにわたり制度内容を掲載するとともに、北海道後期高齢者医療広域連合におきましても、被保険者を初めとする住民の理解を得るため、国や道などの関係機関と連携をしながら、リーフレット等の印刷物の発行、ホームページの運用、マスコミ媒体での報道など、さまざまな広報活動を行ってきているところでございます。次に、保険料を決定する広域連合議会前に―69住民説明が必要とのことでございますが、保険料の政令案については国が8月中にパブリックコメントを実施し、9月中に政令を公布し、次に保険料を決定する広域議会前に住民説明会が必要ということにつきましては、今申し上げましたとおり、広報等で知らせている現況でございます。保険料の政令案につきましては、今申し上げましたとおり、11月の公布となっておりますので、今の現況の中では、広報や市民の周知については、あらゆる機会を通じて、啓発、啓蒙をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。以上です。

再質問 1番 佐々木優

再質問させていただきます。具体的な数字でお知らせ願いたかったのですけれども、余りそういうことがありませんでしたので、1番目の医療費の窓口負担からお伺いいたします。70歳から74歳までの方が1割から2割負担になるということなのですけれども、実際にお金は何ぼふえるのだという、1割なのですけれども、1割から2割ということは2倍にふえるのですけれども、今、富良野で平均ですけれども、平成17年度は96万2,341円の医療費がかかっております。1割だから9万何がしということにはならないでしょうけれども、実際にこのお金が年間どのぐらいふえると予想されているのか、個人負―担が。それから、もう1点、高額療養費の自己負担限度額、これは説明されなかったのですけれども、これもこのことによって2倍にふえる、一月の通院で今1万2,000円なのですけれども、2万4,600円、入院で現在4万4,400円が6万2,100円、1.4倍に上がる。この確認をさせていただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の再質問については、事務的な要素もございますので、市民部長からお答えさせていただきます。

答弁 市民部長 大西仁

佐々木議員の再質問にお答えを申し上げます。窓口負担、これが1割から2割ふえる、その絡みの中の70歳から74歳、これの絡みなのですけれども、平均の医療費の絡みから言えば、70歳から74歳、これについては今でいう前期高齢に当たります。ですから、この医療費が96万円、これをかなり96万円から70万円ぐらいの前後だと私ども押さえています。その中で、70万のうちの本人が支払うものについては、大体そこから8万ぐらいになってくるだろうと、その中で1割ふえますので、大体平均として4,000円、8万ですから4万ふえると、それと、あと1件の自己負担の限度額の絡みですけれども、これにつきましても、今回の改正の中で一定の所得以上、これについては年収の383万以上、これにつきまして変わっております。その絡みの中で、一般が変わっておりますので、通院が来年の4月から1万2,000円が2万4,600円になります。それから入院については、4万4,400円から6万2,100円に上がります。これは月額です―70ので、これが病院にかかった形の年額となりますので、これについても1人10万前後、高額医療費をもらう方についてはふえるというふうに私どもは認識しております。以上でございます。

答弁 市民部長 大西仁

佐々木議員指摘の70歳から74歳につきましては、これは前期高齢者になります。ということは、国民健康保険の管轄で、この年代ごとの年間の医療費というのは、私どもちょっと算出しておりません。それで、老人保健でやっております75歳以上につきましては、先ほど議員が指摘しましたとおり96万円ということになります。それで、私ども押さえているのが、後期高齢よりも20万円前後、医療費が70歳から74歳については低いという全国的平均も若干あるということも伺っておりますので、それで70万円。これは医療費が1割ですので、それで7万円から8万円の形の4万円ぐらいがふえると。そういう形の中でお答えさせていただいたということで御理解をいただきたいと思います。以上です。

再質問 1番 佐々木優

1割ということで、―7万円から8万円、なぜ半分にするのかわからないですけれども、そのぐらいの負担が年間ふえるのだと確認いたします。次の質問に時間がなくなりますので行きますけれども、保険料についてお伺いいたします。1年間の70歳から74歳までの方の医療費自己負担分が7万円ぐらい、前後しますけれども、大まかな数字ですけれども、7万円程度医療費の自己負担が上がるということで、そうしたら、これは確認してください。

答弁 市民部長 大西仁

先ほどの質問で、1割から2割ふえることになりますと、年間7万から8万ということで確認させていただきたいと思います。7万から8万が増額ということでよろしいでしょうか。

再質問 1番 佐々木優

今の数字でいいと思います。だから、7万ふえるので、今まで7万だった人が14万かかるということで確認をしておきます。次に、保険料の話をいたします。今までは、世帯単位で徴収されていましたけれども、今度は個人単位に徴収の方法が変わります。それで、今よりもっと難しい問題になるのですけれど、国保加入者の負担がどれだけふえるのか、保険料として。これは年代別に分けておりませんので、ちょっと難しいのですけれども、概数でもちろん結構です。その数―71字を教えてください。それでなければ、4月から変わることとの差が出てこないわけで、どれだけ負担がふえるのかという数字が出ないわけですので、ぜひこの数字を聞かせてほしいと思います。それから、もう1点は、国保以外の方、国保以外の方は政府管掌だとか、健康組合、共済組合、この方の加入者の合計が418人になっております。この方の保険料、今、大方の方は扶養者、息子さんの扶養になっている、大方の方はですよ。全員ではないでしょうけれども。ほとんどの方がそういう方で、1円も納めておられていない方の負担がどれだけになるのか教えていただきたいと思います。それから、それは保険料ですけれども、納付の仕方、これが天引きということになります。天引きされない方というのは、年額で18万円未満、月1万5,000円未満の方は天引きされないで自分で収めにいくということになりますけれども、この方が何人おられるのか教えていただきたいと思います。

再質問 1番 佐々木優

保険料という意味で今やったのですけれども。

再質問 1番 佐々木優

まだ保険料という意味でもう1点あるのですけれども、厚生労働省の試算で08年、来年から始まるのですけれども、軽減措置がありますので1人平均年間6万1,000円と試算しております。ところが7年後、2015年に8万5,000円になるという数字を出しております。これが北海道に合わせると北海道は平均より高いですから、まだ年間8万5,000円と言われています。これが7年後、2015年にどれだけの負担になるのか。お答えください。

答弁 市民部長 大西仁

第1点目の保険料が世帯でどう変わるのかという質問につきまして、やはりこれにつきましては、今度は後期高齢の絡みにつきましては国保から離脱というのですか、国保から抜けて高齢者医療に入りますと、高齢者一人一人がかかることになります。それで、北海道準備会の試算で平均で応益割が4万2,500円、応能割が4万2,500円の先ほど言いましたとおり、北海道では8万5,000円ということで準備会もしているとおり、やはり国保と比べてという形については、ちょっと私のほうも試算的にはしておりませんけれども、そういう形の中でかかってくると考えております。それと、扶養者、これがどう変わるのかという形で2点目御質問がありました。これにつきましては、年収150万の方が例えば扶養から抜ける、人数については先ほど言っておられましたとおり400人近く富良野にもいると、政府管掌が331人、共済組合が52人、それと健康組合が68人ということですので、これだけがいると。この方につきましては、やはり今までかからなかったという形の中から、大体5万円前後、年金をもらっている方についてはかかってくるだろうと、私ども考えがつきます。これにつきましては、やはり今までかからなかったということで措置がありまして、これについては急激な負担増を緩和する措置として2年間、2分の1の措置があると私ども考えております。それと、納付の仕方、これにつきましては、先ほど議員が言われましたとおり、普通―72徴収でかかってくるという方が、これについては私どもまだ積算しておりませんのでわかりませんけれども、特別徴収が8割ということは普通徴収、収めてもらう方が2割出てくるだろうと考えております。それと、4点目、平成15年度の試算でございますけれども、私どもちょっと調べておりませんけれども、先ほど議員が述べられたのが1万6,100円というふうに、私どもちょっと記載しておりますけれども、それが北海道でどうなのだという形ですので、これについては、今、全国平均7万4,000円が、北海道の場合、準備会が試算したものが8万5,000円という形の中であれば、やはりこの中で1万1,000円ぐらい高くなっているということですので、これが1万6,000円ふえるということになれば、やはりそれなりにふえてくるだろうと私ども考えております。以上でございます。

再質問 1番 佐々木優

国保加入の、確かに難しい、今、分かれておりませんので、数字を出すのは非常に難しいと思うのですけれども、例を出します。滝川で、これも正式な数字ではもちろんありませんけれども、大まかな数字ということでとらえた数字なのですけれども、現在6万4,000円前後と滝川市ではとらえております。そんなに大きく富良野だって変わらないと思います。とすれば8万5,000円ですから、差し引き2万円ぐらいのお金がふえるという、3割ぐらい負担がふえるという数字が、そんなにここは違いがないと思いますので、それは答弁いいですけれども、そのようになっております。それから、納入の方法ですけれども、年金から天引きされない方、天引きされる方は自動的に引き落としされてしまうので、2割ぐらいということで確認してよろしいですか。3,284人でしたか、そのぐらいの方の中―で天引きされない方、天引きされない方というのは、年額18万未満の年金の方、月1万5,000円未満の方、それだけではないですね、半分以上の負担がかかる方も合わせて600人前後ということでとらえてよろしいかどうか、確認をさせていただきたいと思います。それから、もう1点、2年ごとに改正される保険料ですけれども、7年後、今言ったように10万円近くに、来年から8万5,000円ということですけれども、1万6,000円を足すと、やや9万代になるということで、これももう一度確認をさせていただきます。

答弁 市民部長 大西仁

佐々木議員の再々質問にお答えいたします。佐々木議員言われましたとおり、今、私どもが考えているのは、先ほど言ったように2割と。これについてはほぼ、多分試算ですけれども間違いない数字だろうと考えておりますけれども、3,264人のうちの2割ととらえていただきたいと考えております。ですから、640名ぐらいと私どもは押さえております。それと、確認と言われましたけれども、私はやはり北海道、このまま医療費が変わらなければ、やはり全国平均より1割ぐらい高い、1万1,000円ぐらい高いということになれば、やはりそれなりの部分が保険料として伸びてくるだろうと考えております。以上です。

再質問 1番 佐々木優

次に、検診の制度についてお伺いをいたします。医療費を削減するために、本当に大事な検診制度なのですけれども、しかし国はこの補助金までも削ろうという方向にあります。今やっている基本検診、貧血検査だとか心電図、眼底検査などを自治体がやっているの―73ですけれども、これへの補助金が打ち切られて、先ほど1回目の答弁でされたように特定検診というふうにかわります。特定検診では、受診率が上がらなかったり、健康指導で改善率ができなかった場合、国保に対してペナルティーとして高齢者支出支援金という形で加算されるとなっておりますけれども、その点について基本検診がどうなるのかとペナルティーの話、二つお伺いいたします。

答弁 市民部長 大西仁

この検診制度、特に平成20年からなります特定検診、そして特定保健指導、これにつきましては、高齢者の医療各法が改正になりまして変わってきたという形があります。これにつきましては、議員が言われましたとおり、各保険者の義務として、これから生活習慣病を中心とした疾病予防を重視した形による検診が導入されます。そういう形の中で、これはあくまでも各保険者の義務になりますけれども、議員が言われたリスクというのですか、これについてはリスクというよりも、5年後にこの成果による支援金、これが調整される、そのように私どもは考えておりますし、今最大で5%なり、そういうリスクが課されるというような話については、これは正式ではありませんけれども、出ていると伺っております。以上でございます。

再質問 1番 佐々木優

基本検診が今後どうなるのかということが一つ、今までどおり行われるのかどうか、先ほどそういう質問をしたつもりだったのですけれども、お答えを願いたいと思います。

答弁 市民部長 大西仁

この基本検診の絡みですけれども、基本検診からこれから特定―検診に変わるという形の中で、今までやっていたやつにある程度、腹位だとか、血圧だとかコレストロール、こういう形のものが導入されることになっております。これについては先般の閣議の中で、来年については今までの保険制度については廃止になってきますので、そのかわりにこの特定検診の絡み、3分の1国の補助をしてこれを円滑に進めたいという話が一応出ていると私ども聞いておりますので、遺漏なくやっていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 1番 佐々木優

大事な点、そこももう少し聞きたかったのですけれども、医療の質という点で、もう1点、次にお聞きしたいと思います75歳になることによって、後期高齢者の心身の特性にふさわしい医療が提供できるように新たな診療報酬体系を構築するという厚生労働省の方針なのですけれども、先ほど答弁いただいたようにそのようにかわると。現在は確かに差別はないのですけれども、包括支払いということで上限が決められると、同じ病気であっても個人の差が非常に大きな病気だと思うのです。ところが、病気によって値段を決められて定額制になってしまうと、早く、短時間で直して短時間で病院から帰して、次の患者さんを入れなければ、病院の採算が合わなくなってしまう。長くゆっくりと、元気になる方はすぐ元気になって退院できるでしょうけれども、人によってはなかなかよくならない方だっておられるわけです。それを一つの病気を同じ定額としてやったのでは、それは当然行き届いた医療になんかになるはずがないのですけれども、そういう今度の変更点、言葉は悪いですけれども粗悪診療、患者さんを病院から追い出す、こういうことにつながりかねない今度の制度の改悪なのですけれども、その点について見解をお願いいたします。―74

答弁 市民部長 大西仁

再々質問にお答えいたします。これは、診療報酬の改定の流れと私どもは見ておりますけれども、これにつきましては、高齢者の先ほど言いました特性にあった医療体制、これを確立するということで、従来からその都度、老人医療報酬については改定が行われてきております。その一端ですけれども、例えば、検査の反復を除く、そうすると長期にわたる点滴注射の禁止、これについても、あくまでも高齢者の医療の心身機能、それと健康回復等、そこら辺を配慮した中で、その中で医療報酬の改定、これがなされてきていると。今回の議員の御指摘の後期高齢者制度を導入される段階での高齢者医療の今の体系の骨組みですけれども、これについては、今、中央社会保険医療審議会含めて、いろいろ審議されている途中だと考えておりますし、これについては一応、私ども10月ごろそのめどがつくと聞いておりますので、そこら辺で診療報酬制度についてはその都度いろいろ変わってきておりますし、今の先ほど申し上げたとおり現在の医療報酬制度については出来高払いになっているという絡みの中で、高齢者に対する福祉の差別は出てこないと私ども考えております。以上でございます。

再質問 1番 佐々木優

出てこない、出てきてほしくないのですけれども、包括払いということは、そういうことになるということなのです。次の質問に移りますけれども、保険証が取り上げられてしまうという問題です。先ほどしつこく聞きましたけれども、640人ぐらいの方が天引きではない、払いに行かれる方がそのぐらいいらっしゃるということです。払えないとどうなるかということは、先ほ―どの答弁であったように、初めは短期証明書ですけれども、資格証明書にかわったら今度は10割を病院に払わなければ診察してもらえないという、100%納めなければならないということになります。天引きされない方というのは、月1万5,000円の年金以下の方なのです。その方がどうやってちょっとした風邪だって数千円のお金がかかると思うのです。1万5,000円しか年金をもらっていない方は自分で払いに行かなければならない、そういう方が資格証明書になって100%払わなければならないということになると、どういうことになるのか。その人にとって死活問題、命にかかわる本当に大変な問題だと思うのですけれども、この見解をお願いいたします。

答弁 市民部長 大西仁

再々質問にお答えいたします。議員御指摘の1万5,000円というのは、これは多分、年間18万円という絡みの中で月額を出していると私ども考えさせていただいたのですけれども、その中で、払いづらくなる、ということは日額900円なのです、18万円の保険料の方については月額が900円、これについては引ける引けないは別ですけれども、そういうふうにして御理解をしていただきたいと思います。それと資格証明書、これについては、当然、法律で定められた制度です。うちのほうは短期証明書等発行させていただいておりますけれども、これについては、あくまでも面談による納付奨励、それから納税相談、そこら辺で、払える状態にあって払わない悪質滞納者、これをやるために私どもやろうとしておりますし、これは多分、広域連合でこれからの議会の中で当然そういう形が出てこようかと思っております。でも、この制度についてやはり窓口の対応になるのは、市町村でいろいろ交付する形になってきます。決定は広域連合で、そして広―75域連合で発行するにしても窓口で渡すのはうちですので、払えない理由等を十分内容を精査した上で、これについては窓口対応をさせていただきたいというふうに私どもは考えております。以上でございます。

再質問 1番 佐々木優

絶対に取り上げてはならないと思います。ほかのことも大事なことですけれども、特にこのことはここで確認を本当はしたいのですけれども、本当に取り上げたらこの人の生活はもう絶対に、絶対にというか本当に大変なことに、命を奪ってしまうということになりかねませんので、この点、本当に重要な点だと思います。今のお話の中で広域連合というお話がありましたので、広域連合の問題に進みますけれども、65歳以上の方は今、北海道の全体ですけれども、老人医療費1人100万1,000円ぐらいかかっております。ということは、63万人の後期高齢者が北海道におりますので、掛けると6,000数百億円が取り扱う金額となります。本当に大事な議会なのですけれども、そこに意見がどうやって反映できるのかという問題が非常に深い問題、重たい問題があると思うのです。先ほど管内で旭川の市長さん、士別の市長さん、どこどこの議員さんと答弁されましたけれども、具体的にどのようにこの意見を吸い上げてやろうとされているのか。市長は、例えば、上川管内の旭川の市長さんなり士別の市長さんとそういう協議をもたれる予定を今後つくっていこうとするのかどうなのか、その辺の具体的な対策について、方針というか考え方についてお願いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の御質問にお答えさせていただきたいと思いますけれども、基本的に先ほど御答弁させていただ―きました中で、それぞれ北海道で今180の市町村があると、そういう意味で全体で選ぶという状況であれば、今御質問あった中で小さい町村もあれば大都市もあると、こういう中で、それぞれ市長会、町村会通じて選出をしたと、こういう経緯であります。後の質問にお答えいたします。それぞれ町村会では管内の町村長会議というのをもっておりますし、市長会においても、道北市長会並びに全道市長会と、こういう会議が年2回ずつ4回行われると。こういう状況の中で反映は私は十分可能であると認識をいたしております。そのほか、この問題ばかりではなく、それぞれ地域で起こっている、あるいは自治体で将来課題となる取り組みの何かについても、それぞれ町村会なり、市長会が中心となってやる、そして要請行動を起こせるような事案を全道市長会、あるいは町村会で決定をされて国のほうに要請活動をすると、こういう形が毎年、今この問題ばかりではなく起こって実施をしてきているので、それぞれ皆さん方に行政報告をしている状況でございますから、私どもといたしましては、ただいまの御質問については、そういう形の中で意見反映をしていかなければならない、しなければならないと、そのように考えているところでございます。

再質問 1番 佐々木優

今までいろいろと問題点を洗い出してきたつもりなのですけれども、8月7日に初議会が札幌でありました。32人の議員の方が札幌にお集まりになって会議をやりました。初議会です。その中で発言された方はわずか3名ということで、今までいろいろ問題点を指摘したつもりですけれども、残念ながらその会議で発言をされた方はわずか3人でしかなかったという状況です。これは事実です。今後に向かって、今言ってきたいろいろな問題を解決するために、やはりしっかりと―76やっていただけなければならないと思いますので、そこは言っておきます。次に、国保会計との影響でお伺いします。先ほども国保会計で不確定要素があるので、なかなか数字を出すのが難しいということなのですけれども、75歳以上の方が国保から抜けることによってどんな影響が起きるのかと。一つは収納率の低下ということが危惧されます。高齢の方はしっかり納めているわけですけれども、なかなかその分が外れてしまうと93%というクリアしなければならない部分が非常に難しくなると思うのですけれども、さらに厳しくなると調整交付金が減額されるいわゆるペナルティーになってしまうと、国保会計がさらに大変になる状況があると思うのです。その対応についてどうされるのかお伺いします。もう1点は、現役世代の負担がどうなるのかという問題なのです。高齢者の方は確かに今言ったようにいろいろ大変なことになりますけれども、そうしたら現役世代の人は少し負担が軽くなるのかと考えたのですけれども、どうもそうではないらしい。先ほど答弁の中でありましたけれども、後期高齢者制度への支援金という形で全体の4割が現役世代の中で支えるという仕組みになっております。国保限度額、前回の定例会で3万円上がりましたけれども、今度の12月か3月かちょっとわかりませんけれども、多分、次の議会をやるときにこの制度が変わることによって、また再び国保の限度額を上げるという提案がされると聞いております。これは確認したいのですけれども、現在56万ですけれども、これが基礎賦課分として47万円、後期高齢者の支援という新しい項目ができてここに12万円、合わせて59万円、前議会では3万円上がって、さらに今度の12月なり3月の議会でさらに3万円上がるというお話を賜っているのですけれども、この確認をお願いいたします。

答弁 市民部長 大西仁

1点目の収納率が下がるのではないかという形なのですけれども、確かに今の滞納状況の中でやはり給与所得者が多い、特に社会保険離脱者から、これは特にそういう形の中で所得者になるという形、それが一応、担税力が低くなるということで、そういう形も含めて57%という絡みが出ております。滞納者の率ですけれども。そういう形の中からいえば、やはり安定した年金をもらっている方、これについては非常に納税率が高いという面からいって、やはり私は収納率が下がってくるだろうという気はしております。それと、先ほど現役世代と高齢者世代の負担なのですけれども、医療保険制度の導入の大きな変更点が私はそこにあるだろうと考えておりますし、これについては各保険者の加入数に応じて支援金を分けるという形になってきます。今までは拠出金という形の中で、国保が全体の50%以上を老人保健に拠出していたのですけれども、これからはやはり支援金という形の中で明確にして、これについては高齢者の加入率でありますので、これについては被用者保険のほうが多くなってくる、そういう形の中で国保については軽減されると考えています。高齢者の負担も、当然、保険料、これは1割入ってきたという形の中で、やはりふえてくるということで、若干、現役世代が多分軽くなるような形にはなってくるとは理解しております。以上でございます。

再質問 1番 佐々木優

わかりづらい答弁でよくわからなかったのですけれども、現役世代の負担が先ほど言ったように上がるということで間違いないのかどうなのか。47万円の分と、それから今度改正されるであろう、提案されるであろう国保会計の限度額の引き上げですけれども、47万円、12万円、合―77わせて59万円となる提案がされるのでしょうけれども、この確認と、その限度額だけではなくて、全体もやはり国保会計が大変になるのではないかという、現状どうなるのかという答えがないのですけれども、お願いいたします。

答弁 市民部長 大西仁

答弁漏れで申しわけございませんけれども、先ほど言った国保の値上げにつきましては、やはり今の国のスケジュールの中ではっきり政令として明示されておりませんので、ここで上がる上がらないということが言える問題ではないと私どもは理解しております。ただ、情報としては、ある程度は来ているというよりも、国のそういう動きはあると理解はしております。それと、先ほどの現役世代と高齢者世代の負担の割合がという話なのですけれども、これについては、今の現役世代の軽減をという形の中で、ある程度のこういう大きな高齢者医療の変更をしてきたと私どもは理解しておりますので、そこら辺についてはやはり世代間の均衡を図るという、そういう医療制度改革だと私どもは理解してございます。以上です。

再質問 1番 佐々木優

これら今まで1番から7番ということでいろいろ影響について質疑させていただいたのですけれども、これらを踏まえて市民にどんな影響が出るのか、どうなるのかという質問を1回目の質問でしたのですけれども、その答弁がないのです。どこをどうしても。それで、その部分を答えていただきたいのですけれども、前回でも市民税、住民税の負担だとかそれらを合わせると、ここ四、五年の間、小泉内閣が始まって全体で14兆円という大きな負担がふえて、一人一人考えても大変に額が今負担として上がってきているわ―けです。それに加えて、今の後期高齢者の話になるわけです。そうなると、市民への影響は本当に生きるか死ぬかぐらいの大変な状況になると思うのですけれども、その認識が伝わってこないのですけれども、その辺の答弁をお願いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の再々質問にお答えをさせていただきますけれども、私は今御質問を聞いていて、国で決められた状況の中で、市町村におりてきて具体的に法律に基づいて実施をすると、こういうのが今お話の中で出てきている過程でございますけれども、私は地方議会のあり方というのは、国で決められたものが地方議会で覆すことのできるような状態には現行なっておりません。法律そのものが、その施行にどう当たっていくかということと、国で法律施行した場合にどういう支援の方法を考えていくかと、こういうことが私は基本になるだろうと、そういうことを受けて市町村においては、それぞれ決められた法律の中で行政を行う上について該当住民にどう周知をするかと。説明というのをそれぞれ議会を通じるなり、あるいは広報に通じるなり、お知らせをしなければなりません。しかし、原則的なものとしては、こう変わったという状況の中でのお知らせは当然していかなければならない。それは市町村の責務であると、このように感じます。しかし、その内容の審査を含めて個々の状況までの説明というのは、これはなかなか難しい。そういう現況にある状況の中で、市としてはどう対応していくかという状況になるかと思いますけれども、私は、1回目の答弁で申しましたとおり、一つにはこの制度がこういうふうに変わりましたという状況を明確にしていくのが第1点であります。次に、その施策について、例えば、今、―78佐々木優議員が非常に生活困窮者なり、あるいは社会的弱者の立場に立ってお話をしていますから、それを制度上、他の法についてそれらを併合してやられるような御相談を受けた時点で行政がそれに対して対応していくと、こういう形に私はなろうかと思います。ですから、今御質問されている後期高齢者の制度のあり方というのは、それぞれ行政としても最善を尽くしてこの制度のあり方については周知徹底を図ってまいりたいと。しかし、その内容のとり方を行政ではどう考えるのかという状況については答弁できない問題もあるということで御理解を願いたいと、このように感じるところでございます。

出典:富良野市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月11日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる