富良野市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月11日
(1)野生動物対策について/(2)富良野市農業計画について
2007年9月11日、富良野市議会の一般質問で、大橋秀行議員が「野生動物対策について」「富良野市農業計画について」について質問し、市長 能登芳昭、農業委員会会長 藤野昭治、経済部長 石田博が答弁しました。
- 質問者
- 大橋秀行 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、農業委員会会長 藤野昭治、経済部長 石田博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 大橋秀行
-登壇-通告に従い、質問させていただきます。私たちが住んでいる富良野市は、山林に囲まれ景観もよく、人が生活するには大変住みやすい市だと思います。しかし、野生動物にも住みやすい環境だと思われます。私が住んでいる東山地区でも、シカ、クマによる農作物被害が長年にわたって続いています。シカに関しては、昭和50年ごろから群れをなして農地に出て、農作物を食い荒らすようになりました。地球温暖化のせいもあるのか、そのころから大雪も少なくなり、また、マイナス35度などの極寒もなくなり、シカが減る様子がありません。―農業者も作物を守るために荷造り用のひもを張ったり、電牧など1段、2段、3段とふやしながらいろいろ努力をしています。平成10年度には、東山地区外周を、平成12年度には中にある神社山を農林水産省の補助事業で囲わせていただきましたが、シカもなれてしまい、また、電牧の老化で効果も薄れております。農業者も30年近く頑張ってまいりましたが、限界だと思われます。また、ここ10年ぐらいはクマの被害もふえています。クマは農作物の収穫時期に多く、スイカ、スイートコーン、ビートなどを好んでよく食べます。スイートコーンなどはクマがつくと農業者も危険を感じながら収穫をしております。早急な対策が必要ではないかと思います。対策に必要なことは、できれば農産物を囲うのが一番いいのですが、そのほかに個体削減も必要であり、個体削減にはまず相手を知る、動物の身になってみる、地域全体で共通の認識を持って対応する、隠れ場所をなくす、えさを与えない、一つの対策を過信しないで工夫、アレンジをするなど、長期的な視野に立って複数の有効な対策を組み合わせて取り組む必要があると思います。そこで質問しますが、1点目です。東山、山部、富良野地区のそれぞれがシカ柵の要望を出していますが、可能なのか市長にお伺いをしたい。2点目ですが、シカ、クマ、アライグマなど多くの野生動物がふえていますが、生態調査をし、対策を立てる必要があるのではないか。3点目ですが、有害駆除費の増額により捕獲数はふえのか、また、どれぐらい捕獲したのか教えていただければありがたいと思います。4点目、ハンターの育成に補助金を出しているが、何人ぐらいふえたのか。そこら辺もお知らせいただければ、大変ありがたいと思います。次の質問です。次に、農業者高齢化対策に―60ついて伺います。我が国において、長寿化、少子高齢化に伴い、急速な高齢化が進行しています。農村の高齢化は、若年層の流出もあり、都市に先行して高齢化が進んでおります。農業の停滞、弱体化、農地の廃荒、地域の活力の低下、家族介護の負担の増大など、さまざまな問題をもたらしています。高齢化の問題への対応は、今後、富良野市の基本課題であると思います。特に、早急な取り組みが必要ではないかと思います。富良野市の農家も高齢化が進み、後継者不足により農家の戸数の減少が見られております。富良野農協の予想値ですが、農協全体で、現在、平成18年1,815戸の農家が、10年後、平成28年には1,042戸になるのではないかと予想されております。実に773戸の減少です。それに伴い、農地の流動が5,660ヘクタール起きる予想が立てられております。あくまでも予測ですが、富良野市は農業を中心とした市だと思います。農業衰退させるべきではないと思っております。21年に向けて農業基本計画が策定されます。ここで質問します。1点目、新農業基本計画に高齢化対策は盛り込まれているのか。2点目、農業者のリタイアがふえ、農地の流動がふえると思われます。農業委員会の広域的な活動が必要ではないかと考えております。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-大橋議員の御質問にお答えいたします。1件目の野生動物対策についての1点目、シカ柵の現在の状況でございますが、東山地区では御質問にございましたとおり、農林水産省の補助事業で平成10年度と12年度に約67キロメートルの電気牧柵を東山地区農―業協同組合が設置し、山部地区におきましては中山間地域直接支払い事業で約100キロメートルの電気牧柵が中山間事業山部地区連絡会により設置をされたところでございます。さらに、平成17年、18年度には防衛省の補助事業により、東部地区において富良野農業協同組合が事業主体となって、約81キロメートルの防シカフェンスが設置されたところでございます。また、山部、東山地区からも防シカフェンスを整備できないかとの地域から要望を受け、市としても防衛省などに要請をしている段階でございます。しかしながら、防衛施設周辺整備事業で防シカフェンスを整備するためには、受益地区になることが必要となり、そのためには上富良野演習場があることによる阻害要因を立証しなければなりません。現在、防衛省により上富良野演習場からの砂じん調査を2回にわたり行っていただいており、9月中に3回目の調査を実施することになっておりますので、今後の取り組みについては、この調査結果を受けて検討してまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目の生態調査につきましては、必要性は認識をしておりますが、調査に要する設備、人的配置や費用の面から、本市としては実施をしておりません。しかし、毎年、夜間にサーチライトで照らしながらエゾシカの巣を確認するライトセンサス調査を実施しており、あわせて、キツネ、ウサギなどの数もカウントしているところでございます。次に、3点目の有害駆除の成果でございますが、平成18年度まで5,500円だったエゾシカ1頭当たりの駆除単価を今年度から市が6,000円に、富良野農協が4,000円として、1頭の駆除単価が1万円になったところでございます。本年度のエゾシカの駆除頭数は、6月末現在で682頭となっており、前年度の取りま―61とめ時期より1カ月間短い期間で30頭以上ふえている状況にあり、年間を通しても増加をする見込みであります。また、クマにつきましても、猟友会の御協力により、7月から8月にかけての1カ月間で4頭を捕獲したところであり、市民からの目撃通報による出動回数も前年度に比べて多くなっているところでございます。次に、4点目のハンターの育成の成果でありますが、ハンターの高齢化やエゾシカの個体数が増加している中で、農作物被害を最小限に食いとめるため、ハンターの育成が急務であることから、本年度2名のハンターの猟銃免許取得費用を助成することといたしたところでございます。現在、猟友会から助成の対象者がいると伺っておりますので、ハンターの増員が見込まれるものと期待をいたしているところでごす。しかしながら、まだまだハンターの数は十分とは言えませんので、今後も継続してハンターの育成について支援をしてまいりたいと考えているところでございます。次に、2件目の富良野市農業計画についての1点目。農業者高齢化対策でありますが、本市の農家戸数は2005年農林業センサスで872戸で、20年前と比べますと大きく減少しており、85年以降の減少スピードで推移しますと、2015年には500戸台にまで減少することが予測されます。これまで、農家戸数の維持のため、新規就農者対策による確保や離農者数を抑制するための対策として、利子助成事業や関係機関団体と連携して経営改善指導などを行ってきたところでございます。近年の離農者の動向といたしましては、後継者問題にかかわるものが多く占めており、後継者の確保が今後の重要な課題になっております。農家戸数や農業就業人口の減少は、農業生産への直接的な影響だけでなく、国土保全、水源涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成など、農業、農村の持つ多面的な機―能など、農村全体への影響が予想されるところでございます。新たな農業計画におきまして、農業者の高齢化による農家戸数の確保は極めて重要な課題でありますので、関係者を含め慎重に議論して、効果的な対応策を導き出していきたいと考えているところでございます。また、集落におきましても、みずからの農業のあり方についても議論をしていただきたいと考えているところでございます。以上であります。
答弁 農業委員会会長 藤野昭治(農業委員会会長は2008年12月まで)
2点目の農地流動化対策についてお答えいたします。昨今の農業問題は、農産物価格の低迷等による農業経営の不振、農業情勢の不安定に加え、高齢化による後継者不足など、農家戸数の減少は重大であります。また、将来の農地の流動化を考えると、我々農業委員の果たす役割は重いものがあると受けとめております。このような中で農業委員会は、農地の権利移動や利用調整を中心に、優良農地の保全、確保等、担い手への農地利用、集積などにより、農地の流動的活用を図っているところであります。議員が御承知のとおり、農業委員は、地域の農業者の代表で選ばれた選挙委員と団体や議会から推薦された選任委員で構成されており、市町村に置かれた独立した行政委員会であることから、農地のあっせんは行政区域内に限られているところでございます。しかし、御質問にある行政区域の異なる農地の流動化に対して支障があってはならないことから、現在までも広域的のそうした農地の移動に関しては、それぞれの農業委員が必要により参加して意見を述べるなど、権利移動の調整を図っているところでございます。また、農業者関係者への的確な情報提供を行うために、行政や関係機関団体が連携して―62取り組むことが必要であることから、当市の農業委員会活動計画の中にも沿線農業委員会とも情報交換の推進を重点的に取り組むこととしてございます。今後も、行政区域を越えての農地流動化の案件に対し、担当地域の農業委員及び沿線の事務局間で情報交換による連絡体制や連携を図り、広域での農地流動化に対応してまいりたいと考えております。
質問 10番 大橋秀行
防衛省の周辺整備事業には非常に期待するところでございます。地域としても、負担率、補助率が高いので、非常に期待するところでございますが、2回にわたって調査が行われたと。そして9月に再調査が行われるということでございますが、非常に厳しいようなお話も伺っておりますが、そこら辺の状況なども教えていただければ、ありがたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
この件につきましては、経済部長からお答えをさせていただきます。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の質問にお答えさせていただきます。御答弁にもありましたように、現在、防衛省によりまして阻害調査ということで、過去―に2回、9月にもう1回ということで、計3回の調査が行われましたし、9月に3回目が行われる予定になってございます。この調査につきましては、上富良野演習場における阻害が地域にあるかないかということが主に調査されると伺ってございます。したがいまして、防衛省の補助事業の対象になるためには受益地区になることが必要でございます。これらの受益地区になるための調査を今行っていただいているということでございまして、3回目が行われましたら、ある一定程度の調査内容の報告をいただけるのではなかろうかと考えてございます。その調査報告をいただきました段階で、また今後どのような対応をしていくのかというものも含めまして、広く検討していかなければならないと考えているところでございます。以上でございます。
質問 10番 大橋秀行
検討されるということでございますけれども、もしも周辺整備事業でこの事業が行えないときに、別な方策というのはあるのかないのか。また、別な補助事業が可能なのか可能でないのか、お聞きいたします。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の質問にお答えさせていただきます。現在、防衛省の事業が東部地区で行われまして、今、東山地区におきましても防衛省での補助事業導入による対応策ができないかということで、まず第一に念頭に置いているところでございますが、この事業がもしこれらの調査の結果におきまして受益地区になることが非常にハードルが高い、困難性が高いということになりましたら、選択肢といたしまして、さらに防衛省の事業で取り組んでいくのかというのが一つ。それから、もう一つは、他の補助事業の検―63討を始めなければならないと、これにつきましては、例えば農水省事業での新たな取り組みに向けて進んでいくと、ただ、この農水省の事業につきましては、一つは、非常に広域的な計画内容となってございますので、富良野沿線を含めた全体計画、長期計画、地区計画等々の計画が必要ということもございますし、また、採択度合いにつきましても、非常に採択のポイントが低いということもございまして、相当ハードルが高いと認識してございますが、これらの農水省の事業もあると。また、もう一つは、農水、防衛の補助事業等々が相当厳しいということになれば、例えば単独事業といたしまして、それぞれの生産者とが単独で取り組んでいくと、それに対して関係機関の支援を検討してまいるというような事業もあるのではなかろうかと思ってございます。いずれにいたしましても、負担率でいきますと、防衛省の3分の2が国庫補助と、また、農水は2分の1と、そして単独事業ということになりますと補助はゼロということになりますので、補助率からいきましても、生産者負担、農家の負担からいきましても、防衛省の事業は一番選択肢としてはよいというようになってございます。以上でございます。
質問 10番 大橋秀行
シカ柵に関しては、大体理解させていただきます。次、2点目なのですが、生態調査について御質問いたします。シカ柵ができるにしても、補助が決まって実際にできるとしても、2年、3年と長時間かかってシカ柵ができるような状態になろうかと思います。それで、やはり農家としてはなかなか待てないと。実際問題として、今現在、農家の皆さんが被害を受けているわけなので、これを何とかしなければならないのではないかと思っております。―それで、動物を捕獲するに当たって、動物の生態をきちっと把握しながら駆除をしていくべきではないかと感じております。私たちがシカとつき合いまして、もう30年以上たつわけですが、実際、春先は雄シカを先頭に10頭単位で出てきます。夏になりますと親子単位になってしまう。また、秋になると群れをなすと。それから11月ごろになると雄シカだけのグループになってくると。そのような実態ぐらいしか我々はまだまだわからないわけです。やはり個体をきちっと駆除するに当たりましては、動物の生態をきちっと押さえて効果的な駆除をしていくべきではないのかと。また、農業者の力も必要ではないのかと。えさをやらない、例えばクマですと、メロンの残渣につく。そういった残渣をきちっと農家が処理をしていくといったような方法が必要だと思いますので、ぜひとも生態調査が必要ではないかと解釈しています。そこら辺の考えをお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えさせていただきます。生態調査が必要でないかということでございます。生態調査につきましては、大変広い意味で、例えば動物の生息数、または行動範囲、または行動パターンなど、相当な範囲での調査が生態調査と言われているものでございまして、先ほども御答弁にありましたように、生態調査を市で行うのは、なかなか今のところは不可能ではなかろうかと思ってございます。ただ、シカの数をカウントする、捕捉する、ライトセンサスと申し上げてございますが、これにつきましては、平成6年からもライトセンサス、年に1回、毎年10月に3日間連続して3コースにわたりまして晩の6時から9時ぐらいまで行いまして、ライトをつけて目の輝き等によって個体数を数えると、―64これを平成6年から継続してございまして、事実、相当、平成14年から18年を見ましても数も多くなってございます。このライトセンサスにつきましては、今後とも継続をしていきまして、シカ柵等々、シカ駆除、シカ防止につきましては参考にさせていただきたいと思ってございます。以上でございます。
質問 10番 大橋秀行
ライトセンサスもいいと思うのですが、例えば農地に出ているシカを数えていくわけですよね、そのときに出ていたシカしか数えられないと、山林の中に入っているシカに関してはカウントはできないと、実際問題、その数字が適正なのかどうなのかとちょっと疑問に思うところがあるのですが、そこら辺はどうでしょうか。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の質問にお答えさせていただきますが、ライトセンサスにつきましては、御指摘のようにあくまで推計値ということでございまして、たった3日間、決められた時間、決められたコースの推計値でございますので、絶対数の確定数値ではもちろんなかろうかと思いますが、あくまで推計値で、先ほども御答弁させていただきましたように、事実、14年から18年に向けても相当な数のカウント数が伸びてございますので、推計値としては十分使えるのではなかろうかと思ってございますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。
質問 10番 大橋秀行
最終的に駆除の結果と生態調査とはつながってくるのですが、これは市だけの調査ではなくて、道全体の調査という形の中でそちらのほうに要望というのは不可能なのでしょうか。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の質問にお答えさせていただきます。ライトセンサスにつきましては、基本的には道の事業でございます。道の事業を地域の猟友会の方に委託いたしまして、猟友会が委託を受けまして、そして市とともに実施を行うということでございますので、ライトセンサスにつきましては、基本的には道の事業ということでございます。また、先ほども御答弁させていただきましたけれども、あくまで一つの目安の数字ということで、ライトセンサスが絶対な数字ではないと思ってございますので、あくまで推計値、参考値としては十分頼れるものではなかろうかと理解しているところでございます。以上でございます。
質問 10番 大橋秀行
次に、ハンターの育成なのですが、現在のところ2名のハンターの希望があると、上富良野から占冠沿線にかけて約100名程度のハンターがいるわけですが、かなり高齢化もしてきているという状況下にあろうかと思います。ことしのハンターが2名ということなのですけれども、これは市の職員と農協の職員等らが率先してハンターに加わっていただくような可能性はないのでしょうか。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の質問にお答えさせていただきますが、ハンターの関係でございますが、ハンターにつきましては今のお話のように、猟友会富良野支部ということで第1部会が16名、第2部会が11名、富良野市には計27名のハンターがいらっしゃいます。また、ことし私ども助成を2名ということで考えてございますし、また来年度以降もぜひハンターの増員については御支援申し上げていきたいと思ってございます。―65それから、その中で、市職員、または農協職員がハンターになることはいかがなものかということですが、これにつきましても、ある市町村では農協の職員がとったり、または市の職員がとったりしている場合もあろうかと思いますが、富良野市でもそういう方はいらっしゃいますけれども、大きくは今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
質問 10番 大橋秀行
突拍子もない質問になろうかと思いますが、災害で自衛隊等にこういったシカの駆除の協力はいただけないものなのか、そこら辺どうでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えいたしますけれども、自衛隊の要請というのは、自然災害を中心とする大儀的なものが伴わないと出動要請というのは出せないと、こういう状況でございます。もちろん、自然災害という形の中で起こり得ること、あるいはまた、それに類する災害ということで、そういう災害要請の規範的なものがありますから、それに基づいてやるということですから、今の御質問については、無理という判断をさせていただいております。
質問 10番 大橋秀行
続きまして、農業者の高齢化対策についてお伺いしたいと思っております。市の予想でも、かなりの戸数が減っていくということでございます。21年に向けて新農業基本計画が策定されるということでございますけれども、その中でやはりきちっと高齢化対策を盛り込んだ中で計画を立てるべきではないかと思っています。いつもこういった計画を眺めさせてもらいますと、割と無難なつくり方をするのではないのかなと。きちっと市民に、農業者に、こ―れだけ減っていって、これだけの対策が必要なのだというのを打ち出せるような基本計画を立てていただきたいと思っています。それで、今、新規就農等が非常に少ないわけですが、今後そういった可能性は。また、行政で新規就農者を育成する考えはあるのかどうか。そこら辺をお伺いしたいと思います。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えさせていただきます。農家戸数の減ということですが、これにつきましては、今お話のように大変大きな問題でございます。今までにも、国、道、また、私ども地方自治体におきましても、さまざまな対応を行ってきてございますが、先ほどのお話のように、なかなか農業者減に歯どめがかからないという状況にございます。原因につきましては、さまざまな問題があろうかと思いますが、今お話のように、高齢化による後継者不足だったり、または農業経営の不振等々、さまざまな要因が入っていようかと認識しているところでございます。さらに今後につきましては、WTO及びEPA等々の国際農業交渉等々もございますので、より農業関係が厳しくなるということもございますので、さらなる農業者減も予測されるところでございます。そこを踏まえまして、今までも私どもは対策をとってまいりましたが、今後もぜひ関係機関の御指導をいただきながら計画を立てていきたいし、また、新たな農業計画の中に今御指摘ございましたように、十分、農業者にも御理解をいただけるような中身で盛り込んでいければと考えてございます。それから、新規農業者の育成の関係でございますが、これにつきましては、私どもも従来から山部の産業研修センターにおきまして、新規就農者用の住宅であったり、またはトレーニング農場等々を設置してございます―66し、また、新規就農者もそこから生まれてございますので、今後につきましても、それらの施設を使いまして新規就農に努めてまいりたいと思います。以上でございます。