みんなの議会

富良野市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月11日

(1)農村観光都市形成について/(2)雇用対策について

2007年6月11日、富良野市議会の一般質問で、岡野孝則議員が「農村観光都市形成について」「雇用対策について」について質問し、市長 能登芳昭、商工観光室長 高山和也が答弁しました。

質問者
岡野孝則 議員
答弁者
市長 能登芳昭、商工観光室長 高山和也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 岡野孝則

-登壇-私は、さきの通告に従い、順に質問いたしてまいります。最初に、農村観光都市形成でありますが、本市の一次産業の農林業においては、国際的価格競争の中、生産者みずから安全・安心のもと、消費者にこたえるべく最大の努力をいたし、また、気候風土においても、北国なら―ではの澄み切った空気、環境を最大の武器として、富良野農業を全国に発信、理解されてきている状況であります。一方、観光においても、四季折々の通年観光により、年間200万人以上の観光客に訪れていただいている中、外国人観光客も年々多くの方々がこの富良野にお越しいただいている状況であります。中には、長期にわたって滞在される方もおられ、住みよい町でなければなりません。また、一度富良野に来られた観光客の中には、もう一度行ってみたい都市として、また、知名度として、我が富良野は上位にランクされており、ここにまで来る過程には、観光部門のほか地元生産業など、お一人お一人の努力のたまもので、やはり北国の気候風土の中での農畜産物の良品開発、消費者との信頼のもと、全国に発信し、本市の経済の底上げをしたのも事実であります。ですから、農業の衰退は本市経済の低迷を招くことから、一次産業を軸として、さまざまな業種とのタイアップ、連携が不可欠であると私は思います。その中、平成19年度能登市長の市政執行方針で、農村観光都市形成とあります。本年3月、第1回定例会、民主クラブ菊地議員の代表質問にも農村観光都市形成について質問され、答弁としては「農業を軸として都市との交流を推進し、持続可能な観光を目指す。推進はこれに携わる人々、関係団体と連携していく」とあります。そこで質問いたします。1点目、農村観光都市形成に長期滞在型観光への体制、基盤を含めた環境整備をどのように行うのか。2点目、農業と観光業を連携していくとありますが、どのようにされるのか。そして、連携する団体名、事業実施内容。3点目、農村観光都市形成の将来展望、そして、やるだけではだめで、推進することによる経済効果はどう想定しているのか、その目標値の明確化。―38以上、農村観光都市形成について質問を終わります。次に、雇用対策であります。日本の経済状況は、総務省として上向きとしていますが、北海道は依然、停滞状況が続いております。平成18年のデータとして、全国の有効求人倍率は1.04倍であり、北海道は0.6倍と若干前年より上向いているものの、全国の順位としては下から数え4番目であり、依然低水準であります。なぜ北海道は求人が少ないのか。ある経済誌によると、いとも簡単、製造業が少ない原因であると掲載されておりました。大手製造業者は、一度に数百人単位の求人であります。働く方が富良野に就職する、富良野で暮らすことのできる体制づくりが急務であり、幸い、市内企業においては、各関係団体などの連携により、最大の雇用確保に努力されております。人口の減少では、経済が上向くどころか低迷の一途であるし、活気すら出ない状況に向かってしまいます。本市の人口においても、数年前は2万6,000人いたのが、現在は1,000人近く減少、特に若年層の減少が目立っております。これでは、将来の先行き不安、本市全体の経済低迷に陥り、市の財政においても同じこと、節約、節約、働いても働いても給料が下がるのでは世の中は成り立たない。財政の健全化推進はもちろんであるが、人口増対策として、収入の源となる雇用の確保こそが人口流出防止対策につながる。活気あふれるとは何か。それは大勢の市民ということであり、そのために人材育成、地域資源の活用、企業の事業拡大、子供たちの仕事に対する愛着と理解。本州のある自治体では、経済の向上の基本は、働く場の確保による人口増であると言い切る都市もあります。そこで質問いたします。―1点目、現在、本市の経済状況と過去数年の地元での就職の有効求人倍率の推移。2点目、昨年まで3カ年、国の補助事業による市内8団体、通称雇用対策推進協議会の成果、そして、創出された雇用者数、各事業所の参加人数。3点目、今後、循環型経済活性化促進協議会の方向と推進内容。4点目、地元にはない、特に製造業等の企業誘致でありますが、市内企業の育成、発展は大前提でありますが、先日の報道で、道内のある自治体が積極的に企業誘致活動を進めた結果、本州大手製造業の進出決定により、数百人の雇用が確保されたとありました。私たちの富良野は、全国的にも知名度があり、これにあやかって、しかし、地理的に非常に厳しいとは思いますが、市長を先頭にして、製造業などの企業誘致のお考えはないのか、お尋ねをいたします。以上で、私の1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-岡野議員の御質問にお答えいたします。1件目の農村観光都市形成につきましての1点目、観光都市としての環境整備についてでありますが、富良野市内には山岳、森林、田園風景はもとより、一次産業の中心とした農業、林業の体験や文化芸術、学術、スポーツ、また、すぐれた人材など、さまざまな地域資源が存在する観光資源の豊かな地域であります。近年は、見る・買うといった短期観光から、体験や農村生活を楽しむ長期滞在観光への需要が高まっており、これまでも交通アクセスの充実、タイムリーな情報提供、イベントの開催やホスピタリティーの向上などを行ってきたところでありますが、今後とも長期滞在者のニーズにこたえる体制づくりや基盤整備を図ってまいりたいと考えております。2点目の農業と観光との連携策についてで―39ありますが、これまでもファームインを営まれている農業者の取り組み支援に加え、一昨年から、農業体験者を受け入れていただく農業者のネットワーク化を図り、モニターツアー等を開催してきたところでございます。これらのツアーを通じて、農業の大切さをさらに知っていただくとともに、自然や環境の重要性や役割、農作業の楽しさを体験していただくなど、さらに多様なメニュー提供ができる体制を構築してまいります。次に、連携する団体でありますが、農業団体としては、JAふらののファームイン研究会を初めとして、はじめ会やパイオニア会など、意欲ある団体と連携をとってまいりたいと考えております。また、観光業としては、富良野観光協会を中心とした宿泊施設団体や体験観光事業者、NPO法人などとの連携を考えております。また、実施する事業につきましては、農村観光都市形成を目指し実施する事業として、先ほど申し上げました農作業体験などの農業関連メニューに加え、景観形成や自然景観に視点を置いた体験メニュー、さらにはエコや演劇、文化、さらには市民と同じ生活ができる長期滞在者としての滞在環境を整えていきたいと考えているところでございます。3点目の将来展望、目標とする経済効果についてでありますが、昨年実施いたしました観光経済調査等の結果を踏まえ、これらの長期滞在型観光に向けた取り組みとして、本年は、市内各関係機関・団体を交えて、富良野市国内観光振興計画を策定する予定であり、その中で将来展望や目標とする経済効果などを示していきたいと、このように考えております。2件目の雇用対策についてでありますが、その1点目、雇用の状況と有効求人倍率についてでありますが、輸出業を中心に日本国内の景気は徐々に回復傾向にありますが、北海道はいまだ回復にはほど遠い状況にございます。有効求人倍率では、昨年の平均倍率では全―国1.02倍、全道では0.53倍、旭川管内で0.48倍と厳しい中、富良野地区は0.73倍と農業や観光関連企業の努力により、道内平均を上回っているものの、依然厳しい状況にあると認識をいたしているところでございます。2点目の雇用対策促進協議会の成果についてでありますが、本協議会は、新規雇用創出に向け、平成16年度から18年度までの3カ年事業を実施してきたところでございます。事業内容といたしましては、観光関連人材育成や富良野ブランド特産品開発、ニュービジネス、コミュニティービジネス等の人材育成などの事業を展開し、事業参加数は2,363名、新規雇用者として雇用された人材は、平成16年度43名、平成17年度は57名、平成18年度は60名、計160名となっており、一定程度の成果が見られたものと認識をしているところでございます。3点目の雇用に対する循環型経済活性化協議会の推進内容につきましては、本年度は、昨年度に引き続き、団塊の世代を対象としたU・Iターン推進事業及び地域資源を活用した富良野ブランド特産品開発事業の側面支援等を積極的に行ってまいりたいと考えております。また、富良野広域経済活性化協議会を設立し、地域雇用創造推進事業、新パッケージ事業の採択に向け、取り組んでいるところでございます。4点目の製造業等の企業誘致につきましては、雇用確保のためにも働く場の確保は重要なものと考えております。市内への企業進出及び市内事業者の事業拡大を促進するため、昨年12月、富良野市企業振興促進条例を改正し、指定要件を緩和いたしたところでございます。今後とも、本制度を積極的にPRし、広く活用していただくとともに、農業やIT関連産業などの企業誘致の情報収集に取り組んでまいりたいと考えているところでございま―40す。以上であります。

質問 14番 岡野孝則

質問をした順番に行きたいと思います。最初に、環境整備ということで質問させていただきました。その中に短期観光から長期滞在型観光ということで、そして、そのために基盤整備を図ってまいりたいということであります。それで、長期滞在型観光として基盤を整備してまいりたいということなのでありますが、では、これ、もう少し具体的にはどういう内容になっていくのか、この点をお知らせいただければと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

この御質問に対しては、商工観光室長より御答弁をさせていただきます。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。ただいまありました長期滞在型にたえ得る基盤整備とのことでございますが、まず、長期滞在というのは1週間、あるいは1カ月というふうにして、地元の生活を満喫していただくことが原則でございます。その際に、まず発生するのは、住民としての義務、つまりいっときでも生活するわけでありますから、日々の私たちが生活しているようなごみの問題でありますとか、あるいは、冬は除雪の問題でありますとか、そういったもののルールづくりも必要となってまいります。さらに、市民としてのまず楽しむ権利、こういったものも発生してまいります。例えば、一昨日行われました富良野西岳を、市民登山会に参加する権利でありますと―か、こういったもののまずルールづくりでありますとか、そういったものが必要かと存じます。それから、当然、長期滞在となれば、パッケージ旅行とは違いますので、御自分の足で歩いたり、あるいは、交通機関も公共交通機関、バスを利用されたり、あるいはタクシーを利用されることもありましょう。そういった面での交通機関の整備等も必要となってくる。また、長期滞在となれば、ホテル、旅館などでは満足できず、アパートを借りるということも発生するでしょう。そういった居住面でありますとか、交通アクセスでありますとか、それとか市民と一緒に交流できる、あるいは権利と義務を守っていただける、そういった面での基盤・環境整備を図っていく、こういった意味での総合的な対策であります。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

今、御答弁をいただきました。1週間から1カ月程度の受け入れ体制を整えていくということなのでありますが、では、受け入れる事務局というのは、お世話するところというのはどこになるのですか、その点お知らせをいただければと思います。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の再質問にお答えいたします。受け入れる組織というよりも、ふだんの業務の中で、もっと言えば、観光業は観光業の中で長期滞在が発生するわけでありますから、そういった中でのルールづくりであり、基盤整備と考えております。観光する場合は、観光客として観光協会が長期滞在メニューを情報として流したり、あるいは、また市民生活となれば、市民に関与―41するところで流したり、こういったことで総合的な取り組みとなってまいると考えております。

質問 14番 岡野孝則

はい、わかりました。今、環境面でも、そしてルールだとか、そういうことも出てきました。午前中、天日議員からも環境問題というものが出てきたのですが、やはり長期滞在をされるということは、その方々の住まい、そしてごみの問題も全部出てくるのかと思います。それで、環境整備、長期滞在をすることに関する市民の皆さん方のやはり理解も必要なのかなと私は思います。やはり観光者だけが喜んで、市民の皆さん方を度外視したようなそのような長期滞在型という形には、それは受け入れられる問題ではないのかなという気がいたします。その点、市民に対する周知活動、そしてまた協力体制というのはどのようにされていくのか、御質問をいたします。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。市民としての受け入れ体制、確かにそのとおりでありまして、サービスをする市民、サービスを受ける観光客という構図から、これはやはり長期滞在となれば、お互いに、先ほど申したように権利と義務を守っていただく、そのルールづくりが必要だと、このように申し上げました。先ほどの市長の答弁でもございます、将来の展望と目標にかかわる問題として、長期の滞在にたえ得る国内振興計画をつくってまいる、このような市長からの御答弁がございましたが、その中で、単なる観光客としての扱いではなくて、半住民的な扱いとしてのルールづくりをつくっていく、国内観光振興計画の中でそれを明らかにしてまいりたいと考えております。その際には、―市民の方々と一緒に、このルールづくり等も行ってまいりたいと、このように考えております。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

はい、わかりました。市民とともにルールづくりということなのでありますが、これは、ことしの3月の基本の中に出てきたわけなのでありますが、いつごろこういう取り計らいを、ルールづくりというのをしていくのですか、その点お願いします。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。ルールづくりの時期の問題でありますが、今現在、市長が先ほど申しましたとおりに、富良野市観光経済調査、平成18年度に終了いたしました。この結果を踏まえまして、各観光団体、あるいは経済団体等との勉強会をこれから開催することになっております。6月から8月にかけまして実施する予定となっており、その推移を見た上で、9月ごろから具体的な取り組みを開始してまいりたいと、このように考えているところであります。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

はい、わかりました。環境整備についてはそういうことで、了解をいたしました。次に、農業と観光業の連携ということで、基本として、今、御答弁をいただいたわけでありますが、農業と観光業の連携についてということで、どうもそのつながりが、いまいちどのような形でされるかというのが見えてこないのでありますが、農業と観光業の連携策、このことについてもう一度御答弁をいた―42だければと思います。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の農業と観光の連携についてでございます。この関係については、3年前から、農業者と観光業、特にNPOを中心としましたところと社会実験の行動等を実施してまいりました。一つに言えば、ここまでやっと農業者の関係者と観光関連のモデルツアーを組むとか、あるいは具体的な商品としての、これまた、まだ社会実験モデルツアーの段階でありますけれども、ツアーを組めるようになってまいりました。この3年間努力してきた結果がこれであります。ですから、まだまだこういった問題については、もちろん農業者の負荷のかからない、そしてまた、観光業者としても負担のかからない、そういった道を模索する中で進めていく考え方であります。決して大量にいっとき受け入れて、疲労して、もう次から受けられない、こういった農業者との関係づくりではなくて、お互いが持続可能な、農業者があいている時間を利用し、そして観光者にとっても、なるべくお互いの経費が軽減されるような形のツアー等の造成を図ってまいりたいと、このように考えているところであります。

質問 14番 岡野孝則

そういうことで、農業と観光の連携策ということなのでありますが、今、御答弁の中にも、連携する団体としてはJAふらの、ファームイン研究会を初めとして、はじめ会やパイオニア会、意欲ある団体と連携をとっていくという御答弁がありました。その中で、やはりこういう団体の皆さん方と連携をしていくということなのでありますが、対策室でその窓口として持っていくのか、それか、この農村観光の準備室というものを設けるのか、対策室というものを―設けてこんなことをやっていくのか、その点、御答弁お願いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の連携についての窓口的なところをどこでやるのだと、こういう御質問だったと思うのですけれども、私は、行政として、一つの農業と観光の基幹産業をどう融合しながら発展をさせていくかという、こういう観点で、ただいま観光室長から具体的なお話をさせていただいたわけでございますけれども、私は、この問題というのは、それぞれ機関を通じて協議会をつくってやる方法も一つの方法でしょうし、あるいは、観光協会の中にそういう受け皿的なものをもっときちっとして、そして連携をするような機関にするのがいいのか、こういうことも一つ考え合わせながら、これから具体的な形をつくっていく必要性があるのかなと、このように考えております。それはどうしてそういう形になる、今、室長からお話しさせていただきましたけれども段階的に、一遍に来られてもなかなか対応はできないという問題が一つございます。そして現在、富良野に来て長期滞在をしてみたいというのは、やはり何回も富良野を訪れて富良野はいいなと、ここにひとつ定期的に住んでみたいなと、こういう形の方が今現在あるという状況でございますから、これはやはりそういうこともかんがみながら、大量に来ていただくような体制づくりをするということは、私は今の段階では非常に難しい。そういう形の中で徐々にそういう体制づくりをしていくことが、これから農業と観光の融合する中でのまちづくり形成につながっていくのでないかと、このような考え方でおりますので、大量にやるような窓口をするという考えではなく、そういう段階的なことを踏みながら、着実に進める方法をやっていきたいと、このように考えております。

質問 14番 岡野孝則

一遍に行くのではなくて、着実にという御答弁でありました。その中においても、やはり今回の自分の件名として、農村観光都市形成という件名でもありますし、そして市長からのこれは執行方針でありますね。ということでありまして、農村観光都市、富良野はやっぱり純然たる農村都市なのだと。それに観光もあわせていくのだということなのでありますが、やはりこういう事業を実施する中において、富良野市民の皆さん方もこの事業の中にも参加をするのが、これが基本かなというふうにして私は思うのでありますが、その点、市長の考え方を御答弁いただければと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の再質問にお答えをさせていただきます。私の農村観光都市形成というのは、本来、富良野は、それぞれ純農村都市ということで、そういう位置づけの中でまちづくりが進められてきたわけでございますけれども、昭和50年の後半、俗に言う「北の国から」のテレビドラマを契機といたしまして、あるいは、そういう媒体するものの中で、ラベンダーの花を見に来る、あるいは富良野の四季折々における景観を見に来ると、こういう形の中で、一つには、農業の景観を生かした中で観光が生かされてきたと、こういうものが本市にはございます。そういう中で、農業の例えば産物的なものから、それが飛躍的に観光の物産という形の中で広まってきたと、こういう一つがございますし、さらに進んで、それが将来、住んで体験をして、そして、この環境の中で一時的な状況を過ごしてみたいと。また将来、富良野に家を建てて住んでみたいと、こういう状況づくりが今現在起こっていると、こう私は考えてございますので、当然、農村観光都市形成というのは、純農家の―状況ではなく、観光と融合する中でまちづくりを、それは農業で発展を指す、一つは観光産業的なものも含めた中で発展をさせていく、その中で住民はどうその中に対応していくのかという御質問のようでございますけれども、私は、当然それに関連する方々は、企業的に考えれば、御商売につながるようなものをみずからやはり考えていく必要性もございますし、あるいは、媒体としてそういう方々の状況を十分情報を把握しながら、それに対応するような産物をつくっていく、あるいは販売する、あるいは加工する、こういう状況づくりをこれから複合的に考えていく必要性がある、このような考え方で私は進めていくべきであると、これが基本でございます。

質問 14番 岡野孝則

それでは、3点目の将来展望と目標というところに行きたいと思いますが、先ほどの御答弁の中において、富良野市国内観光振興計画を策定する予定であるということでありますが、これについては、いつごろこれはできた団体なのか、振興計画は今年度中に発表する計画なのか。そして、それと同時にもう1点、先ほど市長からの御答弁の中で将来展望、やはり自分にしてみたら、もうちょっとやっぱり明るい姿というのが市長から出てこないかなということなのですが、将来展望について、もう少し熱の入った御答弁いただければと、このように思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

将来展望、目標、こういう経済効果、こういうことをどう考えているのだと、こういう御質問でございますけれども、この国内観光振興計画を策定するということは、それぞれ一つには、その経済調査の結果を見ますと、18年度では観光売り上げで大体301億円の効果があると。波及―44効果としては、全体としてこの率からいくと、前回が292億円ですから、301億円ですから、1.89倍ぐらい経済効果がふえてきていると、こういうことです。もう一つは、雇用の関係で、波及効果の効果額としては、全体の569億円ということですから、前回が470億円ですから、相当、百数十億円ふえてきていると、こういう現況でございます。さらに、雇用人員の関係では、前回が1,822人でございますけれども、今回が3,231人ということですから、約1,400人ぐらいふえてきていると、こういう実態がございますので、そういう状況をとらえながら、観光計画というのをつくってまいりたいと、このように今考えているところでございまして、非常に希望の持てるという状況というのは、それぞれの市町村で私は短期的に振興というよりも、やはり長期にわたった形の中で波及効果が出てくるような、そういうまちづくりが必要でないかと、このように考えております。特に、農業問題というのは、先ほど岡野議員も冒頭でお話ございましたけれども、非常に国内的にも農業というのは厳しい状況にあると。ですから、その農業を乗り越えるような状況づくりがこれから希望の持てるまちづくりの状況になっていくのかなと、こんな感じがいたしておりますので、ただいま申し上げました実績を踏まえた中での計画をつくっていきたいと、このように考えているところでございます。

質問 14番 岡野孝則

農村観光都市形成については、こんな形の中で希望いたしたいと思います。次に、雇用対策について行きたいと思いますが、日本全国の中では、1.02倍の有効求人倍率という形の中で御答弁がありました。全道では0.53倍、そして富良野は0.73倍ということで、大変いい方向に向―いてきているのかなということで、これは歓迎をするところであります。それで、3点目、1点目、2点目についてはこういうことで、3点目の今後の協議会ですか、地域雇用創造推進協議会というのを設立していくということであります。また、富良野広域経済活性化促進協議会ですか、ということなのでありますが、今後、この協議会の中で、どのような推進目標と内容を樹立していくのか、この点、お聞かせをいただければと思います。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。ただいまありました富良野広域経済活性化促進協議会、さらには、その中で地域雇用創造推進事業、いわゆる新パッケージ事業についての御質問かと存じます。この関係につきましては、5月28日、協議会を結成いたしました。1市4町村、つまり富良野圏域の上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村の5市町村で、さらに、そこに属する商工関係者、観光協会、建設業協会等々、23団体で結成したものであります。この中では、地域雇用創造事業、今、国で募集が開始されましたが、これは厚生労働省から提案されております地域提案型の事業でございます。これに現在、応募するべく事前申請を行っているところであります。全国9道府県が雇用不況地域に認定され、その地域に対して新たな雇用を生み出す対策として、厚生労働省からこの事業が提案されました。とにかく、この事業に提案いたしまして、まずは事業の採択になることが先決であります。現在、そういった面で、5市町村が連携して地域の特色を生かした雇用創造事業について今検討しているところでありますので、何とかこの事業の採択に向けて、まずは第一―45歩を踏み出していきたいと、このように考えているところでございます。

質問 14番 岡野孝則

広域の中での促進協議会、大変期待をいたすものであります。それで最後になりましたが、雇用の富良野にはない企業誘致ということで御質問をさせていただきました。今、現在、富良野においても、人口についても2万4千何がしという形の中で、いっときは、四、五年ぐらい前は2万6,000人以上いたのが、やはりこれは富良野には仕事がないということの中で、富良野から札幌、旭川、こういう都会の方に行かれる方というのは結構おられる。この実態がやはり2万5,000人になったのかなという気がいたします。それで、富良野市の将来ということを考えたときに、やはり財政というものは非常に厳しいものがあります。やはりその中で、人口減ほど、その財政が厳しくなることもないし、そして町の活気が出ることもないと思います。それで、市長として、今回質問させていただいたのが、やはり富良野市内にある企業とバッティングしない、例えば自動車関連だとか、こういうような製造業の誘致というのが、やはり一番雇用を促進する、そしてまた定着する、一番最大の近道でなかろうかなという気がするのでありますが、その点について、市長のもう一度御答弁をいただければと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の再質問の中で、企業誘致ということでお話をいただきました。現在、それぞれ北海道の状況を見てみますと、特に自動車産業、IT関係が主体となりまして、苫小牧に非常に進出をしてきていると、こういう状況がございます。それからも―う一つは、自動車産業の関係で、冬季の耐寒に耐えるテストコースということで、トヨタは士別市、日産が陸別というような形で現在ございますけれども、やはりそれは特色があるのですね。冬季においての零下何十度が何日あるとか、そういう条件を満たさないところについては、なかなか企業誘致というのは難しいというのが現実な問題でございます。特に富良野においては、何が企業誘致なのかということになると、やはり私は、観光関連の事業、もしくは農業のそういう生産物を加工するような、そういうものにやはり限定されていくのかなという感じはしないでもないです。しかし、これはあくまでも企業誘致のことですから、先ほど御質問のあったとおり、努力をして見つけていくということを念頭に置かなければならないと考えていますし、当然、企業誘致することによって人口もふえてくるでしょうし、それに定着する方々も関連する事業もふえてくるということは事実であります。しかし、全国1,800ぐらいの市町村がございます。北海道においても現在180ぐらいの市町村がある。それらは皆同じことを考えながらやっている状況でございますから、そういう状況を踏まえた中で、今御質問あったことをもう少しやはり絞った形の中で、適正なやはり富良野に合った、そういう企業誘致を私は進めていくべきでないかと、このように今考えているところで、最善の努力をこれからしてまいりたいと、このように考えているところでございます。

出典:富良野市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月11日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる