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深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日

外国人の受入れ状況

2025年6月17日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「外国人の受入れ状況」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
市長 田中昌幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 大前昭代

次の質問に移ります。外国人材受入れ状況について伺います。北海道の人口減が加速する中で、人口に占める外国人比率が高まっている現状があります。ワインの原料となるブドウや道内一の生産量を誇るサクランボなど、人口3,000人ほどの静かな町、仁木町が主産業とする農業の現場では、収穫期を迎える夏季、外国人の姿が目立つといいます。農業の担い手は、全国的に高齢化が進んでおり、仁木町も同様で、労働力不足を補おうと2004年から外国人材の受入れを進めてきたそうです。現在は栽培管理や収穫に人手が必要な町の名産ミニトマトの農家を中心に、東南アジアなどから年間150人前後を受け入れているそうです。住民基本台帳ネットワークシステムに基づく北海道の集計によると、2024年の仁木町の外国人住民は、収穫期に重なる7月から9月はおよそ230人と町の人口の7%に達したそうです。国立社会保障・人口問題研究所は、2050年の北海道の人口について、現在より100万人以上減る382万人と予測しており、厚生労働省では、北海道の1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率について、2023年の1.06から2024年は1.01へ低下し、過去最低を更新しました。また、道内で去年1年間に生まれた子供は2万2,658人と前の年から1,700人余り減少し、統計を取り始めて以降、最も少なくなり、道内の生産年齢人口の急速な減少は避けられないとしていました。そんな中、人口戦略会議の報告書において、20歳から39歳の女性人口が2050年までに半減すると予測されるかを認定基準とした消滅可能性自治体から、仁木町は脱したのです。脱出の要因は、若年層の外国人材を受け入れているからというわけではありません。仁木産のミニトマトは糖度の高さなどを武器にブランド化が進んだことから、町内では選別作業などの自動化が進み、基幹産業の農業に活力が生まれ、周辺産業も集まっているといいます。また、ブドウの生産地であることから、近年はワイナリーの集積が進み、若年層の日本人の移住者が増え、外国人材の活力を取り込みながら、基幹産業を活性化させ、好循環を生み出し、人口減少を一定程度食い止めている構図になっているようです。激減する生産年齢人口を外国人の転入のみで補うのは現実的ではないと考えますが、地域が強みとする産業を活性化させ、好循環を生み出しながら、人口減にあらがう原動力になってもらうことの重要性はしっかり認識する必要があると思います。先日の新聞に、きたそらち農協青果部共同選果場に特定技能の在留資格を持つ外国人スタッフ4人の受入れを始めたという記事が掲載されました。そこには、きたそらち農協青果課長の「真面目に作業に取り組んでもらっており、易しい日本語や身ぶりを加えてコミュニケーションも取れている」との談話も掲載されていました。日本国籍を持たない外国人が、日本で就労し収入を得るためには、それに応じた在留資格を持たなければならず、2009年に設けられた技能実習や特定技能といった在留資格での受入れが多いと聞きます。産業の中核となる外国人材を育成するために、受け入れる自治体や事業者側も教育や生活面で支援し、人口減という課題に向き合うときなのではないかと考えます。ここで質問の1点目です。令和6年6月、これまで30年近く続いてきた技能移転による国際貢献を目的とする技能実習制度に代わる制度として、育成就労制度が創設されました。育成就労制度の目的は、人手不足分野の人材育成・人材確保であり、令和9年からの施行が見込まれています。この経過措置期間中は、現行の技能実習制度も引き続き利用でき、外国人労働者と受入れ企業が新制度に徐々に適応できるよう配慮されているようです。このような制度転換期に本市における外国人材の状況はどのようになっているのでしょうか。外国人材の雇用形態、業種、人数など把握されている現状を伺います。質問の2点目。今年、きたそらち農協では、この農繁期に外国人スタッフ4人を受け入れていますが、農業分野においても資金の助成や補助だけでなく様々な支援ができるのではないかと思います。農業分野における外国人材の受入れに対する支援の考えについて伺います。

答弁 市長 田中昌幸

外国人の受入れ状況について順次お答えいたします。1点目の本市の外国人材雇用形態等の現状であります。本市では、外国人労働者の雇用状況について、労働基本調査により把握に努めております。最新の令和5年度の調査結果によりますと、市内266事業所から回答があり、外国人労働者数の総数は44人でありました。また、雇用形態別の内訳は、技能実習生9人、留学生5人、特定活動1人、特定技能29人となっており、業種別では建設業、製造業、卸小売業、医療・介護を含むサービス業などでの雇用が見られ、外国人労働者を受け入れる事業所は近年増加傾向にあると把握しております。また、出入国在留管理庁の統計によれば、令和6年6月末時点で本市に在留する外国人の数が144人と公表されていることからも、外国人労働者が増加していることを裏づけております。議員の質問にありますように、現在、技能実習制度から人材育成及び人材確保を目的とする育成就労制度への移行期間に当たっておりまして、制度の変革に伴い、外国人材がさらに増加する可能性を踏まえ、本市といたしましては、今後も労働基本調査を通じて外国人材の状況把握に努めてまいります。2点目、農業分野における外国人材受入れに対する支援の考えであります。大前議員からの質問のとおり、きたそらち農業協同組合では、人材不足の解消と安定した出荷体制の維持を目的として、本年5月から半年間、農繁期に合わせて青果部で特定技能の外国人スタッフ4人を初めて受け入れられています。きたそらち農協からは、今回の受入れが初の試みであり、検証的な意味合いもあると伺っておりまして、現時点では市に対して特段の支援要請はございませんが、新しい労働力の確保は地域産業の維持にとって大変重要であると認識しておりますことから、農業分野において今後何らかの支援の要請があった場合には、迅速かつ柔軟に可能な対応に努めてまいります。

出典:深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる