深川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日
会計年度任用職員の雇用待遇改善
2024年12月9日、深川市議会の一般質問で、伊藤美恵子議員が「会計年度任用職員の雇用待遇改善」について質問し、企画総務部長 佐藤秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤美恵子 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 佐藤秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 伊藤美恵子
最後の質問に入らせていただきます。会計年度任用職員の雇用待遇改善についてです。1年以内の任期で働く地方自治体の非正規職員、会計年度任用職員については、一定年数ごとに採用の公募をして、試験を行っており、非常に不安定な雇用形態となっています。会計年度任用職員数は全国で66万2,000人、道内では3万人、深川市においては市役所本庁舎に勤務する方が約90人となっております。事務職に加え、看護師、ケアマネジャー、相談員などの専門職も含まれています。会計年度任用職員の制度が始まった2020年以降、各自治体では国が当初目安として示したマニュアルに沿って、試験なしでの再任用を2回までとし、3回目は試験に合格すれば任用する3年公募を行っている自治体が多く、道内35市中、29市が一定年数ごとに公募を行っています。非正規公務員の問題に詳しい北海学園大学の川村教授は、「会計年度任用職員の公募は、事業や就労の実態に合っていない。むしろ有害である」と述べており、合理的な理由のない公募はしないよう求めています。既に働いている職員に対して、自らの働く能力を公募により再度証明するよう求める行為は、雇用継続に不安を抱かせ、働く方の尊厳や就労意欲をそぐものとなっています。自治体としても、人手不足の中、公募に関する業務に時間やコストを割かれることになりますし、公募しても経験や能力のある会計年度任用職員が高い評価を得て、継続任用され、新規の人の応募が結果的に無駄になってしまうケースもあると思われます。会計年度任用職員の立場から考えると、経験を積んで、これからというときに雇い止めに遭い、公募によって自分のポストを一緒に働く仲間と競わなければならないというつらい制度にもなっています。道内では、小樽市や滝川市など6市が公募を行わず、毎年度の人事評価により雇用を継続しています。また、専門職などについては公募しない自治体も4市あり、地域の実情に合わせた任用がなされています。本市にあっても、公共サービスの重要な担い手である会計年度任用職員の雇用の安定、待遇改善が必要であると考えますので、2点について質問させていただきます。質問の1点目、本市の会計年度任用職員の職種別の人数と、3年ごとの一斉公募の実態についてお伺いします。質問の2点目、雇用継続に不安を抱かせる3年ごとの雇い止めと公募による任用制度は廃止すべきと考えますが、市の見解をお伺いします。
答弁 企画総務部長 佐藤秀樹
会計年度任用職員の雇用待遇改善についてお答えいたします。初めに、1点目の本市の会計年度任用職員の職種別の人数についてであります。本年12月1日現在の本市会計年度任用職員の人数は、市役所で136人、市立病院で72人、合計で208人の任用となっているところであります。その内訳といたしましては、市役所は、一般事務職と専門員などが106人、保健師や栄養士などの資格を必要とする専門職が12人、地域おこし協力隊員が18人、市立病院につきましては、外来や病棟なども含めた事務職が41人、医療技術職や看護師などの資格を必要とする専門職が31人といった状況でございます。また、3年ごとの一斉公募の実態についてでありますが、地方公務員法及び地方自治法の改正により新設された会計年度任用職員制度は令和2年に施行され、本市においても、臨時職員・非常勤職員から会計年度任用職員制度に移行した令和2年と、その3年後の令和5年に公募を行ったところであります。次に、2点目の3年ごとの雇い止めと公募による任用制度の廃止についてであります。会計年度任用職員の公募については、総務省が定めている、会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルにより行っているところでありますが、本年6月28日に人事院から発出された局長通知において、「公募によらない再採用の上限回数を連続2回までとするよう努めることとする」の記載がいわゆる公募3年要件と認識されておりまして、その3年が任期のようになり、高い適性を有する人材が3年を区切りに公務外に流出するなどの弊害が生じていたことなどに鑑み、それぞれの人材確保の実情に応じた方法で柔軟に採用を行うことを可能とするよう、公募によらない再採用の上限回数に係る記載が削除されたところであり、これを踏まえ、総務省のマニュアルも同様に改正されましたことから、本市におきましても国の方針に準じて、公募の実施の見直しについて検討してまいります。