深川市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月10日
国の総合経済対策における市の対応
2025年12月10日、深川市議会の一般質問で、伊藤美恵子議員が「国の総合経済対策における市の対応」について質問し、副市長 宮森栄治が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤美恵子 議員
- 答弁者
- 副市長 宮森栄治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 伊藤美恵子
最後の質問に移らせていただきます。国の総合経済対策について、市の対応についてお伺いしたいと思います。11月21日、高市内閣は、物価高などに対応する経済対策を閣議決定しました。財源となる補正予算の規模は18兆3,034億円となり、そのうち11兆7,000億円は国債を追加発行して予算を確保するとしています。高市首相は、経済成長と財政の健全化を両立させると説明されておりますが、市場では財政悪化への懸念が広がっています。今回の経済対策には、物価高に直面する家計や企業への支援策が盛り込まれています。地域のニーズに応じたきめ細かい物価高対応として、重点支援地方交付金の拡充が予定されており、生活者や事業者への直接的な支援につながるものと期待するところです。東京都では、この交付金を活用して、今年1月から来年3月までに子供が生まれた家庭に3万円を支給する事業を行うとのことです。また、物価高対策として、スマートフォン向けの東京都公式アプリをマイナンバーカードで本人認証した都民に1人当たり1万1,000円のポイントを付与するキャンペーンを実施するとしています。国の補正予算は12月中の成立を目指していますので、各自治体の補正予算の手続や交付に係る事務作業は年明けになるものと思われます。物価高にあえいでいるのは住民の皆さんだけではありません。輸入原料の価格高騰や人件費の高騰で、飲食店の経営に大きな影響を及ぼしています。帝国データバンクが7月に公表した調査結果では、2025年上半期の飲食店の倒産は前年同期を上回り、過去最多を更新しています。本市の飲食店も、厳しい経営状況が続いていると推察いたします。新型コロナウイルス感染症の対応では、飲食店への支援がなされましたが、急激な物価高にあえぐ飲食店の皆さんへの支援を行い、町なかの活性化につなげることも必要ではないかと感じているところです。ここで質問させていただきます。1点目、重点支援地方交付金について、地域のニーズに応じた対応が求められていますが、現時点での本市の考えをお伺いします。また、少しでも早く市民の皆さんに届けるためには早めの準備が必要と考えますが、今後のスケジュールについてもお伺いします。2点目、2022年度の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業では、飲食店を利用するグループに対して支援金を助成し、町なかのにぎわい創出を推進する事業を行っていましたが、今回の経済対策の一環で同様の取組ができないかお伺いします。
答弁 副市長 宮森栄治
国の総合経済対策における市の対応についてお答えいたします。1点目の、重点支援地方交付金活用の市の考えとスケジュールについてでございますが、政府は11月の閣議で、総額約21兆3,000億円規模の強い経済を実現する総合経済対策を決定し、その中で、物価高騰の影響を受ける生活者や事業者を支援するための施策として、重点支援地方交付金の拡充を2兆円とする方針を盛り込んだところです。その重点支援地方交付金につきましては、国が掲げる推奨事業メニューの中から地方自治体が選定した事業に活用できるものですけれども、今回はその中で、食料品の物価高騰に対する特別加算として、1人当たり3,000円、4人家族であれば1万2,000円の支援を、お米券や電子クーポン、現金などの方法により実施することが地方自治体の必須項目とされておりまして、本市といたしましても優先的に取り組む必要があると考え、準備を進めているところです。このほか、中小企業・小規模事業者の賃上げ環境整備や省エネ投資支援など、事業者向けの新たなメニューも追加されているところです。そこで、本市の対応についてですが、現時点で国から重点支援地方交付金の具体的な金額が示されていないため、事業内容を申し上げることはできませんが、今後の国からの通知に基づき、施策の優先順位などを勘案しながら、生活者や事業者の負担軽減につながる事業を検討してまいりたいと考えております。また、スケジュールにつきましては、国は年内での予算化を目指しており、本市としましても、国からの情報がある程度確定した段階で速やかに対応できるよう準備を進めているところです。次に、2点目の飲食店の支援についてでございますが、市ではコロナ禍におきまして、国の地方創生臨時交付金を活用し、飲食店を利用するグループへの助成事業を通じ飲食店を支援してきたところでございます。その後、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行し、飲食店の状況も徐々に改善の方向に向かっていたところですが、近年の原材料価格の高騰や人件費の上昇などを背景に、飲食店が再び厳しい経営環境に置かれていることは、伊藤議員と同様の認識にございます。一方で、物価高騰の影響は、飲食店のみならず他の事業や産業、そして市民の皆さんの生活に及んでおり、コロナ禍のときとは影響の範囲が少し異なっているところでもございます。こうしたことも念頭に置きながら、重点支援地方交付金の具体的な金額が示された段階で、飲食店の支援事業を含めまして、交付金の活用が考えられる事業の緊急度や効果などを比較検討し、限られた交付金の中で物価高騰対策としてより有効な事業を選定してまいりたいと考えております。